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2016年10月17日 (月) 12:54時点における版

チョー・ヨンピル
基本情報
別名 趙容弼
生誕 (1950-03-21) 1950年3月21日(74歳)[1]
出身地 大韓民国の旗 韓国
ジャンル ロック
バラード
トロット
韓国民謡
ポップス(K-POP)
職業 歌手作詞家作曲家
担当楽器
活動期間 1968年 -
レーベル CBSソニー
公式サイト チョ·ヨンピル
チョー・ヨンピル
各種表記
ハングル 조용필
漢字 趙容弼
発音: チョヨンピル
ローマ字 Cho Yong-pil
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チョー・ヨンピル: 조용필、漢表示: 趙 容弼1950年3月21日[1] - )は、大韓民国(韓国)出身の代表的歌手

経緯

1969年、カントリーグループ、エトキンズのリーダーとしてデビュー。エトキンズでの担当楽器はギターだった[2]1975年にソロに転向し[1]1976年に『釜山港へ帰れ돌아와요 부산항에)』が韓国で30万枚を売り上げる大ヒットとなる[3]

1979年、アルバム『窓の外の女 (창밖의 여자)』で再デビュー。同アルバムは韓国でミリオンセラーを記録する[4]

1980年代には、70年代まで賞レースを牽引したナム・ジンナ・フナに代わり各種賞レースを独占する。

1982年には日本でもデビューし、「釜山港へ帰れ」(CBSソニー発売)や「想いで迷子」(ポリスター発売)などがヒットした[1]。1987年、『NHK紅白歌合戦』に韓国人歌手として初めて出場を果たし、1990年まで連続で出場した[4]

2005年には韓国で活動する歌手として、イ・ミジャ以来2人目の北朝鮮での公演「チョ・ヨンピル平壌公演」を開催する[5]

これまでに『KBS歌謡大賞』歴代最多の5回、『MBC10大歌謡祭』を歴代最多の6回受賞している。また、『ミュージックバンク』の前番組である『歌謡トップ10』では番組開始以来初の10週連続1位を達成した。これ以後、番組では5週連続1位の楽曲は6週目以降ランキング集計に入れないという特別ルールができた。

1990年代初めにテレビ番組への出演を中断し、現在はコンサート中心に活動。韓国にコンサート文化を定着させた人物としても評価されている。

アルバムの総売上は累計で1500万枚[6]

2013年に19枚目のアルバム『Hello』を発表し、韓国で25万枚を売り上げた[2]。今迄に無い軽快なナンバーを集めているのが特徴で、Youtube等の動画サイトに流れたこともあり、新たなファンを増やしている。日本でも『ハングル講座』(NHK教育)で紹介され、先述の『釜山港へ帰れ』などしか知らないファンを驚かせた。現在アルバムは、CDショップのK-POPコーナーの目立つ所に置かれている。

ディスコグラフィ

アルバム(韓国)

番号 アルバム名 年度 代表曲
- 釜山港へ帰れ 1975年
1集 窓の外の女 1979年
  • 窓の外の女 (창밖의 여자
  • おかっぱの髪 (단발머리
2集 祝福(ロウソク) 1980年
  • ロウソクの灯 (촛불
3集 ミオミオミオ…女と男 1981年
  • ミオミオミオ (미워 미워 미워
  • 赤とんぼ (고추잠자리
4集 探せないケッコリ 1982年
  • 探せないケッコリ (못찾겠다 꾀꼬리
  • 悲恋 (비련
5集 友よ 1983年
  • 僕はお前が好き (나는 너 좋아
  • 友よ (친구여
6集 涙のパーティー 1984年
  • 涙のパーティー (눈물의 파티
7集 旅立ちます 1985年
  • 未知の世界 (미지의 세계
  • 昨日、今日、そして(어제 오늘 그리고
  • 旅立ちます (여행을 떠나요
8集 チョー・ヨンピル. Vol.8 1986年
  • 虚空 (허공
  • キリマンジャロの豹 (킬리만자로의 표범
9集 愛と人生と私 1987年
  • 君の足に留まる所に (그대 발길 머무는 곳에
10集 `88 チョー・ヨンピル 10集 1988年
  • ソウルソウルソウル (서울 서울 서울
  • モナリザ (모나리자
11集 チョー・ヨンピル 第10集 Part.II 1989年
  • Q
12集 90 Vol Sailing Sound 1990年
  • 思い出の中の再会 (추억 속의 재회
13集 The Dreams 1991年
  • 夢 (
14集 CHO YONG PIL 14 1992年
  • 悲しいベアトリーチェ (슬픈 베아트리체
15集 CHO YONG PIL 15 1995年
  • 残された者の孤独 (남겨진 자의 고독
16集 Eternally 1997年
  • 風の歌 (바람의 노래
17集 Ambition 1998年
18集 Over The Rainbow 2003年
  • 太陽の目 (태양의 눈
  • 夢のアリラン (꿈의 아리랑
19集 Hello 2013年
  • Hello
  • Bounce

シングル(日本)

