コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ユーナ・スタッブス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
from en:Una Stubbs oldid=687365423を翻訳
 
m Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加
 
(14人の利用者による、間の23版が非表示)
2行目: 2行目:
| 芸名 = Una Stubbs
| 芸名 = Una Stubbs
| ふりがな = ユーナ・スタッブス
| ふりがな = ユーナ・スタッブス
| 画像ファイル =
| 画像ファイル = Una Stubbs, filming Sherlock (2015).jpg
| 画像サイズ =
| 画像サイズ = 200px
| 画像コメント = 『[[SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁]]』を撮影中のスタッブス(右、2015年2月)
| 画像コメント =
| 本名 =
| 本名 =
| 別名義 = <!-- 別芸名がある場合に記載。愛称の欄ではありません -->
| 別名義 = <!-- 別芸名がある場合に記載。愛称の欄ではありません -->
| 出生地 = {{ENG}}
| 出生地 = {{ENG}}
[[ハートフォードシャー]]州[[ウェリン・ガーデン・シティ]]
[[ハートフォードシャー]]州[[ウェリン・ガーデン・シティ]]
| 死没地 = {{SCO}}、[[エディンバラ]]{{r|HeraldScotland210812}}
| 死没地 =
| 国籍 = {{GBR}}<!--「出生地」からは推定できないときだけ -->
| 国籍 = {{GBR}}<!--「出生地」からは推定できないときだけ -->
| 民族 = <!-- 民族名には信頼できる情報源が出典として必要です -->
| 民族 = <!-- 民族名には信頼できる情報源が出典として必要です -->
17行目: 17行目:
| 生月 = 5
| 生月 = 5
| 生日 = 1
| 生日 = 1
| 没年 =
| 没年 = 2021
| 没月 =
| 没月 = 8
| 没日 =
| 没日 = 12
| 職業 = 女優、()ダンサー
| 職業 = 女優、ダンサー
| ジャンル =
| ジャンル =
| 活動期間 = 1956年 - 現在
| 活動期間 = 1956年 - 2021年
| 活動内容 =
| 活動内容 =
| 配偶者 = {{仮リンク|ピーター・ギルモア|en|Peter Gilmore}}([[1958年]] - [[1969年]])(離婚)<br />{{仮リンク|ニッキー・ヘンソン|en|Nicky Henson}}([[1969年]] - [[1975年]])(離婚)
| 配偶者 = {{仮リンク|ピーター・ギルモア|en|Peter Gilmore}}([[1958年]] - [[1969年]])(離婚)<br />{{仮リンク|ニッキー・ヘンソン|en|Nicky Henson}}([[1969年]] - [[1975年]])(離婚)
29行目: 29行目:
| 事務所 =
| 事務所 =
| 公式サイト =
| 公式サイト =
| 主な作品 = *『{{仮リンク|Worzel Gummidge (TVシリーズ)|en|Worzel Gummidge (TV series)}}
| 主な作品 = * "''Worzel Gummidge''"{{enlink|Worzel Gummidge (TV series)|a=on}}
*『{{仮リンク|Till Death Us Do Part|en|Till Death Us Do Part}}』
* 『{{仮リンク|ティル・デス・ドゥ・アス・パート|label=''Till Death Us Do Part''|en|Till Death Us Do Part}}』
*『{{仮リンク|The Catherine Tate Show|en|The Catherine Tate Show}}』
* 『{{仮リンク|ザ・キャスリーン・テイト・ショー|en|The Catherine Tate Show}}』
*『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』<!-- 主演映画・主演テレビドラマなど。脇役の場合、大ヒットした作品で重要な役割であった、またはその出演功績を認められたもの。例えば、日本アカデミー賞優秀助演男優(女優)賞を受賞したような役の作品を入力 -->
* 『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』<!-- 主演映画・主演テレビドラマなど。脇役の場合、大ヒットした作品で重要な役割であった、またはその出演功績を認められたもの。例えば、日本アカデミー賞優秀助演男優(女優)賞を受賞したような役の作品を入力 -->
| アカデミー賞 =
| アカデミー賞 =
| AFI賞 =
| AFI賞 =
52行目: 52行目:
}}
}}


'''ユーナ・スタッブス'''([[1937年]][[5月]][[1日]] - )は[[イギリス]]の[[テレビ]][[舞台]][[映画]][[女優]]である。かつては英国のテレビや、劇場、時には映画にも出演したダンサーであった。英国では、[[シットコム]]『{{仮リンク|Till Death Us Do Part|en|Till Death Us Do Part}}』で演じたリタや、子供向けシリーズ『{{仮リンク|Worzel Gummidge (TVシリーズ)|en|Worzel Gummidge (TV series)}}で演じた{{仮リンク|サリーおばさん|en|Aunt Sally}}役で知られている。またTVシリーズ『[[ワーストウイッチ]]([[:en:The Worst Witch (TV series)]])』で演じたバットさん役でも有名である。最近では『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』でシャーロックの大家[[ハドスン夫人]]を演じている。
'''ユーナ・スタッブス'''<ref>{{Twitter status|omaze|994625212317499392}} - 『SHERLOCK』の共演者、ベネディクト・カンバーバッチによる発音、{{accessdate|2018-05-11}}</ref>(Una Stubbs, [[1937年]][[5月1日]] - [[2021年]][[8月12日]])[[イギリス]]のテレビ・舞台・映画女優である。かつてはイギリスのテレビや、劇場、時には映画にも出演したダンサーであった。イギリスでは、[[シチュエーション・コメディ|シットコム]]『{{仮リンク|ティル・デス・ドゥ・アス・パート|label=''Till Death Us Do Part''|en|Till Death Us Do Part}}』で演じたリタや、子供向けシリーズ "''Worzel Gummidge''"{{enlink|Worzel Gummidge (TV series)|a=on}} で演じた{{仮リンク|サリーおばさん|en|Aunt Sally}}役で知られている。またTVシリーズ『[[ワーストウイッチ]]』{{enlink|The Worst Witch (TV series)|a=on}}で演じたバットさん役でも有名である。最近では『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』でシャーロックの大家[[ハドスン夫人]]を演じている。


