「魔人探偵脳噛ネウロ」の版間の差分
Cloudberry (会話 | 投稿記録) 内容の一部を至郎田正影に転記 |
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; ドーピングコンソメスープ |
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: 至郎田正影が考案した'''至高にして究極の料理'''。詳細は[[至郎田正影]]を参照。 |
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: 略称は「DCS」、「[[コンソメ]]」など。[[至郎田正影]]が考案した、数え切れない食材と薬物を精密なバランスで配合、特殊な味付けを施し7日7晩煮込み続けた究極の料理。血管から'''注入(たべ)る'''事で効力を倍量に出す。一応推理漫画と言われていたにも関わらず、犯人が[[ドーピング]]による力技で強引に逃亡しようとする有り得ない展開、「究極の料理」にも関わらず血管注入するという不条理さ、これによって上半身だけが筋骨隆々な体型になった至郎田の外見的なインパクトの大きさ、更に同時にその回に見られた「'''クシカツ'''」「'''ゴシカァン'''」(本来「クシャッ」「ゴシャァン」と読むべき擬音が、作者の癖字により誤読されたもの)「フゥーフゥー…'''クワッ'''」(「ククッ」という笑い声の誤植だと思われるが、読者に受けた事を察してか、単行本でも修正が行われなかった)等の独特の表現が読者を惹き付け、[[2ちゃんねる]]や[[インターネットコミュニティ]]などで一部の漫画ファンの間では大きな話題となり、『ネウロ』が「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」である事を決定付けたアイテムである。至郎田が起こした事件の後に、単行本1巻にレシピが掲載されたが、所々墨で塗り潰されており、「電球の■」「[[ゆば|湯葉]]の■」「人の■を■したもの」等と訳の分からない材料が数多く混じっていた。2006年7月28日にジャンプショップから公式にドーピングコンソメスープTシャツが発売された。また、ドラマCDおまけでは「'''ドーピングホワイトシチュー'''」なる新メニューが登場。 |
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: 余談だが、[[週刊少年サンデー]]の『[[ハヤテのごとく!]]』をはじめとする様々な作品にドーピングコンソメスープと思われる発言がある。 |
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; バリ8Tシャツ |
; バリ8Tシャツ |
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: 作中では篠原紀夫が着ていたTシャツ。その絵柄はバリ3ならぬ「バリ8」であり、文字通りアンテナが8本立っているもの。単行本空きページで作者が商品化希望案として描いていた。当初は没となったが、2006年に開催されたジャンプフェスタで販売された。 |
: 作中では篠原紀夫が着ていたTシャツ。その絵柄はバリ3ならぬ「バリ8」であり、文字通りアンテナが8本立っているもの。単行本空きページで作者が商品化希望案として描いていた。当初は没となったが、2006年に開催されたジャンプフェスタで販売された。 |
2007年11月10日 (土) 19:32時点における版
魔人探偵脳噛ネウロ | |
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ジャンル | 推理漫画 |
漫画 | |
作者 | 松井優征 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプコミックス |
発表期間 | 2005年12号(同年2月) - |
巻数 | 13巻(以下続刊) |
その他 | プロトタイプの読切が2本ある (いずれも同タイトル) |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『魔人探偵脳噛ネウロ』(まじんたんてい のうがみネウロ)は、「週刊少年ジャンプ」2005年12号より連載中の松井優征作の漫画作品。推理もののようなタイトルだが、作者曰く「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」であり、推理ものとは違う体裁をとる。作者松井はこれがデビュー作となるが、本作のプロトタイプとして「赤マルジャンプ」2004年夏号と「週刊少年ジャンプ」2004年41号に掲載された2つの同タイトルの読切がある。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
主人公はタイトルにもなっている魔人(異世界の生物)・脳噛ネウロと、食欲以外はごく普通の女子高生・桂木弥子の2人。
本作は、『謎』を「食糧」とするネウロが、魔界の謎を喰べ尽くしてしまった為、新たな謎を求めて人間界を訪れるところからスタートする。ネウロは人間界で目立たず生活する為に弥子を探偵役に仕立て上げ、自らが解いた難事件をあたかも弥子が解いたかのように見せかけ、その事件の謎を「喰べる」為に解き始める。こういった筋立てである為、本作には「グルメ」や「食事」といったテーマが底辺に流れている。なお、作中における「謎」の存在は、謎が解かれた事によって開放される、秘められた悪意のエネルギーの事を指す。
推理そのものは本格推理の在り方を継承しているが、主人公のネウロそのものがファンタジー的な存在である為、普通の推理ものでは反則と言われるような事を平気で行える。よって推理方法は非常に個性的なものである。ある程度は予測できるものの、ほとんど読者にはヒントを与えずに、主人公は「魔界777ツ能力(どうぐ)」という魔界の道具を使ってすぐに犯人を捜し当てるという強引な解決方法である。推理には重きを置かず、突出したガジェットや荒唐無稽なトリック、犯人の異常な心理と奇怪なリアクションが大きな特徴となっている。
