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「郡司ペギオ幸夫」の版間の差分

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{{特筆性|人物|date=2015年9月2日 (水) 22:27 (UTC)}}
'''郡司 ペギオ 幸夫'''(ぐんじ - ゆきお、英:Yukio-Pegio Gunji、本名'''郡司 幸夫'''(読み同じ)、[[1959年]] - )は日本の学者。現在、[[早稲田大学]]理工学術院基幹理工学部・研究科教授。
{{存命人物の出典皆無|date=2015年9月2日 (水) 22:27 (UTC)}}
'''郡司 ペギオ 幸夫'''(ぐんじ ペギオ ゆきお、英: Yukio-Pegio Gunji、本名: '''郡司 幸夫'''(ぐん ゆきお)、[[1959年]]1月 - )は日本の学者。[[早稲田大学]]教授。


== スタンス ==
== 人物 ==
* ペンネームの「ペギオ」は[[ペンギン]]好きを由来としている<ref>{{cite web|url=https://www.asahi.com/articles/ASS1D4C94RDPUPQJ00F.html|title=AIの世界から外へ 異才の数理生物学者が語る「天然知能」の可能性
# まず、二項対立、素朴実在論、アジョイントを捨て、それらと自分との距離がなるべく遠くなるように、徹底的に卑しめよ
|publisher=朝日新聞|date=2024-01-18|accessdate=2024-01-25}}</ref>。
# 次に、「それらを我々は笑えるか」と自答し、我々の頭の中にある、距離概念だけ無効にせよ。卑しめたことを謝罪する必要はない。
# そして、(本当のところ誰もわかってない)「本当の外部」に向かえ。
# ただ、二項対立、素朴実在論、アジョイントがもたらす利益は最大限享受してよろしい。<ref>たとえば、『構造主義をめぐる生物学論争』(吉岡書店、1989年、ISBN 4842702230)</ref>

随伴作用のことを随伴関手で括り、随伴関手を批判するスタイルは、一般化ゾンビと呼ばれている<ref>現代思想2013年2月号、pp.80-98</ref>。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
* 1978年4月1日[[東北大学]]理学部入学
* 1978年4月1日 [[東北大学]]理学部入学
* 1982年3月31日東北大学理学部[[地質学]][[古生物学]]教室卒業([[学士]])
* 1982年3月31日 東北大学理学部[[地質学]][[古生物学]]教室卒業([[学士]])
* 1982年4月1日東北大学大学院理学研究科博士前期課程入学
* 1982年4月1日 [[東北大学大学院理学研究科・理学部|東北大学大学院理学研究科]]博士前期課程入学
* 1984年3月31日同課程修了(理学[[修士]])
* 1984年3月31日 同課程修了([[理学修士]])
* 1984年4月1日東北大学大学院理学研究科博士後期課程進学
* 1984年4月1日 東北大学大学院理学研究科博士後期課程進学
* 1987年4月1日日本学術振興会特別研究員(同年6月30日まで
* 1987年4月1日 [[日本学術振興会]][[特別研究員]]同年6月30日)
* 1987年6月30日東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学[[博士]])
* 1987年6月30日 東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了([[理学博士]])
* 1987年7月7日[[神戸大学]]理学部地球科学科助手
* 1987年7月7日 [[神戸大学大学院理学研究科・理学部|神戸大学理学部]]地球科学科助手
* 1993年7月1日神戸大学理学部[[地球惑星科学]]科惑星大講座助教授
* 1993年7月1日 神戸大学理学部[[地球惑星科学]]科惑星大講座助教授
* 1999年4月1日神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座教授
* 1999年4月1日 神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座教授
* 2014年4月[[早稲田大学]]理工学術院基幹理工学部・研究科教授
* 2014年4月 [[早稲田大学理工学術院]]基幹理工学研究科教授(基幹理工学部教授と兼任)


