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「フルメタル・パニック!」の版間の差分

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== 世界設定 ==
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舞台となる年代は1998年4月~1999年<!--『せまるニック・オブ・タイム』中でウィスパードが1981年生まれであると明記されているため、逆算可能。-->。基本的には[[20世紀]]末の現実世界に準じた世界を描いており、[[1980年代]]の半ばまでは現実世界の歴史を辿っている。しかし、本作においては[[ソビエト連邦|ソ連]]が崩壊していないため、[[冷戦]]構造が平政10年([[平成]]10年同時期。「平政」は本作における元号)になっても解消しておらず、また、[[中華人民共和国|中国]]が南北に分裂し、[[香港]]が[[ベルリン]]のように分割統治されてるなど、多くの異なる点がある。
舞台となる年代は1998年4月~1999年<!--『せまるニック・オブ・タイム』中でウィスパードが1981年生まれであると明記されているため、逆算可能。-->。基本的には[[20世紀]]末の現実世界に準じた世界を描いており、[[1980年代]]の半ばまでは現実世界の歴史を辿っている。しかし、本作においては実在の歴史い多くの異なる点がある。


相違点としては以下のものを挙げることができる。<!-- 原作を読むと、北朝鮮は日本からの援助が「豊作」で、その資金で原発(おそらく)を建設し、「経済も立ち直りを見せ」ている、といったように読めるのですが(長編1巻 p.145)。-->
相違点としては以下のものを挙げることができる。<!-- 原作を読むと、北朝鮮は日本からの援助が「豊作」で、その資金で原発(おそらく)を建設し、「経済も立ち直りを見せ」ている、といったように読めるのですが(長編1巻 p.145)。-->
* [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の経済状況が大きく異なる。現実の[[1990年代]]末期には北朝鮮は大規模な飢饉に見舞われているが、本作では豊作であり、悪化していた経済も立ち直りを見せ始めている。
* [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の経済状況が大きく異なる。現実の[[1990年代]]末期には北朝鮮は大規模な飢饉に見舞われているが、本作では豊作であり、悪化していた経済も立ち直りを見せ始めている。
* 中国が南北に[[分断国家|分断]]([[長江]]が境界線らしい)し、香港が分割統治されている。[[長江]]を境に、北側が[[東側陣営]]に属する'''人民解放委員会'''(北中国・[[北京市|北京]]政府)、南側が[[北大西洋条約機構|西側陣営]]の'''中華民主連合'''(南中国・[[広州市|広州]]政府)となっており、実質的に[[内戦]]状態にある。香港は[[九竜半島]]側が北中国領、[[香港島]]側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割([[1997年]]?)以来[[ビクトリア・ハーバー|ヴィクトリア湾]]を挟んで拳銃以外のあらゆる火器が届く距離でのにらみ合いが続いている(アニメ版では[[南京]]で南北間協議が行われている)。
* 中国が南北に[[分断国家|分断]]し、香港が分割統治されている。[[長江]]を境に、北側が[[東側陣営]]に属する'''人民解放委員会'''(北中国・[[北京市|北京]]政府)、南側が[[北大西洋条約機構|西側陣営]]の'''中華民主連合'''(南中国・[[広州市|広州]]政府)となっており、実質的に[[内戦]]状態にある。香港は[[九竜半島]]側が北中国領、[[香港島]]側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割([[1997年]]?)以来[[ビクトリア・ハーバー|ヴィクトリア湾]]を挟んにらみ合いが続いている(アニメ版では[[南京]]で南北間協議が行われている)。
* [[湾岸戦争]]の勃発が[[タジキスタン]]の分離独立問題や[[パレスチナ問題]]の激化に飛び火し、結果として第五次[[中東戦争]]が勃発した。その後[[クウェート]]北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによって[[イスラエル]]と[[アラブ諸国]]の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
* [[湾岸戦争]]の勃発が[[タジキスタン]]の分離独立問題や[[パレスチナ問題]]の激化に飛び火し、結果として第五次[[中東戦争]]が勃発した。その後[[クウェート]]北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによって[[イスラエル]]と[[アラブ諸国]]の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
* クウェート事件の半年後、[[ミハイル・ゴルバチョフ|ゴルバチョフ]]が暗殺され、[[ペレストロイカ]]が失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフと[[ヴィクトル・アルクスニス|アルクスニス]]に作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は尖鋭化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる(作中、マデューカスは「[[ニキータ・フルシチョフ|フルシチョフ]]以前の時代(=[[キューバ危機]]以前)にまた逆戻りだ」と語っている)
* クウェート事件の半年後、[[ミハイル・ゴルバチョフ|ゴルバチョフ]]が暗殺され、[[ペレストロイカ]]が失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフと[[ヴィクトル・アルクスニス|アルクスニス]]に作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は尖鋭化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる。
* ソ連の尖鋭化を受けて[[アフガニスタン]]再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界において[[タリバン]]政権は存在しない。
* ソ連の尖鋭化を受けて[[アフガニスタン]]再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界において[[タリバン]]政権は存在しない。
* [[ソビエト連邦|ソ連]]が崩壊していないため、[[冷戦]]構造が平政10年(「平政」は本作における元号で[[平成]]と同時期となる)になっても解消していない。
* [[ジョージ・ウォーカー・ブッシュ|ブッシュ]]が爆弾テロで死亡した?(未確定情報。作中において、「ブッシュの息子が爆弾テロで死んだ」との記述があるが、ブッシュ家の誰の息子が死んだのかまでは書かれていない)
* [[B-2 (爆撃機)|B-2]]が存在しない。代わりに[[B-1 (爆撃機)|B-1]]にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
* [[B-2 (爆撃機)|B-2]]が存在しない。代わりに[[B-1 (爆撃機)|B-1]]にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
* 現実には当時の都知事である[[青島幸男]]が中止の決定をした[[世界都市博覧会]]が本作では行われ、大赤字に終わっている。ただし、青島幸男が本作の世界において都知事に就任していたか否かは不明である。
* 現実には中止となった[[世界都市博覧会]]が本作では行われ、大赤字に終わっている。
* 液晶テレビや電動スクーターが普及しているような記述がある(ブラックテクノロジーによって進歩した技術の余波と思われる)
* 液晶テレビや電動スクーターが普及しているような記述がある。
* [[スタンド・バイ・ミー]]に出演している事で知られていて1993年に死去している俳優[[リヴァー・フェニックス]]が生存している。そのため、彼が出演していて実際には1作目しかない映画[[スニーカーズ]]に続編が出来ている。
* [[1993年]]に死去している俳優[[リヴァー・フェニックス]]が生存している。そのため、彼が出演してい映画[[スニーカーズ]]に続編が出来ている。