作者は推理小説ファンではないせいで「推理小説の犯人は勘で当てる」と発言し、推理ものへの思い入れは薄い事を語っており、本作のジャンルは「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」であると1巻のコメントに書いている。尚、作中に登場する犯人は狂気的ともいえる独自の信念(作中での名称は“芯”)に基づいて犯罪を行っており、従来の推理漫画の代表作品である『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』に多く登場する、他の作中人物の同情を誘うような動機・過去はほとんど無い。その代わり話の区切りや展開ごとに、桂木弥子の過去形のモノローグが挿入されている。
画風は挿絵画家の石原豪人の毒気と色気を手本にし、設定面での破天荒さや構図なども作者の師匠である澤井啓夫の豪快でざっくばらんな画風を色濃く受け継いでいる為、本作は非常に奇妙で滑稽な独特の作風となっている。描かれる犯人・サブキャラ・小ネタに世間一般を面白おかしく、多少過激に皮肉ったブラック・ユーモア溢れる描写が多々見られるのも本作の特徴の1つと言える。最近では狂気的なパロディも取り入れている。
単行本250万部突破。2006年11月6日にオリジナルストーリーでのドラマCDが発売され、2007年4月25日には第2弾も発売された。また、小説版として2007年7月20日にジャンプ j-BOOKSより、ミステリー作家・東山彰良によるサイドストーリーが発売。2007年10月2日から日本テレビ系にてアニメ放送開始。
あらすじ
謎を食料とする突然変異種の魔人脳噛ネウロ。脳髄の空腹を満たすべく魔界のありとあらゆる「謎」を喰っていたが、いつしか単純で小さなそれらの「謎」全てを喰らい尽くしてしまったネウロは、自らの空腹を満たせるであろう「究極の謎」を求め、人間界へと赴く。
人間界へと降り立ったネウロが最初に見つけた謎は、女子高生である桂木弥子の父親・桂木誠一が殺された事件。警察の捜査が難航する中、弥子に接触したネウロは事件を解決する代わりに、協力者(奴隷人形)になって探偵を演じろと強要する。断れば間違いなく殺されるであろう脅迫を前に、弥子は嫌々ながらも探偵役を演じる事になる。桂木家の謎を解く前に、前菜として近場の喫茶店で起きた事件を『魔界777ッ能力(どうぐ)』を駆使し解決する(あくまでも表向きは弥子が解決した事になっている)。そして桂木家の謎もあっさりと解決する。父が殺された事により日常を失い、深い絶望感に苛まれていた弥子だが、この一連の出来事でようやく立ち直る事が出来た。
だが同時に、その後もネウロの隠れ蓑「女子高生探偵桂木弥子」として「謎」を解決していく破目になった弥子は、多くの事件を通して次第に「謎」に満ちた奇妙な日常に慣れていく。そして「ひとりきり」の歌姫アヤ・エイジアや、世界中を震撼させる凶悪犯罪者怪盗“X”など、数多くの犯罪者と接していく中で、弥子の中に犯人の心理の奥底にある想いを理解しようとする感覚が芽生えていく…。
登場人物
魔界777ツ能力(まかいななひゃくななじゅうななつどうぐ)
ネウロが犯行現場の捜査や犯人への制裁、時には単なる娯楽(主に弥子イビリ)に用いる様々な奇妙な道具の事を、「魔界777ツ能力」と呼ぶ。言葉通りに777種類あるのかどうかは不明であるが、「ネウロ」を盛り上げる重要なアイテムである。いずれも強力な道具であるが、使用するとネウロのエネルギー(魔力)をある程度は消費してしまうらしく、多用は出来ないらしい。名前の由来は江戸川乱歩の少年探偵団シリーズに登場する少年探偵団の七つ道具、及び獣の数字(666)だと思われる。ちなみに、読みきり版では「77ツ能力」だった。
- 魔界の凝視虫(イビルフライデー)
- 目玉の形をした虫を大量に放出。謎を解く手がかりを見つける。また、ネウロの雑務の助手も務める。読みきり版でも類似の魔界能力が登場しており、そちらは「魔界の千里眼(イビルフォーカス)」。両方どちらも元ネタは、写真週刊誌である『FOCUS』と『フライデー』から。
- 異次元の侵略者(イビルスクリプト)
- 体の一部(主に左手)、もしくは全身をデータ化してからそのままパソコンなどのモニターに直接手を入れてハッキングを行う。その際文章ではなく画像の一部だけでも検索が出来る。その強力さの前にはファイアウォール自体も無意味。ハッキング中は全くの無防備になる上、ハッキング中にプログラムなどに攻撃されるとそのダメージは本人にフィードバックされる。ジャンプアルティメットスターズではガードと上強攻撃になっている。
- 断面への投擲(イビルジャベリン)
- 刃先から発せられるソナーにより通過した物質の材料を解析する。シュプリームSのメインディッシュの原料及び殺人トリックの道具を看破した。なお、小説版でも使用している。
- 無気力な幻灯機(イビルブラインド)
- この能力の効果を受けると、半径10m内に限って自身の解像度が大幅に下がる(レーダーにも映らなくなる)。要は対象者の存在を極端に目立たなくさせる能力である。似た効果を持つ毒入り消毒液に比べると持続時間が短い。ネウロ曰く、本来は暗殺用の能力らしい。
- 魔界の追尾蟲(イビルストーカー)
- 狙った人物を追跡する。アンモナイトに数個の眼球や羽が付いたような形状をしている。手駒として目を付けた吾代の場所を把握するのに使用しており、アイの発言から弥子にもこれと良く似たものが付けられていると思われる。
- 拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)
- 蝙蝠をモチーフとした弦のない弦楽器の形をしている。寄生対象の痛覚神経を引きずり出して弦とし、激痛とともに弾く。糸田、庵治川に対して使用。能力の漢字表記はチェリストのヨーヨー・マに由来する。
