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10名の忍で構成されている謎の小組織(ペイン |
10名の忍で構成されている謎の小組織(ペイン6体を含めれば16名)。かつて[[大蛇丸 (NARUTO)|大蛇丸]]も入っていた。その後ストーリーの進行とともに倒されていき構成人数は半減した。各国の抜け忍たちで構成され、構成員のほとんどがS級[[犯罪|犯罪者]]である。イタチの死後、木ノ葉隠れの里を潰すために[[うちはサスケ]]と手を組んだ。 |
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現在の組織の重要任務は全ての[[尾獣]]を我が物とし金を集めること。それにより、各忍里に代わる忍世界初の戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的とされる。 |
現在の組織の重要任務は全ての[[尾獣]]を我が物とし金を集めること。それにより、各忍里に代わる忍世界初の戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的とされる。 |
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メンバー1人に対し尾獣1体の捕獲のノルマが課せられている。尾獣9体のうちすでに7体を捕獲し、外道魔像に封印した。 |
メンバー1人に対し尾獣1体の捕獲のノルマが課せられている。尾獣9体のうちすでに7体を捕獲し、外道魔像に封印した。リーダーのペインは尾獣を集める目的をメンバーには「世界征服」だと語っているが、[[自来也 (NARUTO)|自来也]]と戦った時には「集めた尾獣を使い、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにすること」を目的にしていると語っていた。 |
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黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字刻まれた[[#指輪|指輪]]をはめている。 |
黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字刻まれた[[#指輪|指輪]]をはめている。 |
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二人一組(ツーマンセル)での行動が基本 |
二人一組(ツーマンセル)での行動が基本で、構成員時の大蛇丸もサソリと組んで行動していた。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあり、大蛇丸の暗殺も企んでいた。 |
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また、アニメではシルエットでの初登場の際には台詞があっても、クレジットはされず、姿を現して正規登場したときに声優が明かされるという指向を取っている(風影奪還編では、飛段や角都も会話をしている)。 |
また、アニメではシルエットでの初登場の際には台詞があっても、クレジットはされず、姿を現して正規登場したときに声優が明かされるという指向を取っている(風影奪還編では、飛段や角都も会話をしている)。 |
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=== 指輪 === |
=== 指輪 === |
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各個に「'''零・青・白・朱・玄・空・南・北・三・玉'''」が一字ずつ刻まれている10個の指輪。トビの話からすると指輪をはめると暁の正式メンバーの証とされている |
各個に「'''零・青・白・朱・玄・空・南・北・三・玉'''」が一字ずつ刻まれている10個の指輪。トビの話からすると指輪をはめると暁の正式メンバーの証とされている。 |
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なお、空の指輪は大蛇丸の暁脱退時にイタチに落とされた腕の指にはめられた状態で大蛇丸が所有。角都の指輪は遺体を木の葉の里に運ばれたので、現在は木の葉の里に、飛段の指輪も本体と共に深い穴の底、デイダラの指輪は自身の自爆により、消失した |
なお、空の指輪は大蛇丸の暁脱退時にイタチに落とされた腕の指にはめられた状態で大蛇丸が所有。角都の指輪は遺体を木の葉の里に運ばれたので、現在は木の葉の里に、飛段の指輪も本体と共に深い穴の底、デイダラの指輪は自身の自爆により、消失した。イタチの指輪は、遺体と共に何処にあるかは不明。 |
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「幻龍九封尽」の発動に使用され、各々担当する指があり、その担当位置とリンクした指に指輪をはめている。 |
「幻龍九封尽」の発動に使用され、各々担当する指があり、その担当位置とリンクした指に指輪をはめている。 |
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暁のリーダー格の忍であり[[血継限界#輪廻眼(りんねがん)|輪廻眼]]を持つ忍。雨隠れの里の所属であり、現時点では同里の支配者的な存在である。額当てに傷を入れているものの、抜け忍とはされていない。何らかの発表は全て代役によって行われ、公には姿を現すことがなく、一部の忍には神のように崇められている。顔中、或いは体中の至る所に高周波チャクラを受ける復調装置(いわゆるチャクラの受信機)をピアスのように刺している。 |
暁のリーダー格の忍であり[[血継限界#輪廻眼(りんねがん)|輪廻眼]]を持つ忍。雨隠れの里の所属であり、現時点では同里の支配者的な存在である。額当てに傷を入れているものの、抜け忍とはされていない。何らかの発表は全て代役によって行われ、公には姿を現すことがなく、一部の忍には神のように崇められている。顔中、或いは体中の至る所に高周波チャクラを受ける復調装置(いわゆるチャクラの受信機)をピアスのように刺している。 |
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尾獣を集める目的をメンバーには「(前述の)世界征服」だと語っているが、[[自来也 (NARUTO)|自来也]]と戦った時には「集めた尾獣を使い、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにすること」を目的にしていると語った。 |
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ペインとは、基本的に輪廻眼を持った6人を指し、それらを'''ペイン[[六道]]'''と総称する。6体とも使用できる能力が異なり、1個体1系統の能力を持ち、視野を共有しあっている。また、6体はそれぞれに「[[地獄]]道」「[[餓鬼]]道」「[[畜生]]道」「[[修羅道]]」「[[人間界|人間]]道」「[[天 (仏教)|天]]道」と名が割り当てられている。自来也によると、いずれも過去に自分が会ったことがある忍で構成されている。一方、ペインは「もしこのような秘密が無ければ自来也に勝てはしなかっただろう」としている。その中で、6人のうち自来也に倒された畜生道(風魔一族の忍の個体)は、フカサクにより木ノ葉に運ばれた。その時のペインは5体であったが、マダラの前では山中いのいちが雨隠れの忍の脳内を見た際には死体であった、小柄な女性の個体が輪廻眼を持って再び畜生道として登場し、欠員が埋められた。また、自来也の蹴りで両目を潰された人間道は後に何らかの方法で眼を回復している。 |
