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2009年11月28日 (土) 10:54時点における版

シュクデン

ゲールク派内部においてドルジェ・シュクデン(ダライラマの見解では心霊、シュクデン派の見解では守護霊であり聖なる仏陀の化身)を護法尊として崇拝する修行者たちの事を、一般的に”シュクデン派”と呼んでいる。[1]。ダライ・ラマ14世も以前は長年にわたってこのシュクデンを信仰していたが、ドルジェ・シュクデンの修練を1996年に禁止したことに反発し、反ダライ・ラマ運動を行っている。亡命チベット人社会の中で、ダライ・ラマ14世に敵対しているほとんど唯一のグループである[2]。ダライ・ラマ14世の訪欧・訪米の際、激烈な非難のデモをおこなうチベット仏教のグループ(欧米人の僧・尼・信者が主体で、亡命チベット人を含む)が登場することが見られることがあるが、それがシュクデン派である。シュクデン派の主張は、この修練は約400年にわたってチベットにおいて修練されており、ドルジェ・シュクデンへの最初の祈りは、‘ルンドルブ ドマ’と呼ばれ、ダライラマ5世、彼自身によって書かれておることや、ダライラマ14世の先生であった、キャプジェ・ティジャン・リンポチェを含む、サキャとゲルグの系統の多くのラマ達がドルジェ・シュクデンのために称賛の言葉を著し、その祈りを修練している事、これらすべてのラマが、ドルジェ・シュクデンが悟りを開いたブッダであることを著していること、そして、彼らより、シュクデンの修練は重要であり、放棄しないように教えられていることを理由として、 シュクデンへの信仰を放棄することなく修練している。また、この派の中にはニュー カダンパ  トラディション - インターナショナル カダンパ仏教ユニオン:(NKT-IKBU)という、チベット人ラマ、ゲシェ・ケルサン・ギャツォを創立者として、イギリスに本部をおいて活動するグループがある。この団体はカダンパ仏教系統のマハヤナ仏教を学習し、メディテーションを行うセンターとされ、世界各地に展開しているが、チベットの政治にはまったく関係していない。NKT-IKBUは日本の大阪にも、拠点施設として「アミタバ仏教センター[3]」を持つ。

参照

  1. ^ ウェスタン・シュクデン・ソサエティhttp://www.westernshugdensociety.org/jp/
  2. ^ チベットNowルンタ2008年07月20日「シュクデン問題」http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51064466.html
  3. ^ カダンパ仏教のメディテーション-アミタバセンターhttp://www.MeditationInJapan.com/