短編では[[都立陣代高校]]が主な舞台となっており、東京都[[調布市]]仙川にある[[東京都立神代高等学校]]がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は[[仙川駅]]だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ調布市内にある[[調布飛行場]]などや調布市内の地名および[[京王線]]の駅名(仙川を除く)は作中でそのまま使われている。
短編では[[都立陣代高校]]が主な舞台となっており、東京都[[調布市]]仙川にある[[東京都立神代高等学校]]がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は[[仙川駅]]だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ[[調布飛行場]]や調布市内の地名および仙川以外の[[京王線]]の駅名などは作中でそのまま使われている。


== ミスリル ==
== ミスリル ==
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* 『フルメタル・パニック!Σ』(画: [[上田宏]])。連載中。現在7巻。
* 『フルメタル・パニック!Σ』(画: [[上田宏]])。連載中。現在7巻。
** 掲載雑誌:「ドラゴンエイジ(角川書店)」
** 掲載雑誌:「ドラゴンエイジ(角川書店)」
** 「終わるデイ・バイ・デイ」・「つづくオン・マイ・オウン」・「燃えるワン・マン・フォース」(「踊るベリー・メリー・クリスマス」は漫画化されていない)
** 「終わるデイ・バイ・デイ」・「つづくオン・マイ・オウン」・「燃えるワン・マン・フォース」
* 『いきなり! フルメタル・パニック!』(画:永井朋裕)全5巻
* 『いきなり! フルメタル・パニック!』(画:永井朋裕)全5巻
** オリジナルストーリーのギャグ漫画。
** オリジナルストーリーのギャグ漫画。
** 驚くべき事に、永井朋裕「フルメタ」の'''原作に殆ど目を通していない状態'''で漫画を描いていた。その為、原作と異なる箇所(作者独自の表現等)が随所に見受けられる。「[[ボン太くん]]」が出てきておらず、代わりに“クマ”が登場しているのがその一例である。
** 永井は'''原作に殆ど目を通していない状態'''で漫画を描いていた。その為、原作と異なる箇所(作者独自の表現等)が随所に見受けられる。
* 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(画:永井朋裕)全1巻
* 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(画:永井朋裕)全1巻
** 『いきなり! フルメタル・パニック!』の番外編として掲載されたシリアス・ストーリー「九龍門(カオルーンゲイト)」編のコミック版。
** 『いきなり! フルメタル・パニック!』の番外編として掲載されたシリアス・ストーリー「九龍門(カオルーンゲイト)」編のコミック版。
** [[台湾問題]]、[[中台戦争|中台危機]]を題材にしており、現実世界と同じ香港や[[改革開放]]も登場するなど原作での「分断中国」の設定と矛盾している。(原作の世界観における[[台湾]]の情勢は不明だが、南中国が資本主義陣営である以上[[中華民国]]であっても現実の中台関係とは大きく異なると見られる。これについても『いきなり! フルメタル・パニック!』同様、'''作者が原作に目を通していなかった'''事が原因である。)
** [[台湾問題]]、[[中台戦争|中台危機]]を題材にしており、現実世界と同じ香港や[[改革開放]]も登場するなど原作での「分断中国」の設定と矛盾している。