==活動歴==
== 活動歴 ==
1950年代中頃、スタッブスは{{仮リンク|ラウントリーズ|en|Rowntree's}}社<ref group="注">{{lang-en-short|Rowntree's}}</ref>製のデイリー・ボックス・チョコレートのカバーガールを務めていた<ref>{{cite news|title=Nestlé archive shows the history of Rowntree's chocolate|date=30 September 2011 |newspaper=York Press |location=[[ヨーク (イングランド)|York]]|accessdate=3 January 2014|url=http://www.yorkpress.co.uk/features/features/9280672.Sweet_memories_of_Rowntree_s_chocolates/|quote=Alex points out a photo of Una Stubbs, who was used as the cover girl for Dairy Box.}}</ref>。彼女は[[ヨーク (イングランド)|ヨーク]]にあったラウントリーズ社の工場への訪問について言及した際に、自身のことを「ラウントリーのチョコレート少女」<ref group="注">{{lang-en-short|'Rowntrees Chocolate Girl'}}</ref>と呼んでいる(彼女は知らなかったものの、奇しくもヨークは彼女の祖父が働いていた土地だった)<ref>[[Who Do You Think You Are? (イギリスのテレビ番組)|''Who Do You Think You Are?]], "Una Stubbs", ''Director Mary Cranitch, Producer Colette Flight, BBC, 2013, approx 26 minutes</ref>。
1950年代中頃、彼女は[[Rowntree's]]社製のデイリー・ボックス・チョコレートのカバーガールを務めていた。
<ref>{{cite news
|title=Nestlé archive shows the history of Rowntree's chocolate
|date=30 September 2011 |newspaper=[[York Press]] |location=[[ヨーク]]
|accessdate=3 January 2014 |url=http://www.yorkpress.co.uk/features/features/9280672.Sweet_memories_of_Rowntree_s_chocolates/ |quote=Alex points out a photo of Una Stubbs, who was used as the cover girl for Dairy Box.}}</ref> 彼女は[[ヨーク]]にあったRowntree's社の工場への訪問について言及した際に、自身のことを『'Rowntrees Chocolate Girl'(ラウントリーのチョコレート少女)』と呼んでいる(奇しくも[[ヨーク]]は、彼女の祖父が働いていた土地であったが、彼女はそのことを知らなかった)。<ref>''Who Do You Think You Are?, "Una Stubbs", ''Director Mary Cranitch, Producer Colette Flight, BBC, 2013, approx 26 minutes</ref>


彼女は1956年に、イギリスのテレビ音楽番組『{{仮リンク|Cool for Cats|en|Cool For Cats (TV show)}}』において、{{仮リンク|ダギー・スクワイアズ|en|Dougie Squires}}・ダンサーの一員として、テレビに初出演した。彼女はこの頃[[ロンドン]]の[[キャバレー]]や[[ナイトクラブ]]、[[レヴュー (演芸)|レヴュー]]でも働いており、{{仮リンク|ライオネル・ブレア|en|Lionel Blair}}のダンス・アンサンブルの一員でもあった。
スタッブスは1956年に、イギリスのテレビ音楽番組『{{仮リンク|クール・フォー・キャッツ|en|Cool for Cats (TV series)}}』において、{{仮リンク|ダギー・スクワイアズ|en|Dougie Squires}}・ダンサーの一員として、テレビに初出演した。彼女はこの頃[[ロンドン]]の[[キャバレー]]や[[ナイトクラブ]]、[[レヴュー (演芸)|レヴュー]]でも働いており、{{仮リンク|ライオネル・ブレア|en|Lionel Blair}}のダンス・アンサンブルの一員でもあった。


彼女が初めて大きな役を得たのは、[[クリフ・リチャード]]の1963年の映画『{{仮リンク|Summer Holiday|en|Summer Holiday (1963 film)}}』でのことである。彼女はまた、リチャードの次の映画『{{仮リンク|Wonderful Life|en|Wonderful Life (1964 film)}}』にも出演している(1964)。それから数年後、彼女は[[BBC]]の[[シットコム]]『''{{仮リンク|Till Death Us Do Part|en|Till Death Us Do Part}}''(1966-75)に出演し、{{仮リンク|アルフガーネット|en|Alf Garnett}}の結婚した娘・リタ役を演じたことで一躍成功する。また1981年の短い生放送シットコム『{{仮リンク|Till Death...|en|Till Death...}}』においてもリタを演じた。彼女は1985年から92年放映のBBC制作シットコム『{{仮リンク|In Sickness and in Health|en|In Sickness and in Health}}』においても、いくつかのエピソードでリタを演じた(これが度目のリタ役となる)。1970年から71年にかけて、スタッブスは再びクリフ・リチャードとタッグを組み、毎週彼の[[BBC One]]のテレビシリーズ''It's Cliff Richard!''に出演した。彼女は次のシリーズには出演しなかったが、それは放送が彼女の出産直後であったためである。この作品では、Till Death Us Do Partで共演しており、彼女のテレビでの「母」であった{{仮リンク|Dandy Nichols|en|Dandy Nichols}}が彼女の代役を務めた<ref>Till Death Us Do Part{{仮リンク|アルフガーネット|en|Alf Garnett}}を演じたのがDandy Nicholsである。</ref>
彼女が初めて大きな役を得たのは、[[クリフ・リチャード]]の1963年の映画『{{仮リンク|サマー・ホリデイ (1963年の映画)|label=サマー・ホリデイ|en|Summer Holiday (1963 film)}}』でのことである。彼女はまた、リチャードの次の映画『{{仮リンク|ワンダフル・ライフ (1964年の映画)|label=ワンダフル・ライフ|en|Wonderful Life (1964 film)}}』にも出演している(1964。それから数年後、彼女は[[BBC]]の[[シチュエーション・コメディ|シットコム]]『{{仮リンク|ティル・デス・ドゥ・アス・パート|label=''Till Death Us Do Part''|en|Till Death Us Do Part}}』(1966{{ndash}}1975年)に出演し、{{仮リンク|アルフガーネット|en|Alf Garnett}}の結婚した娘・リタ役を演じたことで一躍成功する。また1981年の短い生放送シットコム『{{仮リンク|ティル・デス...|label=''Till Death...''|en|Till Death...}}』においてもリタを演じた。彼女は1985年から1992年放映のBBC制作シットコム『{{仮リンク|イン・シックネス・アンド・イン・ヘルス|label=''In Sickness and in Health''|en|In Sickness and in Health}}』においても、いくつかのエピソードでリタを演じたこれが3度目のリタ役となる。1970年から1971年にかけて、スタッブスは再びクリフ・リチャードとタッグを組み、毎週彼の[[BBC One]]のテレビシリーズ "''It's Cliff Richard!''" に出演した。次のシリーズには出演しなかったが、それは放送が彼女の出産直後であったためである。この作品では、"''Till Death Us Do Part''" で共演しており、彼女のテレビでの「母」であった{{仮リンク|ダンディー・ニコルズ|en|Dandy Nichols}}が代役を務めた<ref group="注">"''Till Death Us Do Part''" でアルフガーネットを演じたのがニコルズである。</ref>