- 卑焼け線照射器(イビルロウビーム)
- 対象者の網膜に、無数の目から見られている映像を焼き付ける。篠原に対して使用。
- 毒入り消毒液(イビルキャンセラー)
- 液を被った者は他人の目には見えなくなる。ただし効果が働くのは視覚のみの為、足音や話し声などで気付かれる可能性がある。同類として無気力な幻灯機があるが、持続時間が長い為、追跡行動に向いている道具。弥子に対して使用。
- 孔雀色の絵の具(イビルコクーン)
- 背中に一塗りするだけで、上半身だけ癒し(卑し)ムードに包まれる。例えば、陸上部の学生が学校の屋上から遠く離れたプールにトぶくらい卑される。弥子に対して使用。使用時の弥子は「ヒール&ヘル」という名称で人気投票に出た。
- 目潰し目薬(イビルドロップ)
- 目に注して瞬きをすると破壊光線を発射できる目薬。ヒステリアの爆弾を処理する際に最終手段として弥子が無理矢理使用する事になりかけたが、笹塚の活躍で使用せずに済んだ。コミックスのおまけに「最悪の場合」と称し、アメコミ風の構図で目からビームを出す弥子が描かれている。
- 作品内で実際に使われた事は無いが、ジャンプアルティメットスターズでネウロ/弥子の↓Y攻撃になっている。
- 生まない女王様(イビルバジャー)
- 大変偏食な魔界の虫。胃に寄生してそこから脳に常に特定の食べ物だけを求めるように働きかけ、取り憑かれた者はその食べ物を食べている間しか呼吸が出来なくなる。デイビッド・ライスに取り付いた個体が求めたのは納豆だった。また、この虫のデザインは女性器と乳房を模したものである。
- 単行本5巻のおまけによると「生まない女王様」は誤植で、本来は「産まない女王蟻」であったのだが、今さら直せない為、「生まない女王様」が正式名称となったとの事。
- 追尾蟲の追尾蟲(イビルステッカー)
- 魔界の追尾蟲に対応した受信機。対象者が近くに居ると反応が強くなってステッカーを張った部分が立つので、間違っても中指の腹に貼ってはいけない。吾代の居場所をネウロ以外が把握する時に使用された。
- 虚栄の兜(イビルフルフェイス)
- ただの煙幕。望月らに嵌められた際、現場から逃亡する為に使用した。特殊効果はないが、警察に追われる弥子を放置して楽しむために、あえて毒入り消毒液や無気力な幻灯機ではなく、これを使用したと思われる。
- 泥の指輪(イビルディバーシー)
- ネウロの魔力が込められた、人肉色(人間界で言う「ピンク」)の魔界電池。これによりあかねちゃんの活動時間や髪型は思いのままとなる。この能力で一時的に弥子とあかねちゃんが合体し「弥かねちゃん」となった。ただし、合体状態では生身の人間にはその魔力は負に働き、継続使用していると時間とともに髪と土台の力関係が逆転し、最終的には2人の人格が入れ替わってしまう。
- 禁断の退屈(イビルステーション)
- ネウロが魔界から持ってきたゲーム機。化け物だらけの魔界の様子を再現できる。ネウロ曰く、その時彼が遊んでいた物の内容(魔界の住人達が切り刻まれたり消化液らしき物で溶かされたりして肉片と化していくというもの)は人間界のゲームジャンルで言うなら恋愛シミュレーションに一番近いらしい。立体映像らしいが、何故かその内一匹(人気投票で「キャベツン」という名称が判明)に弥子は噛み付かれ、溶かされかけた。名前はプレイステーションのパロディ。
- 地獄の地獄耳(イビルバタフライ)
- 魔界の盗聴器。これの前ではコンクリの壁も紙ペラ同然。子機を耳につければ拾った会話を囁いてくれる。しかし時折くしゃみをし、その度に人間の脳を軽く貫くほどの針が飛び出すので耳につけている間は常に警戒しなければならない。
- 理性の媚薬(イビルアンプル)
- 飲むと脳内の伝達物質の回転速度が2倍になる液体。テストが赤点のピンチに瀕した弥子にネウロの靴舐め3分間を代金とし薦めたが、もちろん弥子には拒否された。
- 理性的逆上(イビルファンブル)
- 『理性の媚薬』を魔人に使う際の強化版。弥子を追い詰めるため、ネウロが学食のカキフライに仕込み教師やその場に居合わせた生徒に食させた。ネウロはこれを服用すれば十倍の難易度のテストが作れるようになると考えていたが、実際に服用した教師・生徒らは強力な魔界の知恵熱により人間の限界体温44度を出して入院する結果に。これにより、弥子は辛うじて留年を逃れた。デザインの元ネタは「脳のホムンクルス(体性感覚)」の図。
- 醜い姿見(イビルリフレクター)
- 衝突した物体を、ベクトルを反転させ元のスピードで来た方向に返す巨大な鏡。朝永率いる銃犯罪部隊に対して使用。デザインの元ネタは『白雪姫』に登場する魔法の鏡。
- 単行本のおまけでは、「この世で一番美しいのは誰?」との問いに「甲子園の球児達…とかじゃないかしら」と、とぼけた返答をしている。
- 惰性の超特急5(イビルレイピッド)
- 魔界の車だが、機関車のような形をしている。1秒でマッハまで加速する為、普通の人間が乗り込むとGに負けて体が引き千切れる。弥子が拒否した為、実際には使用していない。おそらく名前の由来は映画『シベリア超特急』から(作品自体は5も存在する)。
- 城壁の苔(イビルサラウンダー)
- ネウロの取り出した種から発芽した魔界の植物。金属を餌としている為、外敵に狙われるとそれを護る性質を持つ。篚口の電子ドラッグver.2により洗脳された一般人らに車を襲われた際に使用。
- 硫酸の粉雪(イビルブリザード)
- 2006年12月15日に発売された雑誌「Go!Go!ジャンプ」に掲載された番外編で、ネウロが雪の演出に使用(コミックス10巻巻末にも収録)。『雪だるまの化け物』とも言える形をしており、これが降らせた雪に触れたものは溶けてしまう。気象庁から外出禁止勧告が出る事態を招いた。
- 足音の化石(イビルセンティピード)
- 靴を履いた百足のデザインをした魔界の虫。特定の人間がその現場に来た回数を靴の足跡で知らせる。
- 花と悪夢(イビルラベンダー)
- 対X戦で使用。自らの手をラベンダーの花弁の形を模したドリルに変え(花弁が掌になっている)、攻撃対象を一撃で貫く。魔界777ツ能力ではめずらしく、攻撃型の能力。元ネタはおそらく女性向け漫画雑誌『花とゆめ』から。
