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「Wikipedia:投稿ブロックの方針」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
改定の告知
Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案 2014-05-24T08:50:52‎からコピー。履歴として残すため。
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{{告知|提案|[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案20140506]]への差し替え}}
{{告知|提案|[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案20140506]]への差し替え|Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針}}
{{Interwiki|投稿ブロックの方針}}
{{Interwiki|投稿ブロックの方針}}
{{Pathnav|プロジェクト関連文書|方針とガイドライン|frame=1}}
{| class="messagebox"
{{Testingpolicy|{{PAGENAME}}|WP:BP/T|WP:BLOCK/T}}
| [[ファイル:Orange check.png|30px]]
<div style="margin:1em auto;border:solid green 2px;padding:0.5em">'''告知'''
| '''このページは[[ウィキペディア日本語版]]の[[Wikipedia:方針とガイドライン|方針]]です。'''この方針はいままで多くの利用者に支持されていて、すべての利用者が従うべきだと考えられてきました。ただし、この方針は全般にわたる改定作業が進められており、'''現在、[[/改定案|新方針]]が試験運用段階に入っています。'''この方針と新方針の内容が異なる場合は新方針に従ってください。問題点があれば[[{{TALKPAGENAME}}|ノートページ]]で報告し、改善案を提案してください。<td style="width:0.5em"></td><td id="shortcut" class="noprint" style="border: 1px solid #999; background: #fff; margin: 0 0 .5em 1em; text-align: center; padding: 5px"><small style="white-space:nowrap">'''[[Wikipedia:ショートカット|ショートカット]]:'''<br />[[WP:BP]]<br/>[[WP:BLOCK]]</small></td>
[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/再改訂草案|再改訂草案]]の正式化への意見募集に際して頂いた[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針/再改訂草案#反対意見|反対意見]]を踏まえ、[[Wikipedia:投稿ブロックの方針|旧投稿ブロックの方針]]と、[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案|改定案]]、および[[Wikipedia:追放の方針|追放の方針]]の関係について、'''[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針]]'''で、投票式の意識調査を行っています。
|}
<div style="margin:1em auto;border:solid red 2px;padding:0.5em">'''改定案のお知らせ'''
* [[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案]]([[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針/改定案|ノート]])でウィキペディア英語版の方針を元にしたこの方針の改定作業が進められています。
* 改定案は'''[[2006年]][[7月1日]]'''から[[Wikipedia:過去ログ/井戸端 (告知)/2006年7・8月#Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案の試験運用を始めます|告知]]への全利用者の同意により、試験運用を開始しています。すべての利用者は投稿ブロックに関して原則として改定案に従うべきです。
* ただし次の場合は今までどおり[[Wikipedia:投稿ブロック依頼]]を利用してください。[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案#追放|改定案の「追放」]]などに記載された[[Wikipedia:追放の方針]]は現在草案の段階であり、正式化するまでは適用されません。
** 改定案の「追放」にあてはまる場合
** 現行の方針では[[Wikipedia:投稿ブロックの方針#投稿ブロックの対象となる行為|投稿ブロックの対象となる]]と記載されていて、改定案には記載されていない行為があった場合
</div>
</div>
<p style="border:green dashed 2px;padding:0.5em;text-align:center">'''[[Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案/FAQ|現行方針からの変更点のFAQ]]を作りました。改訂案の概要が知りたい人はこちらを参照してください。'''</p>
{{Navibox 荒らし対策||admin=1}}
<div style="border:red solid 2px;padding:0.5em">'''凡例:'''
* {{trwarn|赤の背景色}} は、日本語版の事情が異なるために、訂正されるべき部分です。付近に訳注があります。
* {{trnote|緑の背景色}} は、訳注です。
</div>
'''投稿ブロック'''とは、[[Wikipedia:利用者#登録利用者|アカウント]]または[[IPアドレス]]から[[ウィキペディア]]への投稿を禁止する機能のことです。[[Wikipedia:管理者|管理者]]や[[Wikipedia:ビューロクラット|ビューロクラット]]が投稿ブロックされた場合、彼らの特殊権限の一部が使えなくなります。詳しくは[[#投稿ブロックの影響|投稿ブロックの影響]]をご覧ください。


投稿ブロックは主に[[荒らし]]に対処したり、利用者をウィキペディアから追放したりするために使用されます。他にも、それほど一般的な状況ではないものの、以下に記載されているようなケースで適用される場合があります。すべての場合において、投稿ブロックは懲罰というよりむしろ予防であり、ウィキペディアの被害を回避するためにのみ実施されます。投稿ブロックの期間は、特に指示されない限り通常24時間で、投稿者が破壊行為を止めることに同意すれば、たいていの場合解除されるでしょう。
== 投稿ブロックの目的と説明 ==
=== 投稿ブロックの概要 ===
[[ウィキペディア]]は[[Help:ログイン|ログイン]]していない利用者であれ、[[Wikipedia:利用者|利用者登録]]していない[[ウィキペディアン]]であれ、誰でも自由に参加できるプロジェクトです。また、投稿・編集内容に関して問題があった場合は当事者およびその他の人を交えて話し合い、合意を形成することで[[Wikipedia:論争の解決|問題解決をはかる]]ことが推奨されています。


すべての利用者は[[Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロック]]または他に指定された場所で投稿ブロックを提案することができます。その際、迅速な対応を期するためにできるだけ方針違反である確かな証拠を提供してください。ここで、管理者にとって投稿ブロック依頼に即座に対応することは義務ではないことに注意してください。
とはいえ、なかには対話を拒否したり、明らかな悪戯行為をする人も見られます。投稿行動に対する改善依頼は利用者のノートページでの対話で[[著作権]]侵害の投稿は[[Wikipedia:削除依頼|削除プロセス]]で、編集合戦は[[Wikipedia:保護|記事の保護]]で、非中立的な編集は中立化の編集で対応するなどの手段があります。しかし、問題となる行動が継続され、ウィキペディアのプロジェクト進行に悪影響が及ぶ可能性が生じる場合には、こうした記事毎の対応ではなく問題のある利用者の投稿を禁止することで被害の拡大を食い止めることができます。これを投稿ブロックと呼びます。


投稿ブロックに対して異議があるときは、投稿ブロックした管理者と協議してください。ある限られた事情を除いては、管理者はブロックを解除すべきではありません。[[#ブロックに納得できない場合]]も参照してください。
投稿ブロックされた利用者はウィキペディアの閲覧はできますが、編集や記事の移動はできません。投稿ブロックされた利用者が編集しようとすると、[[MediaWiki:Blockedtext]]に掲載しているメッセージが表示されます。


== 投稿ブロックを実施すべき場合 ==
投稿ブロックを行えるのは[[Wikipedia:管理者|管理者]]権限をもつ利用者です([[特別:利用者グループの権限一覧]]にて "block" 権限が割り当てられているグループ)。この他、[[m:スチュワード|スチュワード]]は全[[Wikipedia:ウィキメディア・プロジェクト|ウィキメディア・プロジェクト]]を横断したグローバルブロックを行うことが出来ます。また緊急事態においては、[[Wikipedia:開発者|システム管理者]]によるブロックが可能です。
=== 悪戯・荒らし ===
{{Main|Wikipedia:荒らし}}
<p style="border:dashed 1px;padding:0.3em">
報告は[[Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロック]]へ、継続している荒らしについてのまとめは[[Wikipedia:進行中の荒らし行為]]へ。
</p>


管理者はウィキペディアへの悪戯、破壊行為を行っているIPアドレスまたはアカウントをブロックできます。どのような場合に、どのタイミングで、どのくらいの期間ブロックするかについて様々な経験則がありますが、正式な方針はありません。一般に、単純な悪戯や荒らし行為の場合は投稿ブロックの前に注意がなされるでしょう。意図的な破壊行為だと判断された場合は警告を与えずブロックすることもあります。
投稿ブロックされた利用者とIPアドレスは、[[特別:Ipblocklist|ブロックされたIPアドレス]]に記録されます。


=== 投稿ブロックの種類 ===
=== 過剰な差し戻し ===
{{Main|Wikipedia:Three-revert rule}}
投稿ブロックは'''利用者名'''および'''IPアドレス'''に対して、投稿ブロック期間と理由を示して行います。
<p style="border:dashed 1px;padding:0.3em">
[[Wikipedia:管理者伝言板/3RR]]に報告してください。
</p>


管理者は[[Wikipedia:Three-revert rule|Three-revert rule]]に違反した利用者を投稿ブロックできます。複数人がこのルールに違反した場合、それぞれ平等にブロックされるでしょう。
; 利用者名の投稿ブロック
: ある利用者名で投稿ブロックされると、ログインしないでその時と同じIPアドレスで書き込もうとしても投稿ブロックされます。また、同じIPアドレスから接続して新規にアカウントを作成することはできません。
; [[IPアドレス]]の投稿ブロック
: 非ログイン利用者を投稿ブロックするものです。1個のIPアドレスだけでなく指定したネットワーク範囲のIPアドレスを[[#可変IPアドレスで投稿する利用者を投稿ブロックする場合|広域的に投稿ブロックする]]ことが可能です。しかし広域ブロックは同一プロバイダの無関係な利用者に対しても無差別に投稿ブロックが働いてしまうため、実施には極めて慎重な対応が必要とされます。


=== 利用者を危険にさらす個人攻撃(他の利用者の安全を脅かす攻撃) ===
=== 本方針の目的 ===
{{Main|Wikipedia:個人攻撃はしない}}
投稿ブロックはウィキペディアの利用者に制限を課す行為なので、その実施にあたっては慎重な対応が求められます。本方針は投稿ブロックを行うにあたっての方針や手続きについて明文化し、投稿ブロック実施の正当性と透明性を確保しようとするものです。
ウィキペディアの他の投稿者に対して、政府、雇い主、その他による政治的、宗教的その他の迫害を受けるような[[脅迫]]や[[中傷]]を行ったり、または実際の行動(攻撃)が(ウィキペディアの内外を問わず)行われた場合、投稿ブロックの対象となります。このような場合、発見され次第速やかに任意の管理者によって、無期限を含む任意の期間ブロックされ、<U>必要なら追放が検討されるでしょう。</U>
{{trnote|現在の日本語版ウィキペディアでは、[[Wikipedia:追放の方針]]は草案の段階です。これが正式化するまでは、旧来のブロック依頼を準用します。}}


