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{{Otheruses|ロンドン自治区の一つ|区内にある同名の地区|ワンズワース}} |
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{{ Infobox London Borough |
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{{Infobox London Borough |
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|name = ワンズワース・ロンドン特別区 |
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| name = ワンズワース区<br><small>London Borough of Wandsworth</small> |
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| status = [[ロンドン自治区]] |
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|short_name = Wandsworth |
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| image_skyline = |
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|imagename = File:LondonWandsworth.svg |
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|status = [[ロンドンの特別区|ロンドン特別区]] |
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| image_alt = |
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| image_caption = |
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| short_name = Wandsworth |
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|area_link = 1 E6 m² |
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|population_rank = 32 |
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| imagename = Wandsworth in Greater London.svg |
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|population_year = 2010 |
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| adminhq = ワンズワース |
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|population_total = 28,9600 |
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| local_authority = |
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|population_density = 8,453 |
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| ons_code = 00BJ |
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|ethnicity = 79.3% [[白人]]<br>(66.2% [[イギリス人|英国人]]<br>2.6% [[アイルランド人]]<br>10.5% その他)<br>1.0% カリブ系混血<br>0.5% アフリカ系混血<br>0.9% アジア系混血<br>0.8% その他 混血<br>3.1% [[インド人]]<br>1.9% [[パキスタン人]]<br>0.7% [[バングラデシュ人]]<br>1.4% [[アジア人|その他のアジア系人]]<br>3.9% [[黒人|カリブ系黒人]]<br>3.1% [[黒人|アフリカ系黒人]]<br>0.8% [[黒人|その他の黒人]]<br>1.0% [[イギリス系中国人|中国人]]<br>1.5% その他 |
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| gss_code = E09000032 |
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|leadership = ''テキスト参照'' |
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| leadership = リーダーと内閣制 |
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|mayor = Mrs Jane Cooper |
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| mayor_title = 首長 |
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|mps = Justine Greening<br>Sadiq Khan<br>Jane Ellison |
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| mayor = Richard Field |
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|gla_constituency = Merton and Wandsworth |
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| mps = [[w:Justine Greening|Justine Greening]] (Con),<br/>Dr [[w:Rosena Allin-Khan|Rosena Allin-Khan]] (Lab),<br/>[[w:Jane Ellison|Jane Ellison]] (Con) |
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|gla_member = Richard Tracey |
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| gla_member = [[w:Leonie Cooper|Leonie Cooper]] |
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|postcodes_areas = [[w:SW postcode area|SW]] |
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| area_km2 = 34.26 |
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|police_force = [[ロンドン警視庁]] |
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| postcode_areas = {{postcode|SW}} |
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|url = {{url|www.wandsworth.gov.uk}} |
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| dial_codes = 020 |
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| url = http://www.wandsworth.gov.uk/ |
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}} |
}} |
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'''ワンズワース・ロンドン |
'''ワンズワース・ロンドン自治区'''(ワンズワース・ロンドンじちく、{{lang-en-short|London Borough of Wandsworth}}、{{IPAc-en|audio=En-uk-LBWandsworth.ogg|ˈ|w|ɒ|n|d|z|w|ɝː|θ}})は、[[イングランド]]の[[ロンドン]]の南西部にある[[ロンドン自治区]]の一つで、[[インナー・ロンドン]]の一部を構成する。[[1963年ロンドン政府法]]により設置された <ref name="地方自治システム">阿部孝夫 [http://www1.tcue.ac.jp/home1/c-gakkai/kikanshi/ronbun2-1/abe.pdf "先進諸国における地方自治システム"] 『地域政策研究』第2巻 第1・2合併号 高崎経済大学地域政策学会 1999年10月 2018年6月21日閲覧</ref>{{RP|5}} 。自治主体は{{仮リンク|ワンズワース・ロンドン自治区議会|en|Wandsworth London Borough Council}}。 |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
