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ウキクサ亜科

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ウキクサ亜科
ウキクサSpirodela polyrhiza
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
亜科 : ウキクサ亜科 Lemnoideae
学名
Lemnoideae Engler
  • 本文参照
コウキクサ

ウキクサ亜科 Lemnoideaeサトイモ科の亜科の一つ。すべて水草である。かつては独立のウキクサ科 Lemnaceae とされていたが、サトイモ科内部の1系統であることが分かり、亜科としてサトイモ科に含められた。

ウキクサ科植物の総称としてウキクサということもあるが、種としてのウキクサ (Spirodela polyrhiza) を指す場合もある。また、普通名詞として水面に浮かぶ水草を指す場合もある。転じて、一カ所に生活の場を定めないことを「浮き草」暮らしなどと使うこともある。

特徴

大部分が水面に浮く浮遊性の水草で、一部に沈水性のものがある。一見、葉だけが水面に浮かんでいるように見えるが、これを葉と茎が融合した葉状体と呼ぶ。葉状体は楕円形で、中に空気を含んでいる。種によっては根のないものもあるが、多くは葉状体裏面の端から水面下に1-数本の根を下垂させる。通常は側面に新しい葉が出てきて、それが根を出して独立することで無性生殖する。まれに花を咲かせるが、ごく小さくて目立たない。多くのものでは、葉のそばに小さなが顔を出す。花には雌しべ1本と、雄しべ1-2本があるだけである。


分類

5属37種が属する[1]

系統

次のような系統樹が得られている[3]

ウキクサ属

アオウキクサ属

Landoltia punctata

Wolffiella

ミジンコウキクサ属

参考文献

  1. ^ Lemnoideae in apweb”. 2014年10月30日閲覧。
  2. ^ Lemnaceae:flora of north america”. 2014年10月30日閲覧。
  3. ^ Cabrera, Lidia I and Salazar, Gerardo A and Chase, Mark W and Mayo, Simon J and Bogner, Josef and Dávila, Patricia (2008). “Phylogenetic relationships of aroids and duckweeds (Araceae) inferred from coding and noncoding plastid DNA”. American Journal of Botany 95 (9): 1153-1165. doi:10.3732/ajb.0800073. 
  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本I 単子葉植物』,(1982),平凡社

外部リンク