{{月刊ドラゴンエイジ連載中}}
{{月刊ドラゴンエイジ連載中}}

2008年5月28日 (水) 15:10時点における版

Template:継続中の作品

フルメタル・パニック!
ジャンル アクションコメディ
小説
著者 賀東招二
イラスト 四季童子
出版社 富士見書房
その他の出版社
中華民国の旗香港の旗マカオの旗 台湾国際角川書店
大韓民国の旗 テウォンC&Aホールディングス
カナダの旗 アメリカ合衆国の旗 TOKYOPOP
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 1998年 - 継続中
巻数 長編10巻、短編10巻(現在)
漫画
原作・原案など 賀東招二
作画 館尾冽
出版社 日本の旗 角川書店
中華民国の旗 香港の旗 台湾国際角川書店
掲載誌 月刊コミックドラゴン
ドラゴンエイジ
発表期間 2003年5月 - 2005年4月
巻数 全9巻
漫画:フルメタル・パニック! Σ
原作・原案など 賀東招二
作画 上田宏
出版社 日本の旗 角川書店
中華民国の旗 香港の旗 台湾国際角川書店
掲載誌 ドラゴンエイジ
レーベル 角川コミックスドラゴンJr.
巻数 7巻(現在)
漫画:いきなり! フルメタル・パニック!
原作・原案など 賀東招二
作画 永井朋裕
出版社 角川書店
巻数 全5巻
漫画:フルメタル・パニック! SURPLUS
原作・原案など 賀東招二
作画 永井朋裕
出版社 角川書店
巻数 全1巻
アニメ:フルメタル・パニック!
原作 賀東招二
監督 千明孝一
シリーズ構成 志茂文彦、千明孝一、賀東招二
キャラクターデザイン 堀内修
メカニックデザイン 海老川兼武謂原敏明
音楽 佐橋俊彦
アニメーション制作 GONZO・ディジメーション
製作 ミスリル
放送局 日本の旗 放送局参照
フィリピンの旗 HERO TV, DZBB-TV
大韓民国の旗 Anione TV
アメリカ合衆国の旗 アニメネットワーク
ハンガリーの旗 アニマックス・ハンガリー
イタリアの旗 MTVイタリア
放送期間 2002年1月 - 2002年6月(WOWOW
2006年9月 - 2007年2月(AT-X
2008年1月 - 放送中(UHF
話数 24話
アニメ:フルメタル・パニック? ふもっふ
原作 賀東招二
監督 武本康弘
シリーズ構成 賀東招二、志茂文彦
キャラクターデザイン 堀内修
音楽 佐橋俊彦
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 フジテレビ、陣代高校生徒会
放送局 フジテレビジョン
放送期間 2003年8月 - (終了)
話数 17話(11回放送)未放映2話
アニメ:フルメタル・パニック! The Second Raid
原作 賀東招二
監督 武本康弘
シリーズ構成 賀東招二
キャラクターデザイン 堀内修
メカニックデザイン 海老川兼武謂原敏明
音楽 佐橋俊彦
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 Full Metal Panic! Film Partners
放送局 WOWOW
放送期間 2005年7月 - (終了)
話数 13話
その他 全話R-15指定相当
テンプレート - ノート

フルメタル・パニック!』は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている賀東招二ライトノベル。また、これを原作とする漫画アニメ作品である。

原作のイラストは四季童子

概要

1998年より「月刊ドラゴンマガジン」(富士見書房)に掲載・連載された作品を中心に、富士見ファンタジア文庫から単行本が刊行されている。2002年からアニメ化、2003年からは漫画化もされた。通称はフルメタ、または完全金属騒乱雑賀礼史が『召喚教師リアルバウトハイスクール』のあとがきでこう表記したことから)。タイトルはスタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』をもじったものである。『このライトノベルがすごい! 2008』では作品部門ランキングで1位となった。

ある軍事組織の傭兵である主人公が、1人の少女の護衛任務を受けて日本の高校に潜入してくるところから話ははじまる。ヒロインの秘密を巡る組織間のアクションを書いた「長編」、学園生活の中で主人公が引き起こすドタバタを書いた「短編」、メインストーリーを補完するようなエピソードを収めた「サイドアームズ」の3つのシリーズに分かれている。

登場人物

世界設定

舞台となる年代は1998年4月~1999年。基本的には20世紀末の現実世界に準じた世界を描いており、1980年代の半ばまでは現実世界の歴史を辿っている。しかし、本作においては実在の歴史と違い多くの異なる点がある。

相違点としては以下のものを挙げることができる。

  • 北朝鮮の経済状況が大きく異なる。現実の1990年代末期には北朝鮮は大規模な飢饉に見舞われているが、本作では豊作であり、悪化していた経済も立ち直りを見せ始めている。
  • 中国が南北に分断し、香港が分割統治されている。長江を境に、北側が東側陣営に属する人民解放委員会(北中国・北京政府)、南側が西側陣営中華民主連合(南中国・広州政府)となっており、実質的に内戦状態にある。香港は九竜半島側が北中国領、香港島側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割(1997年?)以来ヴィクトリア湾を挟んだにらみ合いが続いている(アニメ版では南京で南北間協議が行われている)。
  • 湾岸戦争の勃発がタジキスタンの分離独立問題やパレスチナ問題の激化に飛び火し、結果として第五次中東戦争が勃発した。その後クウェート北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによってイスラエルアラブ諸国の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
  • クウェート事件の半年後、ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフとアルクスニスに作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は尖鋭化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる。
  • ソ連の尖鋭化を受けてアフガニスタン再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界においてタリバン政権は存在しない。
  • ソ連が崩壊していないため、冷戦構造が平政10年(「平政」は本作における元号で平成と同時期となる)になっても解消していない。
  • B-2が存在しない。代わりにB-1にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
  • 現実には中止となった世界都市博覧会が本作では行われ、大赤字に終わっている。
  • 液晶テレビや電動スクーターが普及しているような記述がある。
  • 1993年に死去している俳優リヴァー・フェニックスが生存している。そのため、彼が出演していた映画『スニーカーズ』に続編が出来ている。

短編では都立陣代高校が主な舞台となっており、東京都調布市仙川にある東京都立神代高等学校がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は仙川駅だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ調布飛行場や調布市内の地名および仙川以外の京王線の駅名などは作中でそのまま使われている。

