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2016年10月17日 (月) 13:24時点における版
トム・ペティ Tom Petty | |
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2006年6月、ニッサン・パビリオンでのライヴの模様 | |
基本情報 | |
出生名 |
トーマス・アール・ペティ Thomas Earl Petty |
生誕 | 1950年10月20日(74歳) |
出身地 | フロリダ州ゲインズビル |
ジャンル | ロック、ニュー・ウェイヴ、ハートランド・ロック、パンク・ロック、サザン・ロック |
職業 | シンガーソングライター, ギタリスト |
担当楽器 | ギター、ボーカル、ハーモニカ、ピアノ、ベース、ドラムス |
活動期間 | 1973年 – |
レーベル | シェルター、バックストリート、MCA、ワーナー・ブラザーズ、アメリカン |
共同作業者 |
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ トラヴェリング・ウィルベリーズ ボブ・ディラン スティーヴィー・ニックス マッドクラッチ |
公式サイト | www.tompetty.com |
著名使用楽器 | |
リッケンバッカー 660/12 リッケンバッカー 360/12 ヴォックス・マークIII |
トム・ペティ(Tom Petty, 1950年10月20日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ゲインズビル出身のミュージシャン、シンガーソングライター。1976年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの中心人物としてデビューを果たし、1989年にソロ・デビューしてからはソロ活動も並行している。1970年代から現在に至るまで、アメリカを代表するロック・アーティストとして君臨している。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第91位。
ボブ・ディランやニール・ヤング、ブルース・スプリングスティーン等と並ぶ、一般的には「メッセージ・シンガー」という位置付けにあると同時に、ビーチ・ボーイズやバーズなどといったポップス感覚も多大な影響を受けている。
デビュー以来、ライブ活動やアルバム・リリースをコンスタントに続けており、現在でもアルバムは全米チャートのトップ10に食い込むほどの人気を誇る。また、1988年にはボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン等と共にトラヴェリング・ウィルベリーズという覆面バンドを結成し、ヒットを記録した。
来歴
17歳の時にフロリダ州でマッドクラッチを結成。当時ペティはギターでなくベースを弾いていた[1]。ギターは楽器店の教室で、当時無名だったドン・フェルダーがら手ほどきを受けている。その後マッドクラッチはロサンゼルスに移り、1974年にはレオン・ラッセルとデニー・コーデルが設立したシェルター・レコードから契約の話を持ちかけられるが、マッドクラッチは解散して、ペティはソロ・アーティストとしてシェルターとの契約を継続[1]。そして、マッドクラッチ時代の盟友であったマイク・キャンベル(ギター)とベンモント・テンチ(キーボード)に、ロン・ブレア(ベース)とスタン・リンチ(ドラムス)を加えた編成のトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとして、1976年にデビュー・アルバム『アメリカン・ガール』(Tom Petty & The Heartbreakers)を発表した。
デビュー当時はアメリカでは人気が得られなかったが、ニルス・ロフグレンのイギリス・ツアーでオープニングアクトを務めるとイギリスで人気が高まり[2]、1977年6月にはデビュー・アルバムが全英アルバムチャートで24位に達した[3]。1978年にはアメリカでもデビュー作がBillboard 200で55位を記録して、セカンド・アルバム『ユア・ゴナ・ゲット・イット!』は23位に達した[4]。そして、1979年発表のサード・アルバム『破壊』(Damn the Torpedoes)は全米2位の大ヒットを記録した[4]。
1981年、マイク・キャンベルと共作した「嘆きの天使」(Stop Draggin' My Heart Around)をスティーヴィー・ニックスのアルバム『麗しのベラ・ドンナ』に提供し、ペティとザ・ハートブレイカーズはレコーディングにも参加。この曲はシングルとして全米3位を記録した[5]。
1986年、ザ・ハートブレイカーズと共にボブ・ディランのバック・バンドとして活動[2]。1987年、アラン・ルドルフの監督映画『メイド・イン・ヘブン』に出演[6]。1988年にはディラン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ロイ・オービソンと共にトラヴェリング・ウィルベリーズを結成し、オービソンのアルバム『ミステリー・ガール』のレコーディングにも参加。1989年に初のソロ・アルバム『フル・ムーン・フィーヴァー』を発表。
1994年、リック・ルービンのプロデュースによるソロ2作目『ワイルドフラワーズ』を発表。同アルバムからのシングル曲「ユー・ドント・ノウ・ハウ・イット・フィールズ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した[4]。1997年、映画『ポストマン』に出演[7]。
2002年、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとしてロックの殿堂入りを果たす[8]。
2004年から2009年にかけて、テレビアニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』で声優を務めた[9]。
2007年夏にはマッドクラッチを再結成して、2008年にセルフ・タイトルのアルバムを発表[1]。また、2008年2月3日に行われた第42回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演した。
作品
アルバム
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ名義
- 1976年 アメリカン・ガール - Tom Petty & The Heartbreakers(55位)
- 1978年 ユア・ゴナ・ゲット・イット! - You're Gonna Get It!(23位)
- 1979年 破壊 - Damn The Torpedoes(2位)
- 1981年 ハード・プロミス - Hard Promises(5位)
- 1982年 ロング・アフター・ダーク - Long After Dark(9位)
- 1985年 サザン・アクセンツ - Southern Accents(7位)
- 1986年 パック・アップ・ザ・プランテーション-ライヴ - Pack Up The Plantation: Live!(22位)
- 1987年 レット・ミー・アップ - Let Me Up (I've Had Enough)(20位)
- 1991年 イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン - Into The Great Wide Open(13位)
- 1993年 グレイテスト・ヒッツ - Greatest Hits(5位)
- 1995年 プレイバックBOX - Playback - ボックス・セット
- 1996年 彼女は最高 オリジナル・サウンドトラック - Songs And Music From "She's The One"(15位)
- 1999年 エコー - Echo(10位)
- 2000年 アンソロジー - Anthology : Through The Years(132位)
- 2002年 ザ・ラスト・DJ - The Last DJ(9位)
- 2003年 Live At The Olympic : The Last DJ
- 2010年 The Live Anthology
- 2010年 モジョ - Mojo(2位)
- 2014年 ヒプノティック・アイ - Hypnotic Eye (1位)
ソロ名義
- 1989年 フル・ムーン・フィーヴァー - Full Moon Fever(3位)
- 1994年 ワイルドフラワーズ - Wildflowers(8位)
- 2006年 ハイウェイ・コンパニオン - Highway Companion(4位)
マッドクラッチ名義
※()内の順位は全米ビルボード200の最高位
日本公演
- 1980年 TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
DAMN THE TORPEDOES TOUR
脚注
- ^ a b c Mudcrutch : AllMusic - Biography by Steve Leggett
- ^ a b Tom Petty : AllMusic - Biography by Stephen Thomas Erlewine
- ^ ChartArchive - Tom Petty And The Heartbreakers - Tom Petty And The Heartbreakers
- ^ a b c Tom Petty - Awards : AllMusic
- ^ Bella Donna - Stevie Nicks : Awards : AllMusic
- ^ Made in Heaven (1987) - IMDb
- ^ The Postman (1997) - IMDb
- ^ Tom petty and the Heartbreakers: inducted in 2002 | The Rock and Roll Hall of Fame and Museum
- ^ Tom Petty - Filmography by TV series - IMDb