ペインとは、基本的に輪廻眼を持った6人を指し、それらを'''ペイン[[六道]]'''と総称する。6体とも使用できる能力が異なり、1個体1系統の能力を持ち、視野を共有しあっている。また、6体はそれぞれに「[[地獄]]道」「[[餓鬼]]道」「[[畜生]]道」「[[修羅道]]」「[[人間界|人間]]道」「[[天 (仏教)|天]]道」と名が割り当てられている。自来也によると、いずれも過去に自分が会ったことがある忍で構成されている。一方、ペインは「もしこのような秘密が無ければ自来也に勝てはしなかっただろう」としている。その中で、6人のうち自来也に倒された畜生道(風魔一族の忍の個体)は、フカサクにより木ノ葉に運ばれた。その時のペインは5体であったが、マダラの前では山中いのいちが雨隠れの忍の脳内を見た際には死体であった、小柄な女性の個体が輪廻眼を持って再び畜生道として登場し、欠員が埋められた。また、自来也の蹴りで両目を潰された人間道は後に何らかの方法で眼を回復している。 |
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基本的に全員が同じ声で話し、橙色の髪を持つ(生前とはそれぞれ異なる)。6体の外見と能力は以下の通り。なお、能力自体は |
基本的に全員が同じ声で話し、橙色の髪を持つ(生前とはそれぞれ異なる)。6体の外見と能力は以下の通り。なお、能力自体は本体の人物が持っているものを分割したもの。 |
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* '''地獄道''' - 年配の男の個体、疾風伝では演説をしていた。片手か両手で対象者の首を掴んで体を持ち上げ、自らの問いに対し真偽を問う拷問ともいえる尋問を行う。その答えを聞くと、周囲は黒い炎に囲まれた上に[[閻魔]]のような化け物が呼び出され、対象者の口から魂を引きずり出す。それはやがて閻魔の口から出た腕に引きずられていき、問いに対して嘘をついた者を死に至らせる。なおこの化け物は尋問の対象者にしか見えないため、幻術の世界で行われていることが窺え |
* '''地獄道''' - 年配の男の個体、疾風伝では演説をしていた。片手か両手で対象者の首を掴んで体を持ち上げ、自らの問いに対し真偽を問う拷問ともいえる尋問を行う。その答えを聞くと、周囲は黒い炎に囲まれた上に[[閻魔]]のような化け物が呼び出され、対象者の口から魂を引きずり出す。それはやがて閻魔の口から出た腕に引きずられていき、問いに対して嘘をついた者を死に至らせる。なおこの化け物は尋問の対象者にしか見えないため、幻術の世界で行われていることが窺える。 |
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* '''餓鬼道''' - 太った男の個体で、かつては草隠れの忍、疾風伝では酒場で酔いつぶれていた。他者の術を全て吸収し、無効とする「封術吸印」を使用する。単に敵のチャクラを直接吸い取ることもできる。但し、主に間接攻撃に対して使用するため、物理攻撃(主に体術)には対処できない。 |
* '''餓鬼道''' - 太った男の個体で、かつては草隠れの忍、疾風伝では酒場で酔いつぶれていた。他者の術を全て吸収し、無効とする「封術吸印」を使用する。単に敵のチャクラを直接吸い取ることもできる。但し、主に間接攻撃に対して使用するため、物理攻撃(主に体術)には対処できない。 |
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* '''畜生道''' - 雨隠れでは、かつての自来也との戦いで額に傷を負った風魔一族の男の個体が登場。自来也に倒されフカサクにより木ノ葉隠れに輸送された。その後補充されていた女性の死体が新たな畜生道となった。基本的に「口寄せの術」「増幅口寄せの術」を使用する。動物が中心だが、別のペインの個体を呼び出すこともできる。 |
* '''畜生道''' - 雨隠れでは、かつての自来也との戦いで額に傷を負った風魔一族の男の個体が登場。自来也に倒されフカサクにより木ノ葉隠れに輸送された。その後補充されていた女性の死体が新たな畜生道となった。基本的に「口寄せの術」「増幅口寄せの術」を使用する。動物が中心だが、別のペインの個体を呼び出すこともできる。 |
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また、餓鬼道は木ノ葉に運ばれた風魔一族の個体に受信機を刺そうとしていた |
また、餓鬼道は木ノ葉に運ばれた風魔一族の個体に受信機を刺そうとしていた |
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忍の世界で知らない者がいない山椒魚の半蔵、その両親と妻子、離れた親類、その友、また赤子に至るまで関係の有る者を全て殺害し、雨隠れに侵入した自来也さえも殺害していることから、高い実力が窺える。なお、自来也は死に際にフカサクに「'''本物葉意無椅'''(ほんものはいない)」との暗号を残していた。 |
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その後、自来也の残した情報を元にペインの謎を探り当て、高い場所からチャクラを受信して操作していると推測に至る。その推測通り、本体の |
その後、自来也の残した情報を元にペインの謎を探り当て、高い場所からチャクラを受信して操作していると推測に至る。その推測通り、本体の人物が言葉を発し身体に突き刺した受信機でペイン六道を操作していた。しかしその身体は痩せ細り、機械を用いて移動を行っており、チャクラを激しく消耗していた。 |
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マダラとの話で木ノ葉隠れの里への侵攻を語っていたペインは、小南と共に詰所にいる木ノ葉の忍を殺害し、木ノ葉隠れの里へ侵入した。里は結界が敷かれていたが、畜生道を里の中に入れて他のペインを口寄せすることで、結界班の裏を欠くことができた。役割は、陽動が修羅道、畜生道、餓鬼道、探索が天道、人間道、地獄道、これに加わった小南となっている。 |
マダラとの話で木ノ葉隠れの里への侵攻を語っていたペインは、小南と共に詰所にいる木ノ葉の忍を殺害し、木ノ葉隠れの里へ侵入した。里は結界が敷かれていたが、畜生道を里の中に入れて他のペインを口寄せすることで、結界班の裏を欠くことができた。役割は、陽動が修羅道、畜生道、餓鬼道、探索が天道、人間道、地獄道、これに加わった小南となっている。 |
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一度は撤退したが、天道は神羅天征で木ノ葉に穴を開けた。被害は大蛇丸が仕掛けた木ノ葉崩しを遥かに上回ると言えよう。この時にナルトが戻ったため、地獄道の能力で修羅道を蘇生させ、ナルト、妙木山の蝦蟇らと交戦を開始。死闘の末、天道のみが残った。その天道もついに消耗戦の末にナルトの螺旋丸の前に敗れ、ペインを操作していた長門がナルトと話をすることになる。そして、長門が自らが外道であることを明かす。 |