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[[1889年]]まで、現在のワンズワース区は[[サリー (イングランド)|サリー]]の一部だった。[[1855年]]にワンズワース地区{{enlink|Wandsworth District (Metropolis)}}が形成され、ペンジを除く[[バタシー]]、{{仮リンク|クラパム|en|Clapham}}、{{仮リンク|パトニー|en|Putney}}、{{仮リンク|ストレタム|en|Streatham}}、{{仮リンク|トゥーティング|en|Tooting}}、[[ワンズワース]]がこの地区に含まれた。バタシーは[[1888年]]にこの地区から除かれている。[[1900年]]には残った地区が「メトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース」{{enlink|Metropolitan Borough of Wandsworth}}となり、バタシーは同じく「メトロポリタン・バラ・オブ・バタシー」{{enlink|Metropolitan Borough of Battersea}}を形成した。 |
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{{節stub}} |
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ワンズワース区は、[[1965年]]にそれまでの「メトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース」と「メトロポリタン・バラ・オブ・バタシー」を合わせて形成されたが、クラパムとストレタムの大半は地区から除かれ、[[ランベス区]]に組み込まれている。 |
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== 地理 == |
== 地理 == |
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ワンズワース区は、東端で[[ランベス区]]、南端で[[マートン区]]と[[キングストン・アポン・テムズ区|キングストン・アポン・テムズ王室特別区]]、西端で[[リッチモンド・アポン・テムズ区]]に接している。 |
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{{節stub}} |
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北端では[[テムズ川]]を挟んで、[[ハマースミス・アンド・フラム区]]、[[ケンジントン・アンド・チェルシー区|ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区]]、[[シティ・オブ・ウェストミンスター]]と接している。 |
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== 政治 == |
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{{節stub}} |
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== |
== 人口統計 == |
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[[2011年]]の国勢調査によると、ワンズワース区の人口は306,995人だった<ref name=LBEthnicPercentages/>。[[2001年]]の調査では、住民の78%が白人、9.6%が黒人、そして6.9%が南アジア出身者だった。 |
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{{節stub}} |
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== 地区 == |
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{{columns-list|2| |
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* {{仮リンク|バラム (ロンドン)|label=バラム|en|Balham}} |
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* [[バタシー]] |
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* {{仮リンク|アールスフィールド|en|Earlsfield}} |
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* {{仮リンク|ファーズダウン|en|Furzedown}} |
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* {{仮リンク|ナイン・エルムス|en|Nine Elms}} - [[メイフェア]]から在英アメリカ大使館が同地区[[テムズ川]]沿いに移転してきた。2018年1月に開館。 |
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* {{仮リンク|パトニー|en|Putney}} |
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* {{仮リンク|パトニー・ヒース|en|Putney Heath}} |
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* {{仮リンク|パトニー・ヴェイル|en|Putney Vale}} |
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* {{仮リンク|ローハンプトン|en|Roehampton}} |
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* {{仮リンク|サウスフィールズ|en|Southfields}} |
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* {{仮リンク|ストレタム・パーク|en|Streatham Park}} |
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* {{仮リンク|トゥーティング|en|Tooting}} |
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* {{仮リンク|トゥーティング・ベク|en|Tooting Bec}} / アッパー・トゥーティング |
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* [[ワンズワース]] |
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* {{仮リンク|ウェスト・ヒル (ロンドン)|label=ウェスト・ヒル|en|West Hill, London}} |
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* {{仮リンク|サマーズタウン|en|Summerstown, London}} - [[マートン区]]の一部をなす。 |
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}} |
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=== 郵便番号区域 === |
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{{main|[[:en:SW postcode area]]}} |
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London SW4(一部)、London SW8(一部)、London SW11(全域)、London SW12(一部)、London SW15(一部)、London SW16(一部)、London SW17(一部)、London SW18(全域)、London SW19(一部) |
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== 名所・旧跡 == |
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=== 建築 === |
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[[クラパムジャンクション駅]]は、{{仮リンク|クラパム|en|Clapham}}というよりは、この区内の[[バタシー]]に位置する。活気のある川沿いには、巨大なチェルシー橋埠頭をはじめ、新しい建物や改装された建物が多数建ち並ぶ。世界中にある[[パゴダ|平和パゴダ]]の一つである「ピース・パゴダ」{{enlink|Peace Pagoda#London, England|Peace Pagoda}} は、テムズ川沿いに広がる長方形の公園で、サーカスの興行もよく行われるバタシー・パークの中に位置する。 |
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ロンドンで最も混雑する主要ヘリポートである{{仮リンク|ロンドン・ヘリポート|en|London Heliport}}は、バタシー・パークのすぐ側にあり、南側には{{仮リンク|ニュー・コヴェント・ガーデン市場|en|New Covent Garden Market}}が存在する。規模の点では、{{仮リンク|サウス・テムズ・カレッジ|en|South Thames College}}、サウスサイド・ショッピング・センター、[[ワンズワース]]、エクスチェンジ・ショッピング・センター、{{仮リンク|パトニー|en|Putney}}などは、いずれも宗教建築ではない、いわば最大の世俗的建物 ([[:en:Secular building|Secular building]])<!--{{訳語疑問点範囲|date=2016-04|世俗的地区|secular structures|cand_prefix=原文}}に含まれる。--> になる。 |
