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|全豪オープン混合ダブルス=ベスト8([[2013年全豪オープン混合ダブルス|2012]])
|シングルス最高=78位(2008年11月3日)
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|シングルス最高=25位(2012年10月15日)
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|更新日時=2011年3月7日
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'''謝 淑薇'''(シェイ・スーウェイ, 英語表記:''Su-Wei Hsieh'', [[1986年]][[1月4日]] - )は、[[台湾]]・[[台北市]]出身の女子プロ[[テニス]]選手。[[2008年]][[全豪オープン]]で、当地のプロテニス選手として史上初の[[グランドスラム (テニス)|4大大会]]シングルス4回戦進出を達成した。フォアハンド・ストローク、バックハンド・ストロークともに両手打ちの選手。これまでに[[女子テニス協会|WTA]]ツアーでシングルス1勝、ダブルスで8勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス78位、ダブルス9位。身長169cm、体重57kg、右利き。
'''謝 淑薇'''(シェイ・スーウェイ, 英語表記:''Su-Wei Hsieh'', [[1986年]][[1月4日]] - )は、[[台湾]]・[[高雄市]]<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/players/player/9419|title=SU-WEI HSIEH|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]}}</ref>{{refnest|group="注"|インタビューによっては[[新竹市]]出身と答えているものも存在する<ref name="Taipei12">{{Cite web|author=Tony Phillips|url=http://www.taipeitimes.com/News/sport/archives/2012/12/07/2003549552/1|title=INTERVIEW: Tennis player Hsieh Su-wei has year to remember|publisher=[[Taipei Times]]|language=英語|date=2012-12-07|accessdate=2012-12-20}}</ref>。}}出身女子プロ[[テニス]]選手。フォアハンド・ストローク、バックハンド・ストロークともに両手打ちの選手<ref name="Taipei12"/>。これまでに[[女子テニス協会|WTA]]ツアーでシングルス2勝、ダブルス9勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス25位、ダブルス9位。身長169cm、体重57kg、右利き。サーフェスを問わずドロップショットやスライスショットを多用する、他に例を見ないトリッキーなプレースタイルを武器に<ref name="Taipei12"/><ref name="WALES12"/><ref name="CP08"/><ref name="CHINADAILY12"/><ref name="T365NET12"/>シングルスとダブルスの両方で高い実績を残しており、シングルスでは[[2008年全豪オープン]]で当地のテニス選手として男女通じて史上初の[[グランドスラム (テニス)|4大大会]]シングルス4回戦進出を達成し<ref name="CP08P2"/>、2012年には2度のツアー優勝を挙げ1990年代に活躍した{{仮リンク|王思婷|en|Wang Shi-ting}}の持つ台湾人シングルス最高位を更新<ref name="NTDTV1210"/><ref name="APPLE1210"/>。ダブルスでは[[2009年全仏オープン]]と[[2012年全米オープン (テニス)|2012年全米オープン]]でベスト4に<ref name="RG09"/><ref name="US12"/>、混合ダブルスでは[[2009年全米オープン (テニス)|2009年全米オープン]]と[[2011年ウィンブルドン選手権]]でそれぞれベスト4に進出した人物である<ref name="HINDU09"/><ref name="CHNTIMES11"/>


== 来歴 ==
== 来歴~ジュニア時代 ==
7人姉弟の長女として生まれ、後に移り住んだ[[台北市]]でテニスコーチであった父親の謝子龍の指導で5歳から[[テニス]]を始める<ref name="tss">{{cite web|url=http://www.tssfot.com/index.php?act=otherpage&cmd=view&otherpageid=9|title=謝淑薇 - 台灣之星網球家族|accessdate=2012-12-20|language=中国語(繁体字)}}</ref>。謝一家は台湾でもよく知られたテニス一家で、淑薇を含む7人姉弟全員がジュニア/シニアの選手としての経歴を持つ<ref>{{Cite web|url=http://dailynews.sina.com/bg/news/spt/sptothers/chinapress/20120922/02553800035.html|title=決戰金花殺手 謝淑薇有點慌|publisher=[[新華社通信]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-9-22|accessdate=2012-12-20}}</ref>(淑薇以外では7歳下の妹{{仮リンク|謝淑映|en|Hsieh Shu-ying}}<ref>{{Cite web|author=Nick Fishpool|url=http://www.itftennis.com/procircuit/news/articles/sisters-dominate-in-wenshan.aspx|title=Sisters dominate in Wenshan|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語|date=2012-4-12|accessdate=2012-12-20}}</ref>と5歳下の弟{{仮リンク|謝政鵬|en|Hsieh Cheng-peng}}<ref>{{Cite web|url=http://www.tssfot.com/index.php?act=otherpage&cmd=view&otherpageid=6|title=謝政鵬 - 台灣之星網球家族|language=中国語(繁体字)|date=2012-4-12|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=51561|title=快挙!テニス全豪ジュニア男複で台湾ペアが優勝」|publisher=[[台湾国際放送]]|language=日本語|date=2008-01-28|accessdate=2012年12月20日}}</ref>がプロ選手となっている)。6歳から台湾国内ジュニア大会の出場を始め、若干8歳にして台湾の12歳以下全国大会で単複優勝<ref name="CP08P2">{{Cite web|author=Luke Sabatier|url=http://www.chinapost.com.tw/taiwan/national/national-news/2008/01/19/139641/p2/Hsieh-Su-wei.htm|title=Hsieh Su-wei makes Taiwan tennis history|publisher=[[The China Post]]|language=英語|date=2008-1-19|accessdate=2012-12-20}}</ref>、14歳時に全年齢の全国大会で史上最年少優勝を果たす<ref name="tss"/>。
父親の紹介で8歳から[[テニス]]を始め、[[2001年]]から女子テニスツアー下部組織の大会を回り始める。スーウェイ一家は台湾でもよく知られたテニス一家で、スーウェイを含む7人兄弟全員がジュニア・シニアの選手として活動している。ジュニア時代には[[世界スーパージュニアテニス選手権大会]]ダブルス部門で優勝、[[2002年全仏オープン]]ジュニアダブルス部門準優勝の記録を残していた。[[2003年]]から女子テニス国別対抗戦・[[フェドカップ]]の台湾代表選手入りを果たす。


またITFジュニアサーキット大会等の国際トーナメントでも、シングルスでは第16シードで出場した[[2001年全豪オープン]]で大会第2シードの[[マリオン・バルトリ]]を破りベスト8に進出<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/juniors/tournaments/tournament/info.aspx?tournamentid=1100001790|title=Australian Open Junior Championships|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、第9シードで出場した[[2002年全豪オープン]]で当時ITFジュニアシングルスランキング1位の大会第1シード[[スベトラーナ・クズネツォワ]]を破る活躍でベスト4に進出し<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/juniors/tournaments/tournament/info.aspx?tournamentid=1100002852|title=Australian Open Junior Championships|accessdate=2012年12月20日|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、ダブルスでは[[詹謹瑋]]と組んで出場した[[2000年]]の[[世界スーパージュニアテニス選手権大会]]ダブルス部門でノーシードから準優勝<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/juniors/tournaments/tournament/info.aspx?tournamentid=1100000729|title=World Super Junior Tennis Championships|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、同じく詹と組んで第2シードで出場した翌[[2001年]]大会で優勝<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/juniors/tournaments/tournament/info.aspx?tournamentid=1100001942|title=Osaka Mayor's Cup - World Super Junior Tennis Championships|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、クズネツォワと組んで第2シードで出場した[[2002年全仏オープン]]で準優勝し<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/juniors/tournaments/tournament/info.aspx?tournamentid=1100002925|title=International Junior Championships of France|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、ITFジュニアランキングシングルス最高9位、ダブルス最高5位を記録する等台湾国内外で高い実績を残していた為、当地では「天才少女」として早くからその将来を嘱望される選手であった<ref name="CP08P2"/><ref>[[#武田(2012)|武田2012]]、p.70</ref>。
謝淑薇は[[2005年全米オープン (テニス)|2005年全米オープン]]で4大大会に初出場した。この大会では予選3試合を勝ち抜いたが、本戦1回戦で[[カタリナ・スレボトニク]]([[スロベニア]])に敗れた。それから2年間、彼女は4大大会女子シングルスの本戦で1勝も挙げられなかった。[[2007年]]、彼女はダブルスの分野で目覚ましい躍進を見せ、女子ツアーで5度のダブルス決勝戦に勝ち上がった。9月後半に行われた[[中華人民共和国|中国]]・[[北京]]大会と[[大韓民国|韓国]]・[[ソウル特別市|ソウル]]大会で、1歳年上の[[荘佳容]]と組んでダブルス2週連続優勝を達成し、女子ツアーで初めてのタイトルを獲得した。


== プロ転向 ==
謝淑薇は[[2008年全豪オープン]]で予選3試合を勝ち上がり、本戦1回戦で[[クララ・ザコパロバ]]([[チェコ]])を破り、待望の4大大会本選初勝利を決めた。2回戦で第19シードの[[シビル・バンマー]]([[オーストリア]])を 6-2, 6-0 で圧倒すると、3回戦でも[[アラバン・レザイ]]([[フランス]])を 6-2, 6-7, 6-4 で破り、[[台湾]]のプロテニス選手として史上初の4大大会4回戦進出を決めた。4回戦では、第1シードの[[ジュスティーヌ・エナン]]に 2-6, 2-6 で敗れた。この年はダブルスで2勝を挙げ、[[中華人民共和国|中国]]の[[彭帥]]と組んで1勝・荘佳容と組んで1勝を獲得した。
=== 2001年 ===
ジュニアツアーと並行する形で同年にプロ転向を果たすと、初のシニアレベルの大会出場となった1月の[[ニュージーランド]]・[[ウェリントン]]1万ドル大会から9月の[[アメリカ合衆国]]・[[ピーチツリー]]2万5千ドル大会までシングルス28連勝を記録し、いきなりITFサーキットシングルス5大会連続優勝を達成する。この記録は当時のITFサーキット連勝記録となり、[[2011年]]に[[ケーシー・デラクア]]が塗り替えるまで実に9年以上に渡ってITFサーキットツアー最多連勝記録であった<ref>{{Cite web|author=Nick Fishpool|url=http://www.itftennis.com/procircuit/news/articles/9-year-old-record-falls!.aspx|title=9-year old record falls!|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語|date=2011-12-01|accessdate=2012-12-20}}</ref>。


続けて出場した9月の[[ウィスミラク国際]]シングルスで予選を勝ち上がり初の[[女子テニス協会|WTA]]ツアーシングルス大会出場を果たすと、2回戦で当時WTAシングルスランキング64位の{{仮リンク|レイチェル・マッキラン|en|Rachel McQuillan}}を7-5, 2-6, 6-3のフルセットで、準々決勝で同90位の[[浅越しのぶ]]を6-1,6-4のストレートでそれぞれ破り、[[アンジェリク・ウィジャヤ]]との準決勝まで進出<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2001/1009.pdf|title=Wismilak International|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。その年最後の大会出場となった11月の[[ボルボ女子オープン]]でもシングルス予選を勝ち上がり、1回戦で[[趙倫貞]]を6-7<sup>(3)</sup>, 7-5, 6-4のフルセットで、2回戦で[[ユリア・バクレンコ]]を7-5 ,1-6, 6-2のフルセットでそれぞれ破り、[[ロザンナ・デ・ロス・リオス]]との準々決勝まで進出<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2001/303.pdf|title=VOLVO Women's Open 2001|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。これらの活躍によりWTAシングルス年度末ランキングで同114位の{{仮リンク|ジャネット・リー (テニス選手)|label=ジャネット・リー|en|Janet Lee}}に次ぐ台湾選手2位となる165位で終えた<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2001.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2001|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。
[[2009年]]1月、[[メディバンク国際]]の女子ダブルスで[[彭帥]]と組んで優勝。[[2009年全豪オープン|全豪オープン]]では、彭帥と組んだダブルスで初のベスト8に進み、[[ビーナス・ウィリアムズ|ビーナス]]と[[セリーナ・ウィリアムズ|セリーナ]]のウィリアムズ姉妹組に 2-6, 6-4, 3-6 で敗れた。謝と彭は[[2009年全仏オープン|全仏オープン]]女子ダブルス準決勝で、[[ビクトリア・アザレンカ]]([[ベラルーシ]])&[[エレーナ・ベスニナ]]([[ロシア]])組に 3-6, 5-7 で敗れ、決勝進出を逃した。


=== 2002年~2003年 ===
2012年2月、BMWマレーシア・オープンで予選から勝ち上がりツアー初のシングルスの決勝に進出した。決勝では[[ペトラ・マルティッチ]]([[クロアチア]])と対戦し 2–6, 7–5, 4–1 とリードしたところでマルティッチが棄権し謝はシングルスツアー初優勝を果たした。
2002年は前年と同じくジュニアツアーと並行しての大会出場となり、[[グランドスラム (テニス)|4大大会]]シングルスの予選全てに挑戦。5月の[[2002年全仏オープン|全仏オープン]]では予選決勝まで勝ち上がった他、ITFサーキットでも2大会でシングルスベスト4に進出。ダブルスでもアンジェリク・ウィジャヤと組んで予選を勝ち上がり出場した2月の[[ドバイ・テニス選手権]]準々決勝で、大会第3シードの[[ヤネッテ・フサロバ]]&{{仮リンク|アサ・スベンソン|en|Åsa Svensson}}組を6-4,5-7,6-2のフルセットで破る活躍ででベスト4に進出した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2002/718.pdf|title=Dubai Duty Free Women's Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。


