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「パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物」の版間の差分

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ヘチコマ (会話 | 投稿記録)
キャプテン・シュヴァル2011年8月10日 (水) 09:12(UTC)を統合(主執筆者:ヘロウィン、Sergei 1207)
ヘチコマ (会話 | 投稿記録)
エリザベス・スワン2011年7月31日 (日) 04:42(UTC)を統合(主執筆者:ヘロウィン、Sergei 1207、ROWY)
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'''エリザベス・スワン'''('''Elizabeth Swann''')は、映画『[[パイレーツ・オブ・カリビアン]]』シリーズのうち、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち|呪われた海賊たち]]』(2003年)、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト|デッドマンズ・チェスト]]』(2006年)、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド|ワールド・エンド]]』の3作に登場する架空の女性。[[キーラ・ナイトレイ]]が演じており、日本語吹き替えでは[[弓場沙織]]が担当している。『呪われた海賊たち』では、メイドのエリザベス・ターナーという偽名を使っていたが、『ワールドエンド』では[[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物#ブラックパール号|ウィル・ターナー]]と結婚したため、最終的に名字が変わってエリザベス・ターナーになった。

== 人物 ==
[[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物#英帝海軍・東インド会社|ウェザビー・スワン]]総督の娘で、父親の勧めにより[[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物#英帝海軍・東インド会社|ジェームズ・ノリントン]]との結婚が迫られていた。しかし、ウィル・ターナーと恋に落ち、婚約した。[[ヘクター・バルボッサ]]にさらわれてしまったり、『デッドマンズ・チェスト』では[[ジャック・スパロウ]]を助けた罪で監禁されたりするなどした。

また、デッドマンズチェストの後半では船に迫る[[クラーケン]]と戦い、ジャック・スパロウに手錠を掛けた。このためにジャックはクラーケンに飲み込まれてしまうが、『ワールド・エンド』で助け出された。

『ワールド・エンド』では父が[[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物#英帝海軍・東インド会社|ベケット卿]]に殺されたことを知り、[[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物#伝説の海賊|サオ・フェン]]が敵の砲弾を受けた時、[[パイレーツ・オブ・カリビアンの艦船#エンプレス号|エンプレス号]]の船長へ任命された。その上、海賊長達が集まって会議を行う[[ブレズレンコート]]で、ジャック・スパロウの票によって海賊王に選出された。その後、デイヴィ・ジョーンズとの戦いの際中、船上でバルボッサの読み上げでウィル・ターナーと結婚した。ウィルがデイヴィ・ジョーンズに刺されて死んで行くのを看取ったが、ウィルから離れなかったためジャックがウィルから離し、船の帆で空中へ脱出させた。[[パイレーツ・オブ・カリビアンの艦船|ブラックパール号]]に戻り、ウィルと[[パイレーツ・オブ・カリビアンの艦船#フライング・ダッチマン号|フライング・ダッチマン号]]が海底から復活を遂げたのを見ると、砲撃開始の合図に参加し、ベケット卿の乗るエンデバー号を撃沈した。最後にはブラック・パール号を降り、1日をウィルと過ごした後、夕日の沈む中でフライング・ダッチマン号とともに水平線へ消えるウィルを見届けた。10年後、生まれた子供と共にウィルと再会を果たす。

== キャラクターの個性 ==
彼女は活発で元気よく、自立心強い性格として描かれている。もともとはおしとやかな女性だったのだが、シリーズ3作品を通して勇敢な海賊へと変貌を遂げていった。海賊となったのちも、婚約者であるウィル・ターナーや父親のウェザビー・スワンへの愛情は変わらない。大の酒嫌いで、理由は彼女曰く「お酒は最高に立派なはずの男性を最低のクズにする悪い飲み物だから」とのこと(第1作では、実際に無人島で火を起こして酒を放り投げて、狼煙にしていた)。ジャック・スパロウとはポート・ロイヤルで初めて出会い、自分を人質にとり海軍から逃げて行ったことに反感を抱いたが、その反面、自分の命を助けてくれたことに感謝の気持ちを持ち、うまくはいかないが彼が捕まるのを阻止しようと試みるような一面を持つ。

『ワールド・エンド』ではウィルに教えてもらった剣術を利用し、敵から自分の身を守るようになり、自然と2刀流で戦えるようにもなる。巧みな戦略を立ててして敵を倒し、ジャックにより海賊王となったのちもリーダーとしての力量も示してゆく。天性の才能にあふれた強い女性である。

== 関連項目 ==
* [[パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物]]
* [[ジャック・スパロウ]]
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2011年8月10日 (水) 09:21時点における版

パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物( - とうじょうじんぶつ)では、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの登場人物について記述する。

役名表記は「役者/日本語吹き替え版」とする。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ブラックパール号

