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2016年6月8日 (水) 04:47時点における版
ほし みちこ 星 美智子 | |
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1952年頃 | |
本名 | 庄野 礼子 (しょうの れいこ) |
別名義 | 星 美千子 |
生年月日 | 1927年1月20日(97歳) |
出生地 | 日本 東京府東京市 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 劇場用映画、テレビ映画 |
活動期間 | 1935年 - |
配偶者 | 生別 |
著名な家族 |
叔母 星玲子 長女 あり |
星 美智子(ほし みちこ、1927年1月20日 - )は、日本の女優である。本名庄野 礼子(しょうの れいこ)、旧芸名は星 美千子(読み同)。元子役である。
来歴
1927年(昭和2年)1月20日、東京府東京市(現在の東京都)に生まれる。
1935年(昭和10年)、8歳の時に、戦前の日活のスターだった叔母・星玲子のいる撮影所に遊びに行ったところ、親戚に当たるマキノ雅弘監督に「チビ、映画に出てみろ」と言われ、これをきっかけに映画『少年靴屋』で子役デビュー。しばらく子役として活躍した後、学業に専念し、立教高等女学校(現在の立教女学院高等学校)に入学した。
1945年(昭和20年)、東京女子医大か、日本女子大の英文科への入学を志し、両校を受験するが失敗する。1946年(昭和21年)、前年に続き両校の受験に失敗。その間に水戸光子復帰第一作『お光の縁談』に出演。当時として高額のギャラをもらったことで、「女優も悪くないと気楽に考え始めた」と言い、大学進学を断念して映画界入り[1]。以後、大映、松竹、新東宝などで映画に出演した。1953年(昭和28年)、東映に移る。東映入社後は助演が主だが、時代劇・現代劇を問わず大活躍し、多数の映画に出演。後にテレビ映画にも進出した。1965年(昭和40年)に結婚、後に離婚した。
2010年(平成22年)11月25日、東京・池袋の新文芸坐で開催された『時代劇の至宝 中村錦之助=萬屋錦之介 あの雄姿、ふたたび(アンコール)! 錦之助映画祭り2010』のトークショーに出演。星のサイン会も開かれた。2012年(平成24年)公開の映画『俳優×監督=全力映画 「もはやないもの」』に出演、健在を示した。
人物・エピソード
父親は判事、叔母は女優の星玲子。映画監督マキノ雅弘は親戚にあたる。一女あり。
映画界入りのあと、現代劇から時代劇にまわったのは、本人によると「恥ずかしいことですが足がいささかガニ股でしてね、時代劇でないとさまにならないからです」とのことである。片岡千恵蔵の大ファンで、昭和32年に『大菩薩峠』で共演した際には、「胸がドキドキして、演じるどころではなかった」と語っている。また監督の内田吐夢からは演技だけでなく、人生についても何かと教えてもらったという[2]。
主な出演
映画
- 少年靴屋 (1935年。日活)
- 悦ちゃん(1937年。日活)
- 悦ちゃん乗り出す(1937年。日活)
- 路傍の石(1938年。日活)
- 令嬢殺し犯人(1938年。日活)
- 遅咲きの母
- 花の舞曲
- 鋪道の戦線
- お光の縁談(1946年。松竹)
- 彼女の発言(1946年。松竹)
- 女だけの夜(1947年。大映)
- 鉄路の薔薇(1949年。東宝)
- 不良少女(1949年。松竹)
- 地獄の笛(1949年。大映)
- 毒薔薇(1949年。大映)
- 花の日月(1949年。大映)
- 愛染草(1949年。大映)
- 肉体の白書(1950年。東映)
- 魔の黄金(1950年。大映)
- 妻も恋す(1950年。大映)
- 母椿(1950年。大映)
- 美貌の海(1950年。大映)
- 拳銃の前に立つ母(1950年。大映)
- 虚無僧屋敷(1950年。大映)
- 赤城から来た男(1950年。大映)
- 真珠夫人・処女の巻(1950年。大映)
- 真珠夫人・人妻の巻(1950年。大映)