=== 存命人物の伝記 ===
なお、プロジェクトの規模拡大に伴って本方針も変化させる必要があるかもしれませんので他の方針や運用ガイドラインと同様に改訂を随時行うことができます。[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針|ノートページ]]で方針の提案と議論をお願いします。
{{See also|Wikipedia:存命人物の伝記}} ''([[:en:Wikipedia:Biographies of living persons]])''
ブロックする管理者から見て、[[Wikipedia:検証可能性|出典が無い]]か[[WP:NOR|正しくない出典]]であり、かつ中傷を構成するであろう致命的な要素を、存命である人物の来歴、あるいは他の記事にある実在する人物についての節、あるいはそのノートページに繰り返し挿入する執筆者は、この方針の[[#破壊行為]]条項によりブロックされるでしょう。この理由によるブロックは、そのような要素が出典を明示され、また[[Wikipedia:存命人物の伝記]]を含む内容の方針に合致(それ故最初の段階ではごく短く触れられるべきです)するまでの間、ページから取り除かれるようにするために行われます。違反が繰り返された場合、ブロック期間はより長くなるでしょう。警告とブロックのテンプレートは会話ページに置かれます<!--: {{tl|blp1}}, {{tl|blp2}}, and {{tl|blp3}}-->。[[#破壊行為]]条項も参照してください。


=== 個人に関する詳細の投稿 ===
== 投稿ブロックの対象となる行為 ==
他の利用者の詳細な個人情報を、その利用者の同意なしに投稿する利用者には、無期限を含むあらゆる期間でのブロックが行われるでしょう。期間はその頻度や程度のひどさ、及び繰り返されているのか、その場限りなのかをブロックする管理者が判断した裁量によります。この条項は、checkuser権限を持つ管理者には適用すべきではありません。chekuser権限の行使により、Checkuserの方針の範囲内で、ある種の(個人)情報を公表することがありえるからです。
ここでは、どのような行為が投稿ブロックの対象となるかを規定します。ここで示すのはあくまで総論であって、この条項をどのように適用するかは個別の事情に即して判断が必要です。


=== 対象行為の例示 ===
=== 破壊行為 ===
管理者は、ウィキペディアの通常の機能を混乱させるような、またはそれに類するあらゆる脅威のあるIPアドレスまたは利用者名をブロックできます。それらの脅威には、他の利用者の署名付きコメントを[[改竄]]すること、故意に紛らわしい編集をすること、[[Wikipedia:嫌がらせ|嫌がらせ]] ([[:en:Wikipedia:Harassment]])、過度の個人攻撃、中傷を含みますが、それらに限定されません。通常、利用者はブロックの前に警告を受けるでしょう。
'''記事の破壊行為は即時投稿ブロック手続きの対象'''となるほか、以下のいずれかの行為を'''故意に継続'''しており、複数利用者からの'''中止要請に応じない'''場合を条件とする。


管理者はまた、多くの破壊的編集をする新規アカウントをブロックできます。ブロックされた破壊行為者の生まれ変わりもまた、その破壊を続けると示唆されるような編集を続けるなら、またブロックされるでしょう。
: 1.他者の[[著作権]]・商標権その他の知的財産権を侵害する記事の投稿
: 2.他者を[[誹謗]][[中傷]]する内容の記事の投稿
: 3.[[差別]]的あるいは[[人権]]を侵害する内容の記事の投稿
: 4.[[公序良俗]]や法令に違反する内容の記事の投稿
: 5.個人の[[プライバシー]]や企業秘密を侵害する内容の記事の投稿
: 6.事実に反し、ウィキペディアの価値や信頼を損ないかねない記事の投稿
: 7.[[宣伝]]・[[広告]]や政治的その他の一方的主張となる記事の投稿
: 8.記事の編集に際し他の執筆者との協調が図れないなど、ウィキペディアの目的遂行を妨げる行動で、次のようなもの。
:: 8.1 [[ノートページ]]や各種依頼ページにおける議論の拒否や妨害
:: 8.2 ノートページや[[会話ページ]]における他者の発言の故意の[[改竄]]
:: 8.3 [[公開プロキシサーバ]]からの接続
:: 8.4 ウィキペディア用サーバシステムに過度の負荷を掛ける[[インターネットボット|Bot]]の使用
:: 8.5 不適切な[[利用者名]]の取得
:: 8.6 その他これに属する行為


=== 解説 ===
=== 著作権侵害と盗作 ===
他者の作品を無許可で、あるいは無権限で挿入する、または画像をアップロードすることは受け入れられません。[[著作権]]侵害と[[盗作]](剽窃)は重大なモラル、法的、そして評判問題を引き起こします。
前節の対象行為について補足説明します。


その作品(記述)を使用できるかどうかについての善意による議論がある場合も、決着が付くまで、投稿者は警戒しすぎるほど警戒して、その作品を記事から取り除くべきです。投稿者が警告を受けたのちも"'''しつこく'''"議論の対象となっている素材を挿入するならば、プロジェクトを保護するためにブロックされるでしょう。しかしながら、編集者が善意をもって誠実に振る舞い、また著作権問題に注意しており、かつ法的な脅威が差し迫っているのでないならば、その編集者をブロックすべきではありません。
==== 2項「他者を誹謗中傷する内容」 ====
記事(項目)やノートページなどの議論において、根拠をもった論理的・建設的な批判をすることは[[Wikipedia:議論が白熱しても冷静に|冷静に行う限り]]問題がありません。しかし、根拠も無く一方的な非難や悪口を投げつける行為は、度を越すと正常なプロジェクト進行を妨げますので、投稿ブロックを検討する理由になります。


ウィキペディアの創設者、[[ジミー・ウェールズ]]は以下のように述べています:
==== 3 - 7項 ====
<div style="border: 1px #888888 solid;">
3項で差別的・人権侵害になる発言自体は当該記述を除去・改善することができます。しかし、継続的にこのような投稿を行う場合には正常なプロジェクト進行を妨げますので、投稿ブロックを検討する理由になります。以下4項~7項についても同様です。
<blockquote>
私たちは、絶対的な厳しさをもって、また慈悲を掛けることなく、このような活動に対処する必要があります。この種類の盗作は私たちの基本原則のすべてと100%調和しないのですから。すべての管理者は即座にありとあらゆる同様の利用者をブロックするよう要請されます。大胆にしてください。だれかがそれの上でArbitration Committee(裁定委員会)に附託するなら、恐れないでください。私たちは盗作を絶対に許容してはなりません。''Jimbo Wales'' 04:28, 28 December 2005 (UTC) [http://en-two.iwiki.icu/w/index.php?title=Wikipedia:Administrators%27_noticeboard&diff=prev&oldid=32957056]
</blockquote>
<blockquote>
復讐の意図を持つ必要はありません。しかし同時に、剽窃に寛容である必要もありません。私にとっては法的な問題は重要ですが、ずっとずっと遙かにモラルの問題が重要だと声を大にして言わせてください。私たち、そう私たち全てはウィキペディアをして「私たちは自分たちで公正にそれを作りました」と言いたいのです。''Jimbo Wales'' 15:54, 28 December 2005 (UTC) [http://en-two.iwiki.icu/w/index.php?title=Wikipedia:Administrators%27_noticeboard/Incidents&diff=prev&oldid=33005781]
</blockquote>
</div>


=== 利用者名 ===
7項について補足:主張が一方的であるかはある程度編集者の主観に依存します。よって、[[Wikipedia:中立的な観点]]に従って編集やノートページでの議論を行うべきです。ここで自論を主張すること自体は、冷静な議論を行い一致点を探るよう努める限り問題はありません。
{{Main|Wikipedia:利用者名}}
利用者名の方針によれば、扇動的であったり、故意に他の利用者と紛らわしい、またはその他不適切であると考えられる利用者名は許可されません。確かな事情があれば、管理者はそのような利用者名を持つアカウントをブロックできます。他の適正な利用者を偽装するように企てている利用者名は、即時に無期限でブロックされるでしょう。


==== 8項 ====
=== 追放 ===
{{Main|Wikipedia:追放の方針}}
これらは投稿された内容そのものよりも、対話の姿勢あるいは対話の拒否によって共同作業を旨とするウィキペディアの方針にそぐわない行動をもって投稿ブロック対象とするものです。例示した行動は、詳しい解説が必要なので次節以降に記します。
「追放」された利用者は、典型的にはウィキペディアの編集からブロックされます。追放はたいてい、{{trwarn|&lt;-- Arbitration Committee(裁定委員会)の裁定に従って、-->}}ジミー・ウェールズの裁定に従って、あるいはウィキメディア財団理事会の裁定に従って 方針に従って追放すべきだと結論したコミュニティの合意に基づいて、あるいはウィキメディア財団理事会もしくはジミー・ウェールズの裁定に従って実行されます。{{trnote|現在、日本語版にArbitration Committeeはありません。}}


ある利用者が追放された利用者の生まれ変わり(ソックパペット)だと明らかになったならば、その利用者も同様にブロックされるべきです。議論については[[Wikipedia:多重アカウント]]を参照してください。
==== 8.1項 議論の拒否や妨害 ====
ウィキペディアでは編集方針がぶつかった時や、投稿内容や行動に問題があると他の利用者が考えたとき、無闇に編集を繰り返す「[[編集合戦]]」をせず、[[ノートページ]]や利用者のノートページで議論することを推奨しています。利用者は記事の[[Help:以前の版にページを戻す方法|差し戻し]]時の[[Wikipedia:常に要約欄に記入する|要約欄]]による呼びかけを含め、こうした議論や対話の呼びかけがあったら、基本的にそれに応じて一致点をさぐるよう努力すべきです。しかし、中には一切の呼びかけに応じなかったり、議論が進行中であるにもかかわらず自分の主張に沿った編集を強行する人もいます。また、編集や議論に際して他の利用者からの質問や根拠の明示などの依頼に応じず、個人攻撃を行ったり話題を逸らすなどの行為を繰り返した場合にも議論が成立しにくくなります。このような場合は編集を一時中断して議論に集中して貰うために「対話のための投稿ブロック」を行うことが必要です。


=== コミュニティを消耗させる利用者 ===
また、参加されて間もない利用者で、ウィキペディアの他利用者とのコミュニケーションの取り方がまだ分かっていない場合、呼びかけに応じてもらえない場合があります。この場合短時間の投稿ブロックを行い、編集しようとした際に表示されるメッセージを通じて対話の場に誘導することが必要になることがあります。
ある人がブロックされた頃にはコミュニティの忍耐力が限界に来ていたことがありました。このようなケースでは、ブロックする管理者は、ブロックがコミュニティの支持を得ていることを確認すべきで、かつ[[Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロック]]におけるレビュー・プロセスの一環として記録されるべきです。この支持の元では、利用者は追放され、[[Wikipedia:追放された利用者の一覧]]の「コミュニティ」の下にリストされることを検討されるでしょう。