スタッブスは『[[フォルティ・タワーズ]]』において、1979年のエピソード『結婚記念日』([[:en:The_Anniversary (Fawlty_Towers)]])で主演を務めている。1979年から1981年にかけて、彼女は[[ITV]]の子供向けシリーズ『{{仮リンク|Worzel Gummidge (TVシリーズ)|en|Worzel Gummidge (TV series)}}でジョン・パートウィー([[:en:Jon Pertwee]])や[[バーバラ・ウィンザー]]に対抗する役・サリーおばさんを演じた。また、1980年代にはゲームショーGive Us a Clueでチーム・キャプテンを務め、他チームのキャプテンを務めていたライオネル・ブレアと再会している。
スタッブスは『[[フォルティ・タワーズ]]』において、1979年のエピソード『結婚記念日』{{enlink|The Anniversary (Fawlty Towers)|The Anniversary|i=on}} で主演を務めている。1979年から1981年にかけて、彼女は[[ITV]]の子供向けシリーズ "''Worzel Gummidge''"{{enlink|Worzel Gummidge (TV series)|a=on}} {{仮リンク|ジョン・パートウィー|en|Jon Pertwee}}や[[バーバラ・ウィンザー]]に対抗する役・サリーおばさんを演じた。また、1980年代にはゲームショー "''Give Us a Clue''" でチーム・キャプテンを務め、他チームのキャプテンを務めていたライオネル・ブレアと再会している。


彼女は『[[バーナビー警部]]』、『{{仮リンク|Heartbeat|en|Heartbeat (UK TV series)}}』、『{{仮リンク|Casualty|en|Casualty (TV series)}}』、『{{仮リンク|Keeping Up Appearances|en|Keeping Up Appearances}}』、『{{仮リンク|Born and Bred|en|Born and Bred}}』、そして『[[ワーストウイッチ]]([[:en:The Worst Witch (TV series)]])』などの番組に出演した。近年スタッブスは『{{仮リンク|Victoria Wood|en|Victoria Wood (1989 TV series)}}』の第4話"We'd Quite Like to Apologise"、『{{仮リンク|The Catherine Tate Show|en|The Catherine Tate Show}}』、『[[アガサ・クリスティー ミス・マープル]]』、『[[イーストエンダーズ]]』、『{{仮リンク|Benidorm|en|Benidorm (TV series)}}』などに出演しており、また、2010年からは、『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』で[[ハドスン夫人]]を演じている。
彼女は『[[バーナビー警部]]』、『{{仮リンク|ハートビート (イギリスのテレビ番組)|label=ハートビート|en|Heartbeat (UK TV series)}}』、『{{仮リンク|カジュアルティー|en|Casualty (TV series)}}』、『{{仮リンク|キーピング・アップ・アピアランシズ|label=''Keeping Up Appearances''|en|Keeping Up Appearances}}』、『{{仮リンク|ボーン・アンド・ブレッド|en|Born and Bred}}』、そして『[[ワーストウイッチ]]』{{enlink|The Worst Witch (TV series)|a=on}}などの番組に出演した。近年はスタッブスは『{{仮リンク|ヴィクトリア・ウッド|en|Victoria Wood (1989 TV series)}}』 の第4話 "''We'd Quite Like to Apologise''"、 『{{仮リンク|ザ・キャスリーン・テイト・ショー|en|The Catherine Tate Show}}』、『[[アガサ・クリスティー ミス・マープル]]』、『[[イーストエンダーズ]]』、『{{仮リンク|ベニドルム (テレビ番組)|label=ベニドルム|en|Benidorm (TV series)}}』 などに出演している。また、2010年からは、『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』で[[ハドスン夫人]]を演じている。


スタッブスは{{仮リンク|ストエンドシアター|en|West End theatre}}にも2001年と2005年に出演している。このうち2001年には[[ノエル・カワード]]の最終作Star Qualityで{{仮リンク|ペネロ・キース|en|Penelope Keith}}と共演し、2005年には[[フリードリヒ・フォン・シラー|シラー]]の『ドン・カルロス』で[[デレク・ジャコビ]]と共演している。近年では、メニエール・チョコレート・ファクトリー<ref>[[:en:Menier Chocolate Factory]]</ref>でのミュージカル『[[ラ・カージュ・オ・フォール (ミュージカル)|ラ・カージュ・オ・フォール]]』や、バース立劇場<ref>[[:en:Theatre Royal, Bath]]</ref>と[[オールド・ヴィック・シアター]]での『[[ピグマリオン (戯曲)|ピグマリオン]]』、そして[[ドンマー・ウエアハウス]]での『一族再会』<ref>[[T・S・エリオット]]の1937年の戯曲"[[:en:The Family Reunion]]"。</ref>などに出演した。彼女はまた、2012年に[[ロイヤル・ナショナル・シアター]]で上演された{{仮リンク|The Curious Incident of the Dog in the Night-Time|en|The Curious Incident of the Dog in the Night-Time (play)}}』のオリジナル・キャストでもある。
スタッブスは[[ストエンドシアター]]にも2001年と2005年に出演している。このうち2001年には[[ノエル・カワード]]の最終作 "''Star Quality''" で{{仮リンク|ペネロープ・キース|en|Penelope Keith}}と共演し、2005年には[[フリードリヒ・フォン・シラー|シラー]]の『ドン・カルロス』で[[デレク・ジャコビ]]と共演している。近年では、{{仮リンク|メニエール・チョコレート・ファクトリー|en|Menier Chocolate Factory}}でのミュージカル『[[ラ・カージュ・オ・フォール (ミュージカル)|ラ・カージュ・オ・フォール]]』や、{{仮リンク|バース立劇場|en|Theatre Royal, Bath}}と[[オールド・ヴィック・シアター]]での『[[ピグマリオン (戯曲)|ピグマリオン]]』、そして[[ドンマー・ウエアハウス]]での『{{仮リンク|一族再会|en|The Family Reunion}}』<ref group="注">[[T・S・エリオット]]の1937年の戯曲 "''The Family Reunion''"{{enlink|The Family Reunion|a=on}}。</ref>などに出演した。彼女はまた、2012年に[[ロイヤル・ナショナル・シアター]]で上演された『[[夜中に犬に起こった奇妙な事件 (演劇)|夜中に犬に起こった奇妙な事件]]』のオリジナル・キャストでもある。


