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ホッカイドウ競馬

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門別競馬場(在来スタンド)
門別競馬場(ポラリス☆ドーム)

ホッカイドウ競馬(ホッカイドウけいば)は、北海道が主催する地方競馬の名称である。

1986年までは道営競馬(どうえいけいば)の名称を用いていた。

主催者

主催者は北海道(担当部局は農政部、開催実務は2008年まで「北海道競馬事務所」が担当)であるが、2009年度より開催や運営に係る業務の大半を「一般社団法人北海道軽種馬振興公社」(HRA)が受託している。地方競馬の主催者が開催業務を公社に全面委託するのは全国初の試みとなった。

  • 北海道軽種馬振興公社は「北海道営競馬協力会」を前身とし、従来は主に場内警備や馬券の発売業務などを受託していたが、2008年5月より日高管内の各自治体や農協が新たに北海道軽種馬振興公社へ出資し、競馬法で定める「競馬実施共益法人」として業務の大半を受託することとなった。
  • 札幌市に所在していた事務所も2009年4月1日より日高町に移転し、競走の編成や道外での場外発売実施計画も公社が主体となって進める。
  • これにより北海道競馬事務所は「農政部競馬事業室」に改組され規模を大幅に縮小、主催者である北海道は予算の策定や道議会への対応などに特化し、引き続き農政部が業務を行う。

競馬場

過去に開催していた競馬場も含め競馬場施設はいずれも賃借しており、純然たる「自前」の競馬場は持っていない(ただし、門別競馬場は土地所有者が北海道軽種馬振興公社であることから、自前に近い状態ともいえる)。

開催休止・廃止競馬場(競馬場自体は残存)

  • 帯広競馬場:1948年から1984年、1987年から1997年まで開催。道営競馬発祥の地。ばんえい競馬は引き続き開催している。
  • 函館競馬場:1955年から1997年まで開催。中央競馬は引き続き開催している。
  • 札幌競馬場:1953年から2009年まで開催。開催権は保持しているが2010年より休止中。中央競馬は引き続き開催している。

開催休止・廃止競馬場(競馬場自体も休止・廃止)

  • 小樽競馬場:1948年から1953年まで開催。1953年廃止。
  • 室蘭競馬場:1948年から1953年まで開催。1955年廃止。
  • 北見競馬場:1948年から1965年まで開催。移転後の2006年にばんえい競馬撤退・競馬場休止。
  • 岩見沢競馬場:1949年から1997年まで開催。2006年にばんえい競馬撤退・競馬場休止。
  • 旭川競馬場:1948年から2008年まで開催。1994年から2008年までナイター競走(旭川ナイトレース)を開催。2006年まではばんえい競馬も併催していた。

競馬場の集約

従前より札幌競馬場函館競馬場帯広競馬場旭川競馬場岩見沢競馬場の5箇所を巡回しながら開催していたが、道内不況の長期化やレジャーの多様化に加え中央競馬等との競合などの要因による売上の伸び悩みから赤字運営が深刻化したため、1997年限りで函館・岩見沢・帯広での開催を廃止し、代わって門別トレーニングセンターを改装した門別競馬場を新設、札幌・旭川を含めた3場での開催に集約した。

その後も開催競馬場の集約は進み、まず旭川競馬場での開催が2008年をもって終了し、2009年は札幌と門別の2場で開催。2010年度からは札幌競馬場での開催も休止され、全日程が門別競馬場での開催となった。ただし札幌競馬場の開催権は引き続き保持しており、収支の状況を見ながら札幌での開催を再開する可能性も残している[1]

