「電波教師」の版間の差分
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: 銀杏学園の生徒会長。高等部3年2組。[[8月11日]]生まれ。純一郎からの呼び名は「'''変則[[ツインテール]]'''{{#tag:ref|右側の髪は前で結んで前方に垂らし、左側の髪は後ろで結んで後方に垂らす変則的なツインデールから<ref>{{Cite web|date=2011-11-22|url=http://websunday.net/backstage/azuma/004.html|title=まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.4|work=WEBサンデー|publisher=小学館|accessdate=2012-3-26}}</ref>。|group="注釈"}}」。共働きの両親と弟の一也との4人家族で、柊学園町にある団地で暮らしている。 |
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: 暦の右腕的存在であり、銀杏学園では生徒会長に加えて剣道部主将と風紀委員長を兼任し、校則違反の生徒だけでなく職務怠慢な教師も容赦なく学園から追放する権限を持つなど絶大な影響力を持つ。 |
: 暦の右腕的存在であり、銀杏学園では生徒会長に加えて剣道部主将と風紀委員長を兼任し、校則違反の生徒だけでなく職務怠慢な教師も容赦なく学園から追放する権限を持つなど絶大な影響力を持つ。 |
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: 自他共に厳しい性格。幼い頃から憧れだった銀杏学園に強い思い入れがあり、生徒たちにも理想的な学校生活を求めている。その部分は純一郎からオタクに通じるものがあると言われている。中等部の合格証書を今でも大事に保管している。普段の厳しさの反面、不登校児だった光太郎を案じたり、弟思いであるなど心優しい面もある。なお、貧乳であることを気にしている。 |
: 自他共に厳しい性格。幼い頃から憧れだった銀杏学園に強い思い入れがあり、生徒たちにも理想的な学校生活を求めている。その部分は純一郎からオタクに通じるものがあると言われている。中等部の合格証書を今でも大事に保管している。普段の厳しさの反面、不登校児だった光太郎を案じたり、弟思いであるなど心優しい面もある。なお、貧乳であることを気にしている。 |
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: 純一郎に対しては当初からフルネームで呼びつけにするなど反発的な態度を取り、彼が騒ぎを起こすたびにことごとく制裁を加えているが、暦の根回しもあってしばしば純一郎の課外授業に巻き込まれる。しかし、自分自身も純一郎の生き方に感化されるようになり、尊敬を込めて「先生」と呼ぶようになった。 |
: 純一郎に対しては当初からフルネームで呼びつけにするなど反発的な態度を取り、彼が騒ぎを起こすたびにことごとく制裁を加えているが、暦の根回しもあってしばしば純一郎の課外授業に巻き込まれる。しかし、自分自身も純一郎の生き方に感化されるようになり、尊敬を込めて「先生」と呼ぶようになった。 |
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: 騎咲とは中等部の入学時は同じクラスメイトだったが、学校に対する価値観の違いから犬猿の仲。元不良で態度の悪い七海とも仲が悪い。 |
: 騎咲とは中等部の入学時は同じクラスメイトだったが、学校に対する価値観の違いから犬猿の仲。元不良で態度の悪い七海とも仲が悪い。いつ、恋仲のように、仲良しになれるかは、不明。 |
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: 神5決定戦では一次投票で4位、二次投票で2位と高順位で「銀杏組」に選出される。 |
: 神5決定戦では一次投票で4位、二次投票で2位と高順位で「銀杏組」に選出される。 |
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: 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。 |
: 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。 |
2015年5月24日 (日) 02:28時点における版
電波教師 | |
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ジャンル | 少年漫画、教師 |
漫画 | |
作者 | 東毅 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
レーベル | 少年サンデーコミックス |
発表号 | 第一部:2011年49号 - 2014年50号 第二部:2015年14号 - |
発表期間 | 2011年11月2日[1] - 連載中 |
巻数 | 既刊15巻 |
アニメ | |
原作 | 東毅 |
監督 | 佐藤真人 |
シリーズ構成 | 前川淳 |
キャラクターデザイン | 杉本功 |
音楽 | 高田龍一 |
アニメーション制作 | A-1 Pictures |
製作 | ytv、A-1 Pictures |
放送局 | 読売テレビ・日本テレビ系列 |
放送期間 | 2015年4月4日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『電波教師』(でんぱきょうし、HE IS A ULTIMATE TEACHER)は、東毅による日本の少年漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2011年49号から2014年50号まで第一部を連載。2015年14号より第二部を連載中。
2015年1月16日にテレビアニメ化が決定した[2]。
東毅にとって初の週刊連載作品[3]。
教師をすることになったギークなオタクの主人公が、一般常識に囚われない破天荒な教育方針で生徒を導いていく教育漫画[1]。作中にはオタク文化を基にした小ネタが多数盛り込まれており[4]、現実世界とリンクしている部分も多々ある[5]。
あらすじ
ニートとしてオタク三昧な生活を送っていた青年・鑑純一郎は、妹の純音の根回しによって母校の高校で講師をすることになる。破天荒な授業を行って生徒の信頼を得る純一郎だったが、学校側の事情により短期間で解雇されてしまう。その直後、彼の課外授業を目撃して興味を抱いた柊学園の理事長である柊暦からのスカウトを受け、分校の銀杏学園で教鞭を取ることになる。
癖のある生徒たちを相手にし、導いていく中、教師をしている自分の現状に疑問を抱く純一郎だったが、柊学園本校の生徒である無響零子との出会いを経て自らがやりたいことを見つけ、教師としての自分らしい生き方を邁進することになる。
2学期に入り、純一郎は本校から脱走してきた零子と再会。そして零子を追いかけて来た本校の校長・柊有栖が彼の前に現れる。純一郎とは正反対の思考を持つ有栖に真っ向から対立した純一郎は本校の教育システムを作り直すべく、銀杏学園から選抜された生徒たちを引き連れて本校の班戦争に挑む。純一郎たち銀杏組は本校の様々な班や軍との勝負を勝ち抜き、後輩の時坂朋也との最終決戦の末、班戦争を制した。
班戦争から銀杏学園に戻ってきた純一郎の前に、彼にとって大切な存在だった玖遠重音の妹・那由多が現れる。純一郎は重音の死の原因が自分にあると憎しみを向けてくる那由多からゲームでの勝負を挑まれ、負けたら死ぬという状況の中で戦うことになる。そして純一郎の事情を知って参加を決めた生徒たちと最終戦に挑み、激戦の末に勝利した。そして勝負から1年半が過ぎ、純音たちは高等部を卒業していった。
登場人物
担当声優は、テレビアニメ版 / 第12巻限定版ドラマCD / サンデーCM劇場での順で記載。1人しか記載がない場合は、特記ないかぎりテレビアニメ版での声優である。誕生日は第10巻限定版付属のスクールカレンダーより。
鑑家
自宅は一軒家で、純一郎と純音の二人で暮らしている様子。
- 鑑 純一郎(かがみ じゅんいちろう)
- 声 - 神谷浩史 / 小野大輔 / 同左
- 本作の主人公。24歳。4月1日生まれ。大学卒業後は1年以上ニート生活を続けていたが、その怠慢に業を煮やした妹の手回しで母校の東神明高校の非常勤講師をすることになる。学校側の事情で解任されるが、直後に暦のスカウトを受けて銀杏学園の教師になり、高等部2年3組の担任に就任する。妹や一部の人間を除いて、他人に独特なあだ名をつける癖がある。大学時代に愛用していた白衣をいつも纏っている。フライドポテトやドクターペッパーが好物。オバケの類は苦手。
- 天才的な頭脳を有する青年で、同時に漫画やアニメ、ゲームなどをこよなく愛する筋金入りのオタク[6]。自ら「やりたいことしかできない(YD)病」と自称しており、基本的に自分が興味を持ったことしかやらない性分[7]。また、面白いことのためなら自ら体を張ってでもそれを実現させようとする。自ら「超弩級物語DX」というアニメブログサイトを立ち上げている。所有の自転車も痛チャリ化され、「GO天号」と名づけている[注釈 1]。
- ゲームにおいても桁外れの実力を持っており、FPSゲームの王者であるゲイツとの勝負でも完勝した。「ウロボロスオンライン」では「ザ・ファースト」の名で活動し、「神速の赤騎士」の二つ名で最強プレイヤーとして知られていた[注釈 2]。高校時代には「どこでもドア」の開発の一環としてネット将棋にハマっていたことがあり、定跡に頼らないユニークな打ち方による無類の強さから「電竜王」と呼ばれていた[注釈 3]。
- 教職でありながら授業でも生徒たちにゲームをやらせたりするなど、普段から教師らしくない言動が多い。しかし、様々な悩みを抱える生徒たちを「自分が面白いものを見たい」という理由でアプローチをし、独特の課外授業の結果、生徒たちが自らの殻を破って希望を見出して救われていくことになる。純一郎と関わってそのある種堂々とした生き方に憧れる人物も少なくなく、作中でも生徒を始めとした数多くの女性から好意を向けられている。
- 生活力のないダメ人間だが、その頭脳は人類最高峰とも言うべきもので、ティム曰く「これ以上の才能の無駄遣いは人類への冒涜」。物理学以外にもプログラミングにも長け、短い期間においてアプリなどを製作することができる。高校時代にはまだ主流になる前だったSNSのサーバーを構築したり、ペンタゴン並みのセキュリティを誇ると言われる母校の裏サイトを作ったことがある。また、ハッキング能力においても飛び抜けた才能を持ち[注釈 4]、封鎖された研究所をノートパソコン一つで容易に乗っ取ってみせた。学生時代はネット上で伝説の家庭教師として教え子たちを志望校に導いていた。高校時代、元々物理は得意ではなかったが[注釈 5]、「どこでもドア」を作るために必要だからと同級生の大和の協力を得て勉強した結果、学年1位となり、その驚異の知識を身に付けていった。インドアな性格のため体力がなく運動も苦手だが、純音やマキナの制裁を回避しているうちに逃げ足が速くなり、相手の視界の盲点をついて移動する「消える動き」をマスターした。美奈子からは「誰でもできることができないのに、誰にもできないことが平気でできる人間」と評されている。
- 日頃から奇人的な行動が目立つだけに、周囲の人間からは「どんなことがあっても平気な人間」と自分からもそのように思わせている節があり、触れて欲しくない自身の過去も存在する[注釈 6]。
- 17歳のときに「どこでもドア設計論」を発表し、一躍注目を集めたが「ドアを作る必要がなくなった」という理由でドアの製作には関わらなくなり、また、ドアを求める理由についても明かされていない。
- 教師を始めてサイトの運営が滞るなど日々の趣味でもあるオタク行為が疎かになってしまったことで教師をやっている自分の現状に疑問を持ち、大和の誘いを受けて一度は学園を後にするも、零子との出会いを通じてやりたいことを見つけ、生徒全員がやりたいことを見つける「生徒全員自主退学」という教育目標を掲げて再び学園に戻る。2学期に入り、有栖の教育システムに反発して柊学園本校の校長の座を賭けて本校での班戦争に参加する。
- 鑑 純音(かがみ すずね)
- 声 - 松井玲奈 / 阿澄佳奈 / 同左
- 純一郎の妹で、銀杏学園高等部2年3組。10月13日生まれ。
- ソフトボール部在籍のスポーツ特待生[注釈 7]で、1400グラムある特注品のバット[8]を使った素振りを日課としている。自分にできないことをできる人間はほぼ無条件に尊敬できる。
