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| website = [https://www.kirin.co.jp/softdrink/kirinlemon/ キリンレモン]
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'''キリンレモン'''('''KIRIN LEMON''')は、[[キリンビバレッジ]]が製造・販売している無色透明[[炭酸飲料]]であ
'''キリンレモン'''('''KIRIN LEMON''')は、[[キリンビバレッジ]]が製造・販売している無色透明[[炭酸飲料]]であり、[[1928年]][[3月16日]]に発売された<ref name="History">{{Cite web |title=ヒストリー|キリンレモン|キリン |url=https://www.kirin.co.jp/softdrink/kirinlemon/history/ |website=キリン |access-date=2024-08-09 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20240419082757/https://www.kirin.co.jp/softdrink/kirinlemon/history/|archivedate=2024-04-19}}</ref>


日本国内では[[サントリーフーズ]]から発売されている[[セブンアップ (飲料)|セブンアップ]]、[[日本コカ・コーラ]]から発売されている[[スプライト (炭酸飲料)|スプライト]]、[[アサヒグループホールディングス|アサヒビール]]系の[[アサヒ飲料]]から発売されている[[三ツ矢サイダー]]、[[サッポロホールディングス|サッポロビール]]系の[[ポッカサッポロフード&ビバレッジ]]から発売されている[[リボンシトロン]]などに並ぶ無色透明炭酸入り清涼飲料類{{efn2|この商品は柑橘系香味であり、狭義では[[サイダー]]として扱わない。同社が過去に発売した商品のうち、厳密な意味でサイダーと呼べる製品に「キリンサイダー」が存在した。語義の詳細については[[サイダー]]の記事を参照。}}の定番で[[ロングセラー]]商品である。[[レモン]]を抱く商品名だが無[[ジュース|果汁]]、レモンの爽やかを楽めにレモ果皮から抽出した天然香料用いている。旧来らの強めの炭酸を含有であり、の強炭酸ブームと軌にして人気ている。その一方過去に「キリンレモンセレクト」のよう果汁入りの飲料が発売された例もあった
== 概要 ==
[[1928年]][[3月16日]]に発売され、日本国内では[[サントリーフーズ]]から発売されている[[セブンアップ (飲料)|セブンアップ]]、[[日本コカ・コーラ]]から発売されている[[スプライト (炭酸飲料)|スプライト]]、[[アサヒグループホールディングス|アサヒビール]]系の[[アサヒ飲料]]から発売されている[[三ツ矢サイダー]]、[[サッポロホールディングス|サッポロビール]]系の[[ポッカサッポロフード&ビバレッジ]]から発売されている[[リボンシトロン]]などに並ぶ無色透明炭酸入り清涼飲料類{{efn2|この商品は柑橘系香味であり、狭義では[[サイダー]]として扱わない。同社が過去に発売した商品のうち、厳密な意味でサイダーと呼べる製品に「キリンサイダー」が存在した。語義の詳細については[[サイダー]]の記事を参照。}}の定番で[[ロングセラー]]商品である。340[[ミリリットル|ml]]瓶は[[1958年]]、ールと通称れる200ml瓶は[[1965年]]以来類似したデザインを概ね踏襲しているが製造年次により細い変化があり、340ml瓶は1960代初頭に形状変更しているほか、1960年代末期印刷デザインを大幅に変更している。200ml瓶も1969年ごろに印刷内容大幅に変更している。340mlは[[2002年]]200ml[[2003年]]それぞれ軽量化されて微かに変化しており、340ml瓶は[[2010年]]秋ごろに製造を終了している


== 歴史 ==
[[レモン]]を抱く商品名だが無[[ジュース|果汁]]で、レモンの爽やかさを楽しむためにレモン果皮から抽出した天然香料を用いている。旧来からの強めの炭酸を含有であり、近年の強炭酸ブームと軌を一にして人気を得ている。レモン果汁入り微炭酸のキリンレモンセレクトは、[[1998年]]に一旦生産終了するも[[2007年]]に約1年間再度販売された。ビール業界で[[ドライビール]]が好評を博した[[1988年]]にキリンレモンドライを発売している。缶やペットボトル製品は発売当初、1958年に採用された[[シルクスクリーン|ACL印刷]]瓶製品と同様、[[ラガー (ビール)|キリンラガービール]]ラベル記載の古代[[中国]]の[[霊獣]]としての[[麒麟]]を簡略化した聖獣マーク{{efn2|[[1928年]]から [[1957年]]まで販売された瓶は、[[ラガー (ビール)|キリンラガービール]]ラベル記載の麒麟がデザインされた紙ラベルが貼られていた。}}だったが1998年にキリンレモンセレクトと統合し、キリンビールのラベルで用いられている古代[[中国]]の[[霊獣]]としての[[麒麟]]ではなく、実在の[[キリン]]とレモンを合体した「キリンレモンくん」なるマスコットキャラクターを用いた。
[[File:Shimabara railway kiha2500A-2508A Kirin Lemon 20210530.jpg|thumb|島原鉄道のキリンレモン号<ref>{{Cite web |title=島原鉄道×キリンレモン コラボ車両が運行開始 上白石萌歌さん出演CMも|url=https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=757231257739476992 |website=長崎新聞社 |date=2021-04-20 |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>]]
キリンビバレッジによると、[[麒麟麦酒]](キリンビール)は自社初の清涼飲料水を開発すべく、他社から本城杢三という技術者を引き抜き、ライバルに情報が漏れないようにするため本城は鍵のかかった部屋で一人レシピの調合にあたっていたという<ref name="senden201807">{{Cite article|title=透明感と品質本位にこだわり、大幅刷新。90周年の「キリンレモン」|url=https://mag.sendenkaigi.com/senden/201807/long-selling-brand/013696.php| journal = 宣伝会議| date =2018-07 |access-date=2024-08-10 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20231003140207/https://mag.sendenkaigi.com/senden/201807/long-selling-brand/013696.php|archivedate=2023-10-03}}</ref>。


発売当時の価格は1本25銭であり、同時期炭酸飲料として一般的だった[[ラムネ (清涼飲料)|ラムネ]]が1本2銭という相場に比べると高級品だった<ref name="senden201807"/>。また、当時の炭酸飲料は色付きが当たり前だったのに対し、本製品は着色料を使用しておらず、透明感へのこだわりは瓶の見た目にもあらわれていた<ref name="senden201807"/>。
[[2006年]]に[[糖質]]を従来のキリンレモンに比して27[[パーセント|%]]減じて風味を刷新し、[[コマーシャルメッセージ|CM]]はモデルの[[浦浜アリサ]]を起用し、デザインは[[佐藤可士和]]が「キリンレモン」を[[ロゴタイプ|ロゴ文字]]から[[明朝体]]に置き換えるなど大胆な変更に賛否があった。びん製品は従来の風味とデザインが変更されていない。


1939年に勃発した[[第二次世界大戦]]により清涼飲料水が「ぜいたく品」として課税対象になったことに加え、統制価格が適用されたことや、燃料統制などの影響による工場の稼働率低下により、「キリンレモン」の生産は1945年までほぼ止まっていた<ref name="MuseumHistory_KirinLemon">{{Cite web |title=キリンレモン|商品ブランドの歴史|キリン歴史ミュージアム |url=https://museum.kirinholdings.com/brand/02.html |website=キリンホールディングス |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>。戦後も価格統制や課税は継続されたほか、原料である業務用砂糖が配給制だったため、純糖(砂糖のみの使用)を売りとしていた「キリンレモン」にとっては不利な状態が続いた<ref name="MuseumHistory_KirinLemon"/>。やがて1950年11月に価格統制と清涼飲料税が廃止され、1952年には砂糖が配給制から外れたことにより、「キリンレモン」は1952年4月にラベルデザインを変更し、ラベルに「純糖」の二文字をあしらった<ref name="MuseumHistory_KirinLemon"/>。
[[2008年]]に発売80周年を期して商品改良している。レモン香料の改良や天然水100パーセント使用に加えて[[乳酸]][[カルシウム]]を新たに配合し、商品外観デザインを黄色と青ベースで一層目立たせ、2006年の改良で缶とペットボトル商品から消えた「キリンレモン」のロゴ文字が復活している。[[蜂蜜]]とレモン果汁を配合した「キリンレモンスポーツ」や[[ミント]]風味「キリンレモンクール」などの新商品を同時に発売している。CMは『[[巨人の星 (アニメ)|巨人の星]]』が用いられて[[星飛雄馬]]、[[星一徹]]、[[星明子]]が登場する星一家編と、[[左門豊作]]が登場する左門一家編がある。びん製品は従来の風味とデザインが継続されている。[[9月2日]]レモン香料を加えたホワイトソーダ「キリンレモン白組を[[9月9日]]に全国発売する発表。しかし[[9月5日]]、輸送時の振動や保存状態よって泡が噴き出しやすくなる不具合が判明したとして同商の発中止を発表した。