歴史

  • 1948年:9月23日、帯広競馬場にて初の競走が行われ、当日は全12競走が開催された。第1競走は繋駕速歩競走の新馬戦(距離3400m、1着賞金3000円)。8頭が出走し、優勝馬はハナイブキであった。この年は帯広、北見、旭川、小樽、室蘭の各競馬場で計25日開催され、全260競走が行われた。軽種馬(サラブレッドアングロアラブなど)やアングロノルマンの不足のため、和種馬(ドサンコ)による繋駕速歩競走・平地競走も行われた。
  • 1949年:この頃、競走馬不足のため出走馬が1頭のみの単走競走が幾度も行われた(単走競走の馬券は発売されない)。この年から道営競馬によるばんえい競走が開催されるようになった。
  • 1950年:速歩競走において女性騎手がデビューした。この年から収支が赤字に転落した(1955年まで)。
  • 1951年:競走馬不足はなお解消せず、11頭の仔を産んだ27歳のアングロノルマン系牝馬ジヨンキユが速歩競走に出走している。なおこの馬は大差をつけて優勝した。
  • 1953年:折からの競輪ブームの煽りを受け、極度の売上不振に陥った小樽競馬場が廃止され、国営競馬の札幌競馬場を借用して札幌開催が始まる。同年、北見市岩見沢市帯広市旭川市の4市による「市営競馬」が発足し、北海道の援助によって平地競走とばんえい競走を開催した。4市による運営体制は2006年まで続いた。
  • 1955年:前年から開催されていなかった室蘭競馬場が廃止され、函館開催が始まった。
  • 1956年:札幌・函館で開催されるようになったことや、日本国内の景気回復によって売り上げが増加し、1949年以来の黒字決算となった。
  • 1958年:アングロノルマン系馬による競走が廃止された。
  • 1961年:日本初の女性調教師が誕生した。札幌市月寒にあった「道営札幌競輪」がこの年廃止され、その影響もあり道営競馬の売り上げが大幅に増加した。
  • 1962年:市営競馬による平地競走が廃止され、市営競馬はばんえい競走のみを開催するようになった。
  • 1966年:道営競馬によるばんえい競走が廃止された。この年の冬、大規模な八百長事件が摘発された。
  • 1970年:速歩競走が廃止された(中央競馬では1968年に廃止)。これにより道営競馬は平地競走のみ、市営競馬はばんえい競走のみを開催する二分制が確立され、現在に至る。1966年の八百長事件を契機として、この年限りで連勝単式馬券が廃止された。同年秋、八百長事件に関わっていたとして道議会の現職議員が逮捕された。以後、八百長騒動はほとんど発生していない。
  • 1971年:八百長事件の防止とギャンブル性の抑制のため、1人1レースあたり5000円を超える馬券の購入を禁止する規則が施行された。しかし数年で有名無実化し、1977年には廃止された。
  • 1977年12月16日:この年のリーディングジョッキーであった千島武司が調教中の馬に蹴られたことによる脳挫傷のため25歳で死去。
  • 1985年:門別トレーニングセンターが完成。帯広競馬場での開催を休止。
  • 1986年:この年をもって土日の開催から撤退。
  • 1987年:「道営競馬」から「ホッカイドウ競馬」へと名称を変更[2]。帯広競馬場での開催を再開。
  • 1991年:史上最高の売上(約454億円)を記録。
  • 1992年:「JRA認定競走」開始。この年から収支が再び赤字に転落。
  • 1993年:北海道の一般会計からの借り入れが始まる。
  • 1997年:門別トレーニングセンターを改装した門別競馬場が新設され、門別開催が始まる。この年限りで岩見沢、帯広での開催が廃止された(形式上は休止)。
  • 1998年
    • 馬番連勝複式馬券を導入。
    • 10歳定年制を廃止。
    • 年齢制限の撤廃など、転入条件を緩和。
    • 中央競馬や他地区所属の外国産馬に、交流競走への出走を認める。
  • 2000年:「スタリオンシリーズ競走」開始。
  • 2001年:初のミニ場外馬券売場「Aiba静内」を開設。
  • 2003年:馬番連勝単式・3連複・3連単馬券を導入。日本初の認定厩舎(外厩)制度が開始された。
  • 2006年
    • 8月1日:SPAT4(南関東地方競馬電話投票)での全レース発売開始。
    • 8月8日:マルチ投票・フォーメーション投票を開始。
  • 2007年:中央競馬馬インフルエンザの感染が確認されたことを受け、8月16日のホッカイドウ競馬に出走を予定していた中央競馬所属馬10頭が競走除外となった。後日、中央競馬からの転厩馬1頭から馬インフルエンザの陽性反応が出たため同月21日から23日までの開催が中止となった。
  • 2008年
  • 2009年
    • 4月1日:競馬の運営に係る実務を北海道軽種馬振興公社(HRA)に全面委託。北海道競馬事務所は農政部競馬事業室へ改組。
    • 4月27日:門別競馬場のスタンド増設・ナイター照明設備新設工事が竣工。
    • 5月14日:この日をもって札幌競馬場での開催を休止。
  • 2010年
    • 1月15日:門別競馬場の本馬場内側にある500m走路(追馬場)をウッドチップコースへ改修する工事が竣工。入厩している2歳馬を中心に運用が始まった。
    • 5月4日:門別競馬場でコスモバルクの引退式が行われ、同競馬場の入場者数が2,867人の新記録を樹立した[3]
  • 2011年7月14日:重賞赤レンガ記念においてホッカイドウ競馬史上最高配当となる514万9450円(的中3票)が発生する[4]
  • 2012年4月11日:競馬場裏手の厩舎地区裏に新設された屋内坂路コースの竣工式が行われる。全長900m、最大勾配3.5%は地方競馬の施設としては最大クラス。
  • 2014年
    • 6月5日:道競馬事業室より2013年度開催の最終単年度収支が発表され、1億7753万1000円の黒字となり、22年ぶりに単年度黒字を計上[5]
    • 8月19日:インターネット投票システムSPAT4にて「トリプル馬単」の発売を開始。
    • 9月16日:トリプル馬単でホッカイドウ競馬史上最高配当となる919万8045円(的中5口、1名、50円あたりの配当)が発生。

