コンテンツにスキップ

「Cocco」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:ポップ歌手のカテゴリ修正依頼 - log
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:ポップ歌手のカテゴリ修正依頼 - log
335行目: 335行目:


{{DEFAULTSORT:こつこ}}
{{DEFAULTSORT:こつこ}}
[[Category:日本のシンガーソングライター]]
[[Category:日本の女性シンガーソングライター]]
[[Category:日本のポップ歌手]]
[[Category:日本の女性ポップ歌手]]
[[Category:日本のオルタナティヴ・ロック・ミュージシャン]]
[[Category:日本のオルタナティヴ・ロック・ミュージシャン]]
[[Category:ビクターエンタテインメントのアーティスト]]
[[Category:ビクターエンタテインメントのアーティスト]]

2016年11月10日 (木) 14:47時点における版

Cocco
生誕 (1977-01-19) 1977年1月19日(47歳)
出身地 日本の旗 日本沖縄県那覇市
学歴 沖縄県立開邦高等学校
ジャンル J-POP
オルタナティブ・ロック
職業 シンガーソングライター
活動期間 1996年2001年
2006年
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
共同作業者 根岸孝旨
長田進
堀江博久
公式サイト Cocco Official Site

Cocco(こっこ、1977年1月19日 - )は、日本の女性シンガーソングライター絵本作家沖縄県立開邦高等学校芸術科美術コース卒業。沖縄県那覇市出身。SPEEDSTAR RECORDS所属。血液型O型。愛称はコッキーあっちゃんコウ

概要

1996年、「Cocko」の名義でインディーズデビュー。翌年、シングル「カウントダウン」でメジャーデビューし、現在の「Cocco」に改名。4枚のアルバムをリリース後、2001年4月20日にテレビ朝日系「ミュージックステーション」の出演を最後に、音楽活動を休止。

2002年、絵本「南の島の星の砂」で絵本作家としてデビュー。2003年8月15日、「ゴミゼロ大作戦 vol.0〜正しい海への道のり ラブレンジャー参上〜もしも歌が届いたら 海のゴミを拾ってねの巻」と題し、沖縄県那覇市那覇中学校の校庭にて、那覇中学校吹奏楽部、ボランティアメンバーらと、10分足らずの演奏会を開く。沖縄の海の清掃などの活動を行う。

2004年、尾崎豊トリビュート・アルバム"BLUE" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI」に「ダンスホール」で参加。活動休止後最初の歌手活動となる。同年、くるり岸田繁らと共にバンド「SINGER SONGER」を結成し、2005年にシングルとアルバムをリリースした。

2006年、シングル「音速パンチ」で音楽活動を実質的に再開する。2007年に『きらきら』を発売した後、イギリスで暮らし始め、大学に通い、写真の勉強をしていた[1]

2009年、雑誌「papyrus」に、拒食症自傷行為のことを語る[2][3]。2010年、初セルフプロデュースのアルバム『エメラルド』をリリース。

歌手活動の一方で、新聞や雑誌で連載を開始し、写真展と作品展も開催する。2008年12月には自身初のドキュメンタリー映画『大丈夫であるように -Cocco 終らない旅‐』が公開された。2010年に長編小説『ポロメリア』を発表。同年、映像作家陣とCoccoによる制作費0円の自主制作映像作品「Inspired movies」が公開された。

Dr.StrangeLove根岸孝旨長田進などがサポートメンバーになることが多く、ほとんどの曲はCocco本人の作詞作曲だが、一部はDrStrangeLoveや他の作曲家の作曲もある。例えば代表曲「強く儚い者たち」の作曲者は柴草玲、そのほかにも成田忍松本二郎などが作曲を担当しているなど、初期は他の作曲家から曲の提供を受けることも多かった。

2011年、塚本晋也監督の映画『KOTOKO』に初主演を果たし、同作品では企画・原案・美術・音楽にも携わった[4]

2014年1月、OFFICE SHIKA x Cocco『ジルゼの事情』で舞台初主演を果たす。初演の好評を受け、9月18日よりサンシャイン劇場にて規模を拡大して再演[5]

人物・エピソード

  • プロのバレリーナになることを目指してバレエオーディションを多数受けていた。姉が読んでいた雑誌にビクターの音楽新人オーディションの案内が載っており、「賞金によってバレエオーディション会場への旅費を稼げる」ことと、「東京での音楽オーディション二次審査になれば旅費が支給されるため、ついでにバレエオーディションを受けてこられる」ことから、応募をした。そのオーディションでは入賞はしなかったが、「印象が強かった」とのことでビクタースタッフにより後日スカウトされた[6]
  • 一児の母で、祖父は沖縄芝居役者の真喜志康忠。ドキュメンタリー映画『大丈夫であるように -Cocco 終らない旅‐』の中で、二人について語っている。
  • フィギュアスケートの大ファンで、伊藤みどりを大リスペクトしている[7]
  • デビュー当時は楽譜すら読めず、自分の考えをプロデューサーなどに伝えるために絵などを持ち込んでイメージを伝えていたという[8]

