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「ドラゴンクエストシリーズの呪文体系」の版間の差分

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Fuji-77 (会話 | 投稿記録)
「漫画・アニメ作品で登場した呪文」>「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」節をDRAGON QUEST -ダイの大冒険-へ転記
Fuji-77 (会話 | 投稿記録)
「漫画・アニメ作品で登場した呪文」>「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」節をドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章に転記
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==漫画・アニメ作品で登場した呪文==
==漫画・アニメ作品で登場した呪文==
===ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章===
以下は漫画『[[ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章]]』のオリジナル呪文である。こちらもダイの大冒険と同様、ザオラル等の蘇生呪文は使用されていない。ただし、能力向上呪文(スカラ・バイキルト・ピオリム等)は使用された。

*ニフラーヤ
*:昇天呪文。地上を彷徨う霊魂をあの世へと送り届ける。
*エビルデイン
*:黒い雷を放つ、魔人と勇者の両方の血を併せ持つジャガン専用呪文。その威力はライデインを凌ぐ。
*オメガルーラ
*:かつて精霊ルビスが生み出した究極の大転移魔法。異魔神はこの呪文を受けて精神を宇宙の彼方へと飛ばされ、肉体は闇のオーブに封印された。3つのロトの紋章(アルスが下半分、アランが上半分、アステアが中央の宝玉)に刻まれており、紋章がひとつになった時、彼らロトの血を引く者達の意思により巨大な立体魔法陣が現れ呪文が発動する。
====合体魔法====
大賢者カダルによって編み出された、2つ(以上)の呪文を組み合わせる秘術。
*バイバーハ
*:フバーハ+フバーハ。二重に展開した障壁が、炎や吹雪を倍返しにする。
*バギラ
*:バギ+ギラ。炎の渦と刃で敵を焼き、引き裂く。
*スカラル
*:スクルト+スクルト。味方全体の守備力を増強する。
*スピオキルト
*:スクルト+ピオリム+バイキルト。
*オクルーラ
*:ルーラ+ルーラ。転移呪文。対象者のみを別の場所に移動させる。
*「閃熱大炎」メゾラゴン
*:メラゾーマ+ベギラゴン。巨大な火炎を放つ。
*「氷刃嵐舞」マヒアロス
*:マヒャド+バギクロス。無数の氷の刃で敵を切り裂く。
*「爆裂旋風」イオナロス
*:イオナズン+バギクロス。猛烈な爆風で敵を木っ端微塵に吹き飛ばす。
*「閃吼爆裂」イオラゴン
*:イオナズン+ベギラゴン。
*「火炎竜巻」メラゾロス
*:メラゾーマ+バギクロス。巨大な炎の竜巻を発生させる。
*「嵐竜変化」バギグラム
*:バギクロス+ドラゴラム。飛行可能な翼を持った竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
*「双竜変化」ドラゴラム×2
*:二つの首を持つ竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
*「強制変身」モシャサス
*:モシャス+モシャス。相手を強制的に変身させる。

===アニメ・ドラゴンクエスト(アベル伝説)===
===アニメ・ドラゴンクエスト(アベル伝説)===
以下はアニメ『[[ドラゴンクエスト (アニメ)|ドラゴンクエスト]]』(通称「アベル伝説」)のオリジナル呪文である。
以下はアニメ『[[ドラゴンクエスト (アニメ)|ドラゴンクエスト]]』(通称「アベル伝説」)のオリジナル呪文である。

2005年10月16日 (日) 08:04時点における版

ドラゴンクエストの呪文体系は、ドラゴンクエストシリーズにおける様々な呪文を体系別にしたものである。

ロールプレイングゲームにおいては、さまざまな魔法が登場しているが、このドラゴンクエストシリーズも例外ではない。本シリーズでは魔法は「呪文」(じゅもん)と呼称され、魔法を使うことは「呪文を唱える」という。勇者系、神官・僧侶系、魔法使い系などその数も多い。また、シリーズによっては複数の系統の呪文を身につけることも出来る。

作品における呪文の位置づけ

呪文には、敵キャラクターとの戦闘中のみ使用できるもの(攻撃呪文・妨害呪文・補助呪文)、戦闘中と移動中の両方において使用できるもの(回復呪文)、移動中のみに使用できるものがある。作品・呪文ごとに消費MP(マジックパワー)が定められており、呪文を使用するとその者のMPが消費MP分減算される。キャラクターの残りMPが呪文の消費MPよりも少ないと、呪文を使用することはできない。