== 著書 ==
== 著書 ==
=== 単著 ===
=== 単著 ===
*『生成する生命―生命理論 1』 [[中野幹隆|哲学書房]] 2002 哲学文庫 叢書生命の哲学
*『いきものとなまものの哲学』([[青土社]]、2014、ISBN 978-4-7917-6759-5)
*『私の意識とは何か―生命理論2』哲学書房、2003 哲学文庫 叢書生命の哲学
*『群れは意識をもつ』([[PHP研究所]]、2013、ISBN-10 4569809502)
**新版『生命理論 第1部 生成する生命/第2部 私の意識とは何か』哲学書房 2006
*『時間の正体 デジャブ・因果論・量子論 (講談社選書メチエ 422)』([[講談社]]、2008年、ISBN 4062584220)
*『原生計算と存在論的観測 生命と時間、そして原生』[[東京大学出版会]] 2004
*『生命理論第1部 生成する生命/第2部 私の意識とは何か』([[哲学書房]]、2006年、ISBN 4886790887)
*『生きていることの科学 生命・意識のマテリアル』[[講談社現代新書]] 2006
**『私の意識とは何か―生命理論2 哲学書房、2003年、ISBN 4886790828)
*『時間の正体 デジャブ・因果論・量子論』[[講談社]]選書メチエ 2008
*『生命壱号 おそろしく単純な生命モデル』[[青土社]] 2010
*『群れは意識をもつ 個の自由と集団の秩序』PHPサイエンス・ワールド新書 [[PHP研究所]] 2013
*『いきものとなまものの哲学』青土社、2014
*『生命、微動だにせず 人工知能を凌駕する生命』青土社 2018
*『天然知能』講談社選書メチエ 2019、ISBN 978-4-06-514513-5
*『やってくる』(シリーズ ケアをひらく) 医学書院 2020
*『かつてそのゲームの世界に住んでいたという記憶はどこから来るのか』青土社 2022
*『創造性はどこからやってくるか 天然表現の世界』[[ちくま新書]] 2023


=== 共著 ===
===共著===
*『生命システム』 (複雑系の科学と現代思想)[[金子邦彦]], [[高木由臣]]共著. 青土社, 1997
*『複雑系叢書7 複雑さへの関心』([[共立出版]]、2006年、ISBN 4320034511)
*『内部観測 複雑系の科学と現代思想』[[松野孝一郎]], [[オットー・E.レスラー]]共著. 青土社 1997
*『複雑さへの関心』(複雑系叢書 7) 早稲田大学複雑系高等学術研究所 編. 共立出版, 2006
*『セルオートマトンによる知能シミュレーション: 天然知能を実装する』[[浦上大輔]]共著. オーム社 2021