ジャック・スパロウ(Jack Sparrow)
演:ジョニー・デップ/平田広明
シリーズ通しての主人公。選ばれし9人の“伝説の海賊”の1人。
ウィリアム・ターナー・ジュニア (William Turner, Jr.)
演:オーランド・ブルームディラン・スミス(幼少期)/平川大輔内山昂輝(幼少期)
『呪われた海賊たち』、『デッドマンズ・チェスト』、『ワールド・エンド』での準主人公。通称ウィル(Will)。「靴紐の(ブーツストラップ)ビル」として知られる海賊のビル・ターナーの唯一の息子。ジャックによると2人はとてもよく似ているらしい。しかし幼い頃にビルは失踪してしまい、彼は自身が海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごす。幼少時代はイギリスで母親と暮らしていたが、母親の死後ジャマイカ行きの船に乗り込んだ。しかしその船がブラックパール号に襲われ、漂流していた所をエリザベスに発見され一命をとりとめる。以来ポート・ロイヤル鍛冶屋として働いていた。エリザベスと恋に落ち、最終的には3作目で結婚した。剣術に長けており、さらわれたエリザベスを助けるため自ら海賊船に乗るなど勇敢な一面を見せる。実直、真面目な性格のため、ジャックに利用される事もあったが、両者は固い絆で結ばれている。
3作目では父親を助け出すためにベケット卿と交渉を行うなどした。デイヴィ・ジョーンズに胸を剣で貫かれてしまうが、息絶える寸前にジャックの手助けによってデイヴィ・ジョーンズの心臓を刺し、父親によって心臓を取り出され新しくフライング・ダッチマン号の船長として復活、ブラックパール号とともにベケット卿の乗るエンデバー号を挟み撃ちにして撃破した。
フライング・ダッチマン号の船長になったため、10年に1度しか陸に上がることができなくなってしまった(前任者が海水の入った桶を足場代わりにジャックの行った『陸を持ち歩く』ならぬ『海を持ち歩く』を行いながら上陸(?)していたので上がれなくはない)が、ワールド・エンドのラストで、エリザベスとウィルの息子と思われる子供が海岸で待ち、海の向こうからダッチマン号に乗ったウィルが現れて映画が終了する。
エリザベス・スワン(Elizabeth Swann)
演:キーラ・ナイトレイルシンダ・ドライゼク(幼少期)/弓場沙織最上莉奈(幼少期)
『呪われた海賊たち』、『デッドマンズ・チェスト』、『ワールド・エンド』でのメインヒロイン。ウェザビー・スワン総督の一人娘。
ジョシャミー・ギブス航海士 (Joshamee Gibbs)
演:ケヴィン・R・マクナリー/青森伸
ジャックの右腕的存在で航海士。裏切りが常である海賊たちの関係の中、常にジャックを信じ、彼の味方でいようとする。酒好き。ジャックからは、「ギブス君(Mr.Gibbs)」とよく呼ばれる。古来より伝わる海の伝説を数多く知っており、その解説役の一面を兼ね合わせている。
元英国海軍の軍人で、その頃から酒を入れた携帯ボトルをずっと愛用している。なお、1作目では冒頭にジェームズ・ノリントンの部下として幼少期のエリザベス・スワンに絡んでいる。また、愛用の携帯ボトルにまだ酒が入っているのに砲弾の代用品として大砲に詰められ、撃ち放たれたのをジャックが見付けて拾い、中身を一口飲んだ後でギブスに返すというユニークなシーンがある。