[[1928年]]から[[1957年]]まで販売された瓶は、[[ラガー (ビール)|キリンラガービール]]ラベル記載の麒麟がデザインされた紙ラベルが貼られていたが、1958年に採用された[[シルクスクリーン|ACL印刷]]瓶製品と同様、[[ラガー (ビール)|キリンラガービール]]ラベル記載の古代[[中国]]の[[霊獣]]としての[[麒麟]]を簡略化した聖獣マークに変更された。
[[2009年]][[4月21日]]にレモン本来の爽やかな風味をさらに強化するリニューアルを行う。レギュラー(天然水を使用)はペットボトルのみの展開になり、缶製品は「キリンレモンオリジナル」として従来の瓶製品の味を再現したものに変更された(こちらは純水を使用)。さらに、瓶製品は従来の味が存続され(瓶のデザインも変わっていない)、キリンレモンの中でも、味や品質が少しずつ異なる商品が3種類存在している


1963年には自販機向けの200ml瓶が登場し、その2年後の1965年には「キリンレモンクレール」へと名前が変わった<ref name="MuseumHistory_KirinLemon"/>。1960年代、「キリンレモン」は売り上げを伸ばし、1973年には透明炭酸飲料の人気商品となった<ref name="MuseumHistory_KirinLemon"/>。
[[2010年]][[4月6日]]にレギュラーをリニューアル。新たに、[[カルシウム]]と[[ビタミンB6]]を配合し"健康炭酸飲料"に進化。同日に[[シジミ]]に含まれる[[オルニチン]]、[[クエン酸]]、ビタミンB6を配合し、早摘みレモン果汁使用(果汁1%)、糖類ゼロ設計の「大人のキリンレモン」を発売した。この「大人のキリンレモン」はキリングループ縦断ブランド「キリン プラス-アイ」の1製品として発売される。なお、製品のリニューアルに伴い、[[EXILE]]の[[眞木大輔|MAKIDAI]]と[[TAKAHIRO (歌手)|TAKAHIRO]]がCMに出演しており、楽曲も本CMのために書き下ろした『My Station』を起用している(この楽曲は同年[[6月9日]]にリリースされた[[シングル]]『[[FANTASY (EXILEのシングル)|FANTASY]]』に収録)。


1998年に「キリンレモン」が派生製品の「キリンレモンセレクト」と統合した際は動物の[[キリン]]とレモンを合体した「キリンレモンくん」なるマスコットキャラクターを用いた。<!--清涼飲料水研究家の久須美 雅士によるとキリンレモンのノベルティグラスは商品名ロゴ名のみのものが少なく、ディズニーキャラクターをあしらったものが多いと述べている<ref>{{Cite web |title=ガラスびんで飲んだあの日 Vol.8 [コンビニグルメ] All About |url=https://allabout.co.jp/gm/gc/218110/ |website=All About(オールアバウト) |access-date=2024-08-10 |date=2007年10月21日}}</ref>。-->
[[2011年]][[6月7日]]に「大人のキリンレモン」をリニューアル発売。レモン感をアップし、クエン酸を増量。また、従来の500mlペットボトルに加え、大容量の1.5Lペットボトルを追加設定した([[東日本大震災]]の影響で当初の予定から約2か月遅れのリニューアル発売)。CMにはこれまでのEXILEの2人に加え、新たに[[AKIRA (ダンサー)|AKIRA]]も参加している。同年[[12月6日]]にはTVCMに出演しているMAKIDAI・AKIRA・TAKAHIROの監修を受け、オルニチンに加え、レモン30個分の[[ビタミンC]]と[[ローヤルゼリー]]をプラスし、レモン(果汁10%未満)のみずみずしいおいしさに仕上げた数量限定品「大人のキリンレモン リミテッド」を発売。本製品は東日本大震災復興支援プロジェクト「EXILE Rising Sun Project」{{efn2|本プロジェクト連動のTVCMには「キリンレモン」のほかに「[[トヨタ・ウィッシュ|ウィッシュ]]([[トヨタ自動車]])」のバージョンと「[[ロートジー]]([[ロート製薬]])」のバージョンがあり、基本パターンは統一されている。}}の製品となっており、売り上げの一部は東日本大震災の復興支援に役立てられる。


=== 2000年~2006年:佐藤可士和との協業 ===
[[2012年]][[4月9日]]に「キリンレモン」・「大人のキリンレモン」を同時リニューアル。「キリンレモン」は甘みを立たせた味わいに改良。また、サイズラインナップは従来からのペットボトルに加え、約3年ぶりに缶製品も追加された(缶製品の追加に伴い、「キリンレモンオリジナル」は2012年4月で製造終了)。「大人のキリンレモン」は[[レモンピール]]の香りを加え、甘みもアップした。同年[[6月12日]]にはクエン酸・[[ナトリウム]]・カルシウム・ビタミンB6を配合した中学生・高校生向け製品「青春のキリンレモン」を発売した。
1999年、健康志向の高まりによって炭酸飲料の市場が冷え込み、「キリンレモン」の売り上げも全盛期の数分の一に落ち込んでいたことから、キリンはリニューアルが必要だと判断し、アートディレクター/クリエイティブディレクターの[[佐藤可士和]]に相談した<ref name="BizGate20160629P2">{{Cite news|和書 |title=コンビニの棚だってメディアになる(2ページ目) |newspaper=日経BizGate |date=2016-06-29|url=https://bizgate.nikkei.com/article/DGXMZO3110695029052018000000?page=2 |access-date=2024-08-10 |author=佐藤可士和 |authorlink=佐藤可士和}}</ref>。時代の流れに逆行しているものを単にリニューアルしただけではうまくいかず、よほど印象に残るようなことをして突破口を作らないと結果は出ないと佐藤は考えていた<ref name="BizGate20160629P2"/>。そこで彼は自分の日ごろの行動を見つめ直し、どの瞬間に飲み物を買うことにするのか分析したところ、コンビニエンスストアの商品棚で目に留まった商品を手に取っていることに気づく<ref name="BizGate20160629P2"/>。そこから彼はコンビニエンスストアの商品棚をメディアに見立て、そこから存在感を示す方が良いと考えた<ref name="BizGate20160629P2"/>。これにより自由なアイデアを考えられるようになったとはいえ、コンビニの商品棚は激しい競争の場であり、新商品は2週間で結果を求められるため、パッケージの見た目を少し変えただけでは不十分だった<ref name="BizGate20160629P3">{{Cite news|和書 |title=コンビニの棚だってメディアになる(3ページ目) |newspaper=日経BizGate |date=2016-06-29|url=https://bizgate.nikkei.com/article/DGXMZO3110695029052018000000?page=3 |access-date=2024-08-10 |author=佐藤可士和 |authorlink=佐藤可士和}}</ref>。そこで、佐藤はペットボトルの形状に着目し、従来よりも極めて小さいサイズのボトルを提言した<ref name="BizGate20160629P3"/>。そして2000年、この商品は「キリンチビレモン」として誕生した<ref name="BizGate20160629P3"/>。ボトルサイズが小さいことでコンビニで存在感を放ち、かわいらしいボトルデザインが小さな子どもたちに受け入れられたほか、量が多くて飲みきれなかった女性ユーザーからの支持も取り付けた<ref name="BizGate20160629P4">{{Cite news|和書 |title=コンビニの棚だってメディアになる(4ページ目) |newspaper=日経BizGate |date=2016-06-29|url=https://bizgate.nikkei.com/article/DGXMZO3110695029052018000000?page=4 |access-date=2024-08-10 |author=佐藤可士和 |authorlink=佐藤可士和}}</ref>。加えて、同製品は2001年度グッドデザインを受賞した<ref>{{Cite web |title=キリンチビレモン |url=https://www.g-mark.org/gallery/winners/GOOD%20DESIGN%20AWARD |website=GOOD DESIGN AWARD |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>。2001年には「キリンチビサイダー」などレモン以外のフレーバーを用いた姉妹製品も発売された<ref>{{Cite web |title=「キリンチビサイダー」発売(キリンビバレッジ) |url=https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-8862-0099 |website=日本食糧新聞・電子版 |access-date=2024-08-11|date= 2001-06-25 |language=ja}}</ref>。


のちに、佐藤は「チビレモン」の誕生を通じて「『街』が世の中に強い影響を与えるメディアになりうる」という確信を持ったとのちに振り返っている<ref name="BizGate20160629P4"/>。
[[2014年]][[7月1日]]に「キリンレモン」を約2年3か月ぶりに全面刷新(リニューアルはペットボトル・缶製品のみで、200ml瓶は従来通り発売)。中身は新たに[[はちみつ]]が加えられた。パッケージは「キリンレモン」の伝統カラーである青・黄・水色を生かしながら、ブランドロゴ刷新するなどより現代的なパッケージとなった。またレモンの黄色をオレンジに近づけ、ハチミツのイメジを印象づけるデザイでもあった