ミスリル

アマルガム

名称
ミスリルの最大の敵対組織が、この「アマルガム」という秘密組織である。本来「アマルガム」とは、水銀と他の金属との合金の総称である。架空の銀からつけられた組織名である、「ミスリル」への当てつけではないか…という推測が、テッサによって述べられている。
活動・技術
世界のテロリスト・独裁政権・紛争地域などに対して、その手助け・兵器提供などを行っている。その規模・技術レベルはミスリルのそれと同等以上とみられ、ラムダ・ドライバ搭載兵器に関しては、ミスリルが宗介1人しか操縦できない点とくらべ、アマルガムはラムダ・ドライバ搭載の量産型アーム・スレイブを多数配備するなど、常にミスリルの一歩先を行っている。ただし、その技術的優位のせいで、対ラムダ・ドライバ搭載機用の戦術や技術のノウハウが、実はミスリルほど充実していない…というデメリットも生じている。
組織形態
通常の軍事組織と異なり、トップを定めないという特徴を持つ。「幹部」はいるものの、それらをまとめる立場にある「黒幕」が存在しない、非ピラミッド型(テッサ曰く「クモの巣型」)の組織形態を採用している。幹部にはそれぞれ同等の権力を与えられており、それ故、組織としての方針は議論を通じて民主的に決定される。このようなリスク・ヘッジにより、「重大な問題に関する決定が遅い」というデメリットはあるものの、組織内の実力者に欠損が生じても組織全体への損失を軽微に抑えられる…というメリットがある。
テッサは上記について「インターネットアーパネット構想」に例えて説明し、クルーゾーは「中ボスはたくさんいるがラスボスは存在しない」というRPGのゲームに例えた。幹部クラスの大物が、現場で先陣を切って戦闘などを行うなど、ミスリルとは大きく異なった組織構造をしている。
ウィスパードの探索
アマルガムの主要な活動のひとつに、ウィスパードの探索が挙げられる。しかし、ウィスパードへの扱いは、ミスリルと大きく異なる。アマルガムの場合、大量の薬物を投与して、精神破壊ギリギリまで追い込むことで、ブラックテクノロジーと呼ばれる未知の軍事情報を得ている。
もっとも、中にはレナードのように、研究対象ではなく幹部兼技術者として、アマルガムに関与するウィスパードも存在する。また、アマルガムに捕らわれた後のかなめは、レナードの進言(健康な状態でなければ、ウィスパードの秘める知識を効率良く引き出せないかもしれない…という推定)に基づき、客人のような扱いを受けている。

設定

既刊タイトル一覧

長編

長編のタイトルは『動詞+英語3単語』で構成されるのが特徴で、英語部分の頭文字が各長編タイトルの略称として使用されることがある(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」では「BMG」など)。

月刊ドラゴンマガジン連載は「つどうメイク・マイ・デイ」で終了しており、以降はすべて書き下ろしとなる。 この理由について筆者は「これからのお話は一気に読んでもらいたい・連載形式だといつまでかかるかわからない・前後の構成をしっかりさせたいため」と話している。

短編

「サイドアームズ」の名が冠せられた短編はミスリルの面々を描いたものがほとんどだが、基本的にこちらは陣代高校における宗介らのドタバタを描いた作品である。各タイトルの中に含まれた漢数字が短編の巻数になる。なお、これのタイトル付けに作者は相当苦労している模様。

アニメ

フルメタル・パニック!

2002年1月からWOWOWにて放送された。原作小説の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』までのストーリーが全24話で放送された。14話から17話までの「習志野は燃えているか?」と「故郷に舞う風 前中後編」は、原作には無いオリジナルのエピソードである。

2003年以降の京都アニメーション制作による続編シリーズと区別するため、ファンの間では『無印』と呼ばれることが多い。

当初の放送は2001年秋に予定されていたが、9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生しており、作品中のストーリーにおいてハイジャックの場面があったことから、放映を一時見合わせることになった(宗介の「アフガニスタン帰りの傭兵」という設定が引っかかったという説も)。

またアニメでは、原作小説で舞台として登場した北朝鮮が「ハンカ自治州[1]」に、アフガニスタンが「ヘルマジスタン」に、それぞれ架空の地名へと変更されている(この変更は京都アニメーション版でも継続)。2001年当時はワールドカップ開催時期が近かったためか、「ドーハの悲劇」、「ジョホールバルの歓喜」がらみの小ネタもあった。

また、2006年9月からAT-Xでも放送され、2008年1月からはUHFアニメの形態で地上波各局で放送されている。同年3月からはBSデジタル放送BS11ANIME+」枠内での放送が決まった。

スタッフ

  • 企画:安田猛・小川洋・酒匂暢彦・鈴木経男・島村達夫・雲出幸治
  • 原作:賀東招二四季童子
  • 監督:千明孝一
  • キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
  • シリーズ構成:千明孝一・志茂文彦・賀東招二
  • メカデザイン:海老川兼武、謂原敏明
  • 統括プロデューサー:伊藤敦
  • 協力プロデューサー:長谷川徳司(WOWOW)
  • プロデューサー:冨岡重明・武智恒雄・福井政文・鈴木淑仁
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽プロデュース:渡辺隆(ポニーキャニオン
  • 音楽ディレクター:渋谷知子(サイトロン・アンド・アート
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響制作:楽音舎
  • 効果:浦畑将
  • 調整:矢野さとし
  • アシスタント:椎原操志
  • 音響制作担当:杉山好美
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 美術監督:太田大
  • 撮影監督:福士享(T2 studio)、林コージロー、瓶子修一
  • 色彩設計:中村近世
  • 編集:重村建吾
  • アニメーションプロデューサー:村濱章司
  • 制作管理:梶田浩司(G.D.H.)
  • 制作:GONZO・ディジメーション
  • 製作:ミスリル