呪文は基本的に、経験値をためてキャラクターのレベルが上がることによって覚えるが、『VI』以降ではそれ以外にも「職業レベル」や「スキルポイント」のアップによって覚えるケースもある。また、一部、ストーリー中のイベントによって覚える呪文もある。(なお、このことは特技(→ドラゴンクエストの特技一覧)についても同様である。)

また、味方のキャラクターのみならず、敵キャラクターにも呪文を使用するものが存在し、中には敵キャラクター専用の呪文も存在する。

呪文の多くは、その呪文の形態に応じて名前が付けられている。例えば、メラは「めらめら」というような炎の形容、「ギラ」は「ぎらぎら」と光の形容を捩ったようなネーミングがされている。中には過去のアニメから取ったようなネーミングもあり、「ラリホー」は1970年代、東海地区で放送されていたアメリカテレビアニメ、『スーパースリー』に登場する主人公達のかけ声でもある。また、「デイン」は雷系呪文であり、ライデイン=雷電と通じるが、アニメの『勇者ライディーン』若しくはイエロー・マジック・オーケストラのヒット曲、『雷電(ライディーン)』を連想させる物でもある。また、地方の方言を入れたと思われる物もある。例えば「ヒャド」は冷たいことを「ひゃだるっこい」という地方(多分鳥山明の地元方言)もある。魔法関係は「マホ~」みんなで唱えるものは「ミナ~」、威力が強くなるものは「べ~」「~マ」がつく傾向がある。

本編に登場した呪文

以下では、ドラゴンクエストシリーズにおける呪文を体系別に解説する。また、ゲーム作品だけでなく、関連する漫画アニメの作品に登場したオリジナルの呪文についても解説する。

攻撃呪文

敵に直接ダメージを与えることを目的とした呪文。戦闘中にのみ使うことができる。大まかに以下に分けることができる。モンスターには以下の系統ごとに耐性が設定されている。

  • メラ(火炎)系(メラ・メラミ・メラゾーマ)
    火の球をぶつける単体攻撃呪文。初等のメラは魔法使いなどが最初に覚えるもので、ダメージも小さい(これを利用して敵のマホカンタの有無を確認するのも手法の1つ)。が、メラミ以降はダメージ量が非常に大きくなる。
  • ギラ(閃熱)系(ギラ・ベギラマ・ベギラゴン)
    敵を炎で包み込む。同じ敵のグループに有効。
    ※例外:『ドラゴンクエストI』および『II』のギラは『III』以降のメラと同等の威力で、敵単体が対象。また、『II』のベギラマは敵全体に効果がある。ちなみに、当初は、ギラが火の玉の呪文、ベギラマが雷の呪文という設定になっており、『III』の「公式ガイドブック」の発売によって“ギラ系=閃熱の呪文”という設定に統一された。
    「ダイの大冒険」においては、火炎系統の中で最も上級として扱われている。
  • イオ(爆烈)系(イオ・イオラ・イオナズン)
    爆発を発生させることで敵全体を攻撃する。
  • ヒャド(氷)系(ヒャド・ヒャダルコ・ヒャダイン・マヒャド)
    氷や冷気による攻撃呪文。ヒャドは敵単体、ヒャダルコは敵1グループ、ヒャダインは敵全体への攻撃となる。マヒャドは『III』および『IV』では敵1グループ、『V』以降では敵全体を攻撃する。『V』以降にはヒャダインが存在しない。
  • バギ(真空)系(バギ・バギマ・バギクロス)
    かまいたちを発生させ、敵1グループを切り裂く。他の呪文と比べてダメージのばらつきが大きい。
  • デイン(電撃)系(デイン・ライデイン・ギガデイン・ミナデイン)
    聖なる力で雷雲を呼び寄せて電撃を落とす。勇者と呼ばれる者が使うことが多い呪文である。
    『ドラゴンクエストIII』および『IV』では、ライデインが単体対象、ギガデインが全体対象となっている。それ以降の作品ではライデインが全体対象、ギガデインがグループ対象である。ミナデインは戦闘パーティー全員の力を合わせて敵単体にダメージを与える(この際、そのターンはパーティー全員がミナデイン以外の一切の行動ができない)。また『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズでは、ライデインの下位呪文となる単体対象のデインもある。