===翻訳===
*[[ピエル・ルイジ・ルイージ]]『創発する生命 化学的起源から構成的生物学へ』[[白川智弘]]共訳 [[NTT出版]] 2009
<!--
=== 共著、寄稿 ===
*『複雑系叢書7 複雑さへの関心』([[共立出版]]、2006年、ISBN 4-320-03451-1)
**「複雑性の本質:観測由来ヘテラルキー」
**「複雑性の本質:観測由来ヘテラルキー」
*『UP 2004年9月号』(東京大学出版会、2004年)
*『UP 2004年9月号』(東京大学出版会、2004年)
37行目: 53行目:
*『UP 2004年8月号』(東京大学出版会、2004年)
*『UP 2004年8月号』(東京大学出版会、2004年)
**「オープンリミット:日本一うまいラーメン屋と生命・環境概念の関係」
**「オープンリミット:日本一うまいラーメン屋と生命・環境概念の関係」
*『脳と生命と心―第一回養老孟司シンポジウム』(哲学書房、2000年、ISBN 4886790712)
*『脳と生命と心―第一回養老孟司シンポジウム』(哲学書房、2000年、ISBN 4-88679-071-2)
**「クオリアと記号の起源:フレーム問題の肯定的意味」
**「クオリアと記号の起源:フレーム問題の肯定的意味」
*『古生物の科学2 古生物の形態』([[朝倉書店]]、1999年、ISBN 4254166427)
*『古生物の科学2 古生物の形態』([[朝倉書店]]、1999年、ISBN 4-254-16642-7)
**「時間を担う形態―生命基礎論序説」
**「時間を担う形態―生命基礎論序説」
*『マーケティングダイアログ』([[白桃書房]]、1999年、ISBN 4561661050)
*『マーケティングダイアログ』([[白桃書房]]、1999年、ISBN 4-561-66105-0)
**「ブランドの様相と記号の襞」
**「ブランドの様相と記号の襞」
*『現代日本文化論―私とは何か 』([[岩波書店]]、1998年、ISBN 4000261215)
*『現代日本文化論―私とは何か 』([[岩波書店]]、1998年、ISBN 4-00-026121-5)
**「無目的な能動性:タフであること、働きかけること」
**「無目的な能動性:タフであること、働きかけること」
*『内部観測』([[青土社]]、1997年、ISBN 4791791444)
*『内部観測』([[青土社]]、1997年、ISBN 4-7917-9144-4)
**「適応能と内部観測」
**「適応能と内部観測」
*『生命システム』(青土社、1997年、ISBN 479179141X)
*『生命システム』(青土社、1997年、ISBN 4-7917-9141-X)
**「多様性の生物学」
**「多様性の生物学」
*『脳と心のバイオフィジックス』(共立出版、1997年、ISBN 4320054725)
*『脳と心のバイオフィジックス』(共立出版、1997年、ISBN 4-320-05472-5)
**「心の論理構造」
**「心の論理構造」
*『講座 生命’96〈vol.1〉生命の思索』(哲学書房、1996年、ISBN 4886790615)
*『講座 生命’96〈vol.1〉生命の思索』(哲学書房、1996年、ISBN 4-88679-061-5)
**「生命の様相―縮退するユリイカの構造」
**「生命の様相―縮退するユリイカの構造」
*『ビオス 2』(哲学書房、1996年、ISBN 4886793010)
*『ビオス 2』(哲学書房、1996年、ISBN 4-88679-301-0)
**「内部観測者にとってのモデル:創発性、構造、固有名の起源を語るために」
**「内部観測者にとってのモデル:創発性、構造、固有名の起源を語るために」
*『岩波講座 宗教と科学6 生命と科学』(岩波書店、1995年、ISBN 4000104667)
*『岩波講座 宗教と科学6 生命と科学』(岩波書店、1995年、ISBN 4-00-010466-7)
**「ウロボロス―生命の臨界論理」
**「ウロボロス―生命の臨界論理」
*『ビオス 1』(哲学書房、1995年、ISBN 4886793003)
*『ビオス 1』(哲学書房、1995年、ISBN 978-4-88679-300-3)
**「生命の理論:脱構築という装置から2つの理論形態へ」
**「生命の理論:脱構築という装置から2つの理論形態へ」
*『生物学にとって構造主義とは何か』([[吉岡書店]]、1991年、ISBN 4842702384)
*『生物学にとって構造主義とは何か』([[吉岡書店]]、1991年、ISBN 978-4-8427-0238-4)
**「波動信号の構造―腕足動物における内腕骨変態と肋形成の機構」
**「波動信号の構造―腕足動物における内腕骨変態と肋形成の機構」
*『講座 進化1/進化論とは(東京大学出版会、1991年、ISBN 4130642111)
*『講座 進化1/進化論とは(東京大学出版会、1991年、ISBN 4-13-064211-1)
**「生物学的時間にみる他者:進化の時間論」
**「生物学的時間にみる他者:進化の時間論」
*『構造主義をめぐる生物学論争』(吉岡書店、1989年、ISBN 4842702230)
*『構造主義をめぐる生物学論争』(吉岡書店、1989年、ISBN 4-8427-0223-0)