- 純一郎のことを「兄ぃ(あにぃ)」と呼んでいる。基本的には兄に厳しく接しており、時にバットで制裁を与えることも多いが、部屋に兄妹で一緒の写真を飾っていたり、純一郎のために毎日弁当を作ってあげるなど兄想いである。また、兄が他の女性からの好意を受けていると不機嫌になったり、騎咲の取材のために純一郎が「実は血が繋がってない」と嘘をついて迫ってきた時も拒絶せずに場に流されそうになるなど、円たちからも「ブラコンではないのか」と思われている。また、兄の内面に踏み込んでくる人間を快く思わず、そういう人間から守りたいとも思っている。
- ニート生活を続けていた純一郎に業を煮やし、本人に無断で東神明高校の講師の募集を申し込んだことで純一郎を教師にさせた張本人である。
- オタクグッズに金をつぎ込んですぐに使い切ってしまう純一郎の金銭の管理も行っており、必要な場合は兄のプレゼンテーションから判断して資金を出すことにしている。ただしFPSのような暴力的な印象のゲームに関しては理解を示さず、プレゼンをしても一切許可を出さない[注釈 8]。
- 神5決定戦では一次投票で10位だったが、二次投票で1位に入り、「銀杏組」に選出される。「赤軍」との団長戦では赤嶺兄妹との兄妹対決を挑むことになり、3本目の勝負ではゲームで酔ってしまった純一郎に代わり、メインパイロットとして一時的に環を翻弄した。
柊学園・銀杏学園
- 柊 暦(ひいらぎ こよみ)
- 声 - 三森すずこ / 赤﨑千夏 / 長田美雪
- 3月31日生まれ。柊学園の理事長。前理事長の孫娘であり、それを自称したことで純一郎から「オプション付き」と呼ばれている。
- 中学卒業直後に理事長に就任[9]。日本を「おもしろい国」にするという目的に叶った教育理念を掲げる。物腰穏やかな性格ではあるが相当の電波系[10]。純一郎と接触するためにアニメショップで万引き犯を演じて反応を確かめたりするなど、奇妙な行動も多い。
- ミホたちへ課外授業(お仕置き)をしていた純一郎を「おもしろい教師」と評価し、東神明高校の講師を解任されたばかりの彼を銀杏学園の教師に迎えた。純一郎の課外授業に協力的な態度を取り、彼の突飛な行動も面白そうに看過し、必要とあればマキナに指示を出して純一郎の言う通りにさせたりする。
- 本人が語る通り謎が多く、純一郎の過去を把握していたり、秘匿のはずのKECの研究所に入れたりするなど国家機密機関にも自由に顔を利かせることができる。
銀杏学園関係者
- 桃園 マキナ(ももぞの マキナ)
- 声 - 大西沙織 / 日笠陽子 / 同左
- 銀杏学園の生徒会長。高等部3年2組。8月11日生まれ。純一郎からの呼び名は「変則ツインテール[注釈 9]」。共働きの両親と弟の一也との4人家族で、柊学園町にある団地で暮らしている。二人称は、「あなた」や「あんた」と使う。
- 暦の右腕的存在であり、銀杏学園では生徒会長に加えて剣道部主将と風紀委員長を兼任し、校則違反の生徒だけでなく職務怠慢な教師も容赦なく学園から追放する権限を持つなど絶大な影響力を持つ。
- 自他共に厳しい性格。幼い頃から憧れだった銀杏学園に強い思い入れがあり、生徒たちにも理想的な学校生活を求めている。その部分は純一郎からオタクに通じるものがあると言われている。中等部の合格証書を今でも大事に保管している。普段の厳しさの反面、不登校児だった光太郎を案じたり、弟思いであるなど心優しい面もある。なお、貧乳であることを気にしている。
- 純一郎に対しては当初からフルネームで呼びつけにするなど反発的な態度を取り、彼が騒ぎを起こすたびにことごとく制裁を加えているが、暦の根回しもあってしばしば純一郎の課外授業に巻き込まれる。しかし、自分自身も純一郎の生き方に感化されるようになり、尊敬を込めて「先生」と呼ぶようになった。
- 騎咲とは中等部の入学時は同じクラスメイトだったが、学校に対する価値観の違いから犬猿の仲。元不良で態度の悪い七海とも仲が悪い。いつ、恋仲のように、仲良しになれるかは、不明。
- 神5決定戦では一次投票で4位、二次投票で2位と高順位で「銀杏組」に選出される。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。
- 卒業後は大学に進学し、教職を志望している。
- 式島 切子(しきしま きりこ)
- 声 - 田所あずさ / 大橋歩夕 / 同左
- 銀杏学園高等部2年3組。11月23日生まれ。純一郎からの呼び名は「ポテト」[注釈 10]。
- メイドカフェ「はーと オン はーと」でアルバイトをしているドジっ娘メイド[12]。メイド服へのこだわりの強さからメイド喫茶でアルバイトを始め、店内でも歌や踊りを披露していくうちに自らの正体を隠しながら動画投稿サイトをメインに地下アイドルとしても活動。キレのあるパフォーマンスから「カッター少女」の異名を持つ。
- 学校で禁止されているアルバイト行為が発覚したことでマキナから退学処分を命じられるが、それがメイド喫茶であることを知った純一郎がマキナに処分を撤回させるため、旧知である店長の許可を得てマキナや純音をメイド喫茶で働かせることになる。それでもマキナがメイド喫茶への偏見を持つことから、純一郎が準備した公開ライブでカッター少女として自らの素顔をさらけ出しながらもパフォーマンスを披露することになり、動画投稿サイトでも圧倒的な閲覧数を記録することになる。これによって最終的に処分が撤回され、この件を機に純一郎に好意を持つようになった。同じく好意を持っている花音と一緒に行動することが多く、自分が持っている純一郎の情報の詳細さ・ディープさで張り合うこともある。
- 神5決定戦では一次投票で8位、二次投票で6位に入り、後に「銀杏組R」として参加する。
- 卒業後は「はーと オン はーと」の3号店の店長を任されることになった。
- 七海 征十郎(ななみ せいじゅうろう)
- 声 - 細谷佳正 / 浜田賢二 / なし
- 銀杏学園高等部2年3組。
- 桁外れの身体能力を持つ男子生徒で、自動車を蹴り飛ばす姿から純一郎から「改造人間」と呼ばれている。粗暴で、目上の人間に対しても態度が悪い[注釈 11]。現在はアパートで一人暮らし。
- 元々は有望な野球少年だったが、尊敬していた父親が死に際に言った遺言を認めたくないあまり、頑なに我を通すようになってしまった。試合でも利き腕を壊してまで最後まで投球する姿は他のチームメイトから異質の存在として扱われるようになり、ついには仲間の試合放棄が原因で暴力事件を起こし、野球選手への道を自ら断ってしまった。その後、暦によって実家の借金返済と学費を肩代わりする条件で半ば強制的に銀杏学園へ進学。信条のまま突き進むがために自分の目の前に現れた人や物を何でも排除していく問題児となり[注釈 12]、暦によって赴任してきたばかりの純一郎と勝負することになった。
- 純一郎によって提案されたサッカー部との勝負では苦戦するが、その非常識な身体能力を生かしてテレビゲームでしか実行できない「タテぽんプレイ[注釈 13]」を実現させ逆転勝利し、それに感動したサッカー部からの勧誘を受け、自らの負けを認めた。その後は以前よりも性格が丸くなった。サッカー部ではエースストライカーとして活躍する。
- 美奈子とミホは中学校の先輩に当たり、彼女たちと同じく「BO」に所属していた。特に美奈子には不良になり始めたときに面倒を見てもらった関係で今も頭が上がらない。
- 純一郎を「オタ教師」と呼んでおり、自分を結果的に敗北させた彼を内心ではリスペクトしている。彼の課外授業を面倒に思っていても、美奈子の恥ずかしい写真をばらまくと脅されているために逆らえない場合があり、やむなく参加することもある。
- 神5決定戦では一次投票で7位、二次投票で4位となり「銀杏組」に選出される。班戦争の最終戦では肩が完治していることを調べていた時坂から野球による3球勝負を申し込まれ、敗北の場合は野球への復帰を要求されることになる。最終的には敗北するが、自分からサッカーを選んだことを時坂に告げる。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。その後、高2の冬の選手権で大会記録の16ゴールを決め、銀杏学園に籍を置いたままイタリアのユベントスへ入団する。
- 千波 花音(ちなみ かなん)
- 声 - 日高里菜 / 竹達彩奈 / 同左
- 銀杏学園高等部2年3組。6月19日生まれ。純一郎からの呼び名は「アニメっ娘」。純音とは中等部からのクラスメイト。
- 自他共に認めるアニメ声で、中学時代にヌコヌコ動画の生放送をきっかけに自分の声にトラウマを持ち、親以外とはメールで会話をするようになってしまった。「完璧な美少女」と称されるほどの可愛らしい容姿を持ち、告白されることも多いが声を出したくないためにすべて断っている。世界的な歌姫であるヘイリーの大ファン。数学と物理が苦手(親も理系が苦手なことから、本人は遺伝と思っている)。
- 純一郎からその声を聞きたいと近寄られ、最初は拒絶する。実家では午後6時が門限であるため、中間テストで学年10位以内に入ることを条件に、夜に開演するヘイリーのコンサートに行くために成績を上げるためにネットで噂の「伝説の家庭教師」と連絡を取り、その当人が純一郎であることを知るも渋々と受け入れ、徐々に成績を上げて目標を達成する。無茶をしてでも目的のためなら必死となる純一郎に憧れと好意を抱くようになり、声へのコンプレックスを克服。放送部では校内放送のDJを務めるようになった。ただし、しゃべるようになってからは自意識過剰な面が目立つようになり、男子からの人気も落ちてしまった様子。将来はヘンリーへの接触を夢見てアナウンサーを目指し、腹筋やボイストレーニングにも励んでいる。
- 光太郎が学校に登校してきた時は自分の人気が奪われたことに嫉妬していたが、その光太郎から「ウロボロスオンライン」の中でバグアイテムから作ったアクセサリーのセンスを尊敬されて気を良くし、光太郎に自分のことを「お姉さま」と呼ばせている。
- 神5決定戦では一次投票で9位、二次投票で7位に入り、後に「銀杏組R」として参加する。
- 天上院 騎咲(てんじょういん きさき)
- 声 - 佐倉綾音 / 井上麻里奈 / クマ@変態熊[注釈 14]
- 銀杏学園高等部2年3組で、本名「田中 さち子(たなか さちこ)」。1月1日生まれ。
- 人気少女漫画「終末学園」を連載している漫画家で、「天上院騎咲」のペンネームで活動している。純一郎が気に入っている漫画の作者であるためか、彼からは敬意を払われ「騎咲先生」と呼ばれている。私服はゴスロリ衣装を好み、制服の時もヘッドドレスを着用している。銀杏学園には中等部から美術特待生として入学。マンションの一室を自宅兼スタジオにしている。
- 読者のためだけに漫画を描くことに人生を賭け、そのため高校入学から1日も登校していない筋金入りの不登校児。秋葉原の店で自分の作品の最新巻を買いに来た客の数を数えていたところで純一郎と出会い意気投合する。そこに彼女を登校するよう圧力を掛けてきたマキナに対抗し、純一郎と結託して「登校したら逆に困ったことになる」と思わせるようマキナの生活を取材と称して四六時中観察する行動に出るも、紆余曲折を経て学校でも漫画を描く気で本格的に登校するようになる。漫画研究会の協力を借りて制作活動に勤しむことになり、コミックマーケットでも「天上院キラリ」のペンネームで漫研の同人誌で漫画を描くなど、精力的に活動し始める。
- 初めての連載作品は「ハナウタ」。短期連載で好評だったが雑誌の休刊により未完となり、単行本化されなかったが未発表の最終話の原稿は現在も保管しており、幽霊となってしまったまとめに唯一読ませることになった。
- マキナとは中等部に入学してからの付き合いで、学校への思い入れの食い違いから犬猿の仲となっていた。
- 神5決定戦では一次投票で5位、二次投票で3位と高順位で「銀杏組」に選出される。
- 卒業後は週刊少年誌での次回作の連載が決まっている。
- 蔵持 円(くらもち まどか)
- 銀杏学園高等部1年。生徒会の会計係。関西弁に銭型の髪留めがトレードマークで、国内大手のゲームソフトメーカー「KMC」の社長令嬢。純一郎からの呼び名は「銭っ娘」。
- 一目見ただけで物や人物の価値を正確に割り出すことができる能力を持ち、部活の予算配分などを無駄なく行えることを理事長に買われ生徒会に入った。16歳になったら実家の方針で結婚相手を決めることになっており、花嫁修業と称して家事も完璧なまでに仕込まれている。無駄を嫌う性格だが、必要ならば赤字も辞さない。また、アニメ・ゲームの知識も豊富。将来は自分が惚れた男と一緒にKMCを世界一のソフトメーカーにするのが夢。