主題歌

  • オープニングテーマ:『tomorrow』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ:『枯れない花』 歌・下川みくに

各話タイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 気になるあいつは軍曹(サージェント) 千明孝一 西山明樹彦 堀内修
第2話 守ってあげたい 志茂文彦 京田知己 黒田やすひろ 神本兼利
第3話 ランジェリー・パニック 西山明樹彦 竹田逸子宇佐美浩一
第4話 キッド・ナップ 大久保富彦 高瀬節夫 青木真理子
第5話 囁かれし者(ウィスパード) 植田浩二 坂田純一 黒田やすひろ
第6話 STILL ALIVE 小倉陳利 西山明樹彦 内田順久
第7話 ボーイ・ミーツ・ガール 志茂文彦 京田知己、千明孝一 深井蒼 いちかわけいぞう
第8話 パートタイム・ステディ 十川誠志 千明孝一 黒田やすひろ 神本兼利
第9話 あぶないセーフハウス 植田浩二 岡村天斎 土屋浩幸 河村明夫
第10話 ラン・ランニング・ラン 志茂文彦 坂田純一 西山明樹彦 寺岡巌
第11話 ベヘモス覚醒 十川誠志 大久保富彦 津熊健徳、堀内修
第12話 ワン・ナイト・スタンド 千明孝一 寺岡巌
第13話 猫と仔猫のR&R(ロックンロール) 千明孝一 小倉陳利 西山明樹彦 神本兼利、酒井和男
第14話 習志野は燃えているか? 十川誠志 京田知己 浦田保則 細越裕治
神本兼利(作監補佐)
第15話 故郷に舞う風・前編 植田浩二 小倉陳利 高瀬節夫 青木真理子
第16話 故郷に舞う風・中編 志茂文彦 坂田純一 土屋浩幸 河村明夫
第17話 故郷に舞う風・後編 十川誠志 岡村天斎 松尾慎 佐竹義一
第18話 深海パーティー 大久保富彦 神戸洋行 金崎貴臣
第19話 エンゲージ・シックス・セブン きむらひでふみ 小野学 西山明樹彦 寺岡巌
第20話 ヴェノムの火 植田浩二 佐藤英一 鈴木薫 金紀杜
第21話 ディープ・トラップ 志茂文彦 鈴木吉男 黒田やすひろ 青木真理子
第22話 ジャック・イン・ザ・ボックス 十川誠志 関野昌弘 西山明樹彦 神本兼利、金崎貴臣
第23話 巨人のフィールド 千明孝一 小倉陳利 浦田保則 寺岡巌
第24話 イントゥ・ザ・ブルー 志茂文彦 千明孝一 浦田保則、千明孝一 堀内修
神本兼利、金崎貴臣
(二人共に作監補佐)

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
日本全域 WOWOW 2002年1月15日 - 6月25日 火曜 18時30分 - 19時00分 BS放送
AT-X 2006年9月11日 - 2007年2月19日 月曜 10時30分 - 11時00分
(リピート有り)
CS放送
千葉県 チバテレビ 2008年1月8日 - 火曜 26時00分 - 26時30分
(2008年4月1日~)火曜 25時45分 - 26時15分
独立UHF系列
京都府 KBS京都 火曜 26時00分 - 26時30分
奈良県 奈良テレビ 火曜 26時15分 - 26時45分
(2008年4月1日~)火曜 26時00分 - 26時30分
三重県 三重テレビ[2] 火曜 26時55分 - 27時25分
兵庫県 サンテレビ 2008年1月10日 - 木曜 24時40分 - 25時10分
埼玉県 テレ玉 木曜 25時00分 - 25時30分
東京都 TOKYO MX 2008年1月11日 - 金曜 26時30分 - 27時00分
神奈川県 tvk 金曜 27時15分 - 27時45分
和歌山県 テレビ和歌山 2008年1月13日 - 日曜 25時10分 - 25時40分
岐阜県 ぎふチャン 2008年1月14日 - 月曜 25時45分 - 26時15分
日本全域 BS11 2008年3月28日 - 金曜 24時00分 - 24時30分 BSデジタル

フルメタル・パニック? ふもっふ

2003年8月からフジテレビで放送された。全11回放送(15話)。DVDは全6巻発売(17話)、2007年6月22日にDVDBOXが発売された。また、CSフジテレビ721AT-Xにおいても放送された。

原作の短編をアニメ化。そのためシリアス要素がほとんどなく、完全にドタバタ学園ラブコメディである。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。一部の回では放送時間30分のうち、前後半15分でタイトル名が異なる。アニメーション制作は京都アニメーションが担当している。

長崎での幼児誘拐殺害事件の直後であったことを受けて、放送されない話があった[3]。なおDVDでボイスチェンジャー機能をOFFにするとシステムが落ちるというおまけ要素もファンの中で話題となった。またDVD限定版では、賀東招二、志茂文彦脚本の本編に関連したドラマCD「テレサ・テスタロッサの艦長日記」が各巻毎付属している。限定版付属のドラマCDは全6巻。