2015年には彼女は[[BBC One]]の"The Big Painting Challenge"に、{{仮リンク|リチャード・ベーコン|en|Richard Bacon (broadcaster)}}と共に出演した。
2015年、スタッブスは[[BBC One]]の "''The Big Painting Challenge''" に、{{仮リンク|リチャード・ベーコン|en|Richard Bacon (broadcaster)}}と共に出演した。


==私生活==
== 私生活 ==
スタッブスは[[ハートフォードシャー]]の[[ウェリン・ガーデン・シティ]]で、アンジェラ・K・ローリンソンとクラレンス・レジナルド・スタッブスの娘として生まれた<ref>http://www.thegenealogist.co.uk/treeview/tree_view.php?&&tree_id=22078</ref> 彼女は[[レスターシャー]]の{{仮リンク|ヒンクリー|en|Hinckley}}で育った<ref>[http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2013/aug/02/una-stubbs-my-family-values The GuardianUna Stubbs: My family values]</ref> 1958年に俳優{{仮リンク|ピーター・ギルモア|en|Peter Gilmore}}と結婚し、ジェイソン(Jason)という息子を養子に取る。彼らは1969年に離婚したが、その後彼女は同じく俳優の{{仮リンク|ニッキー・ヘンソン|en|Nicky Henson}}と結婚した。スタッブスはヘンソンと1975年に離婚したものの、良い交友関係は保っている。彼らの間には人の子供がいる。一人は作曲家のクリスチャン・ヘンソン([[1975年]][[12月]][[25日]] - )で、もう一人はミュージシャンで作曲家のジョー・ヘンソン([[1973年]][[9月]][[18日]] - )である<ref>[http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/5007346.stm Stubbs to join ex-husband in soap] [[BBC News]] 23 May 2006</ref>
スタッブスは[[ハートフォードシャー]]の[[ウェリン・ガーデン・シティ]]で、アンジェラ・K・ローリンソンとクラレンス・レジナルド・スタッブスの娘として生まれた<ref>http://www.thegenealogist.co.uk/treeview/tree_view.php?&&tree_id=22078</ref>彼女は[[レスターシャー]]の{{仮リンク|ヒンクリー (イングランド)|label=ヒンクリー|en|Hinckley}}で育った<ref>{{Cite web|url=http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2013/aug/02/una-stubbs-my-family-values|publisher=[[ガーディアン|The Guardian]]|title=Una Stubbs: My family values|date=2013-08-02|author=Vicki Power|accessdate=2016-04-09}}</ref>1958年に俳優{{仮リンク|ピーター・ギルモア|en|Peter Gilmore}}と結婚し、ジェイソンという息子を養子に取る。彼らは1969年に離婚したが、その後彼女は同じく俳優の{{仮リンク|ニッキー・ヘンソン|en|Nicky Henson}}と結婚した。スタッブスはヘンソンと1975年に離婚したものの、良い交友関係は保っている。彼らの間には2人の子供がいる。一人は作曲家の{{仮リンク|クリスチャン・ヘンソン|en|Christian Henson}}([[1975年]][[12月25日]] - で、もう一人はミュージシャンで作曲家のジョー・ヘンソン[[1973年]][[9月18日]] - である<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/5007346.stm|title=Stubbs to join ex-husband in soap|publisher=[[BBCニュース]]|date=2006年5月23日|accessdate=2016-04-09}}</ref>


長年の間、スタッブスはロンドン周辺をヴィネット<ref>[[:en:Vignette (graphic design)]]</ref>で描き続けており、[[メイフェア]]の自宅近くで、これらの絵の展覧会を開いたこともある<ref>[http://www.panterandhall.com/ArtistPage.aspx?Id=7f44042a-0c55-498f-a0c1-cfd2a61d47c0 Stubbs at Panter & Hall gallery]</ref>
長年の間、スタッブスはロンドン周辺を{{仮リンク|ヴィネット (絵画)|label=ヴィネット|en|Vignette (graphic design)|preserve=1}}で描き続けており、[[メイフェア]]の自宅近くで、これらの絵の展覧会を開いたこともある<ref>[http://www.panterandhall.com/ArtistPage.aspx?Id=7f44042a-0c55-498f-a0c1-cfd2a61d47c0 Stubbs at Panter & Hall gallery]</ref>