ディスコグラフィー

CDシングル

序数 公開日 題名 備考
1 1996年11月21日 COCKO
  • 「Cocko」の名義でのインディーズシングル。
  • 石田ショーキチが演出。
  • 国内の流通元から公開されたピンクのものと海外の流通元から公開された白黒写真を使用したものの2種類のジャケットが存在する。内容は同一であるが、輸入盤は1曲目と3曲目が入れ替わっている。
  • 現在は共に廃盤。
収録曲 作詞 作曲
首。 こっこ 柴草玲
眠れる森の王子様〜春・夏・秋・冬〜 こっこ 根岸孝旨
SING A SONG〜NO MUSIC、NO LIFE〜 こっこ こっこ
2 1997年3月21日 カウントダウン
3 1997年11月21日 強く儚い者たち
4 1998年3月21日 Raining
5 1998年10月7日 雲路の果て
6 1999年4月14日 樹海の糸
7 1999年10月14日 ポロメリア ポロメリアとはハワイに咲いているキョウチクトウ科の白い花をつける植物で、別名「プルメリア」のこと。本人が「ポロメリア」と聞き間違えて覚えていたことに由来する[要出典]
8 2000年4月26日 水鏡
9 2000年6月28日 けもの道
10 2000年7月26日 星に願いを
11 2001年2月21日 羽根〜lay down my arms〜
12 2001年4月18日 焼け野が原
12 2004年8月15日 ガーネット/セレストブルー 絵本「南の島の恋の歌」購入者のみ購入可。
13 2006年2月22日 音速パンチ
14 2006年5月24日 陽の照りながら雨の降る
15 2007年9月15日(沖縄限定版)
2007年11月21日(日本全国版)
ジュゴンの見える丘
16 2009年9月16日 こっこさんの台所CD
17 2010年6月9日 ニライカナイ
18 2014年11月26日 CoccoシングルCD スペシャルパンチ 東日本大震災復興支援第2弾のチャリティ・シングル。

デジタルシングル

配信日 タイトル 販売形態
2013年10月23日 東京ドリーム デジタル・ダウンロード着うた着うたフル
2013年12月18日 キラ星 デジタル・ダウンロード(着うた、着うたフル)
2014年7月30日 ドロリーナ・ジルゼ デジタル・ダウンロード(着うた、着うたフル)

アルバム

序数 公開日 題名
1 1997年5月21日 ブーゲンビリア
2 1998年5月13日 クムイウタ
3 2000年6月14日 ラプンツェル
4 2001年4月18日 サングローズ
5 2006年6月21日 ザンサイアン
6 2007年7月25日 きらきら
7 2010年8月11日 エメラルド
8 2014年10月8日 プランC
9 2016年8月24日 アダンバレエ

ミニアルバム

序数 公開日 題名
1 2014年3月12日 パ・ド・ブレ

ベストアルバム

序数 公開日 題名
1 2001年9月5日 ベスト+裏ベスト+未発表曲集
2 2011年8月15日 ザ・ベスト盤

ビデオ

公開日 題名 備考
2001年2月21日(VHS版)
2007年11月21日(DVD版)
風化風葬 シングルCD「風化風葬」が付いている。
2001年9月5日 お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集
2003年12月24日 Heaven's hell
2008年3月26日 きらきら Live Tour 2007/2008 〜Final at 日本武道館 2 Days
2009年11月18日 大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-
2011年4月13日 エメラルド Tour 2010
2011年6月8日 Cocco Inspired movies
2011年12月21日 ザ・ベストクリップ集
2013年8月15日 ザ・ベスト盤ライブ〜2011.10.7

参加作品

公開日 曲名 収録された作品
2004年3月24日 ダンスホール "BLUE" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』(複数の音楽家による共作)
2006年12月13日 渚のバルコニー Jewel Songs 〜Seiko Matsuda Tribute & Covers〜』(複数の音楽家による共作)
2009年5月13日 My Dear Friend feat. Cocco Thank You For Being A Friend e.p.』(Curly Giraffe
2009年10月21日 Stand feat. Cocco Thank You For Being A Friend』(Curly Giraffe
2009年10月21日 Tricky Adult feat. Cocco Thank You For Being A Friend』(Curly Giraffe
2011年1月12日 月と専制君主 -Boys & Girls version- [9] 『月と専制君主』(佐野元春
2011年3月2日 オジー自慢のオリオンビール BEGIN 20th ANNIVERSARY SPECIAL TRIBUTE ALBUM』(複数の音楽家による共作)
2011年4月20日 バナナ追分 HoSoNoVa』(細野晴臣
2014年10月8日 SAYONARA DOLL 800TRIBUTE –champloo is the BEST!!-』(複数の音楽家による共作)
2016年3月26日 何もなかったように 『bride -wedding scores for rip van winkle-』(桑野まこ)

