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「Wikipedia:妨害的編集」の版間の差分

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偽装工作: "Nonetheless"
独断での大量改変を差し戻します。コミュニティーに諮ってください。
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(27人の利用者による、間の86版が非表示)
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{{proposed|ほうがいてきへんしゆう|subcategory=行動|WP:DE|WP:DIS|WP:DISRUPT}}
{{proposed|ほうがいてきへんしゆう|subcategory=行動|WP:DE|WP:DIS|WP:DISRUPT}}
{{文書の要旨|妨害的編集を行う者は[[WP:BLOCK|投稿ブロック]]の対象となり得ます。}}
<!--{{guideline|ほうがいてきへんしゆう|subcategory=行動|WP:DE|WP:DIS|WP:DISRUPT}}-->
{{nutshell|妨害的編集を行う者は無期限の[[WP:BLOCK|ブロック]]や[[WP:BAN|追放]]の対象となり得ます。}}
<!--{{for|disruptive editing by Wikipedia administrators|Wikipedia:Administrator abuse}} 管理者による妨害行為は記事未作成-->
{{Navibox 合意形成}}
{{Navibox 合意形成}}
'''妨害的編集'''とは、多数の記事もしくは長期間にわたって記事の改善や百科事典を作り上げていく過程を阻害するような編集のことです。妨害的編集は必ずしも[[WP:VAND|荒らし]]とはみなされませんが、荒らしは確実に妨害的編集に当てはまります。また、妨害的編集を見分けるとき、個別の事例ではなく総体的にウィキペディアの方針やガイドラインに違反していないかをよく考えて慎重に判断すべきです。明確な荒らしではない利用者を荒らしとして扱ってしまうと、ウィキペディアのコミュニティは敵対的な雰囲気になり、やがて貢献してくれる利用者が立ち去ることになります。


妨害的編集は常に故意に行われるとは限りません。利用者が適切に編集する方法を理解していないために、知らないうちに妨害行為に該当するような編集をしてしまうこともあるでしょう。社会の一員として振る舞うための経験や、共同作業を行う上で必要な技能の欠如のために、妨害的になる場合もあるでしょう。元は[[Wikipedia:善意に取る|善意]]から行われた場合であっても、妨害行為となってしまえばウィキペディアにとって有害であることに変わりはありません。
'''妨害的編集'''とは、多数の記事もしくは長期間にわたって記事の改善や辞典を作り上げていく過程を妨害するような編集のことです。妨害的編集は、必ずしも[[WP:VAND|荒らし]]とはみなされませんが、荒らしはもちろん妨害的編集に当てはまります。ただし、それぞれの件は個別に取り扱われるべきで、ウィキペディアの方針やガイドラインに違反していないかをよく考えた上で、それぞれ判断されるべきです(ある利用者が明らかな荒らしではないものを妨害的編集として取り扱えば、百科事典を作り上げていくためのコミュニティは敵対的な雰囲気になり、貢献してくれる利用者が立ち去ることになるかもしれません)。


== 妨害的編集とは ==
妨害的編集は常に意図して行われるとは限りません。利用者が適切に編集する方法を理解していないために、たまたま妨害行為に該当するような編集をしてしまうこともあります。社会の一員として振る舞うための経験や共同作業を行う上で必要な技能の欠如のために、妨害になる場合もあるでしょう。妨害行為が元々は[[Wikipedia:善意に取る|善意]]から行われた場合であっても、それがウィキペディアにとって有害であるという事実に変わりはありません。
{{ショートカット|WP:DISRUPTSIGNS}}
{{See also|Wikipedia:編集方針}}
このガイドラインは根本的な方針に反する、明らかに誤った繰り返される違反行為を問題とするものであり、合理的な人物において意見が分かれるような些細な問題を扱うものではありません。


本文書において、'''妨害的編集者'''とは妨害的編集を行う利用者を指し、'''妨害的編集'''とは以下の様な傾向を持つ編集を指します。
== 概要 ==
# '''{{仮リンク|Wikipedia:偏向した編集|en|Wikipedia:Tendentious editing|label=偏向した編集}}を行う''': 他の編集参加者が反対しているにもかかわらず、特定の記事または一連の記事群に長期間にわたって特定の主張を反映させようとし続けている。偏向した編集は、記述の追加だけを指すのではありません。信頼できる情報源の除去を繰り返すといったこともこれにあたります。
ウィキペディアはその成功の大きな部分を開かれた体制に拠っています。しかしながら、そのあまりに開かれた姿勢は、ウィキペディアを[[WP:POV|自分の主張を推し進めようとしたり]]、[[WP:NOR|独自研究を開陳したり]]、[[WP:NOTADVERTISING|自己宣伝や特定の団体の擁護]]などに用いようとする人をも惹きつけてしまいます。生産的な利用者でもたまには過ちを犯しますし、検証可能な信頼できる資料を通してであれば、特筆性のある少数派の意見が記載されることが歓迎されている一方、妨害的な利用者が信頼できる資料に基づかない検証不可能な記述ばかりを行おうとしたり、重要性の低い少数派の意見にこだわることで、長期間にわたる問題をつくりだすことがあります。
# '''[[WP:V|検証可能性]]を満たさない''': 情報源を提示しないとか、百科事典にふさわしくない情報源を使用したり、信頼できる情報源を誤って提示したり、独自研究を行ったりします。

# {{Anchors|TB}}'''[[Wikipedia:タグ爆撃|タグ爆撃]]''': {{Tl|要出典}}、{{Tl|信頼性要検証}}、{{Tl|要ページ番号}}、{{Tl|独自研究}}などのタグを、すでに情報源が提示されている内容に疑問を抱かせるために不当に貼り付けたりします。当人を納得させるためだけに為される[[Wikipedia:脚注過剰|脚注過剰]]な状態になります。
全体として、妨害的な編集者はウィキペディアの参考資料としての信頼性を下げ、生産的なことをまともに行っている利用者を疲弊させることでウィキペディアを毀損します。まともな活動を行っている利用者は、何の罰も受けないのをいいことに妨害編集を続ける利用者にあきれ果てて、プロジェクトを去ってしまうかもしれません。
# '''[[WP:CON|合意形成]]に参加しない'''

