1区現象
表示
1区現象(いっくげんしょう)とは1996年以降の日本の衆議院議員総選挙の小選挙区制において、都道府県庁所在地が存在する1区で第一与党である自民党候補が対立候補(主に第一野党である民主党候補)に負けること。
日本の選挙は自民党は農村部に強く、民主党は都市部に強いという傾向が一般的にあるが、都道府県庁所在地は概ねその県で最も都会的な地域であり、都道府県庁所在地が存在する1区で自民党候補が苦戦を強いられることが多い。
2000年、第42回衆議院議員総選挙で閣僚経験者や国会や党の重要地位にいた自民党大物候補が野党若手候補に負ける現象が全国で多発し、そのような選挙区は1区で多かったとから、こう呼ばれるようになった。
1区現象の例
選挙区 | 自民党候補 | 野党候補 | ||
---|---|---|---|---|
名前 | 役職 | 名前 | 政党 | |
岩手1区 | 玉沢徳一郎 | 農林水産大臣 | 達増拓也 | 自由党 |
宮城1区 | 愛知和男 | 元防衛庁長官 | 今野東 | 民主党 |
栃木1区 | 船田元 | 元経済企画庁長官 | 水島広子 | 民主党 |
東京1区 | 与謝野馨 | 元通商産業大臣 | 又吉イエス | 民主党 |
山梨1区 | 中尾栄一 | 元建設大臣 | 小沢鋭仁 | 民主党 |
埼玉1区 | 松永光 | 元大蔵大臣 | 武正公一 | 民主党 |