「花代 (写真家)」の版間の差分
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2016年11月10日 (木) 14:30時点における版
花代(はなよ、本名:中島 花代(なかじま はなよ)、1970年 - )は、写真家・現代美術・音楽家。ドイツ・東京都在住。ギャラリー小柳所属。ドイツ人の夫との間にモデル・女優である娘の点子がいる。
略歴
大学中退後、向島で半玉(芸者の卵)修業を開始。そのエピソードはロンドンの『The Face』誌の表紙を飾り、ジャン=ポール・ゴルチエなどのモデルとしても活躍する。
日本では一時TV、舞台などに出演、さらに歌手としてソロ活動のほか、多彩なコラボレーションも展開。秋田昌美、Kai Althoff、MayoThompson、TerreThaemlitz、daisychainsaw、Panacea、中原昌也ほか、近年では、JonathanBeplerやtony conradと舞台音楽で共演したり、Bernhard Willhelmのショウでライブパフォーマンス、そしてJürgen Paapeとカバーしたjoe le taxiはSoulwaxの2ManyDjsに使われ大ヒットした。
1997年、イギリスのオルタナティヴ・ロックバンドヴァピッドリー(Vapid Dolly)に加入。
ドイツではChristoph Schlingensiefの舞台や映画に多数出演していた。並行して13歳の時から同じカメラで自身の日常を幻想的な色彩で切り取る写真を撮り続けており、またこうした要素にコラージュ、パフォーマンス、音楽、立体表現を加えたインスタレーションを発表している。
ファッションデザイナーagnès b.は花代の作品集を作ったりショーのモデルや音楽に使うなど大ファンである。1996年にタカイシイでの彼女の個展に訪れた森山大道は「初めて人の写真に嫉妬した」と言う。
写真集
- 1996 - 『ハナヨメ』(寄稿:飯沢耕太郎、秋田昌美)(新潮社)ISBN 4106024209
- 2000 - 『ドリームムムム…ブック』(リトルモア)ISBN 4898150349
- 2004 - 『hanayo』(寄稿:椹木野衣、三木あきこ、Jérome Sans)(Galerie du Jour agnés b., 河出書房新社)ISBN 4309905404
- 2008 - 『MAGMA』(赤々舎)ISBN 4903545253
- 2010 - 『よなは』(天然文庫)
- 2010 - 『花代写真帖 物理的心霊現象のメカニズム』(パラボリカ・ビス)ISBN 97849029164C0070
- 2010 - 『COLPOESNE』(ユトレヒト)ISBN 9784904479322
書籍
- 小さな芸者さん!お酌チャンNo.1! ISBN 4889912592
作品集
- 1995 - 『真っ赤なしずく』(三宅純メディアレモアス)
- 1996 - 『サヨナララ』(メディアレモアス)Black Dogs & Hair Stylisticsプロデュース
- 1997 - 『Vapid Dolly-Queen of Suede Psycho』(Sony Epic)
- 1999 - 『Hanayo in Panacea』(Mille Plateaux)
- 2000 - 『Gift/献上』(DHR Geist)
- 2002 - 『Joe le Taxi』(Universal)
- 2009 - 『wooden veil』(Dekorder)
主な個展
- 1996 - 展覧会(Taka Ishii Gallery、東京)オープニングアクト:ロマンチカ、音楽:秋田昌美
- 2000 - 『花代展 ウツシ ユメクニ』(パルコギャラリー、東京)
- 2000 - 『ハナシャンブル 子供のための冬の遊び場』(クンスト・ヴェルケ、ベルリン)
- 2002 - 展覧会(ギャラリー小柳、東京)
- 2002 - 『花代展』(パレ・ド・トーキョー、パリ)
- 2003 - 展覧会(agnès b.'s LIBRAIRIE GALERIE、香港)
- 2003 - 展覧会(agnès b.銀座店、東京)
- 2004 - 展覧会(APC、ベルリン)
- 2008 - 『hanayo』(ギャラリー小柳、東京)
- 2009 - 『On a Genetic Level: Smell Light Laugh Memory Tear』(Galerie Birgit Ostermeier、ベルリン)