妨害的編集には'''特定の傾向'''が感知できることが重要です。[[Wikipedia:編集合戦]]は既にそれを規定しており、一回の行動だけで方針に違反することはあまりないでしょう。しかし、一連の傾向を持つ行動が方針に違反するものであるなら、それは妨害的編集です。妨害編集は、そのすべてが24時間以内といった短い時間の内に起こるとは限りません。また、それが同じ行為の繰り返しであるとも限りません。一連の編集はプロジェクトを強く妨害する傾向を持つでしょう。

妨害的編集者は自身の振る舞いをまともで生産的な編集であるかの如く偽装するかもしれませんが、他とは異なる特徴が彼らを生産的利用者と峻別するでしょう。問題を解決するための議論が失敗に終わり、(コメント依頼などを通じた)外部の利用者が賛同している場合、さらなる妨害行為は投稿ブロックの対象であり、さらには[[Wikipedia:論争の解決]]処理を通じたより懲罰的な対処にも至るかもしれません。極度の例では、[[WP:ARB|裁定委員会]]の決定か何らかの合意により、ウィキペディアそのものからの[[WP:BAN|追放]]とされることもありえます。

[[WP:3RR|Three revert rule]](3RR)違反は、このガイドラインを元に妨害的編集者対抗して行われた場合でも言い訳にはなりません。3RRの中で述べられているように、「この規則は特定の回数までなら差し戻す権利を与えるものではない」のです。同様に、3RRは妨害的編集に対する場合でも違反されるべきでないことを意識しておくべきです。妨害的編集は[[WP:NOTVAND|荒らしではなく]]、3RRを侵してしまうよりも、[[#妨害的編集者への対処]]方法に従って処理する方が良いでしょう。

== 偽装工作 ==
妨害的編集者は、妨害編集を行う際に偽装工作を行うことで[[WP:Enforcement|懲罰]]をかわそうとすることがあります。

* 個々の編集は明確に妨害となっていなくとも、全体としては妨害編集となる行為が長期間にわたって行われている。
* 編集対象がほとんどノートページに限られている。この場合、直接記事に有害な行為を行ってはいなくとも、他の編集参加者がどのように記事を改善するかについて合意をつくりあげていくのを妨げます。
* [[WP:NPA|個人攻撃]]のような、あからさまなやり方では[[WP:CIV|礼儀を忘れない]]の方針を破ってはいないが、記事を改善していく上での協力的な態度には反している(全体としてはWP:CIVに反している)。
* 極小数の人しか見ていない記事で妨害活動を行う。
* 反対に、全体としてそれを感知できる人がいない程、幅広い記事で妨害的編集を行っている。

それでもなお、このような妨害編集はウィキペディアの方針に反しています。

== 妨害的編集の事例 ==
{{Shortcut|WP:DISRUPTSIGNS}}
[[WP:EP|Wikipedia:編集方針]]も参照してください。

このガイドラインは、根本的な方針に反する明らかに誤った、繰り返される違反行為を問題とするものであり、合理的な人物でも意見が分かれるような些細な問題を扱うものではありません。

'''妨害的編集者'''は以下の様な傾向を持ちます。

# '''[[WP:TEND|偏向している]]''': 他の編集参加者が反対しているにも関わらず、特定の記事または一連の記事群に長期間にわたって特定の主張を反映させようとし続けている。偏向した編集は、記述の追加だけを指すのではありません。信頼できる情報源の除去を繰り返すといったこともこれにあたります。
# '''[[WP:V|検証可能性]]を満たさない''': 情報源を示さなかったり、百科事典的でない情報源を使用したり、信頼できる情報源を正しく使用していなかったり、独自研究を行ったりします。
# '''[[WP:TAGBOMB|妨害的タグ貼り]]''': 要出典のようなタグを、すでに情報源が提示されている内容に疑問を抱かせたりするために貼り付けたりします。
# '''[[WP:CON|合意形成]]への不参加'''
#:a. 他の利用者の発した、問題となっている編集への質問や説明の要請を繰り返し無視する。
#:a. 他の利用者の発した、問題となっている編集への質問や説明の要請を繰り返し無視する。
#:b. 他の編集が編集に対して行った説明を繰り返し無視する。
#:b. 他の編集が編集に対して行った説明を繰り返し無視する。
# '''コミュニティの仲裁無視''': 他の利用者による仲裁やコメント依頼に抗い、論争に関わってい利用者によって成立した合意に反して特定の観点に基づく編集を続けること。
# '''コミュニティの仲裁無視する''': 公平な利用者による仲裁やコメント依頼に抗い、公平な利用者によって成立した合意に反して特定の観点に基づく編集を続けること。
# '''真っ当に生産的活動を行う利用者を追い出そうとする''': [[WP:CIV|礼儀を忘れない]]、[[WP:NPA|個人攻撃をしない]]、[[WP:OWN|記事の所有権]]といった方針やガイドラインに反して活動し、また[[WP:SOCK|ソックパペット]]や[[WP:MEAT|ミートパペット]]を用いたりします。目立たない程度であれば、コミュニティ全体を疲弊させるには至らないかもしれませんが、最終的には規則に従って行動する利用者を疲弊させて、その生産的活動をできなくしてしまいます。

付け加えれば、この様な妨害的編集者は以下のような活動を行っているかもしれません。

:6. '''真っ当に生産的活動を行う利用者を追い出そうとしてしている''': [[WP:CIV|礼儀を忘れない]]、[[WP:NPA|個人攻撃をしない]]、[[WP:OWN|記事の所有権]]といった方針やガイドラインに反して活動し、また[[WP:SOCK|ソックパペット]]や[[WP:MEAT|ミートパペット]]を用いたりします。目立たない程度であれば、コミュニティ全体を疲弊させるには至らないかもしれませんが、最終的には規則に従って行動する利用者を疲弊させて、その生産的活動をできなくしてしまいます。


{{anchors|Refusal to 'get the point'}}
=== いつまでも納得しない ===
=== いつまでも納得しない ===
{{main|Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない#いつまでも「納得」しない}}
コミュニティが「他の議題に移ったほうが生産的だ」と[[WP:CONSENSUS|合意]]した後でも、その利用者が同じ主張を続けることがあります。この様な振る舞いは、ウィキペディアを妨害します。利用者が「正しい意見」を持っていると信じていることは、その意見がコミュニティに受け入れられるということとは異なります。