- 以前に仕事で出会ったゲイツに惚れられ、「AF」への買収を進める彼にKMCの社員全員を残す代案として政略結婚を迫られることになる。ゲイツへの反抗心や政略結婚への焦燥の中、唯一価値を見抜けなかった純一郎に興味と好意を持って彼に求婚し、彼の情報を金を払ってまで収集したり、鑑家に押しかけるなど過激なアプローチを敢行する。彼女の行動に不審を持ち、KMCのサーバにハッキングして事情を知った純一郎は来日していたゲイツとFPSゲームで勝負することになり、勝利の末、買収と政略結婚は解消された。その後は改めて純一郎に好意を持ち、彼から自分へプロポーズさせるという新しい目標を見つける。
- 神5決定戦では一次投票で3位となるが、二次投票では8位に転落。後に「銀杏組R」として参加する。
- 2年に進級するとマキナの跡を継いで生徒会長に就任した。
- 荒木 光太郎(あらき こうたろう)
- 声 - 豊崎愛生 / 沢城みゆき / なし
- 銀杏学園高等部2年3組。2月17日生まれ。
- 男子でありながら、幼い頃から可愛いもの好きで女装にまで至ってしまった、いわゆる「男の娘」で、誰もか女の子だと思ってしまうような容姿。純一郎からは「光太郎」とまともな呼び名で呼ばれている。
- オンラインゲーム「ウロボロスオンライン」では「ルーチェ」と名乗り、結界魔法に長けた「鉄壁の修道女」の二つ名を持つ。3000時間を超えるプレイにより低スペックの女子型アバターでありながら設定能力を超えてウロボロスの頂点に位置する存在となり、純一郎ごと「ザ・ファースト」との最強コンビで知られていた。
- 女装はそれまで自室の中で楽しむものであったが、中学卒業後の春休みに女装のまま外出したところを同級生に絡まれ、振り払おうとしたところで思わず階段から転ばせて怪我させてしまう。その時に言われた心ない言葉に傷つき、以来銀杏学園に入学後も1年以上不登校を続けて自宅に閉じこもっていた。その時にすれ違い通信で純一郎の操る「ファースト」と出会い、彼に誘われてパートナーとして1年以上一緒に行動するようになった。
- ウロボロスの合戦イベントに数合わせに不登校児だった光太郎を参加させようと自宅を訪ねてきた純一郎と初めて現実の世界で対面する。純一郎が用意したチームのメンバーがクラスメイトと知り、過去のトラウマから皆に自分の正体が露見されることを恐れ、合戦イベントの当日にログインするのみの事実上の不参加を決めようとするが純一郎の説得を受けて復帰し、チームの優勝に貢献した。その後、自分の正体を知った七海や騎咲、マキナとも交流を持つようになるも過去を振り切れていない中、純一郎が合戦イベントの優勝記念パーティを行うことになり、参加した先で件の同級生たちと再会。彼らに自分の正体を明かさないよう懇願するが、そこに純一郎がルーチェとの合戦イベントを提唱。クラスメイトたちの協力を受けながらも圧倒的劣勢に立たされ、純一郎の手で追い詰められるが自らがルーチェに込めたものを思い出し勝利する。そしてクラスメイトたちに自分の正体を告白して好意的に受け入れられ過去を乗り越えることができ、自分らしさを表す女子制服姿で学校に登校するようになる。
- なお、切子とは同じ中学だったようだが、クラスが違っていたので今まで面識はなかった。
- 神5決定戦では一次投票で6位、二次投票で5位となり「銀杏組」に選出される。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。その後、高校在学中にスカウトを受け、読者モデルとして一躍有名になった。
- 西九条 まとめ(にしくじょう まとめ)
- 銀杏学園高等部の女子生徒だったが、純一郎が銀杏学園に就任する1年前に学園内の合宿所の漫画図書館の中で事故死してしまう[注釈 15]。しかし成仏することができず、幽霊となってしまって合宿所の中でずっと一人でいたところを、合宿所の掃除に来た純一郎たちと出会うことになる。
- 漫画が大好きで、幽霊になってから図書館の漫画を全部読破する。「終末学園」の大ファンであり、作者の騎咲に対面した時に彼女の初連載作品である「ハナウタ」の最終回を読むことが叶う。そして一番やりたかったことである、自分で漫画を描いてみたいという夢を騎咲の指導のもとで実現することになる。その最中、自分が無意識のうちに純一郎や騎咲の生気を吸い取ってしまったことにショックを覚えるも、純一郎の尽力もあってたった1ページだが漫画を描くことができた。その話は純一郎の心を掴ませるも彼女自身はそれに満足を覚え、成仏する。
- しかしその後、成仏したはずの彼女が近所の本屋で「終末学園」を読んでいるという噂が学園の生徒たちから流れている。
- 櫛名田 萌美(くしなだ もえみ)
- 銀杏学園中等部3年。アイドル志望で、芸能事務所所属の研究生。
- 小悪魔チックの傲慢な性格。純一郎から「野良ドル」と呼ばれている。「ファミリンジャー」のオフ会の防衛戦ではライバルチームの助っ人として高パフォーマンスを見せている。
- 芸能活動であまり学校に来ないらしく、「ルーチンバスター」を製作者を純一郎と知らずに愛用している。
- 神5決定戦では一次投票で2位となるが、二次投票では9位に転落。後に「銀杏組R」として参加する。
- 不破 定光(ふわ さだみつ)
- 銀杏学園高等部1年。
- エリート気質な自信家。男子としてかなり背が低いため、優越感を示そうとして相手より高い位置に立つ癖がある。円とは中等部から同じクラスメイト。
- 柊学園本校への進学を希望したが叶わず、神5決定戦では積極的な選挙活動により一次投票で1位となるが、直後のクイズ大会では催しの意図に気づかず正解し続け、珍回答の生徒たちに票を持って行かれてしまい二次投票では10位に転落。後に「銀杏組R」として参加する。
- 柿谷(かきたに)
- 声 - 岡本信彦 / 蒼井翔太 / なし
- 男子サッカー部の主将。ポジションはDFで、中学まではFWだったため足技に優れている。七海からも敬意を払われている。
- 小田原(おだわら)
- 銀杏学園高等部2年2組。異性を前にすると大量に鼻血を出してしまう特異体質。マキナに片思いしており、彼女へ告白するため純一郎に助力を求めた。純一郎の提案で、光太郎をマキナと仮想したデート練習をすることになるが、調子に乗りすぎた純一郎が話を知ったマキナ本人によって制裁を受けたため仮想デートは中止になり、告白については有耶無耶になってしまった。
- 真知子(まちこ)
- 銀杏学園高等部2年3組。七海に片思いしており、純一郎の協力でどうにか七海に告白するが、真摯な返答で断られ失恋する。
- 橘(たちばな)
- 銀杏学園の女子生徒。勉強に励み学年トップを守ってきたが、純一郎が制作した「ルーチンバスター」によって校内での学力の優劣の意味がなくなってしまったことで自らの存在意義を失ってしまう。やりたいことも見つからず自暴自棄になってビルから飛び降りを図ろうとするが、その場にいた時坂の言葉に結果的に救われることになる。
柊学園本校関係者
教職員
- 時坂 朋也(ときさか ともや)
- 純一郎の2年下の後輩。教師であり、2学期より柊学園本校へ着任。高ランカーの揃う3年生の担任に就任した。純一郎から「トモ」と呼ばれている。
- 何でもできる天才。飄々としながらも常識知らずなところがあり、時折奇怪な行動を起こすなど付き合いの長い純一郎でも彼の考えが読みづらい[注釈 16]。高い場所に登る癖がある。ゲームにおいても凄腕の実力を持ち、アメリカで行われていたFPSゲームの大会の準決勝でもゲイツに勝利した[注釈 17]。
- 以前は色々なことを試しても面白いと感じることができず鬱屈としていたが、中学2年生の時に純一郎と知り合い、以来二人でゲームセンターのスコアを荒らすなど彼と行動を共にするようになって本気を出すことによる面白さを知るようになり、それを教えた純一郎に対して尊敬の念を抱くようになった。高校も純一郎を追うように東神明高校に進学するもわずか2ヶ月で突如中退。その後世界中を旅し、近年はアメリカ各地で教師をしていた[注釈 18]。
- 以前、名作シューティングゲームの「ゼリウス」で純一郎が「幻の17面」を4日かけて見つけたことに「ミラクル(光景)」を覚え、純一郎のように自由に生きたいと思うようになり、再びミラクルを見たいという思いに駆られていた。銀杏学園で教師をしている純一郎と同じ舞台で勝負したい思いから柊学園からのスカウトを受け、帰国し純一郎と再会。班戦争では「白軍」を吸収して自ら「黒軍」を立ち上げ、相手の弱みを付け込んだ手段で他の生徒たちを一気に制圧していくなど非情な敵として、本校の校長の座を求めて純一郎と最終戦で対決することになる。
- 柊 有栖(ひいらぎ ありす)
- 柊学園本校の校長。12月24日生まれ。二つに結んだ大きな縦ロールヘアーが特徴的で、純一郎からの呼び名は「ロールパン」。
- 過激で女王様気質なサディスト。本校において生徒たちを競争させ、現実社会で戦わせる存在にまで仕立てる弱肉強食の教育システムを標榜としている。その考えに反発を示した純一郎と校長の座を賭けて勝負することになる。
- 暦とは従姉妹同士だが、自らの優越性を示すために暦を理事長の座から引きずり下ろすことを狙っている。
- 無駄を嫌う性格のためか、食事や入浴を一瞬で済ませる。好物はおでん串。
- 枢 操(からくり みさお)
- 女性型の自律思考型のAIで、柊学園本校の学生寮すべてを管理する寮長。
- 高度な拡張現実機能を張り巡らされた本校の敷地内でのみタブレットやスマートフォンのカメラ、モニター等でその姿を映すことができる。厳格で違反者には容赦ない。「るーる君」を自らの端末として操作できる。
銀軍(シルバーコア)
純一郎を団長とする、銀杏学園から派遣されたメンバーを中心とする軍団。銀杏学園から生徒を送るために純一郎は校内で銀杏学園選抜総選挙「神5決定戦」を行い、一次選挙で上位10人を縛り込み、さらに生徒たちのキャラクターを明確にさせるためのクイズ大会を行い、それを参考にした二次選挙で5位以内に入った生徒は「銀杏組」として本校に送られることになり、その結果、上位5人である鑑純音、桃園マキナ、天上院騎咲、七海征十郎、荒木光太郎がメンバーに選出されることになった。後に二次選挙で漏れた式島切子、千波花音、蔵持円、櫛名田萌美、不破定光の5人は暦の計らいで「子」のチームとなる「銀杏組R(リザーブ)」として加わることになった。
- 無響 零子(むきょう れいこ)
- 柊学園本校1年生。5月5日生まれ。生徒の中では純一郎からあだ名で呼ばれていない一人。本校でのランクはE。「ホワイトプリンセス」所属。
- 柊学園入学前までは山奥の療養所で検査を受け続けていたが、暦に引き取られる形で編入する。一度見たものは正確に記憶し、人の行動や技術を再現できるという能力を持っている。しかし人の顔を判別するのができず、相手の耳を舐めて匂いと味を覚えることで相手を区別することができる。一度に一つしか能力が使えないという欠点もある。隔絶した環境で育ったためか、純一郎と出会うまでは漫画などに対して興味を示さなかった。
- 暦の手口でKECの研究所に一日体験入所し、研究所で働き始めた純一郎と出会う。漫画を勧めてもらうなど、純一郎から自分が知らなかった面白いことが存在することを教わり、彼を「ししょー(師匠)」と呼び慕うようになった。その後、純一郎と一緒に居たいが余りに暦の迎えを拒んで研究所を占拠して立て篭るが、逆に純一郎がそれに協力したことで彼のような生き方を求めて柊学園に戻ることを決めた。このことが結果的に純一郎の教育目標を生むことになる。
- 本校に戻ってからは班戦争で相手よりも上回ることができずに負け続け、それに耐えられずに2学期に入って本校から脱走し、純一郎に助けを求める。有栖の教育理念に反発した純一郎の提案で、白河と1on1でのバスケ勝負をすることになる。そのための特訓として、自分を追いかける大勢の部活生徒たちから逃げ回って全部員の顔と動きを関連付けて記憶し、勝負の当日には会場に集まった部員たちの顔を見ることで能力を再現できる状態にまでなり[注釈 19]、総力を尽くして白河に勝利した。その後は白河のランクを下げてしまった責任や純一郎への期待から再び本校へ戻る。
- 班戦争の最終戦ではハッキングによって敵の増援を食い止めるなどのサポートに徹しており、あらかじめすばるとタブレットを交換していたことで強制対戦を仕掛けてきた黄道の油断を誘った。
- 白河 ナミ(しらかわ ナミ)
- 柊学園本校1年生。「ホワイトプリンセス」の班長。本校でのランクはD、後にE。
- 無表情で感情乏しく、無口で会話の最後の一文字だけ間を置く喋り方をしており、純一郎からの呼び名は「機械娘」。頭にいつもスコープを装着している。学業や運動能力は1年の中でもトップクラスで、同学年の女子から羨望され「お姉様」と呼ばれている。バスケットボールでも相当の実力を持っている。