[[2006年]]に[[糖質]]を従来のキリンレモンに比して2%減じて風味を刷新し、[[コマーシャルメッセージ|CM]]はモデルの[[浦浜アリサ]]を起用し、デザインは[[佐藤可士和]]が「キリンレモン」を[[ロゴタイプ|ロゴ文字]]から[[明朝体]]に置き換えるなど大胆な変更に賛否があった。びん製品は従来の風味とデザインが変更されていない。
[[2018年]][[4月10日]]に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象で、200ml瓶は従来通りの仕様で併売)<ref>{{Cite press release|和書|title=なつかしいのに新しい「キリンレモン」4月10日(火)リニューアル発売!|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2018-02-22|url=http://www.kirin.co.jp/company/news/2018/0222_01.html|accessdate=2018-04-10}}</ref>。発売90周年を迎え、約3年9か月ぶりに刷新。中身は[[瀬戸内レモン]]ピールエキスが新たに加えられたほか、[[日本農林規格|JASマーク]]の表示が廃止された。パッケージは初代製品をモチーフに、2014年7月改良時よりもシンプルなデザインとなり、中央に聖獣マークが再び描かれるようになったほか、ラベルに用いられている[[麒麟麦酒#ラベルデザイン|聖獣マークの絵の中には隠し文字、カタカナの「'''キ'''」、「'''リ'''」、「'''ン'''」の文字]]がデザインされている。なお、聖獣マークの上の記載内容がペットボトル製品と缶製品で異なり、ペットボトル製品は2行で「90TH ANNIVERSARY」、缶製品は1行で「SINCE 1928」と記されている。また、500mlペットボトルは450mlに減容され、ボトルの形状が変更された。同年11月6日には、カロリーゼロタイプの「キリンレモン ゼロ」を追加発売。通常の「キリンレモン」とは中身設計が異なり、レモン果汁(果汁1%)とレモンの皮を砕いたクラッシュレモンが加えられており、ペットボトルのみ(500mlと1.5L)の展開である。なお、同年11月18日に[[ミッキーマウス]]がスクリーンデビュー90周年を迎えることから、発売当初から年内いっぱいは歴代のミッキーマウスが描かれたデザインパッケージ品(500mlペットボトルは4種類、1.5Lペットボトルは2種類)となり、出荷終了後は通常パッケージ品に切り替わる。また、「キリンレモン」の450mlペットボトルは同年10月下旬から数量限定で[[紙吹雪]]を模したデザインパッケージ品に切り替わる<ref>{{Cite press release|和書|title=90周年を迎えた「キリンレモン」から、カロリーを気にせず楽しめる「キリンレモン ゼロ」11月6日(火)新発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2018-10-04|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/1004_02.html|accessdate=2018-11-16}}</ref>。「キリンレモン ゼロ」の発売に伴い、「大人のキリンレモン」は同年10月で製造終了となった


=== 2008年~2016年:発売80周年とファミリー路線 ===
[[2019年]][[4月9日]]に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)<ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」4月9日(火)リニューアル発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2019-01-24|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/0124_07.html|accessdate=2020-05-01}}</ref>。中身が改良となり、早摘み瀬戸内レモンエキスが新たに加えられ、甘さが抑えられた。
[[2008年]]に発売80周年を期して商品改良している。レモン香料の改良や天然水100パーセント使用に加えて[[乳酸カルシウム]]を新たに配合し、商品外観デザインを黄色と青ベースで一層目立たせ、2006年の改良で缶とペットボトル商品から消えた「キリンレモン」のロゴ文字が復活している。CMは『[[巨人の星 (アニメ)|巨人の星]]』が用いられて[[星飛雄馬]]、[[星一徹]]、[[星明子]]が登場する星一家編と、[[左門豊作]]が登場する左門一家編がある<ref>{{Cite web |title=名作「巨人の星」が「キリンレモン」の新CMに登場 飲めない「飛雄馬」・買えない「左門」 2008年3月12日(水)よりON AIR開始│2008年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2008/news2008031202.html |website=www.kirinholdings.com |access-date=2024-08-10|date=2008年3月12日}}</ref>。びん製品は従来の風味とデザインが継続されている。またこの年には通常の「キリンレモン」と「クレール」以外派生製が2つり出され<ref name="PR20081106"/>


[[2009年]][[4月21日]]にレモン本来の爽やかな風味をさらに強化するリニューアルを行う。レギュラー(天然水を使用)はペットボトルのみの展開になり、缶製品は「キリンレモンオリジナル」として従来の瓶製品の味を再現したものに変更された(こちらは純水を使用)<ref>{{Cite web |title=「キリンレモン」4月21日(火)リニューアル新発売 「キリンレモン オリジナル」4月21日(火)新発売│2009年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2009/news2009040802.html |publisher=キリンホールディングス|date=2009-04-08|access-date=2024-08-10}}</ref>。さらに、瓶製品は従来の味が存続され(瓶のデザインも変わっていない)、キリンレモンの中でも、味や品質が少しずつ異なる商品が3種類存在し
[[2020年]][[4月21日]]に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)<ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」4月21日(火)リニューアル発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2020-03-16|format=PDF|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2020/0316_01.pdf|accessdate=2020-05-01}}</ref>。酸味や苦みの後残りが改良され、パッケージデザインは従来中央に配されていた「KIRIN LEMON」の英字表記をレモンのイラストの上下に「KIRIN」「LEMON」と分割して配し、中央にカタカナ表記の「キリンレモン」が新たに配された。年[[6月2日]]にブランド初の無糖[[炭酸水]]「キリンレモン スパークリング 無糖」を発売<ref>{{Cite web|和書|title= キリンレモン初の無糖炭酸水 切りたてのような爽やかさ|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200601-00000006-kana-bus_all|work= [[神奈川新聞]]|date=2020-06-01|accessdate=2020-06-01}}</ref><ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」ブランド初!無糖炭酸水が登場「キリンレモン スパークリング 無糖」6月2日(火)新発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2020-05-01|format=PDF|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2020/0501_01.pdf|accessdate=2020-06-13}}</ref>。本製品の発売に伴い、「キリンレモン ゼロ」と炭酸水の「キリンNUDA(ヌューダ) 強炭酸水〈レモン〉」はいずれも同年4月末の出荷分を以って製造終了となった。


[[2010年]][[4月6日]]に「キリンレモン」が[[カルシウム]]と[[ビタミンB6]]を配合し"健康炭酸飲料"となる形でリニューアルを果たした<ref>{{Cite press release|title=家族みんなにうれしい健康成分「カルシウム」「ビタミンB6」を配合した健康炭酸飲料「キリンレモン」4月6日(火)リニューアル新発売│2010年|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2010/news2010030402.html |publisher=キリンホールディングス |access-date=2024-08-10}}</ref>ほか、オルニチンなどを配合した「大人のキリンレモン」を発売した<ref name="nissyoku20100308">{{Cite web |title=「キリン 大人のキリンレモン」発売(キリンビバレッジ) |url=https://news.nissyoku.co.jp/news/gaibu20100217041554136 |website=日本食糧新聞・電子版 |access-date=2024-08-10 |date=2010-03-08}}</ref>。この「大人のキリンレモン」はキリングループ縦断ブランド「キリン プラス-アイ」の1製品として発売される<ref>{{Cite web |title=キリンホールディングス_参考資料_2010.8.5_「キリン プラス-アイ」第一弾商品が、発売後約4カ月で年間販売目標50億円を突破! |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2010/0805_01.html |publisher=キリンホールディングス|date=2010-08-05|access-date=2024-08-10}}</ref>。なお、製品のリニューアルに伴い、[[EXILE]]の[[眞木大輔|MAKIDAI]]と[[TAKAHIRO (歌手)|TAKAHIRO]]がCMに出演しており、楽曲も本CMのために書き下ろした『My Station』を起用している(この楽曲は同年[[6月9日]]にリリースされた[[シングル]]『[[FANTASY (EXILEのシングル)|FANTASY]]』に収録)。
[[2023年]][[3月14日]]にリニューアル(「キリンレモン」はペットボトル・缶製品が対象)<ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」「キリンレモン 炭酸水」リニューアル発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2023-02-15|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2023/0215_02.html|accessdate=2023-03-15}}</ref>。発売95周年を迎え、約2年11か月ぶりに全面刷新。味わいが改良され、「KIRIN」「LEMON」の英字表記をレモンのイラストを上下に囲う配置に変更。ペットボトルはキャップの色を青に変更され、450mlペットボトルは約4年11か月ぶりに500mlに増量された。また、「キリンレモン スパークリング 無糖」も味わいの改良、ペットボトルキャップの色の変更、内容量の増量を行い、「キリンレモン 炭酸水」に製品名が変更された。