意見を聞いてもらっていることと[[WP:CON|賛成]]されていることとは違います。同様に、あなたの意見がコミュニティに否定されても、あなたの意見がちゃんと聞かれていないことを意味しません。編集するのを止めて、他の利用者の語っていることに耳を傾けてよく考えてみてください。あなたの意見を否定する側の議論にもしっかりと目を向けて、合意できる箇所を探してください。
「他の議題に移るのが生産的なことだ」とコミュニティにより[[WP:CONSENSUS|合意]]が為された後でも、利用者が同じ主張を続けることがあります。この様な振る舞いは、ウィキペディアを妨害するものです。利用者が「正しい意見」を持っていると信じていることが、その者にその意見をコミュニティに受け入れさせる権利を与える訳ではないのです。


時には、利用者が[[WP:AGF|善意]]に基づいて行動していても、その活動が妨害行為の継続となってしまい、他者の時間を無駄にさせることがあります。例としては「コミュニティは問題を正しく理解していない」と言い続けることが挙げられます。[[WP:BOLD|大胆に振る舞う]]ことが推奨されているとはいえ、[[Wikipedia:能力は必要|協調能力の欠如]]が障害になることもあります。もしコミュニティの他の利用者が、そういった協調性に欠ける利用者の尻ぬぐいに時間を浪費し、方針やガイドラインに基いてその過ちを正すことに必要以上に手間を取られるなら、コミュニティを消耗させる利用者として投稿ブロック依頼が提出される可能性もあります。
聞き取り(ないし裁判過程における審理)を"[[WP:AGREE|賛成]]"と混同しない: コミュニティがあなたの意見を否定することが、あなたの意見をちゃんと聞かなかったことを証明するものではありません。編集するのをやめて、他の利用者の語っていることにに耳を傾けてよく考えてみてください。あなたの意見を否定する側の議論にもしっかりと目を向けて、合意できる箇所を探してください。

時には、利用者が善意に基づいて行動していても、その活動が妨害行為の継続であり、他者の時間を無駄にさせることがあります。例えば、「彼らは問題を理解していない」と言い続けること、などです。[[WP:BOLD|大胆に振る舞い]]、正しいと考えることはすぐに実行することが推奨されているとはいえ、[[WP:CIR|協調能力の欠如]]が障害になることもあります。もしコミュニティの他の利用者が、そういった協調性に欠ける利用者の尻拭いに時間を浪費し、方針やガイドラインに基いてその過ちを糺すことに必要以上に手間取られるなら、制裁が課されることになるかもしれません。


=== 主張のために方針を捻じ曲げない ===
=== 主張のために方針を捻じ曲げない ===
{{Main|Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない}}
特定の方針やガイドラインについて、コミュニティで実際に運用されている解釈があり、ある利用者にとってそれが正しくない、またはその解釈について不満をもっているとします。妨害的編集者がこのような状況に直面した場合、わざと各所でその解釈に基づき行動し<ref group="注">ただし、「その解釈に基づき行動」しているということが、実際には勘違いである場合もあります。</ref>、その解釈が誤っていることを証明しようとします。または、方針やガイドラインを変えるために、わざと誤っている解釈に基づき行動します。


このような行動はプロジェクトにとって破壊的です。もしあなたが方針やガイドラインに問題があると感じたなら、当該文書のノートページで懸念を表明してください。特定の利用者の行動に問題があると感じたなら、その記事のノートページか、その利用者の会話ページか、コメント依頼で議論を行ってください。
{{mainarticle|Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない}}


ウィキペディアを'''妨害することなく'''、''意見を正当に主張することができる''ということを心に留めておいて下さい。
ある利用者が方針やガイドラインの適用の仕方について不満を貯めると、そのような規則や解釈をその利用者からみて一貫した適用の仕方をすることによって、その重要性を貶めようとしたくなることがあります。それは特定の場における論争で単に論点の正当性を主張するために行われることもありますが、他の例では、その様な規則を変えさせようとして、非合理なやり方でそれを強要しようとすることもあります。

そのような戦法はプロジェクトにとって甚だ有害なものです。もしあなたが規則に問題があると感じたなら、それぞれの方針やガイドラインのノートページが懸念を表明するのに適切な場所です。単に特定の利用者の行動に問題があると感じたなら、その記事のノートページか、関連するページで議論を行ってください。

'''ウィキペディアを妨害することなく'''、''自分の意見を正当に主張することは可能''であることを、心に留めておいて下さい。


== 生産的編集と妨害的編集の違い ==
== 生産的編集と妨害的編集の違い ==
少数派の意見が記事に投稿されることはよくあることです。少数派の意見であっても、それが[[WP:V|検証可能]]で、適切な場所に[[WP:DUE|適切な重み]]をもって記され、{{仮リンク|WP:FRINGE|en|WP:FRINGE|label=突飛な主張に見合った裏付け}}があるなら、ウィキペディアの目的に合致します。典拠を提示する義務は、記載を望む利用者の側にあります。

少数派の意見が記事に投稿されることはよくあることです。少数派の意見であっても、それが[[WP:V|検証可能]]で、適切な場所に[[WP:DUE|適切な重み]]を以って記され、[[:en:WP:FRINGE|突飛な主張に見合った裏付け]]があるなら、ウィキペディアの目的に合致するものです。典拠を提示する義務は、一義的に記載を望む利用者の側にあります。


[[WP:NPOV|中立的な観点]]では以下の様に述べられています。
[[WP:NPOV|中立的な観点]]では以下の様に述べられています。
{{quote|中立性は記事の主要な部分で、信頼できる資料に基づいたすべての重要な観点を、その重要性に応じて公平に記載することを求めていす。重要なものを大きく取り扱い、重要でないものを大きく取り扱わないこと、少数派の意見を、よりに支持されているものより大きく見せたり、やたらと詳しく記述すべきでないということです。}}
{{quote|中立性は記事の主要な部分で、信頼できる資料に基づいたすべての重要な観点を、その重要性に応じて公平に記載することを求めていす。重要なものを大きく扱い、重要でないものを大きく扱わないことによって、少数派の意見を多に支持されている意見より大きく見せ、やたらと詳しく記述しないようにすべきです。}}


