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「アカイイト」の版間の差分

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== ストーリー ==
== ストーリー ==
この夏に唯一の肉親だった母親を亡くし、遺産の整理をしていた'''羽藤桂'''(はとうけい)は、親が経観塚(へみづか)という聞き慣れぬ土地に、歴史のある日本屋敷を持っていたことを知る。桂は処分するかどうかを決めるために、現物を見に経観塚を訪れることに。その道中の列車の中で、天を貫くほどの巨大な木と、蝶の群れを従えた女性が現れる不思議な夢を見る…。
この夏に唯一の肉親だった母親を亡くし、遺産の整理をしていた'''羽藤桂'''(はとうけい)は、親が経観塚(へみづか)という聞き慣れぬ土地に、歴史のある日本屋敷を持っていたことを知る。桂は処分するかどうかを決めるために、現物を見に経観塚を訪れることに。その道中の列車の中で、天を貫くほどの巨大な木と、蝶の群れを従えた女性が現れる不思議な夢を見る…。


経観塚に伝わる山神と人柱の伝承とは?失われた桂の記憶の真実は?桂の生まれ故郷でもある経観塚。舞台に役者が揃うとき、運命の輪が静かに廻り出す…。
経観塚に伝わる山神と人柱の伝承とは?失われた桂の記憶の真実は?桂の生まれ故郷でもある経観塚。舞台に役者が揃うとき、運命の輪が静かに廻り出す…。

2008年4月25日 (金) 10:58時点における版

アカイイト
ゲーム:アカイイト
ゲームジャンル 和風伝奇アドベンチャー
対応機種 プレイステーション2
発売元 サクセス
プレイ人数 1人
発売日 2004年10月21日
2005年10月27日(廉価版)
レイティング CERO15
キャラクター名設定 不可
エンディング数 32
セーブファイル数 20(PS2)
セーブファイル容量 277KB
キャラクターボイス フルボイス
漫画:アカイイト-花影抄-
原作・原案など 麓川智之
作画 片瀬優
出版社 ジャイブ
掲載誌 月刊コミックラッシュ
発表期間 2007年5月号 - 6月号
テンプレート - ノート

アカイイト』は、2004年10月21日にサクセスより発売された和風伝奇ホラーアドベンチャーゲームである。翌年10月27日に同社のSuperLite2000シリーズで廉価版が出ている。『月刊コミックラッシュ』(ジャイブ2007年5月号 - 6月号に漫画化作品が掲載。原作・麓川智之、作画・片瀬優。

概要

同名のWebノベルが原作。現代を舞台に、「贄の血」という特殊な血を引く少女・羽藤桂の視点でゲームが展開される。吸血システムという特殊なシステムが用いられ、イベントで主人公が血を誰かに与えるかによってストーリーの流れが変わる。エンディングは32種類あり、柱が死亡するバッドエンドが15種類、柱は生き残るが幸せな結末とは言えないノーマルエンドが12種類、柱が各ヒロインとの幸せな結末を迎えるトゥルーエンドが5種類となっている。また、あるルートをクリアすると選択肢が増え、新たなシナリオへと足を運べるようになるという「ルート封印」システムを取っている。「グラフィクが淫靡」、「淫靡なCG」と紹介されている[1][2]

ストーリー

この夏に唯一の肉親だった母親を亡くし、遺産の整理をしていた羽藤桂(はとうけい)は、父親が経観塚(へみづか)という聞き慣れぬ土地に、歴史のある日本屋敷を持っていたことを知る。桂は処分するかどうかを決めるために、現物を見に経観塚を訪れることに。その道中の列車の中で、天を貫くほどの巨大な木と、蝶の群れを従えた女性が現れる不思議な夢を見る…。

経観塚に伝わる山神と人柱の伝承とは?失われた桂の記憶の真実は?桂の生まれ故郷でもある経観塚。舞台に役者が揃うとき、運命の輪が静かに廻り出す…。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