スタッフ

  • 原作:賀東招二
  • 原作イラスト:四季童子
  • 製作:安田猛、小川洋、鈴木径男、酒匂暢彦、福井政文
  • 企画プロデューサー:伊藤敦、八田英明
  • 監督:武本康弘
  • シリーズ構成:賀東招二・志茂文彦
  • キャラクターデザイン: 堀内修
  • 編集:森田清次
  • 美術監督:鵜ノ口譲二、多田喜久子
  • 美術設定:鵜ノ口穣二、上原志津子、須藤岳、多田喜久子
  • 美術監督補佐:上原志津子
  • 撮影監督:中上竜太
  • 設定:高橋博行、小川浩
  • 動画検査:中野恵美、中峰ちとせ、中野涼子、後藤圭裕、中野江美、白井順
  • スキャン:柴田邦浩、堀江明美
  • 色彩設定:高木理恵
  • 色指定検査:高木理恵、下浦亜弓、枝松知子、竹田明代、石田奈央美、飯岡ひとみ、池さゆり
  • 特殊効果:三浦理奈、永井留美子
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(サイトロン・デジタルコンテンツ)、小川敬一(サイトロン・デジタルコンテンツ)
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響効果:倉橋裕宗
  • 選曲・録音:矢野さとし
  • 録音助手:五十嵐恵美
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:STUDIO GREENBIRD、スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • 企画協力:富士見書房(菅沼拓三、郡司顕義、白山隆彦、佐藤久美子)、松村浩、山岸智也(ビッグショット)
  • 広報:正岡高子(フジテレビ)、大石睦美、蜂谷誠一
  • スペシャルサンクス:市川仁、澤田陽子、阿部祐督
  • プロデューサー:浜野貴敏(フジテレビ)、冨岡重明、武智恒雄、畑中利雄
  • プロデュース協力:中嶋嘉美(ビッグショット
  • アニメーションプロデューサー:八田陽子
  • 編集担当:及川雪江(森田編集室
  • オンライン編集:IMAGICA
  • オンライン編集協力:IMAGICAエンタテインメント
  • オンライン編集担当:金沢直樹、内藤亮
  • チーフ・マネージャー:大橋永晴
  • 設定マネージャー:上野弘泰、栗原一樹、村元克彦
  • 制作デスク:出口秀男(タツノコプロ制作協力時)
  • 制作マネージャー(制作進行):大橋永晴、上野弘泰、深尾聡史、後藤広光、難波田進悟
  • マネージャー補:高尾一也、八田真一郎、山口真由美
  • 制作協力:タツノコプロ(第3、4、9、10回放送担当)
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 制作:フジテレビ、陣代高校生徒会(角川書店角川エンタテインメントハピネットクロックワークスIMAGICAイメージワークス

主題歌

各話タイトル

話数の並びはDVD収録順である。

話数 放送回 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 制作協力
第1話 1-A 南から来た男 賀東招二 武本康弘 北之原孝将 米田光良
第2話 未放映 妥協無用のホステージ
第3話 未放映 すれ違いのホスティリティ 志茂文彦 山本寛 池田和美 アニメーションDo
第4話 1-B 空回りのランチタイム
第5話 2 鋼鉄のサマー・イリュージョン 志茂文彦 三好一郎 多田文男
門脇聡(作監補)
第6話 3-A 芸術のハンバーガー・ヒル 賀東招二 大久保富彦 小野修次 タツノコプロ
第7話 3-B 一途なステイク・アウト
第8話 4-A 純で不純なグラップラー 武本康弘 まつぞのひろし 荒川真嗣 石川健介
米田光良
タツノコプロ
第9話 4-B 善意のトレスパス
第10話 5-A 押し売りのフェティッシュ 志茂文彦 北之原孝将 米田光良
第11話 5-B 暗闇のペイシェント
第12話 6 やりすぎのウォークライ 志茂文彦 三好一郎 多田文男
門脇聡(作監補)
第13話 7 女神の来日(受難編) 賀東招二 石原立也 池田晶子
第14話 8 女神の来日(温泉編) 賀東招二 武本康弘 山本寛 池田和美 アニメーションDo
第15話 9 仁義なきファンシー 志茂文彦 渡辺純央 高田晃
中武学
タツノコプロ
第16話 10 ままならないブルーバード 志茂文彦 大久保富彦
坂田純一
大久保富彦 小野修次
中武学
タツノコプロ
第17話 11 五時間目のホット・スポット 賀東招二 武本康弘 米田光良

フルメタル・パニック! The Second Raid

2005年7月からWOWOWにて放送された。全13話、R-15指定相当。WOWOWノンスクランブルアニメ初の5.1chサラウンド・ステレオ放送。DVDは第1話放映開始一週間前に放映された特別番組「フルメタル・パニック! TSR〜ライトノベルの夜明け〜」を収録した全7巻である。

DVDに関して、初回限定版の収録音声は5.1chドルビーデジタルであるが、通常版についてはステレオ2.0chドルビーデジタル収録である。DVDBOXは、OVA発売後1年後経過した2007年7月27日に発売され、DVDBOXにおけるDVDの内容は初回限定版と仕様が同等の本編の収録音声がドルビーデジタル5.1chであり、映像・音声特典も収録されている。なお、放映の約一年前にプレDVDとして「Scene00」が月刊ドラゴンマガジン等で誌上販売された(後に一般にも販売される)。

また、TSRは長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話から第4話は、原作には無いエピソードとなっている。

今までの作品とは違い、舞台は「学園」ではなく「軍」。シリアスが中心なためコメディ的な要素は抑えられているが、前作『ふもっふ』同様、学園内のテンポの良いドタバタラブコメ要素は健在である。グロテスクな描写がみられるので、R-15指定された。