検証可能で記すに値する視点は、しっかりと査読された学術紙で発表されたものであれば、科学的証明が為される前の段階のま含みます。編集者は、公に展開されている論争を信頼できる出典に基いて提示することができます。例えば、専門分野における主流の学術紙などで述べられている観点を出典とすること自体は妨害的編集ではありません。ただし、このような例外行為は解決済みの論争には当てはまりません。例えば、[[ガリレオ・ガリレイ]]が生きていた時代には主流の意見であった天動説の「太陽は地球の周りを回っている」といった主張を記事に入れることは、それが科学的に否定された今日では適切ではありません。論争自体を記載することは、天動説対地動説のような著名なものであれば適切な行為です
しっかりと査読された学術紙で発表されていれば、科学的証明される前の段階、記載に値する検証可能な観点です。編集者は、公に展開されている論争を信頼できる出典に基いて提示することができます。例えば、専門分野における主流の学術紙などで述べられている観点を出典とすること自体は妨害的編集ではありません。ただし、このような例外行為は解決済みの論争には当てはまりません。例えば、[[ガリレオ・ガリレイ]]が生きていた時代には主流の意見であった天動説の「太陽は地球の周りを回っている」といった主張を記事に入れることは、それが科学的に否定された今日では適切ではありません。論争自体を記載することは、天動説対地動説のような著名なものであれば適切な行為です


ときどき、幅広い意見を載せることに寛大な利用者が、突飛な少数派の出版物に誤れたり、あやまって出典に用いることがあります。そのよ人々は、短期間そのような出典に基づく立場を不適切な形で記載することを弁護するかもしれませんが、より良い証拠や第三者の反応を見て過ちを認めるでしょう。
時に、幅広い意見に言及することに寛大な利用者が、突飛な少数派の出版物に誤ってれたり、って出典に用いることがあります。そうした人々は、短期間の内にはそのような記載を弁護するかもしれませんが、より良い証拠や第三者の反応を見て過ちを認めるでしょう。


== 妨害的編集者への対処 ==
== 妨害的編集者への対処 ==
{{Shortcut|WP:DDE}}
{{ショートカット|WP:DDE}}
下記に妨害的編集者への対処の手順を挙げます。これらは、必ずしも順番に行う必要はなく、ひどく悪質な事態が進行している場合は[[WP:AN/I|管理者伝言板/投稿ブロック]]あるいは[[Wikipedia:投稿ブロック依頼|投稿ブロック依頼]]へ即座に報告するのが最善です。しかしほとんどの場合は、下記に挙げた対処法を目安として段階的に対処すれば、解決の助けとなるでしょう。通常は、いきなりブロックを求める対応は必要ありません。どうしても判断に迷ったり行き詰ったときは、[[WP:HD|利用案内]]などで状況を説明して、他の利用者に聞いてみるのもいいでしょう。
[[File:Drawing of IDHT person (vector).svg|thumb|right|upright=0.7|"私の編集には何の問題もありません!"|alt=Drawing of a person sticking their fingers in their ears.]]
* 最初に、妨害的編集者と思われる者により百科事典的でない編集が行われた場合
:* 妨害的編集の疑いがあっても、まずは[[Wikipedia:善意にとる|善意にとる]]、[[Wikipedia:個人攻撃はしない|個人攻撃はしない]]、[[Wikipedia:礼儀を忘れない|礼儀を忘れない]]、[[Wikipedia:新規参加者を苛めないでください|新規参加者を苛めないでください]]の各文書に基づき行動するよう心がけてください。しかし、出典のない記述や百科事典的でない記述に対しては、[[Wikipedia:出典を明記する#出典なき記載の扱い|出典なき記載の扱い]]のガイドラインなどを参考に記述内容に応じた対処を行ってください。
:* 明らかに記事にとって有害な記述には、[[H:REVERT|差し戻し]]を行っても問題ありませんが、その場合は要約欄にて相手を刺激しない形で理由を説明して、ノートページにて議論や出典を求めてください。なお、対処している相手が問題利用者ではなく新規参加者や規則の理解が上手くできていない人である可能性を意識してください。


* 改善されず記述が差し戻された場合
下に挙げるのが、代表的な妨害的編集者への対処の手順です。これらは、必ずしもすべてを順番に行う必要はありません。ひどく悪質な事態が進行している場合は、[[WP:AN/I|管理者伝言板/投稿ブロック]]へ即座に報告するのが最善の一手です。その他の場合は、[[WP:BAN|コミュニティからの追放]]も用意されています。しかし、ほとんどの場合は、下に示したことを解決を目指して段階を追ってやっていけば、解決への助けとなるでしょう。通常、一足飛びにブロックや追放を求める対応は必要ありません。
:* 新たに出典とともに提示された場合は、差し戻しや記述の除去はしないでください。
:* 出典の提示もなく、その利用者がノートページでの説明にも応じない場合、再度差し戻しを行いつつ、要約欄でノートページでの議論を呼びかけ、ノートページで意見の違いを明確に説明してください。もし可能なら、ノートページで妥協案を提案してみてください。
:* それでもノートページでの議論に応じない場合、妨害的編集を行っている利用者の会話ページで、挑発にならないよう注意した上で、差分や節、問題行動全体の要約を示すなどして問題となっている行為を明示してください。あなたは状況を沈静化させようとしていることを忘れないで下さい。複数の編集者が関わっている場合は、コミュニティが偏向した行動に賛同しないことをはっきりとさせるために、他の編集者も意見を述べるべきです。