=== 対談 ===
=== 対談 ===
*『RATIO1』(講談社、2006年、ISBN 4062133142)
*『RATIO1』(講談社、2006年、ISBN 978-4-06-213314-2)
*『artictoc volume1―Creature Act 化けもの的ふるまい』([[近畿大学]]国際人文科学研究所、2006年)
*『artictoc volume1―Creature Act 化けもの的ふるまい』([[近畿大学]]国際人文科学研究所、2006年)
*『同一性・変化・時間』(哲学書房、2002年、ISBN 4886790811)
*『同一性・変化・時間』(哲学書房、2002年、ISBN 978-4-88679-081-1)
*『談 59』([[TASC]]、1998年)
*『談 59』(TASC、1998年)
**「誕生・老い・死…生命の内部観測」
**「誕生・老い・死…生命の内部観測」
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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<references />
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.ypg.ias.sci.waseda.ac.jp/ GunjiLab]
* [https://www.ypg.ias.sci.waseda.ac.jp/ GunjiLab]
* [http://www.informatik.uni-trier.de/~ley/db/indices/a-tree/g/Gunji:Yukio=Pegio.html DBLP: Yukio-Pegio Gunji]
* [http://www.informatik.uni-trier.de/~ley/db/indices/a-tree/g/Gunji:Yukio=Pegio.html DBLP: Yukio-Pegio Gunji]
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2024年10月5日 (土) 17:55時点における最新版

郡司 ペギオ 幸夫(ぐんじ ペギオ ゆきお、英: Yukio-Pegio Gunji、本名: 郡司 幸夫(ぐんじ ゆきお)、1959年1月 - )は、日本の科学者。早稲田大学教授。

人物

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  • ペンネームの「ペギオ」はペンギン好きを由来としている[1]

経歴

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著書

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単著

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  • 『生成する生命―生命理論 1』 哲学書房 2002 哲学文庫 叢書生命の哲学
  • 『私の意識とは何か―生命理論2』哲学書房、2003 哲学文庫 叢書生命の哲学
    • 新版『生命理論 第1部 生成する生命/第2部 私の意識とは何か』哲学書房 2006
  • 『原生計算と存在論的観測 生命と時間、そして原生』東京大学出版会 2004
  • 『生きていることの科学 生命・意識のマテリアル』講談社現代新書 2006
  • 『時間の正体 デジャブ・因果論・量子論』講談社選書メチエ 2008
  • 『生命壱号 おそろしく単純な生命モデル』青土社 2010
  • 『群れは意識をもつ 個の自由と集団の秩序』PHPサイエンス・ワールド新書 PHP研究所 2013
  • 『いきものとなまものの哲学』青土社、2014
  • 『生命、微動だにせず 人工知能を凌駕する生命』青土社 2018
  • 『天然知能』講談社選書メチエ 2019、ISBN 978-4-06-514513-5
  • 『やってくる』(シリーズ ケアをひらく) 医学書院 2020
  • 『かつてそのゲームの世界に住んでいたという記憶はどこから来るのか』青土社 2022
  • 『創造性はどこからやってくるか 天然表現の世界』ちくま新書 2023

共著

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  • 『生命システム』 (複雑系の科学と現代思想)金子邦彦, 高木由臣共著. 青土社, 1997
  • 『内部観測 複雑系の科学と現代思想』松野孝一郎, オットー・E.レスラー共著. 青土社 1997
  • 『複雑さへの関心』(複雑系叢書 7) 早稲田大学複雑系高等学術研究所 編. 共立出版, 2006
  • 『セルオートマトンによる知能シミュレーション: 天然知能を実装する』浦上大輔共著. オーム社 2021

翻訳

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ AIの世界から外へ 異才の数理生物学者が語る「天然知能」の可能性”. 朝日新聞 (2024年1月18日). 2024年1月25日閲覧。

外部リンク

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