  1. ミオ・ミオ・ミオ/釜山港へ帰れ (1982)
    作詞:鄭旭/作曲:鄭豊松/編曲:
    作詞:黄善雨/訳詩:三佳令二/作曲:黄善雨/編曲:入江純
  2. 窓の外の女 (1982)
    作詞:三佳令二/作曲:趙容弼/編曲:入江純
  3. 流されて (1983)
    作詞:金起杓/訳詞:阿久悠/作曲:金起杓/編曲:
  4. 昨日、今日、そして (1985)
    作詞:ハ・チヨン/作曲:趙容弼/編曲:
  5. みちゆき (1985)
    作詞:阿久悠/作曲:叶弦大/編曲:
  6. 想いで迷子 (1986)
    作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし/編曲:馬飼野俊一
  7. 想いで迷子2~悲しみだけで眠れるように~ (1988)
    作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし/編曲:川村栄二
  8. ソウル・ソウル・ソウル~追憶の街~ (1988)
    作詞:梁仁子/作曲:趙容弼/編曲:入江純
  9. Hello(Japan Edition) (2013)

ミュージックビデオ

年度 曲名/リンク
2013 Hello M/V
歩きたい M/V
ときめき M/V
Hello (Japanese Ver.) M/V

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手 備考
1987年(昭和62年)/第38回 窓の外の女 11/20 五輪真弓
1988年(昭和63年)/第39回 2 恨五百年 14/21 島倉千代子
1989年(平成元年)/第40回 3 Q 15/20 由紀さおり安田祥子
1990年(平成2年)/第41回 4 釜山港へ帰れ 18/29 加藤登紀子 ロッテワールドより中継

著書

受賞歴

  • 1971年
    • サンデーソウルカップポップグループコンテスト・最優秀歌手王賞
  • 1980年
  • 1981年
  • 1982年
    • アメリカAMPEX社ゴールデンリール賞
    • 外信記者クラブ選定最高男性歌手賞
    • KBS歌謡大賞・大賞
    • MBC10大歌手歌謡祭・歌手賞
  • 1983年
    • KBS歌謡大賞・大賞
    • MBC10大歌手歌謡祭・大賞
    • MBC10大歌手歌謡祭・最高人気歌謡
  • 1984年
      • CBS-SONYゴールデンディスク賞受賞
    • MBC10大歌手歌謡祭・大賞
  • 1985年
    • KBS歌謡大賞・大賞
    • MBC10大歌手歌謡祭・大賞
  • 1986年
  • 1988年
    • MBC10大歌手歌謡祭・歌手賞
  • 1998年
    • 韓国ギャラップ調査「建国以来最高歌手」認定
    • 韓国放送大賞・歌手賞
    • 文化放送選定政府樹立50年最高のスター賞
  • 2005年
  • 2013年
    • Mnet 20's Choice・20's Record大賞
    • Mnet アジアミュージックアワード・BC-UnionPay今年の歌大賞

エピソード

  • 日本では演歌歌手というイメージで知られているが、韓国ではロックからバラードトロット民謡まで様々なジャンルをこなす「国民歌手(クンミン・ガス)」として有名。ニックネームが「歌王」と呼ばれるほど、韓国の大衆文化界で圧巻の位置を占めている。ヒット曲「釜山港へ帰れ」は、以前から存在する名曲をロック調のリズムでアレンジし、新たな魅力を加えたものである。「永遠のオッパ(お兄さん)」などの愛称もある。
  • カーネギー・ホールで公演」「NHK紅白歌合戦への出演」「中国北京での公演」「アルバム売上1000万枚突破」など、多くの「韓国初」「韓国人歌手初」という記録を持っている[4]
  • 日本では「釜山港へ帰れ」「想いで迷子」等で有名。韓国では「この歌が日本で売れたのは、日本人が韓国の日本統治時代を懐かしんでいるためだ」として、反日感情の種になったことがある。
  • 韓国の人気サッカーリーグの開会式で国歌斉唱を任された際、国歌を2度も間違えてしまった。
  • 「永遠のオッパ」である彼を慕い、尊敬するK-POPスターは多い。最近のライブでも何人もの若いK-POPスターと共演している様子が映し出された動画もある。

出演CM

脚注

  1. ^ a b c d チョー・ヨンピル、TOWER RECORDS ONLINE(音楽出版社)、2013年9月11日、2013年10月10日更新。
  2. ^ a b INTERVIEW - チョー・ヨンピル「日本語のレコーディングをした時、とても心配でした」、Kstyle、2013年10月8日 18:12。
  3. ^ チョー ヨンピルコトバンク(出典:日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」)。(2016/5/10閲覧)
  4. ^ a b c “生きる伝説”チョー・ヨンピルの生きている足跡、Kstyle(@STYLE)、2013年6月9日 15:20。
  5. ^ 国民歌手チョ・ヨンピル、公演のため北朝鮮へ、innolifeニュース、2005年8月23日 7:22。
  6. ^ チョー・ヨンピル(趙容弼)、KBS WORLD。(2013/1/27閲覧)

外部リンク