スタッブスは、彼の親である{{仮リンク|ワンダ・ヴェンサム|en|Wanda Ventham}}と共演した縁で、『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』での共演者[[ベネディクト・カンバーバッチ]]が4歳の頃から、彼を知っていた<ref>[http://blogs.laweekly.com/squidink/2012/05/q_a_with_una_stubbs.php?page=2 Q & A With Una Stubbs: The Joy of Victoria Sponges + Getting Sherlock Holmes to Eat]</ref>
スタッブスは、母[[ワンダ・ヴェンサム]]と共演した縁で、『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』での共演者[[ベネディクト・カンバーバッチ]]を、彼が4歳の頃から知っていたという<ref>{{cite web|url=http://blogs.laweekly.com/squidink/2012/05/q_a_with_una_stubbs.php?page=2|title=Q & A With Una Stubbs: The Joy of Victoria Sponges + Getting Sherlock Holmes to Eat|author=Margy Rochlin|date=2012-05-07|publisher=LA WEEKLY|accessdate=2016-04-09}}</ref><ref name="ELLE170119p8">{{Cite web|和書|url=http://www.elle.co.jp/culture/feature/sherlock17_0119/(Offset)/7|title=あなたの知らないドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の秘密24|date=2017-01-19|accessdate=2017-02-18|page=8|publisher=[[ELLE (雑誌)|ELLE]]}}</ref>。
また、彼女を題材とした、BBCの『{{仮リンク|Who Do You Think You Are?|en|Who Do You Think You Are? (UK TV series)}}』が、[[2013年]][[7月]][[24日]]に放映された。この番組の中では彼女の祖先が何人か紹介された。例えば彼女の曾祖父にあたる[[エベネザー・ハワード]]は、[[田園都市]]の提唱者であり、最初の田園都市である[[ハートフォードシャー]]の[[レッチワース]]ならびに[[ウェリン・ガーデン・シティ]]において、その設計と建設の原動力となった人物である。<ref name="WDYTYA">{{Cite episode | title = Una Stubbs | series = Who Do You Think You Are? | serieslink = :en:Who Do You Think You Are? (UK TV series) | url = http://www.bbc.co.uk/programmes/b037lfg6 | accessdate = 24 July 2013 | network = [[BBC]] | date = 24 July 2013 | seriesno = 10 | number = 1 | transcript = | transcripturl = }}[https://en-two.iwiki.icu/wiki/Who_Do_You_Think_You_Are%3F_%28UK_TV_series%29#Series_10_.282013.29 英語版Wikipedia記事]</ref><ref>因みに[[ウェリン・ガーデン・シティ]]は、彼女の出身地でもある。</ref>


また、スタッブスを題材としたBBCの "[[Who Do You Think You Are? (イギリスのテレビ番組)|''Who Do You Think You Are?'']]" が、[[2013年]][[7月24日]]に放映された。この番組の中で、彼女の祖先が何人か紹介された。例えば曾祖父にあたる[[エベネザー・ハワード]]は、[[田園都市]]の提唱者であり、最初の田園都市である[[ハートフォードシャー]]の[[レッチワース]]ならびに[[ウェリン・ガーデン・シティ]]において、その設計と建設の原動力となった人物である<ref name="WDYTYA">{{Cite episode |title=Una Stubbs|series=Who Do You Think You Are?|series-link=Who Do You Think You Are? (イギリスのテレビ番組)|url=http://www.bbc.co.uk/programmes/b037lfg6|accessdate=24 July 2013|network=[[英国放送協会|BBC]]| date=24 July 2013|series-number=10|number=1|transcript= |transcript-url = }}</ref><ref group="注">ちなみに[[ウェリン・ガーデン・シティ]]は、彼女の出身地でもある。</ref>。
==出演作==
===映画===
*''{{仮リンク|Summer Holiday|en|Summer Holiday (1963 film)}}'' – サンディ (1963年)
*''{{仮リンク|The Bargee|en|The Bargee}}'' – ブライズメイド<ref>{{cite web|url=http://wedding.dictionarys.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89.html|title=ブライズメイドとは|accessdate=26 October 2015}}</ref> (1964年)
*''{{仮リンク|Wonderful Life|en|Wonderful Life (1964 film)}}'' – バーバラ (1964年)
*''{{仮リンク|Three Hats for Lisa|en|Three Hats for Lisa}}'' – フローラ (1965年)
*''{{仮リンク|Mister Ten Per Cent|en|Mister Ten Per Cent}}'' – レディ・ドロシー (1967年)
*''{{仮リンク|Till Death Us Do Part|en|Till Death Us Do Part (film)}}'' – リタ (1969年)
*''{{仮リンク|Penny Gold|en|Penny Gold}}'' – アンナ (1973年)
*''{{仮リンク|Bedtime with Rosie|en|Bedtime with Rosie}}'' – ロージー (1975年)
*''[[エンジェル (2007年の映画)|エンジェル]]'' – ドーソンさん (2007年)