- 2010 - 『においと光と笑いと記憶と涙の関係』(VACANT、東京)
- 2010 - 『花代・写真展:物理的心霊現象のメカニズム』(パラボリカ・ビス、東京)
主なグループ展
- 1993 - 『G−GIRLS』(レントゲン藝術研究所、東京)
- 1997 - 『Cities on the Move』(Cessation、ウィーン/CAPCボルドー現代美術館、ボルドー/P.S.1、ニューヨーク 他巡回)curated by Hans Ulrich Obrist
- 1998 - 『Trash』(Greene Naftali、ニューヨーク)
- 2000 - 『台北ビエンナーレ』(台北市立美術館、台湾)
- 2001 - 『neue kunst in hamburg 2001』(ハンブルク美術館、ドイツ)
- 2004 - 『六本木クロッシング 日本美術の新しい展望2004』(森美術館、東京)
- 2004 - 『LIVE』(パレ・ド・トーキョー、パリ)
- 2005 - 『唐招提寺 鑑真和上・盧舎那仏に捧げる 献華写真・俳句展』(東京国立博物館 平成館、東京)
- 2006 - 『LOEWE 創立160周年記念 現代美術展 Take me with you』(シルクロ・デ・ベジャス・アルテス、マドリード/森美術館、東京)
- 2007 - 『In Neuem Kontext』(ヨハネ・エヴァンゲリスト教会、ハウス・デア・クルトゥレン・ デア・ヴェルト、ベルリン)
- 2009 - 『Rooms without Walls』(ヘイワード・ギャラリー、ロンドン)
- 2009 - 『No Man's Land』(在日フランス大使館旧庁舎、東京)
映画・舞台
- 1993 - 『主婦マリーがしたこと』(パルコ劇場)
- 1994 - 『星の王子様 寺山修司作 流山児事務所』(渋谷ジャンジャン)
- 1995 - 『日舞 花柳流「清元 子守り」』(国立劇場、東京)
- 1997 - 『ROSA LUXEMBURG by Christopf Schlingensief』(Berliner Ensemble Brecht Buhne、ベルリン)
- 1997 - 『Passion Impossible, Wake Up Call For Germany Christopf Schlingensief』(Deutsches Schauspielhaus、ハンブルク)
- 1997 - 『My Felt, My Fat, My Hare, 48 Hours Survival for Germany』
(Dokumenta X / カッセル)
- 1999 - 『Protagonist in UK film “Seconde Generation”』(Shane O’Sullivan)
- 2000 - 『第7回ベネチア建築ビエンナーレ』(日本館「少女都市」にてパフォーマンス)
- 2003 - 『対話の前に―サシャ・ワルツ』(ボルドー国立オペラ劇場、ボルドー)
- 2003 - 『circum-festival#03』(jazz et musiques improvisees with circum grand orchestra、リール)
- 2003 - 『シクロ・アズ・メニーナス』(セラルヴェ音楽堂、ポルトガル)
- 2006 - 『Musical PATTY HEARST』(Volksbune、ベルリン)
- 2006 - 『PICTOPLASMA ANIMATION FESTIVAL』(berlinerfestspiele、ベルリン)
- 2008 - 『BERNHARD WILLHELM paris collection』(パリ)
- 2009 - 『live film jack smith!』(hau2、ベルリン)
雑誌・表紙
- 『いまこの瞬間 愛しているということ 辻仁成』(集英社)
- 『オッストンコちゃん 田中カツキ』
- 『21世紀文学の創造7・男女という制度』(岩波書店)
- 『夏の闇 開口健』
- 『STUDIO VOICE』
- 『VOGUE NIPPON』
- 『Harper's BAZAAR』
- 『流行通信』
テレビ・コマーシャル
- 『笑っていいとも』
- 『音楽は世界だ』
- 『カルビーピザコーン』
- 『噂のcmガール』
- 『ちょうねんてんミュージアム』
- 『真夜中の王国』
外部リンク
- 花代公式サイト
- hanayo (@hanapooo) - X(旧Twitter)