* 差し戻しの応酬が続き、相手が出典のない記述の追記を止めない場合
* 妨害的編集者と思われる者による百科事典的でない記事
:* 24時間以内に3度を超える差し戻しをしているなら、[[Wikipedia:管理者伝言板/3RR]]に報告してください。ただし、自分がそれに対抗して同じ[[WP:3RR|3RR]]違反にならないようにも注意してください。
:* 相手の編集は[[WP:AGF|善意に取って]]ください。妨害的編集の疑いがある利用者でも、[[WP:NPA|個人攻撃をしてはいけません]]。しかし出典のない記述や百科事典的でない記述は'''差し戻し'''てください。要約での記述で、相手を刺激しない形で理由を述べておきましょう。[[WP:CIVIL|礼儀正しい振る舞い]]を忘れないように。ノートページに議論や出典を求める書き込みをしてください。[[WP:BITE|新規参加者をいじめない]]を参照して、対処している相手が問題利用者ではなく新規参加者や規則の理解が上手くできていない人である可能性を意識してください。
:* この時点で中立的な立場の第三者による賛同も得られているが、問題の編集を止めさせることが出来ない場合は、[[WP:RFPP|保護依頼]]を行い、編集合戦を止めた上で、問題の利用者が議論に応じるような状況を作ってください。管理者が何らか理由により保護をかけない場合、あなた自身にも間違いがあるかもしれません。その場合、[[WP:RFC|議論活性化のためのコメント依頼]]などで他の利用者の意見を募ってください。また、保護依頼を出せない場合も、コメント依頼を提出してください。相手の方に問題があると認識されれば、他の登録利用者が対処してくれるかもしれません。


* もし偏向した編集を行う利用者が出典を提示しているが、その出典が記述を裏付けるには貧弱であったり、不適切な解釈を行っていると考えられる場合
* 差し戻したものを、差し戻し仕返してきた場合。
:* [[WP:RFPP|保護依頼]]には出さないでください。
:* 新たに出典とともに提示されたなら差し戻しはしないでください。そうでなければ、その利用者がノートページで説明していないなら差し戻して下さい。その際は、記事のノートページで、意見の違いを明確に説明してください。編集の要約でその節を示すといいでしょう。もし可能なら、'''ノートページで妥協案を提案'''してみてください。
:* ノートページで議論の試みを続けてください。この際、方針やガイドラインに基づいて議論するのが適切です。[[Wikipedia:論争の解決|論争の解決]]も見直して建設的な議論を心がけてください。
::* もし相手と自分しか関わっていなかったり、議論がどん詰まり状態になってしまったら、[[WP:RFC|コメント依頼]]で他の利用者へ議論の参加を呼び掛けてください。


* 上記のような対処を続けてきても問題が続く場合
* 差し戻しの応酬が続いた場合で、相手が出典の無い記述を追記している場合
:* 差し戻しを行うと共に[[WP:AN/I|管理伝言板/投稿ブロック]]を通じ管理に介入要請してください。その際は、偏向した編集を行っている利用者の差し戻し投稿の[[Help:差分|差分]]を複数示してください。投稿は端的でわかりやすく(250語から500語以下)、十分な差分による証拠の提示が求められます。そして、その利用者の問題行動に集中してください(偏向した編集を行う利用者が議論を拒否している/出典のない記述を追加している/ノートページでの合意を拒否する、など)。管理者伝言板での報告では、記事自体の詳しい説明は避けて下さい。そような長い記述は管理者が申し立てを理解するのを困難にてしまいます。注意:[[:en:WP:BOOMERANG|あなたの活動履歴が適切]]なものであればあるほど、申し立ては受け入れられ易いでしょう。常、礼儀正し舞いあなた自身が何度も差し戻しをすることは避けるべきです
:*問題解決に取り組んできた他の利用者が、コメント依頼でそれが正いこと説明するのを助けてくれる見込みがある場合、[[WP:RFC|利用の行動に対するコメント依頼]]で、妨害的編集者と思われる利用者の行動の是非につい第三の意見求めてください。コメント依頼で、問題を解決しようと試みたことを示す複数の投稿の差分、偏向した編集を行っている利用者の差し戻し投稿の[[Help:差分|差分]]を示してください。投稿は端的でわかりやすく、十分な差分による証拠の提示が求められます。そして、その利用者の問題行動に集中してください(偏向した編集を行う利用者が議論を拒否している/出典のない記述を追加している/ノートページでの合意を拒否する、など)。コメント依頼では、記事自体の詳しい説明は利用者が事態を理解しにくくすため、避けて下さい
:*注意:{{仮リンク|WP:BOOMERANG|en|WP:BOOMERANG|label=あなたの活動履歴が適切}}なものであればあるほど、申し立ては受け入れられ易いでしょう。常に、礼儀正しく振る舞うことと、何度も差し戻さないことを心がけてください。


* 妨害的編集者がコメント依頼でまとまったコミュニティの合意を拒否する場合
* もし偏向した編集を行う利用者が出典を提示しているが、その出典が記述を裏付けるには貧弱であったり、不適切な解釈を行っているなら
:* [[WP:BP|投稿ブロックの方針]]を確認した上で、相手が登録利用者の場合は[[Wikipedia:投稿ブロック依頼|投稿ブロック依頼]]へ、相手がIPユーザーの場合は[[Wikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック|管理者伝言板/投稿ブロック]]へ報告して、妨害的編集者に対する投稿ブロックを依頼してください。その際は、コメント依頼での合意を示してください。そうすれば管理者が警告を発するか、短期間の投稿ブロックを行うでしょう。
:* [[WP:AN/I|管理者伝言板/投稿ブロック]]には出さないでください。
:* [[Wikipedia:論争の解決|論争の解決]]を'''再度見なおしてください'''。
:* もしそうするのが適しているなら、'''要点をまとめて[[WP:RSN|the Reliable Sources noticeboard]]に提示'''してください。
:* ノートページで議論の試みを続けてください。この際、'''方針やガイドラインに言及'''するのが適切です。
::* もし相手と自分しか関わっていない場合、'''[[WP:3O|第三者の意見]]を求めて'''みてください。
::* もし複数の利用者がすでに関わっているなら、'''[[WP:RFC|コメント依頼]]'''を行ってみてください。


=== 投稿ブロック ===
* [[WP:RFM|調停]]を提案してみてください。
* 妨害的編集は警告の対象になり、そして投稿ブロックにも発展します。その一種として3RRが挙げられます。
* もっぱら妨害的編集に使われているアカウントは、投稿ブロック依頼による無期限ブロックの対象になります。