- 右門捕物帖・片眼狼(1951年。新東宝)
- 月が出た出た(1951年。新東宝)
- 上州鴉(1951年。大映)
- 奴隷の街(1951年。大映)
- 無宿猫(1951年。新東宝)
- 黄門と弥次喜多(1951年。新東宝)
- 飛騨の小天狗(1951年。大映)
- 母子船(1951年。大映)
- 群狼の街(1952年。大映)
- 呼子星(1952年。大映)
- 底抜け青春音頭(1952年。新東宝)
- 二つの処女線(1952年。大映)
- 母山彦(1952年。大映)
- 滝の白糸(1952年。大映)
- ひよどり草紙(1952年。東映)
- 娘初恋ヤットン節(1952年。大映)
- 魚河岸の石松(1953年。東映)
- びっくり太平記(1953年。新東宝)
- アジャパー天国(1953年。新東宝)
- 続・魚河岸の石松(1953年。東映)
- 権九郎旅日記(1953年。新東宝)
- 玄海の鰐(1953年。東映)
- 腕くらべ千両役者(1953年。新東宝)
- 蛇と鳩(1953年。東映)
- 人生読本・花嫁の性典(1953年。東宝)
- 続続・魚河岸の石松(1953年。東映)
- 珍説忠臣蔵(1953年。新東宝)
- 憧れの星座(1953年。東映)
- 続続続・魚河岸の石松 大阪罷り通る(1954年。東映)
- 魅せられたる魂(1953年。東映)
- 名探偵アジャパー氏(1953年。新東宝)
- 愛染道中・男の血祭(1954年。東映)
- 悪の愉しさ(1954年。東映)
- 花と竜・第一部 洞海湾の乱斗(1954年。東映)
- 水戸黄門漫遊記・将軍初上り(1954年。東映)
- 雪之丞変化・第三部 復讐の剣(1954年。東映)
- 宝さがし百万両(1954年。新東宝)
- 三代目の若旦那(1954年。東映)
- 母恋人形(1954年。東映)
- 懐かしのメロディー・あゝそれなのに(1954年。東映)
- 学生五人男(1954年。東映)
- 旗本退屈男・謎の百万両(1954年。東映)
- 懐かしのメロディー・うちの女房にゃ髭がある(1954年。東映)
- 蛇姫様・第一部 千太郎あで姿(1954年。東映)
- 蛇姫様・第二部 緋牡丹地獄(1954年。東映)
- 蛇姫様・第三部 恋慕街道(1954年。東映)
- 怪猫腰抜け大騒動(1954年。東映)
- 新諸国物語 紅孔雀・第一篇(1954年。東映)
- 続続続続・魚河岸の石松 女海賊と戦う(1954年。東映)
- 放浪記(1954年。東映)
- 浮かれ狐千本桜(1954年。新東宝)
- 勢ぞろい喧嘩若衆(1955年。東映)
- 姿三四郎/第一部・第二部(1955年。東映)
- 魚河岸の石松 マンボ石松踊り(1955年。東映)
- まごころの花ひらく・女給(1955年。東映)
- 魚河岸の石松・二代目石松大あばれ(1955年。東映)
- 百面童子 第一篇 ギヤマンの秘密(1955年。東映)
- 百面童子 第二篇 サタンの窟(1955年。東映)
- 百面童子 第三篇 バテレンの宴(1955年。東映)
- 百面童子 完結篇 イスラムの女王(1955年。東映)
- まぼろし小僧の冒険・第一篇 平家部落の黄金(1955年。東映)
- まぼろし小僧の冒険・第二篇 天狗ケ池の激斗(1955年。東映)
- サラリーマン・目白三平(1955年。東映)
- 終電車の死美人(1955年。東映)
- 天兵童子 第一篇 波濤の若武者(1955年。東映)
- 天兵童子 第二篇 高松城の蜜使(1955年。東映)
- 天兵童子 完結篇 日の丸初陣(1955年。東映)
- 石松と女石松(1955年。東映)
- 魚河岸の石松 石松故郷へ帰る(1955年。東映)
- 東京摩天街(1955年。東映)
- 親馬鹿子守唄(1955年。東映)
- 笛吹若武者(1955年。東映)
- 東映家庭劇シリーズ・花ごよみ八笑人(1955年。東映)
- 不良少年の母(1955年。東映)
- 晴姿一番纏(1956年。東映)
- 赤穂浪士 天の巻 地の巻(1956年。東映)
- 狸小路の花嫁(1956年。東映)
- 警視庁物語・逃亡五分前(1956年。東映)
- 若さま侍捕物手帖・べらんめえ活人剣(1956年。東映)