競走

特徴

ホッカイドウ競馬の競走編成の特徴として、2歳馬戦に力を入れていることが挙げられる。

  • 国内最大の馬産地を抱える北海道で競馬を行っていることから、毎年4月の開幕日から全国のトップを切って2歳新馬戦をはじめとした2歳馬による競走が行われている[注 1]。また、新種牡馬の産駒を他地区の地方競馬や中央競馬に先駆けて見られるという観点でも注目される[6]
  • シーズンを通じて2歳馬戦の割合が高い。2014年の当初計画ベースにおいては、年間で2歳馬戦が1日あたり平均4.3レース(2歳馬戦345レース/開催日80日)組まれる[7]。また2歳馬限定の重賞競走も多く、2014年は牝馬限定5レースを含む11レースを施行予定である。
  • ホッカイドウ競馬でデビューしたのちに、日本中央競馬会(JRA)や他地区の地方競馬に移籍する馬が半数以上おり[1][8]、ホッカイドウ競馬で実績を挙げた馬が移籍後にも重賞を勝利するなど実績を挙げる馬も数多くいる[9]東京2歳優駿牝馬大井競馬場)ではホッカイドウ競馬から移籍した馬が2007年から2012年まで6年連続優勝している[10]ほか、2013年にはハッピースプリントがホッカイドウ競馬所属でJpnI競走(全日本2歳優駿)を優勝しその後に大井に移籍した。「うまレター×ホッカイドウ競馬」や公式サイトでは、ホッカイドウ競馬でデビュー後に他地区へ移籍していった馬の近況なども紹介している。
  • JRAでは各地で2歳馬による特別指定交流競走が行われており、このうち例年6月から9月にかけて函館競馬場や札幌競馬場で行われる競走では、ホッカイドウ競馬所属馬がJRA所属馬を破る例が見られる。ホッカイドウ競馬所属の2歳馬は既に4月から数多くの競走を経験しており、この時点で概ね1戦-3戦と競走経験の浅いJRA所属馬に比べ競走馬としての完成度が高く、ホッカイドウ競馬所属馬が人気を集める競走も多い。
  • 競走馬の流通では牡馬が先に売れてゆき、牝馬が残りがちになるため在籍馬に牝馬が多い(2歳馬では6割が牝馬)構成を活かし、さらに馬産地に立脚した競馬を目指すべく、牝馬戦を充実させる方向性が明確化され、ブリーダーズゴールドカップが2014年から牝馬限定戦に変更された[11]。また、2歳牝馬限定の重賞競走も2013年にブロッサムカップ、2014年にフルールカップが新設された。

古くから騎手交流が盛んであり、1980年代には海外から女性騎手を招待し、騎乗させるなど積極的な騎手交流が行われた。現在も他地区の騎手が期間限定騎乗したり、廃止された競馬場から騎手を積極的に受け入れており、中津競馬場から移籍してきた服部茂史はリーディングジョッキーのタイトルも獲得している。

上述の函館競馬場や札幌競馬場で行われるJRAの競走では、騎手もスポット騎乗を行っており、ホッカイドウ競馬よりも高い中央競馬の賞金や手当は貴重な収入源となっている。

市場で買い手がつかなかった馬を生産牧場が法人馬主として所有したり、関係者の名義で所有するケースが多いことから、他地区の地方競馬に比べオーナーブリーダーの比率が高い。これは市場などで売れ残った馬の一部を生産者が自ら保有し、ホッカイドウ競馬で育成し競わせることで力をつけさせて売却を目指す側面も併せ持ち、北海道軽種馬振興公社専務理事の井村勝昭は『ホッカイドウ競馬は馬産地にとってのセーフティネット(救済策)』と位置づけている[12]

レース中のタイム表示は行っていない。結果についても、従来は走破タイムのみの発表であったが、2005年8月16日から上がり3ハロンタイムも発表するようになった。

重賞競走

以前は開催日程に左右され、年毎に開催地や距離がたびたび変更される競走も多かったが、2010年度以降は門別単独開催となったため、全ての競走を門別競馬場で施行している。

前述の通り、2歳馬による重賞競走も多い。

重賞競走は以下の通り。★はダートグレード競走中央競馬や他地区の地方競馬所属馬も出走可能)、○は地方競馬全国交流競走(他地区の地方競馬所属馬も出走可能)を表す。2002年からホッカイドウ競馬独自のグレード制(H1・H2・H3)を採用した(ただしダートグレード競走には独自グレードを格付けせず、統一格付けのみ表記している)。

2歳

ダートグレード競走を除き、すべてJRA認定競走

3歳

三冠競走

2013年の全日程終了時現在、トヨクラダイオー(1981年)・モミジイレブン(1999年)・ミヤマエンデバー(2001年)・クラキンコ2010年)の4頭が三冠を達成している。

3歳以上

廃止

サラ系・アラ系とも、廃止年が早かった順に記載している。

サラ系
  • 道新杯 - 1973年をもって廃止[13]
  • 大平原賞 - 1984年をもって廃止[14]
  • 若駒賞 - 1985年をもって廃止[15]
  • 青雲賞 - 1985年をもって廃止[16]
  • シルバーカップ - 1985年をもって廃止[17]
  • ひまわり賞 - 1996年をもって廃止[18]
  • ジュニアカップ - 1996年をもって廃止[19]
  • 金杯 - 1996年をもって廃止[20]
  • クイーンカップ - 1996年をもって廃止[21]
  • ヤングチャレンジカップ - 2000年をもって廃止[22]
  • グランシャリオカップ - 2003年をもって廃止[23]
  • マドモアゼルカップ - 2003年をもって廃止[24]
  • 春霞賞 - 2006年をもって廃止[25]
  • フロイラインカップ - 2010年をもって廃止[26]
  • 華月賞 - 2010年をもって廃止[27]
アラブ系
  • 旭川記念 - 1985年をもって廃止[28]
  • 岩見沢記念 - 1985年をもって廃止[29]
  • 帯広記念 - 1985年をもって廃止[30]
  • エルム賞 - 1985年をもって廃止[31]
  • はまなす賞 - 1994年をもって廃止[32]
  • フラワーカップ - 1994年をもって廃止[33]
  • 銀杯 - 1996年をもって廃止[34]
  • 帝冠賞 - 1996年をもって廃止[35]
  • アラブ3歳争覇 - 1996年をもって廃止[36]
  • 北海盃 - 1998年をもって廃止[37]
  • ゴールドトロフィー - 1998年をもって廃止[38]
  • アラブ優駿 - 1998年をもって廃止[39]
  • 黄菊賞 - 2000年をもって廃止[40]
  • ジュニアチャンピオン - 2003年をもって廃止[41]
  • アラブ王冠 - 2003年をもって廃止[42]
  • 鳳凰賞 - 2003年をもって廃止[43]