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[[近代建築]]([[モダニズム建築]])学上の文化財として高く評価されている建物として、{{仮リンク|バタシー・アーツ・センター|en|Battersea Arts Centre}}(旧区役所)、王立神経障害病院{{enlink|Royal Hospital for Neuro-disability}}、ワンズワース区役所、{{仮リンク|ガラ・ビンゴ・クラブ|en|Gala Bingo Club, Tooting}}(旧{{仮リンク|グラナダ・シアター|en|Granada Theatre, Clapham Junction}})の豪華な内装、聖ヨハネの丘、[[セオドア・コミサルジェフスキー]]が手掛けたクラパム・ジャンクション、そして現在全く異なる公共利用をされている{{仮リンク|クイーン・メアリー病院|en|Queen Mary's Hospital}}内外の石造・レンガ造りの5つの華麗な大邸宅群などが挙げられ、いずれもグレードII* かそれ以上に指定されている<ref>[http://list.english-heritage.org.uk/mapsearch.aspx] Ordnance Survey{{enlink|Ordnance Survey|a=on}} map of listed buildings{{enlink|Listed building|a=on}} courtesy of [[イングリッシュ・ヘリテッジ|English Heritage]].</ref>。 |
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オールド・バタシーにある2つの見事な石細工の大邸宅は[[ザ・ブリッツ|ロンドン大空襲]]をくぐり抜け、オールド・バタシー・ハウス<ref>{{National Heritage List for England|num=1065500}}</ref>とダウンシャー・ハウス<ref>{{National Heritage List for England|num=1357666}}</ref>として、どちらも数少ないグレードII* クラスに指定されている。 |
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=== 劇場 === |
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* {{仮リンク|バタシー・アーツ・センター|en|Battersea Arts Centre}} |
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* {{仮リンク|シアター503|en|Theatre 503}} |
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=== その他 === |
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* [[バタシー発電所]] |
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** 再開発地区で、[[Apple]] UKは、2021年にバタシー発電所跡に主要本社機能を集約・移転予定。「[[バタシー発電所のポップ・カルチャー利用]]」も参照。 |
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* {{仮リンク|ド・モーガン・センター|en|De Morgan Centre}} |
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** 建物を保有していたワンズワース議会が[[リース]]を断ったため、2014年に閉鎖<ref>{{cite web|title=Pre-Raphaelite artwork on loan to Wightwick Manor |accessdate=2022/08/04 |url=https://www-expressandstar-com.translate.goog/editors-picks/2015/01/14/pre-raphaelite-artwork-on-loan-to-wightwick-manor/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc |publisher=Express & Star}}</ref>。 |
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* {{仮リンク|ワンズワース区ライフル・クラブ|en|The Borough of Wandsworth Rifle Club}} |
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* {{仮リンク|ワンズワース美術館|en|Wandsworth Museum}} |
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=== 公園・オープンスペース === |
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ワンズワース区には3つのメトロポリタン・オープン・スペース({{lang-en-short|Metropolitan Open Spaces}})が存在する。<br />{{仮リンク|バタシー・パーク|en|Battersea Park}}、{{仮リンク|ワンズワース・コモン|en|Wandsworth Common}}、{{仮リンク|トゥーティング・コモン|en|Tooting Commons}}である。トゥーティング・コモンとは歴史的に別の施設だが、トゥーティング・ベク・コモン、トゥーティング・グレイヴニー・コモンに隣接している。 |
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また、小さな公園や遊び場(一例:{{仮リンク|ワンズワース・パーク|en|Wandsworth Park}})を内包している、これら3つの大きな緑地施設は、[[2012年]]3月末まで{{仮リンク|ワンズワース・パークス・ポリス|en|Wandsworth Parks Police}}として知られた、ワンズワース区の公園[[自警]]によってパトロールされていた。2012年4月からは、23人いたパークス・ポリスに代わり、[[ロンドン警視庁]]の警官12人が、セーファー・パークス・チーム({{lang-en-short|the Safer Parks Team; SPT}})としてパトロールに当たっている。 |
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ワンズワース区内には、パトニー・ヘルス{{enlink|Wimbledon Common#Putney Heath|Putney Heath}}や、パトニー・ロウアー・コモンの一部が含まれ、{{仮リンク|ウィンブルドン・コモン|en|Wimbledon Common}}や{{仮リンク|クラパム・コモン|en|Clapham Common}}の一部として管理されている。なおクラパム・コモンは、西半分がワンズワース区に含まれるが、全体を[[ランベス区]]で管理している。 |
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== 区政 == |
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=== 首長 === |
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ワンズワース区の最初の区長はジョン・リディアード({{lang-en-short|John Lidiard}})で、[[1900年]]11月のメトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース{{enlink|Metropolitan Borough of Wandsworth|a=on}}での選挙で選出された<ref>{{cite news|title=The London Borough Councils. Election of Mayors and Aldermen.|newspaper=[[タイムズ|The Times]]|date=10 November 1900|page=14}}</ref><ref>{{cite book|title=Local History Publications 1955–2011. Index for Researchers |publisher=Wandsworth Historical Society|page=12}}</ref>。リディアードの存在は、執務室に置かれた「区長の鎖」({{lang-en-short|the Mayor's chain}})の中心に置かれた複数の[[ダイヤモンド]]で強調されている<ref>{{cite web|title=The Mayors of Wandsworth|url=http://www.wandsworth.gov.uk/info/1001/mayor-general_information/365/wandsworths_mayor/6|publisher=Wandsworth Council|accessdate=9 May 2013}}</ref>。次の区長はサー・{{仮リンク|ウィリアム・ランカスター (政治家)|label=ウィリアム・ランカスター|en|William Lancaster (politician)}}だった<ref name=PS>{{cite web|title=Blue Plaques Scheme|url=http://www.putneysociety.org.uk/blueplaquesbroch22mar.pdf|work=Putney Society|accessdate=30 March 2014}}</ref>。 |
