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精神科（せいしんか）は、病院の診療科目の一つ。

入院施設のある病院の場合、内部は閉鎖病棟と解放病棟にわかれている。閉鎖病棟では症状の重い患者の自殺等の自傷行為や他者を傷つける行為（自傷他害という）を防止するため、病棟内部が施錠されている点が他の病院と異なる。病院によっては社会生活に順応するための作業所を併設したり、デイケアなどのサービスを行うものもある。

1989年の「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則」の改正までは、男性看護師（旧称・看護士）は、女性看護師（旧称・看護婦）と異なり、精神科病棟での勤務を前提とした教育体制が取られていた。改正後は男女とも同一の教育カリキュラムとなっている。

精神病院は、精神障害者への差別から診察に訪れにくいイメージが強いために、近年では外来科目としてはメンタルクリニックなど呼称に工夫がされるようになった。

外部リンク

社団法人日本精神科病院協会

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 [[en:Psychiatric hospital]]
-'''精神科'''（'''せいしんか'''）は、[[病院]]の診療科目の一つ。精神科を専門とする病院は「精神病院」と呼ぶ。
+'''精神科'''（'''せいしんか'''）は、[[病院]]の診療科目の一つ。
-[[精神疾患]]を治療することが主目的であるが、[[措置入院]]などのため、閉鎖病棟では病棟内部がカギのかかる牢屋のように作られているのが他の病院と大きく異なる。近年では開放病棟も増え、[[デイケア]]や[[作業所]]を併設したり、連携をしていることも多くなってきている。
+入院施設のある病院の場合、内部は閉鎖病棟と解放病棟にわかれている。閉鎖病棟では症状の重い患者の自殺等の自傷行為や他者を傷つける行為（自傷他害という）を防止するため、病棟内部が施錠されている点が他の病院と異なる。病院によっては社会生活に順応するための作業所を併設したり、[[デイケア]]などのサービスを行うものもある。
 [[1989年]]の「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則」の改正までは、男性[[看護師]]（旧称・看護士）は、女性看護師（旧称・看護婦）と異なり、精神科病棟での勤務を前提とした教育体制が取られていた。改正後は男女とも同一の教育カリキュラムとなっている。
-精神病院は、[[精神障害者]]への[[差別]]から「'''気違い病院'''」（きちがいびょういん）と呼ばれることが多く、診察に訪れにくいイメージが強いために、近年では外来科目としては「[[心療内科]]」と改称されていることがほとんどである。
+精神病院は、[[精神障害者]]への[[差別]]から診察に訪れにくいイメージが強いために、近年では外来科目としてはメンタルクリニックなど呼称に工夫がされるようになった。
-「気違い病院」の呼称はフォーマルな場面では問題があるが、実際に俗称としては多く使われているので、あえて表記しておく。
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