- 銀の被雷針(イビルプレッシャー)
- 対X戦で使用。後頭部から巨大なスタンガンの様な姿をした怪物を出し、対象者の筋肉繊維をズタズタに引き裂く魔界の電流を浴びせる。
- 素直な二枚舌(イビルテイスター)
- 舌に着けると、味覚があべこべになる。
ドラマCDの作中で使用した魔界777ツ能力
ドラマCDオリジナルの能力。音声のみの紹介である故、漢字表記は不明。
- イビルターンテーブル
- ドラマCD第1弾に登場。表向きは「特注のテープレコーダー」だが、ネウロ曰く「呪われた鼓膜の塊」で、魔界生物の断末魔を聞くのが好きらしい。何故か煙が出ている。劇中では録音と逆再生を使用しているが、ネウロの台詞からすると吹き込んだ声のスピードを変える事も出来るらしい。
- イビルデスオペレッタ
- ドラマCD第1弾に登場。魔界に生息する巻貝の一種で、対象の耳に差し込むと一生脳に響く救いの声を叫び続ける。
- イビルキャスティング
- ドラマCD第2弾に登場。魔界の漁に使われる網で、捕らえた獲物を5秒で溶かす。弥子に対して使用するが、未遂に終わる。
- イビルサイレンサー
- ドラマCD第2弾に登場。声以外の雑音を全て吸収する。
アニメで使用した魔界777ツ能力
アニメオリジナルの能力。
- 幻覚色眼鏡(イビルイリュージョン)
- 大きな傘のような形をした道具。劇中で解説されなかったため詳細は不明。相手に幻覚を見せる事ができる。
- 幻覚喜劇(イビルコメディ)
- ゴーグルの様な形をした道具で相手の目に装着して使用する。相手に幻覚を見せるのは『幻覚色眼鏡』と同様だが、こちらは何故か相手の笑いが止まらなくなる。
魔帝7ツ兵器(まていななつどうぐ)
第81話から登場した魔界777ツ能力よりも上位の能力で、魔界でも数人しか使用できない(劇中では明確に区分されていないため、777ツ能力の一部という可能性もある)。威力・消費する魔力ともに通常の魔界777ツ能力とは桁違いである。
- 深海の蒸発(イビルアクア)
- 魔界王の護身兵器。強力な銃火器系統のような能力。電子ドラッグに洗脳された数百人の強化兵を一瞬で戦闘不能にする威力を持つ(死なない程度に手加減したらしいので、本来の威力はもっと高いと思われる)。デザインは古代魚アランダスピスに似ている。消費魔力は381EP。
- 朽ちる世界樹(イビルツリー)
- 魔界王の護身兵器。ビルの階層ごとぶち抜く巨大な樹木を生やし、ごく狭い範囲内で局地的大地震を起こす能力。家具の塊となった大塚に対して使用し、更なる嗜好として家具の中に埋もれさせた。
用語
- ドーピングコンソメスープ
- 至郎田正影が考案した至高にして究極の料理。詳細は至郎田正影を参照。
- バリ8Tシャツ
- 作中では篠原紀夫が着ていたTシャツ。その絵柄はバリ3ならぬ「バリ8」であり、文字通りアンテナが8本立っているもの。単行本空きページで作者が商品化希望案として描いていた。当初は没となったが、2006年に開催されたジャンプフェスタで販売された。
- 箱
- 怪盗Xが盗みの現場に必ず置く、殺した人間が詰まった“赤い箱”。人間の細胞を余すところなく観察する為に製作される。本来Xにとって重要なのは、盗みよりもこの“箱”を作って人間の中身を覗き見る事であるが、既に世間では「怪盗キャラ」として定着してしまっている為、目ぼしい(人の思いが詰め込まれた)美術品が無い場合は後付けとして、適当にその辺の物を盗む事もある。ただし、価値もない「B級グッズ」ばかりではなく、愛嬌があるだけの物や高級な物をも盗む時がある模様。その場合、助手のアイに盗んだ品物が手渡される。模倣犯である堀口明が真似して作った“箱”は、X曰く「出来損ないの箱」であるという(気泡や繊維などが入っている・接着剤でフタをするなどがマイナスらしい)。
- ヒステリアの犯行予告カード
- 無差別爆弾魔ヒステリアによる犯行現場に必ず落ちている金属製のカード。ヨークシャテリアを模したと思われる絵も描かれている。「I AM BOMMER SO I AM CUTE I AM HISTERRIER!!(私は爆弾魔 だから私はカワイイ 私の名前はヒステリア)」と刻まれている。本来、「ボマー(爆弾魔)」のつづりはBOMBERだが、これは意図的な誤字であり、爆破の場所を暗示するものであった。
- 殺人兵器 丸ロボ
- 望月建雄がハマっている、笑いあり涙ありの大作テレビゲーム。ジャンルは昔ながらの2Dアクション。ハードはプレイステーション2。明らかに炎が弱点のボス(氷のロボット、本体はペンギン)が登場している事などから、難易度はそれほど高くないと思われるが、ゲーム慣れしていない中年の望月には難しいようで、10日以上プレイしても2面の途中までしか進められていない。
- 電子ドラッグ
- 春川がインターネットを通して2,3人の実験台に見せていた画像データ。視覚的な刺激で脳を反応させ、脳内物質の分泌状態を麻薬中毒者のようにしてしまう。更に人間の深層心理に潜む「犯罪願望」を開放する指令が潜んでおり、結果的にこれを見た者は犯罪を犯す確率が飛躍的に上昇する。実際には、見た者の心の奥底に潜む願望(欲求)を軸に、電人「HAL」の兵隊たる人格を脳内に構築する一種の洗脳プログラムであり、電人「HAL」はこれを春川の知らぬ間に大量の人間に見せ、自らの兵隊を大量に作り出した。その後、洗脳した篚口によって即効性・支配性と脳の潜在力の引き出しに特化したVer.2が制作された。篚口曰く「+の人間を-にするプログラム」で、自らの意思で犯罪を起こそうとする「-の人間」(「『芯』を持った犯罪者」)には効果が薄いらしい。
- スフィンクス
- 電人「HAL」の本体を護衛するプログラム名。ネット世界だけではなく、電子ドラッグの中毒者を一括管理するなど現実世界においてもHALを護衛する。多量の妨害データを発するのに膨大な演算能力を必要とする為、必然的にスーパーコンピュータ専用アプリである。日本内のスーパーコンピュータを乗っ取り、プログラムがインストールされていた。
