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2016年6月7日 (火) 23:30時点における版

うりた じゅんし

瓜田 純士
生誕 (1979-12-04) 1979年12月4日(45歳)
日本の旗 日本
東京都新宿区歌舞伎町
別名 元アウトローのカリスマ
アウトローのカリスマ
教育 中学校卒業
出身校 東京・杉並区立高南中学校
職業 作家格闘家俳優暴力団員
活動期間 作家(2008年 - )
俳優(2009年 - )
格闘家(2008年 - 2012年)
暴力団員(17歳 - 27歳)
身長 182 cm (6 ft 0 in)(中学2年生当時)
肩書き作家」・「俳優」・「格闘家
映画監督」・「モデル」・「エッセイスト」・「表現者
瓜田吉寿
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瓜田 純士(うりた じゅんし[1]1979年12月4日[2] - )は、日本作家[3]。また、俳優で自称格闘家[4]。ほか、「映画監督」、「モデル」、「エッセイスト」、ならびに「表現者」などの肩書きもあり[5]。過去10年間にわたって暴力団に所属[6]。“元アウトローカリスマ”の異称を持つ[7]。かつては“アウトローのカリスマ”と紹介された時期もあった[8]

顔面に描いたタトゥーが外観上の顕著な特色で、地下格闘技界の立役者的な人物の一人であることに加え、かねてより様々な騒動を引き起こしてきたスキャンダラスな人物としても知られる[9]。“半端じゃない”を意味するインターネットスラング「パネェ」を普及させた人物でもある[10]

来歴

東京都新宿区歌舞伎町に出生、実家は歌舞伎町の花屋で、父親は暴走族ブラックエンペラー」の2代目総長にあたる瓜田吉寿[2]。中学2年に進級する時期、新宿区内の中学校から杉並区内の中学校へ転校[11]松嶋重や工藤明男(仮名・のちの『いびつな絆 関東連合の真実』の著者)、のちの「六本木クラブ襲撃事件」の主犯格にあたる人物などの「関東連合」の面々との親交を経て、17歳で暴力団へ加入した[12]。のち2003年から2007年にかけての服役中に暴力団を脱退、“カタギ”となって27歳で出所した[13]

格闘技

2008年
3月30日、前田日明のプロデュースによる格闘技大会「THE OUTSIDER」の旗揚げ大会に“新宿のカリスマ”という触れで出場[14]。aym-jetと対戦し、グラウンド状態での踵落しを繰り出し、TKO勝ち[15]
7月19日、「THE OUTSIDER 第弐戦」に出場[16]。大谷匡弘と対戦し、1R28秒レフェリーストップで敗北[17]
12月26日、地下格闘技イベント「喧王」Zepp Osakaに参戦。招待戦スペシャルワンマッチでチョコボール金山と対戦し、判定により敗北。
2009年
1月18日、国立代々木第2体育館で開催されたムエタイ興行「ムエローク Japan 2009 〜最大最強のムエタイ祭り〜」で元ルンピニー・スタジアム認定ライト級王者チャンデー・ソーパランタレーと2分2Rのエキシビションマッチを行った。
4月10日、「喧王」2戦目、ジャックナイフ林にKO負け。
2011年
11月6日、地下格闘技イベント「益荒男-MASURAO-第伍陣」に出場し、覆面選手の“ミスターX”と対戦、1ラウンド終了後休息中のミスターXに突如膝蹴りを浴びせるという反則行為によりノーコンテストで試合中断となった[18]
2012年
1月15日、地下格闘技イベント「BERSERKER(バーサーカー)」の旗揚げ大会に出場[19]。この大会における内藤裕との「1分1ラウンド・ノーグローブ・判定ナシ」の金網戦をもって、格闘技から引退した[20]

文筆

執行猶予期間中の2003年4月に覚醒剤取締法違反(所持及び使用)で逮捕、3年半の懲役が確定し刑務所で服役していた時期、5500人が参加した刑務所内の文芸コンクールにて『mother』と題して発表した小説が大賞を獲得、人生初の「賞状」獲得経験となったこの出来事をきっかけに作家を志すようになったという[21]。デビュー作『ドブネズミのバラード』(太田出版)を2008年に発表、翌2009年には『ピラニア 〜雨の街、俺たちの絆〜』(太田出版)を発表。2010年には3冊目となる『泥だらけのありがとう』(武田ランダムハウスジャパン)を上梓[22]。2011年から「タトゥーナビ」にて“瓜田純士の僕の心は顔面タトゥー”を連載。2014年には『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆』(太田出版)を発表している[23]

その他

2009年にショートムービー『ブルーベリー 〜僕の詩 母の歌〜』(GPミュージアム)を全国発売。同年には音楽イベント「新宿アースダム 〜KING OF TATTOO LIVE〜」に参加するなどした。