=== “公開” アカウント ===
また、記事を移動した後にリダイレクト化された記事に無意味な編集(例えば、リンクの後ろにスペースあるいは改行を加えるなど)を行うなどの行為も議論の拒否や妨害とみなされます。
ウィキペディアでは、{{trnote|不特定}}多数の人々によって共用されるためのアカウントは作られるべきではありません。それらのアカウントは匿名の仮面をかぶっている間、ウィキペディア・プロジェクト内で個人としての名声を偽っているように見えます。匿名の利用者は自由に編集できますし、誰もがすぐに電子メールアドレスを必要とせず利用者名を作成できるので、いわゆる「公開の」アカウントは考慮される必要がありません。不特定多数が見られる場でアカウントの所有者がパスワードを公開したことが確認された場合は、そのアカウントは無期限の投稿ブロックとなります。
{{trnote|この項はメンバーが固定された特定の複数人によって共有されるアカウントには、そのままは当てはめられていません。これには別途議論が必要です。}}


=== ボット ===
==== 8.2項 他者の発言の改竄 ====
{{Main|Wikipedia:Bot}}
「他者の発言の[[改竄]]」とは、何でも自由に編集可能な[[ウィキ|Wiki]]の特性を逆手にとって、自分に都合の良いような議論の進め方をすること、例えば他人の議論の記録を書き換えて、後から読む人に誤解を与えるなどの行為を禁止するものです。
編集に[[Wikipedia:Bot|Bot]]を利用するためにはあらかじめ[[Wikipedia:Bot/使用申請]]においてコミュニティの承認を得る必要があり、承認のためには一定の基準が存在します。管理者は制御不能に陥ったbotを投稿ブロックすることがあります。


=== 匿名の公開プロクシ ===
以下の発言についてこれを改竄、もしくは削除を行った場合を対象とする。
{{Main|Wikipedia:オープンプロクシは使わない}}
# 通常[[記事空間]]以外のページにおける他者の署名入り発言
身元を隠して荒らし行為を行うことを防止するため、[[公開プロクシ]]に対しては管理者の判断で投稿ブロックを行うことができます<ref>[http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010605.html (10605)[WikiEN-l] Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]</ref> <ref>[http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010659.html (10659)[WikiEN-l] Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]</ref> <ref>[http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010660.html (10660)[WikiEN-l] Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]</ref>。匿名プロクシを使用した正当なウィキペディアの編集に関する議論については、以下のスレッドをご覧下さい。このようなブロックは悪い考えだと主張されることがありますが、日常的に行われています<ref>[http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010666.html (010666)[WikiEN-l] Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]</ref> [http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010610.html] <ref>[http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikien-l/2004-February/010613.html (10613)[WikiEN-l] Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]</ref>。
# ノートページ・会話ページでの他者の発言
# 他者の利用者ページまたはその[[サブページ]]で、他者に対して編集を許可する旨の表示がないページ


[[利用者:Proxy blocker]]は自動的に公開プロクシをブロックするために使用されていましたが、現在はある[[インターネットサービスプロバイダ|ISP]]から苦情が寄せられたため、機能していません。
ただし、以下の場合はこの限りではない。
# 自己の会話ページにおける解決済みの話題の除去(定期的に白紙化を行なう事など)
# [[Help:過去ログ|過去ログ化]](/削除などのサブページへの移動も含む)
# 削除依頼その他の依頼ページにおける対処済み処理
# 通常の記事における署名の削除(通常の記事については、署名を入れることを一般的に行わないため)
# 誤字の修正(修正しないと誤解を招く場合)
# 荒らしや[[Wikipedia:個人攻撃はしない|個人攻撃の除去]]
# [[名誉毀損]]・[[肖像権]]侵害・[[猥褻物陳列罪]]などのおそれがある編集の除去
# 会話ページ等で、見通しを良くするために[[インデント]]を付加したり、----を追加したり、章立てに伴う記述位置の変更など、スタイルの修正目的の行為
# ノートページ・会話ページ・依頼ページでの発言者の署名未記入の補完
# 削除依頼などの、事前にスタイルの変更を行なう旨を記載しているページにおける、スタイルの変更(<nowiki>[[]]</nowiki>の削除など)
# 他の利用者によって編集された発言を元に戻す行為


推奨されるブロックの理由は {{tl|blocked proxy}} です。
==== 8.3項 公開プロキシに対する投稿ブロック ====
身元を隠して荒らし行為を行うことを防止するため、[[公開プロキシ]]に対しては管理者の判断で投稿ブロックを行うことができます。これは特定の[[IPアドレス]]が公開プロキシと判明し次第管理者が投稿ブロックを行うものとします。


=== 携帯電話ブラウザ ===
==== 8.4項 Botの使用 ====
{{trnote|この節は日本語版独自の規定です}}
[[Bot]]を利用するためにはあらかじめ[[Wikipedia:管理者|管理者]]の承認を得る必要があります。その承認のためには一定の基準が存在します。管理者は制御不能に陥ったbotを投稿ブロックすることがあります。


[[携帯電話]][[ブラウザ]]からの投稿を許容すると様々な問題が生じるため、ウィキペディア日本語版では、(日本の)携帯電話ブラウザからの投稿はブロックするとの合意が成立しています(参考リンク: [[Wikipedia:投稿ブロック依頼 2004年8月以前#IP210.136.161.162さんら辺のブロックについて|1]]/[[Wikipedia:投稿ブロック依頼 2004年9月#proxy*.docomo.ne.jp全体のブロックの依頼|2]]/[[Wikipedia:投稿ブロック依頼 2004年11月#ガンダム|3]]/[[Wikipedia:投稿ブロック依頼 2004年11月#携帯電話IPアドレス|4]]/[[Wikipedia:投稿ブロック依頼/brew.ne.jp|5]])。その問題とは、I) ブラウザ側の問題により、しばしば壊れた編集を行い、編集者はそのような編集をしたことに気づかない。II) IPアドレスがアクセス毎に変わることがあるために、対話をすることが困難なことがある。III) <!-- 一部の端末を除きログインができないため -->ログインができない端末があるため、前項と同様の問題が<!-- 顕著で -->ある。などです。なお、この条項は携帯電話や[[PHS]]を通じてダイヤルアップ等で接続し、パソコンから投稿する場合<!-- (電話機のデータ通信機能を利用する場合) -->は当てはまりません。
: 関連項目:[[Wikipedia:Bot]]
: '''''If you want to set the bot flag of your bot, see [[Wikipedia:Bot/使用申請]].'''''


使用するブロックの理由は {{tl|blocked mobilephone}} です。
==== 8.5項 不適切な利用者名の取得 ====
[[Wikipedia:利用者名|利用者名]]が原因で投稿ブロックされる場合もあります。例えば扇動的であったり、紛らわしい名前であったり、あるいは利用者名の大量取得を行った場合です。


==== 8.6項 そ ====
== 投稿ブロック影響 ==
ブロックされたアカウントあるいはIPアドレスを使用する利用者は、ウィキペディアの項目を閲覧することはできますが、「このページを編集」リンクをたどると「[[MediaWiki:Blockedtext|あなたはブロックされています]]」というページが表示されます。このページではブロックされた理由やその解除を依頼する方法などが書かれています。また、ブロックした管理者からのブロック「理由」も書かれています。理由欄には通常、理由となるリンクやテンプレートが含まれます。ブロックされた利用者はページの移動やファイルのアップロードもまた、禁止されます。
その他、新たに具体的な事例が発生し、投稿ブロックが必要となった場合には例示を追加するものとします。[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針|ノートページ]]で提案してください。


いつまでブロックされているかは、ブロックの際に入力された期限に基づきます。またそれは「無期限」あるいは「永遠」とすることもでき、これは明示的にブロック解除されるまで、解除されることはありません。
また、本項を理由に緊急ブロックを行った場合には、その月の投稿ブロック依頼ページへの報告と議論を経て、必要なら8項の改訂・追加を行うものとします。


ブロックされたログイン利用者が編集しようとすると、その利用者が使っていたIPアドレスもまた、その利用者が匿名あるいは別名で投稿することを防ぐために、「自動ブロック」されます。この自動ブロックの期間は、24時間と本来のブロックの期限までのうち短い方が採用されます。これはすなわち、無期限にブロックされた利用者が編集しようとした24時間後に、各々のIPアドレスはブロックが解除されることを意味します。
== 投稿ブロック依頼と実施のプロセス ==
=== 通常の投稿ブロック依頼手続き ===
利用者間でトラブルが発生した場合、いきなり投稿ブロックを依頼するのではなく、まず[[Wikipedia:論争の解決]]に従い対話と合意での解決を目指してください。対話による解決が不調に終わった場合のみ、[[Wikipedia:投稿ブロック依頼]]に指定の書式で投稿ブロック依頼を出すようにしてください。
{| class=wikitable
!
!依頼
!投票
!コメント
|-
|'''依頼時点で'''編集50回以上、かつ活動期間1ヶ月以上の被依頼者でない[[Wikipedia:利用者#登録利用者|ログイン利用者]]
|style="text-align: center;"|○(可)
|style="text-align: center;"|○(可)
|style="text-align: center;"|○(可)
|-
|被依頼者、または広域ブロックに巻き込まれる範囲のログイン利用者(新規利用者を含む)・[[Wikipedia:利用者#IP利用者|IP利用者]]
|style="text-align: center;"|×(不可)
|style="text-align: center;"|×(不可)
|style="text-align: center;"|○(可)
|-
|上記に該当しないログイン利用者・IP利用者(注)
|style="text-align: center;"|×(不可)
|style="text-align: center;"|×(不可)
|style="text-align: center;"|×(不可)
|}
(注)依頼より1時間以内に、ログインしてから「編集回数50回以上かつ活動期間1ヶ月以上のログインユーザー」によって本人であることが明示された場合は依頼を有効とします。これは依頼を出した際にユーザーが誤って、もしくはシステム上のトラブルなどで不意にログアウトされてしまった場合、またはログインし忘れた際の救済措置です。


管理者やビューロクラットがブロックされた場合、その機能のうち、ロールバック、削除と復帰、そして保護と保護解除が制限されます。それでもブロックされた管理者はブロックとその解除ができ、ブロックされたビューロクラットは他の誰かを管理者にできます。
'''なお、上記に該当するユーザー以外の投稿ブロック依頼は提出されても無効となります。'''ただし、例外として、投稿ブロック依頼のサブページにおける荒らし対処や不適切発言の除去、細部の編集、過去ログへの移動につきましては上記に該当する以外のログインユーザーやIPユーザーでも可能です。