また、2007年7月31日から10月23日までAT-Xでも放送された(特別版OVAは翌週の10月30日放送)。WOWOWでは前述の通りR-15指定での放送だったが、AT-Xでの放送においては視聴年齢制限はかけられなかった。

スタッフ

  • 原作:賀東招二
  • 原作イラスト・キャラクター原案:四季童子
  • 製作総指揮:安田猛、宇田川昭次、鈴木径男、酒匂暢彦、八田陽子
  • 企画:井上伸一郎、小川洋
  • 企画協力:富士見書房(白山隆彦、菅沼拓三、郡司顕義、工藤大丈、佐藤久美子)
  • 企画プロデューサー:伊藤敦、八田英明
  • 監督:武本康弘
  • シリーズ構成:賀東招二
  • キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
  • メカニカルデザイン:海老川兼武渭原敏明
  • 美術監督・美術設定:鵜ノ口穣二
  • 美術監督補:篠原睦雄
  • 色彩設定:高木理恵
  • 色指定検査:高木理恵、竹田明代、石田奈央美、下浦亜弓
  • 特殊効果:三浦理奈
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 動画検査:中野恵美、東野伊佐子、村山健治、栗田智代、中峰ちとせ
  • 撮影監督:中上竜太
  • 編集:重村建吾(スタジオごんぐ
  • 設定:高橋博行
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(サイトロン・デジタルコンテンツ)
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン)
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎
  • 音響効果:倉橋裕宗(サウンドボックス
  • 録音:矢野さとし
  • 録音助手:田中文章(スタジオごんぐ)
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • プロデューサー:北浦宏之(WOWOW)、鈴木智子、松井智、武智恒雄
  • アソシエイトプロデューサー:草壁克彦(WOWOW)、鈴木淑仁(YOMIKO
  • アシスタントプロデューサー:千葉誠、山口真由美
  • コーディネィト:棚橋哲也(YOMIKO)、宮本正輝(YOMIKO)、森真奈(博報堂DYメディアパートナーズ
  • 公式HP制作:橋本洋(キャラクター・アンド・アニメ・ドット・コム)
  • ロゴデザイン:市川仁(HY)
  • プロモーション:山下浩志郎(WOWOW)、遠藤浩(WOWOW)、大石睦美、西山洋介、飯田祐介(ポニーキャニオン)
  • オンライン編集:キュー・テック
  • エディター:板倉玄、帆苅亮
  • オンライン編集担当:田畑孝之
  • 設定マネージャー:栗原一樹
  • 制作マネージャー:神原宏昭、八田真一郎、大橋永晴、富井涼子、栗須貴大
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 制作協力:WOWOW
  • 製作:Full Metal Panic! Film Partners

主題歌

  • オープニングテーマ:『南風』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ:『もう一度君に会いたい』 歌・下川みくに

各話タイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
Scene1 終わる日々 賀東招二 武本康弘 堀内修
Scene2 水面下の状景 武本康弘 山本寛 池田和美
Scene3 迷宮と竜 賀東招二 北之原孝将 米田光良
Scene4 デイライト 三好一郎 三好一郎
石立太一(演出助手)
門脇聡
Scene5 うるわしきシチリア 志茂文彦 武本康弘 池田晶子
Scene6 エッジ・オブ・ヘヴン 山本寛 池田和美
Scene7 とりのこされて 武本康弘 吉岡忍 米田光良
Scene8 ジャングル・グルーブ 賀東招二 三好一郎 石立太一 門脇聡
Scene9 彼女の問題 志茂文彦 北之原孝将 池田晶子
Scene10 ふたつの香港 山本寛 吉岡忍 池田和美
Scene11 彼の問題 武本康弘 山本寛 米田光良
Scene12 燃える香港 志茂文彦 三好一郎 門脇聡
Scene13 つづく日々 賀東招二 武本康弘 武本康弘
坂本一也(演出補佐)
堀内修、北之原孝将(メカ作監)
門脇聡、米田光良(二人ともに作監補佐)

フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA

2006年5月26日にDVDにて発売された。全1話。「わりとヒマな戦隊長の一日」を収録。限定版には賀東招二脚本のドラマCD「ありえない授業」が同梱されている。

短編5巻『どうにもならない五里霧中?』に収録された、同名のエピソードを映像化したもの。『終わるデイ・バイ・デイ』(アニメ: The Second Raid)の後日談とも言うべき内容である。登場人物は、本来シリアスパートを担当するミスリルの人員だが、クルーゾーやカリーニンなど、一部キャラクターの本編では描かれなかった面が描写されており、そのギャップが非常に笑いを誘う出来となっている。