一度は撤退したが、天道は神羅天征で木ノ葉に穴を開けた。被害は大蛇丸が仕掛けた木ノ葉崩しを遥かに上回ると言えよう。この時にナルトが戻ったため、地獄道の能力で修羅道を蘇生させ、ナルト、妙木山の蝦蟇らと交戦を開始。死闘の末、天道のみが残った。その天道もついに消耗戦の末にナルトの螺旋丸の前に敗れ、ペインを操作していた長門がナルトと話をすることになる。そして、長門が自らが外道であることを明かす。 |
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* '''外道''' - ペイン六道の本体 |
* '''外道''' - ペイン六道の本体。生と死の外れにある存在。 |
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長門は少年時代自来也に師事していた。長門は木ノ葉の忍に両親を殺害された時輪廻眼を開眼。その後自来也に師事し自来也が去った後、弥彦をリーダーとした組織を結成、規模を拡大させていった。その後同盟を持ちかけてきた雨隠れの長・半蔵の裏切りで弥彦が命を落とし、ついには「口寄せ・外道魔像」を使用し、半蔵らの忍を多数殺害した。その後自らが組織のリーダーとなる。 |
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戦争と平和についてナルトと話をし、最終的にナルトが自分達を殺めず、かつての師である自来也の教えを貫き通すことを宣言したことにより、彼に全てを賭けることを決意。木ノ葉襲撃により極限まで消耗したチャクラ状態で「外道・輪廻天生の術」を使い、襲撃により死亡した者達を蘇生させ、自身は体に多大な負荷がかかり命を落とした。遺体は弥彦と共に、小南によって運ばれた。 |
戦争と平和についてナルトと話をし、最終的にナルトが自分達を殺めず、かつての師である自来也の教えを貫き通すことを宣言したことにより、彼に全てを賭けることを決意。木ノ葉襲撃により極限まで消耗したチャクラ状態で「外道・輪廻天生の術」を使い、襲撃により死亡した者達を蘇生させ、自身は体に多大な負荷がかかり命を落とした。遺体は弥彦と共に、小南によって運ばれた。 |
2010年1月16日 (土) 05:36時点における版
*単行本未収録の情報はできるだけ載せないでください。
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暁(あかつき)は、漫画作品『NARUTO -ナルト-』およびテレビアニメの『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の組織。
概要
10名の忍で構成されている謎の小組織(ペイン6体を含めれば16名)。かつて大蛇丸も入っていた。その後ストーリーの進行とともに倒されていき構成人数は半減した。各国の抜け忍たちで構成され、構成員のほとんどがS級犯罪者である。イタチの死後、木ノ葉隠れの里を潰すためにうちはサスケと手を組んだ。
現在の組織の重要任務は全ての尾獣を我が物とし金を集めること。それにより、各忍里に代わる忍世界初の戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的とされる。
メンバー1人に対し尾獣1体の捕獲のノルマが課せられている。尾獣9体のうちすでに7体を捕獲し、外道魔像に封印した。リーダーのペインは尾獣を集める目的をメンバーには「世界征服」だと語っているが、自来也と戦った時には「集めた尾獣を使い、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにすること」を目的にしていると語っていた。
黒地に赤雲の模様が描かれた外套のようなものと笠を装束としている。額当てはそれぞれ出身国のマークに反逆を意味する傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字刻まれた指輪をはめている。
二人一組(ツーマンセル)での行動が基本で、構成員時の大蛇丸もサソリと組んで行動していた。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあり、大蛇丸の暗殺も企んでいた。
また、アニメではシルエットでの初登場の際には台詞があっても、クレジットはされず、姿を現して正規登場したときに声優が明かされるという指向を取っている(風影奪還編では、飛段や角都も会話をしている)。
元々はメンバー10人で構成されていたが、第一部開始の10年前に大蛇丸が脱退し、第二部でトビが後釜として加入する。さらに一尾封印の直後にサソリ、木ノ葉隠れ襲撃の際に飛段と角都、うちはサスケとの交戦でデイダラとうちはイタチがそれぞれ死亡、ペインによる木ノ葉襲撃の際にペイン(長門)が最終的に死亡し、彼の側近であった小南も脱退したため、現在のメンバーは鬼鮫、ゼツ、うちはマダラの3人である(一時的に手を組んでいた「鷹」のうちはサスケ、鬼灯水月、香憐、重吾も含めると7人になる)。
指輪
各個に「零・青・白・朱・玄・空・南・北・三・玉」が一字ずつ刻まれている10個の指輪。トビの話からすると指輪をはめると暁の正式メンバーの証とされている。
なお、空の指輪は大蛇丸の暁脱退時にイタチに落とされた腕の指にはめられた状態で大蛇丸が所有。角都の指輪は遺体を木の葉の里に運ばれたので、現在は木の葉の里に、飛段の指輪も本体と共に深い穴の底、デイダラの指輪は自身の自爆により、消失した。イタチの指輪は、遺体と共に何処にあるかは不明。
「幻龍九封尽」の発動に使用され、各々担当する指があり、その担当位置とリンクした指に指輪をはめている。
メンバー
ペイン / 長門
- 声優 - 堀内賢雄
- 指輪:零 右手の第一指(親指)
暁のリーダー格の忍であり輪廻眼を持つ忍。雨隠れの里の所属であり、現時点では同里の支配者的な存在である。額当てに傷を入れているものの、抜け忍とはされていない。何らかの発表は全て代役によって行われ、公には姿を現すことがなく、一部の忍には神のように崇められている。顔中、或いは体中の至る所に高周波チャクラを受ける復調装置(いわゆるチャクラの受信機)をピアスのように刺している。
ペインとは、基本的に輪廻眼を持った6人を指し、それらをペイン六道と総称する。6体とも使用できる能力が異なり、1個体1系統の能力を持ち、視野を共有しあっている。また、6体はそれぞれに「地獄道」「餓鬼道」「畜生道」「修羅道」「人間道」「天道」と名が割り当てられている。自来也によると、いずれも過去に自分が会ったことがある忍で構成されている。一方、ペインは「もしこのような秘密が無ければ自来也に勝てはしなかっただろう」としている。その中で、6人のうち自来也に倒された畜生道(風魔一族の忍の個体)は、フカサクにより木ノ葉に運ばれた。その時のペインは5体であったが、マダラの前では山中いのいちが雨隠れの忍の脳内を見た際には死体であった、小柄な女性の個体が輪廻眼を持って再び畜生道として登場し、欠員が埋められた。また、自来也の蹴りで両目を潰された人間道は後に何らかの方法で眼を回復している。
基本的に全員が同じ声で話し、橙色の髪を持つ(生前とはそれぞれ異なる)。6体の外見と能力は以下の通り。なお、能力自体は本体の人物が持っているものを分割したもの。