== 偶然のブロック ==
投稿ブロック依頼が行われた場合、上記の条件に当てはまる利用者は[[Wikipedia:投稿ブロック依頼]]の書式に従い、その可否についてコメントを述べて議論に参加することができます。ただし、被依頼者はコメントを述べることはできますが、賛否を付けることはできません。賛否が割れた場合は議論を尽くして合意に努めた後、原則として多数意見を尊重するものとします。議論の結論を出す期間は、特に緊急性が無い場合には、基本的に'''5日間'''とします。なお、投稿ブロック依頼対象利用者の活動が継続中で、被害が拡大する可能性が高い場合には、任意の利用者の提案により即時ブロック手続きに移行することもできます。
まれに、変動IPアドレスを使う利用者は、そのときのIPアドレスが荒らしや追放された利用者が使っていたため、偶然にブロックされてしまうことがあります。IPアドレスを変更できるのならば、変更することでブロックから逃れられます。変更できないのであれば、身近な管理者に電子メールか[[Wikipedia:チャット|チャットで]]連絡すると良いでしょう。[[Wikipedia:管理者|管理者の一覧]]も参照してください。


以前追放された利用者を騙ったり、既知の荒らしを模倣したり、荒らしに従事するふりをするなどした利用者もまた、ブロックされるでしょう。この問題を回避するには、そのような振る舞いを行わないことです。信頼できないということを示すように編集するのではなく、信頼できることを示すために編集することは、良い習慣です。
合意が得られた後に、任意の管理者は被依頼者を投稿ブロックできます。ただし投稿ブロック依頼を行ったのが管理者であった場合、その管理者自身が投稿ブロックを実行してはいけません。


管理者は投稿ブロック実施前に以下の事項確認する必要があります。
== 投稿ブロックを使うべきでない場合 ==
絶対に、内容の論争を自分にとって有利に進めるためや、その相手方への報復のために投稿ブロックを用いてはなりません。これはすなわち、管理者は、自分が現在進行形で関わっている論争に関連する投稿者をブロックしてはならないということです。


一般的に、誠実に振る舞っていると思われる利用者をブロックする前には充分に注意を働かせなければなりません。
# [[Wikipedia:投稿ブロックの方針#投稿ブロックの対象となる行為|投稿ブロックの対象となる行為]]に該当すること。
# 投稿ブロックの対象となる人に対して、問題解決のための誠意・敬意を持った話しかけを誰かが試みていて、それが拒絶されていたり、はねつけられていたりすること。
# 投稿ブロックを行う管理者以外の方が投稿ブロック依頼を出していること。
# 投稿ブロックの合意が形成されていること。


[[Wikipedia:ウィキペディア用語集#ウィキブレイク|ウィキ休暇]]、またはウィキペディアからの退去のための自己ブロックは特に禁止されます。管理者はまた、他者と共有されていない静的なIPアドレスを用いずに、テストのために自分自身をブロックすべきではありません。他の利用者を「自動ブロック」に巻き込む可能性があるからです。{{trnote|ただし自動ブロックを確実に解除すれば問題ないと思われます}}
投稿ブロックの期間としては、概ね下記の期間から必要に応じて管理者が選んで設定するものとします。これらは行為の重大性や緊急性によって判断するものとし、合意にいたる期間中に任意の利用者から提案をしても構いません。
* 24時間:主として投稿ブロック対象行為を中断させて対話に持ちこむため
* 7日間:著作権侵害の確認など時間を要するもの
* 無期限:悪質な妨害や荒らし


=== 即時投稿ブロック手続き ===
== 投稿ブロックの使用法(管理者向け) ==
{{see|Help:管理者マニュアル}}
上記の通常の投稿ブロックでは間に合わないと考えられる場合の緊急ブロック手続きです。対象となる行為は通常の依頼手続きと同じく「投稿ブロックの対象となる行為」で示したものですが、短時間に継続して投稿しつつあるため通常の手続き完了を待っていては被害が拡大することが予想される場合に適用します。


=== ブロックの方法 ===
利用者ページや編集したページを差し戻す際の要約ページでの警告に応じず、こうした行為を継続するのを発見した場合、管理者は短期間の投稿ブロックを即時実施することができます。即時実施の条件としては24時間以内に3回以上(軽微な変更は状況により1回とカウントしても良い)続けた場合とします。
投稿ブロックは[[特別:Specialpages|特別ページ]]の「利用者のブロック」リンク、[[特別:Recentchanges|最近更新したページ]]や利用者ページの [block] リンクから行えます。または[[特別:Blockip]]へ直接移動することもできます。


「理由」欄に入力した文章はブロックされた利用者が編集しようとしたときに表示され、また[[特別:Log/block|投稿ブロック記録]]および[[特別:Ipblocklist|投稿ブロック中の利用者やIPアドレス]]にも表示されます。
特にプライバシー・肖像権などの侵害や名誉毀損などで悪質・被害者への影響が大きい行為の場合、被害を防ぐため最初の1回から即時ブロックの対象にできます。また、ウィキペディア内部にある自動ブロックページへのリンクの設置は悪質な悪戯なので即時投稿ブロックすることができます。


もし明白な理由がないとか、ブロックの説明が一行で足りない場合は<!--ブロックを{{trwarn|[[Wikipedia:Policy enforcement]]に}}記録すると良いでしょう。(あるいは、-->ブロック理由を該当者の会話ページに書くとよいでしょう。
即時投稿ブロックの期間は、通常投稿ブロックの場合に準じて管理者が決めるものとします。例えば行為の継続を制止するための投稿ブロックであれば1時間でもよいでしょう。対話が必要と判断される場合には、7日間等の長い期間を経て[[#投稿ブロック後の対話プロセス|後述のメーリングリストでの対話]]に移行することが推奨されます。また確信的な荒らし行為の場合、対話に応じないことがありますので、より長い投稿ブロック期間を設定することもできます。


利用者がブロックされたときは会話ページにそれを通知されるべきです。これによって、他の利用者がブロックされていることを認識し、コメントへの返事がないことを予想するでしょう。
1週間を超える長期の即時投稿ブロックを実施した管理者は、その月の「投稿ブロック依頼」ページで投稿ブロックの報告を行ってください。他の利用者は通常ブロックと同様に、1週間の合意期間中に投稿ブロックに賛否を議論することができます。その結果1週間を超える投稿ブロックに合意が得られれば、予定通り投稿ブロックは継続されます。


いくつかのケースでは、ブロックしようとしたIPアドレスが管理者と共有されているかもしれません。その場合、彼らがしているどんな管理者作業も終えられるように、投稿ブロックの前に通知するよう要求されていることがあります。この理由により、そのIPアドレスの会話ページにこのような要求が掲示されていないかをチェックすることは有用です。
即時ブロックの実施は管理者個々の判断に頼るため、極力明白な迷惑行為による被害拡大の救済に絞って実施するものとします。ただし、迷惑行為が行われていることを管理者や他の人に伝えるため、こうした行為を見つけた利用者は誰でもその月の「投稿ブロック依頼」ページに緊急ブロックを依頼するなどを行うことができます。こうすることで管理者が即時ブロックを行う判断材料の一つになります。
{{trnote|大規模[[インターネットサービスプロバイダ|ISP]]からのアクセスの場合このようなことが起こりえます。}}
{{trnote|可能なかぎり、巻き添えブロックによる不都合を意識的に回避することは有益です。}}


=== 期限の選び方 ===
==== 暫定即時投稿ブロック ====
期限は[[GNU]]標準のフォーマット([http://www.gnu.org/software/tar/manual/html_node/Date-input-formats.html tarのマニュアル]で解説されています)で入力されます。若しくは、ブロックは "indefinite" (無期限)あるいは "infinite" (永久)を指定することによって、明示的なブロック解除がない限り解除されないようにできます。
通常の投稿ブロック依頼手続きにおいて、依頼の対象となっている利用者が[[Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期]]において指摘されている何れかの利用者と同一利用者ではないかと推測され、且つ有効な賛成票中5票以上の即時ブロックを求める意思が表明された場合、投稿ブロック依頼の結論が出るまでを期限とした即時ブロックを実施することができます。ただし、有効な投票のうち3票以上が即時ブロックに反対した場合は、即時ブロックは適用されないものとします。


期限が入力されない場合、エラーになります。
=== Three Revert ===
{{Notice|この節について、[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針|ノート]]で議論が提起されています。}}
同一利用者が24時間以内に同じ記事を3度同内容、またはほぼ同内容へ[[Help:以前の版にページを戻す方法|差し戻し]](Revert、リバート)した場合、即時ブロック対象とします。他言語版で「Three Revert」などと呼ぶこの処置の目的は、白熱してRevertすること自体を抑制し全体的に荒れた雰囲気を低減することなので、ノートなどで呼びかけを行う、行わないに関係ありません。


ある利用者が複数回ブロックされた場合、最も早く期限切れとなるブロックが適用されます。例えばある管理者が一日のブロックを掛け、他の管理者が二日のブロックを掛けた場合、同時にブロックが行われたと仮定すると、ブロックは一日間です。
差し戻しは1往復を1回とカウントします。すなわち次のような編集が行われた場合、
: <nowiki>A→B→A'(1)→B'→A''(2)→B''→A'''(3)</nowiki>
3回目にAに戻ったところ以降で3 revert成立とします。なお「'」はほぼ同内容の差し戻しも含めることを示します。


