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"Lifespring"のセミナーは、かつてBasic、Advance、Leadership Programの3段階のコースで構成されていた。このようなコースの構成は、現在でも多くの自己啓発セミナーで名前は異なっているが採用されている<ref>4~5段階としたり、就活セミナーを契機としたりする自己啓発セミナーもある。</ref>。上級の講座になると、実習の一環として自己啓発セミナーへの勧誘が含まれていることがあり、このことが議論を呼んできた。また自己啓発セミナーは精神世界や人間性の追及、自己実現や達成・成功を自称して高額な金銭を要求する点に特色がある。 |
"Lifespring"のセミナーは、かつてBasic、Advance、Leadership Programの3段階のコースで構成されていた。このようなコースの構成は、現在でも多くの自己啓発セミナーで名前は異なっているが採用されている<ref>4~5段階としたり、就活セミナーを契機としたりする自己啓発セミナーもある。</ref>。上級の講座になると、実習の一環として自己啓発セミナーへの勧誘が含まれていることがあり、このことが議論を呼んできた。また自己啓発セミナーは精神世界や人間性の追及、自己実現や達成・成功を自称して高額な金銭を要求する点に特色がある。 |
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[[成田ミイラ化遺体事件]]を引き起こした[[ライフスペース]]、生き方研究会が名を変えた[[衣川晃弘]]の実質的指導下にある[[ベストグループ]] |
[[成田ミイラ化遺体事件]]を引き起こした[[ライフスペース]]、生き方研究会が名を変えた[[衣川晃弘]]の実質的指導下にある[[ベストグループ]]、[[X JAPAN]]の[[TOSHI]]も被害を蒙った[[MASAYA]]のホームオブハート<ref>セミナー参加者が損害賠償請求を提起している。</ref>も、自己啓発セミナーが元となっている。また、[[ゆず (音楽グループ)]]が広告塔となっている[[新興宗教]]「[[かむながらのみち]]([[身曾岐神社]])」の信者向け修行にも、要所で自己啓発セミナーの手法が利用されている。 |
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自己啓発セミナー |
自己啓発セミナー「[[It's a beautiful day (iBD)]](代表[[伊藤守 (コーチング)|伊藤守]])は、[[干場弓子]]とともに出版社[[ディスカヴァー・トゥエンティワン]]を設立して自己啓発書を多数出版し販売。別会社コーチ21(現[[コーチ・エィ]])は日本初の[[コーチング]]企業として、コーチングの紹介、資格認定、企業人材研修など行い、自己啓発セミナーから多角的に事業の軸足を移していった<ref>{{Cite web |
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| url= http://web.archive.org/web/20110513144615/http://www.itoh.com/profile/ |
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| title= 伊藤守プロフィール |
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===受講するまで=== |
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*自己啓発セミナーの受講までの特徴として、過去に受講した人から勧誘を受けることが多い。勧誘は内容を説明しないで行うようにと指示されており、勧誘を行う会場では自由意志による参加と説明しながら、1人の来場者を多数で取り囲むなどの方法もとられる。 |
*自己啓発セミナーの受講までの特徴として、過去に受講した人から勧誘を受けることが多い。勧誘は内容を説明しないで行うようにと指示されており、勧誘を行う会場では自由意志による参加と説明しながら、1人の来場者を多数で取り囲むなどの方法もとられる。 |
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*[[マンツーマン]]の勧誘では、「突然だけど一緒に食事でもどうです?」などと飲食に誘うケースが多い。電話アポの場合は |
*[[マンツーマン]]の勧誘では、「突然だけど一緒に食事でもどうです?」などと飲食に誘うケースが多い。電話アポの場合は「女性も生き生きと活躍できるステップ・アップ講座を受けた」、「自分の可能性を予約するセミナーをやっている」など、それとなく匂わせることが多い。 |
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*説明会会場での勧誘では、周囲の人々と挨拶を交わす短い時間を設けて打ち解けた雰囲気をつくりだすことを基本とする。他己(たこ)紹介と称して、小グループで輪になって勧誘者と被勧誘者が双方を紹介し合う手法がとられることもある。 |
*説明会会場での勧誘では、周囲の人々と挨拶を交わす短い時間を設けて打ち解けた雰囲気をつくりだすことを基本とする。他己(たこ)紹介と称して、小グループで輪になって勧誘者と被勧誘者が双方を紹介し合う手法がとられることもある。 |