2021年8月12日、84歳で[[エディンバラ]]の自宅で亡くなった<ref name="bbc210812">{{Cite news|title=Una Stubbs: Till Death Us Do Part and Sherlock actress dies aged 84|url=https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-58190446|work=BBC News|date=2021-08-12|accessdate=2021-08-12|language=en-GB}}</ref><ref name="HeraldScotland210812">{{cite web|url=https://www.heraldscotland.com/news/19509666.una-stubbs-dead-sherlock-actress-dies-edinburgh/|title=Una Stubbs dead: Sherlock actress dies in Edinburgh|date=2021-08-12|accessdate=2021-08-13|first=Elle|last=Duffy|publisher=Herald Scotland}}</ref>。
===テレビ番組===
*''{{仮リンク|The Strange World of Gurney Slade|en|The Strange World of Gurney Slade}}'' – 掃除機をかける少女 / 公園の少女 (2話, 1960年)
*''{{仮リンク|Till Death Us Do Part|en|Till Death Us Do Part}}'' – Rita (28話, 1966年–74年)
*''[[フォルティ・タワーズ]]'' – アリス (話名『結婚記念日』 ''([[:en:The_Anniversary (Fawlty_Towers)]])'', 1979年)
*''{{仮リンク|Worzel Gummidge (TVシリーズ)|en|Worzel Gummidge (TV series)}}'' – サリーおばさん (21話, 1979年–81年)
*''{{仮リンク|Give Us a Clue|en|Give Us a Clue}}'' – 本人役 (16話, 1979年–1985年)
*''{{仮リンク|Till Death...|en|Till Death...}}'' – リタ (6話, 1981年)
*''{{仮リンク|In Sickness and in Health|en|In Sickness and in Health}}'' – リタ (9話, 1985年–86年)
*''{{仮リンク|Worzel Gummidge Down Under|en|Worzel Gummidge Down Under}}'' – サリーおばさん (11話, 1987年–89年)
*''{{仮リンク|Keeping Up Appearances|en|Keeping Up Appearances}}'' – ムーディ夫人 (話名 ''The Padgent'', 1995年)
*''{{仮リンク|Delta Wave|en|Delta Wave}}'' – ジリー・ピジョン (4話, 1996年)
*''[[バーナビー警部]]'' – 第1シリーズ第2話『血ぬられた秀作』(原題:Written in Blood) – セリナ・ジェニングス (1998年)
*''[[ワーストウイッチ]]'' – バットさん (25話, 1998年–2000年)
*''{{仮リンク|The Catherine Tate Show|en|The Catherine Tate Show}}'' – キャロル・アン / ウルスラ (2話, 2005年)
*''[[イーストエンダーズ]]'' – キャロライン・ビショップ (6話, 2006年)
*''[[アガサ・クリスティー ミス・マープル]]'' : ''[[スリーピング・マーダー]]'' – イーディス・パジェット (2006年)
*''{{仮リンク|Mist: The Tale of a Sheepdog Puppy|en|Mist: The Tale of a Sheepdog Puppy}}'' – ファーン (23話, 2007年–09年)
*''{{仮リンク|Benidorm|en|Benidorm (TV series)}}'' – ダイアナ・ウィードン(ゲスト出演/シーズン3エピソード5, 2009年)
*''{{仮リンク|Ingenious|en|Ingenious (2009 British film)}}'' – グランシャ (2009年)
*''[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]'' – [[ハドスン夫人]] (9話, 2010年 – 現在)
*''{{仮リンク|Who Do You Think You Are?|en|Who Do You Think You Are? (UK TV series)}}'' – 本人役 (第10シリーズ第1話)
*''{{仮リンク|Starlings|en|Starlings (TV series)}}'' – モリー (第2シリーズ, 2013年)
*''{{仮リンク|Coming Up|en|Coming Up (TV series)}}'' : ''Sink Or Swim'' – シンシア (2013年)
*''[[バーナビー警部]]'' – 第17シリーズ第1話"The Dagger Club" – オードリー・ブレイルズフォード (2015年)<ref>2015年10月26日現在、本邦未放送。</ref>
*''The Big Painting Challenge'' (第1シリーズ) – リチャード・ベーコンと共同司会 (2015年)
*''{{仮リンク|Call the Midwife|en|Call the Midwife}}'' – (2015年3月)


==注釈==
== 出演作 ==
=== 映画 ===
* 『{{仮リンク|サマー・ホリデイ (1963年の映画)|label=サマー・ホリデイ|en|Summer Holiday (1963 film)}}』 - サンディ(1963年)
* 『{{仮リンク|ザ・バージー|en|The Bargee}}』 - ブライズメイド<ref>{{Cite web|和書|url=http://wedding.dictionarys.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89.html|title=ブライズメイドとは|accessdate=26 October 2015}}</ref>(1964年)
* 『{{仮リンク|ワンダフル・ライフ (1964年の映画)|label=ワンダフル・ライフ|en|Wonderful Life (1964 film)}}』 - バーバラ(1964年)
* 『{{仮リンク|スリー・ハッツ・フォー・リサ|en|Three Hats for Lisa}}』 - フローラ(1965年)
* 『{{仮リンク|ミスター・テン・パーセント|en|Mister Ten Per Cent}}』 - レディ・ドロシー(1967年)
* 『{{仮リンク|ティル・デス・ドゥ・アス・パート (映画)|label=ティル・デス・ドゥ・アス・パート|en|Till Death Us Do Part (film)}}』 - リタ(1969年)
* 『{{仮リンク|ペニー・ゴールド|en|Penny Gold}}』 - アンナ(1973年)
* 『{{仮リンク|ベッドタイム・ウィズ・ロージー|en|Bedtime with Rosie}}』 - ロージー(1975年)
* 『[[エンジェル (2007年の映画)|エンジェル]]』 - ドーソンさん (2007年)

=== テレビ番組 ===
* "''The Strange World of Gurney Slade''"{{enlink|The Strange World of Gurney Slade|a=on}} - 掃除機をかける少女 / 公園の少女(2話、1960年)
* 『{{仮リンク|ティル・デス・ドゥ・アス・パート|label=''Till Death Us Do Part''|en|Till Death Us Do Part}}』 - リタ(28話、1966年 - 1974年)
*『[[フォルティ・タワーズ]]』 - アリス(話名「結婚記念日」{{enlink|The Anniversary (Fawlty Towers)|The Anniversary|i=on}}、1979年)
* "''Worzel Gummidge''"{{enlink|Worzel Gummidge (TV series)|a=on}} - サリーおばさん(21話、1979年 - 1981年)
* 『{{仮リンク|ギヴ・アス・ア・クルー|en|Give Us a Clue}}』 - 本人役(16話、1979年 - 1985年)
* 『{{仮リンク|ティル・デス...|label=''Till Death...''|en|Till Death...}}』 - リタ(6話、1981年)
* 『{{仮リンク|イン・シックネス・アンド・イン・ヘルス|label=''In Sickness and in Health''|en|In Sickness and in Health}}』 - リタ(9話、1985年 - 1986年)
* "''Worzel Gummidge Down Under''"{{enlink|Worzel Gummidge Down Under|a=on}} - サリーおばさん(11話、1987年 - 1989年)
* 『{{仮リンク|キーピング・アップ・アピアランシズ|label=''Keeping Up Appearances''|en|Keeping Up Appearances}}』 - ムーディ夫人(話名 ''The Padgent'', 1995年)
* 『{{仮リンク|デルタ・ウェーヴ|en|Delta Wave}}』 - ジリー・ピジョン(4話、1996年)
* 『[[バーナビー警部]]』 - 第1シリーズ第2話「血ぬられた秀作」(原題: ''Written in Blood'') - セリナ・ジェニングス(1998年)
* 『[[ワーストウイッチ]]』{{enlink|The Worst Witch (TV series)|a=on}} - バットさん(25話、1998年 - 2000年)
* 『{{仮リンク|ザ・キャスリーン・テイト・ショー|en|The Catherine Tate Show}}』 - キャロル・アン / ウルスラ(2話、2005年)
* 『[[イーストエンダーズ]]』 - キャロライン・ビショップ(6話、2006年)
* 『[[アガサ・クリスティー ミス・マープル]]』「[[スリーピング・マーダー]]」 - イーディス・パジェット(2006年)
* "''Mist: The Tale of a Sheepdog Puppy''"{{enlink|Mist: The Tale of a Sheepdog Puppy|a=on}} - ファーン(23話、2007年 - 2009年)
* 『{{仮リンク|ベニドルム (テレビ番組)|label=ベニドルム|en|Benidorm (TV series)}}』 - ダイアナ・ウィードン(ゲスト出演/シーズン3 エピソード5、2009年)
* 『{{仮リンク|インジーニアス|en|Ingenious (2009 British film)}}』 - グランシャ(2009年)
* 『[[SHERLOCK(シャーロック)|SHERLOCK]]』 - [[ハドスン夫人]](10話、2010年 - 現在)
* "[[Who Do You Think You Are? (イギリスのテレビ番組)|Who Do You Think You Are?]]" - 本人役(第10シリーズ第1話)
* 『{{仮リンク|スターリング (テレビドラマ)|label=スターリング|en|Starlings (TV series)}}』 - モリー(第2シリーズ、2013年)
* 『{{仮リンク|カミング・アップ (テレビドラマ)|label=カミング・アップ|en|Coming Up (TV series)}}』 : ''Sink Or Swim'' - シンシア(2013年)
*『[[バーナビー警部]]』 - 第17シリーズ第1話 ''The Dagger Club'' - オードリー・ブレイルズフォード(2015年)<ref group="注">2015年10月26日現在、日本未放送。</ref>
* "''The Big Painting Challenge''"(第1シリーズ) - リチャード・ベーコンと共同司会(2015年)
*『{{仮リンク|コール・ザ・ミッドワイフ|en|Call the Midwife}}』(2015年3月)