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現在の区長はニコラ・ナーデリ({{lang-en-short|Cllr Nicola Nardelli}})である<ref>{{cite web|url=http://www.wandsworth.gov.uk/info/200399/mayor_of_wandsworth|title=Mayor of Wandsworth|publisher=|accessdate=15 March 2015}}</ref>。 |
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=== 紋章 === |
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{{external media |
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|image1 = [[:en:File:Wandsworth LB arms.png]]<br>? 紋章 |
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|image2 = [[:en:File:Lb wandsworth logo.svg]]<br>? カウンシルのロゴ |
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}} |
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区章は、以前のメトロポリタン・バラ・オブ・バタシー{{enlink|Metropolitan Borough of Battersea}}とメトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース{{enlink|Metropolitan Borough of Wandsworth}}の紋章をおおよそ引き継いでいる。 |
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[[フェス (紋章学)|フェス]]、クロッシング、盾は青と金の格子模様で、[[ウィリアム2世 (イングランド王)|ウィリアム2世]]によって、最初のサリー伯爵に叙されたウィリアム・ド・ウォレン({{lang-en-short|William de Warren}})の権力を象徴している。紋章内の金色の正方形には、[[1685年]]からワンズワースの地に定住した、フランス人[[ユグノー]]たちの涙を象徴する涙滴が描き込まれている。 |
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頂上の船は大陸からやって来た海賊集団ウェンデル族({{lang-en-short|Wendels}})を指すとされている。ウェンデル族の名前はこの地域名の元になったと考えられ、実際に古い文献には、ワンズワースを指す言葉としてウェンデルスワース({{lang-en-short|Wendelsworth}})との用例が見られる。船の上に描き込まれた4つの盾とオールは、バタシー、パトニー、トゥーティング、ワンズワースの4地区を象徴している。 |
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左側の[[ハト]]はバタシー地区の、右側の黒い竜はワンズワース地区の以前の紋章からそれぞれ引用されたものである。また後者は、[[シティ・オブ・ロンドン]]の紋章<ref>コモンズに掲載された、シティ・オブ・ロンドンの紋章:[[commons:File:Coat of Arms of The City of London.svg]]</ref>に似ていることから、ロンドンそのものを象徴していると考えられている。 |
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=== ワンズワース・ロンドン特別区カウンシル === |
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[[File:Wandsworth_London_UK_labelled_ward_map_2002.svg|thumb|2002年から採用されたワンズワース区の区割り]] |
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{{main|[[:en:Wandsworth London Borough Council]]}} |
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ワンズワース区では、20地区から3人ずつ60人の区議会議員が選出されている。2014年のワンズワース・カウンシル選挙{{enlink|Wandsworth Council election, 2014}}以来、41人の議員が[[保守党 (イギリス)|保守党]]、19人の議員が[[労働党 (イギリス)|労働党]]となっている。保守党は、1978年の選挙以来このカウンシルで過半数を占め続けており、区閣議のメンバー9人全員を輩出している。地区の保守党代表者はラヴィ・ゴヴィンダ({{lang-en-short|Ravi Govindia}})が務めている。 |
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{{clear}} |
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=== 区議会の選挙結果概要 === |
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{| border=1 cellpadding=2 cellspacing=0 style="margin: 1em 1em 1em 0; background: #f9f9f9; border: 1px #aaa solid; border-collapse: collapse; font-size: 95%; clear:both" |
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|- |
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! 年 |
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! 過半数 |
|||
! [[保守党 (イギリス)|保守党]]<br>Conservative |
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! [[労働党 (イギリス)|労働党]]<br>Labour |
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! [[自由民主党 (イギリス)|自民党]] (Lib Dem, 1988 - ) または<br>[[社会民主党 (イギリス)|社民党]] (Social Democrat, 1981 - 1988) |
|||
! その他 |
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|- |
|||
| 2014{{enlink|Wandsworth Council election, 2014|a=on}} |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
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| 41 |
|||
| 19 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 2010{{enlink|Wandsworth Council election, 2010|a=on}} |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 47 |
|||
| 13 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 2006{{enlink|Wandsworth Council election, 2006|a=on}} |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 51 |
|||
| 9 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 2002{{enlink|Wandsworth Council election, 2002|a=on}} |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 50 |
|||
| 10 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1998{{enlink|Wandsworth Council election, 1998|a=on}} |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 50 |
|||
| 11 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1994 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 45 |
|||
| 16 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1990 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 48 |
|||
| 13 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1986 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 31 |
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| 30 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1982 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 33 |
