「琴桃川凛」の版間の差分
m →来歴 |
|||
100行目: | 100行目: | ||
{{DEFAULTSORT:ことかわりん}} |
{{DEFAULTSORT:ことかわりん}} |
||
[[Category:日本のミュージシャン]] |
[[Category:日本のロック・ミュージシャン]] |
||
[[Category:日本の歌手]] |
[[Category:日本のロック歌手]] |
||
[[Category:1959年生]] |
[[Category:1959年生]] |
2016年10月17日 (月) 14:13時点における版
琴桃川凛 | |
---|---|
出生名 | 和田哲郎 |
別名 | SHARL |
生誕 | 1959年??月??日 |
出身地 | 日本, 東京都 |
ジャンル |
ロック サイケデリック・ロック アバンギャルド ハード・ロック パンク・ロック |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 | ヴォーカル、ギター、ハープ、琵琶 |
活動期間 | 1975年 - |
共同作業者 |
町田町蔵 じゃがたら |
琴桃川凛(ことがわ りん、1959年 - )は、日本のロックミュージシャン。ロックバンド・連続射殺魔のリーダー。本名は和田哲郎で、連続射殺魔時代は本名で活動していた。
来歴
1975年、都内の高校生だった和田哲郎(ヴォーカル、ギター)は、後にじゃがたらに参加する同じ高校の川辺徳行(ドラムス)らと共に「連続射殺魔」を結成。
1976年、後にガセネタや灰野敬二の不失者に参加する浜野純(ベース、ガセネタではギター)、後に劇団「キラキラ社」で演出・脚本を担当する山本哲らをメンバーに加え、カセットテープ「SHARL」を制作。
1977年、「ロック・マガジン」編集長の阿木譲の誘いで、京都へ移住。関西と関東を行き来しながらライブを行った。なお、この頃の渋谷屋根裏の音源が後にCDとしてリリースされている。
1980年、1st.シングル「愛して欲しい」を自らのレーベルHIP RECORDから発表。しかし、「連続射殺魔」はメンバーチェンジを繰り返し活動を休止。和田は、別のバンド「サティ&レボリューション」を結成し1年ほど活動。
1981年、東京に戻り、山本哲の誘いで劇団「キラキラ社」の音楽を担当。なお、「キラキラ社」にはラッパーになる以前のECDも所属していた。
1982年、再び「連続射殺魔」名義で2nd.シングル「Oh!CHILD」を発表。また、徳間ジャパンからリリースされた、当時インディーズ・シーンで活躍していたバンドを集めたオムニバス・アルバム「REBEL STREET」に町田町蔵との共作「ボリス・ヴィアンの憤り」で参加。
1983年から、じゃがたらのスタジオやライブでミキサーとして活躍。その交流から、じゃがたらの渡邊正己をゲスト・ヴォーカルに迎え、12インチEP「Pimp Model」を発表。じゃがたらの8インチEP「家族百景」、そして山口冨士夫の8インチEP「RIDE ON!」にギターなどで参加。
1984年から1985年にかけて、「SHARL」、「Mu & Rock'n'Roll Music」として活動し、立て続けにソノシートをリリースする。また、1976年に制作したアルバム「SHARL」をLPでリリース。
1987年頃から、本名ではなく「琴桃川凛」と名乗り始め、上半身裸にビキニ・パンツ一枚などの過激な格好でライブを行うようになる。山木秀夫、梅津和時、ジョン・ゾーンなどのジャズ・ミュージシャンと度々共演ライブを行い、琴桃川はギター以外にも琵琶、ハープなども演奏。そのライブの模様が「琴桃川凛メイキングラブ」名義でビデオなどで多数発表されている。
その後しばらくの間、表立った活動を行っていなかったが、2001年、「琴桃川凛マイ・フェイヴァリット・シングス」を結成し、活動を再開。9・11テロをテーマにしたミニ・アルバムなどを発表した。