[[2011年]][[6月7日]]に「大人のキリンレモン」をリニューアル発売{{efn2|[[東日本大震災]]の影響で当初の予定から約2か月遅れのリニューアル発売<ref>{{Cite web |title=「キリン 大人のキリンレモン」4月5日(火)リニューアル新発売│2011年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2011/news2011030102.html|date=2011-03-01|publisher=キリンホールディングス |access-date=2024-08-10}}</ref>}}。レモン感をアップし、クエン酸を増量。また、従来の500mlペットボトルに加え、大容量の1.5Lペットボトルを追加設定した。CMにはこれまでのEXILEの2人に加え、新たに[[AKIRA (ダンサー)|AKIRA]]も参加している。本製品は東日本大震災復興支援プロジェクト「EXILE Rising Sun Project」{{efn2|本プロジェクト連動のTVCMには「キリンレモン」のほかに「[[トヨタ・ウィッシュ|ウィッシュ]]([[トヨタ自動車]])」のバージョンと「[[ロートジー]]([[ロート製薬]])」のバージョンがあり、基本パターンは統一されている。}}の製品となっており、売り上げの一部は東日本大震災の復興支援に役立てられる。また、2011年[[12月6日]]には「EXILE Rising Sun Project」の一環として、「大人のキリンレモン」のTVCMに出演しているMAKIDAI・AKIRA・TAKAHIROの監修を受けた数量限定品「大人のキリンレモン リミテッド」も発売された<ref>{{Cite press release|title=「キリン 大人のキリンレモン リミテッド」12月6日(火)新発売│2011年|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2011/news2011110802.html |publisher=キリンホールディングス|date=2011年11月8日 |access-date=2024-08-10}}</ref>。

[[2012年]][[4月9日]]に「キリンレモン」・「大人のキリンレモン」を同時リニューアル。「キリンレモン」は甘みを立たせた味わいに改良。また、サイズラインナップは従来からのペットボトルに加え、約3年ぶりに缶製品も追加された。「大人のキリンレモン」は[[レモンピール]]の香りを加え、甘みもアップした。

[[2014年]][[7月1日]]に「キリンレモン」を約2年3か月ぶりに全面刷新(リニューアルはペットボトル・缶製品のみで、200ml瓶は従来通り発売)。中身は新たに[[はちみつ]]が加えられた。パッケージは高校生と共同で制作したものが採用され、「キリンレモン」の伝統カラーである青・黄・水色を生かしながら、ブランドロゴ刷新され<ref>{{Cite web |title=「キリンレモン」7月1日(火)リニュアル新発売 |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2014/0602_01.html |website=キリ株式会社|date=2014年6月2日 |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>

=== 2018年・2019年:原点回帰 ===
2008年以降の施策により、「キリンレモン」にお菓子のようなイメージがついてしまったことがのちの調査で判明した<ref name="senden201807"/><ref name="Nikkei20190110">{{Cite web |title=キリンレモンはなぜ絶好調か 販売数2倍にした「90年前」の聖獣|url=https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00131/ |website=日経クロストレンド |access-date=2024-08-10 |date=2019-01-10}}</ref><ref name="ITMedia20180514P1">{{Cite web |title=「キリンレモン」に学ぶ、成功するリニューアルの鉄則 |url=https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/14/news016.html |website=ITmedia ビジネスオンライン|date=2018-05-14|access-date=2024-08-10|archiveurl=https://web.archive.org/web/20230527023526/https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/14/news016.html|archivedate=2023-05-27}}</ref><ref name="Gendai20180822P2">{{Cite web |title=キリンレモンが「声優・水瀬いのりをCM起用」で再ヒットした必然(2ページ目)|url=https://gendai.media/articles/-/56972?page=2 |website=マネー現代 |date=2018-08-22 |access-date=2024-08-11 |author=砂川洋介}}</ref>。また、キリンは2015年から別の炭酸飲料「[[キリンメッツ|メッツ]]」に力を入れていたことで、「キリンレモン」の売り上げは緩やかに下がっていった<ref name="ITMedia20180514P1"/>。知名度に加え、「メッツ」とのすみわけが可能という考えから、同社マーケティング部は「キリンレモン」のリニューアルに乗り出した<ref name="senden201807"/>。この時ブランド90周年が近づいていたが、消費者にとっては重要ではないことから、周年施策としてではなく、「キリンレモン」の原点に戻って見つめ直すという方針が立てられた<ref name="ITMedia20180514P1"/>。また、健康志向により甘い炭酸飲料の売れ行きが今一つだったことから、初代製品がこだわっていた「着色料・人工甘味料不使用」という価値が強みになると考えた<ref name="ITMedia20180514P1"/>。

そして、[[2018年]][[4月10日]]のリニューアルでは、ターゲット層を20~30代に設定し、風味もはちみつなどによる甘さ主体から[[レモンピール]]など大人でも楽しめる味わいに変更されたほか、パッケージも初代製品をモチーフにしたものに変更された<ref>{{Cite press release|和書|title=なつかしいのに新しい「キリンレモン」4月10日(火)リニューアル発売!|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2018-02-22|url=http://www.kirin.co.jp/company/news/2018/0222_01.html|accessdate=2018-04-10|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210118045405/https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/0222_01.html|archivedate=2021-01-18}}</ref>{{efn2|「聖獣」マークはキリンホールディングスにおいて重要な位置づけにあり、これまではビール系飲料のみに使われてきたが、今回のリニューアルに際しては特別に許可された<ref name="Nikkei20190110"/>。}}{{R|ITMedia20180514P1|senden201807}}。また、500mlペットボトルは450mlに減容され、ボトルの形状が変更された。その結果、当初のターゲット層である20~30代に加え、従来の顧客層だった40代の主婦層や、離れてしまうことが懸念されていたティーンエイジャーにも受け入れられた<ref name="ITMedia20180514P2">{{Cite web |title=「キリンレモン」に学ぶ、成功するリニューアルの鉄則 (2ページ目)|url=https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/14/news016_2.html |website=ITmedia ビジネスオンライン|date=2018-05-14|access-date=2024-08-10 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20200814182617/https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/14/news016_2.html|archivedate=2020-08-14}}</ref>。また、パッケージも話題となり、SNSへの投稿も相次いだ<ref name="ITMedia20180514P2"/><ref>{{Cite web |title=キリンレモン/21年ぶり年間販売数量600万ケース達成、昨年の2倍に |url=https://www.ryutsuu.biz/commodity/k122043.html |website=流通ニュース |access-date=2024-08-11 |publisher=株式会社ロジスティクス・パートナー|date=2018-12-20}}</ref>。「時々飲みたくなる」という炭酸飲料の性質上、2週目に売り上げが落ちることも懸念されたが、ほかの定番商品に匹敵する勢いで売れ、主戦場であるスーパーマーケットだけでなく、コンビニでも売れるブランドになったとキリン側は実感していた<ref name="ITMedia20180514P2"/>。さらに、テレビCMでインターネットで話題になっていたアイドルグループ[[BiSH]]を起用したことで、グループのコアなファンからも支持を得た<ref name="ITMedia20180514P2"/>。

2018年11月6日には、カロリーゼロタイプの「キリンレモン ゼロ」を追加発売<ref name="PR20181004"/>。通常の「キリンレモン」とは中身設計が異なり、レモン果汁(果汁1%)とレモンの皮を砕いたクラッシュレモンが加えられており、ペットボトルのみ(500mlと1.5L)の展開である。これに伴い、「大人のキリンレモン」は同年10月で製造終了となった。なお、同年11月18日に[[ミッキーマウス]]がスクリーンデビュー90周年を迎えることから、発売当初から年内いっぱいは歴代のミッキーマウスが描かれたデザインパッケージ品(500mlペットボトルは4種類、1.5Lペットボトルは2種類)となり、出荷終了後は通常パッケージ品に切り替わる<ref name="PR20181004"/>。また、「キリンレモン」の450mlペットボトルは同年10月下旬から数量限定で[[紙吹雪]]を模したデザインパッケージ品に切り替わる<ref name="PR20181004">{{Cite press release|和書|title=90周年を迎えた「キリンレモン」から、カロリーを気にせず楽しめる「キリンレモン ゼロ」11月6日(火)新発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2018-10-04|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/1004_02.html|accessdate=2018-11-16|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210122000346/https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/1004_02.html|archivedate=2021-01-22}}</ref>。

[[2019年]][[4月9日]]に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)<ref name="PR20190124">{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」4月9日(火)リニューアル発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2019-01-24|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/0124_07.html|accessdate=2020-05-01}}</ref>。中身が改良され、早摘み瀬戸内レモンエキスが新たに加えられ、甘さが抑えられた<ref name="PR20190124"/>

