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2004年5月21日 (金) 06:59時点における版
大関(おおぜき)は、相撲の階級。 「大関取」が語源とされ、かつては力士の最高位だったが、現在では横綱に次ぐ地位。 三役の最上位だが、制度上の特権も多く、関脇や小結とは区別して扱われることが多い。 一般に「三役」「三役力士」と言うと、「関脇・小結」を指す。 東西に最低一名ずつ常設され、空位となる場合には横綱力士が「横綱大関」としてその座を兼ねる。 それもかなわない時には、関脇や小結から繰上げで昇進をさせることもあるが、戦後以降、そのような例はほとんどない。
昇進
横綱と同様、その昇進について明文化された基準があるわけではない。 しかし、一場所15日・年6場所の現在の体制が定着して以降、「3場所連続、幕内上位から三役にあって、その通算の勝ち星が30勝以上」というところが、昇進基準となっている。 実際にはこの条件を満たさずに昇進した大関も多い。 一方で関脇で優勝しながら大関昇進を見送られた例もある。
番付編成会議で大関昇進が決定すると、協会から使者が派遣され、横綱とほぼ同様な「昇進伝達式」が行われる。 新大関は、翌場所の番付発表を待たず、この時から大関として扱われることになる。
現行の制度では三場所連続で負け越さなければ、関脇への降格はない(本場所での負傷に対する公傷の救済は認められない)。 降格した場所で10勝の勝ち星をあげれば、大関に復帰できる。