JRA認定競走

以下の競走が行われており、いずれも勝馬が認定馬となる。

2012年度より、2歳重賞競走(ダートグレード競走を除く)の優勝馬もすべて認定馬となる。

2014年度は、全国の地方競馬で最多となる118競走(新馬・未勝利・上級認定競走・重賞の合計)を施行予定[44]。新馬・未勝利戦でJRA認定競走を行っているのは、2012年以降ホッカイドウ競馬のみとなっている。

スーパーフレッシュチャレンジ・フレッシュチャレンジ

  • 競走条件:2歳新馬
  • 1着賞金:スーパーフレッシュチャレンジ200 - 300万円、フレッシュチャレンジ150万円
    • 2着以下の馬は、次走アタックチャレンジ・平場未勝利戦へ向かう。
    • 以前は同一開催であれば複数回出走できたが(ホッカイドウ競馬の開催は2週間以下なので実質2走)、現在は1回限りの出走に制限された。
    • 2009年以降は一部の競走[注 2]で1着賞金を増額し、「スーパーフレッシュチャレンジ」の名称で施行。
    • 2014年度は56競走(うちスーパーフレッシュチャレンジ2競走、牝馬限定10競走)を施行予定[7]

アタックチャレンジ

  • 競走条件:2歳、認定競走未勝利馬(収得賞金のある馬のみ)
  • 1着賞金:80万円
    • 2着以下の馬は、次走アタックチャレンジ・平場未勝利戦へ向かう。
    • 2014年度は35競走(うち牝馬限定3競走)を施行予定[7]

上級認定競走(ウィナーズチャレンジ・ターフチャレンジ)

  • 競走条件:2歳オープン
  • 1着賞金:200万円
    • 2014年度は14競走を施行予定[7]

JRA2歳特別指定交流競走への道

2014年は以下の競走をステップとして、所定の条件に該当する馬はJRAで施行される特別指定交流競走へ出走が可能になる[45]

  • 函館2歳ステークス(7月19日、函館競馬場、GIII、芝1200m) - 以下の競走の1着馬に、地方枠として出走資格が与えられる。
    • ウィナーズチャレンジ1(6月12日、ダート1200m)
    • ウィナーズチャレンジ2(6月26日、ダート1700m)
    • 栄冠賞(7月1日、H2、ダート1200m)
  • クローバー賞(8月9日、札幌競馬場、芝1500m) - 地方枠(北海道4頭、他地区2頭[注 3])が設けられ、以下の競走での上位入着馬を中心に推薦される。
    • ターフチャレンジI(7月22日、ダート1200m)
  • コスモス賞(8月16日、札幌競馬場、芝1800m) - 地方枠(北海道4頭、他地区2頭[注 4])が設けられ、以下の競走での上位入着馬を中心に推薦される。
    • ターフチャレンジII(7月29日、ダート1800m)
  • 札幌2歳ステークス(9月6日、札幌競馬場、GIII、芝1800m) - 以下の競走で2着以内となった馬に、地方枠として出走資格が与えられる。
    • 函館2歳ステークス
    • クローバー賞
    • コスモス賞
  • すずらん賞(9月7日、札幌競馬場、芝1200m) - 地方枠(北海道4頭、他地区2頭[注 5])が設けられ、以下の競走での上位入着馬を中心に推薦される。
    • ターフチャレンジIII(8月19日、ダート1200m)
  • 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)・朝日杯フューチュリティステークス(GI) - 以下の競走の1着馬に、出走資格が与えられる。
    • 函館2歳ステークス
    • 札幌2歳ステークス

その他の競走

スタリオンシリーズ競走

優勝馬の馬主または生産者に対し、副賞として「特定種牡馬への次年度の種付権」を与える競走。当初はホッカイドウ競馬のみで行われていたが、その後岩手盛岡水沢)、東海地区(名古屋笠松金沢)、兵庫園田姫路)でも「HITスタリオンシリーズ」の名称で行われている[注 6]

ホッカイドウ競馬の馬主には生産牧場の関係者が多いことから、時には賞金よりも価値が高くなる場合もある。種付権が不要な場合は換金することも可能。また新規供用開始された種牡馬も一部含まれており、注目度は高い。

対象となる競走が特別競走の場合、名称は「(種牡馬名)賞」となるが、重賞競走の場合は「第54回道営記念〔H1〕(ゼンノロブロイ賞)」のようにサブタイトルとなる。

新規供用開始種牡馬の種付権が付与される競走(2014年)は以下のとおり[46]

スタリオン・プレミアムシリーズ

2007年度から、JBC協会より寄贈された特定種牡馬の種付料相当額を賞金とした特別競走を実施している。他のスタリオンシリーズ競走のような種付権などの副賞はない。

2014年は前年度より1競走増となり、以下の12競走を施行[46]

日程

平日(土日ではない祝日を含む)のみの開催となっている。原則として火曜から木曜・もしくは水曜と木曜(頭数が揃いにくい開幕直後など)の週2-3日開催。2011年からは祝日に限り、金曜日に開催を行う場合がある。以前は月曜開催もあったものの2001年以降は廃止している。

1986年までの開催日程は原則土・日を含めた3-6日開催であり、競馬場によって開催する曜日も異なっていた。1984年まではギャンブルホリデーであった火曜以外の曜日で土日中心に編成された。札幌競馬場では当時の中央競馬開催終了後に8月から10月の開催が定着していた。中央競馬の札幌開催が行われる6月から7月は札幌圏の売上が期待できないため、平日中心の開催であった。