|||
| 27 |
|||
| 1 |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1978 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 36 |
|||
| 25 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1974 |
|||
| style="background:#c00; color:white;"| 労働党 |
|||
| 12 |
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| 48 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
|||
| 1971 |
|||
| style="background:#c00; color:white;"| 労働党 |
|||
| 7 |
|||
| 53 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
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| 1968 |
|||
| style="background:#33c; color:white;"| 保守党 |
|||
| 48 |
|||
| 12 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|- |
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| 1964 |
|||
| style="background:#c00; color:white;"| 労働党 |
|||
| 13 |
|||
| 47 |
|||
| {{center|–}} |
|||
| {{center|–}} |
|||
|} |
|||
=== 国会議員選挙区 === |
|||
この地区にはバタシー選挙区{{enlink|Battersea (UK Parliament constituency)}}、パトニー選挙区{{enlink|Putney (UK Parliament constituency)}}、トゥーティング選挙区{{enlink|Tooting (UK Parliament constituency)}}の3つの選挙区がある。 |
|||
== 交通機関 == |
|||
=== 橋 === |
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[[テムズ川]]の北側に位置する3つのロンドン特別区から、ワンズワースにつながる5つの橋が架けられている。下流から順に列挙する。 |
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* [[チェルシー橋]] |
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* {{仮リンク|アルバート橋 (ロンドン)|label=アルバート橋|en|Albert Bridge, London}} |
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* {{仮リンク|バタシー橋|en|Battersea Bridge}} |
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* {{仮リンク|ワンズワース橋|en|Wandsworth Bridge}} |
|||
* {{仮リンク|パトニー橋|en|Putney Bridge}} |
|||
** 毎年4月に[[オックスブリッジ]]の対抗[[レガッタ]]「[[ザ・ボート・レース]]」が、この橋から[[リッチモンド・アポン・テムズ区]]のモートレイク (Mortlake) まで実施される。 |
|||
また、ワンズワースの中央を走り、地区を2つに分ける[[ワンドル川]]にも多数の橋が架けられている。 |
|||
=== 路線事情 === |
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ワンズワース区を通る[[ナショナル・レール]]の列車は主に[[ウォータールー駅]]をターミナル駅とする{{仮リンク|サウス・ウェスタン・レールウェイ|en|South Western Railway (train operating company)|label=}}と、[[ロンドン・ヴィクトリア駅]]をターミナル駅とするサザン([[ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ]])によって運行されている。両事業者とも区一番の主要駅である[[クラパムジャンクション駅]]に乗り入れており、同駅のほかには前者は{{仮リンク|アールスフィールド駅|en|Earlsfield railway station}}、[[パットニー駅|パトニー駅]]、{{仮リンク|クイーンズタウン・ロード(バタシー)駅|en|Queenstown Road (Battersea) railway station|label=}}、{{仮リンク|ワンズワース・タウン駅|en|Wandsworth Town railway station}}、後者は{{仮リンク|バラム駅|en|Balham station}}、{{仮リンク|バタシー・パーク駅|en|Battersea Park railway station}}、{{仮リンク|ワンズワース・コモン駅|en|Wandsworth Common railway station}}、{{仮リンク|トゥーティング駅|en|Tooting railway station}}に発着する。また、トゥーティング駅にはサザンと運営会社を同じくするテムズリンクの列車も乗り入れる。 |
|||
[[ロンドン・オーバーグラウンド]]は主にクラパムジャンクション駅から発車するが、この駅は{{仮リンク|シェパーズ・ブッシュ駅 (ウェストロンドン線)|label=シェパーズ・ブッシュ駅|en|Shepherd's Bush railway station}}経由で[[ストラトフォード駅]]まで繋がる[[ウェストロンドン線]]の南側終点となっている。一部の列車はウェストロンドン線北端の[[ウィルズデン・ジャンクション駅]]を終点としている。[[イーストロンドン線]]の西側終点も同じくクラパムジャンクション駅で、{{仮リンク|デンマーク・ヒル駅|en|Denmark Hill railway station}}経由で{{仮リンク|ハイベリー&イズリントン駅|en|Highbury & Islington station}}に繋がる。1日に1本だけは、[[議会列車]]がクラパムジャンクション駅ではなくバタシー・パーク駅を終点として運行している。 |
|||
[[ロンドン地下鉄]]は[[イースト・パットニー駅|イースト・パトニー駅]]や[[サウスフィールズ駅]]に乗り入れる[[ディストリクト線]]、バラム駅、{{仮リンク|クラパム・サウス地下鉄駅|en|Clapham South tube station}}、{{仮リンク|トゥーティング・ベク地下鉄駅|en|Tooting Bec tube station}}、{{仮リンク|トゥーティング・ブロードウェイ地下鉄駅|en|Tooting Broadway tube station}}に乗り入れる[[ノーザン線]]が運行されている。 |
|||
; ナショナル・レールの駅 |
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* {{仮リンク|クイーンズタウン・ロード(バタシー)駅|en|Queenstown Road (Battersea) railway station|label=}} |
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* [[クラパムジャンクション駅]] |
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* {{仮リンク|アールスフィールド駅|en|Earlsfield railway station}} |
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* [[パットニー駅|パトニー駅]] |
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* {{仮リンク|バラム駅|en|Balham station}} |
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; ロンドン・オーバーグラウンド |
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* クラパムジャンクション駅(先述) |
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; 地下鉄駅 |
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; [[ノーザン線]] |
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* {{仮リンク|クラパム・サウス地下鉄駅|en|Clapham South tube station}} |
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* バラム駅(先述) |
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* {{仮リンク|トゥーティング・ベク地下鉄駅|en|Tooting Bec tube station}} |
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; [[ディストリクト線]] |
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* [[イースト・パットニー駅|イースト・パトニー駅]] |
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* [[サウスフィールズ駅]] |