* '''[[荒らし]]''' -- 動的なIPアドレスへは(原則として){{trwarn|24時間を限度}}とすべきです。静的なIPアドレスへは、初回は(原則として)24時間を限度とし、繰り返されるならば最大一ヶ月まで延長されるべきです。繰り返し荒らし行為を行うログイン利用者に対しても同様です。ブロックは単独のインシデント(1回限りの<!--破壊-->行為)に対し適用されるべきではありません。{{trnote|日本語版では現在、IPが異なっても同傾向の荒らしの場合、24時間より長い期間が適用されるケースがあります<!--156など-->}}
==== Three Revert 細則 ====
* '''過度な[[Help:以前の版にページを戻す方法|差し戻し]]''' -- 利用者の会話ページに、違反の実証を示す差分のリンクと共にお知らせを残すと良いでしょう。この規定によってブロックされた管理者は自身でブロック解除してはなりません。
* 異なる利用者名で差し戻しを行った場合でもカウント対象とする。
* '''破壊行為''' -- 動的なIPアドレスへは(原則として){{trwarn|24時間を限度}}とすべきです。静的なIPアドレスとログイン利用者に対しては、初回は(原則として){{trwarn|24時間を限度}}とし、繰り返される場合は延長すべきです。新規のアカウントに関しては無期限を含む任意の期間適用できますし、ウィキペディアの方針に違反する[[Wikipedia:多重アカウント|ソックパペット]]は永久にブロックすべきです。しかしながら、無期限のブロックは、IPアドレスからの単独のインシデント(1回限りの<!--破壊-->行為)、または破壊行為と有用な編集の双方をしているログイン利用者に対しては適用すべきではありません。{{trnote|上述の荒らしと同じ}}
* それまで活動実績の無い[[Wikipedia:利用者名|利用者名]](以下使い捨て[[ハンドルネーム]]、捨てハン)で差し戻しを行った場合、利用者名が異なってもカウント対象とし、使用されたすべての捨てハンを投稿ブロック対象とする。
* '''利用者名''' -- ブロックの前に、そのアカウントが「悪意を持って」偽装しているということを確実にしてください。しばしば、悪意無く、既にいる利用者に似た名前を選択してしまうことが起こります。もしその利用者が誠実な編集をしているのなら、あり得る混乱を教え、そして利用者名の変更を推奨すべきです。管理者は名前の変更を無期限ブロックによって強制できます。ブロックする管理者は、ブロックの原因となった議論のあるコメント依頼か会話ページへのリンクとともに、[[Template:UsernameBlock]]をブロックのメッセージに含める({{tl|UsernameBlock}}と書きます)べきです。利用者ページが既に作られているのなら、どんな利用者もブロックされた理由とコメント依頼のページへのリンクを、利用者ページに追加して構いません。利用者のIPアドレスのブロックが解除されるよう気をつけてください。利用者名ではなくIPアドレスのブロックを解除するには、利用者がページを編集しようとするのを待って、''投稿ブロックされている利用者 "OldUserName" と同じIPアドレスのため、自動的にブロックされています'' メッセージが[[特別:Ipblocklist]]に出てきたら、行末の「ブロック解除」リンクをたどります。そうするとその利用者は別の名前でログインできます。もしアカウントが荒らし'''かつ'''利用者偽装の両方ならば、自動ブロックのまま残されるべきです。不法に他の利用者名を署名に使うアカウントまたはログイン利用者は最初に警告されるべきで、その後でならブロックすることが出来ます。
* 各々の差し戻しの間に異なる編集が入っていてもカウントをリセットすることはない。
* '''公開アカウント''' -- これらは公開アカウントが必要とされていないことを指し示すメッセージとともにブロックされるべきです。「公開」されたパスワードが正しいものかどうかの確認は要りません。
* 2人の利用者(一方または他方が同一プロバイダのIPアドレスや捨てハンの場合を含む)の間での差し戻しは、どちらが先に3回目のリバートを行ったかにかかわらず、双方とも投稿ブロック対象。ただし、明らかな荒らしや個人攻撃への対処を行った利用者への投稿ブロックは行わない。
*:<!--{{trwarn|もしくは、そのパスワードが公開のものであると確認されたときは、単純に[[特別:Preferences]]へ行き、パスワードを変えてください。これは公開されているパスワードを使えなくするもので、管理者ではない誰でも行って構いません。}}{{trnote|たとえ公開されていたとしても、他人のパスワードでログインすると[[不正アクセス禁止法]]に抵触するおそれがあります}}-->
* '''[[Wikipedia:Bot|ボット]]''' --- 初回のブロックはボットの運用者が応答できる充分な時間となるよう、24時間を限度とすべきです。
* '''利用者を危険にさらす個人攻撃''' (他の利用者の安全を脅かす攻撃)--秘密裏に[[チェックユーザー]]を行ったうえでプロバイダ・警察などへ通報します。
*: {{trwarn|処置を行った管理者は秘密裏にArbitration Committee(裁定委員会)及び代表者ジミー・ウェールズに経過と理由を報告すべきです。}}{{trnote|日本語版にArbitration Committeeはありません。[[Wikipedia:Info-ja|info-ja]]経由でプロバイダ等へ警告依頼を送信することになるでしょうか。}}


=== 「対話が必要な利用者」に対する投稿ブロック ===
=== 範囲ブロック ===
範囲ブロック([[Wikipedia:広域ブロック|広域ブロック]])はしばしば、様々な理由でブロックされた荒らしまたは破壊者が、異なるIPアドレスを使用する場合に用いられます。多くの場面では、範囲ブロックはいくらかの適正な利用者にまで波及します。そのため、範囲ブロックは破壊行為が頻繁であり、他のあらゆる手段が無力である時に限って用いられるべきです。これはトレードオフであり、巻き込まれると予想される適正な利用者の数の問題でもあります。
[[Wikipedia:整理依頼の対象記事を多く作る利用者#対話が必要な利用者]]に掲載され、その後対話が成立しないまま[[Wikipedia:整理依頼|整理依頼]]対象の記事を投稿し続けた場合、「対話のための投稿ブロック」を行うことができます。この場合投稿行動と緊急性に応じて「通常の投稿ブロック依頼手続き」または「即時投稿ブロック手続き」に準じた投稿ブロックを行います。投稿ブロックを実施した管理者は、必ず[[Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針#投稿ブロック後の対話プロセス|投稿ブロック後の対話プロセス]]に従って対話の場を設置してください。


使用されるときは、範囲ブロックはできるだけ短期間であるべきです。
=== 投稿ブロック済み利用者の別利用者名(ID)あるいは別IPアドレスに対する追加ブロック ===
多くの[[インターネットサービスプロバイダ|プロバイダ]]において[[IPアドレス]]は接続しなおせばその度に変わる仕組みをとっています。この場合IPアドレス指定で投稿ブロックしても、別なIPアドレスで編集を継続することが可能です。また、可変IPアドレスの環境でIDを取得すると別なIDで書き込むことも可能です。前者の場合、とりあえず投稿を中断させて問題があることに気づいてもらえれば目的は果たしたといえますが、荒らし行為を意図的に継続する利用者に対しては投稿ブロックが有効に機能しません。


範囲ブロックの機能は正しく使用することが困難です。なぜならばこれは[[二進記数法|二進演算]]の理解が必要だからです。開始アドレスと終了アドレスではなく、ネットマスクの状態で記述しなければなりません。詳細は[[mw:Help:Range blocks/ja]]を参照してください。
このため、投稿行動などから同一利用者であると一定以上の[[蓋然性]]をもって推測可能な場合は、新たなIPアドレスやIDに対して前回の投稿ブロックと同一理由を持って投稿ブロックを実施しても良いこととします。この場合、緊急性があれば即時投稿ブロックができますが、利用者の同一性を他の複数利用者の目で判断するために通常の手続きによることを推奨します。この利用者による投稿は同一利用者であるという蓋然性を理由に差し戻すか、あるいは除去することができます。また編集合戦や編集合戦が予想されるために記事を保護する場合、この利用者による投稿は差し戻された状態で保護することになります。


=== ブロックの解除 ===
ただし、この方法は誤認により悪意の無い利用者を巻き添えで投稿ブロックしてしまう可能性があります。そのようなことが分かった場合、管理者は速やかに投稿ブロックを解除しなければなりません。解除はどの管理者が行っても構いません。なお、投稿ブロック実施に至った経緯が正当なものである限り、誤認を謝罪するなど以外について、投稿ブロックを実施した管理者の責任を問わないものとします。
[[Special:Ipblocklist]]は現在ブロックされている利用者とIPアドレスの一覧が含まれます。管理者にはまた、行末に <span class="plainlinks">[{{fullurl:特別:Ipblocklist|action=unblock}} ブロック解除]</span> リンクが出現します。このリンクをたどることで、理由を記述してブロックの解除ができます。


管理者は技術的に自分自身へのブロックを解除できますが、他の利用者やbotとIPアドレスが被ってしまった場合の自動ブロックを除いて、絶対に解除すべきではありません。他方、管理者が正当な理由なしにブロックされたと感じるならば、ブロックした管理者や他の管理者やメーリングリストにコンタクトして、ブロックの解除を頼むべきです。
=== 可変IPアドレスで投稿する利用者を投稿ブロックする場合 ===
毎回異なるIPアドレスで迷惑行為を行う利用者を有効に投稿ブロックするためには、[[Wikipedia:広域ブロック|広域ブロック]]を行う必要があります。広域ブロックを行う場合、原則として通常の投稿ブロック手続きにより実施の是非、実施の期間を十分検討してください。


=== ブロックに納得できない場合 ===
もし広域ブロックの実施に合意が取れなかった場合には、次のような事前準備をした上で、迷惑行為の発生する度に個別の即時投稿ブロックを行うことができます。投稿ブロック期間は誤認の可能性を考慮して24時間以内とします。
あなたが管理者で、他の管理者によるブロックに納得できない場合、'''「ブロックを解除する前にあらかじめブロックした管理者と議論してください」'''。また適当なら他の管理者と[[Wikipedia:管理者伝言板]]あるいは管理者メーリングリストで議論してください。
ブロックされた利用者は一般に、自分は不公平な犠牲者であると電子メールで数人の管理者に対し主張します。
ブロックされた利用者の投稿履歴を見るだけで問題点がいつも明確になるとは限らないので、あなたの手でブロック解除するよりも、あなたよりもブロック時の状況をよく知っているはずの、ブロックした管理者に相談する方がおよそ丁寧であり、良識的です。


これの例外として、明白な誤りがあり(裁定でなく)、かつブロックした管理者がオンラインでない場合があります。たとえばある利用者が[[3RR]]違反でブロックされたが、明らかに2回しか差し戻していなかったなど。あなたが、ブロックが誤りがあると考え、かつブロックした管理者が居ないならば、ブロックを解除する前にその旨をブロックした管理者の会話ページに、および残りの管理者のために[[Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロック]]に告知しなければなりません。明白な誤りが無い場合は、"'''他の管理者によってなされたブロックを、事前の議論なしに解除してはなりません。'''"
# 投稿ブロックの依頼:通常の投稿ブロック依頼手順を準用します。
# 投稿ブロック対象となる利用者の特定:IPアドレスの範囲を明記(JPNIC whoisなどで照会すると範囲が分かります)。
# 投稿分野・投稿内容の特徴など利用者の特定が可能な情報を提供します
# 個別の即時ブロック依頼の理由を明示し、議論によりその妥当性について合意を得ます


=== 論争の的となるブロック ===
依頼者である場合を除き、どの管理者でも個別即時ブロックを実行できますが、投稿ブロックの際に可変IPアドレスの特定利用者に対する投稿ブロックであることを明示するものとします。
匿名の、明確な荒らしであるIPアドレスをブロックすることは日常的ですが、そうでないIPアドレスや利用者名のブロックはしばしば物議を醸します。合意があやふやなブロックは、コミュニティにとって有害です。


以下のようなブロックは論争の的になりえます:
この方法も誤認により悪意の無い利用者を投稿ブロックしてしまう可能性があります。そのようなことが分かった場合、管理者は速やかに投稿ブロックを解除しなければなりません。解除はどの管理者が行っても構いません。


* 追放された利用者のソックパペットあるいは化身であると疑われる利用者のブロック
=== 利用者名の問題で投稿ブロックする場合の手続き ===
* ブロックの理由如何に関わらず、正当な投稿履歴が大半であるログイン利用者のブロック
[[Wikipedia:利用者名|利用者名]]が原因で投稿ブロックされる場合もあります。例えば扇動的であったり、紛らわしい名前であったりした場合です。
* [[#破壊行為]]に基づくブロック
* 賢明ではあるが方針に拠り所のないブロック