- 若さま侍捕物手帖・地獄の皿屋敷(1956年。東映)
- 鼻の六兵衛(1956年。東映)
- 若様侍捕物帳・魔の死美人屋敷(1956年。東映)
- 権三と助十・かごや太平記(1956年。東映)
- 泣き笑い土俵入り(1956年。東映)
- 野郎ども表へ出ろ(1956年。東映)
- 緑眼童子・神変からくり屋敷(1956年。東映)
- 緑眼童子・風雲霧がくれ城(1956年。東映)
- 怒れ!力道山(1956年。東映)
- 母子像(1956年。東映)
- 雪崩(1956年。東映)
- 浅草三四郎(1956年。東映)
- 孫悟空/第一部・第二部(1956年。東映)
- 頑張れゴンさん(1956年。東映)
- 警視庁物語・追跡七十三時間(1956年。東映)
- 純情部隊(1957年。東映)
- 若獅子大名(1957年。東映)
- 若獅子大名 完結篇(1957年。東映)
- 青雲の鬼(1957年。東映)
- 若さま侍捕物帳 鮮血の晴着(1957年。東映)
- 若さま侍捕物帳 深夜の死美人(1957年。東映)
- 多情佛心(1957年。東映)
- 抜打ち浪人(1957年。東映)
- 大菩薩峠(1957年。東映)
- 殺人者を逃すな(1957年。東映)
- 日清戦争風雲秘話・霧の街(1957年。東映)
- 怪談番町皿屋敷(1957年。東映)
- 魔の紅蜥蝪(1957年。東映)
- ジェット機出動 第101航空基地(1957年。東映)
- 阿波おどり 鳴門の海賊(1957年。東映)
- 満月乙女笠(1957年。東映)
- 若さま侍捕物帳・鮮血の人魚(1957年。東映)
- 鬼面竜騎隊・前後篇(1957年。東映)
- 竜虎捕物陣一番手柄・百万両秘面(1957年。東映)
- 竜虎捕物陣二番手柄・疾風白狐党(1957年。東映)
- 娘十八御意見無用(1958年。東映)
- 娘の中の娘(1958年。東映)
- 多羅尾伴内・十三の魔王(1958年。東映)
- 浅間の暴れん坊(1958年。東映)
- 希望の乙女(1958年。東映)
- 江戸の花笠(1958年。東映)
- 大菩薩峠・第二部(1958年。東映)
- 恋愛自由型(1958年。東映)
- 三代目・魚河岸の石松(1958年。東映)
- 奴の拳銃は地獄だぜ(1958年。東映)
- おこんの初恋・花嫁七変化(1958年。東映)
- 波止場がらす(1958年。東映)
- 一丁目一番地・おじいちゃんは日本晴れ(1958年。東映)
- 唄祭り・かんざし纏(1958年。東映)
- 裸の太陽(ベルリン国際映画祭青少年向映画賞(西ベルリン参事会賞)受賞作品。1958年。東映)
- 忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻(1959年。東映)
- 母と娘の瞳(1959年。東映)
- 警視庁物語・顔のない女(1959年。東映)
- 静かなる兇弾(1959年。東映)
- 素晴らしき娘たち(1959年。東映)
- 大菩薩峠・完結篇(1959年。東映)
- お染久松・そよ風日傘(1959年。東映)
- いろは若衆・花駕篭峠(1959年。東映)
- 警視庁物語・遺留品なし(1959年。東映)
- 七つの弾丸(1959年。東映)
- 空港の魔女(1959年。東映)
- スピード狂時代 命を賭けて(1959年。東映)
- 海のGメン 暁の急襲隊(1959年。東映)
- べらんめえ芸者(1959年。東映)
- ずべ公天使(1960年。東映)
- 警視庁物語 血液型の秘密・聞き込み(1960年。東映)
- 親鸞(1960年。東映)
- 多羅尾伴内・七つの顔の男だぜ(1960年。東映)
- 続ずべ公天使・七色の花嫁(1960年。東映)
- 続々・べらんめえ芸者(1960年。東映)
- 大いなる旅路(1960年。東映)
- 第三次世界大戦 四十一時間の恐怖(1960年。東映)
- 天下の快男児 突進太郎(1960年。東映)
- 天下の快男児 万年太郎(1960年。東映)
- 野獣の眼(1960年。東映)
- 風流深川唄(1960年。東映)
- 天竜母恋い笠(1960年。東映)
- 百万両秘帖・前後篇(1960年。東映)
