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「一次資料」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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#REDIRECT [[資料]]
'''一次資料'''(いちじしりょう、英:primary source)とは、同時代の人間が現地で収集・作成した情報、または事物のこと。その時代のコインや日記、手紙、新聞記事なども一次資料になる。例えば1950年代の商品広告ポスターは、当時の人々の近代科学技術に対する認識を知るための良い一次資料である。

一次資料と[[二次資料]]を分けるのは、その中身自体よりも、むしろその使われ方にある。例えば、100年前に500年前の事件について書かれた著作は二次資料であるが、現代の歴史学者にとってはこの著作自体が100年前の人々の[[歴史観]]を知るのに格好の一次資料になる。

また、一次資料は必ずしも二次資料より正確で権威のある情報だというわけではない。[[大学]]や[[研究所]]など方法論的精度を重視する機関において作成され十分に[[査読]]されている二次史料と、日記や手紙のような主観的で偏った記述の一次資料とでは、一概にいずれがより情報価値が高いとは言えない(歴史知識の乏しい人間が偏向した一次資料の記述を直接読めば誤った情報を得る事になる)。

しかし一般には、現代の歴史学者は自ら一次資料を確認し、新たな一次史料を探すことに熱心である。なぜなら、正確であろうとなかろうと一次資料は歴史的問題に新たな情報を提供するものであり、二次資料のみを元に書くのではオリジナルの調査とは認められがたいからである。

==関連項目==
*[[二次資料]]
*[[三次資料]]

[[Category:学問|いちししりよう]]
[[Category:図書館情報学|いちししりよう]]

[[da:Kilde (historievidenskab)]]
[[de:Quelle (Geschichtswissenschaft)]]
[[en:Primary source]]
[[hu:Elsődleges forrás]]
[[nl:Historische bron]]

2005年12月16日 (金) 07:06時点における版

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