更にツアー外では11月に[[韓国]]・[[釜山]]にて開催された[[2002年アジア競技大会におけるテニス競技|アジア競技大会]]で台湾代表に選出され、団体戦で銅メダルを獲得するなど一定の成績を残したが<ref>{{cite web|url=http://web.archive.org/web/20030129092411/http://busanasiangames.org/Eng/AG/ba_scd_total_result.asp?Gm_Id=TEW04&Gm_Fg=TE06|title=Game Result|accessdate=2012-12-20|publisher=釜山アジア競技大会公式サイト|language=英語}}</ref>、前年ほどの活躍とはならずシングルス年度末ランキングも262位まで下降した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2002.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2002|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。この不振は怪我や病気による物では無く、過剰なまでにハードなトレーニングとツアースケジュールを娘に強制した父子龍が原因であったといい<ref name="apple">{{Cite web|url=http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/sports/20120629/34333085/|title=新教練+拼奧運 天才淑薇大變身|publisher=[[蘋果日報 (台湾)|蘋果日報]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-4-12|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="ELTA">{{Cite web|url=http://www.elta.tv/event/london2012/team_detail.php?id=74#prettyPhoto[athlete_speak]/0/|title=2012倫敦奧運-愛爾達HD高畫質電視台-ELTA TV 新媒體的領航者|publisher=[[愛爾達電視]]|language=中国語(繁体字)|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="UDN1012">{{Cite web|author=雷光涵|url=http://mag.udn.com/mag/sports/storypage.jsp?f_ART_ID=288815|title=感念付出 謝淑薇想和老爸交手|publisher=[[聯合報]]|language=中国語(繁体字)|date=2010-12-16|accessdate=2012-12-20}}</ref>、そんな父の方針に反発した謝は単身日本に渡り、元テニス選手の[[畠中君代]]が運営する名門テニスクラブとして知られるビッグKテニスクラブで指導を受けるようになる<ref>[[#武田(2012)|武田2012]]、p.70</ref>(ビッグKには2008年まで籍を置き、[[日本テニス協会]]の所属選手として日本を拠点に活動していた時期もあった謝は日本語にも堪能であり<ref name="WOWOW">{{Cite web|author=山口奈緒美|url=http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/column/detail_120308_01.html|title=日本通”の台湾人シェイ、ツアー初優勝!|publisher=[[WOWOW]]|language=日本語|date=2011-03-08|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>[[#武田(2012)|武田2012]]、p.70</ref>、2008年8月のJTAランキングで[[杉山愛]]に次いで単複最高2位を記録する「日本トップ選手」でもあった<ref>{{cite web|url=http://www.jta-tennis.or.jp/rankings/200808/jtaws_r.shtml|title=JTAランキング 女子シングルス: 2008年8月度|date=2008-09-15|accessdate=2012-12-20|publisher=[[日本テニス協会|JTA]]|language=日本語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.jta-tennis.or.jp/rankings/200808/jtawd_r.shtml|title=JTAランキング 女子ダブルス: 2008年8月度|date=2008-09-15|accessdate=2012-12-20|publisher=[[日本テニス協会|JTA]]|language=日本語}}</ref>)。
[[台湾]]のプロテニス界では、[[チャン詠然|詹詠然]]と[[荘佳容]]のペアが[[2007年]]の[[2007年全豪オープン|全豪オープン]]と[[2007年全米オープン (テニス)|全米オープン]]で女子ダブルス準優勝者になり、大きな偉業を樹立した。それに続き、謝淑薇が[[2008年全豪オープン]]で女子シングルス4回戦に進出し、[[2009年全仏オープン]]で女子ダブルスのベスト4に入っている。

2003年は同年4月に[[日本]]・[[有明]]の[[有明コロシアム]]で開催された[[フェドカップ]]アジア/オセアニアゾーンで[[フェドカップチャイニーズタイペイ代表|台湾代表]]に初選出されるも、ツアーではこうした経緯から日本のITFサーキット大会を中心とした散発的な出場に留まり、年度末ランキングもシングルスが653位<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2003.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2003|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ダブルスも418位と低迷を続けた<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2003.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2003|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>(父との疎遠な親子関係は3年ほど続き<ref name="ELTA"/><ref name="UDN1012"/>、この間テニスをプレーする事自体から完全に離れていた時期さえあったという<ref>[[#武田(2012)|武田2012]]、p.70</ref>)。

=== 2004年 ===
この年はシングルスでは5月の[[韓国]]・[[ソウル特別市|ソウル]]ITFサーキット2万5千ドル大会で予選から勝ち上がり準優勝した他は目立った成績を挙げられず、年度末ランキングも426位と復帰途上のシーズンであったが<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2004.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2004|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ダブルスでは[[荘佳容]]と組みノーシードで出場した9月の [[ハンソル韓国オープン]]準々決勝で大会第3シードの{{仮リンク|ブリアン・スチュアート|en|Bryanne Stewart}}&[[サマンサ・ストーサー]]組を6-2,7-5のストレートで、準決勝で第2シードの[[ミラグロス・セケラ]]&{{仮リンク|マショーナ・ワシントン|en|Mashona Washington}}組を7-6<sup>(5)</sup>,6-2のストレートで破り決勝に進出。決勝では地元ペアの [[趙倫貞]]&{{仮リンク|田美螺|en|Jeon Mi-ra}}組に6-3,1-6,7-5のフルセットで惜敗するも、自身初となるツアーダブルス準優勝を果たす<ref name="HANSOL04">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2004/1024.pdf|title=HANSOL KOREA OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。またツアー下部のITFサーキットでも2大会で優勝、4大会で準優勝の好成績を残し、年度末ランキングも156位と大きく上昇させた<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2004.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2004|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

=== 2005年 ===
2005年になると父との関係が修復に向かい、ビッグKとJTAに籍を置いたまま台湾に戻り、再び父の指導を受けプロテニスの世界を目指す事となる<ref name="ELTA"/><ref name="apple"/>。シングルスでは5月の日本・[[群馬県]]大会から7月の[[久留米市]]大会までITFサーキット2万5千ドル大会4連続優勝を記録しランキングを200位以上上昇させると、3年振りのグランドスラム大会挑戦となった8月の[[2005年全米オープン (テニス)|全米オープン]]予選では1回戦でクリスティ・マルシオを6-1 6-3のストレートで、2回戦で予選第6シードの{{仮リンク|ハンナ・スロモバ|en|Hana Šromová}}を4-6,7-6,<sup>(3)</sup>,6-1のフルセットで、予選決勝ではミラグロス・セケラを7-5,6-3のストレートでそれぞれ破り、自身初となるグランドスラム本戦出場を果たす。本戦1回戦では当時世界ランク50位の[[カタリナ・スレボトニク]]に挑戦したが、0-6,2-6のストレートで完敗した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2005/905.pdf|title=US Open 2005 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。更に9月の[[ジャパン・オープン・テニス選手権]]、10月の{{仮リンク|PTTバンコク・オープン|en|PTT Bangkok Open}}でも予選を勝ち上がり本戦に出場する等<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2005/405.pdf|title=AIG Japan Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2005/1030.pdf|title=ptt Thailand Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>復調のシーズンとなり、年度末ランキングも台湾人トップとなる154位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2005.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2005|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方、ダブルスはツアーレベルでは[[岡本聖子]]と組んで出場した1月の[[2005年全豪オープン|全豪オープン]]でグランドスラムダブルス本戦初出場を果たし<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2005/901.pdf|title=2005 Australian Open Women's Doubles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、詹謹瑋と組んで出場した9月の{{仮リンク|サンフィースト・オープン|en|Sunfeast Open}}でベスト8に進出した以外目立った成績を挙げらなかったものの<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2005/1029.pdf|title=SUNFEAST OPEN 2005|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ITFサーキットでは5大会で優勝、1大会で準優勝の成績を挙げ、年度末ランキングも前年と同じ156位を維持した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2005.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2005|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

=== 2006年 ===
シングルスでは5月の[[2006年全仏オープン|全仏オープン]]で予選を勝ち上がり本戦に出場するも、1回戦で地元フランスの{{仮リンク|マチルド・ヨハンソン|en|Mathilde Johansson}}に4-6,4-6のストレートで敗退<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/903pdf|title=Roland Garros 2006 Women's Singles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。続く6月の[[2006年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]では初のグランドスラム本戦ストレートインとなり、1回戦で当時世界ランク27位、大会第23シードの[[アナベル・メディナ・ガリゲス]]に挑戦したが3-6,2-6のストレートで敗れた<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/904.pdf|title=Wimbledon 2006 Ladies' Singles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。ツアーレベルでは他に2月の{{仮リンク|バンガロール・オープン|en|Bangalore Open}}と10月の{{仮リンク|PTTバンコク・オープン|en|PTT Bangkok Open}}でも本戦に出場<ref name="Bangalore06">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/1033.pdf|title=Bangalore Open 2006|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/1030.pdf|title=PTT BANGKOK OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ITFサーキットでも1大会で優勝、1大会で準優勝の成績を残し、年度末ランキングも前年より若干上昇させる140位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2006.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2006|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方ダブルスでは、[[タマリネ・タナスガーン]]と組んで出場した1月の[[2006年全豪オープン|全豪オープン]]1回戦で[[マルタ・ドマホフスカ]]&[[ロベルタ・ビンチ]]組を7-5,6-0のストレートで破り、2回戦に進出<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/901.pdf|title=Australian Open 2006 Women's Doubles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。自身初となるグランドスラム勝利を挙げると、同じくタナスガーンと組んで出場した2月の[[PTTパタヤ・オープン]]とバンガロール・オープンでそれぞれベスト4、ベスト8進出の好成績を挙げ<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2006/303.pdf|title=PATTAYA WOMEN'S OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref name="Bangalore06"/>、ITFサーキットでも3大会で優勝、2大会で準優勝の成績を残し、同年5月にはランキングも一時トップ100に突入。年度末ランキングでは若干下げたものの、前年より50位以上の上昇となる104位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2006.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2006|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

またツアー外では、12月に[[カタール]]・[[ドーハ]]で開催された[[2006年アジア競技大会におけるテニス競技|アジア競技大会]]に台湾代表として出場し、団体で金メダルを<ref>{{cite web|url=http://web.archive.org/web/20070127045957/http://www.doha-2006.com/gis/Sports/TE/IGTEMatchStatisticsT.aspx?rscid=TEW03-TETNA0-NA01-0|title=15th Asian Games Doha 2006|accessdate=2012-12-20|publisher=ドーハアジア競技大会公式サイト|language=英語}}</ref>、[[盧彦勳]]と組んだ混合ダブルスで銅メダルをそれぞれ獲得した<ref>{{cite web|url=http://web.archive.org/web/20070125000842/http://www.doha-2006.com/gis/Sports/TE/IGTEMatchStatisticsD.aspx?rscid=TEX02-TETNC0-NC02-X|title=15th Asian Games Doha 2006|accessdate=2012-12-20|publisher=ドーハアジア競技大会公式サイト|language=英語}}</ref>。

=== 2007年 ===
2007年はダブルスで目覚ましい活躍を見せ、{{仮リンク|シーカ・ウベロイ|en|Shikha Uberoi}}と組んでノーシードで出場した年初の[[ASBクラシック]]で、3年振りとなるツアー準優勝を果たすと<ref name="ASB07">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/1049.pdf|title=ASB CLASSIC|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、{{仮リンク|アーラ・クドゥリャフツェワ|en|Alla Kudryavtseva}}と組んで第4シードで出場した2月の{{仮リンク|ソニー・エリクソン・インターナショナル|en|Sony Ericsson International}}でも準優勝を記録<ref name="Bangalore07">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/1033.pdf|title=Sony Ericsson International|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。更に荘佳容と組んで第2シードで出場した9月の[[チャイナ・オープン (テニス)|チャイナ・オープン]]決勝では、地元中国の{{仮リンク|韓馨蘊|en|Han Xinyun}}&{{仮リンク|徐一璠|en|Xu Yifan}}組を7–6<sup>(2)</sup>,6–3のストレートで<ref name="ChinaOP07">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/1020.pdf|title=China Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、同じく荘と組んで第1シードで出場した翌週の[[ハンソル韓国オープン]]決勝で、大会第2シードの[[エレニ・ダニリドゥ]]&{{仮リンク|ヤスミン・ヴェール|en|Jasmin Wöhr}}組を6–2,6–2のストレートでそれぞれ下し<ref name="HansolOP07">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/1024.pdf|title=Hansol Korea Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、2週連続優勝を達成。WTAツアーで初めてのタイトルを獲得した。この年は他にもアーラ・クドゥリャフツェワと組んでノーシードで出場した7月の[[バンク・オブ・ウェスト・クラシック]]1回戦で、大会第2シードのヤネッテ・フサロバ&[[メガン・ショーネシー]]組を3-6,2-6のストレートで破る活躍で大会第3シードの[[サニア・ミルザ]]&[[シャハー・ピアー]]組との準決勝まで進出した他<ref name="HansolOP07">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/1024.pdf|title=Hansol Korea Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、同じくクドゥリャフツェワと組んで出場した8月の[[アキュラ・クラシック]]では[[ティアIトーナメント]]レベル初のベスト8進出を記録する好成績を収めた<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2007/408.pdf|title=ACURA CLASSIC 2007|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。これにより年度末ランキングも47位と前年より一気に57位も上昇させ、ダブルストップ50で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2007.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2007|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方、シングルスではITF2万5千ドル大会で2度優勝し<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100014910|title=$25,000 Redding|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100015571|title=$25,000 Gimcheon|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref>、グランドスラムでも5月の[[2007年全仏オープン|全仏オープン]]と6月の[[2007年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]で予選を勝ち上がり本戦に出場したが、全仏オープン1回戦では大会第29シード、当時世界ランク32位の[[ヒセラ・ドゥルコ]]に4-6,3-6のストレートで、ウィンブルドン選手権1回戦では大会第17シード、当時世界ランク17位の[[タチアナ・ゴロビン]]に7-5,3-6,6-8のフルセットでそれぞれ破れ、年度末ランキングも前年より若干下げる143位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2007.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2007|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