== 偽装工作 ==
* もし調停が否定されたり、不調に終わって、問題が続くなら
妨害的編集者は、妨害編集を行う際に偽装工作を行うことで[[Wikipedia:投稿ブロック|投稿ブロック]]などの対処をかわそうとすることがあります。偽装工作の例として、下記が挙げられます。
:* 挑発にならないよう注意した上で、'''妨害的編集を行っている利用者の会話ページで、差分や節、問題行動全体の要約を示すなどしてどの行為が問題なのかを明示してください'''。あなたは状況を沈静化させようとしていることを忘れないで下さい。複数の編集者が関わっている場合は、コミュニティが偏向した行動に賛同しないことをはっきりとさせるために、他の編集者も意見を述べるべきです。
* 個々の編集が明確な妨害でなくとも、それらが長期にわたって行われ続ければ、全体として妨害的編集であるといえます。

* 編集対象がほとんどノートページに限られている。この場合、直接記事に有害な行為を行ってはいなくとも、他の編集参加者がどのように記事を改善するかについて合意をつくりあげていくのを阻害します。
* 偏向的編集者が差し戻しを繰り返す場合
* [[WP:NPA|個人攻撃]]のような、[[WP:CIV|礼儀]]の方針をあからさまには破っていないが、記事を改善していく上での協力的な態度には反している(全体としては'''失礼な行為'''である)。
:* 24時間以内に三度を越える差し戻しをするなら、'''[[Wikipedia:管理者伝言板/3RR]]に報告してください'''(自分がそれに対抗して同じ差し戻し違反にならないように注意)。とは言え、''一人の偏向した編集を行う利用者が、多数の問題を是正する利用者の面前で問題行為を継続することはできません''。
* 極小数の人しか見ていない記事にて妨害的編集を行う。

* 反対に、全体としてそれを感知できる人がいない程、幅広い記事で妨害的編集を行っている。
* もし偏向的編集者が[[WP:3RR|24時間以内における三度以上の差し戻し]]に違反していなかったり、方針を強制的に遵守させるだけの利用者が揃っていない場合
:* '''[[WP:AN/I|管理者伝言板/投稿ブロック]]へ報告してください'''。

* 何らかの理由により管理者が反応しない場合
:* '''利用者の行動に対するコメント依頼で第三者の意見を求めてください'''。ただし、問題を解決しようと試みたことを示す複数の投稿の差分を示せる場合にだけです。そして最低でももう一人は問題解決に取り組んできた利用者が、コメント依頼でそれが正しいことを説明するのを助けてくれる場合にです。

* 妨害的編集者がコメント依頼でまとまったコミュニティの合意を拒否する場合
:* 再度、'''[[WP:AN/I|管理者伝言板/投稿ブロック]]で管理者の介入を要請してください'''。その際は、コメント依頼での合意を示しましょう。そうすれば管理者が警告を発するか、一時的なブロックを行うでしょう。

* もしブロックでも問題が解決しないか、投稿ブロック依頼で管理者の介入を得ることができず、他の可能な手段すべてを試した場合
:* '''[[WP:ARB|裁定委員会]]に経緯をまとめたものを持ち込んで下さい'''。この場合、記事内容でなく、あくまで利用者の行動に基いた報告を提出してください。


それでもなお、このような妨害的編集はウィキペディアの方針に反しています。
=== 投稿ブロックと制裁 ===


== 注釈 ==
* 妨害的編集は警告の対象になり、そして投稿ブロックにも発展します。[[WP:3RR|3RR]]が典型です。
{{脚注ヘルプ}}
* もっぱら妨害的編集に使われているアカウントは、無期限ブロックの対象になります。
{{Reflist|group="注"}}
* 妨害が即座に妨害と判断できない巧妙なやり方で長期間に渡っており、その場での議論が不調に終わったなら、利用者に対するコメント依頼が問題をまとめるために用いられ、[[WP:BAN#Community sanctions|編集制限や追放]]の合意が為されるかもしれません。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[WP:TALK|Wikipedia:ノートページのガイドライン]]
* [[Wikipedia:荒らし]]
* [[Wikipedia:ノートページのガイドライン]]
* [[Wikipedia:タッグチーム]]
* [[:en:Wikipedia:Avoiding talk-page disruption]]
* [[:en:Wikipedia:Avoiding talk-page disruption]]
* [[:en:Wikipedia:Griefing]]
* [[:en:Wikipedia:Griefing]]
* [[:en:Wikipedia:Just drop it]]
* [[:en:Wikipedia:Just drop it]]
* [[:en:Wikipedia:Tag team]]
* [[:en:Wikipedia:WikiBullying]]
* [[:en:Wikipedia:WikiBullying]]
* [[:en:Wikipedia:Disruptive sanctions]]
* [[:en:Wikipedia:Disruptive sanctions]]


{{Wikipediaの方針とガイドライン}}
{{Wikipediaの方針とガイドライン}}
{{DEFAULTSORT:ほうかいてきへんしゆう}}
[[Category:利用者の行動についてのガイドライン]]
[[Category:草案|ほうかいてき]]
[[Category:利用者の行動のルール]]

2023年6月18日 (日) 03:02時点における最新版

妨害的編集とは、多数の記事もしくは長期間にわたって記事の改善や百科事典を作り上げていく過程を阻害するような編集のことです。妨害的編集は必ずしも荒らしとはみなされませんが、荒らしは確実に妨害的編集に当てはまります。また、妨害的編集を見分けるとき、個別の事例ではなく総体的にウィキペディアの方針やガイドラインに違反していないかをよく考えて慎重に判断すべきです。明確な荒らしではない利用者を荒らしとして扱ってしまうと、ウィキペディアのコミュニティは敵対的な雰囲気になり、やがて貢献してくれる利用者が立ち去ることになります。

妨害的編集は常に故意に行われるとは限りません。利用者が適切に編集する方法を理解していないために、知らないうちに妨害行為に該当するような編集をしてしまうこともあるでしょう。社会の一員として振る舞うための経験や、共同作業を行う上で必要な技能の欠如のために、妨害的になる場合もあるでしょう。元は善意から行われた場合であっても、妨害行為となってしまえばウィキペディアにとって有害であることに変わりはありません。

