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「Windows Live Mail」の版間の差分

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'''Windows Live メール'''（ウィンドウズ ライブ メール）とは、[[マイクロソフト]]の[[電子メール]]および[[ニュースグループ]]送受信用[[クライアント (コンピュータ)|クライアント]][[ソフトウェア]]（[[電子メールクライアント]]および[[ニュースリーダー (ニュースグループ)|ニュースリーダー]]）である。

'''Windows Live Mail'''（ウィンドウズ ライブ メール）とは、[[マイクロソフト]]の[[Windows Live]] の一環であり、[[Windows Live ID]]を使用したサービスの1つである。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[Windows Essentials]]に含まれているアプリケーションのひとつである。
⚫
Windows Live Mail は複数の[[電子メール]]アカウントを管理できるようにしたものであり、特徴としてオンライン・メールの利用やオフラインの状態でも利用できるようになっている。Windows Live Mail は[[Outlook Express]]の替わりになる[[Windows Mail]]のスーパーセットという位置づけでWindows Mailと同じチームによって開発されている。


⚫
Windows Live メールはプロバイダーメールだけでなく、オンラインメールなど複数の[[電子メール]]アカウントを一括管理できることが特徴である。Windows Live メールは[[Outlook Express]]と[[Windows Mail]]の後継という位置づけでWindows Mailと同じチームによって開発された。
現在、この製品はベータ版であり、Windows Live Ideas からサインアップをしたユーザのみ使用できる。英語版のサイトにサインアップした場合、すぐに使用できる。


2007年5月7日、それまでの製品名 Windows Live Mail desktop から Windows Live Mail への変更が開発元のブログ上で発表された。開発元のブログ上では、この名称の変更は [[Outlook Express]]、[[Windows Mail]]、Windows Live Mail desktop の機能を継承した発展的なものとして位置づけられている。
開発中はWindows Live Mail desktopと呼ばれていた<ref>[https://forest.watch.impress.co.jp/article/2006/11/21/windowslivemaildt.html 窓の杜 - 【NEWS】MS、次期メールソフト「Windows Live Mail desktop」最新β版の日本語版を公開]</ref>。2007年5月7日、それまでの名称 Windows Live Mail desktop から Windows Live Mail への変更が開発元のブログ上で発表された<ref>[https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/31/15896.html Outlook Expressの後継となる「Windows Live Mail Beta」リリース]</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20080223162320/http://morethanmail.spaces.live.com/blog/cns!B7DD1FF3F141F9A1!3301.entry Announcing the Upcoming Windows Live Mail!]</ref>。

なおマイクロソフトは、2005年11月1日に[[MSN Hotmail]]をWindows Live Mailと改称する計画を発表しベータテストを開始したが<ref>[https://web.archive.org/web/20051107204847/http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/nov05/11-01PreviewSoftwareBasedPR.mspx Microsoft Previews New Windows Live and Office Live Services: Company outlines software-based services strategy.]</ref>、正式サービス開始前の2007年2月8日に[[Windows Live Hotmail]]に再変更している<ref>[https://japan.cnet.com/article/20342711/ MS、新ウェブメールサービスの名称に「Hotmail」の継続使用を決定 - CNET Japan]</ref>。本アプリケーションと同一の名前が使われていたがとくに関連はない。

2016年6月30日にて、このアプリケーションから[[Outlook.com]]のメール送受信が不可能になった<ref>[https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/756402.html 「Windows Live メール 2012」を利用した“Outlook.com”のメール送受信が不可能に - 窓の杜]</ref>。

2017年1月10日にて、ダウンロードによる提供とすべてのサポートを終了した<ref>[https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1018353.html Microsoft、「Windows Essentials 2012」のサポートを2017年1月10日に終了 -INTERNET Watch]</ref>。