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=== 通勤手段 === |
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[[2011年]]3月、16歳から74歳まで全ての住民を対象に、主な通勤手段の調査が行われた。結果は以下の通り<ref>{{cite web|title=2011 Census: QS701EW Method of travel to work, local authorities in England and Wales|url=http://www.ons.gov.uk/ons/rel/census/2011-census/key-statistics-and-quick-statistics-for-wards-and-output-areas-in-england-and-wales/rft-qs701ew.xls|publisher=Office for National Statistics|accessdate=23 November 2013}} 対象は16歳から74歳までの全ての住民で、失業者も数字に含む。回答者は、通勤に使う手段の中で、使う距離が最も長いものを1つだけ選んで回答した。</ref>。 |
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* 地下鉄、ライトレール、路面電車:20.7% |
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* 電車:10.6% |
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* 自家用車:10.6% |
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* バス、ミニバス、長距離バス:9.7% |
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* 徒歩:5.6% |
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* 自転車:5.4% |
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* 自宅で仕事をする<ref group="注">原文 "work mainly at or from home." 自営業で店を開設している場合や、インターネットを使って自宅から会議に参加するなどの形態を指すと考えられる。</ref>:4.0% |
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== 教育 == |
== 教育 == |
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ワンズワースには、専門的な{{仮リンク|ラングウェッジ・カレッジ|en|Language College}}の1つで著名な{{仮リンク|エリオット・スクール (パトニー)|label=エリオット・スクール|en|Elliott School, Putney}}があり、同校は[[ピアース・ブロスナン]]の出身校である。[[1842年]]には、[[イングランド国教会]]が[[チェルシー (ロンドン)|チェルシー]]に「ホワイトランズ・カレッジ」({{lang-en-short|Whitelands College}})を設立し、学校は[[ジョン・ラスキン]]の影響下に置かれた。[[1930年]]・[[1931年]]には、学校はワンズワース区{{仮リンク|ウェスト・ヒル (ワンズワース)|label=ウェスト・ヒル|en|West Hill, Wandsworth}}に移転し、[[ジャイルズ・ギルバート・スコット]]の設計した巨大な特設エリアを占有することになった。現在指定文化財に含まれているこれらの建物は、[[2005年]]にカレッジが{{仮リンク|ローハンプトン|en|Roehampton}}に再移転するまでは、ワンズワース区最大の教育施設だった。なおカレッジは移転後[[ローハンプトン大学]]の一部になっている。 |
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ワンズワース区には、他にも{{仮リンク|サウスフィールズ・アカデミー|en|Southfields Academy}}、{{仮リンク|アシュクロフト・テクノロジー・アカデミー|en|Ashcroft Technology Academy}}などの学校が存在する。 |
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== 宗教 == |
== 宗教 == |
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この地区では[[キリスト教]]信者が多数を占めるが、他宗教の信仰者も一定数存在する。[[シク教徒]]、[[ユダヤ教|ユダヤ教徒]]、[[ムスリム]]、[[仏教|仏教徒]]、[[ヒンドゥー教徒]]なども居住している{{Citation needed|date = January 2016}}。 |
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[[2001年]]の国勢調査では、住民のおよそ29%が[[無宗教]]と回答、もしくは信仰を記入しなかった<ref>[http://www.wandsworth.gov.uk/downloads/download/333/2001_census_data_and_analysis Wandsworth Council – Downloads]. Wandsworth.gov.uk (2005-04-01). Retrieved on 2013-07-17.</ref>。 |
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== 名所・旧跡 == |
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== スポーツ == |
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サッカーチーム [[トゥーティング・アンド・ミッチャム・ユナイテッドFC]]がワンズワーク区と[[マートン区]]を本拠とする。 |
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上述のように、毎年4月に[[オックスブリッジ]]の対抗[[レガッタ]]「[[ザ・ボート・レース]]」が、パトニー橋から[[リッチモンド・アポン・テムズ区]]のモートレイク (Mortlake) まで実施される。 |
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* [[エドワード・ギボン]](18世紀後半の歴史家、「[[ローマ帝国衰亡史]]」) - パットニー生まれ |
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* [[クレメント・アトリー]](政治家・首相、[[アトリー伯爵]]) |
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* [[マーガレット・ラザフォード]](女優) |
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* [[エミリー・ブラント]](女優) |
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* [[ヴィヴィアン・リー]](女優) - 6歳頃、[[英領インド]]からロンドン南西部ローハンプトン ([[:en:Roehampton|en]]) にあったフランス系カトリック[[女子修道院]]付属学校(現ウォルディンガム女学校 ([[:en:Woldingham School|en]]))に転入した。 |
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* [[ジル・エズモンド]](女優) - 俳優の[[ローレンス・オリビエ]]が何度も口説いた末に結婚した最初の妻。1990年にワンズワースで死去。 |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.wandsworth.gov.uk/ London Borough of Wandsworth] |
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* [http://wandsworthsociety.org.uk/ The Wandsworth Society] |
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* [http://groups.yahoo.com/group/Freecycle-Wandsworth/ Freecycle Wandsworth] |
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* [http://www.westcotestudios.co.uk Wandsworth Art Studios] |
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[[Category:ワンズワース区|*]] |
[[Category:ワンズワース区|*]] |
2023年4月1日 (土) 07:03時点における最新版
ワンズワース区 London Borough of Wandsworth | |
---|---|
ロンドン自治区 | |
グレーター・ロンドン内における区の位置 | |
地位 | ロンドン自治区 |
主権国家 | イギリス |
構成国 | イングランド |
リージョン | ロンドン |
典礼カウンティ | グレーター・ロンドン |
設置 | 1965年4月1日 |
区役所所在地 | ワンズワース |
行政 | |
• 種別 | ロンドン区 |
• 議会 | ワンズワース・ロンドン区議会 |