- ピラミッド
- HALが最強の要塞・安住の地として占拠した原子力空母『オズワルド』(『ウィルクス・ブース』級原子力空母2番艦『ハーヴェイ・オズワルド』)を評した名。ネウロが侵攻して来なければ、HALはここで目的に辿り着くまで計算を行い続ける筈だった。ネウロと弥子の活躍によってHALの支配から開放された。
- 『オズワルド』の由来は、ケネディ大統領暗殺事件の容疑者であるリー・ハーヴェイ・オズワルド、つまりアメリカ海軍が自部隊の艦船に絶対に付けない名前である。さらに付け加えると、ネームシップの『ウィルクス・ブース』も、リンカーン大統領暗殺犯であったジョン・ウィルクス・ブースが由来である。
- 電子ドラッグのワクチン
- 春川が製作した電子ドラッグの効果を無効化して元の脳の状態に戻すプログラム。具体的には電子ドラッグによって生まれた人格と、洗脳中の記憶が消去される。ただし、人格(性格)については完全に消えないこともある模様。電人HAL曰く「電子ドラッグ製作時の副産物」らしい。こちらも視覚的な刺激で脳を反応させる仕組みになっていると推測できる。篚口曰く「電子ドラッグによって-になった人間を+に戻す」プログラムの為、元が-の人間には特別な効果はないと思われる。
- ほとんどの人間はテレビなどの大勢が見る映像装置によって治療されたが、篚口は笛吹らに未治療の疑いをかけられ、椅子に手錠で拘束された上、教育DVD付きで強制的に見られる破目に遭う。それ以前から、本当に篚口がワクチン入り映像を見たかは不明(篚口が、新しく入ってきた上司に腹が立ち、記憶のみで電子ドラッグを作っていたことから、見ていない可能性が高い)。
- トロイ
- 池谷通がトロイの木馬をモチーフに製作した机。彼の最高傑作である。購入者が不可解な死を遂げる「呪いの机」として恐れられていたが、後にその犯人が大塚だと判明した為、その汚名は晴れた。事件解決後、他の家具と共に桂木弥子探偵事務所へ贈られた。その礼なのか積もった瘴気のせいなのか、この机で勉強するとはかどったり、無くしていた物が引き出しから見つかったりする。弥子達は机ではなく仲間として扱っている。
- 萌え喫茶ツンデレラ
- ドラマCD第1弾において、石垣がよく行っていた事が明らかになったメイド喫茶。店名の通り、コスプレ店員の決めゼリフは「あ、あんたのためにガラスの靴を置いていったんじゃないんだからねっ!!」という、シンデレラのパロディとなっている。ドラマCDオリジナルキャラの"空流まゆ"が以前ここで働いていた事で露呈する。
- 新しい血族
- 「人類の先へ行く人類」の事を指した名称。それに該当する人間は、恐るべき瞬間記憶能力といった、超人的な能力を持つ。
- その最先端に位置する者は「シックス」と呼ばれる。血族である者には、その名前に名残がある(国際警察のアンドリュー・シクソン(Andrew Sixson)も血族の端くれとされる)。
- 名前の由来は、病気(Sicks)から(新しい血族を知る人間は、常人の理解の範疇を超えた悪逆さを持ち合わせているという異質を、『病気』と解釈した為。)。
- 忠実!!うらぎり君
- 作中の週刊少年ジャンプで連載している蛯原揚一(えびはら よういち)作の漫画作品。30巻以上続いている。石垣曰く、うらぎり君が毎回良い意味で裏切るらしい。最近はマンネリで、うらぎり君が後ろから人を刺すことぐらいが普通になってしまった。
単行本
- 「脳髄の空腹」 ISBN 978-4-08-873834-9
- 「ひとりきりの歌姫」 ISBN 978-4-08-873854-3
- 「鮮明なる“X(アンノウン)”」 ISBN 978-4-08-873875-6
- 「犬に爆弾」 ISBN 978-4-08-874007-6
- 「鎧の兄弟」 ISBN 978-4-08-874043-2
- 「髪とハサミとキリトリ線」 ISBN 978-4-08-874113-7
- 「細胞から愛をこめて」 ISBN 978-4-08-874143-9
- 「造られた放火魔」 ISBN 978-4-08-874266-4
- 「“電人”HAL」 ISBN 978-4-08-874291-5
- 「1と0の狭間」 ISBN 978-4-08-874329-5
- 「忘却と再生」 ISBN 978-4-08-874356-3
- 「這って動く老人」 ISBN 978-4-08-874404-9
- 「怪盗の真価」 ISBN 978-4-08-874426-1
雑誌掲載時との差異
- 第27話 賭【かけ】(単行本4巻収録)一頁目を書き直し。冒頭の人物が雑誌掲載時に檻に入っていたのが犬小屋に変更されている。
単行本恒例のおまけ
- 空白ページの右隅に小さなイラストや登場人物のプロフィールが書かれている。
- 巻末に、弥子が登場人物をインタビューする描きおろしおまけ漫画「突撃となりの愉快犯」を掲載。
- 11巻からは、インタビュアーがネウロに交代し「突撃かなりの確信犯」が始まった。
- カバー裏に3Dアートが描かれている。
- 1巻~10巻までは、松井本人のものも含めた様々な動物の「目の写真」を著者近影に用いていた。
- 5巻,10巻などの5の倍数の巻の背表紙カバーをめくった所に「目の写真の正体」が書かれている。
- 11巻からは、松井本人のものも含めた動物の「鼻の写真」を著者近影に用いている。
- 6巻以降、定番の投稿イラストコーナーが設置された。しかしイラストコーナーは巻末に2ページだけの為、作者からのコメント・投稿者の名前・住所全てをカットし、イラストをびっしり敷き詰めた「すしづめ」状態になっている。また、左に行けば行くほど縮小されて掲載されている。わずか2ページのスペースに八十数枚という大量のイラストを掲載していたが、10巻をもって終了となった。
- 最後の方に真っ白いページがありそのぺージの中央下に極めて小さなイラストがあることがある。例としては「強くあれ」等が挙げられ、キャラ人気投票でも票が入っている。
読切
『魔人探偵脳噛ネウロ』 週刊連載作品の試作品的作品。単行本には未収録。
- 一作目
