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File:Long Tiengd.jpg|ロンチェン（[[1973年]]）
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File:Laotian North American T-28D-5 at Long Tien, Laos, in September 1972.jpg|[[:en:Royal Lao Air Force|ラオス人民空軍]]の[[T-28 (航空機)#バリエーション|T-28D ノマド]]（[[1972年]][[11月10日]]、ロンチェンにて）<ref>{{Cite web |title=Air America: Fairchild C-123 Providers |url=http://www.utdallas.edu/library/uniquecoll/speccoll/Leeker/123b.pdf |publisher=The University of Texas at Dallas |accessdate=2009-01-18 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20080512181920/http://www.utdallas.edu/library/uniquecoll/speccoll/Leeker/123b.pdf |archivedate=2008年5月12日 |deadlinkdate=2017年9月 }} </ref>
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2024年7月24日 (水) 22:06時点における最新版

ロンチェン
1965年地図に記されたロンチェン（Long Tieng）
座標北緯19度6分28秒 東経102度55分24.5秒 / 北緯19.10778度 東経102.923472度 / 19.10778; 102.923472 (Long Tieng)座標: 北緯19度6分28秒 東経102度55分24.5秒 / 北緯19.10778度 東経102.923472度 / 19.10778; 102.923472 (Long Tieng)
施設情報
管理者ラオス人民軍
歴史
建設1962年
使用期間1962年 - 現在
使用戦争
ベトナム戦争
駐屯情報
使用者アメリカ空軍・CIA・Raven Forward Air Controllers
ラオス王国軍（英語版）
ロンチェン
Lima Site 20A
IATA: なし - ICAO: なし
概要
標高 979 m
滑走路
方向 長さ (m) 表面
- 1,524 -
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示
ロンチェンの位置（ラオス内）
ロンチェン
ロンチェン
ロンチェン (ラオス)

ロンチェン（ລ້ອງແຈ້ງ）は、ラオスサイソムブーン県に位置する軍事基地[1]で、ラオス内戦時にCIAにより前線空軍基地として使用された。当時Lima Site 98 (LS 98) もしくはLima Site 20A (LS 20A)とも呼ばれた。

1960年代後半には秘密都市として、ロンチェンには4万人が居住する当時のラオスで2番目に大きな都市であった[2]。しかし、当時の地図には記載されなかった。北部に姉妹基地であるサントング基地（LS20)がある。

歴史

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1962年にCIAによりロンチェン渓谷にバンパオ少将の本拠地として設立された。当時は居住者はほとんど無かった[3]。 1964年には1,260mの滑走路が完成し、1966年にはロンチェンはアメリカによる外国の最大拠点の1つとなっていた[1]。

ロンチェン空港にはエア・アメリカやコンチネンタルエアサービスのT-28 トロージャン、PC-6 ポーター、ヘリオ・クーリエ、ラベン、C-123 プロバイダーなどが発着していたが、管制塔や支援施設はなかった[4]。

1970年3月20日、タイはロンチェン防衛を支援するために2個大隊を空路で派遣。初めてラオスへ軍事介入を始めることとなった[5]。

北ベトナム軍は1971年後半にはロンチェンに迫り、12月31日15時30分には砲撃が開始された。翌1月には19,000人の北ベトナム兵がロンチェンを4面攻撃・包囲し、対空部隊を配置した。ロンチェンを守るモン族、タイ、ラオス混成軍10,000人は持ちこたえ、1月中旬にはCIAに支援されたタイや南部ラオスの精鋭部隊1,200人が参加し、月末までに1/3～1/2の死傷者を出したが重要な拠点を奪還した[6]。

ロンチェンは「世界で最も秘密の場所」と呼ばれた[7][8][9]。海抜900mの渓谷に位置し、寒い夜と霧に覆われた。滑走路の3方向は石灰岩で覆われていた。

秘密戦争を通して、ロンチェンは世界最大のモン族の定住地となった。ロンチェンは3万人のモン族が暮らす都市で、麺屋、靴の修理屋、テイラー、ラジオ修理、ジープタクシー屋、通訳屋などを営んでいた。

脱出

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1975年2月22日、Heinie Aderholt准将らは、ロンチェンへの最終攻撃を控えて脱出を計画した[3]。1975年5月にはおよそ5万人のゲリラと避難民がロンチェン周辺に暮らしていた。アメリカ政府は、ラオスの大使館員やロンチェンのジェリー・ダニエルズなどの少数を除いてインドシナからあらゆる市民や軍人を退去させていた。脱出のための資源は限られており、ダニエルズはウドンタニへの脱出の際には飛行機1機とモン族のパイロットしかいなかった。

1975年以降

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ロンチェンはラオス人民軍により維持されている。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^ a b “アーカイブされたコピー”. 2013年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月11日閲覧。
  2. ^ Prados, John (2003). Lost Crusader: The Secret Wars of CIA Director William Colby. Oxford University Press. p. 204. ISBN 978-0-19-512847-5. https://books.google.co.jp/books?id=8hLMOrL38boC&redir_esc=y&hl=ja 
  3. ^ a b Wetterhahn, Ralph (1998年11月1日). “Ravens of Long Tieng”. Air & Space Magazine. http://www.airspacemag.com/military-aviation/ravens.html?c=y&page=1 2009年1月17日閲覧。 
  4. ^ The CIA's secret city - The Nation, March 16, 2013
  5. ^ 「タイ軍、ラオスに介入 ロンチェン防衛へ 二個大隊を空輸」『朝日新聞』昭和50年（1975年）3月21日夕刊、3版、1面
  6. ^ Hixson, Walter L. (2000). Military Aspects of the Vietnam Conflict: Military Strategy and Escalation. Taylor & Francis. p. 257. ISBN 978-0-8153-3532-0. https://books.google.co.jp/books?id=cx2gmuOr3E8C&redir_esc=y&hl=ja 
  7. ^ “Film: The Most Secret Place on Earth”. ArtRage (2013年6月6日). 2018年5月26日閲覧。
  8. ^ Bradford Morrow. “Trinity Fields”. googlebooks. 2018年5月26日閲覧。
  9. ^ Gordon Smith. “Men With a Mission”. googlebooks. 2018年5月26日閲覧。
  10. ^ “Air America: Fairchild C-123 Providers”. The University of Texas at Dallas. 2008年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月18日閲覧。
画像外部リンク
Pictures of the town
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