==== 2020年以降:キリンレモン スパークリング 無糖====
[[2020年]][[4月21日]]に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)<ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」4月21日(火)リニューアル発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2020-03-16|format=PDF|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2020/0316_01.pdf|accessdate=2020-05-01}}</ref>。酸味や苦みの後残りが改良され、パッケージデザインは従来中央に配されていた「KIRIN LEMON」の英字表記をレモンのイラストの上下に「KIRIN」「LEMON」と分割して配し、中央にカタカナ表記の「キリンレモン」が新たに配された。20203月と6月には、大河ドラマ『[[麒麟がくる]]』とのコラボレーション製品が中部・近畿限定で発売された<ref>{{Cite web |title=大河ドラマ「麒麟がくる」とコラボしたキリンレモン、近畿・中部エリアで発売 |url=https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1257445.html |website=トラベル Watch |date=2020-06-08 |access-date=2024-08-10 |publisher=株式会社インプレス}}</ref>。2020年6月2日ブランド初の無糖[[炭酸水]]「キリンレモン スパークリング 無糖」を発売<ref name="kanaloco20200601">{{Cite web |title=キリンレモン初の無糖炭酸水 切りたてのような爽やかさ {{!}} 経済 |url=https://www.kanaloco.jp/news/economy/entry-369066.html |website=カナロコ|publisher=神奈川新聞|date=2020-06-01|access-date=2024-08-10 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20240810011027/https://www.kanaloco.jp/news/economy/entry-369066.html|archivedate=2024-08-10}}</ref><ref>{{Cite press release|和書|title=「キリンレモン」ブランド初!無糖炭酸水が登場「キリンレモン スパークリング 無糖」6月2日(火)新発売|publisher=キリンビバレッジ株式会社|date=2020-05-01|format=PDF|url=https://www.kirin.co.jp/company/news/2020/0501_01.pdf|accessdate=2020-06-13}}</ref>。本製品の発売に伴い、「キリンレモン ゼロ」と炭酸水の「キリンNUDA(ヌューダ) 強炭酸水〈レモン〉」はいずれも同年4月末の出荷分を以って製造終了となった。発売されたのが[[日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響|コロナウイルスの流行]]によって外出自粛がさけばれ、炭酸飲料がリフレッシュツールとして人気だったこともあり、「キリンレモン スパークリング 無糖」は好調な売り上げを記録していた<ref>{{Cite web |title=甘くない炭酸水 はじける「巣ごもり需要」:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASNDG5KP8NDBULFA01N.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2020-12-14 |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=CSVを基軸に飲料を通じて豊かな生活に貢献していく=キリンビバレッジ代表取締役社長 堀口 英樹 _流通・小売業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】 |url=https://diamond-rm.net/management/69060/ |website=流通・小売業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン |date=2020-11-19 |access-date=2024-08-10 |language=ja |last=a-ito}}</ref><ref>{{Cite web |title=コロナ禍で炭酸飲料の家庭内消費が拡大、大容量と無糖炭酸水が牽引 |url=https://www.ssnp.co.jp/beverage/178560/ |website=食品産業新聞社ニュースWEB |date=2020-07-01 |access-date=2024-08-10 |language=ja |last=ssnp}}</ref>

[[2023年]][[3月14日]]にリニューアル(「キリンレモン」はペットボトル・缶製品が対象)<ref name="PR20230215"/>。発売95周年を迎え、約2年11か月ぶりに全面刷新。味わいが改良され、「KIRIN」「LEMON」の英字表記をレモンのイラストを上下に囲う配置に変更。ペットボトルはキャップの色を青に変更され、450mlペットボトルは約4年11か月ぶりに500mlに増量された<ref name="PR20230215"/>。また、「キリンレモン スパークリング 無糖」も味わいの改良、ペットボトルキャップの色の変更、内容量の増量を行い、「キリンレモン 炭酸水」に製品名が変更された<ref name="PR20230215">{{Cite press release|title=「キリンレモン」「キリンレモン 炭酸水」リニューアル発売|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2023/0215_02.html |publisher=キリンホールディングス株式会社 |access-date=2024-08-10|date=2023-02-15|archiveurl=https://web.archive.org/web/20230327100248/https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2023/0215_02.html|archivedate=2023-03-27}}</ref>

== 歴代商品 ==
{| class="wikitable"
!style="min-width:10em"|商品名!!style="min-width:8em"|初出年!!style="width:30em;"|備考
|-
| キリンレモン||{{ubl|[[1928年]][[3月16日]]<ref name="History"/>|1958年(340ml瓶)<ref name="History"/>|1973年(200ml瓶)|1973年(250ml缶)<ref name="History"/>|1979年(500ml缶)<ref name="History"/>|1987年(350ml缶)<ref name="History"/>|1987年(1.5Lペットボトル)<ref name="History"/>|1997年(500mlペットボトル)}}||瓶製品のみ2018年3月を以て製造終了
|-
|キリンレモンクレール||1965年<ref name="History"/>||250mlの瓶入り飲料。
|-
|KIRIN LEMON 2101||{{ubl|1984年(300ml瓶・250ml缶)|1986年(1,5Lペットボトル)}}||発売当初は300ml瓶と250ml缶のラインアップだったが、[[1986年]]に1.5Lの大型ペットボトルも追加された。[[1987年]]に先述のキリンレモンがリニューアルしたのに伴い、そのまま製造終了となった。
|-
|キリンレモンドライ||[[1988年]]<ref name="History"/>||発売年の1988年は、ビール業界で[[ドライビール]]が好評を博していた。
|-
|キリンレモンセレクト||1992年<ref name="History"/>||レモン果汁入り微炭酸飲料。[[1998年]]キリンレモンと統合する形で一旦生産終了するも、[[2007年]]に約1年間再度販売された<ref name="GIGAZINE20070402"/>。
|-
|キリンレモン オリジナル||1996年||缶製品の追加に伴い、2012年4月で製造終了
|-
|チビレモン||2000年5月16日||245mlペットボトル入り飲料<ref name="nissyoku20000526">{{Cite web |title=チビッ子に応援飲料「キリンチビレモン」発売(キリンビバレッジ) |url=https://news.nissyoku.co.jp/foodsnews/nss-8693-0091|website=日本食糧新聞・電子版 |access-date=2024-08-10 |date=2000-05-26|archiveurl=https://archive.is/7Kd3d|archivedate=2024-08-10}}</ref>。
|-
|キリンレモン 77||2005年||発売77周年記念商品<ref name="History"/>
|-
|キリンレモンブラック レモンジンジャー||2007年||映画『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド|パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド]]』とのタイアップ製品で、GIGAZINEによるとガラナコーラのような風味だったという<ref name="GIGAZINE20070402">{{Cite web |title=「キリンレモンセレクト」と「キリンレモンブラック」を飲んでみた -|url=https://gigazine.net/news/20070402_kirinlemon/ |website= GIGAZINE |date=2007-04-02 |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>。
|-
|キリンレモンスポーツ||2008年5月13日||「レモンのはちみつ漬け」をモチーフとした飲料で、[[蜂蜜]]とレモン果汁が配合されている<ref>{{Cite web |title=「キリンレモンスポーツ<マネージャーのはちみつレモン>」5月13日(火)新発売│2008年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2008/news2008043001.html |website=www.kirinholdings.com |access-date=2024-08-11}}</ref>。
|-
|キリンレモンクール||2008年7月22日||[[ミント]]風味<ref>{{Cite press release|title=「キリンレモンクール」7月22日(火)新発売|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2008/news2008070802.html |publisher=キリンホールディングス|date=2008-07-08|access-date=2024-08-11}}</ref>
|-
|キリンレモン冬りんご||2008年11月15日||リンゴ果汁とレモン果汁を配合<ref name="PR20081106">{{Cite press release|title=炭酸を強め、果実感・健康感を高めたことが現代の嗜好にマッチ!!「キリンレモン」9月までの累月販売実績が前年比180%と好調 新商品投入で年末の最需要期に向け勢いは更に加速|url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2008/news2008110601.html |publisher=キリンホールディングス|access-date=2024-08-11|date=2008-11-06}}</ref>
|-
|大人のキリンレモン||2010年4月6日<ref name="nissyoku20100308"/>||[[オルニチン]]、[[クエン酸]]、ビタミンB6を配合し、早摘みレモン果汁使用(果汁1%)、糖類ゼロ設計。キリングループ縦断ブランド「キリン プラス-アイ」の一つ。<br />「キリンレモン ゼロ」の発売に伴い2018年に生産終了した。
|-
|大人のキリンレモン リミテッド||2011年[[12月6日]]||数量限定品<br />「大人のキリンレモン」のTVCMに出演しているMAKIDAI・AKIRA・TAKAHIROの監修を受け、オルニチンに加え、レモン30個分の[[ビタミンC]]と[[ローヤルゼリー]]をプラスし、レモン(果汁10%未満)のみずみずしいおいしさに仕上げた。
|-
|青春のキリンレモン||2012年[[6月12日]]||中学生・高校生向け製品<br />クエン酸・[[ナトリウム]]・カルシウム・ビタミンB6が配合されている<ref>{{Cite web |title=「キリン 青春のキリンレモン」6月12日(火)新発売│2012年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2012/news2012051502.html |publisher=キリンホールディングス|date=2012年5月15日 |access-date=2024-08-10}}</ref>。
|-
|キリンレモン ゼロ||2018年<ref name="PR20181004"/>||[[2020年]]の「キリンレモン スパークリング 無糖」の発売に伴い生産終了となった。
|-
|キリンレモン スパークリング 無糖||2020年<ref name="kanaloco20200601"/>||ブランド初の無糖[[炭酸水]]<ref name="kanaloco20200601"/>。2023年のリニューアルに際し、「キリンレモン 炭酸水」に改名した<ref name="PR20230215"/>。
|}