- 赤マルジャンプ2004年夏号掲載
- 2004年3月期ジャンプ十二傑新人漫画賞準入選作品。ジャンルはホラーミステリー。
- 魔界からやってきた「謎」を食料とする魔人「ネウロ」と、彼と偶然出合ったごく普通の女子高生「桂木弥子」の生活を描く短編物語。物語は弥子を語り部とし、彼女の視点から描かれる。異常性の性格を持った犯人は、この読み切りの段階から登場しているが、視覚的な狂気性は控えめ。
- 二作目
- 週刊少年ジャンプ 2004年41号掲載
- 赤丸ジャンプ掲載作品の続編。週刊連載の基盤となる設定は、この話でほとんど登場する。また、後に至郎田正影の事件で有名となる「ヤ」と「カ」の区別がつきにくい効果音が初めて登場する。
週刊連載との違い
- タイトルロゴのデザインが大幅に異なる。
- 読切では「魔界77つ能力」と、桁が一つ少なくなっている。
- 読切版のネウロは酷い性質ではなく、力関係も弥子と同じくらいだった。
- 読切版の弥子は推理小説を買うだけ買って、最後数ページを読むという奇妙な趣味を持っていた。
- ネウロの解いた「謎」自体が意識を持っていた。
- ネウロが魔界の謎を食い尽くしたことで、最終戦争が勃発。魔界は滅び去ってしまった。
- ネウロの謎を探知する能力は、謎の気配を距離的に感じ取るレーダーのようなものとなっている。
- 週刊連載版と違い、ネウロは謎を見つけると素っ頓狂な喜びの声を上げたり、うっかり本来の姿に戻ってしまったりと、ずいぶんとお茶目な面がある。
テレビアニメ
アニメ | |
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原作 | 松井優征 |
監督 | 神志那弘志 |
キャラクターデザイン | 高橋美香、スタジオ・ライブ |
アニメーション制作 | マッドハウス |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 2007年10月2日 - 2008年3月25日 |
話数 | 全25話 |
その他 | DVD第1巻12月21日発売 |
テンプレート - ノート |
週刊少年ジャンプ2007年33号にてTVアニメ化を発表。日本テレビで、毎週火曜深夜25:29~放送。(ネット局の放送時間と放送内容、時間帯は未定。)基本的に一話完結の形式。アニメオリジナルシナリオで物語は進行する。
キャスト
- 脳噛ネウロ:子安武人
- 桂木弥子:植田佳奈
- 吾代忍:吉野裕行
- 笹塚衛士:遊佐浩二
- 怪盗X:朴璐美
- 石垣筍:鳥海浩輔
- 笛吹直大:木内秀信
- 籠原叶絵:藤村知可
- 至郎田正影:大塚明夫
- 姫宮瑠璃:高橋美佳子
- 満腹太郎:ウド鈴木
- 堂々ワタル:天野ひろゆき
- 賀久安由美:松本梨香
- 鷲尾正勝:山口勝平
- 百舌貴泰:関智一
スタッフ
- 企画:奥田誠治(NTV)、平山博志(VAP)、鳥嶋和彦(集英社)、丸山正雄(マッドハウス)
- プロデューサー:中谷敏夫(NTV)、田村学(VAP)
- シリーズ構成:鈴木智
- メインキャラクターデザイン:高橋美香
- サブキャラクターデザイン:スタジオ・ライブ
- 総作画監督:高橋美香、菊池愛
- 作画監督:竹内杏子、小泉初栄
- 色彩設計:堀川佳典(DR TOKYO)
- 美術監督:金子英俊(アトリエブーカ)
- 撮影監督:高橋宏司(DR TOKYO)
- CGプロデューサー:今村幸也(タツノコプロダクション)
- CGディレクター:さいとうつかさ
- 編集:寺内聡、河西直樹
- 音楽プロデューサー:千石一成、茶ノ前香
- 音楽:長谷川智樹
- 音楽協力:日本テレビ音楽、バップ
- 音響監督:中嶋聡彦
- 効果:緒方康恭(サウンドボックス)
- 録音スタジオ:アオイスタジオ
- 音響制作:中島朋子・三間雅文(テクノサウンド)
- 企画協力:集英社「週刊少年ジャンプ」編集部
- アシスタントプロデューサー:小林三紀子
- 監督助手:伊藤智彦
- アニメーションプロデューサー:三田圭志(マッドハウス)
- アニメーション制作:マッドハウス
- 制作協力:スタジオ・ライブ
- 監督:神志那弘志
- 製作著作:魔人探偵脳噛ネウロ製作委員会(日本テレビ、D.N.ドリームパートナーズ、バップ、集英社、マッドハウス)
主題歌
- オープニングテーマ「DIRTY」
- 歌:ナイトメア
- アニメのテーマソングを担当するのは、『コロッケ!』(テレビ東京系)の「Over」、『DEATH NOTE』(日本テレビ系)の「the WORLD」「アルミナ」、『CLAYMORE』(日本テレビ系)の「レゾンデートル」に続き今回が5曲目であり、アニメ自体も『DEATH NOTE』『CLAYMORE』に次いで日本テレビ火曜深夜アニメ枠で3作品連続の起用となっている。
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | TV放送日 |
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1 | 食【しょく】 | 鈴木智 | 神志那弘志 | 伊藤智彦 | 高橋美香 | 10月2日 |
2 | 集【コミュニティ】 | 林壮太郎 | 吉田徹 | 中村賢太郎 | 竹内杏子 | 10月9日 |
3 | 笑【どく】 | 田村竜 | 寺本幸代 | 繁田亨 | 10月16日 | |
4 | 犬【いぬ】 | 鈴木智 | 吉田徹 | 長尾粛 | 井上義勝 | 10月23日 |
5 | 貸【じむしょ】 | 林壮太郎 | 福田道生 | 米田和博 | 小泉初栄 | 10月30日 |
6 | 髪【ながいともだち】 | 田村竜 | 芦田豊雄 | 佐々木勝利 | 佐藤天昭 | 11月6日 |
7 | 箱【ハコ】 | 鈴木智 | 伊藤智彦 | 吉田大輔 | 11月13日 | |
8 | 夢【みらい】 | 都築孝史 | 寺本幸代 | 繁田亨 | 11月20日 | |
9 | 締【しめ】 | 林壮太郎 | 博多正寿 | 中村賢太郎 | 竹内杏子 | 11月27日 |