=== 2008年 ===
シングルスでは1月の[[2008年全豪オープン|全豪オープン]]で予選3試合を勝ち上がり、同大会シングルス本戦初出場を果たすと、1回戦で[[クララ・ザコパロバ]]を2-6,6-4,8-6のフルセットの接戦の末破り、待望のグランドスラムシングルス本選初勝利を決める<ref>{{Cite web|author=Tony Phillips|url=http://www.taipeitimes.com/News/sport/archives/2008/01/15/2003397425|title=Hsieh triumphs in Melbourne, Lu and Chan beaten|publisher=[[Taipei Times]]|language=英語|date=2008-1-15|accessdate=2012-12-20}}</ref>。2回戦では大会第19シード、当時世界ランク20位の[[シビル・バンマー]]を6-2, 6-0のストレートで圧倒し、[[1999年全豪オープン|1999年]]のジャネット・リー以来台湾人女性として9年振りとなる同大会3回戦進出を決めると<ref>{{Cite web|author=龍柏安|url=http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jan/15/today-sp1.htm|title=謝淑薇開紅盤 破我9年魔咒|publisher=[[自由時報]]|language=中国語(繁体字)|date=2008-1-15|accessdate=2012-12-20}}</ref>、3回戦では[[アラバン・レザイ]]と対戦。謝の得意とする広角のグラウンドストロークにトップスピンロブやドロップショットを織り交ぜたトリッキーな試合展開でレザイから計58本のアンフォースドエラーを奪い<ref>{{Cite web|author=Tony Phillips|url=http://www.taipeitimes.com/News/sport/archives/2008/01/19/2003397990|title=Hsieh's fairy tale run continues|publisher=[[Taipei Times]]|language=英語|date=2008-1-19|accessdate=2012-12-20}}</ref>、第2セットではレザイに3本のマッチポイントを凌がれフルセットに持ち込まれるも<ref name="CP08P2"/>、試合時間2時間7分、6-2,6-7<sup>(3)</sup>,6-4のスコアでレザイを破り、[[台湾]]のプロテニス選手として史上初のグランドスラム大会4回戦に進出<ref name="CP08">{{Cite web|author=Luke Sabatier|url=http://www.chinapost.com.tw/taiwan/national/national-news/2008/01/19/139641/p1/Hsieh-Su-wei.htm|title=Hsieh Su-wei makes Taiwan tennis history|publisher=[[The China Post]]|language=英語|date=2008-1-19|accessdate=2012-12-20}}</ref>。続く4回戦では当時世界ランク1位の第1シード、[[ジュスティーヌ・エナン]]に挑戦したが、2-6,2-6のストレートで敗れた<ref>{{Cite web|author=Tony Phillips|url=http://www.taipeitimes.com/News/sport/archives/2008/01/21/2003398228|title=Henin brings Hsieh back down to earth|publisher=[[Taipei Times]]|language=英語|date=2008-1-21|accessdate=2012-12-20}}</ref>。この年は他にも6月の[[2008年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]と8月の[[2008年全米オープン (テニス)|全米オープン]]でそれぞれ2回戦に進出した他<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/904.pdf|title=Wimbledon 2008 Ladies' Singles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/905.pdf|title=US Open 2008 Women's Singles Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ITFサーキット2万5千ドル大会でも3大会で優勝<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100017405&event=|title=$25,000 Incheon|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100018170&event=|title=$25,000 Tsukuba|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100018499|title=$25,000 Makinohara|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref>。これらの活躍により年度末ランキングも60位以上上昇させる79位で終了。自身初となるシングルストップ100フィニッシュを果たした<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2008.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2008|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方、ダブルスも前年に引き続き好調なシーズンとなり、[[彭帥]]と組んで出場した9月第2週のの[[コモンウェルス・バンク・テニス・クラシック]]でシーズン初優勝を挙げると<ref name="Common08">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/1009.pdf|title=Commonwealth Bank Tennis Classic|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、荘佳容と組んで出場した同第4週のハンソル韓国オープンで荘と共に大会2連覇<ref name="HANSOL08">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/1024.pdf|title=HANSOL KOREA OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。この年は他にも[[バニア・キング]]と組んで出場した2月のPTTパタヤ・オープンと、[[ヤロスラワ・シュウェドワ]]と組んで出場した8月の[[シンシナティ・マスターズ]]でもそれぞれ準優勝の成績を収め<ref name="PATTAYA08">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/303.pdf|title=Pattaya Women's Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref name="CINCINNATI08">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2008/1017.pdf|title=Western & Southern Financial Group Women's Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、年度末ランキングも53位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2008.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2008|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

=== 2009年 ===
[[Image:Hsieh 2009 US Open 01.jpg|thumb||left|[[2009年全米オープン (テニス)|2009年全米オープン]]の謝]]
ダブルスでは彭帥と固定ペアを組んで臨んだシーズンとなり、彭と組んでノーシードで出場した1月の[[メディバンク国際]]で全試合ストレート勝ちで優勝し早くも結果を残すと<ref name="SYDNEY09">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/702.pdf|title=Medibank International|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、続いて大会第16シードで出場した[[2009年全豪オープン|全豪オープン]]では、3回戦で大会第2シードのアナベル・メディナ・ガリゲス&[[ビルヒニア・ルアノ・パスクアル]]を6-0,6-1ストレートで破る活躍で初の準々決勝に進出し<ref>{{Cite web|author=小叶|url=http://sports.titan24.com/tennis/09-01-15/165299.html|title=彭帅谢淑薇继续强势表现 横扫西班牙组合挺进决赛|publisher=[[体坛周报]]|language=中国語(繁体字)|date=2009-1-15|accessdate=2012-12-20}}</ref>、大会第10シードの[[ビーナス・ウィリアムズ]]&[[セリーナ・ウィリアムズ]]に挑戦。ダブルスでも[[グランドスラム (テニス)#キャリア・グランドスラム|キャリア・グランドスラム]]を達成した実績を誇るウィリアムズ姉妹相手にフルセットに持ち込む健闘を見せるも、2-6,6-4,3-6のスコアで惜敗した<ref name="AO09">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/901.pdf|title=Australian Open 2009 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{Cite web|author=夏梓行|url=http://sports.titan24.com/tennis/09-01-27/169432.html|title=彭帅谢淑薇三盘惜败威氏姐妹 中国金花全军覆没|publisher=[[体坛周报]]|language=中国語(繁体字)|date=2009-1-27|accessdate=2012-12-20}}</ref>。5月は大会第7シードで出場した[[BNLイタリア国際]]でクレーコート大会初優勝を果たすと<ref name="ROME09">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/709.pdf|title=Internazionali BNL D'Italia|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、大会第9シードで出場した[[2009年全仏オープン|全仏オープン]]では3回戦で大会第7シードの[[ダニエラ・ハンチュコバ]]&[[杉山愛]]組を6-3,7-5のストレートで<ref>{{Cite web|author=Zhang Yuwei|url=http://english.sina.com/sports/p/2009/0530/244791.html|title=China's Peng, Hsieh wins 3-round match of women's doubles at French Open|publisher=[[新華社]]|language=英語|date=2009-5-31|accessdate=2012-12-20}}</ref>、準々決勝でノーシードの[[アグニエシュカ・ラドワンスカ]]&[[ウルシュラ・ラドワンスカ]]組を2-6,6-4,7-5のフルセットでそれぞれ破り<ref>{{Cite web|url=http://english.sina.com/sports/p/2009/0602/245593.html|title=China's Peng and Hsieh advance to semifinals at French Open|publisher=[[新華社]]|language=英語|date=2009-6-3|accessdate=2012-12-20}}</ref>、自身初となるグランドスラムダブルス準決勝に進出する。準決勝では大会第12シードの[[ビクトリア・アザレンカ]]&[[エレーナ・ベスニナ]]組と対戦したが、3-6,5-7のストレートで敗れ、2007年の全豪オープンと全米オープンでそれぞれ準優勝した荘佳容&[[詹詠然]]組以来となるグランドスラム決勝進出を逃した<ref name="RG09">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/903.pdf|title=INTERNATIONAUX DE FRANCE 2009|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。更に第5シードで出場した10月の[[チャイナ・オープン (テニス)|チャイナ・オープン]]でも優勝する等<ref name="BEIJING09">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/1020.pdf|title=China Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>謝にとってダブルスキャリア最高のシーズンとなり、年度末ランキングも台湾人トップとなる9位と、自己最高位を大きく更新して終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2009.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2009|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

この年は[[ケビン・ウリエット]]と組んだ混合ダブルスでも[[2009年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]でベスト8、[[2009年全米オープン (テニス)|全米オープン]]でベスト4の好成績を収めたが<ref name="HINDU09">{{Cite web|url=http://www.thehindu.com/sport/tennis/paesblack-in-mixed-doubles-final/article17590.ece|title=Paes-Black in mixed doubles final|publisher=[[The Hindu]]|language=英語|date=2009-9-9|accessdate=2012-12-20}}</ref>、その一方シングルスでは上位進出が続いたダブルスや混合ダブルスの代わりに出場大会数を絞ったこともあり、全豪オープンでは同胞の詹詠然に3-6,3-6のストレートで敗れ1回戦敗退<ref name="AO09"/>、予選からの出場となった全仏オープンと全米オープンではそれぞれ1回戦で敗退し<ref name="RG09"/><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/905.pdf|title=US Open 2012 Women's Qualifying Singles|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、ウィンブルドン選手権ではシングルスを欠場。ツアーでも9月の[[広州国際女子オープン]]で2回戦に進出したのがこの年唯一のツアーレベルでの勝利となるなど低調な結果に終わり<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2009/1023.pdf|title=GDD-Guangzhou International Women's Open 2009|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、年度末ランキングも318位と大きく下降して終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2009.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2009|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

=== 2010年 ===
ダブルスでは前年に引き続き彭と固定を組んでシーズンを始めるも、大会第4シードで出場した1月の[[2010年全豪オープン|全豪オープン]]3回戦で第13シードの[[ヒセラ・ドゥルコ]]&[[フラビア・ペンネッタ]]組に2-6,2-6のストレートで敗れたのを最後にペアを解消<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/901.pdf|title=Australian Open 2010 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。アーラ・クドゥリャフツェワと組んで第16シードで出場した6月の[[2010年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]では、第5シードの[[リーゼル・フーバー]]&{{仮リンク|ベサニー・マテック=サンズ|en|Bethanie Mattek-Sands}}組との3回戦まで進出するも<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/904.pdf|title=Wimbledon 2010 Ladies Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、エレニ・ダリニドゥーと組んでノーシードで出場した5月の[[2010年全仏オープン|全仏オープン]]では1回戦で[[ペトラ・クビトバ]]&{{仮リンク|シュテファニー・フェーゲレ|en|Stefanie Vögele}}組に5-7,6-7<sup>(1)</sup>のストレートで敗退し<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/903.pdf|title=Roland Garros 2010 Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、再び彭帥と組んで第16シードで出場した8月の[[2010年全米オープン (テニス)|全米オープン]]でも2回戦の{{仮リンク|ティメア・バシンスキー|en|Timea Bacsinszky}}&[[タチアナ・ガルビン]]組に6-3,3-6,6-7<sup>(6)</sup>のフルセットで敗退<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/905.pdf|title=US Open 2010 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。この年は他にも彭帥と組んで出場した1月の[[モーリラ・ホバート国際]]と8月の[[ニューヘイブン・オープン]]、[[鄭潔]]と組んで出場した5月の{{仮リンク|ワルシャワ・オープン|en|Warsaw Open}}、アナベル・メディナ・ガリゲスと組んで出場した6月の[[ユニセフ・オープン]]でそれぞれツアーベスト4に進出するなど一定の成績を残したが<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/1050.pdf|title=MOORILLA HOBART INTERNATIONAL|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/602.pdf|title=Pilot Pen Tennis at Yale|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/680.pdf|title=POLSAT WARSAW OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2010/822.pdf|title=UNICEF OPEN|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、前年ほどの活躍とはならず年度末ランキングも46位までダウンして終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2010.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2010|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方シングルスでは前年よりダブルスを一層優先したこともあり僅か8大会の出場に留まり、グランドスラムの予選も出場ランキングのカットラインに達せず4大会全てに挑戦できなかったばかりかツアーレベルでも1勝も挙げる事ができなかった為、年度末ランキングも361位と前年同様の低調な結果に終わった<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2010.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2010|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

またツアー外では、11月に[[中華人民共和国|中国]]・[[広州市]]で開催された[[2010年アジア競技大会|アジア競技大会]]に台湾代表として出場し、団体で銀メダルを<ref>{{cite web|url=http://www.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=5884|title=
男子テニス団体 アジア大会史上初の金メダル|date=2010-11-17|accessdate=2012-12-20|publisher=国民党ニュースネットワーク|language=日本語}}</ref>、{{仮リンク|張凱貞|en|Chang Kai-chen}}と組んだダブルスで銀メダルをそれぞれ獲得した<ref>{{cite web|url=http://www.ltsports.com.tw/main/news.asp?no=81746&N_Class=61|title=廣州亞運》黃金女雙穿金 張凱貞/謝淑薇戴銀|accessdate=2012-12-20|publisher=麗台運動報|language=中国語(繁体字)}}</ref>。