=== 発売中止 ===
*「キリンレモン白組」 - 2008年[[9月2日]]にレモン香料を加えたホワイトソーダとして[[9月9日]]に全国発売すると発表された<ref>{{Cite press release |title=前年比192%と絶好調のキリンレモンシリーズ第4弾 カルシウム入り・乳性キリンレモン 「キリンレモン白組」9月9日(火)新発売│2008年│ニュースリリース│キリン |url=https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2008/news2008090203.html |publisher=キリンホールディングス|date=2008年9月2日 |access-date=2024-08-10}}</ref>。しかし[[9月5日]]、輸送時の振動や保存状態によって泡が噴き出しやすくなる不具合が判明したとして、同商品の発売中止を発表した<ref>{{Cite web |title=「キリンレモン白組」に不具合で発売中止に - キリンビバレッジ |url=https://news.mynavi.jp/article/20080906-a002/ |website=マイナビニュース |date=2008-09-06 |access-date=2024-08-10 |language=ja}}</ref>。


== CMキャラクター ==
== CMキャラクター ==
★はWebCMのみ起用。
=== 現在 ===
=== 現在 ===
* [[Da-iCE]](2024年 - )★
* [[上白石萌歌]] (2020年 - )<ref>{{Cite press release |和書 |title= キリンレモンの新しい顔として、上白石萌歌さんを起用 2020年 新TVCM「キリンレモン 晴れわたろう。」篇 4月21日(火)公開! |publisher= キリンビバレッジ株式会社 |date= 2020-04-21 |url= https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000051887.html |accessdate= 2020-05-11}}</ref>


=== 過去 ===
=== 過去 ===
* キリンレモンイメージガール(さわやかさん)
* キリンレモンイメージガール(さわやかさん)
** 初代([[1966年]] - ):[[ジュディ・オング]]
** 初代([[1966年]] - ):[[ジュディ・オング]]<ref name="History"/>
** 2代目([[1971年]] - ):[[榊原るみ|榊原ルミ]]
** 2代目([[1971年]] - ):[[榊原るみ|榊原ルミ]]
** 3代目([[1973年]] - ):[[サンディー|サンドラ鈴木]]
** 3代目([[1973年]] - ):[[サンディー|サンドラ鈴木]]
** 4代目([[1975年]] - ):[[三浦リカ]]
** 4代目([[1975年]] - ):[[三浦リカ]]
** 5代目([[1977年]] - ):[[片平なぎさ]] - 「なぎささわやかキリンレモン♪」という[[コマーシャルソング|CMソング]]がバックに流れるTVCFが流された(CMソングは[[梅垣達志]]の『渚さわやか』である)。
** 5代目([[1977年]] - ):[[片平なぎさ]] <ref name="History"/>- 「なぎささわやかキリンレモン♪」という[[コマーシャルソング|CMソング]]がバックに流れるTVCFが流された(CMソングは[[梅垣達志]]の『渚さわやか』である)。
** 6代目([[1979年]] - ):[[中島はるみ (モデル)|中島はるみ]] - 『ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜』([[竹内まりや]])や[[EPO]]の『Park Ave. 1981』などのCMソングで出演した。
** 6代目([[1979年]] - ):[[中島はるみ (モデル)|中島はるみ]] <ref>{{Cite web |title=ピュアビューティ 中島はるみさん 前編 [女性の転職] All About |url=https://allabout.co.jp/gm/gc/294944/ |website=All About(オールアバウト) |access-date=2024-08-10 |date=2009-01-06}}</ref>- 『ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜』([[竹内まりや]])や[[EPO]]の『Park Ave. 1981』などのCMソングで出演した。
** 7代目([[1982年|1982]] - [[1983年]]):[[ジョジ後藤]]
** 7代目([[1982年|1982]] - [[1983年]]):[[ジョジ後藤]]
* [[中原理恵]](1983年)
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* [[稲森いずみ]]
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* [[ともさかりえ]]:キリンレモンセレクトのCMで登場、さかともえり名義で『[[好きになったらキリンレモン]]』のCDがリリースされた。[[三木鶏郎|三木トリロー]]作曲のCMソングにM Rieが新しいメロディを加えたもの。
* [[ともさかりえ]]:キリンレモンセレクトのCMで登場、さかともえり名義で『[[好きになったらキリンレモン]]』のCDがリリースされた。[[三木鶏郎|三木トリロー]]作曲のCMソングにM Rieが新しいメロディを加えたもの。
*チビレモンくん(2000年ごろ):「キリン チビレモン」のキャラクター<ref name="nissyoku20000526"/>。
* [[ブレンダ (モデル)|ブレンダ]]([[2006年]])
* [[ブレンダ (モデル)|ブレンダ]]([[2006年]])
* [[浦浜アリサ]]([[2007年]])
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* [[久保建英]](2018年)
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* [[佐久間由衣]] (2018年ー2019年)
* [[佐久間由衣]] (2018年ー2019年)
* [[上白石萌歌]] (2020年 - 2023年)<ref>{{Cite press release |和書 |title= キリンレモンの新しい顔として、上白石萌歌さんを起用 2020年 新TVCM「キリンレモン 晴れわたろう。」篇 4月21日(火)公開! |publisher= キリンビバレッジ株式会社 |date= 2020-04-21 |url= https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000051887.html |accessdate= 2020-05-11}}</ref>


=== CMソング ===
=== CMソング ===
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=== 出典 ===
=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[お天気ママさん|キリン お天気ママさん]] - [[TBSテレビ|TBS]]に放送されていたキリン一社提供[[天気予報]]番組。キリンレモンの歌が多用された。
* [[キリンものしりシリーズ]] - キリンレモンが[[提供クレジット]]だった。
* [[キリンものしりシリーズ]] - キリンレモンが[[提供クレジット]]だった。
* [[防府市スポーツセンター]] - キリンビバレッジが命名権を取得し「キリンレモンスタジアム」の名称が用いられている。
* [[防府市スポーツセンター]] - キリンビバレッジが命名権を取得し「キリンレモンスタジアム」の名称が用いられている。

2024年9月12日 (木) 05:09時点における最新版

キリンレモン
キリンレモン関連商品のリターナブル瓶
キリンレモン関連商品のリターナブル瓶
左から
1:キリンレモンクレール(1965年 発売当初の瓶)
2:キリンレモン(1958年 初のACL印刷瓶)
3:キリンレモン(1970年代)
4:キリンジュース(1954年 発売当初の瓶)
5:キリンジュース(1960年代)
6:キリンオレンジ(1970年代)
7:チェスタ(1973年 発売当初の瓶)
8:チェスタ(1970年代後半)
9:キリンタンサン(1950年代)
種類 炭酸飲料
販売元 麒麟麦酒株式会社
1928年 - 1991年
キリンビバレッジ株式会社
(1991年 - 2012年2019年7月 - 現在)
キリン株式会社
2013年 - 2019年6月)
発祥国 日本の旗 日本
販売開始 1928年3月16日
透明
関連商品 大人のキリンレモン
三ツ矢サイダー
三ツ矢サイダーゼロ
リボンシトロン
スプライト
C.C.サイダー
公式サイト キリンレモン
テンプレートを表示

キリンレモンKIRIN LEMON)は、キリンビバレッジが製造・販売している無色透明炭酸飲料であり、1928年3月16日に発売された[1]

日本国内ではサントリーフーズから発売されているセブンアップ日本コカ・コーラから発売されているスプライトアサヒビール系のアサヒ飲料から発売されている三ツ矢サイダーサッポロビール系のポッカサッポロフード&ビバレッジから発売されているリボンシトロンなどに並ぶ無色透明炭酸入り清涼飲料類[注 1]の定番でロングセラー商品である。レモンを抱く商品名だが無果汁で、レモンの爽やかさを楽しむためにレモン果皮から抽出した天然香料を用いている。旧来からの強めの炭酸を含有であり、近年の強炭酸ブームと軌を一にして人気を得ている。その一方、過去には「キリンレモンセレクト」のように果汁入りの飲料が発売された例もあった。