4作目ではロンドンで捕まって裁判にかけられていたところをジャックに救出されるもその後英国海軍に囚われ、バルボッサを命の泉へと案内することとなる。
ラゲッティとピンテル (Ragetti & Pintel)
演:マッケンジー・クルック(ラゲッティ)、リー・アレンバーグ(ピンテル)/高宮俊介(ラゲッティ)、佐々木梅治(ピンテル)
バルボッサの手下。バルボッサと同様に二人も不死身の体である。ラゲッティは右目が木製義眼であるが、3作目ではその義眼にカリプソを解放するための力が秘められていることが判明した(その際消失したため、以降は代わりに眼帯を付けている)。ピンテルはエリザベスに対して「hello, puppy.(やぁ、お嬢ちゃん)」とよく言う。
1作目では、二人ともアステカの金貨によって呪われ、満たされる事のない欲望と死ねない身体になっており、バルボッサの配下としてジャック・スパロウ達と戦った。
2作目では鍵の番をしている犬を手なずけ、牢獄から脱走した後浜辺に止められたブラックパール号を奪おうとするが、ペレゴストス族がジャックを追いかけて大挙して迫ってきたため、その場の勢いでジャックの手下になり、3作目でもウィル達とともに世界の果てへと向かう。2作目からは呪いが解けて不死身では無いので行動が慎重になっている。
コメディリリーフのキャラクターとして描かれているが、フライング・ダッチマン号の船員達と互角以上に渡り合えることからそこそこ強いと思われる。また、両者は『スター・ウォーズ』のR2-D2C-3PO的な役割である事が公式で判明しているが、性格的にはそのモデルとなった『隠し砦の三悪人』の太平と又七に近い。
猿のジャック (Jack the monkey)
バルボッサの飼っているシロガオオマキザル。1作目の最後で金貨を盗み再び不死身の猿になる。2作目以降ももパール号に乗船しておりしょっちゅうジャックにいたずらをするが、ジャックはストレス発散の一環としてしょっちゅう彼を銃で撃つ。ラゲッティの義眼が気になるらしく、ラゲッティが居る時はいつも奪っている。3作目では微力ながら戦闘にも参加し、仲間の危機を何度も救っている。4作目では、パール号とコットンのオウムと共に、ボトル瓶の中に閉じ込められている。
マーティ(Marty)
演:マーティン・クレッバ→ジェームズ・アーノルド・テイラー
1作目の途中からジャックと共に同行する小さい海賊。ブラックパールでは主に見張りをする。
コットン (Cotton)
演:デイヴィッド・ベイリー
1作目で途中からジャックと共に同行する海賊。舌を切られて話せないので、肩に止まっているオウムが彼の代わりに話している。ブラックパールでは主に舵取りをする。
アナマリア(Anamaria)
演:ゾーイ・サルダナ/湯屋敦子
マーティやコットンと同じく、途中からジャックと共に同行する男勝りの女海賊。一人称は「俺」。彼女の台詞からジャックには船の借しがあるらしい。その船というのは、ジャックが初めてポートロイヤルに現れたときに、沈没していった船のこと。他の二人とは異なり、2作目以降は登場しない。