=== 2011年 ===
ダブルスでは{{仮リンク|ココ・バンダウェイ|en|Coco Vandeweghe}}と組んでノーシードで出場した5月の[[2011年全仏オープン|全仏オープン]]と、荘佳容と組んで大会第15シードで出場した6月の[[2011年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]でそれぞれ1回戦敗退に終わったが<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2011/903.pdf|title=Roland Garros 2011 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2011/904.pdf|title=Wimbledon Championships 2011|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、同じく荘と組んでノーシードで出場した1月の[[2011年全豪オープン|全豪オープン]]では、2回戦で第13シードのエレーナ・ベスニナ&[[ベラ・ズボナレワ]]組を6-2,6-2のストレートで破り、第12シードのビクトリア・アザレンカ&[[マリア・キリレンコ]]組との準々決勝まで進出すると<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2011/901.pdf|title=Australian Open 2011|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、{{仮リンク|ガリナ・ボスコボワ|en|Galina Voskoboeva}}と組んでノーシードで出場した8月の[[2011年全米オープン (テニス)|全米オープン]]でも2回戦で第14シードの{{仮リンク|ヌリア・リャゴステラ・ビベス|en|Nuria Llagostera Vives}}&{{仮リンク|アランチャ・パラ・サントンハ|en|Arantxa Parra Santonja}}組を6-2,6-2のストレートで破り、第1シードの[[クベタ・ペシュケ]]&カタリナ・スレボトニク組との3回戦まで進出<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2011/905.pdf|title=US Open 2011 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。更に{{仮リンク|鄭賽賽|en|Zheng Saisai}}と組んでノーシードで出場した9月の広州国際女子オープンでは2年振りのツアー優勝を果たし<ref name="GZ11"/>、年度末ランキングも前年より11位上げる35位で終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2011.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2011|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

一方シングルスでは前年と同様に4大大会全てで予選のカットラインのランキングにも達することが出来ず不出場に終わり、ツアーレベルでも9月の広州国際女子オープンで2回戦に進出したのが唯一の勝利であったが<ref name="GZ11"/>、ITFサーキットでは7万5千ドル大会で1度優勝<ref name="ITFBEIJING11">{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100024816|title=$75,000+H Beijing|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref>、2万5千ドル大会で2度優勝の成績を残し<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100023417|title=$25,000 Mildura|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/men's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100025100|title=$25,000 Seoul|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref>、年度末ランキングも前年より189位上昇する172位まで戻して終了<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2011.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2011|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。また混合ダブルスでも[[ポール・ハンリー]]と組んでノーシードで出場したウィンブルドン選手権で、2回戦で第2シードの[[マックス・ミルヌイ]]&[[ヤロスラワ・シュウェドワ]]組を6-4,5-7,6-4のフルセットで、3回戦で第15シードの[[アンディ・ラム]]&[[メガン・ショーネシー]]組を7-6<sup>(4)</sup>,7-6<sup>(3)</sup>のストレートで、準々決勝で第6シードの{{仮リンク|ロハン・ボパンナ|en|Rohan Bopanna}}&[[サニア・ミルザ]]組を1-6,6-2,6-2のフルセットでそれぞれ破り、ベスト4に進出<ref name="CHNTIMES11">{{cite web|url=http://www.wantchinatimes.com/news-subclass-cnt.aspx?id=20110702000090&cid=1104|title=Taiwan's Chan, Hsieh reach Wimbledon mixed doubles semis|date=2011-7-2|accessdate=2012-12-20|publisher=[[中国時報]]|language=英語}}</ref>。この復調は6月のウィンブルドン選手権でジュニア選手の随行として来場していた元プロテニス選手でテニス指導者の{{仮リンク|ポール・マクナミー|en|Paul McNamee}}に出会い、同大会直後からマクナミーをパートタイムコーチに付けて指導を受け始めたことがきっかけとされ、この出会いが謝のテニスへの取り組みに大きな変化を与えた事が理由の一つであった<ref name="Taipei12"/><ref>[[#武田(2012)、p.70]]</ref>。

=== 2012年 ===
この年はシングルスで大きな躍進を遂げた一年となり、予選からの出場となった1月の[[2012年全豪オープン|全豪オープン]]こそ予選2回戦敗退に終わったが<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/901.pdf|title=Australian Open 2009 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、予選を勝ち上がり本戦に出場となった2月の[[PTTパタヤ・オープン]]では、1回戦で当時世界ランク35位の大会第5シード鄭潔を6-3,6-2のストレートで破ると、2回戦で[[クルム伊達公子]]を6-1,6-1のストレートで、準々決勝でサニア・ミルザを7-5,6-3のストレートでそれぞれ破り、第3シードのダニエラ・ハンチュコバとの準決勝まで進出すると<ref>{{cite web|url=http://sportinglife.aol.co.uk/tennis/news/article/22887/7505935/hantuchova-reaches-pattaya-final|title=HANTUCHOVA REACHES PATTAYA FINAL|date=2012-2-11|accessdate=2012-12-20|publisher=[[AOL]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/303.pdf|title=PTT Pattaya Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、続いての出場となった[[マレーシア・オープン]]でも予選を勝ち上がり本戦に出場。本戦では1回戦で大会第8シードの{{仮リンク|アン・キオザボング|en|Anne Keothavong}}を6-4,7-5のストレートで、2回戦でケーシー・デラクアを6-1,7-5のストレートで破り準々決勝に進出<ref>{{cite web|url=http://sports.ndtv.com/tennis/news/item/186173-su-wei-hsieh-grabs-malaysia-quarter-finals-spot|title=Su-Wei Hsieh grabs Malaysia quarter-finals spot|date=2012-2-29|accessdate=2012-12-20|publisher=[[NDTV]]|language=英語}}</ref>。準々決勝では第1シードで当時世界ランク6位のアグニエシュカ・ラドワンスカとの対決となるも、ラドワンスカが試合前に肘の怪我を理由に棄権し準決勝に進出。準決勝ではノーシードのエレニ・ダリニドゥーとの対戦となったが、ダリニドゥーを6-0,4-6,6-1のフルセットで下し、自身初、台湾人選手としても2007年のPTTバンコク・オープンで決勝に進出した詹詠然以来、5年振りとなるWTAツアーシングルス決勝進出を果たす<ref>{{cite web|url=http://www.worldjournal.com/view/full_news/17734338/article-%E8%AC%9D%E6%B7%91%E8%96%87-%E5%A4%A7%E9%A6%AC%E5%A5%B3%E7%B6%B2%E8%B3%BD%E7%88%AD%E5%86%A0?instance=news_pics|title=謝淑薇 大馬女網賽爭冠|date=2012-3-4|accessdate=2012-12-20|publisher=世界新聞網|language=中国語(繁体字)}}</ref>。初となった決勝では第5シードの{{仮リンク|ペトラ・マルティッチ|en|Petra Martić}}と対戦。フルセットの接戦となるも、謝が2-6,7-5,4-1とリードしたところでマルティッチが疲労により棄権。これにより台湾選手としては1996年のチャイナ・オープンで優勝した{{仮リンク|王思婷|en|Wang Shi-ting}}以来16年振り、史上二人目となるツアーシングルス優勝を達成した<ref>{{Cite web|author=Shelley Shan|url=http://www.taipeitimes.com/News/sport/archives/2012/03/07/2003527182|title=Taiwan’s Hsieh Su-wei ready for Indian Wells|publisher=[[Taipei Times]]|language=英語|date=2012-3-07|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://englishnews.ftv.com.tw/read.aspx?sno=AF978CA8C9CC3B7126CD3924C6963922|title=Taiwan’s Hsieh Su-wei bags her first WTA victory|publisher=[[民間全民電視公司]]|language=英語|date=2012-3-05|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://news.tennis365.net/news/today/201203/82763.html|title=謝淑薇が初タイトル獲得◇BMWマレーシア・オープン|publisher=tennis365.net|language=日本語|date=2012-3-05|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="KL12"/>。

更に第13シードで出場した6月の[[エイゴン・クラシック]]では第8シードの[[エカテリーナ・マカロワ]]との準々決勝まで進出すると<ref name="BIR12"/>、同月の[[2012年ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン選手権]]では主催者推薦の[[ビルジニ・ラザノ]]6-2,6-4のストレートで破り、4年振りとなるグランドスラム勝利を挙げる活躍で当時世界ランク1位の第1シード[[マリア・シャラポワ]]との3回戦まで進出<ref name="TheJournal12"/><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/904.pdf|title=Wimbledon Championships 2012|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。7月の[[ロンドンオリンピック (2012年) におけるテニス競技|ロンドン五輪]]にも台湾代表としてオリンピック初出場を果たしたが、ここでは1回戦で彭帥に3-6,7-6<sup>(7)</sup>,5-7のフルセットで惜敗<ref name="LONDON12">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/650.pdf|title=Tennis|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。続いてノーシードで出場した9月の広州国際女子オープンでは1回戦で{{仮リンク|ニーナ・ブラチコワ|en|Nina Bratchikova}}を7-5,6-3のストレートで、2回戦で張凱貞を6-0,6-3のストレートで、準々決勝でマチルド・ヨハンソンを6-3,6-0のストレートで<ref>{{Cite web|url=http://news.tennis365.net/news/today/201209/94571.html|title=新鋭ロブソンがマラソンマッチを制しベスト4◇広州国際女子オープン|publisher=tennis365.net|language=日本語|date=2012-9-21|accessdate=2012-12-20}}</ref>、準決勝で第5シードのウルシュラ・ラドワンスカを6-1,3-6,6-0のフルセットでそれぞれ破り、シーズン二度目のツアー決勝に進出<ref name="T365NET12"/><ref>{{Cite web|author=劉長鑫|url=http://tw.sports.yahoo.com/article/aurl/d/a/120921/36/96n5.html|title=〈網球〉廣州女網賽晉決賽 謝淑薇挑戰2連冠|publisher=[[Yahoo!]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-9-21|accessdate=2012-12-20}}</ref>。決勝では[[ローラ・ロブソン]]とのノーシード対決となりフルセットに縺れる接戦となるも、謝が試合時間2時間48分、6-3,5-7,6-4のスコアでロブソンを振り切りツアー2勝目を達成した<ref>{{Cite web|url=http://www.afpbb.com/article/sports/tennis/wta/2902861/9564305|title=台湾のシェがロブソンを破り優勝、広州オープン|publisher=[[フランス通信社]]|language=日本語|date=2012-9-23|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.bbc.co.uk/sport/0/tennis/19684793|title=Laura Robson loses to Su-Wei Hsieh in Guangzhou Open final|publisher=[[BBC]]|language=英語|date=2012-9-22|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref>{{Cite web|author=Simon Briggs|url=http://www.telegraph.co.uk/sport/tennis/wtatour/9559772/Laura-Robson-falls-to-Su-Wei-Hsieh-in-dramatic-WTA-Guangzhou-Open-final.html|title=Laura Robson falls to Su-Wei Hsieh in dramatic WTA Guangzhou Open final|publisher=[[テレグラフ]]|language=英語|date=2012-9-22|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="GZ12"/>。この年はITFサーキットでも最高グレードの10万ドル大会で2度優勝<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100027288|title=$100,000+H Ningbo|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100027503|title=$100,000 Suzhou|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、5万ドル大会で1度優勝の成績を収め<ref>{{cite web|url=http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100026354|title=$50,000 Wenshan|accessdate=2012-12-20|language=英語|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]}}</ref>、10月15日付けのWTAランキングでは25位まで上昇。台湾人選手として王思婷が1993年11月に記録した26位の過去最高位を実に19年振りに更新した<ref name="NTDTV1210">{{Cite web|url=http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2012/10/15/a780388.html.-%E8%AC%9D%E6%B7%91%E8%96%87%E6%8E%92%E5%90%8D--%E7%8E%8B%E6%80%9D%E5%A9%B7%E7%9C%8B%E5%A5%BD%E5%86%8D%E7%AA%81%E7%A0%B4.html|title=謝淑薇排名 王思婷看好再突破|publisher=[[NTDTV]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-10-15|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="APPLE1210">{{Cite web|url=http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/sports/20121016/34576793/|title=謝淑薇躍世界第25 台灣新高|publisher=[[蘋果日報 (台湾)|蘋果日報]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-10-16|accessdate=2012-12-20}}</ref>。11月には[[ブルガリア]]・[[ソフィア (ブルガリア)|ソフィア]]で開催された[[WTAトーナメント・オブ・チャンピオンズ]]に台湾人選手として初出場を果たす。大会のラウンドロビンでは[[キャロライン・ウォズニアッキ]]、ロベルタ・ビンチ、ダニエラ・ハンチュコバと同組となり、第一試合のウォズニアッキ戦は2-6,2-6のストレートで、第二試合のビンチ戦は1-6,2-6のストレートでそれぞれ敗退。第三試合のハンチュコバ戦は6-1,0-6,6-4のフルセットで勝利したが、グループリーグ突破はならなかった<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/1043.pdf|title=QATAR AIRWAYS TOURNAMENT OF CHAMPIONS SOFIA|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。これらの活躍により、年度末ランキングも最高位を維持する25位で終了<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Singles_Numeric_2012.pdf|title=Year-End Singles Rankings - 2012|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。[[WTAアワード]]のカムバック賞にもノミネートされた(ヤロスラワ・シュウェドワが受賞<ref>{{Cite web|url=http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/sports/20121127/34668050/|title=年度最佳復出獎 謝淑薇輸給雪芙朵娃|publisher=[[蘋果日報 (台湾)|蘋果日報]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-11-27|accessdate=2012-12-20}}</ref>)。

