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** [http://www.tag.co.jp/tokyo/feature/graduate_comic.html 卒業生メッセージ:漫画『あしめし』作者[葛西りいち]]
** [http://www.tag.co.jp/tokyo/feature/graduate_comic.html 卒業生メッセージ:漫画『あしめし』作者[葛西りいち]]
* [http://spi-net.jp/spi/inspi_diary/henshubu_sakka.htm 週刊&月刊!スピリッツの編集ブログ] 当初、「あしめし」の編集者日誌」として、持ち込み時から葛西を担当する小学館編集者K氏によるブログとしてスタートした。2009年10月現在、K氏他数名の編集者によって更新されている模様。
* [http://spi-net.jp/spi/inspi_diary/henshubu_sakka.htm 週刊&月刊!スピリッツの編集ブログ] 当初、「あしめし」の編集者日誌」として、持ち込み時から葛西を担当する小学館編集者K氏によるブログとしてスタートした。2009年10月現在、K氏他数名の編集者によって更新されている模様。
* 「バイヅケ!」対戦ビデオ([[http://www.youtube.com/watch?v=8FHxMPBlxmE 1-1]]、[[http://www.youtube.com/watch?v=fWGH6-lvd2k 1-2]]、[[http://www.youtube.com/watch?v=Uj7bE5gTmvA 1-3]])
* 「バイヅケ!」対戦ビデオ([http://www.youtube.com/watch?v=8FHxMPBlxmE 1-1]、[http://www.youtube.com/watch?v=fWGH6-lvd2k 1-2]、[http://www.youtube.com/watch?v=Uj7bE5gTmvA 1-3])


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2016年11月15日 (火) 15:51時点における版

葛西 りいち(かさい りいち、1983年 - )は、日本漫画家千葉県[1]出身。女性。代表作は『あしめし』(小学館、2009年)。

略歴

デビューまでの下積み

春日部共栄高校[2]卒業後、漫画家を志望して東京アニメーター学院漫画科に進学し[3]、在学中から各出版社への持ち込みを始めた。もともと青年誌でのストーリー漫画掲載を目指しており、卒業制作作品を各社に持ち込んだところ、小学館の編集者K氏の勧めにより同社の新人賞に応募することになり、奨励賞を受賞した。受賞後、そのままK氏が担当編集者について執筆を続け、同社の新人賞への応募を繰り返すもののなかなかデビューには至らなかった。そのためいったんはK氏とも音信不通の状態になってしまった[4]

ただ、この間、同じくK氏の勧めによって漫画制作のノウハウ等の学習のため、漫画家アシスタント(アシ)として勤務を始めており、漫画の現場には関わり続けていた。彼女のそうしたアシ中心の活動に変化をもたらしたのはブログの執筆であった。すなわち、2008年より、アシ経験をエッセイ漫画形式にまとめたブログ「アシでメシが食えんのか(あしめしweb)」の連載を開始し、徐々にアクセス数を増やした[5]。このブログによって、彼女は再び漫画家としてのデビューの道に戻るきっかけをつかむことになった。

デビューとエッセイ漫画を中心とした活動

ブログでの経験と成功をもとに持ち込みを再開したところ、竹書房でのエッセイ漫画掲載が決定し、2008年10月、「夢見ぬお年頃」[6]によって(ストーリー漫画ではないものの)プロデビューを果たした。その後、同じ雑誌で「漫画家アシスタントで成金になれるか!?(あしなり)」の連載を始めた。同社以外にも「あしめしweb」を見たK氏(前出)の勧めにより、2009年4月、もともと奨励賞を受賞した小学館から『あしめし』が単行本化されて刊行された[7]。同書は好評につき、2009年9月、続刊『あしめし つう』も発売された。この頃同じく小学館より創刊された『月刊!スピリッツ』でも創刊号(2009年10月号)からの連載を獲得し、実在する「あしめし」メンバーを中心に創作キャラを加えたエッセイ風のギャグ漫画「そんなんだからおまえらは。」を執筆した。

このように、エッセイを中心に一部創作を織り込む形での漫画執筆の場を広げているが、エッセイ漫画に留まらず、ストーリー漫画を書きたいという気持ちを持ち続けているようで、そのためのアプローチを断続的に行っていた。その努力が実を結び、2009年11月には『ヤングキング』に「乙女心でつっぱしれ!」を発表した[8]。こうしてついに、漫画家志望当初よりの願望であった青年誌ストーリー漫画でのデビューを果たすことに成功した[9]。 一時は(前述のK氏の小学館とはライバル関係ではあるが)出版大手である講談社の『イブニング』誌でエッセイ漫画「ヨメキン ヨメとド近眼」の連載をしていたこともある。

主な作品

エピソード

  • 渋めの中年男性が興味の対象とのこと[10]。特に『機動警察パトレイバー』の後藤喜一の大ファンであり、彼をもとにした同人作品を数多く制作している。こうした縁から、『あしめし つう』の帯をゆうきまさみが執筆している[11]
  • 同じくアシスタント仲間である交際相手(ニックネーム、ド近眼)と、約8年の交際を経て2009年に結婚[12]。『イブニング』連載のエッセイ漫画「ヨメキン ヨメとド近眼」では、彼との日常が描かれている。

脚注

  1. ^ 「あしめしweb」154話
  2. ^ 「あしめしweb」2009-11-26プロ野球選手中里篤史と1年生の時同級生。
  3. ^ 『あしめし』102頁、「アシでメシが食えんのか(あしめしweb)」中自己紹介。
  4. ^ 『あしめし つう』34-37頁。『週刊ビッグコミックスピリッツ』2009年31号、332頁。『あしめし』102頁など。
  5. ^ 『あしめし つう』93-95頁。
  6. ^ 『本当にあったゆかいな話DX』竹書房、2008年11月号。
  7. ^ 『あしめし つう』86-90、96-97頁。
  8. ^ 『ヤングキング』24号、少年画報社、2009年。
  9. ^ 「あしめしweb」2009-11-10同2009-11-13同2009-11-21
  10. ^ 「あしめしweb」154話
  11. ^ 『あしめし』100頁、『あしめし つう』6頁など。『あしめし つう』帯、「あしめしweb」185話
  12. ^ 『あしめし つう』69-80頁に結婚から新居を構えるまでの様子が描かれている。

外部リンク