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2011年10月30日 (日) 19:04時点における版
共和主義(英語: Repubicanism)とは政治思想の一つ。共和国・共和制の構成原理である。
概要
君主制の国においては、共和主義は君主制廃止論を意味する場合が多い。いっぽう共和国においては中道右派もしくは保守の、代議制寄りの政治思想を指すことが多い。
歴史
古くは共和政ローマにまでさかのぼり、マルクス・トゥッリウス・キケロの思想が与えた影響が大きい。 中世のニッコロ・マキャヴェッリの時代にはヴェネツィアやフィレンツェは共和国であったが、貴族による寡頭制の政体だった。19世紀の市民革命の頃においても財産で参政権を制限したり(制限選挙)、また女性や奴隷などに参政権が与えられないのが常態であった。このため有権者を広げようとする民主主義の思想と有権者を限定しようとする共和主義の思想は、19世紀前半のアメリカなどでは重要な争点となっていた。
現代
その後、普通選挙が拡大し有権者が激増すると、共和主義は共和国においては主に保守系の政治思想とみなされるようになった。しかし君主制の比重が大きい国(君主国、隣国の君主制が無視できないアイルランド等)においては共和主義は依然として君主制廃止論足りえている。