英帝海軍・東インド会社

ジェームズ・ノリントン (James Norrington)
演:ジャック・ダヴェンポート/森田順平
エリザベスに求婚する英国海軍士官。周辺海域の最高責任者であり、海賊を討伐する職責を負っている。平和を乱す海賊を疎ましく思っている。厳密にいうとその役職は提督(Admiral)ではなく若干格下の司令官(Commodore:代将ともいう)である。
エリザベスに好意を抱いており、結婚を迫ったが、エリザベスはウィルに気があったため三角関係となった。だが最終的にはエリザベスのウィルへの思いを知り,潔く身を引いた。また、ジャックを処刑するはずだったが、作品の最後で見逃している。
2作目に入る前に、一度海でハリケーンにあって部下を失ったことが原因で、階級をはく奪されてしまっていた。よって2作目では登場した時は惨めに落ちぶれた姿で登場する。その後デイヴィ・ジョーンズの心臓が入った宝箱をめぐってウィルやジャックと闘うこととなる。結局ノリントンは心臓を手に入れ、ベケット卿のもとへ届ける。ベケット卿は昇進をちらつかせて心臓を手に入れた。
3作目では、ベケット卿によって東インド会社の一員となっていた。しかし自分の行いが原因で力を得たベケット卿の非道ともいえる行動を目の当たりにし、内心ではベケット卿に心臓を提供してしまった事への罪悪感を抱き続けていた。
その為、最後はエリザベス・スワンをデイヴィ・ジョーンズの船から逃がすために裏切り、ブートストラップ・ビルに刺され、デイヴィ・ジョーンズに(魂を代償にした契約を持ちかける意味で)「死ぬのが怖いか」と問われるが、これを拒絶して剣でデイヴィ・ジョーンズを刺して死亡した。
ウェザビー・スワン (Weatherby Swann)
演:ジョナサン・プライス/村松康雄
イギリス帝国ポート・ロイヤル総督。エリザベスの父親。おてんばな娘には頭が上がらないでいる。ジェームズ・ノリントンよりも上席であるが行政職である総督には軍人である提督への命令権はない、このため海軍が捕縛した海賊の処遇には関与できないことになっている。小心者だが娘思い。
2作目では娘を脱走させようとしたため、ベケット卿に捕縛されてしまい、ベケット卿にその座を奪われてしまう。
3作目ではデイヴィ・ジョーンズの心臓の秘密について感づいたばかりに娘と悲しい別れをすることになる。
マートッグとムルロイ(Murtogg & Mullroy)
演:ジャイルズ・ニュー & アンガス・バーネット
ポートロイヤルにてイギリス帝国の船舶の警備をしているユーモラスな海兵。初めは、ジャックと話しているが途中から二人で理屈っぽい言い合いをはじめてジャックを見失う傾向にある。ラゲッティとピンテルのように、緊迫する雰囲気を和ませる役回りを担っている。
2作目には登場しないが、3作目に再登場。マーサーに指示されてデイビィ・ジョーンズの心臓の入った箱を見張っていたが、ブラックパール号とフライング・ダッチマン号が戦った際に、どさくさに紛れてブラックパール号に乗り移る。その後、軍服を脱いで海賊風の服に着替え船員のふりをし、最後は本当に海賊になってバルボッサの手下になる。
カトラー・ベケット(Cutler Beckett)
演:トム・ホランダー/横島亘
東インド貿易会社の権力者。会社の利益を第一に考えている。口癖は「損のない商取引を」(吹き替え版では「全ては利益のため」)。ベケット卿という風に称号をつけて呼ばれる場合もある。
映画では2作目から登場したが、キャラクターの設定では1作目以前に、ジャックと面識があったという。その昔ベケットはジャックを雇っていて、ある日奴隷船を運搬する役割を命じた。しかし、ジャックは船に乗っているのが奴隷だとわかると運ぶのをやめ、乗っていた奴隷たちをアフリカ大陸で解放した。これに激怒したベケットはジャックの船を沈め、「P」の焼印を押すよう命じた。
安定した通商を妨げる海賊達の根絶やしを目論む。狡猾で頭の切れるベケットは、ノリントンが持ってきたデイヴィ・ジョーンズの心臓を使ってジョーンズの弱みを握ることを考えた。一方でノリントンには昇格を持ちかけた。
3作目では、冒頭で海賊容疑で逮捕した大勢の人々を絞首刑にするよう砦で命じた。その後エンデバー号を基点にして、ジョーンズに父親を拘留されているウィルやサオ・フェンらと交渉を進める等した。後半では東インド会社所属の大艦隊を率いて登場。デイヴィ・ジョーンズ率いるフライング・ダッチマン号がジャックらによって沈められたのを見た後、単艦でブラックパール号に接近していくが、海の中から復活したウィルが率いるダッチマン号とブラックパール号に挟まれ、エンデバー号は両側から激しい砲撃を受ける。部下は彼に指示を求めるが、彼は呆然とした顔で「It's just...good business(損のない商取引を)(全ては利益のため)」と部下に告げる。そして、乗員が次々と船を捨てていく中、彼は炎の中に消えていった。
マーサー(Mercer)
演:デイヴィッド・スコフィールド
ベケット卿の忠実な部下。冷酷かつ冷静な人物で、ノリントンの死後は、彼に代ってジョーンズに指示を出す。しかしジョーンズに裏切られ、吸盤で顔を吸い尽くされて絶命する。