== 機能 ==
== 機能 ==
Windows Live Mail は以下の機能を持っている。
Windows Live メールは以下の機能を持っている。
*[[Windows Live Hotmail]]のようなデザイン
* タイトルバーは[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]{{·}}[[Microsoft Windows 7|Windows 7]] のようなデザイン
*オフラインでも電子メールの管理が可能
* オフラインでも電子メールの管理が可能
*複数の電子メールアカウントを1つで管理
* 複数の電子メールアカウントを1つで管理
*フォトメール、デジタル写真の共有
* フォトメール、デジタル写真の共有
*[[RSS]] フィールドの購読や管理
* [[RSS]] フィードの購読や管理
*電子メールをすばやく検索
* 電子メールをすばやく検索
*メッセージを簡単に、[[Windows Live Spaces]]に投稿できる。
* メッセージを簡単に、[[Windows Live Spaces]]に投稿できる
*[[Windows Live Messenger]]との連動
* [[Windows Live Messenger]]、[[Windows Live Writer]]との連動
*画像付きのメール作成
* 画像付きのメール作成
⚫
* Windows Live Hotmail への対応
*フリーメールの利用(ブラウザ無しでフリーメール利用)
* Gmail/Google Mail への対応
*[[Hotmail]]との同期
* Yahoo! メール への対応
*[[Microsoft Outlook|Outlook]]のようなマルチラインメッセージリスト
* [[Microsoft Outlook|Outlook]]のようなマルチラインメッセージリスト
*Emoticons ([[インスタントメッセンジャー|IM]] に用いられる感情表現のアニメーション)
* Emoticons （[[インスタントメッセンジャー|IM]] に用いられる感情表現のアニメーション）
*スペルチェック
* スペルチェック
*異なる[[Post Office Protocol|POP]]アカウントの為の別々のインボックスフォルダ
* 異なる[[Post Office Protocol|POP]]アカウントの為の別々のインボックスフォルダ


== その他 ==
== バージョン ==
===Version 2008 （Build 12.0）===
*フォントは、インストールされたコンピュータのフォントフォルダによる。
: 2007年11月6日(アメリカ時間)に正式版としてリリース<ref>[https://web.archive.org/web/20080223173606/http://morethanmail.spaces.live.com/?_c11_BlogPart_BlogPart=blogview&_c=BlogPart&partqs=amonth%3d11%26ayear%3d2007 Windows Live Mail v1 is released!]</ref>。
⚫
*[[Windows Live Hotmail]] と同じ2GBのオンライン領域
: 2007年11月8日、日本においても「[[Windows Live おすすめパック]]」のひとつとして発表される<ref>[https://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/19991.html マイクロソフト、“新世代”の「Windows Live」サービス正式版]</ref>。
*[[Outlook Express]]の後継のバージョンである。
===Version 2009 （Build 14.0）===
:これにより、[[Outlook Express]]の後継のバージョンは、[[Windows Mail]]とこのWindows Live Mailになる。
: 2009年1月7日(アメリカ時間)に「[[Windows Live おすすめパック]]」のバージョンアップとしてリリース<ref>[https://forest.watch.impress.co.jp/article/2009/01/09/wlmail2009.html 窓の杜 - 【NEWS】メールと連携できるカレンダー機能が追加された「Windows Live メール」最新版]</ref>。
: 対応OSは、[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]/[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]/[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]/[[Microsoft Windows Server 2008|Windows Server 2008]]である。
: Windows XPがサポートされる最後のバージョンとなった。
: カレンダー機能が追加され、[[Windows Live カレンダー]]との連携が可能となった。また、ツールバーにアイコンがない[[グラフィカルユーザインタフェース|インターフェース]]となった。
===Version 2011 （Build 15.4）===
: 2010年9月30日(アメリカ時間)、[[Windows Live Essentials|Windows Live Essentials 2011]]としてリリース<ref>[https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/397978.html 米Microsoft、無償ソフト集「Windows Live Essentials 2011」を正式公開 - 窓の杜]</ref>。
: 対応OSは、[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]/[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]/[[Microsoft Windows Server 2008|Windows Server 2008]]である。
: Windows Vistaがサポートされる最後のバージョンとなった。
: [[リボン (GUI)|リボンインターフェース]]が採用された。
=== Version 2012 （Build 16.4）===
: 2012年8月7日(アメリカ時間)、[[Windows Essentials|Windows Essentials 2012]]としてリリース<ref>[https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/552147.html 「Windows Essential 2012」が公開、新しい「Photo Gallery」「Movie Maker」を同梱 - 窓の杜]</ref>。
: 対応OSは、[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]/[[Microsoft Windows 8|Windows 8]]/[[Microsoft Windows Server 2008 R2|Windows Server 2008 R2]]である。
: Windows 10は動作サポート外である。