1980年代半ばまでは集計の都合上、北海道地区における中央競馬の場外発売では投票締切が発走予定時刻の30分以上前であった。その後中央競馬が北海道地区での場外発売網を充実させ、集計がコンピューター化されたことで締切時間のタイムラグが無くなった事などから、土日の開催を終了した。

2014年は4月23日から11月13日まで15回・80日間開催予定。門別競馬場で全日程ナイター開催(グランシャリオナイター)[47]

他地区の地方競馬と異なり長期休催期間があるため、一部の騎手は冬季に南関東など他地区で騎乗する事があるほか、中央競馬で騎乗する例もある。馬も一時的に他地区に移籍する事もある。調教師や厩務員は管理馬の世話はもちろんの事、早々に入厩する2歳馬の馴致やトレーニング、調教、能力検査といった多数の作業があり、冬期休催中であっても仕事は多い。

運営改革と存続への取り組み

2002年頃からは売上増加や新規ファン獲得のため、以下の独自施策を展開している。

  • 「サポーターズクラブ」(ホッカイドウ競馬所属馬などを対象とした仮想馬主制度。ペーパーオーナーゲームと同様)。
  • 3連複・3連単など新賭式馬券の発売、トータリゼータシステムの統一化。
  • ミニ場外発売所「Aiba」を道内各地へ拡充。都心部や幹線道路沿いの空き物件を活用したミニ場外システムは全国の場外発売所にも影響を与えた。
    • 通常、ホッカイドウ競馬は全日程ナイター開催で火曜から木曜、ばんえい競馬は昼間開催・ナイター開催ともに土曜から月曜に開催するローテーションが組まれており、一部を除いて両者の開催日程が重なることがないため、道内では多くの場外発売所で両者の相互場外発売が行われている。詳細は「場外発売所」節を参照。
  • 全国初の「認定厩舎」(「外厩」とも呼ばれる。外部民間牧場への馬房提供の認定制度)の実施。コスモバルクがこの制度の適用第1号となった。
  • 札幌・苫小牧から門別競馬場への長距離無料送迎バス(予約制)を運行。道内各地からの観戦バスツアー企画を立案。
  • 予想の参考としてパドックの解説、2歳戦の能力検査のVTR、レースの総括や次開催の展望を放送。特にパドック解説は道営が発祥であり、他地区の地方競馬にも大きな影響を与えている。
  • 地元有志、地元中高生の吹奏楽部による生ファンファーレ演奏。
  • 大井・川崎と協力し、ナイター開催における後半3レースの相互場外発売「スクランブルナイト」を実施。
  • 古谷剛彦による道内各Aibaでの出張解説会を実施。南関東など他地区の状況・クラス分け、コースや騎手の特性などを交えて解説する。
  • インターネットを利用したストリーミング放送(Net Aiba)も、地方競馬としては早い時期に導入している。
  • 首都圏のスポーツ新聞に2-3レースの簡易馬柱を掲載し、首都圏の場外発売や電話、インターネット投票のユーザーに情報を提供。
  • 競馬ブックのウェブサイトにメイン競走の馬柱を全日程で無料提供。
  • JRA交流競走を除くメイン競走を最終競走に編成。

2001年からの経営再建5カ年計画が順調に進んだことを受けて、2005年11月、北海道知事高橋はるみは「2006年度以後も、当面向こう3年間を目途に競馬開催を続行する」ことを正式に発表した。ただし、この時点で北海道は「2005年度の赤字額を半分程度に減らすこと」「単年度収支を均衡させるための見通しをつけること」を存続の条件としており、この条件を満たせない場合は3年の期限を待たずに廃止することも視野に入れるとしていた。

その後北海道は2008年3月に「北海道競馬改革ビジョン」を策定し、更なる運営改善と収支均衡を目指した施策を実行に移す一方で、この見通しが破綻した場合は競馬事業を廃止する方針も打ち出している[48]

「北海道競馬改革ビジョン」では、以下のような施策もあわせて打ち出している。

  • 門別競馬場の命名権(ネーミングライツ)販売、場内での広告掲示による収入源の確保
  • 2歳戦に「勝ち上がり制」を導入、中央競馬と同様に登録料を原資とした「ステークス競走」の実施
  • 交流競走・賞金の見直し
  • 東海・兵庫地区との提携強化

ミニ場外発売所「Aiba」を道内各地へさらに拡大する一方、運営効率で劣る既存の場外発売所を閉鎖し、新たにミニ場外を設置するなどスクラップアンドビルドの方針が鮮明になった。また首都圏など道外では南関東地区の電話投票システム「SPAT4」や「楽天競馬」での発売を足がかりに更なる販路拡大を目指している。

2010年10月6日には高橋知事が北海道議会において「単年度の収支均衡が期待でき、その後も地方競馬の共同馬券発売システムの運用開始などで収益の向上が期待できる」などと発言し、2011年度以降も競馬開催を存続する方針を表明し[49]、最低5年程度の中長期的な「ビジョン」を立て(2011年3月30日発表[1])議論などを進めていくとしている[50]。この結果、2011年以降は3年連続で目標売上額を達成。2013年度は前年度比116.4%と大幅に伸び、単年度収支も1億7753万1000円の黒字となり、1991年以来22年ぶりに単年度黒字を計上した[5]