- 本校から脱走した零子を連れ戻すため、純一郎の提案から零子とバスケで1on1で勝負することになり、純一郎によって鍛えられた零子のプレイに今まで感じたことのなかった「おもしろさ」を覚えるようになる。勝負に負けた後、有栖から失望されEランクに降格。その後、「タイタンズ」との試合で劣勢に立たされ、その最中に現れた純一郎の誘いを受け銀杏組の「子」となる。
- 鳴沢 省(なるさわ しょう)
- 柊学園本校1年生。本校でのランクはE。「ホワイトプリンセス」所属。
- 能力は銀杏学園の生徒よりも優れているが特に秀でたものがないことを自覚しており、自信を失っている。
- 遠野 一樹(とおの かずき)
- 柊学園本校1年生。本校でのランクはE。「ホワイトプリンセス」所属。
- 眼鏡をかけた知的な風貌。年上の人間相手に口が悪い。ゲームに詳しく、班戦争では用いたゲームを解説している。
- 姫神 摩子(ひめがみ まこ)
- 柊学園本校1年生。本校でのランクはE。「ホワイトプリンセス」所属。
- 轟 薫(とどろき かおる)[13]
- サッカーの実力者が揃う「タイタンズ」のリーダー。本校でのランクはD。ゴリラを思わせる風貌。ポジションはFWで、巨体だが足技も優れてお、ドリブルからのシュートにこだわりを持っている。純一郎からは「サッカー小僧」と呼ばれている。
- 「ホワイトプリンセス」と対戦する予定だった子チームの「レミングス」に代わってフットサルで勝負し、相手に実力差を見せつけた上で服従させる目論見だったがその場に現れた純一郎たち「銀杏組」がホワイトプリンセスの親として参戦し、純一郎たちの変則的なプレイに翻弄され逆転負けした。ラストプレイで個人での単独突破を仕掛け、最後まで自らのやり方を貫いた姿勢を買われて純一郎の誘いを受け、「銀杏組」の子になった。
- 「レジェンズ」とのナンパ合戦では純一郎に巻き込まれてメンバーに入れられてしまう。アプリソフト「LIME」で純一郎によって自分を模したゆるキャラ「ろっきー」のスタンプが出たことで女子生徒から人気を得ることになり、「銀軍」の勝利に一役買うことになる。
- 「黒軍」が反乱を仕掛けてきた際はDランクの寮で籠城し、如月と大石を逃がすもポイント全損で敗北した。
- 植草 極(うえくさ きわみ)
- Eランクの畑を管理する園芸チーム「ノーブルガーデン」のリーダー。本校でのランクはE。
- 勝負に関係なく好きなことを極める負けず嫌いな性格。空条の班との勝負でポイント全損し、退学にされかけたが純一郎の活躍により回避される。その後、「銀杏組」の子になり「銀軍」に加わる。
- 如月 響(きさらぎ ひびき)
- 学園アイドルユニット「レジェンズ」のリーダー。本校でのランクはD。純一郎からは「学ドル」と呼ばれている。
- 女子にモテるために努力を惜しまない性格で、自分たちのファンクラブの生徒たちからポイントをカンパしてもらっている。自ら「クズ」と豪語するほど清々しいまでに堂々としている。ポイントを取り合う班戦争を不毛なものとして嫌っている。
- 純一郎から銀軍のイメージアップCMの出演を依頼され、高額のギャラを要求する。そこで銀軍の男子とのナンパ合戦を提案され、負けても自分たちに優位な条件ということで受け入れる。本番では序盤から主導権を握るが、純一郎の策で追い上げられ僅差で敗れた。その後は「楽しい班戦争」を求める純一郎の考えに共感し、ファンクラブの女子生徒たちを引き連れて「銀杏組」の子になり、「銀軍」に加わる。
- 「黒軍」が反乱を仕掛けてきた際は自分たちのイベント興行権とファンクラブの会員の生徒たちのポイントを人質にされたことでストリートファイトでの圧倒的不利な条件で戦わざるを得なくなり、敗北した。
- 大石 望(おおいし のぞみ)
- 「ハーフウイングス」の班長。本校でのランクはE。萌美と仲が良い。
- 「レジェンズ」ファンクラブの会長で、彼らに率先的に自分のポイントをカンパしているため、能力が高いもののEランクのままである。ナンパ合戦の後に「レジェンズ」と共に「銀杏組」の子になり、「銀軍」に加わる。
- Dランクの寮に遊びに来ていた時に「黒軍」が反乱を仕掛けてきた際は自分を逃がした轟と如月の奮戦も虚しく対戦を強いられポイント全損し、退学を選ばざるを得なくなったが、後に銀軍の完全勝利によって退学は回避された。
青軍(ブルーコア)
藍沢海人を団長とする、本校屈指の実力派。
- 藍沢 海人(あいざわ かいと)
- 柊学園本校3年生。「青軍」の団長で、本校でのランクはS。
- 有能だが掴みどころのない人物で、純一郎のファンを自称しており、純一郎からは「自称ファン」と呼ばれている。自らを「ゲームマスター」と称し、戦場を支配するためなら自身の全てを投げ打ってでも目的を果たす強い信念を持つ。自身は純一郎のような才能に恵まれていないことを自覚している。
- 班戦争に参加した純一郎たち「銀軍」の動向を逐一観察するなど、怪しげな行動も多い。自らの指示で空条にポイント全損させた「ノーブルガーデン」の退学を取り消すために勝負を求める純一郎の話を受け入れ、空条との勝負を団長権限で容認する。試合後、「銀杏組」との同盟を求めるが「面白さ」を理解していないという理由で純一郎から拒まれた。後に純一郎のパートナーを自称する光太郎の能力を買ってスカウトしようとするが拒まれる。
- 班戦争での勝利を虎視眈々と狙っており、「黒軍」が反乱を起こした際は自らの軍のメンバーをわざと敗戦させて黒軍に潜り込ませ、純一郎に自ら銀軍に入ることを希望。その思惑を感じつつも、それが自分がやりたいこととして純一郎から理解され容認される。最終戦は純一郎が将棋で150人指しをするため、自ら足止めとして時坂に勝負を申し込む。最終的にはその役割を果たして自ら投了し敗北するも、本来の目的である戦場の支配のために黒軍に潜り込んでいた青軍のメンバーとともに銀軍を裏切ろうとするが、その行動を先読みしていた純一郎に手を打たれ、その目論見は失敗に終わった。
- 純一郎と那由多の勝負では本校生徒たちとともに、純一郎に追い詰められてチート行為を行おうとした那由多をゲームマスターとして阻止した。
- 天童(てんどう)
- 「青軍」所属の女子生徒。いつも無表情で、藍沢に付き従っている。
- 空条 大貴(くうじょう だいき)
- 柊学園本校1年生。本校でのランクはC。「青軍」所属でチーム「フォーチュンクエスト」のメンバー。中学時代は水球の選手として全国選抜に入ったことがある。鳴沢とはEランク時代のルームメイト。
- 元々は競泳選手だったが膝の怪我によりかつての仲間から見放され、それゆえに勝負事に対しては人一倍強く、勝負に関係ない園芸に熱中する植草たち「ノーブルガーデン」を見下していた。植草たちを全損させ退学に追い込むが、それに異を唱えた純一郎と水球で勝負することになる。純一郎に翻弄されながらも勝利へ執念をむき出しにするも、土壇場で力を発揮した純一郎に敗北。勝負事を遊びとしか捉えない藍沢の考えに納得できず、自ら青軍を去る決意をする。その後、ノーブルガーデンと和解する。
赤軍(レッドコア)
赤嶺兄妹をそれぞれ団長、副団長に据えた軍。銀軍との対戦時は所持班数24、校内占拠率15%と、「青軍」と並ぶ規模を持つ。団長戦後は退学を決めた赤嶺兄妹を除くメンバーが銀軍に吸収されることになった。
- 赤嶺 誠(あかみね まこと)
- 柊学園本校生徒。18歳。「赤軍」の団長で、本校でのランクはS。妹の環からは「お兄」、純一郎からは「S(シスター)ヒーロー」と呼ばれている。
- 天然な性格だが成績は極めて優秀。入学してから2年間無敗の圧倒的実力を持つ。「フォースコンバット」の筐体をジャンクパーツを流用して完璧に修理するなど工学の面でも天才的な能力を持つ。妹の環と共に養護施設で育った。常に妹の環を支えることを考えており、妹の前では最強であるべきという姿を見せようとする。柊学園から最初のスカウトが来た際は妹と一緒でないという理由で断っており、翌年に妹と共に入学した。
- フォスコンの筐体を修理していたところで鑑兄妹と知り合い、修理を手伝ってもらうことになるが互いの正体を知り、妹が仕組んでいた「銀軍」との班戦争に乗り気になる。
- フォスコンでは高難度の操縦技術や戦術を行えるメインパイロットの役を担う。同時に複座戦では妹のサポートがなくても圧倒的な実力を持つが、環への遠慮から自らの力を抑えている。銀軍との3本勝負との2本目では環が1本目の敗北のショックで気を失ったため純一郎と1対1で勝負することになり、純一郎から欠点を指摘され追い詰められるが環の応援で全力を出し、相打ちとなった。最後の勝負では副操縦士として妹に操縦を任せ、鑑兄妹に追い詰められた妹を危機寸前で助け、最後は敗戦した。
- 団長戦後は赤軍を純一郎に委ねて自主退学し、妹とともにAFのゲーマーとしてプロ契約した。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。
- 赤嶺 環(あかみね たまき)
- 柊学園本校生徒。17歳。「赤軍」の副団長で、赤嶺誠の妹。
- 極度のブラコン。幼い頃から兄妹で「フォースコンバット」に興じており、兄と一緒にプレイすることに自分の居場所を感じ、将来は兄と二人で「独立国」を作ろうとしている。そのため、有栖に卒業時の所持ポイントの買取レートを3倍にしてもらう条件で要請を受け、「銀軍」に班戦争を挑む。
- 2年前のフォスコンの個人戦世界大会では最年少の世界王者となった実力者で、この優勝の功績により、兄妹共に柊学園への入学が認められた。本来は武装の取り扱い等を担う複座戦での副操縦士としての適性が高いが、メインパイロットとして操作する場合において追い詰められた状況下において勝利への欲求から意識を切り替え、自らの思いさえも切り捨てる「自動操縦(ゴーストモード)」の状態になることで完全に機体と一体化して無感情に敵を撃破していく。世界大会の決勝ではこの状態となって逆転勝利を果たし、赤い機体を使用していたことから「赤い流星」の名で知られている。団長戦での最後の勝負では純音の動きに翻弄される中、勝利への渇望から自動操縦状態に切り替わり鑑兄妹を追い詰めるが、交代した純一郎によって形勢逆転されそうになったところで兄に救われ、フォスコンへの思いや兄との絆を思い出し、自ら操縦桿を離して試合放棄し敗戦した。
- 当初は純音に対して同じ妹である立場から、彼女が兄の純一郎と一緒にいて安心していられる兄妹関係に嫉妬していたが、団長戦後に和解する。団長戦後は兄と共に自主退学し、AFのゲーマーとしてプロ契約した。
桜軍(チェリーコア)
暁すばるを団長とする、恋愛成就のために構成された、別名「恋の軍」。 入団資格は彼氏がいないことのみで、団員は告白の時、他の団員たちのサポートを受けることができる。そのため、団員の入れ替わりが激しいが、銀軍との対戦時は保有ポイント数が20%に達する本校屈指の軍。基本的に女子生徒のみの構成だが、例外として「男の娘」である七瀬も加わっている。団長のすばるを除く、上位ランカーの9人の生徒は「ナインズ」と呼ばれている。団長戦後は銀軍に吸収されることになった。
- 暁 すばる(あかつき すばる)
- 柊学園本校3年生。「桜軍」の団長で、本校でのランクはS。
- 他人の思考や感情を色や味として知覚することで読み取れることのできる複合共感覚の持ち主。「恋をしないと死ぬ(KS)病」を自称しており、幼い頃から恋多き少女だったが一時期恋ができなくなったことで食事を摂っているにも関わらずやせ細ってしまい、恋愛行為を食事のようなものと考えている。能力のせいで好きになった相手に拒まれ続け、その度に共感覚が強くなることで「失恋戦士」と呼ばれている。純一郎からの呼び名は「KS娘」。
- 本校への班戦争参加を表明した純一郎に一目惚れし、本校生徒でありながら銀杏学園側の選抜メンバー入りを希望したが能力の高さにより、後に入れるという約束で一旦は拒まれた。その後、自らが組織する桜軍の七瀬が光太郎へ執着することから銀軍への勝負を申し出る。団長戦では七瀬が本来の自分の願いを思い出し幸せを満たしたことを受けて敗北を宣言し、桜軍全員と共に「銀杏組」の子になり「銀軍」に加わる。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。
- 七瀬 八百(ななせ やお)
- 柊学園本校1年。「桜軍」所属。
- 校内では普段から女子制服姿の、光太郎と同様の「男の娘」。大病院の跡取り息子で、成績優秀で運動能力も高い。
- 可愛いもの好きで女装も好むが、家柄を重んじる家族や周囲からは理解されず、中学時代は登下校中に一人で「ウロボロス」を楽しんでいた。その最中ですれ違い通信で見つけたルーチェを自らの理想的な存在として憧れるようになり、直接会うことはせずに「イーリス」と名乗ってメッセージなどを残すようになった。しかし、光太郎が純一郎に誘われ外の世界に目を向けるようになったことを認められず、純一郎に対しても嫉妬の感情を持つようになる。ウロボロスの魔法少女バトルでは漆黒の魔法少女「エンプティー」を名乗り、優勝した実力を持つ。