- べらんめえ芸者罷り通る(1961年。東映)
- 赤い影の男・高速三号線を張れ(1961年。東映)
- 大学武勇伝(1961年。東映)
- 花ざかり七色娘(1961年。東映)
- お役者変化捕物帖 弁天屋敷(1961年。東映)
- 次郎長社長と石松社員(1961年。東映)
- 続次郎長社長と石松社員(1961年。東映)
- 皮ジャンブルース(1961年。東映)
- 腕まくり七色娘(1961年。東映)
- ひばり民謡の旅・べらんめえ芸者佐渡へ行く(1961年。東映)
- 若き日の次郎長・東海道のつむじ風(1962年。東映)
- べらんめえ芸者と大阪娘(1962年。東映)
- ちんじゃらじゃら物語(1962年。松竹)
- 警視庁物語 十九号埋立地(1962年。東映)
- 二・二六事件 脱出(1962年。東映)
- 大江戸の鷹(1962年。東映)
- 民謡の旅・桜島 おてもやん(1962年。東映)
- ひばりの佐渡情話(1962年。東映)
- べらんめえ芸者と丁稚社長(1963年。東映)
- 警視庁物語・全国縦断捜査(1963年。東映)
- 第八空挺部隊 壮烈鬼隊長(1963年。東映)
- 白い熱球(1963年。東映)
- 路傍の石(1964年。東映)
- あの雲に歌おう(1965年。東映)
- あんま太平記(1965年。東宝)
- 喜劇 駅前医院(1965年。東宝)
- 喜劇 駅前金融(1965年。東宝)
- 虹をつかむ恋人たち(1965年。東映)
- 喜劇 駅前競馬(1966年。東宝)
- 恐怖女子高校 不良悶絶グループ(1973年。東映)
- 人間の証明(1977年。東映)
- マタギ(ベルリン国際映画祭ユニセフ監督賞受賞作品。1982年)
- ビー・バップ・ハイスクール(BE-BOP-HIGHSCHOOL)/高校与太郎行進曲(1987年)
- 忘れられぬ人々(2001年)
- Beauty うつくしいもの(2009年)
- ディア・ドクター(2009年)
- 俳優×監督=全力映画 「もはやないもの」(2012年)
- くじけないで(2013年)
- 麦子さんと(2013年)
テレビドラマ
- 孤独の賭け(1963 - 1964年、NET・東映) - 千種寿都子
- 三匹の侍 第1シリーズ 第25話「殺法無頼」(1964年、フジテレビ)
- 特別機動捜査隊 第432話「コタンの女」(1970年、NET・東映) - たつ子
- 軍兵衛目安箱 第25話「将軍暗殺」(1971年、NET ・東映) - おぎん
- 好き! すき!! 魔女先生 第4話「ソクラテス大いに怒る」(1971年、朝日放送・東映) - 進の母
- 正義のシンボル コンドールマン(1975年、NET・東映) - 三矢たみ子
- 赤い運命 第19話「父の決断の時は来た」(1976年、TBS・大映テレビ)
- 花王 愛の劇場(TBS)
- 文吾捕物帳 第21話「失った女の過去」(1982年、テレビ朝日・三船プロ)
- 星雲仮面マシンマン (1984年、日本テレビ) - おばあちゃん(真紀と勝の祖母)
- 不思議サスペンス「秘密箱からくり箱・殺した女」(1991年、関西テレビ放送・東映)
- 火曜サスペンス劇場「監察医・室生亜季子22・指紋」(1997年、日本テレビ・東映) - 柳瀬昌
その他のテレビ番組
- オールスター家族対抗歌合戦(フジテレビ)
- 一枚の写真(フジテレビ)
脚注
- ^ ここまで、『週刊サンケイ臨時増刊 大殺陣 チャンバラ映画特集』、星美智子「私とチャンバラ ゆっくリズム時代」(サンケイ出版)より
- ^ 『週刊サンケイ臨時増刊 大殺陣 チャンバラ映画特集』、星美智子「私とチャンバラ ゆっくリズム時代」(サンケイ出版)
関連書籍
- 『日本映画スチール集 大映女優篇 昭和10・20年代』(石割平・円尾敏郎/著。ワイズ出版)
- 『日本映画スチール集 シリーズ映画 大映篇』(石割平/編著、円尾敏郎/著。ワイズ出版)
- 『大映戦慄篇 昭和二十年代探偵スリラー映画』(那智史郎/編著。ワイズ出版)
- 『新諸国物語 笛吹童子、紅孔雀、七つの誓い…』(石割平/編・著、円尾敏郎、高橋かおる/編。ワイズ出版)