10 | 一【ひとりきり】 | 林壮太郎 | 芦沢剛史 | 長尾粛 | 井上善勝 | 12月4日 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
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関東広域圏 | 日本テレビ | 2007年10月2日 - | 火曜 25時29分 - 25時59分 | 製作局 |
原作との相違点
- 第1話では既に事務所が開かれており、原作の4~6話がメインの内容となっている。
- 桂木誠一の死因が異なっている(原作ではナイフで刺されて死亡となっているが、アニメでは首をはねられたということになっており、また警察が殺人ではなく自殺という見方をしている)。また1話の段階では父親の事件は解決していない。
- 桂木遥の職業が「情報誌編集者」から「フリーライター」になっており、海外取材で自宅を空けている為、弥子はマンションでひとり暮らしをしている設定になっている。
- ネウロとの出会いがアニメでは、第1話の半年前という設定になっている。
- 弥子が制服の上に着ているベストの色が、黄色からピンクに変わっている。
- ネウロ本来の顔の半分辺りが、茶色から紫に変わっている。
- 吾代が第1話で既に登場している。(原作では7話から)
- 石垣が第1話で既に笹塚とコンビを組んでいる。
- ネウロ本来の姿の全体像(スーツ姿ではない方)が登場している。
- 海野の容姿が異なっている。
- ヒステリア編のゲストキャラが本性を現すシーンが削除されている。
- ヒステリア編でパソコンにHALの文字が映っている。
- ネウロがヒステリアの謎と鷲尾正勝の謎を喰うシーンを追加。
- 百舌の「最も良き整髪料は土台の血」というセリフと「自分のハサミ」で前髪を切るシーンがカットされている。
前後番組
日本テレビ 火曜25:29枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
CLAYMORE
*25:26-25:56 |
魔人探偵脳噛ネウロ
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アニメDVD
- 第1巻・・・2007年12月21日発売 予価3990円
(1話~3話収録)
ドラマCD
ドラマCD | |
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制作 | 集英社 |
脚本 | 古川耕 |
演出 | 西川路健太 |
発売元 | 集英社 |
販売元 | 集英社 |
発売日 | 2006年11月6日 (CD1) 2007年4月25日 (CD2) |
枚数 | 2巻 |
テンプレート - ノート |
古川耕脚本によるドラマCD。現在ドラマCD2まで発売されている。ドラマCD、ドラマCD2共に独立したオリジナルストーリーであり、基本的な設定は原作と同様だが、ストーリー面における原作との関連性は低い。
- 『魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCD』
- ドラマCDの第一作目。原作の未読者に対する配慮からか、プロローグでは序盤の大まかなあらすじが解説されている。物語は原作同様、『謎』を喰う為に常識を超える能力で事件を解決する魔人ネウロの姿と、事件に潜む犯人の狂気が弥子を語り部として語られる。本編終了後には至郎田正影の登場する番外編が収録されている。
- 『魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCD2』
- ドラマCDの第二作目。序盤で弥子が誘拐されてしまう為、弥子を助けようとする吾代と事件の黒幕<V>の『謎』に目をつけたネウロが事件解決に乗り出す。本編終了後の番外編には至郎田正影とXが登場。
声の出演
『魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCD』
- 脳噛ネウロ:子安武人
- 桂木弥子:植田佳奈
- 笹塚衛士:遊佐浩二
- 石垣筍:鳥海浩輔
- 吾代忍:谷山紀章
- 怪盗X:斎賀みつき
- アイ:上原さやか
- 桂木誠一:大西健晴
- 至郎田正影:伊藤健太郎
- 天知英生:宝亀克寿
- 磯目亜 愛美:能登麻美子
- 野々山ミハル:新野美知
- 空流まゆ:木下鈴奈 他
『魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCD2』※上記との重複分は除外。
小説 『魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う』
小説:魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う | |
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著者 | 東山彰良 |
イラスト | 松井優征 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | ジャンプ j-BOOKS |
発売日 | 2007年7月20日 |
テンプレート - ノート |
2007年7月20日発売。著者はハードボイルド系ミステリー作家・東山彰良。原作者・松井優征はイラストで本作品に参加。
基本的には、Xに家族を惨殺された直後の笹塚衛士を中心としたストーリー構成になっているが、現在のネウロと弥子を交えた『謎』も随所に挿入されている。
あらすじ
十年前、家族全員をX(と思われる連続殺人犯)に惨殺された笹塚衛士。当時の彼は死んだ妹の見開かれた目が忘れられず、バイクでアメリカから南米へと宛てもなく放浪していた。そんななか、とある町で翅に文字の描かれた蝶を見つけ、憑かれたかのように「蝶の翅に描かれた謎」を追いはじめる。