歴史

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島原鉄道のキリンレモン号[2]

キリンビバレッジによると、麒麟麦酒(キリンビール)は自社初の清涼飲料水を開発すべく、他社から本城杢三という技術者を引き抜き、ライバルに情報が漏れないようにするため本城は鍵のかかった部屋で一人レシピの調合にあたっていたという[3]

発売当時の価格は1本25銭であり、同時期炭酸飲料として一般的だったラムネが1本2銭という相場に比べると高級品だった[3]。また、当時の炭酸飲料は色付きが当たり前だったのに対し、本製品は着色料を使用しておらず、透明感へのこだわりは瓶の見た目にもあらわれていた[3]

1939年に勃発した第二次世界大戦により清涼飲料水が「ぜいたく品」として課税対象になったことに加え、統制価格が適用されたことや、燃料統制などの影響による工場の稼働率低下により、「キリンレモン」の生産は1945年までほぼ止まっていた[4]。戦後も価格統制や課税は継続されたほか、原料である業務用砂糖が配給制だったため、純糖(砂糖のみの使用)を売りとしていた「キリンレモン」にとっては不利な状態が続いた[4]。やがて1950年11月に価格統制と清涼飲料税が廃止され、1952年には砂糖が配給制から外れたことにより、「キリンレモン」は1952年4月にラベルデザインを変更し、ラベルに「純糖」の二文字をあしらった[4]

1928年から1957年まで販売された瓶は、キリンラガービールラベル記載の麒麟がデザインされた紙ラベルが貼られていたが、1958年に採用されたACL印刷瓶製品と同様、キリンラガービールラベル記載の古代中国霊獣としての麒麟を簡略化した聖獣マークに変更された。

1963年には自販機向けの200ml瓶が登場し、その2年後の1965年には「キリンレモンクレール」へと名前が変わった[4]。1960年代、「キリンレモン」は売り上げを伸ばし、1973年には透明炭酸飲料の人気商品となった[4]

1998年に「キリンレモン」が派生製品の「キリンレモンセレクト」と統合した際は動物のキリンとレモンを合体した「キリンレモンくん」なるマスコットキャラクターを用いた。

2000年~2006年:佐藤可士和との協業

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1999年、健康志向の高まりによって炭酸飲料の市場が冷え込み、「キリンレモン」の売り上げも全盛期の数分の一に落ち込んでいたことから、キリンはリニューアルが必要だと判断し、アートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和に相談した[5]。時代の流れに逆行しているものを単にリニューアルしただけではうまくいかず、よほど印象に残るようなことをして突破口を作らないと結果は出ないと佐藤は考えていた[5]。そこで彼は自分の日ごろの行動を見つめ直し、どの瞬間に飲み物を買うことにするのか分析したところ、コンビニエンスストアの商品棚で目に留まった商品を手に取っていることに気づく[5]。そこから彼はコンビニエンスストアの商品棚をメディアに見立て、そこから存在感を示す方が良いと考えた[5]。これにより自由なアイデアを考えられるようになったとはいえ、コンビニの商品棚は激しい競争の場であり、新商品は2週間で結果を求められるため、パッケージの見た目を少し変えただけでは不十分だった[6]。そこで、佐藤はペットボトルの形状に着目し、従来よりも極めて小さいサイズのボトルを提言した[6]。そして2000年、この商品は「キリンチビレモン」として誕生した[6]。ボトルサイズが小さいことでコンビニで存在感を放ち、かわいらしいボトルデザインが小さな子どもたちに受け入れられたほか、量が多くて飲みきれなかった女性ユーザーからの支持も取り付けた[7]。加えて、同製品は2001年度グッドデザインを受賞した[8]。2001年には「キリンチビサイダー」などレモン以外のフレーバーを用いた姉妹製品も発売された[9]

のちに、佐藤は「チビレモン」の誕生を通じて「『街』が世の中に強い影響を与えるメディアになりうる」という確信を持ったとのちに振り返っている[7]

2006年には糖質を従来のキリンレモンに比して2%減じて風味を刷新し、CMはモデルの浦浜アリサを起用し、デザインは佐藤可士和が「キリンレモン」をロゴ文字から明朝体に置き換えるなど大胆な変更に賛否があった。びん製品は従来の風味とデザインが変更されていない。

2008年~2016年:発売80周年とファミリー路線

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2008年に発売80周年を期して商品改良している。レモン香料の改良や天然水100パーセント使用に加えて乳酸カルシウムを新たに配合し、商品外観デザインを黄色と青ベースで一層目立たせ、2006年の改良で缶とペットボトル商品から消えた「キリンレモン」のロゴ文字が復活している。CMは『巨人の星』が用いられて星飛雄馬星一徹星明子が登場する星一家編と、左門豊作が登場する左門一家編がある[10]。びん製品は従来の風味とデザインが継続されている。また、この年には通常の「キリンレモン」と「クレール」以外にも、派生製品が2つ売り出された[11]

2009年4月21日にレモン本来の爽やかな風味をさらに強化するリニューアルを行う。レギュラー(天然水を使用)はペットボトルのみの展開になり、缶製品は「キリンレモンオリジナル」として従来の瓶製品の味を再現したものに変更された(こちらは純水を使用)[12]。さらに、瓶製品は従来の味が存続され(瓶のデザインも変わっていない)、キリンレモンの中でも、味や品質が少しずつ異なる商品が3種類存在した。

2010年4月6日に「キリンレモン」がカルシウムビタミンB6を配合し"健康炭酸飲料"となる形でリニューアルを果たした[13]ほか、オルニチンなどを配合した「大人のキリンレモン」を発売した[14]。この「大人のキリンレモン」はキリングループ縦断ブランド「キリン プラス-アイ」の1製品として発売される[15]。なお、製品のリニューアルに伴い、EXILEMAKIDAITAKAHIROがCMに出演しており、楽曲も本CMのために書き下ろした『My Station』を起用している(この楽曲は同年6月9日にリリースされたシングルFANTASY』に収録)。

2011年6月7日に「大人のキリンレモン」をリニューアル発売[注 2]。レモン感をアップし、クエン酸を増量。また、従来の500mlペットボトルに加え、大容量の1.5Lペットボトルを追加設定した。CMにはこれまでのEXILEの2人に加え、新たにAKIRAも参加している。本製品は東日本大震災復興支援プロジェクト「EXILE Rising Sun Project」[注 3]の製品となっており、売り上げの一部は東日本大震災の復興支援に役立てられる。また、2011年12月6日には「EXILE Rising Sun Project」の一環として、「大人のキリンレモン」のTVCMに出演しているMAKIDAI・AKIRA・TAKAHIROの監修を受けた数量限定品「大人のキリンレモン リミテッド」も発売された[17]

2012年4月9日に「キリンレモン」・「大人のキリンレモン」を同時リニューアル。「キリンレモン」は甘みを立たせた味わいに改良。また、サイズラインナップは従来からのペットボトルに加え、約3年ぶりに缶製品も追加された。「大人のキリンレモン」はレモンピールの香りを加え、甘みもアップした。

2014年7月1日に「キリンレモン」を約2年3か月ぶりに全面刷新(リニューアルはペットボトル・缶製品のみで、200ml瓶は従来通り発売)。中身は新たにはちみつが加えられた。パッケージは高校生と共同で制作したものが採用され、「キリンレモン」の伝統カラーである青・黄・水色を生かしながら、ブランドロゴが刷新された[18]

2018年・2019年:原点回帰

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2008年以降の施策により、「キリンレモン」にお菓子のようなイメージがついてしまったことがのちの調査で判明した[3][19][20][21]。また、キリンは2015年から別の炭酸飲料「メッツ」に力を入れていたことで、「キリンレモン」の売り上げは緩やかに下がっていった[20]。知名度に加え、「メッツ」とのすみわけが可能という考えから、同社マーケティング部は「キリンレモン」のリニューアルに乗り出した[3]。この時ブランド90周年が近づいていたが、消費者にとっては重要ではないことから、周年施策としてではなく、「キリンレモン」の原点に戻って見つめ直すという方針が立てられた[20]。また、健康志向により甘い炭酸飲料の売れ行きが今一つだったことから、初代製品がこだわっていた「着色料・人工甘味料不使用」という価値が強みになると考えた[20]

そして、2018年4月10日のリニューアルでは、ターゲット層を20~30代に設定し、風味もはちみつなどによる甘さ主体からレモンピールなど大人でも楽しめる味わいに変更されたほか、パッケージも初代製品をモチーフにしたものに変更された[22][注 4][20][3]。また、500mlペットボトルは450mlに減容され、ボトルの形状が変更された。その結果、当初のターゲット層である20~30代に加え、従来の顧客層だった40代の主婦層や、離れてしまうことが懸念されていたティーンエイジャーにも受け入れられた[23]。また、パッケージも話題となり、SNSへの投稿も相次いだ[23][24]。「時々飲みたくなる」という炭酸飲料の性質上、2週目に売り上げが落ちることも懸念されたが、ほかの定番商品に匹敵する勢いで売れ、主戦場であるスーパーマーケットだけでなく、コンビニでも売れるブランドになったとキリン側は実感していた[23]。さらに、テレビCMでインターネットで話題になっていたアイドルグループBiSHを起用したことで、グループのコアなファンからも支持を得た[23]