- 地獄道 - 年配の男の個体、疾風伝では演説をしていた。片手か両手で対象者の首を掴んで体を持ち上げ、自らの問いに対し真偽を問う拷問ともいえる尋問を行う。その答えを聞くと、周囲は黒い炎に囲まれた上に閻魔のような化け物が呼び出され、対象者の口から魂を引きずり出す。それはやがて閻魔の口から出た腕に引きずられていき、問いに対して嘘をついた者を死に至らせる。なおこの化け物は尋問の対象者にしか見えないため、幻術の世界で行われていることが窺える。
- 餓鬼道 - 太った男の個体で、かつては草隠れの忍、疾風伝では酒場で酔いつぶれていた。他者の術を全て吸収し、無効とする「封術吸印」を使用する。単に敵のチャクラを直接吸い取ることもできる。但し、主に間接攻撃に対して使用するため、物理攻撃(主に体術)には対処できない。
- 畜生道 - 雨隠れでは、かつての自来也との戦いで額に傷を負った風魔一族の男の個体が登場。自来也に倒されフカサクにより木ノ葉隠れに輸送された。その後補充されていた女性の死体が新たな畜生道となった。基本的に「口寄せの術」「増幅口寄せの術」を使用する。動物が中心だが、別のペインの個体を呼び出すこともできる。
- 修羅道 - 変な顔の個体、疾風伝ではカラクリを何処かへ売り込もうと所持していた。右腕を外せば多量の小型ミサイル、左腕を外せば岩をも砕くロケットパンチを発射する(両腕共に肘から先)。頭部からもチャクラをビーム状に変換したものを発射でき、その威力は大。これは、体が機械のように改造が施されている(?)ため。また、三面六臂(腕が六本で顔が三面)の阿修羅に似た形態に変化が可能で、腰の辺りに付いた鋸の刃で敵の体を串刺しにする。単に腕から複数の刃も出せる。
- 人間道 - 長髪の個体で、かつては滝隠れの忍、疾風伝では生前の餓鬼道と同じ酒場にいた。対象者の頭に手を当て、体を乗っ取った上で記憶や情報を読み、人の形をした魂を吸い取り、魂を抜かれた人間は即死する。その速さは山中いのと、いのいちが得意とする心転身の術が比にならない程。シズネもその犠牲となってしまう。
- 天道 - 暁のメンバーの前に最もよく姿を現す個体。素体となったのは弥彦。六道の中で唯一替えが効かない。引力と斥力(念力に近い)を自在に操る「神羅天征」「万象天引」「地爆天星」を使用する。使用した後は、最低5秒のインターバルがなければ次の術が発動できない。「神羅天征」は天道にチャクラを集中させることによって威力を高めることが出来るが、その間他のペインを起動することはできず、本体の生命力を消耗させてしまうことにもなる。
ペイン六道は、普段は雨隠れの里で一番高い、立入禁止の看板がある建物の中で酸素カプセルのような物体の中で眠っている。この建物は死体置き場となっており、作中では自来也に尋問を受けた雨隠れの忍が小南の命令で死体の回収を行っている。死体が蘇生する過程は、前述のように地獄道が化け物を用いて抜き取った魂を死んだペインの個体に移すことで蘇生に至る。但し、輪廻眼を持たない死体が蘇生して輪廻眼を持つ理由は不明。
また、餓鬼道は木ノ葉に運ばれた風魔一族の個体に受信機を刺そうとしていた 忍の世界で知らない者がいない山椒魚の半蔵、その両親と妻子、離れた親類、その友、また赤子に至るまで関係の有る者を全て殺害し、雨隠れに侵入した自来也さえも殺害していることから、高い実力が窺える。なお、自来也は死に際にフカサクに「本物葉意無椅(ほんものはいない)」との暗号を残していた。
その後、自来也の残した情報を元にペインの謎を探り当て、高い場所からチャクラを受信して操作していると推測に至る。その推測通り、本体の人物が言葉を発し身体に突き刺した受信機でペイン六道を操作していた。しかしその身体は痩せ細り、機械を用いて移動を行っており、チャクラを激しく消耗していた。
マダラとの話で木ノ葉隠れの里への侵攻を語っていたペインは、小南と共に詰所にいる木ノ葉の忍を殺害し、木ノ葉隠れの里へ侵入した。里は結界が敷かれていたが、畜生道を里の中に入れて他のペインを口寄せすることで、結界班の裏を欠くことができた。役割は、陽動が修羅道、畜生道、餓鬼道、探索が天道、人間道、地獄道、これに加わった小南となっている。
侵攻した後は前者の3人で木ノ葉の各所で破壊の限りを尽くし、後者の3人はナルトの情報を得るため各所を捜索に回り、住民、けが人、忍へ襲撃、尋問、危害を加えた。
一度は撤退したが、天道は神羅天征で木ノ葉に穴を開けた。被害は大蛇丸が仕掛けた木ノ葉崩しを遥かに上回ると言えよう。この時にナルトが戻ったため、地獄道の能力で修羅道を蘇生させ、ナルト、妙木山の蝦蟇らと交戦を開始。死闘の末、天道のみが残った。その天道もついに消耗戦の末にナルトの螺旋丸の前に敗れ、ペインを操作していた長門がナルトと話をすることになる。そして、長門が自らが外道であることを明かす。
- 外道 - ペイン六道の本体。生と死の外れにある存在。
長門は少年時代自来也に師事していた。長門は木ノ葉の忍に両親を殺害された時輪廻眼を開眼。その後自来也に師事し自来也が去った後、弥彦をリーダーとした組織を結成、規模を拡大させていった。その後同盟を持ちかけてきた雨隠れの長・半蔵の裏切りで弥彦が命を落とし、ついには「口寄せ・外道魔像」を使用し、半蔵らの忍を多数殺害した。その後自らが組織のリーダーとなる。
戦争と平和についてナルトと話をし、最終的にナルトが自分達を殺めず、かつての師である自来也の教えを貫き通すことを宣言したことにより、彼に全てを賭けることを決意。木ノ葉襲撃により極限まで消耗したチャクラ状態で「外道・輪廻天生の術」を使い、襲撃により死亡した者達を蘇生させ、自身は体に多大な負荷がかかり命を落とした。遺体は弥彦と共に、小南によって運ばれた。
- 使用術一覧
- 輪廻眼(外道を含む7体が保有)
- 水遁
- 泡沫乱波(畜生道、口寄せした動物が使用)
- 口寄せの術(畜生道)
- 増幅口寄せの術(畜生道)
- 外道魔像(外道)
- 分身系
- 鏡面襲者の術(天道)
- 結界忍術
- 五封結界(天道)
- 封印術
- 幻龍九封尽(天道)
- 封術吸印(餓鬼道)
- その他
- 雨虎自在の術(天道)
- 怪腕ノ火矢(修羅道)
- 幻灯身の術(天道)
- 象転の術(天道)
- 神羅天征(天道)
- 万象天引(天道)
- 地爆天星(天道)
- 外道輪廻天生の術(外道)
小南
(こなん)
ペインと行動を共にする、暁の紅一点。冷静沈着で抑揚のない喋り方をしており、青紫の髪で幼少時に紙で作った花のコサージュをつけている。戦争孤児だった幼少期に弥彦、長門と一緒に行動していたが、後に自来也に師事することになる。忍の才能と同時に優しき心も持ち合わせていた。戦闘能力は未知数。
ペインのことを「神」と呼び、雨隠れの里の人々は彼女を崇敬の念を込め「天使」と呼ぶ。ペインの謎のすべてを知っている人物。 自来也に図星なことを言われ言い返すことができなかったりと、幼い頃の優しさは今でも内に秘めている。
幼少の頃から折り紙が得意で、戦闘でも紙を用いた術を使う。これらの紙は炎や水も押し返すことが可能。自らの体を無数の紙に分解することで、偵察、敵の拘束(無数の紙を敵にまとわせ身動きを取れなくする)、飛行、武器の生成、殺害が可能。
ペインと木ノ葉を侵攻する際、病弱な長門を看病していた。最終的にナルトと長門との話で心を動かされ暁を脱退する意向を伝え、長門と弥彦の遺体と共にその場を去った。
- 使用術一覧
- 紙手裏剣
- 式紙の舞
- 紙分身の術
うちは イタチ
- 声優 - 石川英郎
- 指輪:朱 右手の第四指(薬指)