一方ダブルスでは、{{仮リンク|ティメア・バボス|en|Tímea Babos}}と組んでノーシードで出場した6月のエイゴン・クラシック決勝で、当時世界ランク1位ペアのリーゼル・フーバー&[[リサ・レイモンド]]組を7-5,6-7<sup>(2)</sup>10-8のスーパータイブレークの接戦で破り優勝すると<ref name="BIR12"/>、荘佳容と組んで台湾代表としてノーシードで出場した7月のロンドン五輪では、2回戦で第7シードのフラビア・ペンネッタ&[[フランチェスカ・スキアボーネ]]組を6-7<sup>(3)</sup>,7-5,6-4のフルセットで破り、台湾代表として同種目過去最高成績となるベスト8まで進出<ref name="LONDON12"/>。アナベル・メディナガリゲスと組んで第16シードで出場した8月の[[2012年全米オープン (テニス)|2012年全米オープン]]では、3回戦で前年度優勝ペアの第1シードリーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組を6-4,2-6,6-4のフルセットで破る活躍でベスト4まで進出<ref>{{Cite web|author=Lung Po-an and Kendra Lin|url=http://focustaiwan.tw/ShowNews/WebNews_Detail.aspx?ID=201209060015&Type=aSPT|title=Hsieh through to U.S. Open women's doubles semifinals|publisher=[[ 中央通信社]]|language=英語|date=2012-9-6|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="US12">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/905.pdf|title=US Open 2012 Women's Championship|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。この年は他にも彭帥と組んでノーシードで出場した2月のドバイ・テニス選手権と、ティメア・バボスと組んで第4シードで出場した5月の[[ストラスブール国際]]でそれぞれベスト4に進出する好成績を収め<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/718.pdf|title=Dubai Duty Free Tennis Championships|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/406.pdf|title=Internationaux de Strasbourg 2012|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>、年度末ランキングも25位と前年より10位上昇させて終了した<ref>{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Rankings_Stats/Doubles_Numeric_2012.pdf|title=Year-End Doubles Rankings - 2012|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>。

== プレースタイル ==
謝はツアーでも数少ないフォアハンド/バックハンド共に両手打ちの選手であり<ref name="Taipei12"/>、これを生かした強力なフラットショットが武器である。この両手打ちから広角のグラウンドストロークをコンパクトなテイクバックで素早く繰り出すことで、相手による謝のショットの軌道予測を難しいものにしている<ref>{{Cite web|author=Luke Sabatier|url=http://focustaiwan.tw/ShowNews/WebNews_Detail.aspx?ID=201209210033&Type=aSPT|title=Hsieh into finals in Guangzhou|publisher=[[中央通訊社]]|language=英語|date=2012-9-21|accessdate=2012-12-20}}</ref>。
また「鬼のドロップショット」、「ゴースト・カットボール」とも評される<ref>{{Cite web|url=http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=147620|title=謝淑薇はシャラポワに「名誉の完敗」|publisher=[[台湾国際放送]]|language=日本語|date=2012-6-30|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="TENNIS.com12"/>、両手持ちの状態からラケットの面を巧みに切り替える質の高いドロップショットやスライスショットをサーフェスを問わず多用する等他に例を見ないトリッキーで戦術性の高いプレースタイルを持ち味としており<ref name="WALES12">{{Cite web|url=http://www.walesonline.co.uk/sports/tennis-news/2012/06/30/tennis-wimbledon-defeat-for-heather-watson-91466-31291266/|title=Tennis: Wimbledon defeat for Heather Watson|publisher=[[Media Wales]]|language=英語|date=2012-6-30|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="CHINADAILY12">{{Cite web|url=http://www.chinadaily.com.cn/cndy/2012-10/01/content_15794315.htm|title=The tennis is great; the food is too|publisher=[[チャイナデイリー]]|language=英語|date=2012-10-01|accessdate=2012-12-20}}</ref><ref name="CP08"/>、[[2012年ウィンブルドン選手権女子シングルス]]3回戦で対戦した[[マリア・シャラポワ]]は「私はジュニアの頃から彼女を知っているが、(サーフェスを問わず)クレーコートの試合の如くドロップやスライスを多用する彼女のスタイルは私にとって悪夢のようなもの」、「一体彼女は何処でこのようなテニスを学んだのか」と述べた上で、「ドロップショットやスライスショットを多用する彼女のスタイルは相手を狂気に追い込む」と謝のプレースタイルの予測不可能性を賞賛し<ref name="Taipei12"/><ref name="TheJournal12">{{Cite web|url=http://thescore.thejournal.ie/maria-sharapova-admits-beaten-hsieh-su-wei-drove-her-crazy-wimbledon-201-504754-Jun2012/|title=Sharapova admits beaten Hsieh drove her crazy|publisher=[[TheJournal.ie]]|language=英語|date=2012-6-30|accessdate=2012-12-20}}</ref>、2012年の[[広州国際女子オープン]]で対戦した[[ローラ・ロブソン]]は「彼女とは去年の[[ジャパン女子オープンテニス|大阪]]で一度対戦して負けているが、その時も次に彼女がどんなショットを打ってくるのか、全く予想できなかった。」と述べ、「彼女は他の選手とは全く違う戦い方をしてくる選手」と評した<ref name="T365NET12">{{Cite web|url=http://news.tennis365.net/news/today/201209/94590.html|title=18歳ロブソンがツアー初の決勝進出◇広州国際女子オープン|publisher=tennis365.net|language=日本語|date=2012-9-22|accessdate=2012-12-20}}</ref>。

また{{仮リンク|テニスマガジン (アメリカ合衆国の雑誌)|label=テニスマガジン|en|Tennis (magazine)}}のコラムニスト、スティーブ・ティグノールは"我々がもっと試合を見たい選手"五人の内の一人に謝を選んだ上で、「彼女の両サイド両手打ちから放たれるショット、スピンボール、プレースメント、そして特に失敗を恐れずに試みるドロップショットを見れば、彼女が異端の才能を持っている事をすぐに理解しもっと試合を見たいと思うのが自然だろう。そして彼女のこうした一見型破りだが創造性の高いテニスは我々がTVで見ている女子の試合に対する文字通りのチェンジ・オブ・ペースとなるし、彼女のシングルストップ20到達を助けるものになるかもしれない。」と評した<ref name="TENNIS.com12">{{Cite web|author=Steve Tignor|url=http://www.tennis.com/news/2012/12/thoughts-13-players-we-want-see-more/45750/#.UN_A92_ZZMt|title=Thoughts on '13: Players We Want to See More Of|publisher=[[テニスマガジン (アメリカ合衆国の雑誌)|テニスマガジン]]|language=英語|accessdate=2012-12-30}}</ref><ref>{{Cite web|author=楊勝凱|url=http://www.ltsports.com.tw/main/newss.asp?no=94706&N_Class=61|title=網球》國外專家最想多看謝淑薇的比賽 預計進前20|publisher=麗台運動報|language=中国語(繁体字)|date=2012-12-25|accessdate=2012-12-30}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.espnstar.com.tw/news/tennis/2012/1226/256342.htm|title=最想多看的5名球員 謝淑薇名列其中|publisher=[[ESPN Star Sports]]|language=中国語(繁体字)|date=2012-12-26|accessdate=2012-12-30}}</ref>。

一方、2010年7月に元プロテニス選手の{{仮リンク|ポール・マクナミー|en|Paul McNamee}}がパートタイムコーチに就任する以前は、好調なダブルスに比べ、2008年シーズンの躍進を経てもなおシングルスの試合出場に消極的であったが<ref name="Taipei12"/>、「彼女はダブルスのスペシャリストであることに自分を留めず、もっとシングルスの試合にも出るべき」、「就任当初の彼女は本当にシングルス試合出場の多くを嫌がっていたが、それは彼女の多くの才能を無駄にすることだ」と感じたマクナミーは、同年7月に[[カザフスタン]]・[[フェルガナ]]で開催されたITFサーキット2万5千ドル大会に、当初出場を渋った謝を説得し出場させる<ref name="Taipei12"/>。しかし言われるがまま出場したこの大会で準優勝を遂げると<ref>{{cite web|url=http://itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100024693|title=$25,000 Fergana|accessdate=2012-12-20|publisher=[[国際テニス連盟|ITF]]|language=英語}}</ref>、引き続き説得され2週連続で出場した8月のITFサーキット[[北京]]7万5千ドル大会でも優勝<ref name="ITFBEIJING11"/>。謝にとってこの2大会での思わぬ活躍がシングルスでのプレーに自信をつけるターニングポイントとなり、「精神的な部分を含め、私の試合の多くの面で『変わった』と感じるし、その大きなきっかけは私が偉大なコーチに付いたことにあると思う」と、マクナミーに信頼を寄せるようになる<ref name="Taipei12"/>。マクナミーは更に、従来ドロップショットやスライスショットをベースラインから多用し相手のミスを引き出すのが主な戦術であった謝に対し、ボレーショットもツアーでトップ3に入るレベルの物を持っていると評価し、謝にもっとネット際に詰めてこのボレーも使って攻撃的な面も加えていくよう提案。これにより謝のプレースタイルに一層厚みが増し、2012年の活躍に繋がっていったという<ref name="Taipei12"/><ref>[[#武田(2012)|武田2012]]、p.70</ref>。


== WTAツアー決勝進出結果 ==
== WTAツアー決勝進出結果 ==
=== シングルス: 1回 (1勝0敗) ===
=== シングルス: 2回 (2勝0敗) ===
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
|-
|-
65行目: 145行目:
|bgcolor="#BF94E4"| プレミア (0–0)
|bgcolor="#BF94E4"| プレミア (0–0)
|-
|-
|bgcolor="#50C878"| インターナショナル (1–0)
|bgcolor="#50C878"| インターナショナル (2–0)
|}
|}
{| class="sortable wikitable"
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|-
|-
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!結果
!width=10|No.
!No.
!width=115|決勝日
!決勝日
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!大会
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!サーフェス
!width=240|対戦相手
!対戦相手
!width=130|スコア
!スコア
|-bgcolor="#50C878"
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| bgcolor="98FB98"|優勝
| bgcolor="98FB98"|優勝
83行目: 163行目:
| ハード
| ハード
| {{flagicon|CRO}} [[ペトラ・マルティッチ]]
| {{flagicon|CRO}} [[ペトラ・マルティッチ]]
| 2–6, 7–5, 4–1 途中棄権<ref name="KL12">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/1041.pdf|title=BMW Malaysian Open|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>
| 2–6, 7–5, 4–1 途中棄権
|-bgcolor="#50C878"
| bgcolor="98FB98"|優勝
| 2.
| 2012年9月22日
| {{flagicon|CHN}} [[広州国際女子オープン|広州]]
| ハード
| {{flagicon|GBR}} [[ローラ・ロブソン]]
| 6–3, 5–7, 6–4<ref name="GZ12">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/1023.pdf|title=GRC Bank Guangzhou International Women's Open 2012|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>
|}
|}