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*勧誘後の展開は、セミナーによって違いはあるが基本的に上記"Lifespring"のように3段階に分かれている。 |
*勧誘後の展開は、セミナーによって違いはあるが基本的に上記"Lifespring"のように3段階に分かれている。 |
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===問題点=== |
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*一度セミナーを受講するとセミナーの終了時に次の段階のセミナーを勧められる。 |
*一度セミナーを受講するとセミナーの終了時に次の段階のセミナーを勧められる。すでに第1段階の受講中から「both-win」「win-win」といった「[[囚人のジレンマ]]」を逆手にとった心理的拘束を受けるため、トレーナー、アシスタント、紹介者からの圧力などで、拒否しづらい雰囲気が醸成される。 |
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*第3段階の勧誘実習で家族、親戚、友人、会社の同僚に勧誘活動を始めると、人間関係や社会生活に支障をきたす。 |
*第3段階の勧誘実習では「手帳活用術」や「時間管理術」が指導され、勧誘をスケジュール化させる。オリジナルの手帳を持つセミナー会社は珍しくなく、市販している場合もある<ref>[http://shop.achievement.co.jp/user_data/planner.php アチーブメントの「アチブメントプランナー手帳」]、[http://www.cosmo-book.com/products/list.php?category_id=36 日本創造教育研究所(コスモ教育出版)の「理念と経営手帳」]。</ref>。また、別途タイム・マネジメントのセミナーを開催しているケースがある。勧誘が家族、親戚、友人、会社の同僚に勧誘活動を始めると、人間関係や社会生活に支障をきたす。 |
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*新たな気づきや学びになるとして、勧誘活動だけではなくアシスタントと称してスタッフの補助作業に無償で労力を提供させる。 |
*新たな気づきや学びになるとして、勧誘活動だけではなくアシスタントと称してスタッフの補助作業に無償で労力を提供させる。 |
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*ST(センシティビティ・トレーニング)と同様、セミナー受講後に[[不安障害]]や[[自律神経系]]の失調をきたすことがある。 |
*ST(センシティビティ・トレーニング)と同様、セミナー受講後に[[不安障害]]や[[自律神経系]]の失調をきたすことがある。アメリカでは自殺や死亡事故も含めて訴訟が相次いだ。 |
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*[[精神療法]]に近い行為を、医師免許を有する[[精神科]]医や専門の知識を有する[[カウンセラー]]以外が行うことは、予期せぬトラブルを起こす可能性がある。 |
*[[精神療法]]に近い行為を、医師免許を有する[[精神科]]医や専門の知識を有する[[カウンセラー]]以外が行うことは、予期せぬトラブルを起こす可能性がある。 |
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===セミナー体験の科学的知見=== |
===セミナー体験の科学的知見=== |
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*セミナー受講後の至高・至福感や万能感の発生由来についての研究は行われていないが、[[脳科学|脳神経科学]]の発達によって、[[ランナーズハイ]]に近似した作用が働くと考えられている。[[エンドルフィン]]や[[ドーパミン]]は、ストレスを受けている間は[[ストレス (生体)|ストレス]]緩和物質として作用するが、自己啓発セミナーの場合は[[有酸素運動]]的なストレスはほとんどないため<ref> |
*セミナー受講後の至高・至福感や万能感の発生由来についての研究は行われていないが、[[脳科学|脳神経科学]]の発達によって、[[ランナーズハイ]]に近似した作用が働くと考えられている。[[エンドルフィン]]や[[ドーパミン]]は、ストレスを受けている間は[[ストレス (生体)|ストレス]]緩和物質として作用するが、自己啓発セミナーの場合は[[有酸素運動]]的なストレスはほとんどないため<ref>ストレッチと称するセッション以外でも[[過呼吸]]を引き起こすことはある。2010年1月の死亡事故はストレッチでのものだった。</ref>、セミナー終了後のストレス開放によってランナーズハイより劇的な作用が起きる危険性がある。 |
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2015年8月4日 (火) 12:00時点における版