木ノ葉隠れの抜け忍でサスケの実兄。黒髪に黒い眼の風貌。アニメでは、同じく暁に所属しているデイダラから「なかなかイケメン」と称されるほどで、弟サスケと良く似た風貌の美青年。なお、眼は写輪眼を常時使用しているため、その影響でいつもは赤く見える。うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。
木ノ葉隠れ時代は7歳でアカデミーを首席で卒業、8歳で写輪眼を開眼させ10歳で中忍となり、その後まもなく暗部入りを果たす。13歳の時には暗部の部隊長を務めていた。うちは一族の結束を「己の器を制約する物」と忌み嫌っていた。ある日、うちはシスイの殺害容疑をかけられ、そしてその数日後、父母は勿論、一族(そして住んでいた町の住民)全員を殺害した。その後ちょうどアカデミーから帰宅したサスケに自分を憎ませるような振る舞いをした後、「お前が万華鏡写輪眼を開眼すれば操る者は3人になる」と意味深な言葉を言い残し立ち去る。
しかし、それは木ノ葉の里が「里に対してクーデターを企てようとしているうちは一族全員を抹殺せよ」(同時に抜け忍になること)と、当時里の上層部の命令でうちは一族に対しスパイ活動を行っていたイタチに下した任務であり、イタチ自身も本心では自分の故郷である木ノ葉の里の平和を誰よりも願い、弟であるサスケを心から愛しており、一族虐殺の際にもサスケだけは殺せなかった。実際にはクーデターを企てようとしていた首謀者であるフガク(イタチとサスケの実父)も、イタチを木ノ葉の情報をうちはに流すためのスパイとして使っていたが、イタチは里側にうちはの情報を流す二重スパイとして活動していた。そして立ち去る際に、父母と一族を殺されたことから激情に走ったサスケ(このとき既にサスケは一時的だが写輪眼を開眼)に追撃を受け、クナイで額当てを落とされたときには、額当てを拾いサスケの方を振り返り涙を流していた。
その夜の後、イタチは三代目火影にサスケを里の上層部から守ってくれるように嘆願し、もしサスケに手を出せば里の情報すべてを非同盟国に漏洩するとダンゾウを脅して里を抜けた。その後、木ノ葉に手を出さないようマダラの監視も兼ねて暁に入った。彼が自らの一族を滅亡に追い遣ってしまうまでにいたった原因は、マダラによれば、戦乱の時代幼い頃より里の暗部として活動している中で、戦争の凄惨さを目の当たりにし、そのことがトラウマとなり何よりも戦争を恐れるようになってしまったせいだという。もしも、うちは一族がクーデターを起こせば、それが成功しようと失敗しようとそれが切っ掛けとなり忍び世界の微妙なパワーバランスが崩壊し、木ノ葉の滅亡はおろか新たなる忍界大戦の引き金となることを危惧したためである。そして自ら全ての罪を背負い込み、汚名を被り一族滅亡への苦渋の決断をする。
暁に加入し、木ノ葉崩し直後の木ノ葉の里を鬼鮫と共にナルトを狙い再び訪れる。しかし実際にはナルトを狙っていたのではなく、サスケを里の上層部から守ってくれると約束した三代目火影が木ノ葉崩しの際に亡くなってしまったので、イタチは自分の存在を示し、ダンゾウを含む里の上層部に警告するために訪れたのであった。上忍の夕日紅やカカシらと交戦となるが、カカシを圧倒し、防御不能の幻術「月読」でカカシを戦闘不能に追い込んだ。自来也と交戦した際には、万華鏡写輪眼の瞳術「天照」を使用して脱出し、「鬼鮫と二人がかりでも自来也には勝てない」と鬼鮫につぶやいている。忍術、体術、幻術全てにおいて秀でており、大蛇丸は「私よりも強い」とカブトに語っている。第二部では象転の術で身代わりとなった男(サソリのスパイの由良)にチャクラを与えて操り、3割程度の力ながらカカシ、ナルト、サクラ、チヨバア達と互角に戦った。
木ノ葉が本格的に暁討伐を始める中、ついにうちはのアジトにてサスケと激突。サスケに万華鏡写輪眼の真実を話し、永遠の万華鏡写輪眼を得るためサスケの眼を奪うという偽りの意志でサスケに挑みかかる。戦いは熾烈を極め、イタチはついに「月読」「天照」などの大技を使用するが、ともにサスケに回避される(しかしそれは計算しての行動だったことが後にマダラの口により語られた)。すでに病に冒され薬で延命していたイタチの体は限界に達し、「天照」の使用後戦闘中に何度も吐血。そしてサスケの切り札の術である「麒麟」を受けるが、イタチの方も切り札である「須佐能乎」を使用し「麒麟」を退ける。その後サスケのチャクラ切れに付け込んでサスケの中から飛び出して「八岐の術」を使った大蛇丸を「十拳剣」で容易く葬った。そしてサスケを追い詰めるが、眼を奪うということはせず、笑顔を見せながら「許せサスケ、これで最後だ」と言い、サスケの眼に天照を仕込んだ後、力尽きる。
実は、この戦いはすべてサスケのためで、サスケの「万華鏡写輪眼」の開眼、「呪印」からの解放、そしてサスケに反逆者として殺されることで、木ノ葉の里の誕生から生まれた里の闇を葬り去り、うちは一族の名誉を守り、サスケをうちは一族と木ノ葉の里の英雄に仕立て上げるためにイタチが仕組んだものであり、イタチは本気を出していなかった(「月読」や「天照」も、サスケが回避できると思った範囲で術を使用した可能性がある)。イタチはサスケに真実を知られることを恐れ、サスケに嘘をつき、マダラを口封じするためサスケに天照を仕込むなど手を打つが、虚しくもサスケは真実を知ることになる。里への思いと平和への願いの末の苦渋の決断、胸に秘めた悲壮とサスケへの深い愛情の真実を知ったサスケは、怒りに駆られ憎悪の目を里に向けることになってしまう。
しかし、純粋なサスケが、自分の死後に誤った道に踏み込んでしまうことも予め予期していたようであり、サスケとの決戦前に単独でナルトに接触。彼のサスケへの変わらぬ友情に微笑みを浮かべた後、自らの術を使った「何か」を彼に託した。この事からも、ナルトにはサスケに関してある種の希望を抱いている様であった。
性格は常に冷静沈着で『闘の書』では「冷酷」「怜悧」と書かれていたが、『者の書』では「弟思い」「自己犠牲的」に変更されている。普段は礼節をわきまえた振る舞いをしており、鬼鮫が四尾の人柱力である老人(老紫)をぞんざいに扱っている時はたしなめていた。
写輪眼以外の術のレベルも高く、幻術を得意とする。指一本で幻術を発動したり、そのまま効果を返したりする。うちは一族の血を引いているので、火遁系の忍術も得意である。
- 使用術一覧
- 火遁
- 豪火球の術
- 鳳仙火の術(アニメで使用)
- 水遁
- 水牙弾
- 幻術
- 魔幻・枷杭の術
- 魔幻・鏡天地転
- 写輪眼
- 万華鏡写輪眼
- 月読(※)
- 天照(※)
- 須佐能乎(十拳剣、八咫鏡を有している)(※)
- 万華鏡写輪眼
- 分身系
- 影分身の術
- 烏分身の術
- 分身大爆破
- 封印術
- 転写封印・天照(※)
(※は万華鏡写輪眼の開眼時のみ使用)
干柿 鬼鮫
(ほしがき きさめ)
- 声優 - 檀臣幸
- 指輪:南 左手の第四指(薬指)
霧隠れの抜け忍。自身の里のある水の国の大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な男。口調は丁寧だが、性格は冷酷極まりない。元「霧の忍刀七人衆」の一人で、「霧隠れの怪人」と呼ばれている。同じく「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」こと桃地再不斬を「小僧」と呼んでいて、カカシが再不斬を倒したことには驚いていた(再不斬とどちらが強いかは不明)。名前の通りサメのような外見で、アニメのオマケでは自身の外見のことを「どうせ自分は色物だ」と気にしていた。肌の色は青黒く、髪は藍色。愛刀はチャクラを食う大刀「鮫肌」で斬るのではなく削る刀である。柄には刃が仕込んであり、他人が持つと飛び出す。刀身には布が巻かれており、その中にはサメの鱗の様な刃が並んでいる。暁のメンバーの中では、目的を語ることなく任務に遂行するタイプである。その実、暁に入る前のエピソード等の描写は全くと言っていいほど無く、未だ謎の多い人物でもある。なお、トビ(マダラ)とも、何らかの関係を持っている様子。