妨害的編集とは

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このガイドラインは根本的な方針に反する、明らかに誤った繰り返される違反行為を問題とするものであり、合理的な人物において意見が分かれるような些細な問題を扱うものではありません。

本文書において、妨害的編集者とは妨害的編集を行う利用者を指し、妨害的編集とは以下の様な傾向を持つ編集を指します。

  1. 偏向した編集英語版を行う: 他の編集参加者が反対しているにもかかわらず、特定の記事または一連の記事群に長期間にわたって特定の主張を反映させようとし続けている。偏向した編集は、記述の追加だけを指すのではありません。信頼できる情報源の除去を繰り返すといったこともこれにあたります。
  2. 検証可能性を満たさない: 情報源を提示しないとか、百科事典にふさわしくない情報源を使用したり、信頼できる情報源を誤って提示したり、独自研究を行ったりします。
  3. タグ爆撃: {{要出典}}、{{信頼性要検証}}、{{要ページ番号}}、{{独自研究}}などのタグを、すでに情報源が提示されている内容に疑問を抱かせるために不当に貼り付けたりします。当人を納得させるためだけに為される脚注過剰な状態になります。
  4. 合意形成に参加しない
    a. 他の利用者の発した、問題となっている編集への質問や説明の要請を繰り返し無視する。
    b. 他の編集者が編集に対して行った説明を繰り返し無視する。
  5. コミュニティの仲裁を無視する: 公平な利用者による仲裁やコメント依頼に抗い、公平な利用者によって成立した合意に反して特定の観点に基づく編集を続けること。
  6. 真っ当に生産的活動を行う利用者を追い出そうとする: 礼儀を忘れない個人攻撃をしない記事の所有権といった方針やガイドラインに反して活動し、またソックパペットミートパペットを用いたりします。目立たない程度であれば、コミュニティ全体を疲弊させるには至らないかもしれませんが、最終的には規則に従って行動する利用者を疲弊させて、その生産的活動をできなくしてしまいます。

いつまでも納得しない

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コミュニティが「他の議題に移ったほうが生産的だ」と合意した後でも、その利用者が同じ主張を続けることがあります。この様な振る舞いは、ウィキペディアを妨害します。利用者が「正しい意見」を持っていると信じていることは、その意見がコミュニティに受け入れられるということとは異なります。

意見を聞いてもらっていることと賛成されていることとは違います。同様に、あなたの意見がコミュニティに否定されても、あなたの意見がちゃんと聞かれていないことを意味しません。編集するのを止めて、他の利用者の語っていることに耳を傾けてよく考えてみてください。あなたの意見を否定する側の議論にもしっかりと目を向けて、合意できる箇所を探してください。

時には、利用者が善意に基づいて行動していても、その活動が妨害行為の継続となってしまい、他者の時間を無駄にさせることがあります。例としては「コミュニティは問題を正しく理解していない」と言い続けることが挙げられます。大胆に振る舞うことが推奨されているとはいえ、協調能力の欠如が障害になることもあります。もしコミュニティの他の利用者が、そういった協調性に欠ける利用者の尻ぬぐいに時間を浪費し、方針やガイドラインに基いてその過ちを正すことに必要以上に手間を取られるなら、コミュニティを消耗させる利用者として投稿ブロック依頼が提出される可能性もあります。

主張のために方針を捻じ曲げない

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特定の方針やガイドラインについて、コミュニティで実際に運用されている解釈があり、ある利用者にとってそれが正しくない、またはその解釈について不満をもっているとします。妨害的編集者がこのような状況に直面した場合、わざと各所でその解釈に基づき行動し[注 1]、その解釈が誤っていることを証明しようとします。または、方針やガイドラインを変えるために、わざと誤っている解釈に基づき行動します。

このような行動はプロジェクトにとって破壊的です。もしあなたが方針やガイドラインに問題があると感じたなら、当該文書のノートページで懸念を表明してください。特定の利用者の行動に問題があると感じたなら、その記事のノートページか、その利用者の会話ページか、コメント依頼で議論を行ってください。

ウィキペディアを妨害することなく意見を正当に主張することができるということを心に留めておいて下さい。

生産的編集と妨害的編集の違い

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少数派の意見が記事に投稿されることはよくあることです。少数派の意見であっても、それが検証可能で、適切な場所に適切な重みをもって記され、突飛な主張に見合った裏付け英語版があるなら、ウィキペディアの目的に合致します。典拠を提示する義務は、記載を望む利用者の側にあります。

中立的な観点では以下の様に述べられています。

中立性は記事の主要な部分で、信頼できる資料に基づいたすべての重要な観点を、その重要性に応じて公平に記載することを求めています。重要なものを大きく扱い、重要でないものを大きく扱わないことによって、少数派の意見を多数に支持されている意見より大きく見せず、やたらと詳しく記述しないようにすべきです。

しっかりと査読された学術紙で発表されていれば、科学的に証明される前の段階でも、記載に値する検証可能な観点です。編集者は、公に展開されている論争を信頼できる出典に基いて提示することができます。例えば、専門分野における主流の学術紙などで述べられている観点を出典とすること自体は妨害的編集ではありません。ただし、このような例外行為は解決済みの論争には当てはまりません。例えば、ガリレオ・ガリレイが生きていた時代には主流の意見であった天動説の「太陽は地球の周りを回っている」といった主張を記事に入れることは、それが科学的に否定された今日では適切ではありません。論争自体を記載することは、天動説対地動説のような著名なものであれば適切な行為です。

時に、幅広い意見に言及することに寛大な利用者が、突飛な少数派の出版物に誤って導かれたり、誤って出典に用いることがあります。そうした人々は、短期間の内にはそのような記載を弁護するかもしれませんが、より良い証拠や第三者の反応を見て過ちを認めるでしょう。

妨害的編集者への対処

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下記に妨害的編集者への対処の手順を挙げます。これらは、必ずしも順番に行う必要はなく、ひどく悪質な事態が進行している場合は管理者伝言板/投稿ブロックあるいは投稿ブロック依頼へ即座に報告するのが最善です。しかしほとんどの場合は、下記に挙げた対処法を目安として段階的に対処すれば、解決の助けとなるでしょう。通常は、いきなりブロックを求める対応は必要ありません。どうしても判断に迷ったり行き詰ったときは、利用案内などで状況を説明して、他の利用者に聞いてみるのもいいでしょう。