ブロックには正当な理由があると確信しているならば、論争になりがちなブロックの際に推奨される手続きは以下の通りです:
この場合に取りうる選択肢は2つです。まずその度合いが軽微な場合、[[Wikipedia:コメント依頼]]のサブページを作成し、利用者名に関する議論を行います。この議論は最低1週間は保存されるでしょう。


# 事実を丹念に調査する。
重いケースでは管理者が不適切な利用者名と判断する場合があります。それには会話ページやコメント依頼での議論が基になります。また、類似する先例も判断の基になるでしょう。会話ページでの振る舞いを加味する管理者もいるかもしれません。
# 投稿ブロックの方針の適切な部分を再読する。
# できるならば、他の管理者に非公式に接触し、あなたの理由付けに納得が得られるかどうかを確かめる。[[Wikipedia:管理者伝言板]]や[[Wikipedia:チャット|チャット]]、そして電子メールが有効な道具です。
# ブロックに当たって、「理由」欄を書くときに利用者の利用者ページへリンクするよう充分注意する。メモ: <nowiki>[[Special:Mypage]]でアクセスした利用者の利用者ページへ、[[Special:Mytalk]]で同会話ページへリンクできます。</nowiki>
# ブロックされた利用者の[[Help:ノートページ#会話ページ|会話ページ]]に知らせるに当たって、理論的根拠に加え、事実の概要と適用した方針中の条項を引用する。
# 他のウィキペディアンとブロックについて議論することを厭わない。


利用者が繰り返しブロックされ、またブロックを解除される「ブロック合戦」は、非常に無駄なことです。それは多くの経験豊かなウィキペディアンの不満や落胆の源となり、ブロックされた利用者のさらなる悪い振る舞いを助長するでしょう。これは避けねばなりません。ブロックに異議があるならば、ブロックした管理者や他の管理者と議論してください。そして、ブロックを解除するのではなく、合意に歩み寄る努力をしてください。ブロックした管理者は、あなたよりも状況についてよく知っているのだということを覚えておいてください。
結論が出た場合、管理者は利用者名の変更を求める意味で問題の利用者を恒久的に投稿ブロックすることがあります。その場合、投稿ブロックの理由と当該利用者の利用者ページの、最低でも一方に、利用者名の問題で投稿ブロックしたということを明記しなければなりません。これは<nowiki>{{</nowiki>[[Template:UsernameBlock|UsernameBlock]]}}を貼り付けることで代用できます。


== 関連項目 ==
この事情で利用者名を投稿ブロックした場合、その処理においては注意が必要です。利用者名の投稿ブロックを解除せずにIPだけを投稿ブロック解除するため、当該利用者が再び編集を試みるまで待ち、[[特別:Ipblocklist|Ipblocklist]]に「投稿ブロックされている利用者"OldUserName"と同じIPアドレスのため、自動的に投稿ブロックされています。」と理由づけられたIPブロックの記録が出たら、そのアドレスに対する投稿ブロックを解除してください。当の利用者は新しい名前でアカウントを作り直し、[[Wikipedia:開発者|システム管理者]]に投稿記録の移動を要請することができます。
* [[MediaWiki:Blockedtext]] - ブロックされた利用者に表示されるメッセージ
* [[Wikipedia:Semi-block]], a proposed amendment to ブロックの方針.(日本語版未作成)
* [[:Category:User block templates]] - 利用者ブロックに関するテンプレートのカテゴリ。(日本語版未作成)


=== 他言語版 ===
=== 投稿ブロック依頼で対処を行わなかったとき ===
*[[:en:Wikipedia:Blocking policy]]
管理者は、以下の場合、依頼終了の宣言を行うことができます。
*[[:hu:Wikipédia:Blokkolási irányelvek]]
# 依頼提出後に最低1週間が経過し、ブロックを行わないとする意見が多数あり、投票資格の有る利用者の中で概ね集約していると認められた時
*[[:it:Wikipedia:Politiche di blocco degli utenti]]
# 投票資格の無い利用者が依頼した時(この場合は「依頼無効」として、依頼提出から1時間後以上を目安に依頼を終了することができます)
*[[:ko:위키백과:차단]]
# その他、管理者が異常な依頼、または不適切な依頼と判断した時
*[[:pl:Wikipedia:Zalecenia dotyczące blokowania użytkowników]]
*[[:ru:Википедия:Правила блокировок]]
*[[:simple:Wikipedia:Bans and blocks]]
*[[:sl:Wikipedija:Pravila blokiranja]]
*[[:sr:Википедија:Правила блокирања]]
*[[:tr:Vikipedi:Engelleme politikası]]
*[[:zh:Wikipedia:封禁方针]]


== 脚注 ==
== 投稿ブロック後の対話プロセス ==
{{Reflist}}
投稿ブロックされた利用者はウィキペディア上では発言できませんが、明らかな荒らしや[[WP:SOCK]]ではない通常のブロックであれば、自身の会話ページだけは編集できます。このため、投稿ブロック済み利用者との対話は、ブロックされたユーザーの会話ページで行うものとします。単なる荒らしに対する投稿ブロックを除き、対話が必要な場合、投稿ブロックを行った管理者は利用者の会話ページで、ブロック解除の求め方を案内してください。

会話ページの編集が「不許可」設定のブロックの場合は、IRCの#wikipedia-ja-unblockチャンネルもしくは[[Wikipedia:メーリングリスト|メーリングリストWikiJA-l]]で、会話ページ編集「許可」を求めることになります。

対話プロセスが短期間に終了しない場合、あるいは投稿ブロックされた利用者が対話に応じない場合、管理者は投稿ブロック期間の満了前に投稿ブロック期間を延長できるものとします。

※ 例外的、もしくは緊急の場合を除き、ブロックを実施した管理者との事前の協議無しにブロックを解除するべきではありません。他の管理者が実施した投稿ブロックを裁量で、解除・短縮・緩和する場合は、ブロックを実施した管理者にブロック理由を確認して、変更して支障がないか話し合ってください。

=== 「ブロック中の自身の会話ページ編集」 ===
<!--
: <small>このセクションはMediaWikiの設定変更に伴う暫定措置を述べたものです。</small>
: <small>2009年5月14日より、投稿ブロック中の利用者による自身の会話ページ編集に関して「許可/不許可」を切り替える設定が可能になりました。</small>-->

投稿ブロック中でも、対話や解除のアピールのため、原則として、自身の分の利用者ページに限り編集が可能になっています。ブロック期間中の会話ページを不許可としたり、再度許可としたりする手続きは、通常のブロックの方針を準用してください。

: <small>事後の参考になるような例があれば、[[Wikipedia‐ノート:井戸端/subj/「ブロック中の自身の会話ページ編集」を可能にする提案]]にフィードバックしてください。</small>
</div>

== 投稿ブロックの解除 ==
対話により問題が解決される見通しが立ったと考えた場合、どの利用者でも[[Wikipedia:投稿ブロック依頼]]の該当する投稿ブロック依頼の節で解除の発議を行うことができます。これに基づいて合意が得られれば、管理者は投稿ブロックを解除するものとします。解除はどの管理者が行っても構いません。

== 関連ページ ==
* [[Wikipedia:投稿ブロック依頼]]
* [[Wikipedia:投稿ブロックへの異議申し立て]]
* [[Wikipedia:投稿ブロックへの異議申し立ての手引き]]
* [[Wikipedia:論争の解決]]
* [[Wikipedia:利用者名]]
* [[Wikipedia:多重アカウント]] - 多重アカウントの不適切な使用も投稿ブロックの対象となります。
* [[特別:Log/block]] - 最近の投稿ブロックとその解除のログ
* [[Wikipedia:Block log]] - MediaWikiアップデート前の投稿ブロックとその解除のログ


{{DEFAULTSORT:とうこうふろつくのほうしん}}
{{DEFAULTSORT:とうこうふろつくのほうしん}}
[[Category:ウィキペディアの方針]]
[[Category:ウィキペディアの方針]]
[[Category:投稿ブロック]]
[[Category:投稿ブロック]]

[[ml:വിക്കിപീഡിയ:തടയല്‍ നയം]]

2014年5月31日 (土) 11:15時点における版

告知

再改訂草案の正式化への意見募集に際して頂いた反対意見を踏まえ、旧投稿ブロックの方針と、改定案、および追放の方針の関係について、Wikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針で、投票式の意識調査を行っています。

現行方針からの変更点のFAQを作りました。改訂案の概要が知りたい人はこちらを参照してください。

凡例:
  • 赤の背景色 は、日本語版の事情が異なるために、訂正されるべき部分です。付近に訳注があります。
  • 訳注: 緑の背景色 は、訳注です。

投稿ブロックとは、アカウントまたはIPアドレスからウィキペディアへの投稿を禁止する機能のことです。管理者ビューロクラットが投稿ブロックされた場合、彼らの特殊権限の一部が使えなくなります。詳しくは投稿ブロックの影響をご覧ください。

投稿ブロックは主に荒らしに対処したり、利用者をウィキペディアから追放したりするために使用されます。他にも、それほど一般的な状況ではないものの、以下に記載されているようなケースで適用される場合があります。すべての場合において、投稿ブロックは懲罰というよりむしろ予防であり、ウィキペディアの被害を回避するためにのみ実施されます。投稿ブロックの期間は、特に指示されない限り通常24時間で、投稿者が破壊行為を止めることに同意すれば、たいていの場合解除されるでしょう。

すべての利用者はWikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックまたは他に指定された場所で投稿ブロックを提案することができます。その際、迅速な対応を期するためにできるだけ方針違反である確かな証拠を提供してください。ここで、管理者にとって投稿ブロック依頼に即座に対応することは義務ではないことに注意してください。

投稿ブロックに対して異議があるときは、投稿ブロックした管理者と協議してください。ある限られた事情を除いては、管理者はブロックを解除すべきではありません。#ブロックに納得できない場合も参照してください。

投稿ブロックを実施すべき場合

悪戯・荒らし

報告はWikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックへ、継続している荒らしについてのまとめはWikipedia:進行中の荒らし行為へ。

管理者はウィキペディアへの悪戯、破壊行為を行っているIPアドレスまたはアカウントをブロックできます。どのような場合に、どのタイミングで、どのくらいの期間ブロックするかについて様々な経験則がありますが、正式な方針はありません。一般に、単純な悪戯や荒らし行為の場合は投稿ブロックの前に注意がなされるでしょう。意図的な破壊行為だと判断された場合は警告を与えずブロックすることもあります。

過剰な差し戻し

Wikipedia:管理者伝言板/3RRに報告してください。

管理者はThree-revert ruleに違反した利用者を投稿ブロックできます。複数人がこのルールに違反した場合、それぞれ平等にブロックされるでしょう。

利用者を危険にさらす個人攻撃(他の利用者の安全を脅かす攻撃)