イタチと共にナルトに封印された九尾を狙って木ノ葉へ進入を試みた。この時にガイに強烈な蹴り技「木ノ葉剛力旋風」を見舞われ、ガイに対して因縁ができる。第二部ではチャクラを与えた生贄を使い、ガイ、リー、テンテンそしてネジと交戦。ガイ以外の3人を追い詰めるが、本気を出したガイによる必殺技・禁術朝孔雀によって、倒された。イタチの命令でサスケを一人でアジトに向かわせ、残った水月らと対峙するが、ゼツに止められたため決着はついていない。
暁の中でも莫大なチャクラを持ち、元の三割のチャクラでもその量はネジにナルト並と言わせる程。全く水のない場所を水遁で湖のような状態に出来るほど卓越した水遁忍術の使い手でもあり、サメに因んだ術を使うことがある。アスマやガイに「なんて力だ」と思わせる程の怪力でもある。身長は195cm。
- 使用術一覧
- 水遁
- 五食鮫
- 水鮫弾の術
- 水牢の術
- 爆水衝波
- 水分身の術
- 土遁
- 土中潜航
デイダラ
- 声優 - 川本克彦
- 指輪:青 右手の第二指(人差指)
岩隠れの抜け忍。青い眼に長い金髪の風貌で、左眼は髪でかくれているがスコープがついている。一人称は「オイラ」。稀ではあるが、時々”俺”になることもある。語尾に「…うん」を付ける。両手の平にある口で喰った粘土と自身のチャクラを混ぜて作った「起爆粘土」を用いる。これにより様々な造形品を作り、粘土に混ぜるチャクラはC1からC4まで上げることができる。爆発の威力は混ぜたチャクラの種類や量で調整可能となっており、花火程度の爆発力から最大級で小さな集落も吹き飛ばせるほどの破壊力を持たせることができる。これらの能力は元から彼に備わっていた能力ではなく、彼が岩隠れ在籍時に伝わっていた物質にチャクラを練りこむ術という禁術であり、その当時忍でありながら粘土造形師として絶賛されていた彼が更なる美の高みを追求するあまりにその禁術を渇望し、禁忌を犯してまで手に入れた能力である。その結果、彼は追われる身となってしまい、その際に追手に放った起爆粘土に己の求めていた芸術を見出した後抜け忍となり今に至る。 彼曰く「芸術は爆発だ」「クール=アート」。彼にとっての芸術は「儚く散りゆく一瞬の美」。
風影の我愛羅を連れ帰る際、戦闘で左腕を潰されるも、砂に混ぜた爆弾を爆破させ、我愛羅に勝利。カカシ・ナルトとの戦闘では鳥型粘土に乗って上空から様子を伺っていたが、カカシの万華鏡写輪眼によって右腕を失う。さらにナルトの攻撃で地面へと落とされた。その直後にトラップで足止めを食っていたガイ班も到着したため、完全に追い詰められたと悟り逃走する。
かつてコンビを組んでいたサソリとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争うこともあった。サソリの死後は新入りのトビと行動を共にするが、トビの行動と言動が癪に触るらしくよく虐めている。他に、トビの言動にキレて「堪忍袋が爆発するぜ」と言ったりするが、逆に「爆発袋」と言われたりしている。ただしサソリに対しては同じ物造りとして尊敬しており、そのため「サソリの旦那」と呼ぶ。「弱点丸出しのあの造形は自信過剰」と言う発言から伺える様に、サソリ自身が人傀儡ということを知る人物でもある。
理由は不明だが、大蛇丸の暗殺も企んでおり、サスケに殺されたことを知って失望し、怒りを露にした。それで、サスケを倒すことを決めた。この時、右腕と左腕は既に角都に治されていた。なお、左腕は我愛羅に潰されていたが、完全に修復している理由までは不明。
かつて暁にスカウトされた際、イタチに幻術を掛けられ、その時のイタチの姿に芸術を感じているが、本人はそれを認めたくないため、写輪眼を持つイタチら兄弟に敵対心(確執)を抱いていた。以降、不自由を強いられるにも関わらず、絶えず左目を写輪眼対策のため、爆破の対象を見つける目的を兼ねた魚眼レンズを備えているスコープで覆うようになった。
その後、蛇を率いてイタチを捜していたサスケに遭遇、交戦。C1、C2、C4を使用後、スコープで幻術を看破し、直接C4を食らわせて倒したかに見えたが、雷遁系の術を受けると起爆しない欠点を見破られた挙句、自身の芸術を一蹴されて逆上し、身体に自爆粘土を取り込むことでCOとして自爆する。己と一緒にサスケも殺そうとしたものの、サスケに逃げられ、結局自分のみ死んで、自らが「究極の芸術」となった。彼が死亡したことに対して、ペインは「惜しかった」と述べている。
暁の中では最も人気があり、第6回人気投票では主人公のナルトを抑えて3位を記録している。
- 使用術一覧
- 忍具
- 起爆粘土
- 巨大鳥型(鳥型は今まで多種類登場)、蜘蛛型、雀型、百足型、燕型、魚型、蛇型、鰈型(アニメ)、蝶型(アニメ)
- C1入り団子虫型(ポップアート、スーパーフラット)
- C2入り竜型
- C3入り十八番(オハコ)
- C4(カルラ)
- CO
- 起爆粘土
- 土遁
- 土竜隠れの術
- 分身系
- 自爆分身
- 粘土分身
サソリ
砂隠れの抜け忍。砂隠れ所属当時は傀儡(くぐつ)部隊の天才造形師と謳われ、「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。毒物にも造詣が深く、デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者(コミックス収録分では修正され「…多分な」が付け加えられている)。普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。カンクロウの所有している3つの傀儡人形『烏(からす)』『山椒魚(さんしょううお)』『黒蟻(くろあり)』を作ったのは彼である。自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を思わせるサソリのラベルが付けられている。人間を傀儡に作り変えた人傀儡を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしており、その中には歴代風影最強を誇る三代目風影も含まれ、人数は、チヨとサクラを殺せばちょうど300人になるほどだった。また、実年齢は35歳だが、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の10代半ばのままであり、赤髪に茶色の瞳の風貌である。永遠に歳を取ることはない。
幼少時には、父親と母親を「木ノ葉の白い牙」に殺されていて、肉親の温もりを欲している場面もあった。
両肩には飛行と殺傷を兼ねたプロペラのような羽と、腹部には毒が染み込み先端が尖ったロープがある。また、背中にある巻物を使用することで、両手の穴からは炎を(アニメでは岩を切る水も)を使用でき、百体以上の傀儡を同時に操ることができる。サソリは、これで国を一つ落としたことがある。
彼にとっての芸術は「永く後々まで残ってゆく永久の美」。
天才と呼ばれた彼が何故里を抜け、暁に所属することになったかは定かではない。前述のような幼少期の出来事、砂隠れの悪しき風習が彼の人格形成に影響したかのような描写がされているが、詳細は不明。