=== ダブルス: 13回 (8勝5敗) ===
=== ダブルス: 14回 (9勝5敗) ===
{| class="sortable wikitable"
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|-
|-
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!結果
!width=20|No.
!No.
!width=150|決勝日
!決勝日
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!大会
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!サーフェス
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!パートナー
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!対戦相手
!width=150|スコア
!スコア
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| style="background:#ffa07a;"|準優勝
| style="background:#ffa07a;"|準優勝
105行目: 193行目:
| {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
| {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
| {{flagicon|KOR}} [[田美螺]]<br/> {{flagicon|KOR}} [[趙倫貞]]
| {{flagicon|KOR}} [[田美螺]]<br/> {{flagicon|KOR}} [[趙倫貞]]
| 3–6, 6–1, 5–7
| 3–6, 6–1, 5–7<ref name="HANSOL04"/>
|- style="background:#6cf;"
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| style="background:#ffa07a;"|準優勝
| style="background:#ffa07a;"|準優勝
114行目: 202行目:
| {{flagicon|IND}} [[シーカ・ウベロイ]]
| {{flagicon|IND}} [[シーカ・ウベロイ]]
| {{flagicon|SVK}} [[ヤネッテ・フサロバ]]<br/> {{flagicon|ARG}} [[パオラ・スアレス]]
| {{flagicon|SVK}} [[ヤネッテ・フサロバ]]<br/> {{flagicon|ARG}} [[パオラ・スアレス]]
| 2–6, 0–6
| 2–6, 0–6<ref name="ASB07"/>
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| style="background:#ffa07a;"|準優勝
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123行目: 211行目:
| {{flagicon|RUS}} [[アーラ・クドゥリャフツェワ]]
| {{flagicon|RUS}} [[アーラ・クドゥリャフツェワ]]
| {{flagicon|TPE}} [[チャン詠然|詹詠然]]<br/> {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
| {{flagicon|TPE}} [[チャン詠然|詹詠然]]<br/> {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
| 7–6(4), 2–6, [9–11]
| 7–6<sup>(4)</sup>, 2–6, [9–11]<ref name="Bangalore07"/>
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132行目: 220行目:
| {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
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| {{flagicon|USA}} [[バニア・キング]]
| {{flagicon|TPE}} [[チャン詠然|詹詠然]]<br/> {{flagicon|TPE}} [[荘佳容]]
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| 5.
| 2008年914
| 2008年811
| {{flagicon|USA}} [[シンシナティ・マスターズ|シンシナティ]]
| {{flagicon|USA}} [[シンシナティ・マスターズ|シンシナティ]]
| ハード
| ハード
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| {{flagicon|KAZ}} [[ヤロスラワ・シュウェドワ]]
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| {{flagicon|CHN}} [[彭帥]]
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| 5.
| 5.
| 2009年1月16日
| 2009年1月16日
| {{flagicon|AUS}} [[メディバンク国際|シドニー]]
| {{flagicon|AUS}} [[シドニー国際|シドニー]]
| ハード
| ハード
| {{flagicon|CHN}} [[彭帥]]
| {{flagicon|CHN}} [[彭帥]]
| {{flagicon|FRA}} [[ナタリー・ドシー]]<br/> {{flagicon|AUS}} [[ケーシー・デラクア]]
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| 6–0, 6–1
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| {{flagicon|CHN}} [[彭帥]]
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| 7–5, 7–6(5)
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| {{flagicon|CHN}} [[彭帥]]
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| 6–3, 6–1
| 6–3, 6–1<ref name="BEIJING09"/>
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213行目: 301行目:
| {{flagicon|CHN}} [[鄭賽賽]]
| {{flagicon|CHN}} [[鄭賽賽]]
| {{flagicon|TPE}} [[詹謹瑋]]<br/> {{flagicon|CHN}} [[韓馨蘊]]
| {{flagicon|TPE}} [[詹謹瑋]]<br/> {{flagicon|CHN}} [[韓馨蘊]]
| 6-2, 6-1<ref name="GZ11">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2011/1023.pdf|title=WANLIMA Guangzhou International Women's Open 2011|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>
| 6-2, 6-1
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| 9.
| 2012年6月17日
| {{flagicon|GBR}} [[エイゴン・クラシック|バーミンガム]]
| 芝
| {{flagicon|HUN}} [[ティメア・バボス]]
| {{flagicon|USA}} [[リーゼル・フーバー]]<br/> {{flagicon|USA}} [[リサ・レイモンド]]
| 7–5, 6–7<sup>(2)</sup>, [10–8]<ref name="BIR12">{{cite web|url=http://www.wtatennis.com/SEWTATour-Archive/Archive/Draws/2012/1052.pdf|title=AEGON Classic|accessdate=2012-12-20|publisher=[[女子テニス協会|WTA]]|language=英語}}</ref>
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== 4大大会シングルス成績 ==
== グランドスラム大会通算成績 ==
{{Performance key}}
{{Performance key}}
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! 大会 !! 2002 !! 2003 !! 2004 !! 2005 !! 2006 !! 2007 !! 2008 !! 2009 !! [[2010年のWTAツアー|2010]] !! [[2011年のWTAツアー|2011]] !! [[2012年のWTAツアー|2012]] !! 通算成績
! 大会 !! 2002 !! 2003 !! 2004 !! 2005 !! 2006 !! 2007 !! 2008 !! 2009 !! [[2010年のWTAツアー|2010]] !! [[2011年のWTAツアー|2011]] !! [[2012年のWTAツアー|2012]] !! [[2013年のWTAツアー|2013]] !! 通算成績
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|-
|-
|}
|}

== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|authorlink = 武田薫|origdate = 20012-9-21|accessdate =2012-12-20|edition = 初版|title = テニスマガジン2012年11月号 「隣の国と地域での進行形」|publisher = [[ベースボールマガジン社]]|isbn = 064011112|ref=武田(2012)}}

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
285行目: 522行目:
* {{Fed Cup|35013557|謝淑薇}}
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* {{SportsReference|hs/hsieh-su-wei-1}}


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[[Category:台湾のテニス選手]]
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[[Category:存命人物]]
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309行目: 548行目:
[[sk:Su-wej Sieová]]
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[[tr:Hsieh Su-Wei]]
[[tr:Hsieh Su-Wei]]
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[[zh:謝淑薇]]
[[zh:謝淑薇]]

2013年1月27日 (日) 03:37時点における版

謝淑薇
Su-Wei Hsieh
謝淑薇
基本情報
国籍 中華民国の旗 台湾
出身地 同・高雄市
居住地 同・台北市
生年月日 (1986-01-04) 1986年1月4日(38歳)
身長 169cm
体重 57kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2001年
ツアー通算 11勝
シングルス 2勝
ダブルス 9勝
生涯獲得賞金 12,498,004 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2008
全仏 1回戦(2006-08・2012
全英 3回戦(2012
全米 2回戦(2008
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(20092011
全仏 ベスト4(2009
全英 3回戦(20102012
全米 ベスト4(2012
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト8(2012
全仏 2回戦(20092010
全英 ベスト4(2011
全米 ベスト4(2009
キャリア自己最高ランキング
シングルス 25位(2012年10月15日)
ダブルス 9位(2009年10月26日)
獲得メダル
女子 テニス
ユニバーシアード
2005 イズミール ダブルス
2005 イズミール シングルス
アジア競技大会
2006 ドーハ 団体
2010 広州 団体
2010 広州 ダブルス
2006 ドーハ 混合
2002 釜山 団体
2012年11月26日現在

謝 淑薇(シェイ・スーウェイ, 英語表記:Su-Wei Hsieh, 1986年1月4日 - )は、台湾高雄市[1][注 1]出身の女子プロテニス選手。フォアハンド・ストローク、バックハンド・ストロークともに両手打ちの選手[2]。これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス9勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス25位、ダブルス9位。身長169cm、体重57kg、右利き。サーフェスを問わずドロップショットやスライスショットを多用する、他に例を見ないトリッキーなプレースタイルを武器に[2][3][4][5][6]シングルスとダブルスの両方で高い実績を残しており、シングルスでは2008年全豪オープンで当地のテニス選手として男女通じて史上初の4大大会シングルス4回戦進出を達成し[7]、2012年には2度のツアー優勝を挙げ1990年代に活躍した王思婷英語版の持つ台湾人シングルス最高位を更新[8][9]。ダブルスでは2009年全仏オープン2012年全米オープンでベスト4に[10][11]、混合ダブルスでは2009年全米オープン2011年ウィンブルドン選手権でそれぞれベスト4に進出した人物である[12][13]

来歴~ジュニア時代

7人姉弟の長女として生まれ、後に移り住んだ台北市でテニスコーチであった父親の謝子龍の指導で5歳からテニスを始める[14]。謝一家は台湾でもよく知られたテニス一家で、淑薇を含む7人姉弟全員がジュニア/シニアの選手としての経歴を持つ[15](淑薇以外では7歳下の妹謝淑映英語版[16]と5歳下の弟謝政鵬英語版[17][18]がプロ選手となっている)。6歳から台湾国内ジュニア大会の出場を始め、若干8歳にして台湾の12歳以下全国大会で単複優勝[7]、14歳時に全年齢の全国大会で史上最年少優勝を果たす[14]

またITFジュニアサーキット大会等の国際トーナメントでも、シングルスでは第16シードで出場した2001年全豪オープンで大会第2シードのマリオン・バルトリを破りベスト8に進出[19]、第9シードで出場した2002年全豪オープンで当時ITFジュニアシングルスランキング1位の大会第1シードスベトラーナ・クズネツォワを破る活躍でベスト4に進出し[20]、ダブルスでは詹謹瑋と組んで出場した2000年世界スーパージュニアテニス選手権大会ダブルス部門でノーシードから準優勝[21]、同じく詹と組んで第2シードで出場した翌2001年大会で優勝[22]、クズネツォワと組んで第2シードで出場した2002年全仏オープンで準優勝し[23]、ITFジュニアランキングシングルス最高9位、ダブルス最高5位を記録する等台湾国内外で高い実績を残していた為、当地では「天才少女」として早くからその将来を嘱望される選手であった[7][24]

プロ転向

2001年

ジュニアツアーと並行する形で同年にプロ転向を果たすと、初のシニアレベルの大会出場となった1月のニュージーランドウェリントン1万ドル大会から9月のアメリカ合衆国ピーチツリー2万5千ドル大会までシングルス28連勝を記録し、いきなりITFサーキットシングルス5大会連続優勝を達成する。この記録は当時のITFサーキット連勝記録となり、2011年ケーシー・デラクアが塗り替えるまで実に9年以上に渡ってITFサーキットツアー最多連勝記録であった[25]

続けて出場した9月のウィスミラク国際シングルスで予選を勝ち上がり初のWTAツアーシングルス大会出場を果たすと、2回戦で当時WTAシングルスランキング64位のレイチェル・マッキランを7-5, 2-6, 6-3のフルセットで、準々決勝で同90位の浅越しのぶを6-1,6-4のストレートでそれぞれ破り、アンジェリク・ウィジャヤとの準決勝まで進出[26]。その年最後の大会出場となった11月のボルボ女子オープンでもシングルス予選を勝ち上がり、1回戦で趙倫貞を6-7(3), 7-5, 6-4のフルセットで、2回戦でユリア・バクレンコを7-5 ,1-6, 6-2のフルセットでそれぞれ破り、ロザンナ・デ・ロス・リオスとの準々決勝まで進出[27]。これらの活躍によりWTAシングルス年度末ランキングで同114位のジャネット・リー英語版に次ぐ台湾選手2位となる165位で終えた[28]

2002年~2003年

2002年は前年と同じくジュニアツアーと並行しての大会出場となり、4大大会シングルスの予選全てに挑戦。5月の全仏オープンでは予選決勝まで勝ち上がった他、ITFサーキットでも2大会でシングルスベスト4に進出。ダブルスでもアンジェリク・ウィジャヤと組んで予選を勝ち上がり出場した2月のドバイ・テニス選手権準々決勝で、大会第3シードのヤネッテ・フサロバ&アサ・スベンソン英語版組を6-4,5-7,6-2のフルセットで破る活躍ででベスト4に進出した[29]

更にツアー外では11月に韓国釜山にて開催されたアジア競技大会で台湾代表に選出され、団体戦で銅メダルを獲得するなど一定の成績を残したが[30]、前年ほどの活躍とはならずシングルス年度末ランキングも262位まで下降した[31]。この不振は怪我や病気による物では無く、過剰なまでにハードなトレーニングとツアースケジュールを娘に強制した父子龍が原因であったといい[32][33][34]、そんな父の方針に反発した謝は単身日本に渡り、元テニス選手の畠中君代が運営する名門テニスクラブとして知られるビッグKテニスクラブで指導を受けるようになる[35](ビッグKには2008年まで籍を置き、日本テニス協会の所属選手として日本を拠点に活動していた時期もあった謝は日本語にも堪能であり[36][37]、2008年8月のJTAランキングで杉山愛に次いで単複最高2位を記録する「日本トップ選手」でもあった[38][39])。

2003年は同年4月に日本有明有明コロシアムで開催されたフェドカップアジア/オセアニアゾーンで台湾代表に初選出されるも、ツアーではこうした経緯から日本のITFサーキット大会を中心とした散発的な出場に留まり、年度末ランキングもシングルスが653位[40]、ダブルスも418位と低迷を続けた[41](父との疎遠な親子関係は3年ほど続き[33][34]、この間テニスをプレーする事自体から完全に離れていた時期さえあったという[42])。

2004年

この年はシングルスでは5月の韓国ソウルITFサーキット2万5千ドル大会で予選から勝ち上がり準優勝した他は目立った成績を挙げられず、年度末ランキングも426位と復帰途上のシーズンであったが[43]、ダブルスでは荘佳容と組みノーシードで出場した9月の ハンソル韓国オープン準々決勝で大会第3シードのブリアン・スチュアート英語版&サマンサ・ストーサー組を6-2,7-5のストレートで、準決勝で第2シードのミラグロス・セケラ&マショーナ・ワシントン英語版組を7-6(5),6-2のストレートで破り決勝に進出。決勝では地元ペアの 趙倫貞&田美螺英語版組に6-3,1-6,7-5のフルセットで惜敗するも、自身初となるツアーダブルス準優勝を果たす[44]。またツアー下部のITFサーキットでも2大会で優勝、4大会で準優勝の好成績を残し、年度末ランキングも156位と大きく上昇させた[45]

2005年

2005年になると父との関係が修復に向かい、ビッグKとJTAに籍を置いたまま台湾に戻り、再び父の指導を受けプロテニスの世界を目指す事となる[33][32]。シングルスでは5月の日本・群馬県大会から7月の久留米市大会までITFサーキット2万5千ドル大会4連続優勝を記録しランキングを200位以上上昇させると、3年振りのグランドスラム大会挑戦となった8月の全米オープン予選では1回戦でクリスティ・マルシオを6-1 6-3のストレートで、2回戦で予選第6シードのハンナ・スロモバ英語版を4-6,7-6,(3),6-1のフルセットで、予選決勝ではミラグロス・セケラを7-5,6-3のストレートでそれぞれ破り、自身初となるグランドスラム本戦出場を果たす。本戦1回戦では当時世界ランク50位のカタリナ・スレボトニクに挑戦したが、0-6,2-6のストレートで完敗した[46]。更に9月のジャパン・オープン・テニス選手権、10月のPTTバンコク・オープンでも予選を勝ち上がり本戦に出場する等[47][48]復調のシーズンとなり、年度末ランキングも台湾人トップとなる154位で終了した[49]

