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2016年6月8日 (水) 03:34時点における版

中西 繁
生誕 1946年8月
東京都千代田区神田
国籍 日本の旗 日本
著名な実績 洋画家
公式サイト 中西繁アートギャラリー
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中西 繁(なかにし しげる、1946年(昭和21年) - )は、洋画家東京都生まれ[1][2]

人物

大学卒業後は建築家になり、数々の設計を手掛ける一方、1990年現代洋画精鋭選抜展で金賞受賞後[2]、「一枚の絵銀座美術館」で開いた個展「哀愁のパリ」で画壇にデビュー[1]。日本の詩情を描いた「古都の旅」、マンハッタンの街角を描く「ニューヨーク・ニューヨーク」、「巴里の空の下で」「北欧・冬の旅」「逸楽と憂愁のプラハ」「光の廻廊」「懐かしのリスボア」「イベリア半島の旅」「エーゲ海の旅」「地中海の旅」「哀愁の巴里」など、ヨーロッパ各地を旅しながら毎年個展で発表[3]

2000年5月に建築設計の職を辞し、画家一本になる[2][4]

2004年9月から2年間パリ留学し、フランス国立美術学校(エコール・デ・ボザール)で学んだ[2]。かつてフィンセント・ファン・ゴッホが住んだパリ・モンマルトルの部屋を住居兼アトリエにし[5]パリを基点にフランス各地、オランダベルギーアメリカへ旅し制作[2]

一方、1995年の阪神大震災をきっかけに「廃墟」を描き始め[2]、「棄てられた街」の連作、世界の美しい景観を描いた「LAND・SCAPE」の連作をまとめる。人類の正と負の遺産をテーマに「廃墟と再生」展を全国12都市巡回し、平和と社会正義を訴えている[1]

経歴

  • 1946年: 東京・神田に生まれる[2]
  • 1966年: 第32回東光展 初入選[3]
  • 1969年: 東京理科大学工学部建築学科卒[6][3]
  • 1982年: 第14回日展 初入選[2]
  • 1985年: 第51回東光展 会友賞[3]
  • 1988年: 現代洋画精鋭選抜展 銀賞[3] 東光会会員 推拳[3]
  • 1990年: 第56回東光会 会員賞[2][3] 現代洋画精鋭選抜展 金賞[2][4]
  • 1993年: 東光会 審査員[3]
  • 1998年: 日展 会友[3]
  • 2001年: 第33回日展「棄てられた島2001」特選[2][7]
  • 2002年: 文化庁主催第36回現代美術選抜展出品、アートミュージアム銀座・個展「棄てられた街」[2]、銀座・横浜・名古屋を巡回[2]
  • 2003年: 名古屋電気文化会館・「棄てられた街in名古屋」、横浜赤レンガ倉庫1号館・新聞連載小説挿絵原画展[2]
  • 2004年: 横浜赤レンガ倉庫主催中西繁展「LAND・SCAPE」。9月よりパリ留学[2]、モンマルトル・ゴッホの部屋をアトリエにして制作[2][4]
  • 2005年: 第37回日展「DOCK」特選[7]
  • 2006年: パリより帰国[2]
  • 2006年 - 2007年: 全国12ヶ所で帰国展「哀愁のパリⅡ」[3]
  • 2007年: 日展委嘱、東光会理事[8]・常任審査員
  • 2008年: 9月 文翔館(旧山形県庁舎)・「棄てられた街 in 山形」[2]
  • 2009年: 2月 東京銀座文藝春秋画廊・「哀愁の巴里Ⅲ」、3月 大阪府立現代美術センター・「棄てられた街 in 大阪」[3]、7月 福岡県立美術館・「棄てられた街 in 福岡」[3][9]愛媛県美術館・「棄てられた街 in 松山」[3] 
  • 2010年: 4月 沖縄県浦添市美術館・「棄てられた街 in 沖縄」[4][3]、9月 奈良県文化会館・「廃墟と再生/時空を超えて」[10]
  • 2011年: 3月 東京銀座文藝春秋画廊・「光の廻廊/欧州の旅Ⅱ」、4月 高知市文化プラザかるぽーと・「廃墟と再生 in 高知」[11][12][13]
  • 2012年: 4-5月 沖縄県浦添市美術館・「廃墟と再生 in 沖縄」[14][15][16]、6-7月 大阪山木美術・「欧州の旅Ⅱ」[17]、11月 横浜みなとみらい線サブウェイギャラリーM・「廃墟と再生 in みなとみらい」[18],[19]
  • 2013年: 4月 東京理科大学葛飾キャンパスに壁画『ストックホルム夕景』制作[20]、8月-9月 広島県立美術館・「廃墟と再生 in 広島」[21][22]
  • 2015年: 12月 ニューヨーク Bronx Museum of the Arts、Tenri Cultural Institute・「廃墟と再生 in New York」[23]