- 純一郎の提案した、ウロボロスの魔法少女バトルによる団長戦では光太郎を自ら見つけたデバッグ空間に誘い込み、かつてのように一人でウロボロスに閉じこもっていたころのような生き方を光太郎に求めるも拒絶され、それを受け入れられず2段変身をした際、デバッグ空間で運営側の制限が届かない状態だったために暴走して魔物のような姿になり、周囲一帯を破壊し始める。そこで2段変身した純一郎が運営の手が及ぶ前に自らウロボロスの世界を破壊することを宣言し、行動に移したことで正気を取り戻し、純一郎から問われたことで本来の自分の願いを思い出し、3段変身を成し遂げる。その後、光太郎たちと和解し、桜軍の一員として銀軍の子になった。
白軍(ホワイトコア)
白眉王毅を団長とする、班戦争におけるバランサーとしての役割を果たす特殊な軍。ポイント占有率40%前後で、上位ランカーを最も多く揃えた最強の軍だった。しかし団長会議を行っている間に時坂によって団員たちを奪い取られてしまい、事実上の壊滅となった。
- 白眉 王毅(はくび おうき)
- 「白軍」の団長。生徒の前には余り姿を現さないが、徹底的な情報管理で軍を統制しているフィクサー的な存在。普段は地下にいるため、地上に出た時は上半身裸になって太陽を浴びる妙な癖がある。
- 団長会議で呼び寄せた純一郎に、生徒たちのポイント全損を回避する上で卒業までゲームを続けさせることを目的にSSランクの奪取を諦めるよう要求するが断られ、実力行使で純一郎を排除しようとするが、会議中に時坂によって白軍の自分以外のメンバーを「黒軍」に吸収され、失脚した。
黒軍(ブラックコア)
時坂朋也を団長とする、班戦争終盤で誕生した軍。時坂によって白眉を除く「白軍」のメンバーを吸収した後、他の軍の人間を襲撃していき、班戦争において「銀軍」の最後の対戦相手となった。
- 黄道 隆太(きどう りゅうた)
- 「黒軍」所属。本校でのランクはA。武闘派で、自ら軍を立ち上げることを目論んでいた。
- 班戦争の最終戦では零子に強制対戦を仕掛けようとするが彼女の策略にかかり、すばると徒手格闘で対戦することになる。すばるによって味覚を通じて流し込まれた感覚により、強烈な苦痛に苛まれて失神し、敗戦した。
- 羽生 直樹(はにゅう なおき)
- 柊学園本校1年。「黒軍」所属。
- 史上最年少の12歳でプロになった元棋士。アマチュアの将棋指しだった父親の仕事の都合で転校が多く、友人ができずに引きこもってばかりだった小学4年生の時にネット将棋で噂になっていた「電竜王」と対戦し、彼の指し方に魅了された。「電竜王」がネットに現れなくなったことで、奨励会に入って強い相手と打ち続け、彼との再戦を望んでいたが叶うことなく、引退を決め本校に入学する。
- 班戦争の最終戦では黒軍のメンバーとして、他の149人と共に純一郎とネット将棋で対戦することになる。その最中に純一郎が自分が追い求めていた「電竜王」であることを知り、彼独特の指し方を目の当たりにして自ら投了した。
その他の本校生徒
- 貴澄 みもり(きちょう みもり)
- 柊学園本校3年生で、情報部に所属。純一郎からの呼び名は「ブログ女」。
- 表向きは銀杏学園の生徒として新聞部のエース。「教師殺し(ティーチャーキラー)」の異名を持ち、ターゲットにされた教師は、あることないことを記事にされ、学校を辞めざるを得ない状況に追い込まれるという。借りているアパートの一室は散らかし放題で生活感は感じられず、複数のパソコンが設置されている。自ら8つの大手ニュースサイトの管理人を務めており、電子掲示板でレスを立てるのが趣味。
- 有栖の指示により、暦のお気に入りである純一郎が柊学園本校で教師として務まるかを確かめるためのテストとして彼の悪評記事を書くが、当の本人が記事について受け流した上に、彼を慕う生徒たちから苦情を受ける。そこで彼に自らの正体を明かし、今度は根も葉もない純一郎の悪評をネット上で広めてどうやって止めるか彼に課題を出す。しかし、純一郎が「はーとオンはーと」の協力でヌコヌコ生放送を利用して自らの個人情報を盛大に暴露する自爆行為に出て、自分が立てたスレッドが全て純一郎の自作自演によるものとして食い尽くされ、敗れる。以降は個人的に彼に興味を示す。
- その正体は内閣国家戦略対策室・特務課に所属する人間で、班戦争に完全勝利した純一郎をある計画の一環としてスカウトするが断られている。
- 千代田 流美(ちよだ るみ)
- 柊学園本校2年。本校でのランクはA。
- あらゆる絵を描ける天才絵師で、「無形の絵師」と呼ばれている。しかし、それが当たり前のように描けるため、面白く感じたことはない。本校内で個人のアトリエを所有する。
- 騎咲の漫画制作に協力した際も当然のように描けたことで期待が外れたが、それを見咎めた純一郎と騎咲が自分が描いた絵に吹き出しを加えて漫画のように組み合わせたことで初めて面白く感じるようになった。
生徒の家族
- 七海の父
- 声 - 家中宏
- 本名不明。息子の征十郎が中学生の時に病死。生前はプロ野球選手として活躍しており、「目の前の障害は全て排除して前へ進め」という信条を持っていた。しかしその強情なまでの姿勢は周囲から反感を買い、征十郎との練習で故障したことにより引退。
- 病床に伏して衰弱していく中、自らの信条を疑いなく突き進もうとする征十郎に「すべてを蹴散らして進めと教えたが、それではいつか孤独になる」と告げ、それを征十郎が受け入れられず荒んでしまう原因となった。
- 花音の両親
- 本名不明。両親とも学生時代は理系科目が壊滅的で、花音もこの遺伝を恨めしく思っている。娘に門限をつけているため、中間テストで10位以内なら夜に開演するヘイリーのコンサートに行っても良いことになっていたが、見込みがないとして諦めるよう促した。
- 桃園 一也(ももぞの かずや)
- マキナの弟で、小学生。秋葉原のカードショップ「クラブACB」の常連でもあり、カードゲームに長けた純一郎を尊敬している[注釈 20]。
東神明高校
- 叶 美奈子(かのう みなこ)
- 声 - 雨宮天 / なし / 蒼井さとみ
- 東神明高校の3年生[注釈 21]。9月29日生まれ。純一郎からの呼び名は「顔面パンチ」[注釈 22]。
- 声優を目指している少女で、純一郎が認めるほどの歌唱力もある。かつてはカラーギャング「ブラックオラクル」を率いていた不良だったが、インターネットの掲示板で出会った「ヒーローがいなければ、ヒーローになればいい」という台詞に感動して更生し、自らが物語の言葉で現実の人間を救うヒーローになるべく声優になることを望んだ。
- そのためかつての不良仲間だったミホたちからいじめられることになり、やり返すことなく孤立無援の状況のまま耐え続けていた。しかし学校裏サイトに自分の個人情報が載せられたり、チョーク入りのジュースを飲まされるなど状況はエスカレートしていったことでそれに気づいた純一郎がミホたちへお仕置きとも言うべき課外授業を行い、救われることになる。その際に前述の台詞を教えてくれたのが純一郎であることに気づき、彼に好意を寄せるようになる。
- 純一郎が学校を去った後、ネットを通して交流のあった切子の紹介で再会して七海の更生に協力する。流がBONと敵対するカラーギャングに囚われた時も純一郎の要請に応じて七海とともに彼女の救助に駆けつけた。
- 鬼頭 ミホ(きとう ミホ)
- 声 - 巽悠衣子
- 東神明高校の3年生で、美奈子のクラスメイト。純一郎からの呼び名は「味っ子」[注釈 23]。
- 以前はカラーギャング「BO」の人間として美奈子と行動を共にしていたが、美奈子が更生して声優を目指すようになったことが気に入らず、ヨーコ(声 - 高野麻美)とケイコ(声 - 藤井ゆきよ)と一緒になって彼女をいじめていた。しかし純一郎の課外授業によって完膚なきまで精神的に叩きのめされて反省し、美奈子とも和解する。実家はバイク屋だが、将来は小料理屋を開くのが夢。流が誘拐された時は連絡を受けなかったことで純一郎や七海に怒っていた[注釈 24]。
- 尾上(おがみ)
- エール大出身の新任教師。純一郎の東神明高校での非常勤講師を解任される要因となった人物。
- 純一郎の発表した「どこでもドア理論」を一笑に付し、彼を見下している。ルールを順守することが社会で正しいという思考の持ち主で、純一郎の講師退任に反対する生徒たちを高圧的な態度で一喝するが、純一郎の「自分たちのルールを社会に認めさせろ」という演説に感動した生徒たちを収拾つけられなくなってしまった。
- アニメでは雪乃のエピソードに差し替えられ登場しない。
- 東神明高校女子サッカー部
- 荒くれていた七海と勝負することになった純一郎の誘いを受け銀杏学園の男子サッカー部と対戦することになり、七海が助っ人として加わることになった。
- 栗林 雪乃(くりばやし ゆきの)
- 声 - 内山夕実
- アニメオリジナルキャラクター。東神明高校の3年生でクラス委員を務める。模試の成績が下がり、その原因を「純一郎が真面目に授業を行わなかったから」だと八つ当たりし、万引きに走った[注釈 25]。それを止めようとした純一郎の姿が痴漢行為として広まり騒ぎになった[注釈 26]ことで彼が解雇される事態になってしまい罪悪感に苛まれるが、純一郎の演説で他の生徒と共にエールを送られた。
科学関係者
- ティム・バーナーズ・リン
- CERMの所長を務める女性。素粒子研究の第一人者で、鑑家に勝手に立ち入ってくるなど唯我独尊な性格。素粒子をモチーフにしたデザインの特注グッズを愛用している。純一郎とは旧知の関係で、彼に魔法などのフィクション要素の科学的解明を求めたりする。料理の腕も優れている。
- かつて純一郎が発表した「どこでもドア設計論」を認めず、彼を研究所に呼び出して反証実験を行うが、その理論が立証されたことで純一郎を貴重な存在としてCERMに勧誘しようとしたが「深夜アニメが観たいから」という理由でそのまま日本に帰られてしまう。諦めきれずに専用のケーブルを引いてまで深夜テレビを見られるなど純一郎を迎える環境にするなどして、銀杏学園の教師にスカウトされていた彼の前に現れて再度CERMに誘うも、「ジュネーブには秋葉原がない」という理由で断られる。その後、どこでもドア開発を会見で発表。その直前に純一郎が教師をしていることを知り、彼に「教師が本当にやりたかったことなのか」と問いている。
- 夏休みに休暇と称して再び来日。鑑家でアニメを見ながら純一郎に作品の科学的説明を求める。フィクションだからと割り切らずオタクとしての生命線を必死に守ろうとする純一郎にわずかながらも理解を覚える。
- モデルはWorld Wide Webの開発者・ティム・バーナーズ=リー[10]。
- 刀祢 大和(とうね やまと)
- 新日本総合研究大学院大学「KEC」の職員で、純一郎の高校時代の同級生の女性。24歳。
- 高校在学時は一人しかいない科学同好会で活動したところで、「どこでもドア」を作ろうと入部してきた純一郎に物理や科学を教え、彼の開発を手伝ううちに好意を持つようになる。
- 高校卒業後は純一郎と別の大学に進み、在学中から純一郎のどこでもドア作成協力のため方々に手を尽くして研究所を立ち上げることになる。高校時代から培ってきた予算確保能力とネゴシエーション能力に長けており[14]、膨大な予算のかかる特殊な研究所の建造にも大きく関わっている。
- 「どこでもドア」の開発プロジェクトが決定したことで純一郎と再会しKECにスカウトするが、やりたいことを見つけた純一郎が研究所を去ることを決意し、渋々ながらも理解を示して彼を見送った。
ブラックオラクルネオ
略称「BON」。滝がリーダーを務めるカラーギャングで、行き場の無い子達や不登校児を集めて居場所を作ることを目的にしている。純一郎も滝に誘われ、加入した。前身はブラックオラクル(略称「BO」)で、かつて美奈子がリーダーとして活動。当時は小宮姉妹や七海、ミホが属していたが、美奈子が更生して声優を目指すことを機に解散した。
- 小宮 滝(こみや たき)
- カラーギャング「ブラックオラクルネオ」のリーダーを務める15歳の少女。7月7日生まれ。
- 「自分の学校は町」という理念を持ち、13歳から学校に通わずに町で遊んでいる。夏休みに学園の指示で街の見回りをすることになった純一郎と知り合い、彼をチームに勧誘した。純一郎からは「リーダー」と呼ばれている。
- 見回りをしていたマキナを撒こうとしてビルの壁によじ登って頭上に逃げたり、襲ってきた不良を蹴り飛ばすなど、卓越した身体能力を持っている。
- かつては美奈子が率いていたカラーギャング「ブラックオラクル」の元メンバーで、美奈子が更生しBOを解散するときも最後まで反対していた。「兄弟戦隊ファミリンジャー」の大ファンで、作品で描かれる家族の雰囲気に憧れ、かつてのBOのような心地の良い居場所を作ることを目指している。その経緯もあり、かつての仲間だった美奈子たちとは距離を取るようになった。