伝説の海賊

世界各地に拠点を構える選ばれし9人の“伝説の海賊”達。ジャック・スパロウエリザベス・スワンについては該当項目を参照。

ヘクター・バルボッサ (Hector Barbossa)
演:ジェフリー・ラッシュ/壤晴彦
全部で9人いる伝説の海賊の1人で、カスピ海の海賊王として知られている。その昔、ブラックパール号の船長だったジャック・スパロウを、船員とともに騙して船を乗っ取った。その後、アステカの金貨を見つけて使い呆けたが、その金貨の呪いにかかってしまい、不死身の身体となった。好物は林檎とカスピ海原産のキャビア。
常時ペットである猿のジャック・ザ・モンキーを肩につれている。1作目ではジャックとエリザベスを孤島に置き去りにするなどした。その後呪いが解けた瞬間にジャックの銃撃によって死亡する。2作目にはティア・ダルマの魔術によって復活。
3作目では、船を先導してジャック・スパロウを探しに出た。サオ・フェンに会い、伝説の海賊たちが集まったブレズレンコートでは司会の役割を果たしている。また、船上でデイヴィ・ジョーンズやベケット卿の船団と闘っている最中に、ウィルとエリザベスの結婚に立ち会い、司祭的な役割を果たした。
ベケット卿に勝利した後、バルボッサは再びブラックパール号の船長となった。このとき、ジャックとギブスをトルトゥーガに置き去りにして、サオ・フェンの海図を独り占めしようと考えたが、ジャックにより肝心要の部分が切り抜かれていた。
4作目では、黒ひげとの戦闘でブラックパール号と片脚を失い、その復讐のために英国王ジョージ2世に仕える私掠海賊(字幕では“公賊”)となってジャックの前に現れる。ジョージ2世の命令でスペイン王よりも先に命の泉を発見するため、ジャックの持っていた地図の内容を覚えていたジョシャミー・ギブスを連れて航海に出かける。島に到着した後はジャックと再会してスペイン人相手に共闘し、そして自分が英国王に仕えている本当の理由を明らかにした。その後、生命の泉での戦いでモウドクフキヤガエルの毒を塗った剣で黒ひげを刺し殺し、彼に代わってアン女王の復讐号の船長になる。片足を失った後につけている義足は中に酒が入れられるようになっている。
サオ・フェン (Sao Feng)
演:チョウ・ユンファ/磯部勉
3作目に登場。シンガポールを拠点に東シナ海を統べる中国海賊の長。選ばれし9人の“伝説の海賊”の1人。“デイヴィ・ジョーンズの墓場”(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)への唯一の手掛かりとなる海図を持っている。
シンガポールを拠点に活動する中国の海賊で長い髭が特徴で、ジャック・スパロウがいるとされる世界の果てを示す海図を持っていたことから、バルボッサ率いるブラックパール号の船員たちが地図を求めてフェンのもとを訪れた。
その後カリプソを人間の体から解放しようとするバルボッサと手を結び、逃げた時の担保としてエリザベスを引き渡すように要求した。エリザベスはこの要求をのんだ。この時サオ・フェンはエリザベスの体にカリプソが封印されていると勘違いしていた。その後エンプレス号を奇襲してきたフライング・ダッチマン号の砲弾を受け大木が胸に突き刺ささる致命傷を負う。彼はエリザベスにエンプレス号の船長である証の首飾りとその権限を託し息絶えた。
中国語では「嘯風啸风、xiào fēng)」と書く。
キャプテン・シュヴァル (Capitaine Chevalle)
演:マーセル・ユーレス
3作目に登場。地中海の王。フランスの貿易都市マルセイユ出身。顔に白粉をつけ貴族的な気取りが海賊仲間からは嫌われている。彼は、ヨーロッパの裕福で弱い貿易船や、メキシコからスペインに戻る財宝を積んだ船団を略奪の対象にしている。主に、新世界(アメリカ周辺)のカリブ海に面したフランス植民地(モントセラトハイチ等)と旧世界(ヨーロッパ)の間で取引を行なっている。旗艦は大砲を16門搭載したファンシー号。
ミストレス・チン (Mistress Ching)
演:タカヨ・フィッシャー/片岡富枝
3作目に登場。太平洋の王。夫の死後、中国の海賊を束ねる。盲目ながら9人の中では唯一の女海賊である。何百隻もの船からなる艦隊を指揮し、日本と中国の間での密輸貿易によって不当に利益を得ている。捕らえた敵の首を刎ねたり拷問することで知られている。旗艦は艦載する大砲の数も名前も不明。感情的になると叫ぶ癖がある。吹替え、字幕での名前はマダム・チン。
アモンド・ザ・コルセア (Ammand The Corsair)
演:ガッサン・マスード
3作目に登場。黒海の王。北アフリカ沿岸を中心に活動し、黒海に栄えるバーバリー海賊を使って、キリスト教徒の乗る貿易船に海賊行為を行なっている。オスマン帝国と連合して、トルコからモロッコを超える地域の支配をたくらむ。また、コルセアと呼ばれる国家公認の組織化された海賊船の一団を持つ。旗艦は大砲を10門搭載したジーベック艦のSeref号。
ジェントルマン・ジョカルト (Gentleman Jocard)
演:ハキーム・ケイ=カジム
3作目に登場。大西洋の王。ニューオリンズの奴隷出身海賊。ミシシッピ川メキシコ湾の両方へアクセス出来るニューオリンズの港を拠点としている。彼の人生の多くが神秘と超自然で満ちている。ジョカルトと言う名前は、彼が奴隷生活から逃げた後、元の主人から取ったものである。旗艦は大砲を22門搭載したフリゲート艦のレンジャー号。
スペインのビジャヌエバ (Villeneuva Of SPAIN)
演:セルジオ・カルデロン/広瀬正志
3作目に登場。アドリア海の王。7つの海を旅して、フィリピン南米の港への道を開いた。キャプテン・シュヴァルと競っている。バーバリー海賊(コルセア)と一緒に海賊行為のために外洋で剣を交える。旗艦は大砲を44門搭載するセンチュリオン号。
スリ・スンバジ (Sri Sumbhajee)
演:マーシャル・マネシュ
3作目に登場。インド洋の王でヒンドゥー教の僧でもある。会話をする際、自身の甲高い地声を隠すため、手下を通して喋らせている。領海を移動する金持ちの商船から略奪し、アラブ世界とインドの間で取引している。また、劇中での描写は無いものの超能力を使って戦うことが知られている。旗艦は大砲を8門搭載するOtter号。