羽藤桂(はとう けい) 声:松来未祐
主人公。16歳の女子高生。今回の旅で、自分が「贄の血」という鬼を惹きつける血を引いていることを知る。おっとりのんびりとした人となりで、普段はどうにも頼りないが、じっさいは命の掛かった非常時にも「これ」と決めたことをやり通せる芯の強い子である。大の和風びいきで、特に時代劇や落語が好き。10年前に遭った火事のせいで、6歳より前の記憶が無い。
千羽烏月(せんば うづき) 声:渡辺明乃
17歳の女子高生。人に仇なす鬼と対峙する機関、鬼切部千羽党の鬼切り役。千鬼を服した破魔の太刀・維斗を携えている。この度も或る鬼を切るよう命を受けて経観塚を訪れた。容姿端麗、眉目秀麗。黒一色の制服に黒ストッキングを召し、烏の濡れ羽色の長髪をたくわえた夜色の人。職業がらか凛とした身のこなしを体得していて、桂曰く「納豆をかき混ぜる姿すら様になる」らしい。だが名門の私立女子高校に通っているものの、鬼切りの仕事に追われているせいで学校にはあまり通えていないようである。
若杉葛(わかすぎ つづら) 声:釘宮理恵
羽藤のお屋敷に住み着いていた10歳の家出少女。尾花(おばな)という白い狐を連れている。明るく聡明だが、疑い深い。弱肉強食が家風らしく、子供とは思えない知識と生活能力を身につけており、神話民俗学に詳しい、本作品の薀蓄担当。
浅間サクヤ(あさま さくや) 声:真田アサミ
ルポライター兼フォトグラファー。年齢は不詳だが取引先の出版社には20歳で通している。写真を撮られる側に間違われることしばしばの別嬪さん。羽藤真弓の知己で、桂にとっても頼れるお姉さん的存在。身寄りを亡くした桂の後見人を買って出たのも彼女である。羽藤家とは桂の祖母の代からの付き合いで、いきおい桂の過去や経観塚の秘め事にも通じる。烏月とは浅はかならぬ因縁があり、顔を合わせるたびに突っかかっている。また男勝りで強気の性格をしている。口癖は「あたし」「~さね」「~だねぇ」。最近はルポライターとしての稼ぎは悪いが、フォトグラファーとしては結構稼いでいるらしい。
ユメイ 声:皆口裕子
桂の夢に現れる謎の女性。蝶の群れを従えている。彼女に対して、桂はなぜか懐かしさを感じる。
ノゾミ、ミカゲ 声:小林恵美
鏡で写したようにそっくりな双子の鬼。鈴の音と共に現れる。勝ち気で傲慢なのが姉のノゾミ、気弱で慎重なのが妹のミカゲ。夢を操る《力》を持つ他、邪視による暗示や鏡を使った幻術を得意とする。「主さま」なる者の為に動いていて、その目的のために桂の血を狙っている。ユメイと相対する存在。
ケイ 声:石井一貴
オハシラサマのご神木の前で出会う16歳の少年。かつて経観塚の祭りを仕切っていた一家と縁続きで、廃れた祭りに協力するためにこの地を訪れた。鬼切部や鬼についても造詣があるらしく、主要登場人物の何人かとも面識がある。年分相応に人ができていて、物腰も柔かいが、瞳には強い意志の光が宿る。
羽藤真弓(はとう まゆみ) 声:古原奈々
桂の母親。通訳、翻訳家。夫の正樹を10年前に火事で亡くしており、それ以来女手1つで柱を育ててきた。母子家庭でありながら無理をして娘を私立のお嬢様学校に通わせていたのだが、それが祟って過労で倒れ、さらに風邪もこじらせてしまい、物語の一ヶ月ほど前に38歳という若さで亡くなっている。
羽藤正樹 (はとう まさき) 声:東久仁彦
柱の父親。正樹という名前は小説でのみ登場しており、ゲーム本編で名前は出てこない。サクヤとは旧知の仲であり、真弓と結婚したのはサクヤが真弓に正樹を紹介し、意気投合したからである。柱の話では、10年前に火事で死亡したらしいのだが・・・。
千羽明良 (せんば あきら) 声:無し
烏月の兄。ある事件に巻き込まれて物語の少し前に亡くなっている。
奈良陽子(なら ようこ) 声:能登麻美子
桂の親友その1。16歳。ぼけぼけした桂とは正反対の常時ハイテンションっ子。人がよくて騙されやすい桂を「おもちゃ一号」に認定していじっている。本編では主に携帯電話越しの会話で活躍。唯一の肉親を亡くしたばかりの桂を気遣ってか、ちょくちょく電話やメールをくれる。出席番号は桂の一つ前。
東郷凛(とうごう りん) 声:沢城みゆき
桂の親友その2。16歳。不動産・金融業・建築業に幅を利かせている、何やら穏やかならぬ家のご令嬢。桂の数少ない時代劇鑑賞仲間。口癖は「~ですわ」。本編では名前のみの出演だが、ドラマCD「京洛降魔」と番外編Webノベル「ひととせのひとひら」に登場。出席番号は桂の二つ前。
秋田 (あきた) 声:佐々木省三
経観塚駅の駅長を務める年配の男性。最終バスに乗り遅れた柱にタクシーを手配したり旅館を紹介するなど、柱に対して何かと親切にしてくれる。駅員の習性からか、切符を切るパンチが手放せないようである。
主 (ぬし) 声:室園丈裕
オハシラサマのご神木の中で眠りについている古き神。
鈴鹿 (すずか) 声:田中敦子
ドラマCDにのみ登場。銀髪の若い女性で、サングラスをかけている。ある目的により、修学旅行中の柱に近づくのだが・・・。

スタッフ

  • プロデューサー:本間志乃、戸田淳一
  • キャラクターデザイン/原画:Hal(ハル)
  • シナリオ:麓川智之
  • 音楽:MANYO (Little Wing)
  • 背景:J.C.STAFF

主題歌

オープニングテーマ

  • 『廻る世界で』
作詞:麓川智之 作曲:MANYO (Little Wing) 編曲:MANYO (Little Wing) 歌:霜月はるか / riya

エンディングテーマ

  • 『旅路の果て』
作詞:麓川智之 作曲:MANYO (Little Wing) 編曲:MANYO (Little Wing) 歌:riya / 霜月はるか

関連商品

ドラマCD

  • アカイイトドラマCD 「京洛降魔」(サクセス発売) [初回版] 2005年10月27日 [通常版] 2005年12月26日
本編の後日談を描いた準ファンディスク。脚本は「アカイイト」シナリオの麓川智之が担当。初回版の特典はノーカット台本とそれを収めるためのスリーブ仕様パッケージ。後にサクセス商店限定で通常版も発売され、その後もファンからの強い要望に応え再生産を繰り返している。

サウンドトラック

イメージCD

  • アカイイトイメージCD「いつかのひかり」(キングレコード発売?)
コミックマーケット73先行販売(2007年12月29日~31日)

書籍

関連項目

脚注

  1. ^ SBG:淫靡な絵が話題!? アカイイトのデモムービー公開中
  2. ^ アカイイト (サクセス) - goo ゲーム

外部リンク