Drawing of a person sticking their fingers in their ears.
"私の編集には何の問題もありません!"
  • 最初に、妨害的編集者と思われる者により百科事典的でない編集が行われた場合
  • 妨害的編集の疑いがあっても、まずは善意にとる個人攻撃はしない礼儀を忘れない新規参加者を苛めないでくださいの各文書に基づき行動するよう心がけてください。しかし、出典のない記述や百科事典的でない記述に対しては、出典なき記載の扱いのガイドラインなどを参考に記述内容に応じた対処を行ってください。
  • 明らかに記事にとって有害な記述には、差し戻しを行っても問題ありませんが、その場合は要約欄にて相手を刺激しない形で理由を説明して、ノートページにて議論や出典を求めてください。なお、対処している相手が問題利用者ではなく新規参加者や規則の理解が上手くできていない人である可能性を意識してください。
  • 改善されず記述が差し戻された場合
  • 新たに出典とともに提示された場合は、差し戻しや記述の除去はしないでください。
  • 出典の提示もなく、その利用者がノートページでの説明にも応じない場合、再度差し戻しを行いつつ、要約欄でノートページでの議論を呼びかけ、ノートページで意見の違いを明確に説明してください。もし可能なら、ノートページで妥協案を提案してみてください。
  • それでもノートページでの議論に応じない場合、妨害的編集を行っている利用者の会話ページで、挑発にならないよう注意した上で、差分や節、問題行動全体の要約を示すなどして問題となっている行為を明示してください。あなたは状況を沈静化させようとしていることを忘れないで下さい。複数の編集者が関わっている場合は、コミュニティが偏向した行動に賛同しないことをはっきりとさせるために、他の編集者も意見を述べるべきです。
  • 差し戻しの応酬が続き、相手が出典のない記述の追記を止めない場合
  • 24時間以内に3度を超える差し戻しをしているなら、Wikipedia:管理者伝言板/3RRに報告してください。ただし、自分がそれに対抗して同じ3RR違反にならないようにも注意してください。
  • この時点で中立的な立場の第三者による賛同も得られているが、問題の編集を止めさせることが出来ない場合は、保護依頼を行い、編集合戦を止めた上で、問題の利用者が議論に応じるような状況を作ってください。管理者が何らか理由により保護をかけない場合、あなた自身にも間違いがあるかもしれません。その場合、議論活性化のためのコメント依頼などで他の利用者の意見を募ってください。また、保護依頼を出せない場合も、コメント依頼を提出してください。相手の方に問題があると認識されれば、他の登録利用者が対処してくれるかもしれません。
  • もし偏向した編集を行う利用者が出典を提示しているが、その出典が記述を裏付けるには貧弱であったり、不適切な解釈を行っていると考えられる場合
  • 保護依頼には出さないでください。
  • ノートページで議論の試みを続けてください。この際、方針やガイドラインに基づいて議論するのが適切です。論争の解決も見直して建設的な議論を心がけてください。
  • もし相手と自分しか関わっていなかったり、議論がどん詰まり状態になってしまったら、コメント依頼で他の利用者へ議論の参加を呼び掛けてください。
  • 上記のような対処を続けてきても問題が続く場合
  • 問題解決に取り組んできた他の利用者が、コメント依頼でそれが正しいことを説明するのを助けてくれる見込みがある場合、利用者の行動に対するコメント依頼で、妨害的編集者と思われる利用者の行動の是非について第三者の意見を求めてください。コメント依頼では、問題を解決しようと試みたことを示す複数の投稿の差分、偏向した編集を行っている利用者の差し戻し投稿の差分を示してください。投稿は端的でわかりやすく、十分な差分による証拠の提示が求められます。そして、その利用者の問題行動に集中してください(偏向した編集を行う利用者が議論を拒否している/出典のない記述を追加している/ノートページでの合意を拒否する、など)。コメント依頼では、記事自体の詳しい説明は他の利用者が事態を理解しにくくするため、避けて下さい。
  • 注意:あなたの活動履歴が適切英語版なものであればあるほど、申し立ては受け入れられ易いでしょう。常に、礼儀正しく振る舞うことと、何度も差し戻さないことを心がけてください。
  • 妨害的編集者がコメント依頼でまとまったコミュニティの合意を拒否する場合
  • 投稿ブロックの方針を確認した上で、相手が登録利用者の場合は投稿ブロック依頼へ、相手がIPユーザーの場合は管理者伝言板/投稿ブロックへ報告して、妨害的編集者に対する投稿ブロックを依頼してください。その際は、コメント依頼での合意を示してください。そうすれば管理者が警告を発するか、短期間の投稿ブロックを行うでしょう。

投稿ブロック

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  • 妨害的編集は警告の対象になり、そして投稿ブロックにも発展します。その一種として3RRが挙げられます。
  • もっぱら妨害的編集に使われているアカウントは、投稿ブロック依頼による無期限ブロックの対象になります。

偽装工作

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妨害的編集者は、妨害編集を行う際に偽装工作を行うことで投稿ブロックなどの対処をかわそうとすることがあります。偽装工作の例として、下記が挙げられます。

  • 個々の編集が明確な妨害でなくとも、それらが長期にわたって行われ続ければ、全体として妨害的編集であるといえます。
  • 編集対象がほとんどノートページに限られている。この場合、直接記事に有害な行為を行ってはいなくとも、他の編集参加者がどのように記事を改善するかについて合意をつくりあげていくのを阻害します。
  • 個人攻撃のような、礼儀の方針をあからさまには破っていないが、記事を改善していく上での協力的な態度には反している(全体としては失礼な行為である)。
  • 極小数の人しか見ていない記事にて妨害的編集を行う。
  • 反対に、全体としてそれを感知できる人がいない程、幅広い記事で妨害的編集を行っている。

それでもなお、このような妨害的編集はウィキペディアの方針に反しています。

注釈

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  1. ^ ただし、「その解釈に基づき行動」しているということが、実際には勘違いである場合もあります。

関連項目

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