フライング・ダッチマン号

デイヴィ・ジョーンズ (Davy Jones)
演:ビル・ナイ/大塚芳忠
2作目から登場。幽霊船「フライング・ダッチマン号」の船長。
ウィリアム(ビル)・ターナー・シニア (William "Bill" Turner Sr.)
演:ステラン・スカルスガルド/柴田秀勝
通称「Bootstrap Bill(靴ひもの(ブーツストラップ)ビル)」。顔や体にヒトデフジツボサンゴ礁のような魚介類がくっついている。
ウィルの父親で2作目から登場した。昔バルボッサの反乱に唯一一人だけ反対したため、バルボッサによって靴紐に大砲の弾を括り付けられ海へ落された。だが、その時アステカの金貨の呪いが掛かっていたため死ねなかった。そのあとにデイヴィ・ジョーンズに拾われて、契約を交わしフライング・ダッチマン号の船員となる。2作目ではジャックの13年間の契約が切れた事を伝えに行くため、ジョーンズの使者としてジャックのもとに送り出される。その後、フライング・ダッチマン号に乗り込んできたウィルと再会。その夜ジョーンズの宝箱の鍵を盗むウィルに協力し、ウィルを船から脱出させる。その後、自分の罪がバレてしまいジョーンズによって独房に閉じ込められる。
3作目では深海生物化が激しく進行しており、既に船の一部になりかけていた上に、思考回路もほとんど消え失せていた。船上での戦いでは息子のウィルの顔も覚えておらず、ただウィルに襲い掛かるだけであった。しかし、最終的にウィルのことを思い出し、デイヴィ・ジョーンズに飛びかかった。その後ジョーンズはウィルによって心臓を刺されたため、ウィルを新しい船長にするために心臓をえぐりだした。ウィルはその後船とともに復活し、ビルを含む船員は人間の姿へと戻った。ベケット卿を倒した後、新たなフライング・ダッチマン号の操舵手(吹き替えでは「舵取り」)として、船長となった息子のウィルについていく。
マッカス(Maccus)
演:ダーモット・カーネイ→ステファン・スタントン/広瀬正志
フライング・ダッチマン号の乗組員の一人。顔は殆どシュモクザメと化し、背中からは背骨の様に足の生えた海老の腹が突き出ている。武器は主に斧。
ハドラス(Hadras)
演:ホークワン・トセ/チョー
頭が巻貝になっており、顔が180度回転すると大きなヤドカリが出てくる。普通の人間より首が弱いらしく、ジャックが投げたヤシの実で頭が捥げた。頭と胴体は意識を共有していないらしい(頭を置き去りに身体だけ船に帰るなど)。3作目で落ちてきたチェストで頭が胴体にめり込み渦に落ち死亡。武器は主にナックルダスター。
コレニコ(Koleniko)
演:クライブ・アシュボーン
上半身が殆どフグになっている乗組員。武器は主に剣。
パリフィコ(Palifico)
演:ウィンストン・エリーズ
身体がサンゴで眼球が無くかわりに線虫が生えている乗組員。口らしき部分が見当たらないが、デイヴィ・ジョーンズがジャックに倒された際、「船と沈んで逝く船長…(The captain goes down with his ship.)」と言葉を発している。二刀流。
グリーンベアード(Greenbeard)
顔が殆どワニのように原型を留めていない乗組員。首を「パキッ」と鳴らすように傾ける癖がある。全身がギリースーツの様に明らかに他の船員よりも大量の海草に覆われている。小説版では甲板長を務めるが映画版では獣のような声しか上げられないので操舵手になっている。3作目ではシンガポール海賊の一人を完膚無きまでに痛めつけていた。
ジミー・レッグス(Jimmy Legs)
演:クリストファー・アダムソン/斎藤志郎
フライング・ダッチマン号の甲板長。デザイン画では操舵手。
クランカー(Clanker)
演:アンディ・ベックウィズ
髪の毛が海草の乗組員。ジャックに渦に落とされ溺死。
ペンロッド(Penrod)
演:ピーター・ドナルド・バダラメンティ2世
身体が殆ど海老と化してしまい、人間の面影が右腕にしかない乗組員。ブラックパールにおけるマーティの様な立ち位置。
ウィバーン(Wyvern)
身体が船壁と同化している乗組員。普段は意識がなく、右腕は常にランタンを掲げている。

アン女王の復讐号

黒ひげ(Blackbeard)
演:イアン・マクシェーン/勝部演之
4作目で初登場する海賊で、「アン女王の復讐号」(Queen Anne's Revenge)の船長。2週間後に義足の男(ヘクター・バルボッサ)に殺害されるという予言を受け、それを回避するべく生命の泉を探す。冷酷無比な性格で、指示に背き勝手な行動をした船員は、娘のアンジェリカの訴えさえも無視して容赦なく殺す。自他関係なく船を操れる不思議な力を持ったカットラスを持ち、ゾンビや呪いの人形を作るなど、ブードゥー教の秘儀らしき術を使う。
アンジェリカ(Angelica)
演:ペネロペ・クルス/本田貴子
4作目で登場する女海賊で、「アン女王の復讐号」の航海士で、黒ひげの娘。かつては修道女で、ジャックとは恋愛関係にあった。
ジャック・スパロウを騙って「アン女王の復讐号」の乗組員を集め、さらに生命の泉の在り処を知るジャック本人も捕え、父である黒ひげを死の予言から救おうとする。