[24]

著作

脚注

  1. ^ a b c 「市報きよせ」清瀬市2012年2月15日
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 文祥堂フォーラム 第285回 ゴッホの部屋での日々 〜パリの生活と美術事情〜株式会社文祥堂(2009年6月17日)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 浦添市美術館 社団法人沖縄県建築士会より(2012年3月13日閲覧)
  4. ^ a b c d 中西繁展 浦添市美術館公式サイト(2012年3月18日閲覧)
  5. ^ KKK2 séminaire 「ゴッホに乾杯!」~パリ、ゴッホの部屋の窓辺から~KK2 霞が関ナレッジスクエア(2011年3月24日)
  6. ^ 第14回「坊っちゃん賞」受賞東京理科大学理窓会(2012年3月12日閲覧)
  7. ^ a b 日展 特選(洋画)受賞者一覧 (昭和33年~現在)日本美術展覧会(2012年3月13日閲覧)
  8. ^ 東光会役員名簿 - 東光会(2012年3月12日閲覧)
  9. ^ 戦争や重大事故の廃虚テーマ 画家・中西さん巡回展「起きていること直視を」」 - 西日本新聞2009年7月10日
  10. ^ 秋の夜 輝く大和路 - 「光と灯りの回廊」3地域実施へ」 - 奈良新聞2010年9月1日
  11. ^ 14日から中西繁展「廃墟と再生」」 - 高知新聞2011年04月12日
  12. ^ 行事等のお知らせ(No.00020192)洋画家 中西 繁氏 知事訪問 - 高知県広報広聴課(2012年3月18日閲覧)
  13. ^ 画家・中西さん「高知夕景」を高知市役所に 五台山から描く」 - 毎日新聞2011年5月3日
  14. ^ 中西繁展 浦添市美術館公式サイト(2012年5月2日閲覧)
  15. ^ 都市の破壊と再生描く 中西さん作品43点」-沖縄タイムス2012年4月27日
  16. ^ 【浦添市長フォトギャラリー】中西繁「廃墟と再生」展鑑賞- 沖縄県浦添市企画部(2012年5月2日閲覧)
  17. ^ 中西繁展 山木美術(2012年8月5日閲覧)
  18. ^ 画家・中西さんがみなとみらい駅で油彩画展、被災地の惨状も」- 神奈川新聞2012年11月6日
  19. ^ 見つめ続けた「廃虚と再生」 鎌倉の画家・中西さんが絵画展」- 東京新聞2012年11月8日
  20. ^ 東京理科大学キャンパスArt(2013年9月16日閲覧)
  21. ^ 「廃墟と再生」中西繁展 in 広島 9月1日まで」- 中国新聞2013年8月29日
  22. ^ 広島県立美術館 過去の展覧会(2013年9月16日閲覧)
  23. ^ 【Bi DAILYSUN】中西繁展「廃墟と再生」(2015年12月27日閲覧)
  24. ^ 【NY ART BEAT】Shigeru Nakanishi “Destruction and Rebirth”(2015年12月27日閲覧)

外部リンク

中西繁アートギャラリー