平成17年度以降の年度別売得金額[51]
年度 開催日数 増減 売得金額 前年度比(%)
2005(平成17) 87 3 114億2169万5500円 101.5
2006(平成18) 85 -2 118億124万7900円 103.3
2007(平成19) 83 -2 118億7803万8400円 100.7
2008(平成20) 82 -1 113億4015万8200円 95.5
2009(平成21) 81 -1 114億9270万8600円 101.3
2010(平成22) 80 -1 112億4161万3700円 97.8
2011(平成23) 80 0 114億7311万3700円 102.1
2012(平成24) 80 0 119億1820万8800円 103.9
2013(平成25) 79 -1 138億7574万3800円 116.4

能力検査

デビュー前の2歳新馬や、中央競馬など他の競馬場から転入してきた馬には「能力検査(能検・専門紙では能試とも呼ばれる)」が義務付けられ、これに合格しなければレースには出走できない。これは地方競馬でのみ行われているものであり、JRAにはない制度である。

能力検査の模様は公式HPで成績表及び動画が見られる他、2歳新馬の能力検査の模様はフレッシュチャレンジのレース前にも放映される。また門別競馬場でも、一部の能力検査を一般のファンに公開している。

過去の主な活躍馬

クラキンコ
2009年から2013年まで活躍。3歳時に北斗盃北海優駿王冠賞をすべて勝ち、牝馬では初の三冠馬となる。父クラキングオー・母クラシャトルも北海優駿の優勝馬であるほか、母の母クラネバダンサーも道営競馬で12勝[52]しており、ホッカイドウ競馬に縁の深い血統でもある。
コスモバルク
2003年から2009年まで活躍。ホッカイドウ競馬所属のまま、中央競馬三冠競走にすべて出走。海外遠征も行い、2006年にはシンガポール航空インターナショナルカップで、地方競馬所属馬として初めて国際G1競走で優勝。認定厩舎制度の第1号適用馬でもあり、引退後は馬名を冠した重賞「コスモバルク記念」も創設された。
主な成績:シンガポール航空インターナショナルカップ(シンガポールG1)優勝、弥生賞(JRAGII)優勝、セントライト記念(JRAGII)優勝、北海優駿(H1)優勝、皐月賞(JRAGI)2着、ジャパンカップ(GI)2着
オースミダイナー
1994年から2001年まで活躍。10歳を超えてから開花し、国内最高齢(13歳)での重賞制覇(2001年・エトワール賞)、(旧馬齢表記)10歳-13歳で瑞穂賞4連覇(1997年-2000年)などの記録を残した。北海道スプリントカップでも(旧馬齢表記)13歳時に優勝し、ダートグレード競走における最高齢優勝記録を樹立。
ササノコバン
1992年から1996年まで活躍。道営記念と瑞穂賞をともに2連覇するなど、5年間で33戦14勝。第6回ブリーダーズゴールドカップにも出走し、優勝したカリブソングから0秒1差の2着と好走した[53]
コトノアサブキ
1980年から1982年まで活躍。転入初戦の大平原賞(1984年で廃止)において当時のダート1800mにおける日本レコード(1分49秒7)を馬なりで出すなど、道営競馬に在籍した3年間で18戦16勝(うち重賞12勝)。いまなお「道営史上最強馬」と称する者もいる[54][55]
シバフイルドー
1977から1984年まで活躍。(旧馬齢表記)5歳から10歳までクイーンカップ(1996年で廃止。ノースクイーンカップの前身[56])を6連覇[57][58]し、現在も同一重賞における最多連続優勝の日本記録(世界タイ記録)として残っているほか、道営競馬史上初めて通算収得賞金が1億円を超えた[58]
ミスダイリン(アラブ系)
1973年から1976年まで活躍。センジュスガタ記念(1986年より「はまなす賞」に改称、1994年で廃止)とアラブ王冠(2003年で廃止)をともに2連覇するなど、4年間で41戦26勝。南関東へも遠征し、ブルーバードカップ(船橋、1974年)や全日本アラブ大賞典(大井、1976年)でも優勝した[注 7][59]

勝馬投票券

賭式

従来、他地区の広域場外発売時はホッカイドウ競馬が発売しない賭式を発売していなかったが、2012年2月20日以降の発売から発売主体に準じてすべての賭式を発売する。これに伴い、マークカードも改められた。導入開始時期は発売所により多少異なる[60]

また、2012年10月3日(当初予定から1日延期)から日本中央競馬会(JRA)が運営するインターネット投票(IPAT)において地方競馬の勝馬投票券を発売開始するのにあわせ、10月2日よりホッカイドウ競馬でもワイドの発売が開始された[61][62]

2014年8月19日より、インターネット投票サービス「SPAT4」限定で重勝式投票を発売開始する予定[63]。投票法はすでに南関東公営競馬で導入済の「トリプル馬単」(3重勝馬番号二連勝単式)となる。

○…発売 △…他地区場外発売のみ ★…インターネット投票のみ(2014年8月19日より)

単勝 複勝 枠番連複 枠番連単 馬番連複 馬番連単 ワイド 3連複 3連単 3重勝馬番連単

在宅投票

2012年10月3日より、以下の在宅投票に対応。

全日程発売
一部日程を発売

払戻について

  • 競馬場や各場外発売所での払戻業務は原則として開催日のみ行っているが、郵送での払戻も受け付けている。これは遠隔地や閉幕後など、次開催までに払戻有効期間を過ぎてしまう場合があるための措置。ただし、振込みなどに伴う手数料は払戻金から差し引かれる。
    • 従来は北海道競馬事務所が受付先になっていたが、2009年3月27日以降は北海道軽種馬振興公社に変更された。これに伴い、投票券の送付先住所も変更された。
  • 以前は北海道競馬事務所に払戻専用窓口が設けられていたが、2009年1月20日をもって閉鎖した。