一方、ダブルスはツアーレベルでは岡本聖子と組んで出場した1月の全豪オープンでグランドスラムダブルス本戦初出場を果たし[50]、詹謹瑋と組んで出場した9月のサンフィースト・オープンでベスト8に進出した以外目立った成績を挙げらなかったものの[51]、ITFサーキットでは5大会で優勝、1大会で準優勝の成績を挙げ、年度末ランキングも前年と同じ156位を維持した[52]

2006年

シングルスでは5月の全仏オープンで予選を勝ち上がり本戦に出場するも、1回戦で地元フランスのマチルド・ヨハンソン英語版に4-6,4-6のストレートで敗退[53]。続く6月のウィンブルドン選手権では初のグランドスラム本戦ストレートインとなり、1回戦で当時世界ランク27位、大会第23シードのアナベル・メディナ・ガリゲスに挑戦したが3-6,2-6のストレートで敗れた[54]。ツアーレベルでは他に2月のバンガロール・オープンと10月のPTTバンコク・オープンでも本戦に出場[55][56]、ITFサーキットでも1大会で優勝、1大会で準優勝の成績を残し、年度末ランキングも前年より若干上昇させる140位で終了した[57]

一方ダブルスでは、タマリネ・タナスガーンと組んで出場した1月の全豪オープン1回戦でマルタ・ドマホフスカ&ロベルタ・ビンチ組を7-5,6-0のストレートで破り、2回戦に進出[58]。自身初となるグランドスラム勝利を挙げると、同じくタナスガーンと組んで出場した2月のPTTパタヤ・オープンとバンガロール・オープンでそれぞれベスト4、ベスト8進出の好成績を挙げ[59][55]、ITFサーキットでも3大会で優勝、2大会で準優勝の成績を残し、同年5月にはランキングも一時トップ100に突入。年度末ランキングでは若干下げたものの、前年より50位以上の上昇となる104位で終了した[60]

またツアー外では、12月にカタールドーハで開催されたアジア競技大会に台湾代表として出場し、団体で金メダルを[61]盧彦勳と組んだ混合ダブルスで銅メダルをそれぞれ獲得した[62]

2007年

2007年はダブルスで目覚ましい活躍を見せ、シーカ・ウベロイ英語版と組んでノーシードで出場した年初のASBクラシックで、3年振りとなるツアー準優勝を果たすと[63]アーラ・クドゥリャフツェワ英語版と組んで第4シードで出場した2月のソニー・エリクソン・インターナショナル英語版でも準優勝を記録[64]。更に荘佳容と組んで第2シードで出場した9月のチャイナ・オープン決勝では、地元中国の韓馨蘊英語版&徐一璠英語版組を7–6(2),6–3のストレートで[65]、同じく荘と組んで第1シードで出場した翌週のハンソル韓国オープン決勝で、大会第2シードのエレニ・ダニリドゥ&ヤスミン・ヴェール英語版組を6–2,6–2のストレートでそれぞれ下し[66]、2週連続優勝を達成。WTAツアーで初めてのタイトルを獲得した。この年は他にもアーラ・クドゥリャフツェワと組んでノーシードで出場した7月のバンク・オブ・ウェスト・クラシック1回戦で、大会第2シードのヤネッテ・フサロバ&メガン・ショーネシー組を3-6,2-6のストレートで破る活躍で大会第3シードのサニア・ミルザ&シャハー・ピアー組との準決勝まで進出した他[66]、同じくクドゥリャフツェワと組んで出場した8月のアキュラ・クラシックではティアIトーナメントレベル初のベスト8進出を記録する好成績を収めた[67]。これにより年度末ランキングも47位と前年より一気に57位も上昇させ、ダブルストップ50で終了した[68]

一方、シングルスではITF2万5千ドル大会で2度優勝し[69][70]、グランドスラムでも5月の全仏オープンと6月のウィンブルドン選手権で予選を勝ち上がり本戦に出場したが、全仏オープン1回戦では大会第29シード、当時世界ランク32位のヒセラ・ドゥルコに4-6,3-6のストレートで、ウィンブルドン選手権1回戦では大会第17シード、当時世界ランク17位のタチアナ・ゴロビンに7-5,3-6,6-8のフルセットでそれぞれ破れ、年度末ランキングも前年より若干下げる143位で終了した[71]

2008年

シングルスでは1月の全豪オープンで予選3試合を勝ち上がり、同大会シングルス本戦初出場を果たすと、1回戦でクララ・ザコパロバを2-6,6-4,8-6のフルセットの接戦の末破り、待望のグランドスラムシングルス本選初勝利を決める[72]。2回戦では大会第19シード、当時世界ランク20位のシビル・バンマーを6-2, 6-0のストレートで圧倒し、1999年のジャネット・リー以来台湾人女性として9年振りとなる同大会3回戦進出を決めると[73]、3回戦ではアラバン・レザイと対戦。謝の得意とする広角のグラウンドストロークにトップスピンロブやドロップショットを織り交ぜたトリッキーな試合展開でレザイから計58本のアンフォースドエラーを奪い[74]、第2セットではレザイに3本のマッチポイントを凌がれフルセットに持ち込まれるも[7]、試合時間2時間7分、6-2,6-7(3),6-4のスコアでレザイを破り、台湾のプロテニス選手として史上初のグランドスラム大会4回戦に進出[4]。続く4回戦では当時世界ランク1位の第1シード、ジュスティーヌ・エナンに挑戦したが、2-6,2-6のストレートで敗れた[75]。この年は他にも6月のウィンブルドン選手権と8月の全米オープンでそれぞれ2回戦に進出した他[76][77]、ITFサーキット2万5千ドル大会でも3大会で優勝[78][79][80]。これらの活躍により年度末ランキングも60位以上上昇させる79位で終了。自身初となるシングルストップ100フィニッシュを果たした[81]

一方、ダブルスも前年に引き続き好調なシーズンとなり、彭帥と組んで出場した9月第2週ののコモンウェルス・バンク・テニス・クラシックでシーズン初優勝を挙げると[82]、荘佳容と組んで出場した同第4週のハンソル韓国オープンで荘と共に大会2連覇[83]。この年は他にもバニア・キングと組んで出場した2月のPTTパタヤ・オープンと、ヤロスラワ・シュウェドワと組んで出場した8月のシンシナティ・マスターズでもそれぞれ準優勝の成績を収め[84][85]、年度末ランキングも53位で終了した[86]

2009年

2009年全米オープンの謝

ダブルスでは彭帥と固定ペアを組んで臨んだシーズンとなり、彭と組んでノーシードで出場した1月のメディバンク国際で全試合ストレート勝ちで優勝し早くも結果を残すと[87]、続いて大会第16シードで出場した全豪オープンでは、3回戦で大会第2シードのアナベル・メディナ・ガリゲス&ビルヒニア・ルアノ・パスクアルを6-0,6-1ストレートで破る活躍で初の準々決勝に進出し[88]、大会第10シードのビーナス・ウィリアムズ&セリーナ・ウィリアムズに挑戦。ダブルスでもキャリア・グランドスラムを達成した実績を誇るウィリアムズ姉妹相手にフルセットに持ち込む健闘を見せるも、2-6,6-4,3-6のスコアで惜敗した[89][90]。5月は大会第7シードで出場したBNLイタリア国際でクレーコート大会初優勝を果たすと[91]、大会第9シードで出場した全仏オープンでは3回戦で大会第7シードのダニエラ・ハンチュコバ&杉山愛組を6-3,7-5のストレートで[92]、準々決勝でノーシードのアグニエシュカ・ラドワンスカ&ウルシュラ・ラドワンスカ組を2-6,6-4,7-5のフルセットでそれぞれ破り[93]、自身初となるグランドスラムダブルス準決勝に進出する。準決勝では大会第12シードのビクトリア・アザレンカ&エレーナ・ベスニナ組と対戦したが、3-6,5-7のストレートで敗れ、2007年の全豪オープンと全米オープンでそれぞれ準優勝した荘佳容&詹詠然組以来となるグランドスラム決勝進出を逃した[10]。更に第5シードで出場した10月のチャイナ・オープンでも優勝する等[94]謝にとってダブルスキャリア最高のシーズンとなり、年度末ランキングも台湾人トップとなる9位と、自己最高位を大きく更新して終了した[95]

この年はケビン・ウリエットと組んだ混合ダブルスでもウィンブルドン選手権でベスト8、全米オープンでベスト4の好成績を収めたが[12]、その一方シングルスでは上位進出が続いたダブルスや混合ダブルスの代わりに出場大会数を絞ったこともあり、全豪オープンでは同胞の詹詠然に3-6,3-6のストレートで敗れ1回戦敗退[89]、予選からの出場となった全仏オープンと全米オープンではそれぞれ1回戦で敗退し[10][96]、ウィンブルドン選手権ではシングルスを欠場。ツアーでも9月の広州国際女子オープンで2回戦に進出したのがこの年唯一のツアーレベルでの勝利となるなど低調な結果に終わり[97]、年度末ランキングも318位と大きく下降して終了した[98]

2010年

ダブルスでは前年に引き続き彭と固定を組んでシーズンを始めるも、大会第4シードで出場した1月の全豪オープン3回戦で第13シードのヒセラ・ドゥルコ&フラビア・ペンネッタ組に2-6,2-6のストレートで敗れたのを最後にペアを解消[99]。アーラ・クドゥリャフツェワと組んで第16シードで出場した6月のウィンブルドン選手権では、第5シードのリーゼル・フーバー&ベサニー・マテック=サンズ組との3回戦まで進出するも[100]、エレニ・ダリニドゥーと組んでノーシードで出場した5月の全仏オープンでは1回戦でペトラ・クビトバ&シュテファニー・フェーゲレ組に5-7,6-7(1)のストレートで敗退し[101]、再び彭帥と組んで第16シードで出場した8月の全米オープンでも2回戦のティメア・バシンスキー&タチアナ・ガルビン組に6-3,3-6,6-7(6)のフルセットで敗退[102]。この年は他にも彭帥と組んで出場した1月のモーリラ・ホバート国際と8月のニューヘイブン・オープン鄭潔と組んで出場した5月のワルシャワ・オープン、アナベル・メディナ・ガリゲスと組んで出場した6月のユニセフ・オープンでそれぞれツアーベスト4に進出するなど一定の成績を残したが[103][104][105][106]、前年ほどの活躍とはならず年度末ランキングも46位までダウンして終了した[107]

一方シングルスでは前年よりダブルスを一層優先したこともあり僅か8大会の出場に留まり、グランドスラムの予選も出場ランキングのカットラインに達せず4大会全てに挑戦できなかったばかりかツアーレベルでも1勝も挙げる事ができなかった為、年度末ランキングも361位と前年同様の低調な結果に終わった[108]

またツアー外では、11月に中国広州市で開催されたアジア競技大会に台湾代表として出場し、団体で銀メダルを[109]張凱貞英語版と組んだダブルスで銀メダルをそれぞれ獲得した[110]

2011年

ダブルスではココ・バンダウェイと組んでノーシードで出場した5月の全仏オープンと、荘佳容と組んで大会第15シードで出場した6月のウィンブルドン選手権でそれぞれ1回戦敗退に終わったが[111][112]、同じく荘と組んでノーシードで出場した1月の全豪オープンでは、2回戦で第13シードのエレーナ・ベスニナ&ベラ・ズボナレワ組を6-2,6-2のストレートで破り、第12シードのビクトリア・アザレンカ&マリア・キリレンコ組との準々決勝まで進出すると[113]ガリナ・ボスコボワと組んでノーシードで出場した8月の全米オープンでも2回戦で第14シードのヌリア・リャゴステラ・ビベス&アランチャ・パラ・サントンハ英語版組を6-2,6-2のストレートで破り、第1シードのクベタ・ペシュケ&カタリナ・スレボトニク組との3回戦まで進出[114]。更に鄭賽賽と組んでノーシードで出場した9月の広州国際女子オープンでは2年振りのツアー優勝を果たし[115]、年度末ランキングも前年より11位上げる35位で終了した[116]

一方シングルスでは前年と同様に4大大会全てで予選のカットラインのランキングにも達することが出来ず不出場に終わり、ツアーレベルでも9月の広州国際女子オープンで2回戦に進出したのが唯一の勝利であったが[115]、ITFサーキットでは7万5千ドル大会で1度優勝[117]、2万5千ドル大会で2度優勝の成績を残し[118][119]、年度末ランキングも前年より189位上昇する172位まで戻して終了[120]。また混合ダブルスでもポール・ハンリーと組んでノーシードで出場したウィンブルドン選手権で、2回戦で第2シードのマックス・ミルヌイ&ヤロスラワ・シュウェドワ組を6-4,5-7,6-4のフルセットで、3回戦で第15シードのアンディ・ラム&メガン・ショーネシー組を7-6(4),7-6(3)のストレートで、準々決勝で第6シードのロハン・ボパンナ英語版&サニア・ミルザ組を1-6,6-2,6-2のフルセットでそれぞれ破り、ベスト4に進出[13]。この復調は6月のウィンブルドン選手権でジュニア選手の随行として来場していた元プロテニス選手でテニス指導者のポール・マクナミー英語版に出会い、同大会直後からマクナミーをパートタイムコーチに付けて指導を受け始めたことがきっかけとされ、この出会いが謝のテニスへの取り組みに大きな変化を与えた事が理由の一つであった[2][121]