2018年11月6日には、カロリーゼロタイプの「キリンレモン ゼロ」を追加発売[25]。通常の「キリンレモン」とは中身設計が異なり、レモン果汁(果汁1%)とレモンの皮を砕いたクラッシュレモンが加えられており、ペットボトルのみ(500mlと1.5L)の展開である。これに伴い、「大人のキリンレモン」は同年10月で製造終了となった。なお、同年11月18日にミッキーマウスがスクリーンデビュー90周年を迎えることから、発売当初から年内いっぱいは歴代のミッキーマウスが描かれたデザインパッケージ品(500mlペットボトルは4種類、1.5Lペットボトルは2種類)となり、出荷終了後は通常パッケージ品に切り替わる[25]。また、「キリンレモン」の450mlペットボトルは同年10月下旬から数量限定で紙吹雪を模したデザインパッケージ品に切り替わる[25]

2019年4月9日に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)[26]。中身が改良され、早摘み瀬戸内レモンエキスが新たに加えられ、甘さが抑えられた[26]

2020年以降:キリンレモン スパークリング 無糖

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2020年4月21日に「キリンレモン」をリニューアル(ペットボトル・缶製品が対象)[27]。酸味や苦みの後残りが改良され、パッケージデザインは従来中央に配されていた「KIRIN LEMON」の英字表記をレモンのイラストの上下に「KIRIN」「LEMON」と分割して配し、中央にカタカナ表記の「キリンレモン」が新たに配された。2020年3月と6月には、大河ドラマ『麒麟がくる』とのコラボレーション製品が中部・近畿限定で発売された[28]。2020年6月2日、ブランド初の無糖炭酸水「キリンレモン スパークリング 無糖」を発売[29][30]。本製品の発売に伴い、「キリンレモン ゼロ」と炭酸水の「キリンNUDA(ヌューダ) 強炭酸水〈レモン〉」はいずれも同年4月末の出荷分を以って製造終了となった。発売されたのがコロナウイルスの流行によって外出自粛がさけばれ、炭酸飲料がリフレッシュツールとして人気だったこともあり、「キリンレモン スパークリング 無糖」は好調な売り上げを記録していた[31][32][33]

2023年3月14日にリニューアル(「キリンレモン」はペットボトル・缶製品が対象)[34]。発売95周年を迎え、約2年11か月ぶりに全面刷新。味わいが改良され、「KIRIN」「LEMON」の英字表記をレモンのイラストを上下に囲う配置に変更。ペットボトルはキャップの色を青に変更され、450mlペットボトルは約4年11か月ぶりに500mlに増量された[34]。また、「キリンレモン スパークリング 無糖」も味わいの改良、ペットボトルキャップの色の変更、内容量の増量を行い、「キリンレモン 炭酸水」に製品名が変更された[34]

歴代商品

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商品名 初出年 備考
キリンレモン
  • 1928年3月16日[1]
  • 1958年(340ml瓶)[1]
  • 1973年(200ml瓶)
  • 1973年(250ml缶)[1]
  • 1979年(500ml缶)[1]
  • 1987年(350ml缶)[1]
  • 1987年(1.5Lペットボトル)[1]
  • 1997年(500mlペットボトル)
瓶製品のみ2018年3月を以て製造終了
キリンレモンクレール 1965年[1] 250mlの瓶入り飲料。
KIRIN LEMON 2101
  • 1984年(300ml瓶・250ml缶)
  • 1986年(1,5Lペットボトル)
発売当初は300ml瓶と250ml缶のラインアップだったが、1986年に1.5Lの大型ペットボトルも追加された。1987年に先述のキリンレモンがリニューアルしたのに伴い、そのまま製造終了となった。
キリンレモンドライ 1988年[1] 発売年の1988年は、ビール業界でドライビールが好評を博していた。
キリンレモンセレクト 1992年[1] レモン果汁入り微炭酸飲料。1998年キリンレモンと統合する形で一旦生産終了するも、2007年に約1年間再度販売された[35]
キリンレモン オリジナル 1996年 缶製品の追加に伴い、2012年4月で製造終了
チビレモン 2000年5月16日 245mlペットボトル入り飲料[36]
キリンレモン 77 2005年 発売77周年記念商品[1]
キリンレモンブラック レモンジンジャー 2007年 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』とのタイアップ製品で、GIGAZINEによるとガラナコーラのような風味だったという[35]
キリンレモンスポーツ 2008年5月13日 「レモンのはちみつ漬け」をモチーフとした飲料で、蜂蜜とレモン果汁が配合されている[37]
キリンレモンクール 2008年7月22日 ミント風味[38]
キリンレモン冬りんご 2008年11月15日 リンゴ果汁とレモン果汁を配合[11]
大人のキリンレモン 2010年4月6日[14] オルニチンクエン酸、ビタミンB6を配合し、早摘みレモン果汁使用(果汁1%)、糖類ゼロ設計。キリングループ縦断ブランド「キリン プラス-アイ」の一つ。
「キリンレモン ゼロ」の発売に伴い2018年に生産終了した。
大人のキリンレモン リミテッド 2011年12月6日 数量限定品
「大人のキリンレモン」のTVCMに出演しているMAKIDAI・AKIRA・TAKAHIROの監修を受け、オルニチンに加え、レモン30個分のビタミンCローヤルゼリーをプラスし、レモン(果汁10%未満)のみずみずしいおいしさに仕上げた。
青春のキリンレモン 2012年6月12日 中学生・高校生向け製品
クエン酸・ナトリウム・カルシウム・ビタミンB6が配合されている[39]
キリンレモン ゼロ 2018年[25] 2020年の「キリンレモン スパークリング 無糖」の発売に伴い生産終了となった。
キリンレモン スパークリング 無糖 2020年[29] ブランド初の無糖炭酸水[29]。2023年のリニューアルに際し、「キリンレモン 炭酸水」に改名した[34]

発売中止

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  • 「キリンレモン白組」 - 2008年9月2日にレモン香料を加えたホワイトソーダとして9月9日に全国発売すると発表された[40]。しかし9月5日、輸送時の振動や保存状態によって泡が噴き出しやすくなる不具合が判明したとして、同商品の発売中止を発表した[41]

CMキャラクター

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★はWebCMのみ起用。

現在

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過去

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CMソング

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1961年より三木鶏郎作曲による「キリンレモンのうた」がCMソングとして用いられている[44]。上述のさかともえりによる『好きになったらキリンレモン』のように時代に合わせてアレンジが施されて使われることもある。

2018年には発売90周年を記念し、「キリンレモンのうた」のメロディラインを活かす形でアレンジを施した、BiSHによる新バージョン「透明なままでゆけ。」が使われている[45]。また、キリンレモンの公式サイトではそれ以外のアーティストなどによる別アレンジのトリビュートミュージックビデオを公開する「キリンレモントリビュート」を展開、2019年も継続して行われている。

キリンレモントリビュート
2018年
2019年

脚注

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注釈

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  1. ^ この商品は柑橘系香味であり、狭義ではサイダーとして扱わない。同社が過去に発売した商品のうち、厳密な意味でサイダーと呼べる製品に「キリンサイダー」が存在した。語義の詳細についてはサイダーの記事を参照。
  2. ^ 東日本大震災の影響で当初の予定から約2か月遅れのリニューアル発売[16]
  3. ^ 本プロジェクト連動のTVCMには「キリンレモン」のほかに「ウィッシュトヨタ自動車)」のバージョンと「ロートジーロート製薬)」のバージョンがあり、基本パターンは統一されている。
  4. ^ 「聖獣」マークはキリンホールディングスにおいて重要な位置づけにあり、これまではビール系飲料のみに使われてきたが、今回のリニューアルに際しては特別に許可された[19]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m ヒストリー|キリンレモン|キリン”. キリン. 2024年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月9日閲覧。
  2. ^ 島原鉄道×キリンレモン コラボ車両が運行開始 上白石萌歌さん出演CMも”. 長崎新聞社 (2021年4月20日). 2024年8月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f “透明感と品質本位にこだわり、大幅刷新。90周年の「キリンレモン」”. 宣伝会議. (2018年7月). オリジナルの2023年10月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20231003140207/https://mag.sendenkaigi.com/senden/201807/long-selling-brand/013696.php 2024年8月10日閲覧。 
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  7. ^ a b 佐藤可士和コンビニの棚だってメディアになる(4ページ目)」『日経BizGate』2016年6月29日。2024年8月10日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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