蝶の翅に文字を描き放していたのは、エマという日系人の少女だった。死んだ人間の名を蝶に刻み、長距離を移動する蝶・アサギマダラに模して飛ばす彼女は、地元でも有数のマフィア『ナツメ・ファミリア』の一人娘だった。そして、笹塚がファミリアの世話になるうち、その中で殺人事件が起こる。
登場人物
笹塚衛士や脳噛ネウロ&桂木弥子については、魔人探偵脳噛ネウロの登場人物も参照のこと。
- 笹塚衛士(ささづか えいし)
- 小説版の主人公。21歳(現代編では31歳)。家族全員を惨殺され、悪夢から逃げるように南米へやって来る。ナツメ・ファミリアと交流するうち、「家族を殺した犯人を追いつめる為の戦い方」を欲するようになる。
- ナツメ・エマ
- 日系三世の少女。16歳。両親をマフィア同士の抗争で失っている。笹塚に好意を持っている模様。近しい人間が死んだとき、名前や記号を蝶に描き放している。
- パパ・エンゾー / 夏目燕蔵(なつめ えんぞう)
- エマの祖父で、日系人マフィア『ナツメ・ファミリア』のボス。日系移民。日本食を作れる笹塚を気に入り、しばらく手元に置く。どこか日本語がおかしく、エマにも受け継がれている。
- トガシ
- 日系人。『ナツメ・ファミリア』のメンバーで、エマの婿候補でもある。軍隊あがりの熊のような大男で、笹塚に「戦い方」を教える。
- エンリケ
- 『ナツメ・ファミリア』のメンバーで、トガシと同じくエマの婿候補。スラム出身で、ロザリオをいつも身につけている。
- ロドリゲス・フジカワ
- エマ達の国の始めての日本人大統領候補者。
- 脳噛ネウロ(のうがみ -)
- 現代編で登場。中華料理店「北斗神軒」の謎に挑む。
- 桂木弥子(かつらぎ やこ)
- 現代編で登場。「ジャンボ餃子20分以内で完食したら1万円」に挑戦する。
関連商品
- 魔人探偵脳噛ネウロ Tシャツ X(サイ)
- 魔人探偵脳噛ネウロ Tシャツ ネウロ
- 魔人探偵脳噛ネウロ Tシャツ ドーピングコンソメ
- 魔人探偵脳噛ネウロ バリ8Tシャツ 150
- 魔人探偵脳噛ネウロ バリ8Tシャツ M
- 魔人探偵脳噛ネウロ 皿
- 魔人探偵脳噛ネウロ クロス
余談
- タイトルの背後に使用されているのは、錯視図形として有名な「ペンローズの三角形」である。
- 2005年に発生した広島小1女児殺害事件において、被害者の遺体が段ボール箱に詰められていた事から、日本テレビ・週刊文春などの一部マスメディアで、「これは(劇中でXが犯行現場に残す)“赤い箱”の模倣ではないか。」という指摘が報道された。しかし、これらの報道の直後に逮捕された犯人は日本語を満足に話す事も出来ないペルー人の移民であり、この指摘は全くの的外れだった。この指摘は事件報道での再現映像において段ボール箱にビニールテープが"XI"の字の形に巻かれていた事から来ていると見られるが、その段ボール箱は再現映像の為に作られた別物であり、実際に犯行に使われた段ボール箱の状態とは無関係である。この事から、この指摘はマスメディアによる強引なこじつけであったと考えられる。
- 後に本編に怪盗Xが再登場した際、Xの「不用意な事を書いたマスコミも“箱”にした」という台詞と共に、日本テレビのマスコットである『なんだろう』によく似た豚が箱に閉じ込められている描写と、某IT企業の社長を勤めていた人物を思わせるイメージカットが描かれた。とはいえテレビアニメ版の放送局は当の日本テレビであることから、深刻なトラブルにはなっていない模様。
- ドラマCD第1弾作中の空流まゆの決めゼリフである「あ、あんたのためにガラスの靴を置いていったんじゃないんだからねっ!!」を言ってもらった際石垣が返した台詞「萌えー!!」は2006年12月のジャンプフェスタにおいて、当作品のステージイベントに出演した石垣筍役の声優・鳥海浩輔が登場する時の第一声にもなっていたが、マイクのスイッチが入っておらず「えー!!」の部分しか聞こえていなかった。また、上記の決めゼリフは空流まゆを演じた木下鈴奈がテレビ朝日系列の番組『「ぷっ」すま』に出演した際にも言っており、その時一緒に出演していた彼女のファンもこのセリフに「萌えー!!」と返していた為、このファンも同ドラマCDを聴いていたのではないかと思われる。
- その人気からTシャツ、食器などの関連商品も多数販売されている。その内容は主要キャラクターだけに留まらず、ドーピングコンソメスープ・バリ8Tシャツなどといった小道具にも及んでいる(詳細は用語を参照)。また、作品のテーマともいえる『食』にちなんでか、第一回キャラ人気投票では「『謎』専用」とプリントされた特製茶碗が抽選でプレゼントされた。なお、第二回キャラ人気投票では作者のサインが入った書き下ろしポスターがプレゼントされている。
- 他の連載作品に比べて作画ミスが多いのも特徴で、ドアの開く向きやキャラクターの手などが一コマごとに違うことも少なくない(このまま野放しという訳にいかないので、単行本収録の際に多少の修正を施されるが)。特に顕著なのが春川英輔の研究室の扉で、最初の入室時には階段の壁に向かって外側に開くものだったが、小柴が階段を持ち上げた時には扉が壁に向かって内側に開いている(しかも小柴の「俺さあ~」のコマでは再び外側に戻り、小柴が立ち去るコマでは内側になるという怪現象が起きた)。
- 13巻に収録された第109話後のおまけカットではそのことを自虐し(109話自体はXが1コマ毎に姿を変えるという、意図して背景に異常を起こさせたものだったのだが)、アイに「いつもの作画ミスだと思っていました」と言わせ自らギャグにしている。
関連項目
- 魔人探偵脳噛ネウロの登場人物
- ジャンプアルティメットスターズ - バトルキャラとしてネウロ&弥子(2人で1キャラ) 、ヘルプキャラとしてあかねちゃん、笹塚、怪盗Xが参戦。
外部リンク
- 公式サイト
- 日テレ・ホームページ
- 順序:トップページ→映画・アニメ→魔人探偵脳噛ネウロ
- ジャンプ j-BOOKS 作品紹介
- 『魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う』冒頭部分の試読が可能。