イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン
『イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン』 | |||||
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トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 |
カリフォルニア州カノーガ・パーク Rumbo Recorders, Studio C M.C. Studios | ||||
ジャンル | ロック、ロックンロール | ||||
時間 | |||||
レーベル | MCAレコード | ||||
プロデュース | トム・ペティ、マイク・キャンベル、ジェフ・リン | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
チャート最高順位 | |||||
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トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ アルバム 年表 | |||||
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トム・ペティ 年表 | |||||
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『イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン[12]』(Into the Great Wide Open)は、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズが1991年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]トム・ペティのソロ・アルバム『フル・ムーン・フィーヴァー』(1989年)を挟んで発表され、同アルバムに引き続きジェフ・リン、ペティ、マイク・キャンベルの3人が共同でプロデュースした。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのうちハウィー・エプスタインを除く4人は、ロジャー・マッギンのアルバム『バック・フロム・リオ』(1991年)のレコーディングに参加しており[13]、マッギンは本作の「オール・ザ・ロング・リーズン」にコーラスで参加した[14]。また、ジェフ・リンと共にエレクトリック・ライト・オーケストラで活動してきたリチャード・タンディもレコーディングに参加。
ミュージックビデオにはジョニー・デップが出演している。
反響
[編集]バンドの母国アメリカでは本作がBillboard 200で13位に達し[8]、1991年9月にはRIAAによってゴールドディスクに認定されて、その後も売り上げを伸ばして、2000年10月にはダブル・プラチナに認定された[15]。本作からのシングル「ラーニング・トゥ・フライ」は全米28位、「イントゥ・ザ・グレート・ワイド・オープン」は全米92位に達した[8]。
全英アルバムチャートでは、バンドにとって初のトップ3入りを果たして18週チャート・インした[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はトム・ペティとジェフ・リンの共作。
- ラーニング・トゥ・フライ "Learning to Fly" – 4:03
- キングス・ハイウェイ "Kings Highway" (Tom Petty) – 3:07
- イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン "Into the Great Wide Open" – 3:43
- トゥー・ガンスリンガース "Two Gunslingers" (T. Petty) – 3:09
- ザ・ダーク・オブ・ザ・サン "The Dark of the Sun" – 3:23
- オール・オア・ナッシン "All or Nothin'" (T. Petty, Mike Campbell, Jeff Lynne) – 4:05
- オール・ザ・ロング・リーズンズ "All the Wrong Reasons" – 3:45
- トゥー・グッド・トゥ・ビー・トゥルー "Too Good to Be True" (T. Petty) – 3:59
- アウト・イン・ザ・コールド "Out in the Cold" – 3:41
- ユー・アンド・アイ・ウィル・ミート・アゲイン "You and I Will Meet Again" (T. Petty) – 3:41
- メイキン・サム・ノイズ "Makin' Some Noise" (T. Petty, M. Campbell, J. Lynne) – 3:26
- ビルト・トゥ・ラスト "Built to Last" – 4:00
他メディアでの使用例
[編集]「ラーニング・トゥ・フライ」は、アメリカ映画『エリザベスタウン』(2005年)のサウンドトラックにおいて、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの「イットゥル・オール・ワーク・アウト」やペティがソロ名義で発表した「ジャック」と共に使用された[16]。
参加ミュージシャン
[編集]- トム・ペティ - ボーカル、リズムギター、パーカッション
- マイク・キャンベル - リードギター、キーボード、バリトン・ギター、ベース、ブズーキ、マンドリン、ダルシマー
- ベンモント・テンチ - ピアノ、エレクトリックピアノ、アコーディオン
- ハウィー・エプスタイン - ベース、バッキング・ボーカル
- スタン・リンチ - ドラムス、パーカッション、シャンパン・バケット
アディショナル・ミュージシャン
脚注
[編集]- ^ swedishcharts.com - Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open
- ^ a b TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ norwegiancharts.com - Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open
- ^ Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open - austriancharts.at
- ^ charts.de - 2014年6月22日閲覧
- ^ Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open - hitparade.ch
- ^ charts.org.nz - Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open
- ^ a b c Into the Great Wide Open - Tom Petty, Tom Petty & the Heartbreakers : Awards : AllMusic
- ^ australian-charts.com - Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open
- ^ dutchcharts.nl - Tom Petty & The Heartbreakers - Into The Great Wide Open
- ^ ORICON STYLE
- ^ 日本初回盤(MVCM-55)では『イントゥ・ザ・グレート・ワイド・オープン』という表記だったが、後の再発盤で変更された
- ^ Back from Rio - Roger McGuinn : Credits : AllMusic
- ^ CD英文ブックレット
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"INTO THE GREAT WIDE OPEN"と入力して検索すれば表示される
- ^ Elizabethtown (2005) - Soundtracks - IMDb