- 以前、オーディションを受ける予定だった姉が急病で倒れたことで自らが姉に成り済ましてオーディションに参加。その場で圧倒的なパフォーマンスを示し、実力を認めたプロデューサーの五味に正体を見破られるも「姉のほうが優れている」と姉の合格を迫って認めさせた。しかしその行為が、長らく姉を悩ませてしまうことになる。
- 自分に扮した流が敵対するカラーギャングに誘拐された際は純一郎や美奈子、七海の協力を得て事無きことを得て、美奈子たちともかつての絆を取り戻す。翌年、銀杏学園へ進学した。
- 小宮 流(こみや ながれ)
- 現役アイドルで、アイドルグループ「5th Queens」のセンターを任されている。愛称は「コミリュー」。7月7日生まれ。純一郎からの呼び名は「アイドル姉」。
- 小宮滝の双子の姉で、双子のため顔は瓜二つだが頭の上で結んだ髪型が特徴で、滝と違って胸が大きい。妹からは「お姉」と呼ばれている。妹が自分以上と認めるほどの身体能力を持つ。今でこそ落ち着いているが幼い頃は喧嘩早い性格で、自分の名前を音読みして「リュー」となることから「ドラゴン(龍)」の呼び名を持つ。その名の通り、滝を傷付ける者に対しては逆鱗に触れたかのように一瞬で豹変し、美奈子や七海でさえも手がつけられなくなる。
- かつては妹とともに「BO」のメンバーとして活動していたが、BOの解散後は幼いころからの憧れだったアイドルを目指す。しかし、オーディションの当日に急性盲腸炎で緊急入院してしまい、滝が自分に成り済まして替え玉でオーディションを受けて合格したことで辞退しようとするが、独断で合格を下したプロデューサーからその顛末を聞かされ、認められた上でアイドルとなる。必死の努力で駆け上がっていったものの、妹のほうがアイドルであるべきではないかと苛むようになってしまう。
- 旧知の美奈子を通じて、滝の今後を心配する名目で彼女に「BON」の活動を止めて欲しいと純一郎に協力を依頼するが断られてしまい、連続ドラマのヒロイン役に決定し全国区にまで知名度が広がったことで自分の感情を抑えきれなくなり、ついには公開生放送を放り出してまでも鑑家に押しかけてまで頼み込み[注釈 27]、その感情を純一郎に吐露した。そこでその思い込みを指摘した純一郎に連れて行かれた先の「ファミリンジャー」のオフ会でステージの枠を守るためのパフォーマンスバトルで滝に成り済まして出場することになり、圧倒的なパフォーマンスで防衛戦に勝利。これを通じて滝の思いを知ることになる。その直後に滝と間違われてBONと敵対するカラーギャングに誘拐されるが滝や純一郎、援軍に駆けつけた美奈子や七海の活躍もあり助けられた。その後は自らBONへの参加を決め、翌年には妹とともに銀杏学園へ進学する。
魔砲少女ぶら☆くら
純一郎がこよなく愛するアニメ作品[15]。元ネタは広江礼威の漫画『BLACK LAGOON』の単行本第2巻に収録されているオマケ漫画「魔法少女編」[4]。作中では劇場版「魔砲少女ぶら☆くら ザ・ムービー」も発表されており、新キャラクターの公開オーディションが行われた。
- サンダース軍曹(サンダースぐんそう)
- 「魔砲少女ぶら☆くら」の主人公。二丁拳銃を得意としており、キャッチコピーは「あなたの願い叶えます! 銃で!!」[15]。彼女が言い放った「ヒーローがいなければ、ヒーローになればいい[注釈 28]」という台詞は、美奈子が声優を志すきっかけとなった。
- キャラクターボイスは花沢華音[注釈 29]が担当している。
- ハートマン兵長(ハートマンへいちょう)
- サンダース軍曹のパートナー。鼻の上に大きな傷がある。「ぶら☆くら」の第17話では負傷して目が見えないサンダース軍曹の目となって支え、敵を粉砕する屈指の名シーンを生み出した。
- キャラクターボイスは河島深雪が担当。
- キャラクターデザインはニコニコ静画の企画による公募から決定した。
- サンダース・リトル上等兵(サンダース・リトルじょうとうへい)
- 劇場版「魔砲少女ぶら☆くら ザ・ムービー」の新キャラクターで、サンダース軍曹の妹。クールで姉に対しても毒舌な印象。
- 声優は秋葉原で行われた一般公募のオーディションで選出されることになり、これに声優を目指している美奈子や、純一郎に副賞の河島深雪のサイン目当てで連れてこられた花音が参加することになるが、二人とも失格になった。
その他の人物
- 北山 みなみ(きたやま みなみ)
- 声 - 神田朱未
- メイドカフェ「はーと オン はーと」の店長。イギリスにメイド留学した経験を持つ。
- 自ら「17歳」だと主張しているが、純一郎とは学生時代の同級生で、彼のことを「かがみん」と呼ぶ。
- ヘイリー・ウェステン
- 「天使の歌声」と評される声で魅了される世界的な歌手。花音の憧れの人物。公演のために来日していた。
- ヘル・ゲイツ
- 「マクロソフト」グループ創始者の息子で、世界最大のゲーム会社「アクティビションフリゲート」のCEOを務める若き天才プログラマー。FPSゲームの世界大会を三連覇する程の腕を持つプロゲーマーでもある。
- 自らを「王」と名乗る誇り高き性格。邪魔者には真っ向から対立するが、物腰は柔らかく約束は必ず守る律儀な人物でもある。とあるイベントでKMCを含む日本のメーカーを侮辱する自分の発言に反発して説教をしてきた円に惚れ込み、彼女と結婚するために「KMC」の買収を強行していたが、話を知った純一郎とFPSゲームで対決することになり、発売前の最新版では想定外のバグを巧みに利用した純一郎に敗れ、政略結婚および買収を解消。今度は現稼働機で純粋な勝負を挑むが逆に純一郎との実力差を思い知らされることになった。勝負を通じて純一郎をライバルと認め、円に対してもより好意を寄せるようになった。
- 那由多との勝負では最終戦のメンバーとして参加。
- モデルは「マイクロソフト」創始者のビル・ゲイツ。
- ウエスタントリオ
- 西神明高校に通う3人組で、光太郎の中学時代の同級生。中学最後の春休みに女装していた光太郎を偶然見つけて面白半分に絡み、そのうちの一人が階段から突き落とされて怪我し、入院してしまう。その時に放った言葉が光太郎を苛み、不登校に陥らせるきっかけになってしまう。
- 光太郎のトラウマ克服のために動いていた純一郎に誘われ、「ウロボロスオンライン」の合戦イベント優勝記念パーティでスペシャルゲストとして招かれる。ルーチェとの合戦イベント終了後、自ら正体を明かして皆に受け入れられた光太郎の姿に呆れながらも静かにその場を立ち去った。
- カードファイター
- カードゲーム「MTR」のプロを自称する男。「MTR」の関東大会で優勝した純一郎が気に入らず、勝負を挑むが敗北する。
- ヒロ
- 「レンタルBOX極」の女性店長。店を利用している純一郎を「純ちゃん」と呼んでいる。
- 五味(ごみ)
- 小宮流が所属する養成事務所のプロデューサー。緊急入院した流に成り済ましてオーディションを受けて最高のパフォーマンスを見せた滝の正体を見破るが、その滝から流の合格を迫られ、流が自分以上だと言う彼女の言葉を受け、独断で流を合格させた。
- ちよタン
- 滝の「ファミリンジャー」のイベント仲間の女性。
- 武田 俊彦(たけだ としひこ)
- 「BON」と敵対するカラーギャングのメンバー。自分を蹴り倒した滝を逆恨みし、その復讐のために「ファミリンジャー」のオフ会で滝になりすましていた流を知らずに誘拐する。しかし追いかけて来た滝や純一郎たちによって劣勢となり、更には純一郎によって身元を明らかにされ、仲間たちからも見放されて逆上し滝に殴りかかるが、それが流の逆鱗に触れてしまい叩きのめされた。
- 河島 深雪(かわしま みゆき)
- 声優。愛称は「ゆっきー」。声優グランプリ2連覇および声優アワード新人賞を獲得した期待の逸材。「魔砲少女ぶら☆くら」のハートマン兵長の役を演じる。
- 「魔砲少女ぶら☆くら」劇場版新キャラクターのサンダース・リトル上等兵役の公開オーディションでのサプライズゲストとして登場。生アフレコで迫真の演技を見せたことでオーディションに参加した花音が自らの未熟さを痛感することになるが、握手会では花音の独特の声を褒めた。
舞台
純一郎たち登場人物の暮らす「神鳴町」および、柊学園のある「柊学園町」は原作コミックス第6巻のおまけページにて埼玉県内であることが判明し、純一郎たちが放課後に秋葉原に行く描写から、都心から比較的近距離な場所に位置すると思われる。
- 柊学園(ひいらぎがくえん)
- 作中の主たる舞台となる名門の私立学校。柊グループが運営し、柊暦が理事長を務める。エリートを揃えた柊学園本校と、一般生徒も通える銀杏学園が存在する。
- 柊学園本校(ひいらぎがくえんほんこう)
- 100年前に創立された学校。校長は柊有栖。理事長の暦の方針で入学試験は一芸入試しか存在せず、そのため生徒はエリートかつ得体の知れない人物が多いとされ、銀杏学園の平均的な生徒たちよりも優れている。全寮制で、内部情報を漏らさないよう徹底されている。ノーベル賞を受賞した教師でさえ3日も経たずに辞職しており、柊学園校舎に迷い込んだ銀杏学院生徒が二度と戻ってこなかったといった尾ひれの付いた噂も立っている。
- 校長に就任した有栖によって、厳しい現実社会で勝ち抜ける人材を送り出す弱肉強食の教育システムを掲げられており、本校生徒は入学時に各自ポイントが与えられ、学校側の決めたテストや生徒間での勝負でポイントを奪い合っていく。複数の生徒によって班を組むことができ、これによって班同士の勝負による「班戦争」を行うことができる。なお、班のメンバーのうち一人でもポイントを全て失った場合は連帯責任で退学処分となってしまう。退学処分になった生徒の制服や私物は焼却処分されるという厳しい処罰を受ける。卒業を待たずに脱落して退学する者が多いため3年生になるとクラス一つ分で済むほど生徒数が少なくなり、無事に生き残り卒業できた生徒は柊グループの支援により将来を保証される。
- 本校生徒には本校専用のスマートフォンとタブレットPCが支給され、対戦時のポイント管理や成績の記録、校内での購買時等に必要となる。所持ポイントは校内で購買を利用する際にも金銭の代わりに消費される。また、卒業時に学園側に余ったポイントを買い取ってもらうことができる。
- 本校の生徒は所持ポイントの総数によってS・A・B・C・D・Eの6段階にランク分けされ、そのランクによって受けられる授業に差が生じたり、学生寮や生活環境が厳しく区別される。最下層のEランクは特に厳しい扱いとなっており、「エスポワール」での寮生活を強いられ、食堂利用もポイントが必要のため農作業による自給自足の食生活をせざるを得なくなり、また校外への外出が一切禁止されてしまう。
- また、班戦争ではメンバーの合計点で班のランクが分類され、過去に誰も達したことのないSSランクを頂点に、S・A・B・C・D・Eの7段階となっている。現存する本校の班を全て支配下に置くことでSSランクを獲得することができる。
- 班戦争において、班同士の同意により、とある班の傘下に入る「親子」という同盟関係を結ぶことができる。親子関係になった班は子のポイントの権利を親が持つ代わりに、子にとって不利な対戦を親が肩代わりすることができる。対戦の際には対戦相手の承諾なく親チームへの変更が可能である。対戦時に賭けるポイントは300ポイントを下限に互いの同意の上で決定する。なお、自班より下位ランクの班に敗戦した場合は班のランク差によるペナルティが生じる。対戦中、親チームの側で負傷等により子チームの側から交代要員を出すには対戦相手の班からの同意が必要となる。なお、敗戦後に対戦相手と親子関係を結んだ場合はポイントの権利を譲るのみでランク落ちを回避することができる。
- 親子関係によって結ばれた班の集合体を「軍団(コア)」として形成することが可能になる。その長は「団長」と呼ばれ、絶大な力を持っている。
- 教師である純一郎は味方の班および対戦相手となる班全員の同意のもと、その当該勝負において自ら本校生徒として班戦争に参加することが特例として可能となる。
- 有栖の意向により、校舎はフリーマントル刑務所を模したデザインに改築されており、それが彼女にとっての理想の教育の形を表現している。
- なお、本校の女子生徒の制服のデザインはニコニコ静画の企画による公募から決定した。
- るーる君
- 本校で稼働するジャッジメントロボ。班戦争での審判や校内での風紀活動を担う。
- エスポワール
- Eランクの生徒寮。築2年だが有栖の指示で故意に年季の経った古い木造の建物に造られている。6人部屋の構成となっている。
- 銀杏学園(いちょうがくえん)
- 柊学園の分校。純一郎が前の学校を解雇された後に暦に勧誘されて赴任することになった。小学校から大学院まであるエリート校で、一般生徒にも門戸が開かれている。
