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「常磐快速線」の版間の差分

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'''常磐快速線'''(じょうばんかいそくせん)とは、[[常磐線]]の[[複々線]]区間である[[北千住駅]]-[[取手駅]]間で、[[東京地下鉄千代田線|地下鉄千代田線]]に乗り入れる[[各駅停車]]以外の列車が通行する路線であり、常磐線複々線区間における[[急行線|快速線]]である。一般的には[[上野駅]]を始発とする[[列車|列車・電車]]を指す。
'''常磐快速線'''(じょうばんかいそくせん)とは、[[常磐線]]の[[複々線]]区間である[[北千住駅]]-[[取手駅]]間で、[[東京地下鉄千代田線|地下鉄千代田線]]に乗り入れる[[各駅停車]]以外の列車が通行する路線であり、常磐線複々線区間における[[急行線|快速線]]である。一般的には[[上野駅]]を始発とする[[列車|列車・電車]]を指す。


なお、[[常磐緩行線]]のことを「千代田線」([[東京地下鉄千代田線]]と直通運転することから)と呼ぶ場合があり、その場合には単に「常磐線」という場合はこちらを指す場合がある。
なお、[[常磐緩行線]]のことを「千代田線」([[東京地下鉄千代田線]]と直通運転することから)と呼ぶ場合があり、そのには単に「常磐線」という場合はこちらを指すことがある。


==運転状況・車両==
==運転状況・車両==

2005年6月11日 (土) 11:30時点における版

常磐快速線(じょうばんかいそくせん)とは、常磐線複々線区間である北千住駅-取手駅間で、地下鉄千代田線に乗り入れる各駅停車以外の列車が通行する路線であり、常磐線複々線区間における快速線である。一般的には上野駅を始発とする列車・電車を指す。

なお、常磐緩行線のことを「千代田線」(東京地下鉄千代田線と直通運転することから)と呼ぶ場合があり、その際には単に「常磐線」という場合はこちらを指すことがある。

運転状況・車両

快速(取手以南までの電車)

この項で扱う快速は、電車特定区間内を走る、いわゆる近距離電車である。(かつての国電E電

複々線化によって取手・上野間を運転していた各駅停車が千代田線直通に分離されたことから、同区間の運転本数確保のために新設された種別である(ただし使用車両は、複々線化前に各駅停車として使用されていた103系を快速電車用に転用したものだった)。 快速とは言うものの近距離輸送の観点から、主要駅のみに停車する中距離列車に対し、各駅停車から分離された駅等(南千住・三河島・天王台)にも停車していたため、以前は中距離普通列車よりも停車駅が多かったが、現在の停車駅は統一されている。

車両は直流型電車が使用されている。永らく103系の天下であったが、同型車両の老朽化により、E231系への入れ替えが重点的に行われた。朝・夕の一部の列車は、我孫子駅から成田線の我孫子支線に乗り入れ、成田駅まで直通運転している。なお、「常磐線快速」や「常磐線快速電車」という場合は、こちらのみを指す場合が多い。

なお、中距離列車のみが運転見合わせになっている場合でも上野・取手間の快速電車は定刻通り運転されることが多い。

103系の全盛期だった頃は、その車両の色から青電と呼ばれることもあった。

使用車両

快速(取手より北に行く電車)・通勤快速

ここで扱う快速はいわゆる中距離電車のことである。前述の快速電車とほぼ一体化した運転系統となっているが、厳密には別系統である。また、「鉄道運行情報」での路線(運転系統)は取手以北と定義されていることから、実質的に取手以南の快速線内への直通運転であると考えることが出来る(実際、上野駅などで「直通普通電車」と案内している例もあった)。ただ、トラブル時でも他線区で見られる直通運転中止の扱いになることはまずなく、殆どが上野発着で運転する。

複々線化以前から主要駅にしか停車しなかった名残か、複々線化後も主要駅にしか停車しなかった(最近までの南千住・三河島の他、更に以前は天王台などにも停車しなかった)。このため、取手以南の区間においても「普通列車」と案内されていた(しかし、快速よりも普通の方が通過駅が多く、さらに別に各駅停車もあるという紛らわしい状況だった)。

2004年3月13日より停車駅の差異がなくなったが、今度は停車駅が全く同じなのに案内が異なるというこれまた紛らわしい事態になった。これを受けて2004年10月16日から取手より北へ行く普通列車も、取手以南では「快速」と案内されるようになり、案内上の紛らわしさが漸く解消された。 車内では「取手まで各駅に停車します。取手~上野間で快速運転を行います」(上り)、「取手まで快速運転を行います」(下り)と案内される。(ただし、実際に通過駅の有無が変わる境目は我孫子である。)

なお、403・415系電車にある前面の列車種別表示幕は、通勤快速以外は全区間で何も表示されていない。また、快速と案内される取手・上野間にあっても、特に方向幕に「快速」と表示されることもない。

かつてはアズキ色の塗装が施されていたため、青電との対比において赤電と呼ばれることもあった。その後、白地に青帯の塗装に変更されたため、白電と呼ばれるようになった。また、中距離電車の略で中電とも呼ばれる。

常磐線の項にあるように、取手駅~藤代駅との間にデッドセクションといわれる直流電化区間と交流電化の境界があるため、それを通過するために交直流電車である403・415系・E501系などが利用されている。

なお、下りに1本(毎日)・上りに3本(平日のみ)通勤快速が運行されている(E501系電車は土浦までの運用であるためこれには充てられない)。また、2005年7月9日のダイヤ改正より、上野・土浦を標準55分で結ぶ特別快速も運転される予定である(こちらには新型投入されるE531系のみが充てられる予定)。

使用車両

特急

特急電車も常磐快速線上を走行する。詳細は特急ひたちの項を参照。

使用車両

貨物列車

貨物列車も、複々線のうちの快速線上を走行する。

その他

取手までの「快速電車」は、緩行線分離前は「電車」として運行されていた経緯から、国電E電と同義で使用されている。このため、ATOSが導入されている駅(上野~羽鳥)のホーム上の列車案内表示装置や自動放送では「この電車は4つドア15両です。」と案内される。しかし、そのほかの中距離電車や特急・貨物列車は「列車」と案内される。

ATOSと同タイプの案内放送は、従来は常磐線内では取手駅と松戸駅のみで使用されていたが、2004年2月に他の駅にも導入された。(取手・松戸のものも、その際に他駅と同様のものに統一されている。)

停車駅

常磐線駅一覧を参照のこと。


関連項目