楽曲提供

公開日 曲名 提供先 提供物
2009年2月4日 群青の谷 群青の谷」(alan 詞、曲
2011年11月23日 Honey Brand New Days」(玉城千春

タイアップ

曲名 タイアップ
強く儚い者たち 日本航空「JALハワイ・キャンペーン」
Raining 式日』(徳間書店
羽根〜lay down my arms〜 回路』(東宝
ひよこぶたのテーマ PART2。 みんなのうた』(NHK
blue bird ヴィタール』(ゼアリズエンタープライズ)
今日までそして明日から[10] 飛び出せ!定年』(NHK)
甘い香り 遠くの空に消えた』(ギャガ・コミュニケーションズ
ハレヒレホ ど〜する?地球のあした』」(NHK)
ジュゴンの見える丘 『人魚の棲む海〜ジュゴンと生きる沖縄の人々〜』(テレビ朝日
ニライカナイ JAPAN COUNTDOWN』(テレビ東京
Green Monday』(TOKYO FM[11]
やぎの散歩 『やぎの冒険』(シュガートレイン=東京テアトル
十三夜 OCS「沖縄への感謝 海・珊瑚篇」
ドロリーナ・ジルゼ 舞台『ジルゼの事情』挿入歌
snowing 最後の命』(ティ・ジョイ
コスモロジー リップヴァンウィンクルの花嫁』(東映)主題歌
何もなかったように 『リップヴァンウィンクルの花嫁』(東映)挿入歌
樹海の糸 運命に、似た恋』(NHK)主題歌 [12]

出版物

公開日 題名 出版社
2002年9月27日 南の島の星の砂 河出書房新社
2004年8月15日 南の島の恋の歌 河出書房新社
2006年12月21日 8.15 OKINAWA Cocco NHK出版
2007年8月15日 想い事。 毎日新聞社
2008年12月5日 大丈夫であるように -Cocco 終らない旅- ポプラ社
2009年8月15日 こっこさんの台所 幻冬舎
2010年5月26日 ポロメリア 幻冬舎
2013年10月25日 東京ドリーム ミシマ社

出演

連載

  • 想い事。(2006年4月〜2007年3月、毎日新聞
  • こっこさんの台所。(2008年4月〜2009年2月、papyrus)
  • こっこタイム。(沖縄タイムス

ラジオ

  • 観光立県オキナワ〜美(ちゅ)ら島 その未来〜(2005年、FM沖縄)
  • BEAT ON THE RADIO(2007年、FM802)

テレビ

  • 人魚の棲む海〜ジュゴンと生きる沖縄の人々〜(2007年、テレビ朝日) - ナレーション
  • 琉神マブヤー2(2010年、琉球放送) - 森の妖精キジムコン 役(第5話ゲスト)
  • 琉神マブヤー3(2011年、琉球放送) - 森の妖精キジムコン 役(第2・10・13話ゲスト)

映画

舞台

  • OFFICE SHIKA x Cocco『ジルゼの事情』 - 汁是優子 役 *主演

CM

関連項目

脚注

  1. ^ Cocco、創作とは何か、そして生きることとは何かを語る、RO69、2010年7月13日。
  2. ^ Cocco雑誌インタビューで拒食との闘いを赤裸々に語るナタリー、2009年8月28日。
  3. ^ Cocco拒食症、自傷など語る、日刊スポーツ、2009年8月28日。
  4. ^ 映画『KOTOKO』>CAST - Cocco
  5. ^ “Cocco「ジルゼの事情」規模拡大して再演中”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2014年9月19日). http://natalie.mu/music/news/126482 2014年12月24日閲覧。 
  6. ^ bridge VOL.49
  7. ^ papyrus 2009年10月号
  8. ^ 『Coccoを愛した人達へ 孤高の歌姫の軌跡』(テレビ朝日系で2001年8月18日に放送されたドキュメンタリー番組)
  9. ^ アルバム収録曲の別バージョンとして、iTunes Storeのみ配信限定で公開された。
  10. ^ 吉田拓郎の曲のカバー。2015年2月現在CD化されていない。
  11. ^ 2010年6月提供
  12. ^ “Cocco「樹海の糸」が原田知世×斎藤工ラブストーリー彩る”. 音楽ナタリー. (2016年8月12日). http://natalie.mu/music/news/197956 2016年8月12日閲覧。 
  13. ^ Coccoが伝える沖縄の今 米軍基地問題に迫ったドキュメンタリー「戦場ぬ止み」予告”. 映画.com (52015-05-13). 2015年5月13日閲覧。
  14. ^ 岩井俊二×黒木華「リップヴァンウィンクルの花嫁」、綾野剛やCoccoらも出演”. 映画ナタリー (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
  15. ^ 19歳の仲村颯悟5年ぶり新作、沖縄の今を切り取る「人魚に会える日。」2月公開”. 映画ナタリー (2015年10月14日). 2015年10月14日閲覧。

外部リンク