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
{{Reflist}}


==外部リンク==
== 外部リンク ==
*{{IMDb name|id=0835939|name=Una Stubbs}}
*{{IMDb name|id=0835939|name=Una Stubbs}}


{{Authority control}}
{{Authority control}}
{{DEFAULTSORT:すたつふす ゆうな}}
{{Persondata <!-- Metadata: see [[Wikipedia:Persondata]]. -->
[[Category:イングランドの女優]]
| NAME =Stubbs, Una
| ALTERNATIVE NAMES =
| SHORT DESCRIPTION = British actor
| DATE OF BIRTH =1 May 1937
| PLACE OF BIRTH =Welwyn Garden City, Hertfordshire, England, UK
| DATE OF DEATH =
| PLACE OF DEATH =
}}
{{DEFAULTSORT:すたっぶす ゆーな}}
[[Category:1937年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:ウェリン・ガーデン・シティ出身の人物]]
[[Category:ウェリン・ガーデン・シティ出身の人物]]
[[Category:イギリスの女優]]
[[Category:1937年生]]
[[Category:ハートフォードシャー出身の人物]]
[[Category:2021年没]]

2023年10月31日 (火) 21:44時点における最新版

ユーナ・スタッブス
Una Stubbs
Una Stubbs
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』を撮影中のスタッブス(右、2015年2月)
生年月日 (1937-05-01) 1937年5月1日
没年月日 (2021-08-12) 2021年8月12日(84歳没)
出生地

イングランドの旗 イングランド

ハートフォードシャーウェリン・ガーデン・シティ
死没地 スコットランドの旗 スコットランドエディンバラ[1]
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 女優、(元)ダンサー
活動期間 1956年 - 2021年
配偶者 ピーター・ギルモア英語版1958年 - 1969年)(離婚)
ニッキー・ヘンソン英語版1969年 - 1975年)(離婚)
主な作品
テンプレートを表示

ユーナ・スタッブス[2](Una Stubbs, 1937年5月1日 - 2021年8月12日)は、イギリスのテレビ・舞台・映画女優である。かつてはイギリスのテレビや、劇場、時には映画にも出演したダンサーであった。イギリスでは、シットコムTill Death Us Do Part英語版』で演じたリタや、子供向けシリーズ "Worzel Gummidge" (en で演じたサリーおばさん英語版役で知られている。またTVシリーズ『ワーストウイッチ (enで演じたバットさん役でも有名である。最近では『SHERLOCK』でシャーロックの大家ハドスン夫人を演じている。

活動歴

[編集]

1950年代中頃、スタッブスはラウントリーズ英語版[注 1]製のデイリー・ボックス・チョコレートのカバーガールを務めていた[3]。彼女はヨークにあったラウントリーズ社の工場への訪問について言及した際に、自身のことを「ラウントリーのチョコレート少女」[注 2]と呼んでいる(彼女は知らなかったものの、奇しくもヨークは彼女の祖父が働いていた土地だった)[4]

スタッブスは1956年に、イギリスのテレビ音楽番組『クール・フォー・キャッツ英語版』において、ダギー・スクワイアズ英語版・ダンサーの一員として、テレビに初出演した。彼女はこの頃ロンドンキャバレーナイトクラブレヴューでも働いており、ライオネル・ブレア英語版のダンス・アンサンブルの一員でもあった。

彼女が初めて大きな役を得たのは、クリフ・リチャードの1963年の映画『サマー・ホリデイ英語版』でのことである。彼女はまた、リチャードの次の映画『ワンダフル・ライフ英語版』にも出演している(1964年)。それから数年後、彼女はBBCシットコムTill Death Us Do Part英語版』(1966年 – 1975年)に出演し、アルフ・ガーネット英語版の結婚した娘・リタ役を演じたことで一躍成功する。また1981年の短い生放送シットコム『Till Death...英語版』においてもリタを演じた。彼女は1985年から1992年放映のBBC制作シットコム『In Sickness and in Health英語版』においても、いくつかのエピソードでリタを演じた(これが3度目のリタ役となる)。1970年から1971年にかけて、スタッブスは再びクリフ・リチャードとタッグを組み、毎週彼のBBC Oneのテレビシリーズ "It's Cliff Richard!" に出演した。次のシリーズには出演しなかったが、それは放送が彼女の出産直後であったためである。この作品では、"Till Death Us Do Part" で共演しており、彼女のテレビでの「母」であったダンディー・ニコルズ英語版が代役を務めた[注 3]

