江戸アケミ
表示
江戸 アケミ | |
---|---|
出生名 | 江戸 正孝 |
生誕 | 1953年7月1日 |
出身地 | 日本・高知県中村市(現・四万十市) |
死没 | 1990年1月27日(36歳没) |
学歴 | 明治大学文学部卒業 |
ジャンル | ファンク・パンク・ロック |
職業 | 歌手・ソングライター |
担当楽器 | 歌 |
活動期間 | 1979年 - 1990年 |
江戸 アケミ(えど アケミ、1953年7月1日 - 1990年1月27日)は、日本の男性音楽家である。本名は、江戸 正孝(えど まさたか)。1990年(平成2年)、自宅浴室で溺死し、ボーカル兼リーダーを務めていた音楽バンド、『JAGATARA』も解散となった。
人物
[編集]高知県中村市(現四万十市)生まれ。高知県立中村高等学校を経て、明治大学文学部卒業。
- JAGATARAとしての活動前より「江戸アケミ」を名乗り、ほとんど全て公の場ではこの名を用いたため、「江戸アケミ」が本名と思っていたファンも多い。ただしその名の由来は詳らかではないが、本人に直接訊くとキャバレーのホステスの代名詞「アケミさーん3番テーブルまでー」のアケミよ!と説明していたことがある。
- 1983年(昭和58年)から1985年(昭和60年)まで精神疾患を患っていた。発症に際しての詳細な経緯はJAGATARAのライブ・アルバム「君と踊りあかそう日の出を見るまで」に復刻収録されたドキュメント「黒い種馬」に詳しい。
- 幼時は洗礼を受けたクリスチャンであったが、長ずるにつれ信仰に疑問を感じ、棄教した。
- 非常に駄洒落好きであり、「名刺をばら撒く習慣はいつから始まった?『メイシ(明治)時代』」「後悔していいのは、処女とヤった時だけ『処女航海』(同じ読みの言葉を掛けて)」などの発言がある。
作風
[編集]- 江戸はJAGATARAの牽引役であり、ほぼ全ての楽曲制作を手掛けた(共作含む)。
作詞
[編集]- 江戸の詞のテーマには「大都会での生活と孤独」(「タンゴ」、「都市生活者の夜」など)、「狂気」(「BIG DOOR」など)、「社会から受ける抑圧(と解放に向けての闘争)」(「もうがまんできない」、「つながった世界」など)、などが多く見られる。
作曲
[編集]- 江戸はファンク、パンク・ロックなどの影響を強く受けており、双方のミックスされたものを基調とする。フェラ・クティやPファンク、頭脳警察などとの関連性は多く語られている。楽曲の形式はいわゆる歌謡曲のフォーマット(Aメロ⇒Bメロ⇒サビの繰り返し)には則らないものが多く、またジャム的性格を持つゆえ、6分以上、20分にまで至る長尺の作品が多い。
著書
[編集]- 江戸正孝「それから-江戸アケミ詩集」(ISBN:4783711550)