コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ジェームス・チャンス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:ロック・ミュージシャンのカテゴリ修正依頼 - log
114行目: 114行目:


{{DEFAULTSORT:ちやんす しえいむす}}
{{DEFAULTSORT:ちやんす しえいむす}}
[[Category:アメリカ合衆国のミュージシャン]]
[[Category:アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン]]
[[Category:ミルウォーキー出身の人物]]
[[Category:ミルウォーキー出身の人物]]
[[Category:1953年生]]
[[Category:1953年生]]

2016年10月18日 (火) 09:11時点における版

ジェームス・チャンス
2009年
基本情報
出生名 ジェームス・シーグフリード
別名 ジェームス・ホワイト
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル ノー・ウェーブ
パンク・ロック
パンクジャズ
活動期間 1977年 -
レーベル ZEレコード
ROIR
共同作業者 ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス
ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズ
ジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックス

ジェームス・チャンスJames Chance1953年4月20日 - )は、アメリカ出身のサクソフォン奏者、作曲家歌手ピアニストジェームス・ホワイト(James White)名義も使用。ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズなどのバンドにおいて、ジャズ風の即興演奏やパンク・ロックを組み合わせた演奏を行い、1970年代のノー・ウェーブにおける主要な人物として知られている[1]

経歴

ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。ミシガン州立大学 (en)に入学し、その後ウィスコンシン音楽院 (en) に進学。しかし中途で退学し、1976年にニューヨークに移り住んだ[1]。チャンスはそこでフリー・ジャズノー・ウェーブといった音楽シーンで活動。短い期間デヴィッド・マレイのもとで学んだあと、チャンスは即興ジャズやファンクのリズムを混合させた音楽を演奏するバンド、ザ・コントーションズを結成[1]。そのライブでは、チャンスは観客席に度々降りていき、客を散々殴りつけていた[2]とされている。1978年には、ノー・ウェーブのコンピレーション・アルバム『ノー・ニューヨーク』に、ザ・コントーションズのメンバーとして参加した。

James White 1981, SO 36, Berlin.

チャンスとコントーションズのメンバーの間に生じた摩擦によって、1979年にコントーションズは解散。ザ・コントーションズ名義での唯一のアルバム『Buy』は、チャンスが新プロジェクト、ジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックスを開始したあとに発売された。チャンスのステージや共演ミュージシャンについては、愛人でもあったアニヤ・フィリップス (en、1981年にがんで死去)が最終的に決定していた。なお、ジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックス名義でリリースしたアルバム『Sax Maniac』は、フィリップスに献呈されている。

1983年にチャンスはパリに移住し、『James White Presents The Flaming Demonics』をリリース[1]。しかし同じ頃に、チャンスのドラッグ問題が持ち上がり、表舞台から姿を消した[3]

2001年、チャンスはコントーションズのオリジナルメンバーと同バンドを再結成し、再び活動を始めた[3]。しかしベースのジョージ・スコットは1980年代にオーバードースで死去していたため、エリック・サンコが代わりに加入した。コントーションズの再結成は期間限定のものであったが、海外で人気の高い音楽フェスである All Tomorrow's Parties に2度参加。2003年には Tiger Style records からCD4枚組のBOXセット『Irresistible Impulse』が発売された。

またそれに加えて、2006年から、チャンスはフランスのミュージシャンたちと「ジェームス・チャンス・アンド・レ・コントルシオンズ」名義で活動、2007年4月から5月にかけてと、同年の10月にヨーロッパでライブを行った。

ディスコグラフィー

アルバム

  • Theme from Grutzi Elvis (EP ZE 1979) - ディエゴ・コルテスの映画『Grutzi Elvis』のテーマ。アート・リンゼイとのコラボレーション。
  • Second Chance (ZE-PVC 1980)
  • James White Presents The Flaming Demonics (ZE-Island 1983)
  • Lost Chance (ROIR 1995)
  • Molotov Cocktail Lounge (Enemy Records / Zebralution 1996)
  • White Cannibal (ROIR 2000)
  • Christmas with Satan (single Tiger Style 2002)
  • Irresistible Impulse (retrospective Tiger Style 2003)
  • Sax Education (2004)
  • James Chance & Terminal City - Get Down and Dirty! (Wind bell 4 2005)
  • James Chance & Terminal City - The Fix is in (decade 01 2010)
  • Twist Your Soul - The Definitive Collection 2xCD (History Records 2010)

ザ・コントーションズ名義

  • Buy (ZE-Arista 1979)
  • Live aux Bains Douches (Fr. Invisible 1980)
  • Live in New York (カセットテープ ROIR 1981)
  • Soul Exorcism (tape ROIR 1991)

ジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックス名義

  • Off White (ZE-Buddah 1979)
  • Sax Maniac (Animal 1982)
  • Melt Yourself Down (Selfish Records) - 日本限定リリース。

参加作品

脚注

  1. ^ a b c d Strong, Martin C. (1999). The Great Alternative & Indie Discography. Canongate. ISBN 0-86241-913-1 
  2. ^ 『アフター・アワーズ』(2001) p.38
  3. ^ a b 『アフター・アワーズ』(2001) p.44
  4. ^ Palmer, Robert (1991-11-28), “Medium Cool: Imagination - A Chet Baker Tribute”, Rolling Stone (618), http://www.rollingstone.com/artists/mediumcool/albums/album/170667/review/5941931/medium_cool_imagination__a_chet_baker_tribute 

参考文献

  • 『アフター・アワーズ #15 SPECIAL ISSUE』After Hours、2001年。 
  • 『NO WAVE―ジェームス・チャンスとポストNYパンク』エスクァイアマガジンジャパン、2005年。ISBN 4872950992 

外部リンク

関連項目