== 利用上の注意 ==
; OAuth 2.0に非対応
: 本ソフトは[[OAuth]] 2.0方式の認証に対応していない。リリース当初はWebメールへの対応を謳っていたが、[[Gmail]]などでは2014年頃からOAuth 2.0での認証を必須としているため、通常は利用できなくなった。Gmailについては、推奨されていないが「安全性の低いアプリの許可」を有効にすることで利用できる<ref>[https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1409/03/news109.html Tech TIPS：メーラーからGmailへの接続時に認証（パスワード）のエラーが生じる場合の対処方法 (1/2) - ＠IT]</ref>。
; 文字コードの指定
: 本ソフトを利用してメール送信する際に、「－」（全角ハイフン、減算記号、[[ISO-2022-JP|JIS]]16進コード：「215d」）などを含んでいると、既定のエンコードを日本語(JIS)を選択していてもUnicode(UTF-8)でエンコードされたメールが送信されてしまう。Unicode(UTF-8)形式のメールをサポートしていない古いメールクライアントで受信した場合に問題が発生する<ref>{{Cite web|和書|year=2011 |url=http://windowslivehelp.com/thread.aspx?threadid=90924eae-3617-470f-8437-f1fc6768fc56&page=2 |title=<nowiki>「－」（減算記号）を含むメールを送信するとcharset=&quot;utf-8&quot;になってしまう</nowiki> |publisher=Windows Live Solution Center |accessdate=2011-07-27 }}</ref>{{リンク切れ|date=2012年7月}}<ref>[http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-email/windows-live-mail/5224b13e-021d-4707-b91d-c5d8ca34c671 windows live mail の文字化けは修正されたのでしょうか。 - マイクロソフト コミュニティ]</ref>ため、マイクロソフト社は画像や絵文字を本文中に含む場合は「－」「～」等の文字を含めないよう送信者側で注意するようにアナウンスしている<ref>[http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-email/windows-live-%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB-2011/cce3c951-9e4d-4533-99d1-1ae61a7e6884 Windows Live メール 2011 で受信したメールを印刷すると文字化けする - マイクロソフト コミュニティ]</ref>。
; メッセージの日付指定で検索
: バージョン2011/2012では、「メッセージの検索」の条件のうち、日付「以前に受信したメッセージ」で検索を行うと、日付以降のメッセージが検索結果として表示される<ref>[http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-email/%E6%97%A5%E6%99%82%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%8C/bd7e935c-f9a8-41fd-80a4-988888efcc83 日時検索が出来ない。何日以前や何日以降に受信したメールを抽出出来ない。 - マイクロソフト コミュニティ]</ref>。ユーザ間のコミュニティでは、「以後」の検索結果にフラグを付けてから「フラグなし」を検索すれば期待した結果が得られるとの回避策の提案がなされている<ref>[http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-files/windowslivemail-version-2012-build/7eed6b88-a70d-4ae2-b8f9-15d1cd072b0f WindowsLiveMail Version 2012 (Build - マイクロソフト コミュニティ]</ref>。
; 振り分け設定
: 受信したメールの差出人に表示名が設定されていると、そのメールを差出人メールアドレスで振り分けられない。メッセージルールは表示名を振り分け条件として設定する必要がある<ref>[https://web.archive.org/web/20150306034755/http://mysteriousramu.com/2009/09/23/windows-live-%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E7%B5%84%E3%82%80/ Windows Live メールでメッセージ ルールを組む | Microsoft Online Services 検証の館]</ref>。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[Windows Live]]
* [[Eml形式]]
*[[Windows Live Hotmail]]
* [[Windows Live Essentials]]
*[[Windows Mail]]
* [[Windows Live]]


==外部リンク==
== 脚注 ==
{{Reflist}}
*[http://get.live.com/betas/maildesktop_betas Windows Live Mail Beta]

*[http://g.msn.com/5meen_us/174 Windows Live Mail 製品ブログ（英語）]
== 外部リンク ==
<!-- *[http://g.msn.com/5meja_jp/176 Windows Live Mail desktop のバグ一覧（英語）] -->
* [https://support.microsoft.com/ja-jp/help/18614/windows-essentials Windows Essentials]
*[http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/31/15896.html Outlook Expressの後継となる「Windows Live Mail Beta」リリース - INTERNET Watch]
* [https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/mail.aspx Windows 7 でメールを快適に使おう]
* [http://windowslivewire.spaces.live.com/ Windows Live team blog] {{en icon}}
* [http://windowsteamblog.com/windows_live/b/windowslive/ Inside Windows Live]{{en icon}} - Windows Live 開発者のブログ