2002年、OZ DISCより、連続射殺魔時代のライブを収録したアルバム「'78.3.26渋谷屋根裏」、連続射殺魔からSHARL、Mu & Rock'n'Roll Musicまでのシングル、ソノシートなどを収録したベスト・アルバム「玉琴へのジョギング」をリリース。ベスト・アルバムのブックレットには、町田町蔵、江戸アケミらとの詳細な交流エピソードが描かれている。
2004年、「文藝春秋」誌上にて、中学校の同級生である作家の坪内祐三 、翻訳家の松本百合子との3人で座談会を行った。なお、この頃からライブ活動は行っていない。。[1]
ディスコグラフィー
連続射殺魔
- 「愛して欲しい/G線上のアリア」7インチEP(1980)
- 「Oh!CHILD/素敵な貴方/甘美憂鬱」7インチEP(1982)
- 「Pimp Model」12インチEP(1983) ※じゃがたらの渡邊正己がヴォーカルで参加
- 「SHARL」LP(1985) ※1976年に制作されたカセットテープのレコード化
- 「'78.3.26渋谷屋根裏」CD (2002) ※ライブ・アルバム
- 「玉琴へのジョギング(連続射殺魔シングル・コレクション&アザー・ワークス)」2枚組CD (2002) ※ベスト・アルバム
SHARL
- 「Mobile Chocolate」7インチソノシート(1984)
- 「New Bop」7インチソノシート(1985)
- 「good night」7インチソノシート(1985)
- 「Shake Your Hip」7インチソノシート(1985)
- 「84・12・4 Yaneura Live」カセットテープ
- 「MOLLUSCA」カセットテープ
- 「Sleeper hold」カセットテープ
- 「W arm suplex hold」カセットテープ
Mu & Rock'n'Roll Music
- 「New Big Barn」7インチソノシート(1985)
- 「I want your 'The BIG'」7インチソノシート(1985)
- 「All together now」7インチソノシート(1986)
- 「IYA・NANO」7インチソノシート(1987)
- 「くりいむ シャール ~Mu & Rock'n'Roll Music」VHSビデオ
琴桃川凛メイキングラブ
- 「なくなっちゃった」8インチソノシート(1987)
- 「AFUFU NY」8インチソノシート(1987) ※ジョン・ゾーン・プロデュースのライブ盤
- 「It's the SHOW time」VHSビデオ(1987) ※山木秀夫との共演ライブを収録
- 「It's A Rin's Rin's Rin's World」VHSビデオ(1988)
- 「みちゃう~Live Roppongi Ink Stick 1988 Feb 10」VHSビデオ(1988)
- 「BATTO」VHSビデオ(1988) ※梅津和時、富樫春生との共演ライブを収録
- 「FINISH PAPER」VHSビデオ(1989)
- 「喪喪喪の悶」VHSビデオ(1989)
- 「それでも好き?」CD(1990) ※ミニ・アルバム
- 「愛して欲しい -ニュージャック・ヴァージョン」CDシングル(1991)
- 「ぱぴぴ発狂食品」CD(1992) ※ミニ・アルバム
- 「美人数珠つなぎ 性と文化の大革命vol.2」VHSビデオ(1992) ※1992年2月13日、インクスティック鈴江ファクトリーでのライブを収録
琴桃川凛マイ・フェイヴァリット・シングス
- 「MY FAVORITE THINGS SUITE」CD(2001) ※マキシ・シングル
- 「世界中亜米利加」CD(2001) ※マキシ・シングル
- 「ラマダン・クリスマス(アメリカ人に断食を)」CD(2002) ※ミニ・アルバム
オムニバス
- 「REBEL STREET」LP/CD(1982) ※「ボリス・ヴィアンの憤り(和田哲郎with町田町蔵) 」を収録
出典・脚注
- ^ 来歴は、CD「'78.3.26渋谷屋根裏」ブックレットの「連続射殺魔とは vol.1」、CD「玉琴へのジョギング」ブックレットの「連続射殺魔とは vol.2」を参照。