過去には大蛇丸とコンビを組んでいたとされる。過去の両者の関係は明らかではないが、サソリは脱退した大蛇丸のことを不快に思っていたようで常々自らの手で始末したいと企んでいたようである。大蛇丸のもとにスパイとして薬師カブトを放っていた。また、大蛇丸の後にコンビを組んでいたデイダラとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争うこともあった。
チヨバア・サクラとの戦いでは、ヒルコ、三代目風影、本体の順に傀儡合戦を繰り広げたが、チヨバアに対する肉親の感情が一瞬攻撃の手を鈍らせたことにより、最後は自分の両親の傀儡に唯一生身のパーツを攻撃され死亡した。紛れも無い実力者ではあったが、サクラが事前に彼の毒に対する解毒剤を調合できていたことや傀儡の戦闘スタイルをチヨが知っていたことが敗因となった。チヨバアの最後の攻撃は見えていたが、少しの隙で攻撃された。この時、自らを「傀儡になれなかった人間」と称した。また、草隠れの里にある天地橋でスパイ(カブト)と会う情報を褒美として言い残した。
性格は時間にうるさく、人を待つのも待たせるのも嫌い。砂隠れや音隠れにスパイを放っており、時期がくればスパイ達に自分の部下としての記憶を呼び覚ませる術を使う。
- 使用術一覧
- 忍具
- 傀儡の術
- 千手操武
- 赤秘技・百機の操演
- 傀儡の術
- 分身系
- 砂分身(アニメで使用)
- その他
- 砂鉄時雨(三代目風影の傀儡人形使用時、または風影本人も使用)
- 砂鉄界法(三代目風影の傀儡人形使用時、または風影本人も使用)
- 砂鉄結襲(三代目風影の傀儡人形使用時、または風影本人も使用)
- 潜脳操砂の術
ゼツ
- 声優 - 飛田展男
- 指輪:玄 右手の第五指(小指)
何処の里の抜け忍か不明。黄色い眼と緑の髪の風貌で体を巨大なハエトリグサの様なもので包まれており(ナルト曰く「トゲトゲアロエヤロー」)、人間離れした外見をしている。左半身と右半身とでは肌や髪の色が異なっており、互いに異なる人格を持っている。左半身(白い方)は優しげでやや子供っぽくまともな喋り方をするが、右半身(黒い方)は厳格でカタコトを喋る。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。また、カタコトの右半身は多弁だが、左半身は口数が少なく、ほとんど右半身としか会話をしない。また、能力として左右の人格と体を分離することもできる。
捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男の死体を食べて処理するという場面が見られた。能力は人を食べ力を吸収していくというもの。地面や木などに身を潜めることができ、敵の監視役や仲間が捕らえた人柱力の回収等に回っている。暁は本来2人1組で任務を遂行するが、ゼツのみ単独で行動している。また、トビと出会いマダラとしての素性を明かした上で戦いの記録を残す役目も務めている為、マダラの目的を良く知る人物の一人でもある。その他の詳細は不明。
第一部では終末の谷でのナルトとサスケの戦いを密かに見ていた(アニメ版第134話のみにカメオ出演、当時エンディングクレジットに不明、第二部で飛田が担当、第10話が正式な初登場)。その際に「面白くなってきた」というセリフのみを言っていた。第二部ではサスケとイタチの戦いを見ており、その時に登場した大蛇丸を「口からゲロゲロとキモイやつ」と表現した。
五影会談の時はマダラやサスケらと共に行動していた。会談の最中に突如として左半身を乱入させてその場を騒然とさせ、サスケが近くに居ることをちらつかせた。
使用術一覧
- 蜉蝣
- 胞子の術
飛段
(ひだん)
- 声優 - てらそままさき
- 指輪:三 左手の第二指(人差指)
湯隠れの抜け忍。赤紫(ピンク)の眼に髪は銀髪でオールバック。言葉の節々に伸ばし言葉を使うのが特徴。本人曰く、攻撃は暁で最も下手で遅いとのことだが、猿飛アスマやはたけカカシと対等以上の接近戦を行うほどの実力を持つ。実際、純粋な接近戦ではシカマルの不意打ち以外では傷一つ負わなかった。
「汝、隣人を殺戮せよ―」を教義とし、殺戮をモットーとした新興宗教ジャシン教を信仰しており、その教義に沿って戦闘前や戦闘が決着した後も儀式のために時間を割く程の熱狂的な信奉者である。同じく暁メンバーの角都とツーマンセルを組みながら尾獣“二尾”を宿す実力者・二位ユギトや、元”守護忍十二士”の忍僧である地陸、木ノ葉隠れの上忍・猿飛アスマを倒した。
彼の使う呪術・死司憑血はある条件下で自らが受けた傷を特定の相手にも与えるという能力を持つ。
- 陣図(円形の中に三角形)を自分の血で足元に描き、その中に留まること
- 対象者の血液を摂取すること
によって能力が発動する。条件を満たすと同時に、身体に骸骨の様な奇妙な紋様が浮き出た状態になる。この条件を満たし、自分または第三者の攻撃を受けると、受けた影響を対象者にももたらす。この効果が発動した状態で己の急所を攻撃すれば相手の急所も破壊されたことになり、確実に相手を殺すことが出来る。ただし陣図から出てしまうとリンクしなくなり自身にしかダメージを受けないが、陣図の中に戻れば効果は再び発動される。本人はこの能力を呪いと称しているが、忍術かどうかは不明。
また、もう一つの能力として不死身の肉体を持つ。この能力はジャシン教の儀式、すなわち人体実験を繰り返した結果得たものであり、飛段は初の成功体である。
どんなに出血しても、心臓を刺さされても、首を落とされても、バラバラにされても存命できるが、作者曰く栄養を取らない死ぬとのこと(腐りもする)。猿飛アスマらとの戦闘中に首を落とされたが、角都に縫い合わせてもらった。
3刃の大鎌を武器として扱う。この武器は前述された能力の発動条件を満たすことを念頭に置き、相手に当てることで大なり小なりの外傷を与えることが目的に作られている。ちなみに能力が発動した状態で自分自身を傷つける際はこの武器ではなく、鋭い槍状に伸びる黒色の凶器(持ち歩くときは縮んでおり、2本所持している)を体を貫通させる勢いで自身の体に突き刺す。
トビが入る以前は、暁の中で一番新入りだった。所属している理由としては、湯隠れの里の平和主義への苛立ちと、無神論者にジャシン教の存在を知らしめるため。自分の目的達成のために暁に所属しており、完全に忠誠を誓っているわけではない様子である。リーダーを「クソリーダー」や、先輩であるデイダラのことをバカにして「デイダラちゃん」や「弱輩者」と呼ぶなど、集団の序列から少し外れている印象を受ける。角都からはバカ扱いされ、言い争いが絶えないが、戦闘においては暁のツーマンセルでは珍しく連携技を用いたり、攻撃を受けた角都を心配したりと関係はそこそこ良好な様子。鬼鮫は後に二人のことを「ゾンビコンビ」と呼んでいる。
再編成されたアスマ(カカシ)班に見つかり交戦するが、角都との連携を封じる目的で奈良シカマルに角都から引き離され、何重にも張り巡らした策により胴体を爆破される。仕込んだ穴の底ではバラバラ死体と同じ状態になりながらも生存し、生命力の強さを誇示していた。シカマルに対し最後まで敵意を剥き出しにしていたが、その後生き埋めにされた。
特異な能力と術だが、シカマルにちょっとした言動からその能力の仕組みを推測され、ペインの命令により一度撤退したことで対応手段を執る時間を与えてしまったことが敗因となった。なお、忍でありながら「呪術・死司憑血」以外の他の術を作中では使用しなかったが、単純に使わなかったのか、元から他の忍術を持っていなかったのかは不明。