ウィキペディアの他の投稿者に対して、政府、雇い主、その他による政治的、宗教的その他の迫害を受けるような脅迫中傷を行ったり、または実際の行動(攻撃)が(ウィキペディアの内外を問わず)行われた場合、投稿ブロックの対象となります。このような場合、発見され次第速やかに任意の管理者によって、無期限を含む任意の期間ブロックされ、必要なら追放が検討されるでしょう。 訳注: 現在の日本語版ウィキペディアでは、Wikipedia:追放の方針は草案の段階です。これが正式化するまでは、旧来のブロック依頼を準用します。

存命人物の伝記

(en:Wikipedia:Biographies of living persons)

ブロックする管理者から見て、出典が無い正しくない出典であり、かつ中傷を構成するであろう致命的な要素を、存命である人物の来歴、あるいは他の記事にある実在する人物についての節、あるいはそのノートページに繰り返し挿入する執筆者は、この方針の#破壊行為条項によりブロックされるでしょう。この理由によるブロックは、そのような要素が出典を明示され、またWikipedia:存命人物の伝記を含む内容の方針に合致(それ故最初の段階ではごく短く触れられるべきです)するまでの間、ページから取り除かれるようにするために行われます。違反が繰り返された場合、ブロック期間はより長くなるでしょう。警告とブロックのテンプレートは会話ページに置かれます<!--: {{blp1}}, {{blp2}}, and {{blp3}}-->。#破壊行為条項も参照してください。

個人に関する詳細の投稿

他の利用者の詳細な個人情報を、その利用者の同意なしに投稿する利用者には、無期限を含むあらゆる期間でのブロックが行われるでしょう。期間はその頻度や程度のひどさ、及び繰り返されているのか、その場限りなのかをブロックする管理者が判断した裁量によります。この条項は、checkuser権限を持つ管理者には適用すべきではありません。chekuser権限の行使により、Checkuserの方針の範囲内で、ある種の(個人)情報を公表することがありえるからです。

破壊行為

管理者は、ウィキペディアの通常の機能を混乱させるような、またはそれに類するあらゆる脅威のあるIPアドレスまたは利用者名をブロックできます。それらの脅威には、他の利用者の署名付きコメントを改竄すること、故意に紛らわしい編集をすること、嫌がらせ (en:Wikipedia:Harassment)、過度の個人攻撃、中傷を含みますが、それらに限定されません。通常、利用者はブロックの前に警告を受けるでしょう。

管理者はまた、多くの破壊的編集をする新規アカウントをブロックできます。ブロックされた破壊行為者の生まれ変わりもまた、その破壊を続けると示唆されるような編集を続けるなら、またブロックされるでしょう。

著作権侵害と盗作

他者の作品を無許可で、あるいは無権限で挿入する、または画像をアップロードすることは受け入れられません。著作権侵害と盗作(剽窃)は重大なモラル、法的、そして評判問題を引き起こします。

その作品(記述)を使用できるかどうかについての善意による議論がある場合も、決着が付くまで、投稿者は警戒しすぎるほど警戒して、その作品を記事から取り除くべきです。投稿者が警告を受けたのちも"しつこく"議論の対象となっている素材を挿入するならば、プロジェクトを保護するためにブロックされるでしょう。しかしながら、編集者が善意をもって誠実に振る舞い、また著作権問題に注意しており、かつ法的な脅威が差し迫っているのでないならば、その編集者をブロックすべきではありません。

ウィキペディアの創設者、ジミー・ウェールズは以下のように述べています:

私たちは、絶対的な厳しさをもって、また慈悲を掛けることなく、このような活動に対処する必要があります。この種類の盗作は私たちの基本原則のすべてと100%調和しないのですから。すべての管理者は即座にありとあらゆる同様の利用者をブロックするよう要請されます。大胆にしてください。だれかがそれの上でArbitration Committee(裁定委員会)に附託するなら、恐れないでください。私たちは盗作を絶対に許容してはなりません。Jimbo Wales 04:28, 28 December 2005 (UTC) [1]

復讐の意図を持つ必要はありません。しかし同時に、剽窃に寛容である必要もありません。私にとっては法的な問題は重要ですが、ずっとずっと遙かにモラルの問題が重要だと声を大にして言わせてください。私たち、そう私たち全てはウィキペディアをして「私たちは自分たちで公正にそれを作りました」と言いたいのです。Jimbo Wales 15:54, 28 December 2005 (UTC) [2]

利用者名

利用者名の方針によれば、扇動的であったり、故意に他の利用者と紛らわしい、またはその他不適切であると考えられる利用者名は許可されません。確かな事情があれば、管理者はそのような利用者名を持つアカウントをブロックできます。他の適正な利用者を偽装するように企てている利用者名は、即時に無期限でブロックされるでしょう。

追放

「追放」された利用者は、典型的にはウィキペディアの編集からブロックされます。追放はたいてい、<-- Arbitration Committee(裁定委員会)の裁定に従って、-->ジミー・ウェールズの裁定に従って、あるいはウィキメディア財団理事会の裁定に従って 方針に従って追放すべきだと結論したコミュニティの合意に基づいて、あるいはウィキメディア財団理事会もしくはジミー・ウェールズの裁定に従って実行されます。訳注: 現在、日本語版にArbitration Committeeはありません。

ある利用者が追放された利用者の生まれ変わり(ソックパペット)だと明らかになったならば、その利用者も同様にブロックされるべきです。議論についてはWikipedia:多重アカウントを参照してください。

コミュニティを消耗させる利用者

ある人がブロックされた頃にはコミュニティの忍耐力が限界に来ていたことがありました。このようなケースでは、ブロックする管理者は、ブロックがコミュニティの支持を得ていることを確認すべきで、かつWikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックにおけるレビュー・プロセスの一環として記録されるべきです。この支持の元では、利用者は追放され、Wikipedia:追放された利用者の一覧の「コミュニティ」の下にリストされることを検討されるでしょう。

“公開” アカウント

ウィキペディアでは、訳注: 不特定多数の人々によって共用されるためのアカウントは作られるべきではありません。それらのアカウントは匿名の仮面をかぶっている間、ウィキペディア・プロジェクト内で個人としての名声を偽っているように見えます。匿名の利用者は自由に編集できますし、誰もがすぐに電子メールアドレスを必要とせず利用者名を作成できるので、いわゆる「公開の」アカウントは考慮される必要がありません。不特定多数が見られる場でアカウントの所有者がパスワードを公開したことが確認された場合は、そのアカウントは無期限の投稿ブロックとなります。 訳注: この項はメンバーが固定された特定の複数人によって共有されるアカウントには、そのままは当てはめられていません。これには別途議論が必要です。

ボット

編集にBotを利用するためにはあらかじめWikipedia:Bot/使用申請においてコミュニティの承認を得る必要があり、承認のためには一定の基準が存在します。管理者は制御不能に陥ったbotを投稿ブロックすることがあります。

匿名の公開プロクシ

身元を隠して荒らし行為を行うことを防止するため、公開プロクシに対しては管理者の判断で投稿ブロックを行うことができます[1] [2] [3]。匿名プロクシを使用した正当なウィキペディアの編集に関する議論については、以下のスレッドをご覧下さい。このようなブロックは悪い考えだと主張されることがありますが、日常的に行われています[4] [3] [5]

利用者:Proxy blockerは自動的に公開プロクシをブロックするために使用されていましたが、現在はあるISPから苦情が寄せられたため、機能していません。

推奨されるブロックの理由は {{blocked proxy}} です。

携帯電話ブラウザ

訳注: この節は日本語版独自の規定です

携帯電話ブラウザからの投稿を許容すると様々な問題が生じるため、ウィキペディア日本語版では、(日本の)携帯電話ブラウザからの投稿はブロックするとの合意が成立しています(参考リンク: 1/2/3/4/5)。その問題とは、I) ブラウザ側の問題により、しばしば壊れた編集を行い、編集者はそのような編集をしたことに気づかない。II) IPアドレスがアクセス毎に変わることがあるために、対話をすることが困難なことがある。III) ログインができない端末があるため、前項と同様の問題がある。などです。なお、この条項は携帯電話やPHSを通じてダイヤルアップ等で接続し、パソコンから投稿する場合は当てはまりません。

使用するブロックの理由は {{blocked mobilephone}} です。

投稿ブロックの影響

ブロックされたアカウントあるいはIPアドレスを使用する利用者は、ウィキペディアの項目を閲覧することはできますが、「このページを編集」リンクをたどると「あなたはブロックされています」というページが表示されます。このページではブロックされた理由やその解除を依頼する方法などが書かれています。また、ブロックした管理者からのブロック「理由」も書かれています。理由欄には通常、理由となるリンクやテンプレートが含まれます。ブロックされた利用者はページの移動やファイルのアップロードもまた、禁止されます。

いつまでブロックされているかは、ブロックの際に入力された期限に基づきます。またそれは「無期限」あるいは「永遠」とすることもでき、これは明示的にブロック解除されるまで、解除されることはありません。

ブロックされたログイン利用者が編集しようとすると、その利用者が使っていたIPアドレスもまた、その利用者が匿名あるいは別名で投稿することを防ぐために、「自動ブロック」されます。この自動ブロックの期間は、24時間と本来のブロックの期限までのうち短い方が採用されます。これはすなわち、無期限にブロックされた利用者が編集しようとした24時間後に、各々のIPアドレスはブロックが解除されることを意味します。

管理者やビューロクラットがブロックされた場合、その機能のうち、ロールバック、削除と復帰、そして保護と保護解除が制限されます。それでもブロックされた管理者はブロックとその解除ができ、ブロックされたビューロクラットは他の誰かを管理者にできます。

偶然のブロック

まれに、変動IPアドレスを使う利用者は、そのときのIPアドレスが荒らしや追放された利用者が使っていたため、偶然にブロックされてしまうことがあります。IPアドレスを変更できるのならば、変更することでブロックから逃れられます。変更できないのであれば、身近な管理者に電子メールかチャットで連絡すると良いでしょう。管理者の一覧も参照してください。

以前追放された利用者を騙ったり、既知の荒らしを模倣したり、荒らしに従事するふりをするなどした利用者もまた、ブロックされるでしょう。この問題を回避するには、そのような振る舞いを行わないことです。信頼できないということを示すように編集するのではなく、信頼できることを示すために編集することは、良い習慣です。

投稿ブロックを使うべきでない場合

絶対に、内容の論争を自分にとって有利に進めるためや、その相手方への報復のために投稿ブロックを用いてはなりません。これはすなわち、管理者は、自分が現在進行形で関わっている論争に関連する投稿者をブロックしてはならないということです。

