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白鍵と黒鍵の間に

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白鍵と黒鍵の間に
監督 冨永昌敬
脚本 冨永昌敬
高橋知由
原作 南博
『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』(小学館
製作 大熊一成
太田和宏
甲斐真樹
佐藤央
前信介
澤將晃
製作総指揮 横山蘭平
出演者 池松壮亮
仲里依紗
森田剛
Crystal Kay
松丸契
川瀬陽太
佐野史郎
洞口依子
松尾貴史
高橋和也
音楽 魚返明未
撮影 三村和弘
編集 早野亮
制作会社 東京テアトル
スタイルジャム
製作会社 『白鍵と黒鍵の間に』製作委員会
配給 東京テアトル
公開 日本の旗 2023年10月6日
上映時間 94分
製作国 日本の旗
言語 日本語
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白鍵と黒鍵の間に』(はっけんとこっけんのあいだに)は、2023年に公開された日本映画。監督は冨永昌敬、主演は池松壮亮[1]。原作は南博によるエッセイ『白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』[2]

製作

原作はジャズピアニストの南博が、クラシックピアニストだった青年期にジャズに魅せられ、小岩のキャバレー、六本木のバー、銀座の超高級クラブを渡り歩き、アメリカへジャズ留学するまでの修業時代を描いた回想録[1][3]

映画では主人公を、南と博という2人の人物に分け、2人のピアニストの運命が交錯する様を描き、池松壮亮が一人二役を演じている[1]。二人の主人公は「南」が「博」の3年後の姿であり、同一人物のオルター・エゴとして、同じ空間に存在する場面があるというマジックリアリズム的手法により描かれた[4][5]

また、この作品の中で鍵を握る曲「ゴッドファーザー 愛のテーマ」は実際に池松がピアノ演奏している[6]

博のキャバレーバンドの仲間役で、劇中でセッションを繰り広げるK助をサックス奏者の松丸契が演じ、俳優業に初挑戦している[7]

あらすじ

昭和63年(1988年)の銀座。ジャズの世界に憧れを抱きキャバレーでピアニストとして働き始めた博と、夜の世界のしがらみの中で夢を見失いながらも高級クラブ「スロウリー」と「リージェント」を掛け持ちする敏腕ピアニストの南。ある夜、博は刑務所から出所してきたばかりの謎の男から、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」のリクエストを受ける。しかし、この曲をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳る熊野会長ただ一人と暗黙で決まっており、さらに演奏していいのもただ一人、会長のお気に入りのピアニスト南だけだった。何も知らずリクエストに応え演奏してしまった博。このことがきっかけで銀座の一夜に波乱が巻き起こる。

キャスト

スタッフ

  • 監督 - 冨永昌敬
  • 原作 - 南博
  • 脚本 - 冨永昌敬、高橋知由
  • 製作 - 大熊一成、太田和宏、甲斐真樹佐藤央前信介、澤將晃
  • プロデューサー - 横山蘭平
  • アソシエイトプロデューサー - 白川直人、寺田悠輔
  • ラインプロデューサー - 荒木孝眞
  • 撮影 - 三村和弘
  • 照明 - 中村晋平
  • 録音 - 山本タカアキ
  • 美術 - 仲前智治
  • 装飾 - 須坂文昭
  • ヘアメイクデザイン - 西村佳苗子
  • 編集 - 堀切基和
  • 音楽 - 魚返明未
  • エンディング音楽 - 南博
  • 仕上担当 - 田巻源太
  • 助監督 - 久保朝洋
  • 制作担当 - 中村哲也
  • スクリプター - 押田智子

脚注

外部リンク