予想専門紙

以下の専門紙が販売されている。

2014年6月より全国のローソンマルチコピー機において競馬ブックのネット新聞がプリントアウトできるようになった。会員登録も必要無く全国でホッカイドウ競馬版競馬ブックを購入できるようになった。

過去に存在した専門紙

スポーツ新聞などでの出走表掲載

道内で発行しているスポーツ新聞では、主に後半5 - 6レースが馬柱で掲載されており、概ねばんえい競馬よりも大きく扱われている。また一般紙の「北海道新聞」には、メインレースのみ簡易出走表と予想印を掲載している。北海道新聞掲載の予想印は道新スポーツの「本紙」の予想印と同じである。北海道新聞には前日の開催成績と売上金額も掲載される。

東京都内で発行のスポーツ報知日刊スポーツでも、概ね後半2-3レースが馬柱で掲載されている。相互発売が多いため、同じ平日開催の名古屋競馬や園田競馬よりも扱いが非常に大きい。

場外発売所

運営主体をまたぐ発売所の間では、投票券の払戻に互換性がない。

ホッカイドウ競馬が運営する場外発売所

ホッカイドウ競馬の全競走を発売するほか、一部を除き南関東地区を中心とした道外の地方競馬を広域場外発売する。なお、開催中の競馬場は本場となる。

ばんえい競馬の場外発売も実施する。ただしハロンズ岩見沢旭川レーシングセンター・Aibaくしろでは平日のみの取扱いとなる(2014年3月現在)[64][注 8]。なお扱う曜日等については変更もあるため、ばんえい競馬の公式サイトで確認されたい。

2001年より、省スペース型ミニ場外「Aiba」を道内各地に展開している。地方都市中心部の空き店舗などを有効活用し、数台の発売機と2台ほどの払戻機にモニターを設置し、従来の場外発売所に比べ低コストで運営ができる施設として予想以上の収益を上げた。今後も更なる拡充が予定されている(後述)。

2013年より門別競馬場と各場外発売所で日本中央競馬会(JRA)の場外発売を開始し、「J-PLACE」の呼称も併用している。


以下、いずれも北海道内に所在。

  • 門別競馬場 - 沙流郡日高町富川駒丘76番地1
  • ハロンズ岩見沢 - 岩見沢市6条西2丁目
  • 旭川レーシングセンター - 旭川市宮下通15丁目
  • Aiba石狩 - 石狩市新港南2丁目729-3 サテライト石狩1F
  • Aiba江別 - 江別市野幌町68番地
  • Aiba小樽 - 小樽市築港11-2 ウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)1F
  • Aiba札幌駅前 - 札幌市中央区北4条西2丁目 パチンコひまわりタワー5F・6F
  • Aiba滝川 - 滝川市栄町3丁目 高林デパート地下
  • Aiba千歳 - 千歳市幸町3丁目3-2
  • Aiba苫小牧 - 苫小牧市木場町1丁目6-1 MEGAドン・キホーテ苫小牧店3階
  • Aiba中標津 - 標津郡中標津町東31条南1丁目5番地
  • Aiba函館港町 - 函館市港町3丁目17
  • Aiba札幌中央 - 札幌市中央区南6条西1丁目1-1 サテライト札幌2F
  • Aiba登別室蘭 - 登別市若草町4丁目23
  • Aiba静内 - 日高郡新ひだか町静内木場町2丁目1番30号
  • Aiba浦河 - 浦河郡浦河町大通3丁目 ショッピングセンターMio2階
  • Aibaくしろ - 釧路郡釧路町桂木3丁目
発売所の閉鎖・新設
  • 函館競馬場での場外発売を、スタンドの改築工事に伴い2008年のシーズン中に終了した。
  • 2004年10月19日にAiba留萌を開設[65]するも、2008年12月29日の発売をもって閉鎖した[66]
  • 2008年12月9日より石狩市の競輪場外発売所「サテライト石狩」内に「Aiba石狩」を開設[67]。(この時点ではホッカイドウ競馬が休催期間中であったため、他主催者場外発売のみ実施。ホッカイドウ競馬の発売は2009年の開幕より。)
  • 2009年6月9日より札幌市中央区の競輪場外発売所「サテライト札幌」2階に「Aiba札幌中央」を開設し、場外発売を開始した[68]
  • 2008年度をもって、JRAの場外発売所「ウインズ室蘭」での場外発売を終了した[69]。その後2009年8月18日に登別市に「Aiba登別室蘭」を開設した[70][71]
  • 2009年9月15日に「Aiba琴似」を開設し場外発売を開始するも、2012年11月21日に閉鎖。その後はばんえい競馬が施設を引き継ぎ、ばんえい競馬の直営場外発売所「琴似駅前場外発売所」として11月29日より再オープンした。なお、再オープン後はホッカイドウ競馬の場外発売を行っていない。
  • 2009年の最終開催日である11月19日の発売をもって、札幌競馬場におけるホッカイドウ競馬の場外発売を終了した。
  • 2010年4月6日より釧路郡釧路町に「Aibaくしろ」を開設し、場外発売を開始した[72]。ホッカイドウ競馬の場外発売は4月28日(2010年の開幕日)より開始。なおそれ以前は、2008年度以前はJRAの場外発売所「ウインズ釧路」にて[73]、2009年度はばんえい競馬運営の場外発売所「ハロンズ釧路」にて場外発売を実施していた。