諸騒動

自著や自作映画などによれば、不良として台頭した少年時代から15年間のうちに傷害覚醒剤使用などで12回もの逮捕歴を持ったという[24]。かつて参画していた地下格闘技界にあっても、「THE OUTSIDER」から追放処分を受けるなどで“問題児”としてその名を馳せた[25]

「JOY姉脅迫事件」

2012年には、モデルでタレントのJOYの姉にあたる女性(ソフィア・グリーンウッド[26])を「家族や事務所ごと潰してやる」「芸能界から消えろ、弟がどうなっても知らないぞ」などと脅迫したとして逮捕されている[27]。この女性を歌手デビューさせようとして進めていたプロデュース計画が頓挫したことが事件の発端であったという[28]。当人いわく「つまらない痴話喧嘩」で、結局無罪放免となり10日で釈放されるに至った[29]

刺傷被害事件(2013年)

2013年、10月に千葉市内で発生した刺傷事件の当事者となり重傷を負うという事態に見舞われた[30]。腹部などに刺傷を受けて重傷を追うに至ったものの、命に別状はなく、またこの事件でともに被害者となった人物(格闘技引退試合の相手でもあった内藤裕)は首に刺傷を受けて生死の境をさまよったものの、同じく命に別状は無かった[31]

「関東連合」との関係

出典:『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆

自身と「関東連合」との繋がりを示唆するようなメディア報道がかねてより存在してきた。自身は「関東連合」に所属したことはないものの、その実質的統率者にあたる人物(のちの「六本木クラブ襲撃事件」の主犯格)や実質ナンバー2にあたる松嶋重、また「関東連合」系の暴走族「宮前愚連隊」の7代目総長にあたる「工藤明男」(仮名・のちの『いびつな絆 関東連合の真実』の著者)などの面々とは中学生の頃から親交関係にあった。松嶋は杉並区立高南中学校の先輩にあたり、同人とともに企てた襲撃をきっかけに知り合う形となったのが近隣の杉並区立東田中中学校に通っていた「実質的統率者」の人物であった。両名との親交関係は「六本木クラブ襲撃事件」(2012年)の時期まで継続していたという。

“関東連合元リーダー”として知られる石元太一とはしばらく「抗争状態」と言える緊張関係にあった。石元が当事者として関与した歌舞伎俳優・市川海老蔵の暴行被害事件、いわゆる「海老蔵事件」に関してテレビ番組『Mr.サンデー』(フジテレビ)に出演したことがあり、石元がそれに対して難癖をつけてきたことがその一連の「抗争」の始まりであったという。そしてその背後には石元の芸能界進出をプロデュースしようとしていた松嶋による画策があったという(p.189)

「六本木クラブ襲撃事件」に関しては、2013年、「(自身は)一連の事件とは一切関係ない」としたうえで、実行犯として出頭した者らを名指しで批判、さらに関係人物らの過去の写真を週刊誌メディアに提供してきた人物を激しく批判するなどした[32]。これは松嶋重の依頼に応じる形で自身のブログに記事を公開、さらに『SPA!』と『週刊大衆ヴィーナス』の取材に応えたもので、「松嶋らに利用されてしまった」としている(p.205)

人違いにより起こった事件とされた「六本木クラブ襲撃事件」の「本来の標的」であったとされる人物、およびその兄、すなわち「関東連合」と長年の抗争関係にあった兄弟は地元新宿の幼馴染にあたる。この兄弟も10代の時期には「関東連合」側で抗争に参加するなどしており、また「六本木クラブ襲撃事件」の伏線にあたる事件とされた2008年の「西新宿・関東連合関係者撲殺事件」の被害者の後輩でもあった。10代当時の「関東連合」周辺者のうち、「関東連合」への正式加入を断わったのはこの兄弟と自身だけであった(兄弟は「関東連合」との関わりを絶って抗争へ突入し、自身は暴力団へ加入)。「西新宿・関東連合関係者撲殺事件」で殺害された人物(「新宿ジャックス」の初代メンバーで当時の「関東連合」の“世話役”)とも10代の頃から親交関係にあった(p.163-164)。この事件の直後(2週間後)に開催された格闘技大会「THE OUTSIDER」の旗揚げ大会に出場した折、自身の着用していたガウンの背にはハングルを彫り込んでいた。これは出自が大韓民国であったその人物への自身なりの“餞”(はなむけ)であったという(p.171)

発売作品

書籍
  • ドブネズミのバラード(2008年・太田出版
  • ピラニア 〜雨の街、俺たちの絆〜(2009年・太田出版)
  • 泥だらけのありがとう アウトローのカリスマ44のメッセージ(2010年・武田ランダムハウスジャパン
  • 遺書 〜関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆〜(2014年・太田出版)
映画
DVD
  • History 瓜田純士ドキュメント(2011年・NOTO)

