資生園早田牧場
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資生園早田牧場(しせいえんはやたぼくじょう)は、かつて存在した競走馬の生産牧場(農事組合法人)である。
1990年代の競馬シーンに一大旋風を巻き起こしたが、2002年に関連会社2社を含めて約58億円の負債を抱えて経営破綻し、代表者などが業務上横領罪で逮捕される事態を引き起こした。
歴史
- 1917年 - 地元の大地主であった9代早田傳之助が開設し競走馬の生産を開始。
- 1973年6月 - 農事組合法人として福島県伊達郡桑折町に設立される。
- 1978年1月 - 北海道新冠郡新冠町に新冠支場が設立される。
- 2002年11月25日 - 札幌地方裁判所に自己破産を申請し、11月25日に同裁判所から破産宣告を受けた。
代表者
早田光一郎(はやた こういちろう)
本場以外の施設・関連会社
- 資生園早田牧場新冠支場(北海道新冠郡新冠町。現在は育成牧場ダービースクエアーとして使用されている)
- 有限会社早田牧場
- 株式会社セントラル・ブラッドストック・サービス(種牡馬ブライアンズタイムの管理を行っていた)
- 資生園早田牧場えりも分場(北海道幌泉郡えりも町。のちにエクセルマネジメント分場となる)
※登記上の本場は福島県だが、競走馬生産牧場としての実質的な機能は北海道の新冠支場にあった。
主な生産馬
早田牧場新冠支場産
- レオダーバン(1991年菊花賞)
- マーベラスクラウン(1994年ジャパンカップ)
- ナリタブライアン(1993年朝日杯3歳ステークス、1994年皐月賞、東京優駿、菊花賞、有馬記念)
- ビワハイジ(1995年阪神3歳牝馬ステークス)
- マーベラスサンデー(1997年宝塚記念)
- シルクジャスティス(1997年有馬記念)
- シルクプリマドンナ(2000年優駿牝馬)