2012年

この年はシングルスで大きな躍進を遂げた一年となり、予選からの出場となった1月の全豪オープンこそ予選2回戦敗退に終わったが[122]、予選を勝ち上がり本戦に出場となった2月のPTTパタヤ・オープンでは、1回戦で当時世界ランク35位の大会第5シード鄭潔を6-3,6-2のストレートで破ると、2回戦でクルム伊達公子を6-1,6-1のストレートで、準々決勝でサニア・ミルザを7-5,6-3のストレートでそれぞれ破り、第3シードのダニエラ・ハンチュコバとの準決勝まで進出すると[123][124]、続いての出場となったマレーシア・オープンでも予選を勝ち上がり本戦に出場。本戦では1回戦で大会第8シードのアン・キオザボング英語版を6-4,7-5のストレートで、2回戦でケーシー・デラクアを6-1,7-5のストレートで破り準々決勝に進出[125]。準々決勝では第1シードで当時世界ランク6位のアグニエシュカ・ラドワンスカとの対決となるも、ラドワンスカが試合前に肘の怪我を理由に棄権し準決勝に進出。準決勝ではノーシードのエレニ・ダリニドゥーとの対戦となったが、ダリニドゥーを6-0,4-6,6-1のフルセットで下し、自身初、台湾人選手としても2007年のPTTバンコク・オープンで決勝に進出した詹詠然以来、5年振りとなるWTAツアーシングルス決勝進出を果たす[126]。初となった決勝では第5シードのペトラ・マルティッチと対戦。フルセットの接戦となるも、謝が2-6,7-5,4-1とリードしたところでマルティッチが疲労により棄権。これにより台湾選手としては1996年のチャイナ・オープンで優勝した王思婷英語版以来16年振り、史上二人目となるツアーシングルス優勝を達成した[127][128][129][130]

更に第13シードで出場した6月のエイゴン・クラシックでは第8シードのエカテリーナ・マカロワとの準々決勝まで進出すると[131]、同月のウィンブルドン選手権では主催者推薦のビルジニ・ラザノ6-2,6-4のストレートで破り、4年振りとなるグランドスラム勝利を挙げる活躍で当時世界ランク1位の第1シードマリア・シャラポワとの3回戦まで進出[132][133]。7月のロンドン五輪にも台湾代表としてオリンピック初出場を果たしたが、ここでは1回戦で彭帥に3-6,7-6(7),5-7のフルセットで惜敗[134]。続いてノーシードで出場した9月の広州国際女子オープンでは1回戦でニーナ・ブラチコワ英語版を7-5,6-3のストレートで、2回戦で張凱貞を6-0,6-3のストレートで、準々決勝でマチルド・ヨハンソンを6-3,6-0のストレートで[135]、準決勝で第5シードのウルシュラ・ラドワンスカを6-1,3-6,6-0のフルセットでそれぞれ破り、シーズン二度目のツアー決勝に進出[6][136]。決勝ではローラ・ロブソンとのノーシード対決となりフルセットに縺れる接戦となるも、謝が試合時間2時間48分、6-3,5-7,6-4のスコアでロブソンを振り切りツアー2勝目を達成した[137][138][139][140]。この年はITFサーキットでも最高グレードの10万ドル大会で2度優勝[141][142]、5万ドル大会で1度優勝の成績を収め[143]、10月15日付けのWTAランキングでは25位まで上昇。台湾人選手として王思婷が1993年11月に記録した26位の過去最高位を実に19年振りに更新した[8][9]。11月にはブルガリアソフィアで開催されたWTAトーナメント・オブ・チャンピオンズに台湾人選手として初出場を果たす。大会のラウンドロビンではキャロライン・ウォズニアッキ、ロベルタ・ビンチ、ダニエラ・ハンチュコバと同組となり、第一試合のウォズニアッキ戦は2-6,2-6のストレートで、第二試合のビンチ戦は1-6,2-6のストレートでそれぞれ敗退。第三試合のハンチュコバ戦は6-1,0-6,6-4のフルセットで勝利したが、グループリーグ突破はならなかった[144]。これらの活躍により、年度末ランキングも最高位を維持する25位で終了[145]WTAアワードのカムバック賞にもノミネートされた(ヤロスラワ・シュウェドワが受賞[146])。

一方ダブルスでは、ティメア・バボスと組んでノーシードで出場した6月のエイゴン・クラシック決勝で、当時世界ランク1位ペアのリーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組を7-5,6-7(2)10-8のスーパータイブレークの接戦で破り優勝すると[131]、荘佳容と組んで台湾代表としてノーシードで出場した7月のロンドン五輪では、2回戦で第7シードのフラビア・ペンネッタ&フランチェスカ・スキアボーネ組を6-7(3),7-5,6-4のフルセットで破り、台湾代表として同種目過去最高成績となるベスト8まで進出[134]。アナベル・メディナガリゲスと組んで第16シードで出場した8月の2012年全米オープンでは、3回戦で前年度優勝ペアの第1シードリーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組を6-4,2-6,6-4のフルセットで破る活躍でベスト4まで進出[147][11]。この年は他にも彭帥と組んでノーシードで出場した2月のドバイ・テニス選手権と、ティメア・バボスと組んで第4シードで出場した5月のストラスブール国際でそれぞれベスト4に進出する好成績を収め[148][149]、年度末ランキングも25位と前年より10位上昇させて終了した[150]

プレースタイル

謝はツアーでも数少ないフォアハンド/バックハンド共に両手打ちの選手であり[2]、これを生かした強力なフラットショットが武器である。この両手打ちから広角のグラウンドストロークをコンパクトなテイクバックで素早く繰り出すことで、相手による謝のショットの軌道予測を難しいものにしている[151]。 また「鬼のドロップショット」、「ゴースト・カットボール」とも評される[152][153]、両手持ちの状態からラケットの面を巧みに切り替える質の高いドロップショットやスライスショットをサーフェスを問わず多用する等他に例を見ないトリッキーで戦術性の高いプレースタイルを持ち味としており[3][5][4]2012年ウィンブルドン選手権女子シングルス3回戦で対戦したマリア・シャラポワは「私はジュニアの頃から彼女を知っているが、(サーフェスを問わず)クレーコートの試合の如くドロップやスライスを多用する彼女のスタイルは私にとって悪夢のようなもの」、「一体彼女は何処でこのようなテニスを学んだのか」と述べた上で、「ドロップショットやスライスショットを多用する彼女のスタイルは相手を狂気に追い込む」と謝のプレースタイルの予測不可能性を賞賛し[2][132]、2012年の広州国際女子オープンで対戦したローラ・ロブソンは「彼女とは去年の大阪で一度対戦して負けているが、その時も次に彼女がどんなショットを打ってくるのか、全く予想できなかった。」と述べ、「彼女は他の選手とは全く違う戦い方をしてくる選手」と評した[6]

またテニスマガジン英語版のコラムニスト、スティーブ・ティグノールは"我々がもっと試合を見たい選手"五人の内の一人に謝を選んだ上で、「彼女の両サイド両手打ちから放たれるショット、スピンボール、プレースメント、そして特に失敗を恐れずに試みるドロップショットを見れば、彼女が異端の才能を持っている事をすぐに理解しもっと試合を見たいと思うのが自然だろう。そして彼女のこうした一見型破りだが創造性の高いテニスは我々がTVで見ている女子の試合に対する文字通りのチェンジ・オブ・ペースとなるし、彼女のシングルストップ20到達を助けるものになるかもしれない。」と評した[153][154][155]

一方、2010年7月に元プロテニス選手のポール・マクナミー英語版がパートタイムコーチに就任する以前は、好調なダブルスに比べ、2008年シーズンの躍進を経てもなおシングルスの試合出場に消極的であったが[2]、「彼女はダブルスのスペシャリストであることに自分を留めず、もっとシングルスの試合にも出るべき」、「就任当初の彼女は本当にシングルス試合出場の多くを嫌がっていたが、それは彼女の多くの才能を無駄にすることだ」と感じたマクナミーは、同年7月にカザフスタンフェルガナで開催されたITFサーキット2万5千ドル大会に、当初出場を渋った謝を説得し出場させる[2]。しかし言われるがまま出場したこの大会で準優勝を遂げると[156]、引き続き説得され2週連続で出場した8月のITFサーキット北京7万5千ドル大会でも優勝[117]。謝にとってこの2大会での思わぬ活躍がシングルスでのプレーに自信をつけるターニングポイントとなり、「精神的な部分を含め、私の試合の多くの面で『変わった』と感じるし、その大きなきっかけは私が偉大なコーチに付いたことにあると思う」と、マクナミーに信頼を寄せるようになる[2]。マクナミーは更に、従来ドロップショットやスライスショットをベースラインから多用し相手のミスを引き出すのが主な戦術であった謝に対し、ボレーショットもツアーでトップ3に入るレベルの物を持っていると評価し、謝にもっとネット際に詰めてこのボレーも使って攻撃的な面も加えていくよう提案。これにより謝のプレースタイルに一層厚みが増し、2012年の活躍に繋がっていったという[2][157]

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 2回 (2勝0敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ツアー選手権 (0–0)
プレミア (0–0)
インターナショナル (2–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2012年3月4日 マレーシアの旗 クアラルンプール ハード クロアチアの旗 ペトラ・マルティッチ 2–6, 7–5, 4–1 途中棄権[130]
優勝 2. 2012年9月22日 中華人民共和国の旗 広州 ハード イギリスの旗 ローラ・ロブソン 6–3, 5–7, 6–4[140]

ダブルス: 14回 (9勝5敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2004年10月3日 大韓民国の旗 ソウル ハード チャイニーズタイペイの旗 荘佳容 大韓民国の旗 田美螺
大韓民国の旗 趙倫貞
3–6, 6–1, 5–7[44]
準優勝 2. 2007年1月6日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード インドの旗 シーカ・ウベロイ スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ
アルゼンチンの旗 パオラ・スアレス
2–6, 0–6[63]
準優勝 3. 2007年2月18日 インドの旗 バンガロール ハード ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ チャイニーズタイペイの旗 詹詠然
チャイニーズタイペイの旗 荘佳容
7–6(4), 2–6, [9–11][64]
優勝 1. 2007年9月23日 中華人民共和国の旗 北京 ハード チャイニーズタイペイの旗 荘佳容 中華人民共和国の旗 韓馨蘊
中華人民共和国の旗 徐一璠
7–6(2), 6–3[65]
優勝 2. 2007年9月30日 大韓民国の旗 ソウル ハード チャイニーズタイペイの旗 荘佳容 ギリシャの旗 エレニ・ダニリドゥ
ドイツの旗 ヤスミン・ヴェール
6–2, 6–2[66]
準優勝 4. 2008年2月10日 タイ王国の旗 パタヤ ハード アメリカ合衆国の旗 バニア・キング チャイニーズタイペイの旗 詹詠然
チャイニーズタイペイの旗 荘佳容
4–6, 3–6[84]
準優勝 5. 2008年8月11日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード カザフスタンの旗 ヤロスラワ・シュウェドワ ロシアの旗 マリア・キリレンコ
ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
3–6, 6–4, [8–10][85]
優勝 3. 2008年9月14日 インドネシアの旗 バリ ハード 中華人民共和国の旗 彭帥 ポーランドの旗 マルタ・ドマホフスカ
ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
6–7(4), 7–6(3), [10–7][82]
優勝 4. 2008年9月28日 大韓民国の旗 ソウル ハード チャイニーズタイペイの旗 荘佳容 ロシアの旗 ベラ・ドゥシェビナ
ロシアの旗 マリア・キリレンコ
6–3, 6–0[83]
優勝 5. 2009年1月16日 オーストラリアの旗 シドニー ハード 中華人民共和国の旗 彭帥 フランスの旗 ナタリー・ドシー
オーストラリアの旗 ケーシー・デラクア
6–0, 6–1[87]
優勝 6. 2009年5月9日 イタリアの旗 ローマ クレー 中華人民共和国の旗 彭帥 スロバキアの旗 ダニエラ・ハンチュコバ
日本の旗 杉山愛
7–5, 7–6(5)[91]
優勝 7. 2009年10月11日 中華人民共和国の旗 北京 ハード 中華人民共和国の旗 彭帥 ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ
ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
6–3, 6–1[94]
優勝 8. 2011年9月24日 中華人民共和国の旗 広州 ハード 中華人民共和国の旗 鄭賽賽 チャイニーズタイペイの旗 詹謹瑋
中華人民共和国の旗 韓馨蘊
6-2, 6-1[115]
優勝 9. 2012年6月17日 イギリスの旗 バーミンガム ハンガリーの旗 ティメア・バボス アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
アメリカ合衆国の旗 リサ・レイモンド
7–5, 6–7(2), [10–8][131]

グランドスラム大会通算成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 通算成績
シングルス
全豪オープン Q2 A A A Q3 Q2 4R 1R A A Q2 2R 4–3
全仏オープン Q3 A A A 1R 1R 1R Q1 A A 1R 0–4
ウィンブルドン Q2 A A A 1R 1R 2R A A A 3R 3–4
全米オープン Q1 A A 1R Q3 Q3 2R Q1 A A 1R 1–3
ダブルス
全豪オープン A A A 1R 2R 1R 2R QF 3R QF 2R 3R 13–9
全仏オープン A A A A A 2R 1R SF 1R 1R 2R 6–6
ウィンブルドン A A A A 1R 1R 1R 1R 3R 1R 3R 4–7
全米オープン A A A A A 1R 1R 2R 2R 3R SF 8–6
混合ダブルス
全豪オープン A A A A A A A A A 1R 2R QF 3–3
全仏オープン A A A A A A A 2R 2R 1R A 2-3
ウィンブルドン A A A A A A A QF 3R SF QF 11-4
全米オープン A A A A A A A SF 1R A 1R 3-3

参考文献

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脚注

注釈

  1. ^ インタビューによっては新竹市出身と答えているものも存在する[2]

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外部リンク