一般的に、誠実に振る舞っていると思われる利用者をブロックする前には充分に注意を働かせなければなりません。

ウィキ休暇、またはウィキペディアからの退去のための自己ブロックは特に禁止されます。管理者はまた、他者と共有されていない静的なIPアドレスを用いずに、テストのために自分自身をブロックすべきではありません。他の利用者を「自動ブロック」に巻き込む可能性があるからです。訳注: ただし自動ブロックを確実に解除すれば問題ないと思われます

投稿ブロックの使用法(管理者向け)

ブロックの方法

投稿ブロックは特別ページの「利用者のブロック」リンク、最近更新したページや利用者ページの [block] リンクから行えます。または特別:Blockipへ直接移動することもできます。

「理由」欄に入力した文章はブロックされた利用者が編集しようとしたときに表示され、また投稿ブロック記録および投稿ブロック中の利用者やIPアドレスにも表示されます。

もし明白な理由がないとか、ブロックの説明が一行で足りない場合は<!--ブロックをWikipedia:Policy enforcement記録すると良いでしょう。(あるいは、-->ブロック理由を該当者の会話ページに書くとよいでしょう。

利用者がブロックされたときは会話ページにそれを通知されるべきです。これによって、他の利用者がブロックされていることを認識し、コメントへの返事がないことを予想するでしょう。

いくつかのケースでは、ブロックしようとしたIPアドレスが管理者と共有されているかもしれません。その場合、彼らがしているどんな管理者作業も終えられるように、投稿ブロックの前に通知するよう要求されていることがあります。この理由により、そのIPアドレスの会話ページにこのような要求が掲示されていないかをチェックすることは有用です。 訳注: 大規模ISPからのアクセスの場合このようなことが起こりえます。 訳注: 可能なかぎり、巻き添えブロックによる不都合を意識的に回避することは有益です。

期限の選び方

期限はGNU標準のフォーマット(tarのマニュアルで解説されています)で入力されます。若しくは、ブロックは "indefinite" (無期限)あるいは "infinite" (永久)を指定することによって、明示的なブロック解除がない限り解除されないようにできます。

期限が入力されない場合、エラーになります。

ある利用者が複数回ブロックされた場合、最も早く期限切れとなるブロックが適用されます。例えばある管理者が一日のブロックを掛け、他の管理者が二日のブロックを掛けた場合、同時にブロックが行われたと仮定すると、ブロックは一日間です。

  • 荒らし -- 動的なIPアドレスへは(原則として)24時間を限度とすべきです。静的なIPアドレスへは、初回は(原則として)24時間を限度とし、繰り返されるならば最大一ヶ月まで延長されるべきです。繰り返し荒らし行為を行うログイン利用者に対しても同様です。ブロックは単独のインシデント(1回限りの行為)に対し適用されるべきではありません。訳注: 日本語版では現在、IPが異なっても同傾向の荒らしの場合、24時間より長い期間が適用されるケースがあります
  • 過度な差し戻し -- 利用者の会話ページに、違反の実証を示す差分のリンクと共にお知らせを残すと良いでしょう。この規定によってブロックされた管理者は自身でブロック解除してはなりません。
  • 破壊行為 -- 動的なIPアドレスへは(原則として)24時間を限度とすべきです。静的なIPアドレスとログイン利用者に対しては、初回は(原則として)24時間を限度とし、繰り返される場合は延長すべきです。新規のアカウントに関しては無期限を含む任意の期間適用できますし、ウィキペディアの方針に違反するソックパペットは永久にブロックすべきです。しかしながら、無期限のブロックは、IPアドレスからの単独のインシデント(1回限りの行為)、または破壊行為と有用な編集の双方をしているログイン利用者に対しては適用すべきではありません。訳注: 上述の荒らしと同じ
  • 利用者名 -- ブロックの前に、そのアカウントが「悪意を持って」偽装しているということを確実にしてください。しばしば、悪意無く、既にいる利用者に似た名前を選択してしまうことが起こります。もしその利用者が誠実な編集をしているのなら、あり得る混乱を教え、そして利用者名の変更を推奨すべきです。管理者は名前の変更を無期限ブロックによって強制できます。ブロックする管理者は、ブロックの原因となった議論のあるコメント依頼か会話ページへのリンクとともに、Template:UsernameBlockをブロックのメッセージに含める({{UsernameBlock}}と書きます)べきです。利用者ページが既に作られているのなら、どんな利用者もブロックされた理由とコメント依頼のページへのリンクを、利用者ページに追加して構いません。利用者のIPアドレスのブロックが解除されるよう気をつけてください。利用者名ではなくIPアドレスのブロックを解除するには、利用者がページを編集しようとするのを待って、投稿ブロックされている利用者 "OldUserName" と同じIPアドレスのため、自動的にブロックされています メッセージが特別:Ipblocklistに出てきたら、行末の「ブロック解除」リンクをたどります。そうするとその利用者は別の名前でログインできます。もしアカウントが荒らしかつ利用者偽装の両方ならば、自動ブロックのまま残されるべきです。不法に他の利用者名を署名に使うアカウントまたはログイン利用者は最初に警告されるべきで、その後でならブロックすることが出来ます。
  • 公開アカウント -- これらは公開アカウントが必要とされていないことを指し示すメッセージとともにブロックされるべきです。「公開」されたパスワードが正しいものかどうかの確認は要りません。
  • ボット --- 初回のブロックはボットの運用者が応答できる充分な時間となるよう、24時間を限度とすべきです。
  • 利用者を危険にさらす個人攻撃 (他の利用者の安全を脅かす攻撃)--秘密裏にチェックユーザーを行ったうえでプロバイダ・警察などへ通報します。
    処置を行った管理者は秘密裏にArbitration Committee(裁定委員会)及び代表者ジミー・ウェールズに経過と理由を報告すべきです。訳注: 日本語版にArbitration Committeeはありません。info-ja経由でプロバイダ等へ警告依頼を送信することになるでしょうか。

範囲ブロック

範囲ブロック(広域ブロック)はしばしば、様々な理由でブロックされた荒らしまたは破壊者が、異なるIPアドレスを使用する場合に用いられます。多くの場面では、範囲ブロックはいくらかの適正な利用者にまで波及します。そのため、範囲ブロックは破壊行為が頻繁であり、他のあらゆる手段が無力である時に限って用いられるべきです。これはトレードオフであり、巻き込まれると予想される適正な利用者の数の問題でもあります。

使用されるときは、範囲ブロックはできるだけ短期間であるべきです。

範囲ブロックの機能は正しく使用することが困難です。なぜならばこれは二進演算の理解が必要だからです。開始アドレスと終了アドレスではなく、ネットマスクの状態で記述しなければなりません。詳細はmw:Help:Range blocks/jaを参照してください。

ブロックの解除

Special:Ipblocklistは現在ブロックされている利用者とIPアドレスの一覧が含まれます。管理者にはまた、行末に ブロック解除 リンクが出現します。このリンクをたどることで、理由を記述してブロックの解除ができます。

管理者は技術的に自分自身へのブロックを解除できますが、他の利用者やbotとIPアドレスが被ってしまった場合の自動ブロックを除いて、絶対に解除すべきではありません。他方、管理者が正当な理由なしにブロックされたと感じるならば、ブロックした管理者や他の管理者やメーリングリストにコンタクトして、ブロックの解除を頼むべきです。

ブロックに納得できない場合

あなたが管理者で、他の管理者によるブロックに納得できない場合、「ブロックを解除する前にあらかじめブロックした管理者と議論してください」。また適当なら他の管理者とWikipedia:管理者伝言板あるいは管理者メーリングリストで議論してください。 ブロックされた利用者は一般に、自分は不公平な犠牲者であると電子メールで数人の管理者に対し主張します。 ブロックされた利用者の投稿履歴を見るだけで問題点がいつも明確になるとは限らないので、あなたの手でブロック解除するよりも、あなたよりもブロック時の状況をよく知っているはずの、ブロックした管理者に相談する方がおよそ丁寧であり、良識的です。

これの例外として、明白な誤りがあり(裁定でなく)、かつブロックした管理者がオンラインでない場合があります。たとえばある利用者が3RR違反でブロックされたが、明らかに2回しか差し戻していなかったなど。あなたが、ブロックが誤りがあると考え、かつブロックした管理者が居ないならば、ブロックを解除する前にその旨をブロックした管理者の会話ページに、および残りの管理者のためにWikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックに告知しなければなりません。明白な誤りが無い場合は、"他の管理者によってなされたブロックを、事前の議論なしに解除してはなりません。"

論争の的となるブロック

匿名の、明確な荒らしであるIPアドレスをブロックすることは日常的ですが、そうでないIPアドレスや利用者名のブロックはしばしば物議を醸します。合意があやふやなブロックは、コミュニティにとって有害です。

以下のようなブロックは論争の的になりえます:

  • 追放された利用者のソックパペットあるいは化身であると疑われる利用者のブロック
  • ブロックの理由如何に関わらず、正当な投稿履歴が大半であるログイン利用者のブロック
  • #破壊行為に基づくブロック
  • 賢明ではあるが方針に拠り所のないブロック

ブロックには正当な理由があると確信しているならば、論争になりがちなブロックの際に推奨される手続きは以下の通りです:

  1. 事実を丹念に調査する。
  2. 投稿ブロックの方針の適切な部分を再読する。
  3. できるならば、他の管理者に非公式に接触し、あなたの理由付けに納得が得られるかどうかを確かめる。Wikipedia:管理者伝言板チャット、そして電子メールが有効な道具です。
  4. ブロックに当たって、「理由」欄を書くときに利用者の利用者ページへリンクするよう充分注意する。メモ: [[Special:Mypage]]でアクセスした利用者の利用者ページへ、[[Special:Mytalk]]で同会話ページへリンクできます。
  5. ブロックされた利用者の会話ページに知らせるに当たって、理論的根拠に加え、事実の概要と適用した方針中の条項を引用する。
  6. 他のウィキペディアンとブロックについて議論することを厭わない。

利用者が繰り返しブロックされ、またブロックを解除される「ブロック合戦」は、非常に無駄なことです。それは多くの経験豊かなウィキペディアンの不満や落胆の源となり、ブロックされた利用者のさらなる悪い振る舞いを助長するでしょう。これは避けねばなりません。ブロックに異議があるならば、ブロックした管理者や他の管理者と議論してください。そして、ブロックを解除するのではなく、合意に歩み寄る努力をしてください。ブロックした管理者は、あなたよりも状況についてよく知っているのだということを覚えておいてください。

関連項目

他言語版

脚注

  1. ^ (10605)[WikiEN-l Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]
  2. ^ (10659)[WikiEN-l Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]
  3. ^ (10660)[WikiEN-l Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]
  4. ^ (010666)[WikiEN-l Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]
  5. ^ (10613)[WikiEN-l Anonymous proxies (was Re: Desysop Morwen)]