{{Windows Live}}
{{Windows Live}}
⚫
{{電子メールクライアント}}
[[Category:Windows Live]]


[[en:Windows Live Mail]]
{{DEFAULTSORT:Windows Live Mail}}
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[[Category:Windows Live]]
[[Category:マイクロソフトの電子メールソフト]]
[[Category:ニュースグループのクライアント]]
[[Category:2007年のソフトウェア]]

2023年10月1日 (日) 08:12時点における最新版

曖昧さ回避 「Windows Live Hotmail」あるいは「Windows Mail」とは異なります。
Windows Live Mail
開発元 マイクロソフト
最新版
Version 2012 / 2012年8月7日 (12年前) (2012-08-07)
対応OS Microsoft Windows
サポート状況 サポート終了
種別 電子メールクライアント
ニュースクライアント
ライセンス プロプライエタリ
テンプレートを表示

Windows Live メール（ウィンドウズ ライブ メール）とは、マイクロソフトの電子メールおよびニュースグループ送受信用クライアントソフトウェア（電子メールクライアントおよびニュースリーダー）である。

概要

[編集]

Windows Essentialsに含まれているアプリケーションのひとつである。

Windows Live メールはプロバイダーメールだけでなく、オンラインメールなど複数の電子メールアカウントを一括管理できることが特徴である。Windows Live メールはOutlook ExpressとWindows Mailの後継という位置づけでWindows Mailと同じチームによって開発された。

開発中はWindows Live Mail desktopと呼ばれていた[1]。2007年5月7日、それまでの名称 Windows Live Mail desktop から Windows Live Mail への変更が開発元のブログ上で発表された[2][3]。

なおマイクロソフトは、2005年11月1日にMSN HotmailをWindows Live Mailと改称する計画を発表しベータテストを開始したが[4]、正式サービス開始前の2007年2月8日にWindows Live Hotmailに再変更している[5]。本アプリケーションと同一の名前が使われていたがとくに関連はない。

2016年6月30日にて、このアプリケーションからOutlook.comのメール送受信が不可能になった[6]。

2017年1月10日にて、ダウンロードによる提供とすべてのサポートを終了した[7]。

機能

[編集]

Windows Live メールは以下の機能を持っている。

  • タイトルバーはWindows Vista · Windows 7 のようなデザイン
  • オフラインでも電子メールの管理が可能
  • 複数の電子メールアカウントを1つで管理
  • フォトメール、デジタル写真の共有
  • RSS フィードの購読や管理
  • 電子メールをすばやく検索
  • メッセージを簡単に、Windows Live Spacesに投稿できる
  • Windows Live Messenger、Windows Live Writerとの連動
  • 画像付きのメール作成
  • Windows Live Hotmail への対応
  • Gmail/Google Mail への対応
  • Yahoo! メール への対応
  • Outlookのようなマルチラインメッセージリスト
  • Emoticons （IM に用いられる感情表現のアニメーション）
  • スペルチェック
  • 異なるPOPアカウントの為の別々のインボックスフォルダ

バージョン

[編集]

Version 2008 （Build 12.0）

[編集]
2007年11月6日(アメリカ時間)に正式版としてリリース[8]。
2007年11月8日、日本においても「Windows Live おすすめパック」のひとつとして発表される[9]。

Version 2009 （Build 14.0）

[編集]
2009年1月7日(アメリカ時間)に「Windows Live おすすめパック」のバージョンアップとしてリリース[10]。
対応OSは、Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows Server 2008である。
Windows XPがサポートされる最後のバージョンとなった。
カレンダー機能が追加され、Windows Live カレンダーとの連携が可能となった。また、ツールバーにアイコンがないインターフェースとなった。

Version 2011 （Build 15.4）

[編集]
2010年9月30日(アメリカ時間)、Windows Live Essentials 2011としてリリース[11]。
対応OSは、Windows Vista/Windows 7/Windows Server 2008である。
Windows Vistaがサポートされる最後のバージョンとなった。
リボンインターフェースが採用された。

Version 2012 （Build 16.4）

[編集]
2012年8月7日(アメリカ時間)、Windows Essentials 2012としてリリース[12]。
対応OSは、Windows 7/Windows 8/Windows Server 2008 R2である。
Windows 10は動作サポート外である。