使用術一覧
- 呪術・死司憑血
角都
(かくず)
- 声優 - 土師孝也
- 指輪:北 左手の第三指(中指)
滝隠れの抜け忍。白目の部分は赤く、瞳の色は黄緑。普段は頭巾を被り口元はマスクで覆っているのが特徴。普段は冷静沈着だが、トラブルが起こると殺意が湧き仲間であっても容赦なく殺害するキレ癖があるなど荒っぽい一面も持ち合わせている。そのため過去にコンビを組んだ者はいずれも死亡しており、またナルトたちと交戦した際には、人柱力のナルトは生け捕りにしなくてはならないのにも関らず心臓を奪おうとした。
パートナーの飛段と同様、相当の実力者である。戦闘時には、飛段に油断しないよう常に忠告している。金銭に対する執着心が極めて強く、その性分なのか暁の財布役を担当している。また、質屋を経営している帳簿係の部下がいる模様。尚、ペインに対しては極めて従順である。飛段とは価値観の相違はあるもののコンビを組んで行動している理由として、不死身である飛段は殺せないと理由付けている。戦闘における飛段とのコンビネーション技はお互いの類まれな不死身の能力を生かし、ほぼ死角がなく相性がよく、事実、戦闘において追い詰められ窮地に陥っても決して敗れることはなかった。また、角都と飛段のコンビもデイダラとトビのコンビ同様、冗談交じりの会話を楽しんでいる。アニメではアスマ班との戦いの終結後に密かに飛段の額当てを拾っていたりと割と良い一面もある。
初代火影と対戦した理由は、滝隠れの精鋭として火影を暗殺する任務を請け負っていたためだが、任務に失敗し、里から汚名と重罰を受ける。これに憎悪を抱き、滝隠れの里に伝わる禁術地怨虞で上役の心臓を奪った。地怨虞の能力により、体の一部を切り離し黒い繊維状の触手で操ることができ、逆に切り離された体を繋げることもできる。この能力で飛段の切断された首とデイダラのちぎれた両腕を縫い合わせた。他にその繊維で敵を縛り上げたり、心臓を奪ったりすることも可能。より強い忍の心臓を生きたまま抜き取って経絡系やチャクラの性質ごとに移植し、それらを背中に宿している仮面の化け物4体として分身のように操り、5種類の性質変化全てを操ることができるほか、己のを含め5つの心臓を補充することができ、1つでも残っていれば補充が効くため、心臓を補充し続ければ寿命をいくらでも伸ばせる。木ノ葉の初代火影と対戦したこともあるため、91歳の高齢であることが分かる。ちなみに、これは生存している(厳密に言うと生存)、年齢が判明している、この2つ両方を満たした登場人物中で最高齢である。
接近戦においては、自身の土遁の術で体を硬化させ防御することができる。これにより敵の物理攻撃を全く受け付けない。
再編成されたアスマ(カカシ)班に見つかり、写輪眼で土遁と見切られ雷切を喰らうも、化け物(水遁)が身代りになり、この直後に化け物を出現させて反撃に転じ、アスマ(カカシ)班を満身創痍まで追い詰める。アスマ(カカシ)班を救援すべく五代目火影により派遣されたヤマト班の増援部隊に配属されていたうずまきナルトと対峙、ナルトの習得した風遁・螺旋手裏剣に動揺しながらも、術の不完全さを見抜き長年の経験値の高さを明らかにした。ナルトとの接近戦を避け、遠距離攻撃タイプに変化させ臨んだものの、ナルトの奇策に欺かれ風遁・螺旋手裏剣を受け致命傷を負う。それでも虫の息となって生きており、なお桁外れの高い生命力を見せつけるものの、最後は確認に現れたカカシに世代の変化を告げられ、雷切で止めを刺され、遺体は木ノ葉に運ばれた。綱手によれば、ナルトの風遁・螺旋手裏剣を受けたため全身の細胞の経絡系が全て損傷していた。
使用する術の名称は、機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツの名称にちなんでいる。
- 使用術一覧
- 土遁
- 土矛
- 風遁
- 圧害
- 雷遁
- 偽暗
- 火遁
- 頭刻苦
- 水遁
- 水分身の術(アニメで使用)
- その他
- 地怨虞
トビ / うちは マダラ
死亡したサソリの代わりに補充されたメンバー。頭髪は紺色の髪で右目付近の穴を中心に捻れ模様の施された仮面を被っている。ツーマンセルのパートナーであるデイダラを『先輩』と呼んではいるものの、余り敬意は込めておらず、デイダラのやられっぷりを冗談交じりに皮肉ったり調子のいいことを言ってはデイダラの癪に触れたりと、腰は低いようでいてふてぶてしく飛段とは違う意味で序列に囚われない性格。三尾との戦闘ではデイダラに助けを求めていたが、最終的に自分の術で仕留めており、またサスケと交戦した際は草薙の剣で切りつけられるもダメージを受けておらず、瞬身の術をかわしたり、木ノ葉の小隊とは、四代目以上の時空間忍術を使用し、ナルトの度重なる攻撃や、油女シノの術をかわしており、水月が鬼鮫に首切り包丁で攻撃しようとしたのを片腕だけで止めたにもかかわらず無傷だったため、戦闘力はかなり優れており、独自の時空間忍術を習得している可能性がある。またイタチの「天照」を直撃しても平気であった。三尾出現の章では、団子を食べている所をデイダラが覗こうとしたシーンが見られた他、三尾争奪の一部始終を目撃していたが、デイダラが到着した頃にはすでに終結していた。
その正体は、うちは一族の創始者・うちはマダラであり、暁の真のリーダー(黒幕)でもある。イタチとの戦いに勝利し満身創痍になっていたサスケを介抱し、イタチの起こしたうちは一族の虐殺の真相をサスケに語った。ちなみに九尾を口寄せしたのは彼の仕業である(終末の谷での初代火影との戦いにおいては九尾を使役したカットがある)。また、その素顔を見た鬼鮫は、マダラを霧隠れの里の長であった元水影(掲載された当初は「水影」)の名で呼んでいる。木ノ葉の初代火影・千手柱間とは共に木ノ葉隠れの里を設立した仲間であり、木ノ葉の方針をめぐり戦った敵でもある。マダラはかつて万華鏡写輪眼の使いすぎで失明したため、弟が自ら写輪眼を差し出し、その移植によって永遠の万華鏡写輪眼を手に入れた(イタチがサスケに語った話ではマダラは弟を殺して写輪眼を奪った事にされており、真実は不明だがマダラの弟は眼を摘出直後に死亡している)。
自来也は16年前の九尾襲来が彼の仕業ではなかったかと推測しているが、本人曰く、あれは自身が口寄せした訳ではなく、本来の出現パターンの自然災害だといっている。しかし、四代目火影・波風ミナトは九尾を口寄せしたのはうちはマダラだと息子であるナルトに話しているので、サスケに対して嘘を言ったことになる。
仲間思いな一面もあり、デイダラ、サソリ、角都、飛段が戦死した時はゼツに「彼らがいなければ計画がここまで進展することはなかった」と発言している。
上で述べた通り、マダラは暁の真のリーダーで影からペインに命令を出しており、その正体に関しては暁のメンバー内でもごく一部の者しか知らなかった。
サスケと合流して以降は、サスケに八尾の捕獲するよう命令している。もし失敗した時、また裏切った時にはサスケを殺そうとしていた。しかし、サスケが八尾の捕獲に失敗したことを知り、敢えて殺害をせず五影会談に合わせて急遽「月の眼計画」をサスケに出した。
- 使用術一覧
- 写輪眼(マダラ)
- 万華鏡写輪眼(時空間忍術)
- 土遁
- 土竜隠れの術
脱退メンバー
大蛇丸
(おろちまる)
- 指輪:空 左手の第五指(小指)
暁の元メンバー。暁の一員だったころ同メンバーであるイタチの肉体を手中におさめようと試みるが失敗し、第一部開始の約10年前に暁から離脱、その後暁とは対立関係にあった。暁を抜けた後に音隠れの里を創設する。木ノ葉崩しの首謀者。