自己啓発セミナー(じこけいはつセミナー、Large Group Awareness Training、LGAT)とは、「本当の自分を見つけ」「可能性を開く」「自己の殻を打ち破る」「心の癒し」「トラウマの解消」と称する講座である。狭義には、アメリカで設立された"Mind Dynamics"[1]から分岐した"est"や"Lifespring"の流れを汲んだセミナーのことを指す。
アメリカでは1980年代から社会的な批判にさらされ始めたため、"est"は1984年に名称を"forum"(日本では後に"BT")に改めて座学中心の形態に変えて存続したが、"Lifespring"系は日本とメキシコなどの国を除けば現在はほぼ消滅している。
概略
自己啓発セミナーは、成功哲学を含むニューソートの流れを汲んだ積極的思考の思想、サイケデリックの実験から発展したヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントのセラピー技法、マルチ・レベル・マーケティング(マルチ商法)系の人脈によって、1970年前後にアメリカで確立した。
並行してアメリカで開発されたリーダー養成のための企業向け研修方式であるST(センシティビティ・トレーニング)が、受講中の自殺者や受講後の心身疾患を多発させて一挙に下火になったあと、1970年代以降に生まれたニューエイジ系の疑似科学が結びついて、事前に可否判断の情報を持ち得ず自己責任での受講となる個人向けセミナーとして通流した面が強いとされる[2]。
日本へは、マルチ・レベル・マーケティングを追って1970年代中頃に上陸[3]、1990年前後に大流行し、バブルの崩壊やオウム・洗脳問題とともに下火になった。バブル以降は、自己啓発書の出版やコーチング、神経言語プログラミングやセラピスト養成・カウンセラー養成などの他業種へ展開したり[4]、企業間の人脈や企業内の労使関係により顧客が開拓しやすい中小企業などにターゲットをしぼったところもある[5]。日本創造教育研究所やアチーブメントのような大手になると、複数以上の事業や手法を兼ねるところも存在する[6]。
"Lifespring"のセミナーは、かつてBasic、Advance、Leadership Programの3段階のコースで構成されていた。このようなコースの構成は、現在でも多くの自己啓発セミナーで名前は異なっているが採用されている[7]。上級の講座になると、実習の一環として自己啓発セミナーへの勧誘が含まれていることがあり、このことが議論を呼んできた。また自己啓発セミナーは精神世界や人間性の追及、自己実現や達成・成功を自称して高額な金銭を要求する点に特色がある。
成田ミイラ化遺体事件を引き起こしたライフスペース、生き方研究会が名を変えた衣川晃弘の実質的指導下にあるベストグループ、X JAPANのTOSHIも被害を蒙ったMASAYAのホームオブハート[8]も、自己啓発セミナーが元となっている。また、ゆず (音楽グループ)が広告塔となっている新興宗教「かむながらのみち(身曾岐神社)」の信者向け修行にも、要所で自己啓発セミナーの手法が利用されている。
自己啓発セミナー「It's a beautiful day (iBD)(代表伊藤守)は、干場弓子とともに出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンを設立して自己啓発書を多数出版し販売。別会社コーチ21(現コーチ・エィ)は日本初のコーチング企業として、コーチングの紹介、資格認定、企業人材研修など行い、自己啓発セミナーから多角的に事業の軸足を移していった[9][10]。
主な内容
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
セミナーによって内容は異なるが、大まかに次のような内容で進む。
受講するまで
- 自己啓発セミナーの受講までの特徴として、過去に受講した人から勧誘を受けることが多い。勧誘は内容を説明しないで行うようにと指示されており、勧誘を行う会場では自由意志による参加と説明しながら、1人の来場者を多数で取り囲むなどの方法もとられる。
- マンツーマンの勧誘では、「突然だけど一緒に食事でもどうです?」などと飲食に誘うケースが多い。電話アポの場合は「女性も生き生きと活躍できるステップ・アップ講座を受けた」、「自分の可能性を予約するセミナーをやっている」など、それとなく匂わせることが多い。
- 説明会会場での勧誘では、周囲の人々と挨拶を交わす短い時間を設けて打ち解けた雰囲気をつくりだすことを基本とする。他己(たこ)紹介と称して、小グループで輪になって勧誘者と被勧誘者が双方を紹介し合う手法がとられることもある。
- 勧誘後の展開は、セミナーによって違いはあるが基本的に上記"Lifespring"のように3段階に分かれている。
ここでは便宜上「第1段階」~「第3段階」というように表記する。
問題点
- 一度セミナーを受講するとセミナーの終了時に次の段階のセミナーを勧められる。すでに第1段階の受講中から「both-win」「win-win」といった「囚人のジレンマ」を逆手にとった心理的拘束を受けるため、トレーナー、アシスタント、紹介者からの圧力などで、拒否しづらい雰囲気が醸成される。
- 第3段階の勧誘実習では「手帳活用術」や「時間管理術」が指導され、勧誘をスケジュール化させる。オリジナルの手帳を持つセミナー会社は珍しくなく、市販している場合もある[11]。また、別途タイム・マネジメントのセミナーを開催しているケースがある。勧誘が家族、親戚、友人、会社の同僚に勧誘活動を始めると、人間関係や社会生活に支障をきたす。
- 新たな気づきや学びになるとして、勧誘活動だけではなくアシスタントと称してスタッフの補助作業に無償で労力を提供させる。