利用上の注意

[編集]
OAuth 2.0に非対応
本ソフトはOAuth 2.0方式の認証に対応していない。リリース当初はWebメールへの対応を謳っていたが、Gmailなどでは2014年頃からOAuth 2.0での認証を必須としているため、通常は利用できなくなった。Gmailについては、推奨されていないが「安全性の低いアプリの許可」を有効にすることで利用できる[13]。
文字コードの指定
本ソフトを利用してメール送信する際に、「－」（全角ハイフン、減算記号、JIS16進コード：「215d」）などを含んでいると、既定のエンコードを日本語(JIS)を選択していてもUnicode(UTF-8)でエンコードされたメールが送信されてしまう。Unicode(UTF-8)形式のメールをサポートしていない古いメールクライアントで受信した場合に問題が発生する[14][リンク切れ][15]ため、マイクロソフト社は画像や絵文字を本文中に含む場合は「－」「～」等の文字を含めないよう送信者側で注意するようにアナウンスしている[16]。
メッセージの日付指定で検索
バージョン2011/2012では、「メッセージの検索」の条件のうち、日付「以前に受信したメッセージ」で検索を行うと、日付以降のメッセージが検索結果として表示される[17]。ユーザ間のコミュニティでは、「以後」の検索結果にフラグを付けてから「フラグなし」を検索すれば期待した結果が得られるとの回避策の提案がなされている[18]。
振り分け設定
受信したメールの差出人に表示名が設定されていると、そのメールを差出人メールアドレスで振り分けられない。メッセージルールは表示名を振り分け条件として設定する必要がある[19]。

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 窓の杜 - 【NEWS】MS、次期メールソフト「Windows Live Mail desktop」最新β版の日本語版を公開
  2. ^ Outlook Expressの後継となる「Windows Live Mail Beta」リリース
  3. ^ Announcing the Upcoming Windows Live Mail!
  4. ^ Microsoft Previews New Windows Live and Office Live Services: Company outlines software-based services strategy.
  5. ^ MS、新ウェブメールサービスの名称に「Hotmail」の継続使用を決定 - CNET Japan
  6. ^ 「Windows Live メール 2012」を利用した“Outlook.com”のメール送受信が不可能に - 窓の杜
  7. ^ Microsoft、「Windows Essentials 2012」のサポートを2017年1月10日に終了 -INTERNET Watch
  8. ^ Windows Live Mail v1 is released!
  9. ^ マイクロソフト、“新世代”の「Windows Live」サービス正式版
  10. ^ 窓の杜 - 【NEWS】メールと連携できるカレンダー機能が追加された「Windows Live メール」最新版
  11. ^ 米Microsoft、無償ソフト集「Windows Live Essentials 2011」を正式公開 - 窓の杜
  12. ^ 「Windows Essential 2012」が公開、新しい「Photo Gallery」「Movie Maker」を同梱 - 窓の杜
  13. ^ Tech TIPS：メーラーからGmailへの接続時に認証（パスワード）のエラーが生じる場合の対処方法 (1/2) - ＠IT
  14. ^ “「－」（減算記号）を含むメールを送信するとcharset="utf-8"になってしまう”. Windows Live Solution Center (2011年). 2011年7月27日閲覧。
  15. ^ windows live mail の文字化けは修正されたのでしょうか。 - マイクロソフト コミュニティ
  16. ^ Windows Live メール 2011 で受信したメールを印刷すると文字化けする - マイクロソフト コミュニティ
  17. ^ 日時検索が出来ない。何日以前や何日以降に受信したメールを抽出出来ない。 - マイクロソフト コミュニティ
  18. ^ WindowsLiveMail Version 2012 (Build - マイクロソフト コミュニティ
  19. ^ Windows Live メールでメッセージ ルールを組む | Microsoft Online Services 検証の館

外部リンク

[編集]
ウェブサービス
ソフトウェアアプリケーション
Microsoft Bing
開発者向けサービス
  • Live Services
  • Data
  • Tools
  • Messenger Connect
モバイルサービス
  • Hotmail Mobile
  • Messenger Mobile
  • Search Mobile
  • Spaces Mobile
Microsoft Live Labs
  • Clipboard
  • FeedSync
  • Listas
  • Photosynth
  • PhotoZoom
  • Volta
終了したサービス
Windows Live
Live Search
Microsoft Live Labs
  • Deepfish
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