スタッブスは『フォルティ・タワーズ』において、1979年のエピソード『結婚記念日』 (The Anniversary で主演を務めている。1979年から1981年にかけて、彼女はITVの子供向けシリーズ "Worzel Gummidge" (enジョン・パートウィー英語版バーバラ・ウィンザーに対抗する役・サリーおばさんを演じた。また、1980年代にはゲームショー "Give Us a Clue" でチーム・キャプテンを務め、他チームのキャプテンを務めていたライオネル・ブレアと再会している。

彼女は『バーナビー警部』、『ハートビート英語版』、『カジュアルティー英語版』、『Keeping Up Appearances英語版』、『ボーン・アンド・ブレッド英語版』、そして『ワーストウイッチ (enなどの番組に出演した。近年にはスタッブスは、『ヴィクトリア・ウッド英語版』 の第4話 "We'd Quite Like to Apologise"、 『ザ・キャスリーン・テイト・ショー英語版』、『アガサ・クリスティー ミス・マープル』、『イーストエンダーズ』、『ベニドルム英語版』 などに出演している。また、2010年からは、『SHERLOCK』でハドスン夫人を演じている。

スタッブスはウェスト・エンド・シアターにも2001年と2005年に出演している。このうち2001年にはノエル・カワードの最終作 "Star Quality" でペネロープ・キース英語版と共演し、2005年にはシラーの『ドン・カルロス』でデレク・ジャコビと共演している。近年では、メニエール・チョコレート・ファクトリー英語版でのミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』や、バース王立劇場英語版オールド・ヴィック・シアターでの『ピグマリオン』、そしてドンマー・ウエアハウスでの『一族再会英語版[注 4]などに出演した。彼女はまた、2012年にロイヤル・ナショナル・シアターで上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』のオリジナル・キャストでもある。

2015年、スタッブスはBBC Oneの "The Big Painting Challenge" に、リチャード・ベーコン英語版と共に出演した。

私生活

[編集]

スタッブスはハートフォードシャーウェリン・ガーデン・シティで、アンジェラ・K・ローリンソンとクラレンス・レジナルド・スタッブスの娘として生まれた[5]。彼女はレスターシャーヒンクリー英語版で育った[6]。1958年に俳優ピーター・ギルモア英語版と結婚し、ジェイソンという息子を養子に取る。彼らは1969年に離婚したが、その後彼女は同じく俳優のニッキー・ヘンソン英語版と結婚した。スタッブスはヘンソンと1975年に離婚したものの、良い交友関係は保っている。彼らの間には2人の子供がいる。一人は作曲家のクリスチャン・ヘンソン英語版1975年12月25日 - )で、もう一人はミュージシャンで作曲家のジョー・ヘンソン(1973年9月18日 - )である[7]

長年の間、スタッブスはロンドン周辺をヴィネット英語版で描き続けており、メイフェアの自宅近くで、これらの絵の展覧会を開いたこともある[8]

スタッブスは、母ワンダ・ヴェンサムと共演した縁で、『SHERLOCK』での共演者ベネディクト・カンバーバッチを、彼が4歳の頃から知っていたという[9][10]

また、スタッブスを題材としたBBCの "Who Do You Think You Are?" が、2013年7月24日に放映された。この番組の中で、彼女の祖先が何人か紹介された。例えば曾祖父にあたるエベネザー・ハワードは、田園都市の提唱者であり、最初の田園都市であるハートフォードシャーレッチワースならびにウェリン・ガーデン・シティにおいて、その設計と建設の原動力となった人物である[11][注 5]

2021年8月12日、84歳でエディンバラの自宅で亡くなった[12][1]

出演作

[編集]

映画

[編集]

テレビ番組

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ : Rowntree's
  2. ^ : 'Rowntrees Chocolate Girl'
  3. ^ "Till Death Us Do Part" でアルフ・ガーネットを演じたのがニコルズである。
  4. ^ T・S・エリオットの1937年の戯曲 "The Family Reunion" (en
  5. ^ ちなみにウェリン・ガーデン・シティは、彼女の出身地でもある。
  6. ^ 2015年10月26日現在、日本未放送。

出典

[編集]
  1. ^ a b Duffy, Elle (2021年8月12日). “Una Stubbs dead: Sherlock actress dies in Edinburgh”. Herald Scotland. 2021年8月13日閲覧。
  2. ^ omazeのツイート(994625212317499392) - 『SHERLOCK』の共演者、ベネディクト・カンバーバッチによる発音、2018年5月11日閲覧。
  3. ^ “Nestlé archive shows the history of Rowntree's chocolate”. York Press (York). (30 September 2011). http://www.yorkpress.co.uk/features/features/9280672.Sweet_memories_of_Rowntree_s_chocolates/ 3 January 2014閲覧. "Alex points out a photo of Una Stubbs, who was used as the cover girl for Dairy Box." 
  4. ^ Who Do You Think You Are?, "Una Stubbs", Director Mary Cranitch, Producer Colette Flight, BBC, 2013, approx 26 minutes
  5. ^ http://www.thegenealogist.co.uk/treeview/tree_view.php?&&tree_id=22078
  6. ^ Vicki Power (2013年8月2日). “Una Stubbs: My family values”. The Guardian. 2016年4月9日閲覧。
  7. ^ “Stubbs to join ex-husband in soap”. BBCニュース. (2006年5月23日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/5007346.stm 2016年4月9日閲覧。 
  8. ^ Stubbs at Panter & Hall gallery
  9. ^ Margy Rochlin (2012年5月7日). “Q & A With Una Stubbs: The Joy of Victoria Sponges + Getting Sherlock Holmes to Eat”. LA WEEKLY. 2016年4月9日閲覧。
  10. ^ あなたの知らないドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の秘密24”. ELLE. p. 8 (2017年1月19日). 2017年2月18日閲覧。
  11. ^ "Una Stubbs". Who Do You Think You Are?. 第10シリーズ. Episode 1. 24 July 2013. BBC. 2013年7月24日閲覧
  12. ^ “Una Stubbs: Till Death Us Do Part and Sherlock actress dies aged 84” (英語). BBC News. (2021年8月12日). https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-58190446 2021年8月12日閲覧。 
  13. ^ ブライズメイドとは”. 26 October 2015閲覧。

外部リンク

[編集]