- 勧誘の段階からマインドコントロールの手法を用いているとされる。カルト宗教の場合はマインドコントロールを解くにはマインドコートロールされていた期間と同期間かそれ以上を要すると言われるが、自己啓発セミナーは個々人がどの程度の影響を受けたか測れない面があり、短期間でも麻薬的な体験や共依存関係などがネックとなる場合がある。
- 受講中の自殺や事故死がマスコミでも報道されることはあるが、家族による民事訴訟や刑事告発では証拠保全や証言協力が得難いため不利となる傾向がある。昏倒した受講者が放置され死亡した2010年1月の事故では、死亡した受講者の家族が刑事告発を行い、警察が保護責任者遺棄致死罪で書類送検を行ったのは事故の2年2ヶ月後だった[12]。
セミナー体験の科学的知見
- セミナー受講後の至高・至福感や万能感の発生由来についての研究は行われていないが、脳神経科学の発達によって、ランナーズハイに近似した作用が働くと考えられている。エンドルフィンやドーパミンは、ストレスを受けている間はストレス緩和物質として作用するが、自己啓発セミナーの場合は有酸素運動的なストレスはほとんどないため[13]、セミナー終了後のストレス開放によってランナーズハイより劇的な作用が起きる危険性がある。
脚注
- ^ 1968年にアレクサンダー・エベレットによって設立され、1970年にマルチ商法のHoliday Magic社に買収された。Holiday Magic社がアメリカで実質的に非合法化されたため解散している。
- ^ 『自分探しが止まらない』清水健朗
- ^ これには催眠商法(SF商法)の元祖とされる島津幸一という人物が深く関わった。島津は「L&G」で仮想通貨「円天」を発行して組織的詐欺罪で逮捕された波和二とともに、かつて「APOジャパン」というマルチ商法の企業を立ち上げている。
- ^ これが、いわゆる「心理士資格商法」の動因のひとつとなっている。
- ^ 会員企業化を図ったり、経営塾・経営セミナー等を勧誘の契機とするケースもある。
- ^ 日創研の新業態 (2004年7月7日)
- ^ 4~5段階としたり、就活セミナーを契機としたりする自己啓発セミナーもある。
- ^ セミナー参加者が損害賠償請求を提起している。
- ^ “伊藤守プロフィール”. 2011年5月13日閲覧。
- ^ 当事者による自己啓発セミナー事業の説明は「コミュニケーションに関する事業」“伊藤守プロフィール”. 2015年2月16日閲覧。
- ^ アチーブメントの「アチブメントプランナー手帳」、日本創造教育研究所(コスモ教育出版)の「理念と経営手帳」。
- ^ 自己啓発主催者ら書類送検=セミナー中に男性死亡―遺棄致死容疑で・警視庁. 時事通信2012年3月16日配信。
- ^ ストレッチと称するセッション以外でも過呼吸を引き起こすことはある。2010年1月の死亡事故はストレッチでのものだった。
関連文献
- 塩谷智美『マインド・レイプ 自己啓発セミナーの危険な素顔 ドキュメント』三一書房、1997年4月。ISBN 4-380-97231-3。
- 大沼孝次『マインド・コントロールと闘う方法 自己啓発セミナー、カルトな宗教、悪徳商法から身を守る』鹿砦社、1996年7月。ISBN 4-8463-0148-6。
- 柿田睦夫『自己啓発セミナー 「こころの商品化」の最前線』新日本出版社〈新日本新書〉、1999年3月。ISBN 4-406-02651-7。
- 齊藤正明『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』毎日コミュニケーションズ〈マイコミ新書〉、2009年2月。ISBN 978-4-8399-3020-2 。
- 齊藤正明『マグロ船仕事術 日本一のマグロ船から学んだ!マネジメントとリーダーシップの極意 職場が活性化する38のヒント!』ダイヤモンド社、2011年2月。ISBN 978-4-478-01504-9 。
- 齊藤正明『マグロ船で学んだ「ダメ」な自分の活かし方 = How I Found Myself on a Tuna Boat がんばりすぎずにスイスイうまくいくコツ36』学研パブリッシング(出版) 学研マーケティング(発売)、2012年9月。ISBN 978-4-05-405444-8 。 - 付録にDVDビデオディスク(1枚 12cm)。
- 齊藤正明『「自己啓発」は私を啓発しない』マイナビ〈マイナビ新書〉、2013年4月30日。ISBN 978-4-8399-4578-7 。
- 二沢雅喜、島田裕巳『洗脳体験』JICC出版局、1991年6月。ISBN 4-7966-0143-0 。
- 二澤雅喜、島田裕巳『洗脳体験』(増補版)宝島社〈宝島社文庫〉、1998年12月。ISBN 4-7966-1442-7 。
- 二澤雅喜、島田裕巳『洗脳体験』(新装版)宝島社〈宝島sugoi文庫〉、2009年7月。ISBN 978-4-7966-7294-8 。
- 別冊宝島編集部 編 編『「救い」の正体。ポスト・オウムの新・新宗教&カルト全書』宝島社〈別冊宝島461〉、1999年7月。ISBN 4-7966-9461-7 。
- 別冊宝島編集部 編 編『「カルト」の正体。』宝島社〈宝島社文庫〉、2000年7月。ISBN 4-7966-1685-3 。
- 別冊宝島編集部 編 編『「救い」の正体。』宝島社〈宝島社文庫〉、2008年7月。ISBN 978-4-7966-6502-5 。 - 別冊宝島編集部 2000の改題新装版。