また、これらの他に以下のような特殊な攻撃呪文が存在する。

  • ザキ系(死の呪文)(ザキ・ザラキ・ザラキーマ)
    相手を即死させるが、失敗することもある。ザキは単体、ザラキはグループ、ザラキーマは全体対象である。ザラキ・ザラキーマよりもザキのほうが成功確率は高い。
  • メガンテ(自己犠牲呪文)
    自分の命を犠牲にして敵全体を消滅あるいは瀕死状態にさせる。砕け散った敵からは、経験値などを得ることはできない。
  • ニフラム
    敵グループを光の彼方に消し去る。効くモンスターは限られており、主に弱い敵、ゾンビ系や物質系の敵や一部の夜行性の敵に有効。経験値などを得ることはできない。
  • バシルーラ
    移動呪文のルーラと同様の作用で相手を遠隔地に飛ばしてしまう。経験値などを得ることはできない。『VI』『V』には登場していない。
  • コーラルレイン、メイルストロム
    『VII』の職業、海賊が覚えることができる。水流によってダメージを与える。属性はバギ系。コーラルレインは敵全体、メイルストロムは敵1グループが対象。
  • ジゴフラッシュ
    光を発して全体にダメージを与えるとともに幻惑状態(マヌーサをかけられた状態と同じ)にする。『VIII』にて敵のみが使う呪文。
  • マダンテ
    詠唱者の全MPを消費して、その3倍(作品によっては2倍)のダメージを敵全体に与える究極の呪文。マホカンタで跳ね返すことができない。『VI』『VII』、およびプレイステーション版『IV』では、呪文ではなく特技となっている。

攻撃補助呪文

敵の行動を封じたりステータスを下げたりすることによって、戦闘を有利にする呪文。戦闘中にのみ使用できる。

  • ラリホー(催眠呪文)
    敵1グループを眠らせる。上位呪文に敵全体対象のラリホーマがある。
    ※ラリホーマは初登場した『IV』では単体呪文であり、より深く相手を眠らせることができた。
  • メダパニ(精神混乱呪文)
    敵1グループを混乱させる。上位呪文に敵全体対象のメダパニーマがある。
  • マヌーサ(幻惑呪文)
    敵1グループを霧に包み、直接攻撃(打撃)の命中率を下げる。
  • ルカニ
    敵1体の守備力を下げる。敵1グループに及ぶ代わりに低下率の低いルカナンもある。
  • ボミオス
    敵1グループの素早さを下げる。『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズでは単体対象のボミエもある。
  • マホトーン(呪文封じ)
    敵1グループの呪文を一定時間封じ込める。
  • ペスカトレ
    敵1グループの踊り(ふしぎなおどり、死のおどりなど)を一定時間封じ込める。
  • マホトラ
    敵1体のMPを奪い取って自分のものにする。
  • ディバインスペル
    呪文に対する抵抗力を弱め、こちらの呪文を効きやすくする。
  • マジャスティス、ギガジャティス
    敵にかけられている補助呪文の効果をすべて打ち消す。ギガジャティスはさらに数ターンの間呪文を一切使用できない状態にする。

補助呪文

戦闘をサポートする呪文には以下のような物がある。戦闘中にのみ使用できる。なお、上昇したステータスは戦闘が終わると元に戻る。

  • スカラ
    味方一人の守備力を上げる。全体に及ぶ代わりに上昇率の低いスクルトもある。
  • ピオリム
    味方全員の素早さを上げる。『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズでは単体対象のピオラもある。
  • バイキルト
    味方一人の攻撃力を2倍にする。重ねがけはできない。
  • マホステ
    他人が自分にかけた呪文をすべて無効にしてしまう。
  • マホキテ
    相手の呪文を受けたとき、その消費MPを吸い取る。
  • マホカンタ(呪文返し)
    他人がかけた呪文を術者にはね返す。1回だけで効果の切れるマホターンもある。仲間のかけたホイミなどの回復呪文も跳ね返してしまう。『III』の発売前は「マホテスマ」という名前で紹介されていたことがある。
  • フバーハ(防御光幕呪文)
    炎や冷気といったブレス系の攻撃のダメージを軽減するバリアを張る。
  • マジックバリア
    呪文によるダメージを軽減する。
  • アストロン(鋼鉄変化呪文)
    味方全体を鉄のかたまりとし、一定ターンの間全ての攻撃を無効化する。自分も一切の行動が不能になる。敵の出方を伺うときや、敵のMPをムダ使いさせてしまいたいときに便利。
  • モシャス(変身呪文)
    味方一人のHP・MPを除く能力をコピーする。敵が使う場合はこちら側の一人の外見と能力がコピーされる。
  • ドラゴラム(火竜変化呪文)
    ドラゴンに変身して炎などで敵を攻撃する。変身中は命令することはできない。