• 統治体制 | リーダーと内閣制 (保守党) |
• 首長 | Richard Field |
• ロンドン議会議員 | Leonie Cooper (Merton and Wandsworth区選出) |
• 英国議会下院議員 | Justine Greening (Con), Dr Rosena Allin-Khan (Lab), Jane Ellison (Con) |
• 欧州議会 | ロンドン選挙区 |
面積 | |
• 計 | 34.26 km2 |
域内順位 | 294位(全317地域中) |
人口(2018年中期推計値) | |
• 計 | 326,474人 |
• 順位 | 29位(全317地域中) |
• 密度 | 9,500人/km2 |
• 民族構成[1]人口密度 | 53.3% イギリス系白人 2.5% アイルランド系白人 0.1% ジプシー系白人又はアイリッシュ・トラベラー 15.5% その他の白人 1.5% 白人とカリブ系黒人の混血 0.7% 白人とアフリカ系黒人の混血 1.3% 白人とアジア系の混血 1.5% その他の混血 2.8% インド系 3.2% パキスタン系 0.5% バングラデシュ系 1.2% 中国系 3.2% その他のアジア系 4.8% アフリカ系黒人 4% カリブ系黒人 1.8% その他の黒人 0.8% アラブ系 1.3% その他の民族 |
等時帯 | GMT(UTC+0) |
• 夏時間(DST) | BST(UTC+1) |
郵便コード | SW |
市外局番 | 020 |
ONSコード | 00BJ |
GSSコード | E09000032 |
警察機関 | ロンドン警視庁 |
消防機関 | ロンドン消防局 |
ウェブサイト | www |
ワンズワース・ロンドン自治区(ワンズワース・ロンドンじちく、英: London Borough of Wandsworth、[ˈwɒndzwɜːrθ] ( 音声ファイル))は、イングランドのロンドンの南西部にあるロンドン自治区の一つで、インナー・ロンドンの一部を構成する。1963年ロンドン政府法により設置された [2]:5 。自治主体はワンズワース・ロンドン自治区議会。
歴史
[編集]1889年まで、現在のワンズワース区はサリーの一部だった。1855年にワンズワース地区 (Wandsworth District (Metropolis)) が形成され、ペンジを除くバタシー、クラパム、パトニー、ストレタム、トゥーティング、ワンズワースがこの地区に含まれた。バタシーは1888年にこの地区から除かれている。1900年には残った地区が「メトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース」 (Metropolitan Borough of Wandsworth) となり、バタシーは同じく「メトロポリタン・バラ・オブ・バタシー」 (Metropolitan Borough of Battersea) を形成した。
ワンズワース区は、1965年にそれまでの「メトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース」と「メトロポリタン・バラ・オブ・バタシー」を合わせて形成されたが、クラパムとストレタムの大半は地区から除かれ、ランベス区に組み込まれている。
地理
[編集]ワンズワース区は、東端でランベス区、南端でマートン区とキングストン・アポン・テムズ王室特別区、西端でリッチモンド・アポン・テムズ区に接している。
北端ではテムズ川を挟んで、ハマースミス・アンド・フラム区、ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区、シティ・オブ・ウェストミンスターと接している。
人口統計
[編集]2011年の国勢調査によると、ワンズワース区の人口は306,995人だった[1]。2001年の調査では、住民の78%が白人、9.6%が黒人、そして6.9%が南アジア出身者だった。
地区
[編集]郵便番号区域
[編集]London SW4(一部)、London SW8(一部)、London SW11(全域)、London SW12(一部)、London SW15(一部)、London SW16(一部)、London SW17(一部)、London SW18(全域)、London SW19(一部)
名所・旧跡
[編集]建築
[編集]クラパムジャンクション駅は、クラパムというよりは、この区内のバタシーに位置する。活気のある川沿いには、巨大なチェルシー橋埠頭をはじめ、新しい建物や改装された建物が多数建ち並ぶ。世界中にある平和パゴダの一つである「ピース・パゴダ」 (Peace Pagoda) は、テムズ川沿いに広がる長方形の公園で、サーカスの興行もよく行われるバタシー・パークの中に位置する。
ロンドンで最も混雑する主要ヘリポートであるロンドン・ヘリポートは、バタシー・パークのすぐ側にあり、南側にはニュー・コヴェント・ガーデン市場が存在する。規模の点では、サウス・テムズ・カレッジ、サウスサイド・ショッピング・センター、ワンズワース、エクスチェンジ・ショッピング・センター、パトニーなどは、いずれも宗教建築ではない、いわば最大の世俗的建物 (Secular building) になる。
近代建築(モダニズム建築)学上の文化財として高く評価されている建物として、バタシー・アーツ・センター(旧区役所)、王立神経障害病院 (Royal Hospital for Neuro-disability) 、ワンズワース区役所、ガラ・ビンゴ・クラブ(旧グラナダ・シアター)の豪華な内装、聖ヨハネの丘、セオドア・コミサルジェフスキーが手掛けたクラパム・ジャンクション、そして現在全く異なる公共利用をされているクイーン・メアリー病院内外の石造・レンガ造りの5つの華麗な大邸宅群などが挙げられ、いずれもグレードII* かそれ以上に指定されている[3]。
オールド・バタシーにある2つの見事な石細工の大邸宅はロンドン大空襲をくぐり抜け、オールド・バタシー・ハウス[4]とダウンシャー・ハウス[5]として、どちらも数少ないグレードII* クラスに指定されている。
劇場
[編集]その他
[編集]- バタシー発電所
- 再開発地区で、Apple UKは、2021年にバタシー発電所跡に主要本社機能を集約・移転予定。「バタシー発電所のポップ・カルチャー利用」も参照。
- ド・モーガン・センター
- ワンズワース区ライフル・クラブ
- ワンズワース美術館
公園・オープンスペース
[編集]ワンズワース区には3つのメトロポリタン・オープン・スペース(英: Metropolitan Open Spaces)が存在する。
バタシー・パーク、ワンズワース・コモン、トゥーティング・コモンである。トゥーティング・コモンとは歴史的に別の施設だが、トゥーティング・ベク・コモン、トゥーティング・グレイヴニー・コモンに隣接している。
また、小さな公園や遊び場(一例:ワンズワース・パーク)を内包している、これら3つの大きな緑地施設は、2012年3月末までワンズワース・パークス・ポリスとして知られた、ワンズワース区の公園自警によってパトロールされていた。2012年4月からは、23人いたパークス・ポリスに代わり、ロンドン警視庁の警官12人が、セーファー・パークス・チーム(英: the Safer Parks Team; SPT)としてパトロールに当たっている。
ワンズワース区内には、パトニー・ヘルス (Putney Heath) や、パトニー・ロウアー・コモンの一部が含まれ、ウィンブルドン・コモンやクラパム・コモンの一部として管理されている。なおクラパム・コモンは、西半分がワンズワース区に含まれるが、全体をランベス区で管理している。
区政
[編集]首長
[編集]ワンズワース区の最初の区長はジョン・リディアード(英: John Lidiard)で、1900年11月のメトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース (en) での選挙で選出された[7][8]。リディアードの存在は、執務室に置かれた「区長の鎖」(英: the Mayor's chain)の中心に置かれた複数のダイヤモンドで強調されている[9]。次の区長はサー・ウィリアム・ランカスターだった[10]。
現在の区長はニコラ・ナーデリ(英: Cllr Nicola Nardelli)である[11]。
紋章
[編集]画像外部リンク | |
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en:File:Wandsworth LB arms.png ? 紋章 | |
en:File:Lb wandsworth logo.svg ? カウンシルのロゴ |
区章は、以前のメトロポリタン・バラ・オブ・バタシー (Metropolitan Borough of Battersea) とメトロポリタン・バラ・オブ・ワンズワース (Metropolitan Borough of Wandsworth) の紋章をおおよそ引き継いでいる。
フェス、クロッシング、盾は青と金の格子模様で、ウィリアム2世によって、最初のサリー伯爵に叙されたウィリアム・ド・ウォレン(英: William de Warren)の権力を象徴している。紋章内の金色の正方形には、1685年からワンズワースの地に定住した、フランス人ユグノーたちの涙を象徴する涙滴が描き込まれている。
頂上の船は大陸からやって来た海賊集団ウェンデル族(英: Wendels)を指すとされている。ウェンデル族の名前はこの地域名の元になったと考えられ、実際に古い文献には、ワンズワースを指す言葉としてウェンデルスワース(英: Wendelsworth)との用例が見られる。船の上に描き込まれた4つの盾とオールは、バタシー、パトニー、トゥーティング、ワンズワースの4地区を象徴している。
左側のハトはバタシー地区の、右側の黒い竜はワンズワース地区の以前の紋章からそれぞれ引用されたものである。また後者は、シティ・オブ・ロンドンの紋章[12]に似ていることから、ロンドンそのものを象徴していると考えられている。
ワンズワース・ロンドン特別区カウンシル
[編集]ワンズワース区では、20地区から3人ずつ60人の区議会議員が選出されている。2014年のワンズワース・カウンシル選挙 (Wandsworth Council election, 2014) 以来、41人の議員が保守党、19人の議員が労働党となっている。保守党は、1978年の選挙以来このカウンシルで過半数を占め続けており、区閣議のメンバー9人全員を輩出している。地区の保守党代表者はラヴィ・ゴヴィンダ(英: Ravi Govindia)が務めている。