その他

キャプテン・ティーグ・スパロウ(Captain Teague Sparrow)
演:キース・リチャーズ/小林清志
3作目から登場した。大海賊ヘンリー・モーガンバーソロミュー・ロバーツが書き記した「海賊の」の番人。掟の従いに忠実であり、異を唱える者は誰であろうが容赦しないため、9人の伝説の海賊達からも恐れられている。ジャック・スパロウの実父であり、海賊長の招集時に息子と再会する。妻の干し首(頭部のミイラ)を携帯している。旗艦はミステリアス・レディ号。
4作目では、息子であるジャックに“生命の泉”における儀式の準備についてのアドバイスをした。
ティア・ダルマ(Tia Dalma)
演:ナオミ・ハリス/高乃麗
2作目から登場した。ブードゥー教の預言者で、家の中は白い蛇など色々な怪しい物体でごった返している。昔ジャックとは恋愛関係にあったらしい。昔、デイヴィ・ジョーンズとの約束を破り、激昂したデイヴィ・ジョーンズと取引をした伝説の海賊達の手によって人間の体に封じられた。
2作目の最後では自宅に来たウィル達に、クラーケンに飲み込まれたジャック・スパロウを、世界の果てへ赴いて助け出そうと提案し、魔術で復活させたバルボッサを紹介する。
3作目では、彼女の正体がカリプソであることが判明する。難破船島で行われた評議会の後、バルボッサ達によって船上でしばりつけられた状態で解放の呪文を唱えられ、ようやく解放された。ウィルに裏切り者がデイヴィ・ジョーンズだと告げられると、母国の言葉で海賊を侮辱し、無数のカニに分裂して海へと消えた。その後急に天候が悪化し、海には巨大な渦ができ、デイヴィ・ジョーンズはそれがカリプソの仕業だと考えた。
タイ・フアン
演:レジー・リー
サオ・フェンの手下。ジャック・スパロウ救出の旅に同行する。

脚注


デイヴィ・ジョーンズ
Davy Jones
パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャラクター
初登場デッドマンズ・チェスト
最後の登場ワールド・エンド
作者 テリー・ロッシオ
テッド・エリオット
ビル・ナイ
詳細情報
性別 男性
職業 海賊
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デイヴィ・ジョーンズDavy Jones)は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』に登場する悪役の一人。タコの姿をしており、フライング・ダッチマン号の船長である。「深海の悪魔」と言われる。ビル・ナイが演じており、日本語版の吹き替えは大塚芳忠。右手の人差し指がたこ足で左腕が蟹の鋏であり、右足が蟹の足である。ちなみに、"Davy Jones's Locker" は、英語で「海の底」という意味で、名前はこのイディオムから来ている。

略歴

2作目の『デッドマンズ・チェスト』から登場した。彼に魂を売る契約を結ぶことで、死を先延ばしできたり何かと交換できたりする。そしてその契約期限が切れると、彼のフライング・ダッチマン号の船員として100年奴隷として働くことになる。ジャック・スパロウは過去にジョーンズに魂を売って13年間ブラックパール号の船長になることが約束された。2作目ではジャックに100人の奴隷を連れてくるか、100年間奴隷としてフライング・ダッチマン号で働くかを迫った。

彼は昔、海の女神カリプソに恋をしていた。しかしカリプソはジョーンズを愛していなかった為ジョーンズは失恋し、恋の苦しみに耐えられず自分の心臓を抉り出して、宝箱に納めた。その後彼はカリプソから死んだ人間を天国へ送るという使命を命じられた。しかしその使命を拒んだために深海生物の姿に変えられてしまった。なお、ジョーンズの人間時の姿は『ワールド・エンド』でワンシーンのみ登場する。彼は死にかけの水夫を見つけては自分の船員(奴隷)にしている。

心臓が体外にあるため不死身である。ジョーンズの心臓は宝箱(デッドマンズ・チェスト)の中に納められており、クルーセル島に隠されている。またその箱の鍵はジョーンズ自身がタコひげの中に隠しもっている。ジョーンズを殺すか従わせるかして彼との契約から逃れるためには、宝箱と鍵が必要なのである。

2作目では、ジェームズ・ノリントンの手によって、ジョーンズの心臓はカトラー・ベケット卿の手に渡っている。

3作目では心臓を所持しているベケット卿により協力を強いられ、渋々彼に従う。ブラックパール号との戦いのさ中、自分の心臓の入った宝箱の鍵を持っているマーサーを殺し、再びダッチマン号の船長となる。その後宝箱を盗んだジャックとの激闘の末、宝箱をウィルに奪われそれを取り返すためにエリザベスウィルを戦闘不能にする。ウィルを脅迫するが、逆に宝箱を開け心臓を取り出したジャックに脅される。しかし、最後の選択でウィルの胸を剣で突き刺した。しかし、ジャックが折れた剣をウィルに持たせて心臓を刺し、ジョーンズはカリプソの名前をつぶやきながら巨大な渦の中に落ちて行った。

モデル

モデルは、実在するカリブの海賊、黒髭エドワード・ティーチだと言われている。黒髭は、その名前通り髭が濃くて髪も長く、その伸ばした黒髪と髭を何本も編み下げて垂らしていたと言う。