その他

北海道内

以下のばんえい競馬が運営する場外発売所では、ホッカイドウ競馬を場外発売している。

北海道外

以下の発売所で、ホッカイドウ競馬の場外発売を行っている。発売日程は別途確認。

  • 大井競馬場 内「ふるさとコーナー」
    • 発売は南関東競馬開催日のみ。
    • 通常は当日の全レースを発売するが、南関東とホッカイドウ競馬の開催時間が異なる場合、発売は以下の通りとなる。
      • 南関東が昼間開催、ホッカイドウ競馬がナイター開催:南関東では開門予定時刻より発売開始。ただし、開門予定時刻の20分後より前に発走する競走は発売しない。また南関東の最終競走発走時点で発売中の競走がある場合は、その競走の発売締切時にすべての発売を終了するため、南関東の発売終了時刻以降に発走するホッカイドウ競馬の競走は前売発売のみとなる。
      • 南関東がナイター開催、ホッカイドウ競馬が昼間開催:南関東では12:00より発売開始。ただし、12:20より前に発走するホッカイドウ競馬の競走は発売しない。
    • ふるさとコーナーで発券した投票券の払戻は、ふるさとコーナーのみ取り扱う。

以下の南関東地区発売所では一部の競走のみ発売。

その他、下記の発売所でも定期的に発売を行っている。

上記以外の発売所でも、広域場外発売を実施する場合がある。詳細は主催者発表などを確認のこと。

レース実況放送

2014年度は下記の事業者が中継放送を実施する他、公式サイトUstreamでもレース実況を同時配信している。

スカパー!

2014年度はスカパー!プレミアムサービスにて、以下の通り放送予定。

内容

以下は2014年度の内容。担当アナウンサーなどは変更の可能性がある。

実況・進行
※都合により、上記以外のアナウンサーが担当する場合がある。
解説
内容
  • レース実況・オッズ放映やパドック解説を中心に、解説者の予想なども紹介する。
  • 馬産地の関係者などをゲストに招いて、パドック特別解説やトークコーナーも盛り込む場合がある。
  • 本場・各場外でも同時放映している。

ホッカイドウ競馬を扱うラジオ番組

道内のラジオ局では、ワイド情報番組内でホッカイドウ競馬に関するコーナーを設けている。

  • AIR-G'「MOXY」(毎週火曜日・17:25-17:30頃)
    • 2013年は4月16日から11月19日まで「ホッカイドウ競馬情報」を放送。
  • STVラジオどさんこラジオ」(毎週火曜日・14:20-14:25頃)
    • 2013年は4月16日から11月19日まで「走れ!ホッカイドウ競馬」を放送。

上記のほか、開幕直前には道内各局のテレビ・ラジオ番組でホッカイドウ競馬が取り上げられることもある。

脚注

  1. ^ 中央競馬では6月以降、その他の地方競馬では概ね5月下旬-6月以降に始まるのが通例。直接の人馬交流関係はないがばんえい競馬も4月から2歳新馬戦を行っている。
  2. ^ 近年は開幕日とブリーダーズゴールドカップ施行日に設定されている。
  3. ^ 他地区からの登録馬が出走可能頭数に満たない場合は、ホッカイドウ競馬所属馬が順次繰り上がる。
  4. ^ 他地区からの登録馬が出走可能頭数に満たない場合は、ホッカイドウ競馬所属馬が順次繰り上がる。
  5. ^ 他地区からの登録馬が出走可能頭数に満たない場合は、ホッカイドウ競馬所属馬が順次繰り上がる。
  6. ^ 「HIT」とは、兵庫(Hyogo)・岩手(Iwate)・東海(Tokai)の頭文字をとったもの。
  7. ^ 全日本アラブ大賞典でミスダイリンが記録した走破タイム(2分46秒3)は大井競馬場におけるアラ系2600mのコースレコードを記録し、1996年に大井のアラブ系競走が廃止されるまでついに更新されなかった。
  8. ^ ハロンズ岩見沢はホッカイドウ競馬とは別にばんえい競馬も窓口を設けており、こちらではばんえい競馬の全レースを取り扱う。

出典

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  2. ^ 「トピックス『ホッカイドウ競馬スタート』」『地方競馬』、地方競馬全国協会、1987年6月、47頁。 
  3. ^ コスモバルク引退式に最多入場者数…門別競馬”. 読売新聞. 2010年5月5日閲覧。
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  6. ^ 神谷健介 (2010年4月21日). “開幕迫る、ホッカイドウ競馬2歳戦(後編)”. web Furlong. 地方競馬全国協会. 2014年5月14日閲覧。
  7. ^ a b c d 平成26年度 2歳馬概定番組”. ホッカイドウ競馬 (2014年3月17日). 2014年5月14日閲覧。
  8. ^ 26年度ホッカイドウ競馬の開幕について”. 全国知事会ホームページ (20140401). 2014年5月14日閲覧。
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  10. ^ がんばれ!ホッカイドウ競馬
  11. ^ 『THE JR Hokkaido(No.319、P7-8)』 - 北海道ジェイ・アール・エージェンシー
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  22. ^ ヤングチャレンジカップ 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月29日閲覧
  23. ^ グランシャリオカップ 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月29日閲覧
  24. ^ マドモアゼルカップ 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月29日閲覧
  25. ^ 春霞賞 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月29日閲覧
  26. ^ フロイラインカップ 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月29日閲覧
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  30. ^ 帯広記念 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2014年8月30日閲覧
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関連項目

外部リンク