回復呪文

味方の状態を回復させる呪文には以下のような物がある。以下の呪文は特に記述がない限り、戦闘中・移動中の両方に使用できる。

  • ホイミ(回復)系(ホイミ・ベホイミ・ベホマ)
    単体のHPを回復させる。ベホマは最大値まで完全回復させる。
  • ベホマラー系(ベホマラー・ベホマズン)
    味方全体のHPをある程度回復する。ベホマズンは全員のHPを完全回復させる。戦闘中にしか使用できない作品もある。
  • キアリー(解毒呪文)
    毒、猛毒を治療する。
  • キアリク
    麻痺を治療。睡眠の治療効果(ザメハと同じ効果)を兼ねている作品もある。
  • キアラル
    混乱状態を治療。戦闘中のみ使用できる。
  • ザメハ
    寝ている味方を起こす。戦闘中のみ使用できる。
  • ザオリク(蘇生呪文)
    死んだ味方を蘇生させる。成功確率と復活後のHP回復率の低いザオラルもある。
  • メガザル
    自らを犠牲にして仲間全員を蘇生かつ完全回復させる。全てのMPを消費するが、使用できるのは戦闘中のみ。
  • シャナク
    呪われたアイテムを装備してしまった際にそれを破壊する。『V』では敵にかけられた呪いを解く用途で用いる。
  • マホアゲル(マホイミ・マホリク・マホイズン)
    自分のMPを他の味方に分け与える。戦闘中のみ使用できる。

移動呪文

以下に挙げられるのは移動中に使う呪文である。

  • ルーラ(瞬間移動呪文)
    1度行ったことがある町や村に移動する。ただし、『I』ではラダトーム城へ、『II』(携帯版を除く)では最後に復活の呪文を聞いた(セーブした)場所に戻る。ファミリーコンピュータ版の『IV』からは洞窟などで唱えると天井に頭をぶつける現象も見られるようになった。また、重要なイベントが進行中の場合に唱えると、「ふしぎなチカラ」によってかき消されてしまうこともある。一部の作品では戦闘から逃げる目的でも使用できる。
  • リレミト
    洞窟や塔、迷宮の中から脱出する。
  • トラマナ
    普通に歩くとダメージを受ける場所で、そのダメージを無効化するバリアを張る。
  • ラナルータ
    昼と夜を逆転させる。
  • レミーラ
    洞窟内を明るく照らす。
  • レミラーマ
    街や城などで落ちているアイテムやお金を見つける。
  • アバカム(開扉呪文)
    鍵のかかっている扉を開ける。この呪文でも開かない扉もある。
  • トヘロス
    しばらくの間、弱いモンスターが出現しないようにする。
  • インパス
    発見した宝箱・壷がミミックやひとくいばこなどのモンスターが偽装したものかどうかの判別や、アイテムの鑑定を行う。
  • レムオル
    パーティ全員の姿が消える。街の人からは気づかれなくなるが、モンスターからは見えるらしい。
  • フローミ
    洞窟や塔などで現在の地名や階層を知ることができる。

その他

以上のどれにも属さない呪文である。

  • パルプンテ
    戦闘中に使える。数種類の効果のうち、何が起こるかはわからない。以下に主な効果を挙げる。
    • 恐ろしいものが現れ、敵全員が逃げ出し、味方全員気絶する。
    • 魔神が現れ、敵全員に攻撃して去っていく。(何故か笑いながら現れ去っていく)
    • 敵味方全員が混乱する。あるいは敵味方全員が眠る。
    • 流星が降り注ぎ、敵味方全員のHPが1になる。
    • 敵味方全員のMPが0になる。
    • その後の攻撃が全て会心の一撃になる。
    • 時間が戻り、戦闘開始時に戻ってしまう。
    • 山彦が返ってくるだけで何も状況が変化しない。

漫画・アニメ作品で登場した呪文

アニメ・ドラゴンクエスト(アベル伝説)

以下はアニメ『ドラゴンクエスト』(通称「アベル伝説」)のオリジナル呪文である。

  • レロハ
    マヌーサの効力を無効化する。
  • ヒリカ
    光を放つことにより、辺りを明るくする。レミーラと似ている。
  • セナハ
    相手が話そうとしないことでも強制的に喋らせる。
  • アポート
    自分から遠く離れた場所にある物体を、自分のところへ瞬間移動させる。
  • ジュエルボーン
    宝石からモンスターを生み出す。大魔王バラモスが使う呪文。

関連項目