区議会の選挙結果概要
[編集]年 | 過半数 | 保守党 Conservative |
労働党 Labour |
自民党 (Lib Dem, 1988 - ) または 社民党 (Social Democrat, 1981 - 1988) |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
2014 (en) | 保守党 | 41 | 19 | –
|
–
|
2010 (en) | 保守党 | 47 | 13 | –
|
–
|
2006 (en) | 保守党 | 51 | 9 | –
|
–
|
2002 (en) | 保守党 | 50 | 10 | –
|
–
|
1998 (en) | 保守党 | 50 | 11 | –
|
–
|
1994 | 保守党 | 45 | 16 | –
|
–
|
1990 | 保守党 | 48 | 13 | –
|
–
|
1986 | 保守党 | 31 | 30 | –
|
–
|
1982 | 保守党 | 33 | 27 | 1 | –
|
1978 | 保守党 | 36 | 25 | –
|
–
|
1974 | 労働党 | 12 | 48 | –
|
–
|
1971 | 労働党 | 7 | 53 | –
|
–
|
1968 | 保守党 | 48 | 12 | –
|
–
|
1964 | 労働党 | 13 | 47 | –
|
–
|
国会議員選挙区
[編集]この地区にはバタシー選挙区 (Battersea (UK Parliament constituency)) 、パトニー選挙区 (Putney (UK Parliament constituency)) 、トゥーティング選挙区 (Tooting (UK Parliament constituency)) の3つの選挙区がある。
交通機関
[編集]橋
[編集]テムズ川の北側に位置する3つのロンドン特別区から、ワンズワースにつながる5つの橋が架けられている。下流から順に列挙する。
- チェルシー橋
- アルバート橋
- バタシー橋
- ワンズワース橋
- パトニー橋
- 毎年4月にオックスブリッジの対抗レガッタ「ザ・ボート・レース」が、この橋からリッチモンド・アポン・テムズ区のモートレイク (Mortlake) まで実施される。
また、ワンズワースの中央を走り、地区を2つに分けるワンドル川にも多数の橋が架けられている。
路線事情
[編集]ワンズワース区を通るナショナル・レールの列車は主にウォータールー駅をターミナル駅とするサウス・ウェスタン・レールウェイと、ロンドン・ヴィクトリア駅をターミナル駅とするサザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)によって運行されている。両事業者とも区一番の主要駅であるクラパムジャンクション駅に乗り入れており、同駅のほかには前者はアールスフィールド駅、パトニー駅、クイーンズタウン・ロード(バタシー)駅、ワンズワース・タウン駅、後者はバラム駅、バタシー・パーク駅、ワンズワース・コモン駅、トゥーティング駅に発着する。また、トゥーティング駅にはサザンと運営会社を同じくするテムズリンクの列車も乗り入れる。
ロンドン・オーバーグラウンドは主にクラパムジャンクション駅から発車するが、この駅はシェパーズ・ブッシュ駅経由でストラトフォード駅まで繋がるウェストロンドン線の南側終点となっている。一部の列車はウェストロンドン線北端のウィルズデン・ジャンクション駅を終点としている。イーストロンドン線の西側終点も同じくクラパムジャンクション駅で、デンマーク・ヒル駅経由でハイベリー&イズリントン駅に繋がる。1日に1本だけは、議会列車がクラパムジャンクション駅ではなくバタシー・パーク駅を終点として運行している。
ロンドン地下鉄はイースト・パトニー駅やサウスフィールズ駅に乗り入れるディストリクト線、バラム駅、クラパム・サウス地下鉄駅、トゥーティング・ベク地下鉄駅、トゥーティング・ブロードウェイ地下鉄駅に乗り入れるノーザン線が運行されている。
- ナショナル・レールの駅
- ロンドン・オーバーグラウンド
- クラパムジャンクション駅(先述)
- 地下鉄駅
- ノーザン線
通勤手段
[編集]2011年3月、16歳から74歳まで全ての住民を対象に、主な通勤手段の調査が行われた。結果は以下の通り[13]。
- 地下鉄、ライトレール、路面電車:20.7%
- 電車:10.6%
- 自家用車:10.6%
- バス、ミニバス、長距離バス:9.7%
- 徒歩:5.6%
- 自転車:5.4%
- 自宅で仕事をする[注 1]:4.0%
教育
[編集]ワンズワースには、専門的なラングウェッジ・カレッジの1つで著名なエリオット・スクールがあり、同校はピアース・ブロスナンの出身校である。1842年には、イングランド国教会がチェルシーに「ホワイトランズ・カレッジ」(英: Whitelands College)を設立し、学校はジョン・ラスキンの影響下に置かれた。1930年・1931年には、学校はワンズワース区ウェスト・ヒルに移転し、ジャイルズ・ギルバート・スコットの設計した巨大な特設エリアを占有することになった。現在指定文化財に含まれているこれらの建物は、2005年にカレッジがローハンプトンに再移転するまでは、ワンズワース区最大の教育施設だった。なおカレッジは移転後ローハンプトン大学の一部になっている。
ワンズワース区には、他にもサウスフィールズ・アカデミー、アシュクロフト・テクノロジー・アカデミーなどの学校が存在する。
宗教
[編集]この地区ではキリスト教信者が多数を占めるが、他宗教の信仰者も一定数存在する。シク教徒、ユダヤ教徒、ムスリム、仏教徒、ヒンドゥー教徒なども居住している[要出典]。
2001年の国勢調査では、住民のおよそ29%が無宗教と回答、もしくは信仰を記入しなかった[14]。
スポーツ
[編集]サッカーチーム トゥーティング・アンド・ミッチャム・ユナイテッドFCがワンズワーク区とマートン区を本拠とする。
上述のように、毎年4月にオックスブリッジの対抗レガッタ「ザ・ボート・レース」が、パトニー橋からリッチモンド・アポン・テムズ区のモートレイク (Mortlake) まで実施される。
関係者
[編集]- 出身者
- エドワード・ギボン(18世紀後半の歴史家、「ローマ帝国衰亡史」) - パットニー生まれ
- クレメント・アトリー(政治家・首相、アトリー伯爵)
- マーガレット・ラザフォード(女優)
- エミリー・ブラント(女優)
- 居住その他ゆかりある人物
- ヴィヴィアン・リー(女優) - 6歳頃、英領インドからロンドン南西部ローハンプトン (en) にあったフランス系カトリック女子修道院付属学校(現ウォルディンガム女学校 (en))に転入した。
- ジル・エズモンド(女優) - 俳優のローレンス・オリビエが何度も口説いた末に結婚した最初の妻。1990年にワンズワースで死去。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 原文 "work mainly at or from home." 自営業で店を開設している場合や、インターネットを使って自宅から会議に参加するなどの形態を指すと考えられる。
出典
[編集]- ^ a b 2011 Census: Ethnic group, local authorities in England and Wales, Office for National Statistics (2012). 2011年の国勢調査に使われた設問などについては、英語版Classification of ethnicity in the United Kingdomを参照。
- ^ 阿部孝夫 "先進諸国における地方自治システム" 『地域政策研究』第2巻 第1・2合併号 高崎経済大学地域政策学会 1999年10月 2018年6月21日閲覧
- ^ [1] Ordnance Survey (en) map of listed buildings (en) courtesy of English Heritage.
- ^ Historic England. "Details from listed building database (1065500)". National Heritage List for England (英語).
- ^ Historic England. "Details from listed building database (1357666)". National Heritage List for England (英語).
- ^ “Pre-Raphaelite artwork on loan to Wightwick Manor”. Express & Star. 2022年8月4日閲覧。
- ^ “The London Borough Councils. Election of Mayors and Aldermen.”. The Times: p. 14. (10 November 1900)
- ^ Local History Publications 1955–2011. Index for Researchers. Wandsworth Historical Society. p. 12
- ^ “The Mayors of Wandsworth”. Wandsworth Council. 9 May 2013閲覧。
- ^ “Blue Plaques Scheme”. Putney Society. 30 March 2014閲覧。
- ^ “Mayor of Wandsworth”. 15 March 2015閲覧。
- ^ コモンズに掲載された、シティ・オブ・ロンドンの紋章:commons:File:Coat of Arms of The City of London.svg
- ^ “2011 Census: QS701EW Method of travel to work, local authorities in England and Wales”. Office for National Statistics. 23 November 2013閲覧。 対象は16歳から74歳までの全ての住民で、失業者も数字に含む。回答者は、通勤に使う手段の中で、使う距離が最も長いものを1つだけ選んで回答した。
- ^ Wandsworth Council – Downloads. Wandsworth.gov.uk (2005-04-01). Retrieved on 2013-07-17.
外部リンク
[編集]以下は全て英語サイト。