フライング・ダッチマン号の設定は、イギリスに伝わる幽霊船フライング・ダッチマンの伝承と、この伝承を題材にしたワーグナーのオペラ『さまよえるオランダ人』と共通点が多い。

その他、デイヴィとカリプソとの関係は同じディズニーの作品であるアニメ『ガーゴイルズ』のデモーナとマクベスをモデルにしている。マクベスも本作で目的のためにデイヴィと同じく魂を売り渡しており、信じていたはずのデモーナに裏切られている。デイヴィもマクベスと同様に信じていたカリプソに裏切られている。マクベスもデイヴィと同様にデモーナと相打ちにならない限り不死身である。同様にカリプソが牢獄でデイヴィと再会するシーンはデモーナと娘のアンジェラが牢獄で再会するシーンがモデルとされている。

関連項目

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エリザベス・スワン
Elizabeth Swann
パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャラクター
エリザベス・スワンを演じたキーラ・ナイトレイ(2005年トロント国際映画祭にて)
初登場呪われた海賊たち
最後の登場ワールド・エンド
作者 テリー・ロッシオ
テッド・エリオット
キーラ・ナイトレイ
ルシンダ・ドライゼク(幼少期)
弓場沙織(日本語吹替)
詳細情報
別名 エリザベス・ターナー
種族 人間
性別 女性
職業 海賊
家族 ウェザビー・スワン(父)
恋人 ウィル・ターナー
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エリザベス・スワンElizabeth Swann)は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのうち、『呪われた海賊たち』(2003年)、『デッドマンズ・チェスト』(2006年)、『ワールド・エンド』の3作に登場する架空の女性。キーラ・ナイトレイが演じており、日本語吹き替えでは弓場沙織が担当している。『呪われた海賊たち』では、メイドのエリザベス・ターナーという偽名を使っていたが、『ワールドエンド』ではウィル・ターナーと結婚したため、最終的に名字が変わってエリザベス・ターナーになった。

人物

ウェザビー・スワン総督の娘で、父親の勧めによりジェームズ・ノリントンとの結婚が迫られていた。しかし、ウィル・ターナーと恋に落ち、婚約した。ヘクター・バルボッサにさらわれてしまったり、『デッドマンズ・チェスト』ではジャック・スパロウを助けた罪で監禁されたりするなどした。

また、デッドマンズチェストの後半では船に迫るクラーケンと戦い、ジャック・スパロウに手錠を掛けた。このためにジャックはクラーケンに飲み込まれてしまうが、『ワールド・エンド』で助け出された。

『ワールド・エンド』では父がベケット卿に殺されたことを知り、サオ・フェンが敵の砲弾を受けた時、エンプレス号の船長へ任命された。その上、海賊長達が集まって会議を行うブレズレンコートで、ジャック・スパロウの票によって海賊王に選出された。その後、デイヴィ・ジョーンズとの戦いの際中、船上でバルボッサの読み上げでウィル・ターナーと結婚した。ウィルがデイヴィ・ジョーンズに刺されて死んで行くのを看取ったが、ウィルから離れなかったためジャックがウィルから離し、船の帆で空中へ脱出させた。ブラックパール号に戻り、ウィルとフライング・ダッチマン号が海底から復活を遂げたのを見ると、砲撃開始の合図に参加し、ベケット卿の乗るエンデバー号を撃沈した。最後にはブラック・パール号を降り、1日をウィルと過ごした後、夕日の沈む中でフライング・ダッチマン号とともに水平線へ消えるウィルを見届けた。10年後、生まれた子供と共にウィルと再会を果たす。

キャラクターの個性

彼女は活発で元気よく、自立心強い性格として描かれている。もともとはおしとやかな女性だったのだが、シリーズ3作品を通して勇敢な海賊へと変貌を遂げていった。海賊となったのちも、婚約者であるウィル・ターナーや父親のウェザビー・スワンへの愛情は変わらない。大の酒嫌いで、理由は彼女曰く「お酒は最高に立派なはずの男性を最低のクズにする悪い飲み物だから」とのこと(第1作では、実際に無人島で火を起こして酒を放り投げて、狼煙にしていた)。ジャック・スパロウとはポート・ロイヤルで初めて出会い、自分を人質にとり海軍から逃げて行ったことに反感を抱いたが、その反面、自分の命を助けてくれたことに感謝の気持ちを持ち、うまくはいかないが彼が捕まるのを阻止しようと試みるような一面を持つ。

『ワールド・エンド』ではウィルに教えてもらった剣術を利用し、敵から自分の身を守るようになり、自然と2刀流で戦えるようにもなる。巧みな戦略を立ててして敵を倒し、ジャックにより海賊王となったのちもリーダーとしての力量も示してゆく。天性の才能にあふれた強い女性である。

関連項目

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