- 69万平方メートル(東京ドーム15個分)の広大な敷地面積を誇り、学生および職員が1万人以上在籍している。生徒が教師を評価して、評価の低い教師は自動的に解雇できるシステムを採用しており、生徒会長であるマキナにはその権限が与えられている。高等部の生徒は基本的にアルバイト禁止となっている。
- 特待生はネクタイのデザインが一般生徒と異なっている。
- 東神明高校(ひがししんめいこうこう)
- 純一郎の母校で、彼が教師として初めて勤務した高校。
- 「東神明高校分校」という学校裏サイトがあり、ペンタゴン並みのセキュリティーを誇るといわれる。
- 秋葉原(あきはばら)
- 「オタクの聖地」とも呼ばれる実在の街で、純一郎もことごとく通いつめている。
- はーと オン はーと
- 学園をモチーフにしたメイドカフェ。切子のアルバイト先であり、マキナと純音も時折アルバイトを行っている。
- 新人メイドは片手、ベテランメイドは両手にシュシュを着けており、シュシュの違いでそのメイドが新人かベテランかを見分けられるようになっている[12]。また、新しいご主人様を10人紹介したご主人様にはドリンク無料券をサービスしている。
- クラブ「ACB(アキバカードボーイズ)」
- 秋葉原のビルの一室で運営する小さなカードショップで、純一郎が懇意にしている。店の経営が苦しい様子で、純一郎がカードゲームの大会で得た賞金を役立てている。
- レンタルBOX極(レンタルボックスきわみ)
- レンタルボックスを扱う店。純一郎や円もボックスを借りて委託販売している。純一郎は期末考査の補足考査として銀杏学園の生徒たちにボックス作りを行わせた。
- 東京国際展示場(とうきょうこくさいてんじじょう)
- 通称「東京ビッグサイト」。作中でコミックマーケットが開催され、純一郎や騎咲がサークル参加した。
用語
- YD病(わいでぃーびょう)
- 「やりたいことしかできない病気」を略した、純一郎の造語。純一郎自身の生き方を示した言葉。
- どこでもドア設計論(どこでもドアせっけいろん)
- 鑑純一郎が17歳のときに発表した、「どこでもドア」を作り出せることを証明した理論。学術誌『ネイチャー』と『サイエンス』に掲載され、その革新的な内容から純一郎は若き天才として注目を集めた。
- 現在この理論を中心とした研究が世界中で行われており、日本も国家予算を投じて極秘研究所を立ち上げている。作中で確認できる研究施設はEUの素粒子物理学研究所「CERM」と日本の新日本総合研究大学院大学「KEC」の2つである。
- 超弩級物語DX(ちょうどきゅうものがたりデラックス)
- 純一郎が運営するアニメブログサイト。純一郎は「鏡MOCHI(かがみモチ)」のハンドルネームで活動している。アニメ批評ブログランキングで1位を獲得したことがあるが、純一郎が教師になってからはブログの更新が滞ることもあった。夏コミではブログをまとめた同人誌「21世紀読本」を発行している[注釈 30]。
- ネーミングは原作者の作品である『超弩級少女4946』から。
- 素粒子物理学研究所「CERM」(そりゅうしぶつりがくけんきゅうじょセルム)
- スイスのジュネーブにある、世界中の頭脳が揃うと言われる研究機関。ティムが所長を務める。純一郎の能力に目をつけたティムは彼をスカウトするが、ことごとく断られている。
- ヌコヌコ動画(ヌコヌコどうが)
- 作中に登場する動画共有サイト。切子はこのサイトに投稿した動画がきっかけで「カッター少女」と呼ばれるようになり、また、花音はこのサイトで実施した生放送がきっかけで自分の声がアニメ声であることに気づいた。
- 元ネタはニコニコ動画およびニコニコ生放送。
- 終末学園(しゅうまつがくえん)
- 天上院騎咲による人気の漫画作品。純一郎も読者の一人。
- 神々を擬人化した学園ラブコメディ。テレビで規制が必要と言われるほど過激な性的描写が多いが、それさえも飾りと純一郎に言わせるほどの内容となっている。
- 学校でも漫画を描くことに決めて再び登校することになった騎咲のために、純一郎が教室を漫画制作のオフィスにしてしまい、純音ら2年3組の生徒全員を巻き込んで作品の制作を行うことになり、あまりの暴走の末に原稿は完成するが、内容に過激な描写が含まれていたために掲載雑誌が全て回収される事態となった。
- 新日本総合研究大学院大学「KEC」(しんにほんそうごうけんきゅうだいがくいんだいがくケーイーシー)
- 日本の研究機関。国家プロジェクトの一環として「どこでもドア」の開発計画が認可され、純一郎は大和からスカウトを受けることになった。純一郎を迎え入れるために大和が管理責任者として建設された地下の研究所は純一郎の趣味趣向が反映されており、純一郎がよく行く店の支店さえ出店している[注釈 31]。なお、職員は全員純一郎のファンである。
- ルーチンバスター
- 純一郎が「生徒全員自主退学」という教育目標の手始めとして、生徒全員に自分のやりたいことを見つけ出させるために作成したアプリ。
- 過去問題と教師のパーソナルデータから傾向を予測し、90%以上という高精度でテストの予想問題を生成する。さらに、教師が裏をかこうとしても学習してより高精度化するため、対処のしようがない凶悪な性能を持つ。これにより内申・進級のために仕方なくやっている勉強というルーチンワークを否定し、自由に何かをやる時間を与えた。
- KMC(ケーエムシー)
- 日本のソフトメーカーで、円の実家。株式時価総額は1000億円。「AF」に買収されかけたが、純一郎の活躍で回避された。
- バトルワールド3
- 世界で500万本出荷の大ヒットFPSゲームソフト。KMCきってのキラーコンテンツで、海外ブランドの土壇場であるFPSの市場でも唯一気を吐いている国内タイトル。
- AF(アクティビションフリゲート)
- 株式時価総額2兆円の、世界最大のゲーム会社。ゲイツがCEOを務める。
- COE(コールオブエネミー)
- AFの看板FPSゲーム。純一郎とゲイツの対戦では最新バージョンをロケテストの名目で利用しており、純一郎は発売前のソフトゆえのバグを利用し、ゲイツに勝利した。
- ウロボロスオンライン
- 国内でも100万人がプレイしている人気のMMORPG。アバターの設定が細かいなど自由度が高い。「BATTLE OF URO」と呼ばれる、チーム同士による合戦イベントがあり、合戦イベントの優勝チームは優勝者権限として1回に限り設定自由の合戦イベントを行うことができる。敗北した場合、合戦を企画したプレイヤーはアカウントを強制消去され二度とログインできなくなるペナルティを課される。
- パッケージのイラストが可愛らしさを目当てにソフトを買った光太郎はこのゲームにのめり込み、ネットを通じて純一郎と出会うことになった。
- 兄弟戦隊ファミリンジャー
- 10年前に放送されていた戦隊物の作品。異母兄弟が主人公であり、それまでの戦隊物とは一線を画したヒーロー像で近年稀に見る傑作と言われている。
- 5th Queens(フィフスクイーンズ)
- 人気の女子アイドルユニット。メンバー全員が中学生。小宮流をセンターに、真田白百合、金森ゆかな、御門紗耶香、東雲陸の5人で構成されている。ステージ衣装はサンタクロースをモチーフにしている。後にメンバー全員が銀杏学園に進学することになった。
- ゼリウス
- シューティングゲームの名作。自然物を取り入れた背景や機体のデザイン、作りこまれた世界観など当時のゲームとしては斬新だった。全16面だが、条件を満たすことで幻のボーナスステージである17面にたどり着くことができる。
- モデルは『ゼビウス』。
- ゼリウス2100
- ゼリウスシリーズの最新作。通常の3D空中戦以外に、地上戦のFPSモード、2Dシューティングのクラシックモードの3種類が入っている。
- LIME(ライム)
- 流行のアプリソフト。「レジェンズ」との班戦争では純一郎が生徒たちを模したゆるキャラのスタンプを製作している。
- モデルは『LINE』。
- フォースコンバット
- スカイアクション系ゲームの名作。略称は「フォスコン」。専用の筐体で、実際に戦闘機に乗っているような臨場感を味わえる。複座型は複座戦のコンビプレイシステムなどリアルさを追求しつつもプレイ料金の高さや数々の理由により廃止された。
書誌情報
- 東毅『電波教師』 小学館〈少年サンデーコミックス〉、既刊15巻
- 2012年3月21日初版第1刷発行(2012年3月16日発売)、ISBN 978-4-09-123570-1
- 2012年6月23日初版第1刷発行(2012年6月18日発売)、ISBN 978-4-09-123699-9
- 2012年9月23日初版第1刷発行(2012年9月18日発売)、ISBN 978-4-09-123817-7
- 2012年11月21日初版第1刷発行(2012年11月16日発売)、ISBN 978-4-09-124008-8
- 2013年2月23日初版第1刷発行(2013年2月18日発売)、ISBN 978-4-09-124180-1
- 2013年4月23日初版第1刷発行(2013年4月18日発売)、ISBN 978-4-09-124283-9
- 2013年7月23日初版第1刷発行(2013年7月18日発売)、ISBN 978-4-09-124352-2
- 2013年8月21日初版第1刷発行(2013年8月16日発売)、ISBN 978-4-09-124401-7
- 2013年11月23日初版第1刷発行(2013年11月18日発売)、ISBN 978-4-09-124498-7
- [公式同人誌・電波先生]付き限定版 ISBN 978-4-09-159 166-1
- 2014年2月23日初版第1刷発行(2014年2月18日発売)、ISBN 978-4-09-124564-9
- 2014スクールカレンダー付き限定版!! ISBN 978-4-09-159183-8
- 2014年5月21日初版第1刷発行(2014年5月16日発売)、ISBN 978-4-09-124644-8
- 2014年8月23日初版第1刷発行(2014年8月18日発売)、ISBN 978-4-09-125079-7
- ドラマCD付き限定版 ISBN 978-4-09-159196-8
- 2014年10月22日初版第1刷発行(2014年10月17日発売)、ISBN 978-4-09-125372-9
- 2015年1月21日初版第1刷発行(2015年1月16日発売)、ISBN 978-4-09-125449-8
- 2015年3月24日初版第1刷発行(2015年3月18日発売)、ISBN 978-4-09-125697-3
ドラマCD
第12巻の限定版の付録CDに収録。脚本は持田康之と牧山昌弘が担当。
サンデーCM劇場
第1弾は2012年10月上旬より放送[16]。第2弾は2013年2月中旬より放送[17]。監督は小倉宏文、キャラクターデザインは坂崎忠、制作はA-1 Picturesが担当。
テレビアニメ
原作第14巻の発売に合わせ、2015年1月16日にテレビアニメ化を発表[2]。2015年4月4日より読売テレビ・日本テレビ系列にて放送中。同じサンデー作品であるNHK Eテレで放送のアニメ『境界のRINNE』の裏番組となる。
なお、原作漫画で「HE IS A ULTIMATE TEACHER」と表記されている部分は、アニメでは「HE IS AN ULTIMATE TEACHER」となっている(こちらの方が英文法としては正しい)。
スタッフ
- 原作 - 東毅
- 監督 - 佐藤真人
- シリーズ構成 - 前川淳
- キャラクターデザイン - 杉本功
- 美術設定 - 成田偉保
- 美術監督 - 栗林大貴
- 色彩設計 - 鈴木依里
- 撮影監督 - 西山仁
- 編集 - 須藤瞳
- 音響監督 - 長崎行男
- 音楽 - 高田龍一
- 音楽制作 - アニプレックス
- 音楽プロデューサー - 外村敬一、清水博之、岩崎紀子
- 製作指揮 - 小石川伸哉、植田益朗
- チーフプロデューサー - 諏訪道彦、落越友則、吉岡昌仁
- プロデューサー - 米倉功人、佐藤成俊
- アニメーションプロデューサー - 横山敏、溝上猛
- アニメーション制作 - A-1 Pictures
- 制作 - ytv、A-1 Pictures
主題歌
- オープニングテーマ「Youthful Dreamer」
- 作詞・作曲・編曲 - 石田寛朗 / 歌 - TrySail
- エンディングテーマ「DREAMIN'」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 吉野貴晴 / 編曲 - 江口亮 / 歌 - 東京パフォーマンスドール
- 劇中歌「夢見る二丁拳銃(トゥーハンド)」