出典

  1. ^ 事務所に断られブチギレ!JOYさん姉脅迫“顔面タトゥー”タレントとは(1/2)』 2012年3月30日 MSN産経ニュース
  2. ^ a b 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.20) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  3. ^ 関東連合関係者が激白「襲撃事件裏の主役は今も六本木に」』 2014年7月26日 『週刊FLASH 7月29日・8月5日号女性自身 - ライブドアニュース
  4. ^ また自称格闘家が逮捕! タレントJOYの姉でモデルのSophiaを脅迫した瓜田純士容疑者の素性』 2012年3月29日 リアルライブ
  5. ^ その男、瓜田純士|タトゥーコラム|』 2011年8月19日 タトゥーナビ
  6. ^ K-1より面白い! 不良同士のガチバトル『THE OUTSIDER 第弐戦』詳報』 2008年7月23日 日刊サイゾー - ライブドアニュース
  7. ^ 「前田日明さんよ、聞いてるか!?」アウトローひしめく地下格闘技会場を、“天下の傾奇者”瓜田純士がゆく!(1/4)』 2012年 日刊サイゾー
  8. ^ 「留置所ではVIP待遇でした」解き放たれた“元アウトローのカリスマ”瓜田純士を独占取材(前編)(1/4)』 2012年5月8日 日刊サイゾー - エキサイトニュース
  9. ^ 「関東連合」内紛勃発か? 瓜田純士がブログで“告発”』 2013年1月31日 日刊SPA!
  10. ^ 知らないのはもったいない! ネットスラングの意味 Part.4【気になるトレンド用語】』 2010年11月15日 ライブドアニュース
  11. ^ 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.22) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  12. ^ 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.99) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  13. ^ 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.138-140) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  14. ^ 【アウトサイダー】前田日明プロデュース不良大会、無事終わる』 2008年3月31日 ライブドアニュース
  15. ^ 第1回THE OUTSIDERを、前田CEOは「70点」「(乱闘の数は)想定以下」と評価 angle JAPAN 2008年3月31日
  16. ^ 【アウトサイダー】乱闘、秒殺、超満員!前田日明プロデュース不良大会第2弾で…』 2008年7月20日 ライブドアニュース
  17. ^ 試合数、盛り上がり、動員、乱闘がパワーアップしたTHE OUTSIDER第弐戦! angle JAPAN 2008年7月19日
  18. ^ 「日本刀&青龍刀持参で!?」"アウトローのカリスマ"瓜田純士が地下格闘技に衝撃参戦!』 2011年11月10日 日刊サイゾー
  19. ^ 「さらば、愛しのアウトロー」カリスマ・瓜田純士引退試合 雄々しき華の散った夜(前編)』 2012年1月20日 日刊サイゾー
  20. ^ 「さらば、愛しのアウトロー」カリスマ・瓜田純士引退試合 雄々しき華の散った夜(後編)』 2012年1月21日 日刊サイゾー
  21. ^ 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.139) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  22. ^ 「ボコボコにしてから、ブスッと」″アウトローのカリスマ″瓜田純士が吼える!(1/2)』 2010年10月4日 日刊サイゾー - ライブドアニュース
  23. ^ 関東連合が唯一制圧できなかった兄弟と、苦悩する親友の物語。瓜田純士『遺書』(1/4)』 2014年5月7日 エキサイトレビュー
  24. ^ 顔面にタトゥー、髪の毛は紫色 JOYの姉脅迫した「アウトローのカリスマ」』 2012年3月30日 J-CASTニュース
  25. ^ 「関東連合内紛」を告発した瓜田純士氏を直撃』 2013年2月16日 日刊SPA!
  26. ^ 『JOYさんの姉を脅迫した容疑 警視庁、格闘家の男逮捕』 2012年3月29日 共同通信 - 47NEWS
  27. ^ JOYさんの姉脅す 格闘家の男を逮捕』 2012年3月29日 日テレNEWS24
  28. ^ JOY姉を脅迫 全身タトゥー格闘家を逮捕「弟がどうなっても…」』 2013年10月9日(2012年3月30日付) デイリースポーツ
  29. ^ 『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆(p.188) 2014年 瓜田純士 太田出版 ISBN 978-4-7783-1406-4
  30. ^ “元アウトローのカリスマ”瓜田純士氏ら刺され重傷 犯人は依然逃走中──』 2013年10月18日 日刊サイゾー
  31. ^ 路上刺傷事件から2カ月──“元アウトローのカリスマ”瓜田純士と“人刺し裕”内藤裕が怪気炎!』 2013年12月10日 日刊サイゾー
  32. ^ 「関東連合」内紛勃発か? 瓜田純士がブログで“告発”』 2013年1月31日 日刊SPA! - ライブドアニュース

外部リンク