スタッフ

  • 原作・脚本:賀東招二
  • 原作イラスト・キャラクター原案:四季童子
  • 製作総指揮:安田猛、宇田川昭次、酒匂暢彦、八田陽子
  • 企画:井上伸一郎、小川洋
  • 企画協力:富士見書房(白山隆彦、菅沼拓三、郡司顕義、工藤大丈、佐藤久美子)
  • 企画プロデューサー:安田猛
  • 監督・絵コンテ・演出:武本康弘
  • キャラクターデザイン・作画監督:堀内修
  • メカニカルデザイン:海老川兼武
  • 美術監督・美術設定:鵜ノ口穣二
  • 色彩設定・色指定検査:高木理恵
  • 特殊効果:三浦理奈
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 撮影監督:中上竜太
  • 動画検査:中峰ちとせ
  • 設定:高橋博行
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(ハピネット
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン)
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎)
  • 音響効果:倉橋裕宗(サウンドボックス)
  • 録音:矢野さとし
  • 録音助手:田中文章(スタジオごんぐ)
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • 編集:重村建吾(スタジオごんぐ)
  • プロデューサー:鈴木智子、武智恒雄
  • 作品担当:伊藤敦、八田英明、山口真由美
  • プロモーション:大石睦美、西山洋介
  • 公式HP制作:須子博方(キャラアニ
  • ロゴデザイン:市川仁(HY)
  • オンライン編集:キュー・テック
  • エディター:板倉玄
  • オンライン編集担当:三橋勝彦
  • 設定マネージャー:栗原一樹
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 製作:トゥアハー・デ・ダナン

英語版

  • 英語版は米ADV Filmによりアニメ全シリーズが発売されている。キャストはADV Filmの看板声優ともいえるChris Pattonが相良宗介を、Luci Christianが千鳥かなめを演じ、非常に完成度の高いものとなっている。
  • 英語版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の最終話EDでは、英語版キャストによる日本語オリジナル版に無いやりとりが録音されている。
  • 日本語版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の第1話における「つい最近も、××(銃声により音が消えている)のテロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、××(銃声)の高官を吹き飛ばした事件があった」というセリフが、英語版では「There was an incident recently, some islamic foundamentalist terrorists blew up a high ranking US military official by rigging a bomb in his mail box(つい最近も、イスラム原理主義テロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、米国の軍高官を吹き飛ばした事件があった)」に変わっている。

漫画

  • 『フルメタル・パニック!』(画: 館尾冽)全9巻。ドラゴンコミックス。
  • 『フルメタル・パニック!Σ』(画: 上田宏)。連載中。現在7巻。
    • 掲載雑誌:「ドラゴンエイジ(角川書店)」
    • 「終わるデイ・バイ・デイ」・「つづくオン・マイ・オウン」・「燃えるワン・マン・フォース」
  • 『いきなり! フルメタル・パニック!』(画:永井朋裕)全5巻
    • オリジナルストーリーのギャグ漫画。
    • 永井は原作に殆ど目を通していない状態で漫画を描いていた。その為、原作と異なる箇所(作者独自の表現等)が随所に見受けられる。
  • 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(画:永井朋裕)全1巻
    • 『いきなり! フルメタル・パニック!』の番外編として掲載されたシリアス・ストーリー「九龍門(カオルーンゲイト)」編のコミック版。
    • 台湾問題中台危機を題材にしており、現実世界と同じ香港や改革開放も登場するなど原作での「分断中国」の設定と矛盾している。

CD(限定版付属ドラマCDは除く)

発売元は全てポニーキャニオンである。

  • フルメタル・パニック!ドラマCD(全3巻)
    • 「やりすぎのウォークライ」(2001年5月10日発売)
    • 「一途なステイク・アウト」(2001年8月10日発売)
    • 「女神の来日(受難編)」(2001年11月9日発売)
      • アニメ化前に月刊ドラゴンマガジンで誌上販売されたものであり、現在入手困難。声優は一部を除きアニメ版と異なる。
  • フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム1 (2002年4月17日発売)
  • フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム2 (2002年6月19日発売)
  • フルメタル・パニック?ふもっふ オリジナルサウンドトラックアルバム (2003年12月17日発売)
  • フルメタル・パニック!The Second Raid オリジナル・サウンドトラック・アルバム (2005年8月18日発売)

ゲーム

関連項目

脚注

  1. ^ 「自治州」といいつつも事実上独立国家。第四話の地図によればロシア沿海地方ハンカ湖近辺。 なお、地図のシーンは「北朝鮮でない」ことを強調するためか朝鮮半島が入る範囲からズームアップする演出がなされている。
  2. ^ 三重テレビオリジナルのエンドカードあり
  3. ^ その未放映の話はビデオ・DVD化の際に収録された。ただし、DVDの収録は放送順と一部異なる

外部リンク

WOWOW 火曜18:30枠
前番組 番組名 次番組
人形草紙あやつり左近(再放送)
※放送延期のための代替放送
(本来の前番組は魔法戦士リウイ
フルメタル・パニック!
フジテレビ 月曜26時後半枠
フルメタル・パニック? ふもっふ
WOWOW 水曜24:00枠
プルミエール(月2回))
フルメタル・パニック!
The Second Raid
(プルミエール(月2回))
AT-X 月曜10:30/21:30、木曜16:30/2:30(30分1話)
前番組 番組名 次番組
フルメタル・パニック!
AT-X 木曜10:30/21:30、月曜14:30/0:30(30分1話)
フルメタル・パニック? ふもっふ
AT-X 火曜9:30/20:30、金曜14:30/0:30(30分1話)
フルメタル・パニック!
The Second Raid
※最終回の翌週に特別版も放送。
KBS京都 火曜 26:00枠
テレ玉 木曜 25:00枠/テレビ和歌山 日曜 25:10枠
前番組 番組名 次番組
フルメタル・パニック!
-
チバテレビ 火曜 26:00枠(-2008年3月)
火曜 25:45枠 (2008年4月-)
フルメタル・パニック!
-
サンテレビ 木曜 24:40枠
パセリ
(アニメとしての前番組は闇の末裔
フルメタル・パニック!
-
BS11 ANIME+ 金曜 24:00枠
フルメタル・パニック!
-