- 作詞 - 前川淳 / 作曲・編曲 - 広川恵一 / 歌 - 叶美奈子(雨宮天)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1時限目 | 高校教師はじめました | 前川淳 | 大河桝玖 | 鈴木吉男 | 石川慎亮、ふくだのりゆき | 石川慎亮 | 2015年 4月4日 |
2時限目 | 社会のルール | 鈴木吉男 | ふくだのりゆき、Kim BongDuk 石川慎亮 |
ふくだのりゆき 石川慎亮 |
4月11日 | ||
3時限目 | チェイス in 秋葉原 | 大和屋暁 | 平野俊貴 | 石田暢 | 黄栄植 | - | 4月18日 |
4時限目 | メイドの品格 | 安藤健 | 4月25日 | ||||
5時限目 | 銀杏学園の怪物 | 前川淳 | 佐野隆史 | 岡戸智凱 | 柳考相 | 5月2日 | |
6時限目 | おもしろい景色 | 石井和彦 | ふくだのりゆき、柳考相 | ふくだのりゆき | 5月9日 | ||
7時限目 | 美少女のヒミツ | 大和屋暁 | 四阿蔵志 | 阿部弘樹、大野勉 | 石川慎亮 | 5月16日 | |
8時限目 | 不登校児は大センセイ | 前川淳 | 平野俊貴 | 鈴木吉男 古谷田順久 |
石川慎亮、Kim BongDuk | 5月23日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [19] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年4月4日 - | 土曜 17:30 - 18:00 | 読売テレビ(製作局)ほか 日本テレビ系列(NNS)フルネット局28局[注釈 32] | 日本全国[注釈 33] | |
2015年4月5日 - | 日曜 7:00 - 7:30 | テレビ大分 | 大分県 | NNS/FNSクロスネット局 |
配信期間 | 更新時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2015年4月6日 - | 月曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル | 有料 |
2015年4月13日 - | GYAO! | 最新話1週間無料 |
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD限定版 | DVD限定版 | |||
1 | 2015年8月26日予定 | 第1話 - 第3話 | ANZX-12561/2 | ANZB-12561/2 |
その他
単行本第1巻発売記念として2012年3月8日からカッター少女の実写動画PVが公開された。実在のメイドカフェで撮影されている。
関連項目
- 広江礼威 - 漫画家。東と親交があり、本作でサンダース軍曹のデザインを手がけた[4]。
- ニコニコ静画 - 画像サイト。2012年3月6日から4月5日まで、劇中作『魔砲少女ぶら☆くら』の登場人物・ハートマン兵長のデザインを募集するキャンペーンを実施[15]。その後、2012年9月18日から10月30日にかけて、柊学園本校生徒用の女子制服イラストを募集するキャンペーンを実施している[20]。
- ニコルソン - スマートフォンアプリ。2012年3月16日から4月16日まで、劇中作『魔砲少女ぶら☆くら』の主人公・サンダース軍曹の声優オーディションを実施した[15]。
- コミックマーケット - 日本最大の同人誌即売会。第71話でコミケの話題を扱ったところ、この話に感銘を受けたコミックマーケット準備会がサンデー編集部にコラボレーションを打診、2013年8月開催のコミックマーケット84のカタログ(冊子版)に第71話を全編掲載や東へのインタビューなどの特集記事が組まれることとなった[21]。
- エミル・クロニクル・オンライン - ガンホー・オンライン・エンターテイメントにより2014年04月24日からオンラインゲーム『エミル・クロニクル・オンライン』とのコラボレーションを3ヶ月連続で実施予定[22]。
脚注
注釈
- ^ 初めて作った痛チャリは中学3年生の時である。なお、純一郎自身は中3の時まで補助輪なしで自転車に乗れなかった。
- ^ 光太郎のトラウマを克服させるために行ったルーチェとの合戦イベントで敗北したことでアカウントを停止される。その後、夏休みに光太郎に頼まれ、ウロボロスの仕切り役として用意してくれた複数アカウントを利用して復帰する。
- ^ 純一郎本人はネット上では「名無し」と名乗っていた。
- ^ ゲーム会社から開発途中の新作データを盗んで遊んだりしたこともある。
- ^ 本人曰く初めて受けたテストの点数は5点だった。
- ^ 自室に置いてあるアルバムを過去に純音が見ようとしたのを嫌がったことがある。
- ^ インターハイで高校選抜に選ばれるほどの実力の持ち主。
- ^ ただし、円の一件が終わった後に純一郎の銀杏学園での教師生活1ヶ月の記念として特別に買ってあげた。
- ^ 右側の髪は前で結んで前方に垂らし、左側の髪は後ろで結んで後方に垂らす変則的なツインデールから[11]。
- ^ メイド喫茶で注文したフライドポテトに「魔法」をかけてもらい、美味しく感じられたことから。
- ^ ただし「BO」時代の先輩である美奈子やミホ、所属するサッカー部の先輩には敬語を使っている。
- ^ 純一郎が担任に就任する前にクラスメイトの半数が七海によって病院送りにされている。
- ^ 自陣深くからペナルティエリア内にロングボールを放り込み、フォワードを走り込ませると言う、サッカーゲームの対戦プレイでは最も強力な鬼ハメプレイの一つ。これを実現させるには、ロングボールと同じスピードで走り、なおかつ相手ディフェンスと競り勝てる強力なフォワードが必要となる。
- ^ ニコルソンで活動していた一般ユーザー。ニコルソンで開催された騎咲のCM声優オーディションに参加し、2012年10月30日放送のニコニコ生放送「火曜ニコラジ」にて、参加者数1883名の中から作者の東による直々の厳正なる審査の結果、採用された。
- ^ この事件が要因で、合宿所は1年ほど閉鎖されていた。
- ^ 純一郎によれば、中学時代はそこまで変わっていなかった様子。
- ^ しかし「日本に帰る飛行機に乗り遅れる」という理由で棄権し、敗北したゲイツが代わりに決勝に進出することになった。
- ^ 1年で7つの学校を転々としており、学校が変わる度に生徒たちの柄が悪くなっていくため、純一郎曰く「厄介払いにされた」のではないかと思われている。
- ^ 純一郎はこの状態を「無響零子ver.2」と呼んでいる。
- ^ ただし、本人は「姉の次」と言っていることから、姉を一番に尊敬していることが分かる。
- ^ 第1巻ではミホたちの台詞では「高2にもなって」と言っているが、教室のプレートが「3-2」であることや2年生の七海の先輩であることからおそらくは誤植。
- ^ 初対面で声優の厳しさを説いてきた純一郎の顔面を殴ったことが由来。
- ^ 当初は「腹黒」と呼ばれていたが、更生後にミホが作った弁当の味が美味しかったため呼び名が変わった。
- ^ 純一郎がミホを呼ばなかったのは戦隊的に人員オーバーだったからとのこと。
- ^ 原作でこのとき万引きをしようとしたのは暦で、純一郎の人となりを見るための芝居だった。
- ^ 暦が部下に写真を撮らせ東神明高校にリークしたことが示唆されている。
- ^ 純一郎は話を聞く条件として、母校の神明小学校でのストリーミング生放送に登場させた。
- ^ 漫画『BLACK LAGOON』の登場人物・ロックの台詞に由来する[4]。
- ^ 名前は声優の花澤香菜を捩っている[5]。
- ^ 純一郎は売り上げの全額引き渡しと夏休みの学校の仕事を受ける代わりに暦から印刷費を出してもらうことになった。
- ^ 純一郎からは「俺をここから出さないつもりか」とまで言わしめた。
- ^ うち福井放送はNNS/ANNのクロスネット局だが、大半の時間帯がNNN/NNS系列主体の番組編成である。
- ^ 遅れネットの大分県および、NNS系列局が所在しない佐賀県・宮崎県・沖縄県を除く。
出典
- ^ a b “「超弩級少女」の東毅、新連載の主役はギークな高校教師”. コミックナタリー (2011年11月2日). 2012年3月26日閲覧。
- ^ a b “[電波教師] TVアニメ化決定!!!!” (2015年1月16日). 2015年1月16日閲覧。
- ^ “新連載はじめました”. 東毅 (2011年11月2日). 2012年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “「電波教師」東毅×「ブラクラ」広江礼威、苦楽をともにした盟友マンガ家対談”. ニコ×ナタ(コミック). コミックナタリー. p. 1. 2012年5月17日閲覧。
- ^ a b “「電波教師」東毅×「ブラクラ」広江礼威、苦楽をともにした盟友マンガ家対談”. ニコ×ナタ(コミック). コミックナタリー. p. 2. 2012年5月17日閲覧。
- ^ たまごまご (2012年4月2日). “つくろう、おもしろい国日本。秩序なんてぶっ壊せ『電波教師』”. エキサイトニュース. エキサイト. 2012年5月17日閲覧。
- ^ 東毅 (2011年12月7日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.6”. WEBサンデー. 小学館. 2012年3月26日閲覧。
- ^ 東毅 (2011年12月14日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.7”. WEBサンデー. 小学館. 2012年3月26日閲覧。
- ^ 東毅 (2012年5月2日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.27”. WEBサンデー. 小学館. 2012年5月17日閲覧。
- ^ a b 東毅 (2011年11月16日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.3”. WEBサンデー. 小学館. 2012年3月26日閲覧。
- ^ “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.4”. WEBサンデー. 小学館 (2011年11月22日). 2012年3月26日閲覧。
- ^ a b “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.5”. WEBサンデー. 小学館 (2011年11月30日). 2012年3月26日閲覧。
- ^ 東毅 (2013年8月21日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.95”. WEBサンデー. 小学館. 2015年3月22日閲覧。
- ^ 東毅 (2012年4月11日). “まんが家BACKSTAGE-東毅-Vol.24”. WEBサンデー. 小学館. 2014年7月8日閲覧。
- ^ a b c d “ドワンゴ、サンデー連載中の「電波教師」に登場するサンダース軍曹の声優オーディションを音声SNS「ニコルソン」で実施”. ガジェット通信. 2012年3月26日閲覧。
- ^ “「電波教師」サンデーCMでアニメ化、純一郎役は小野大輔”. コミックナタリー. 2012年9月26日閲覧。
- ^ “「電波教師」アニメCM第2弾、第1弾の豪華スタッフ再集結”. コミックナタリー. 2013年2月14日閲覧。
- ^ アニメ「電波教師」テーマ曲は雨宮天ら声優ユニット&TPD ナタリー 2015年2月18日。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “キャンペーン実施のページ”. 2012年9月18日閲覧。
- ^ 「電波教師」がコミケとコラボ!冊子版カタログで大特集,コミックナタリー,2013年6月25日
- ^ 少年サンデー2014年10号にコラボ記事カラー掲載
ECO公式コラボサイト
WEBサンデー
4Gamer.net
外部リンク
- WEBサンデー | 電波教師
- 週刊少年サンデー×ニコニコ静画 電波教師“新キャラ”募集!!!!
- 電波教師 静止画MADコンテスト | niconico
- 電波教師 | 読売テレビ
- 電波教師 - Blu-ray&DVD情報 - | Aniplex
- アニメ電波教師【公式】 (@denpa_kyoshi) - X(旧Twitter)
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