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1区現象

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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1区現象(いっくげんしょう)とは1996年以降の日本の衆議院議員総選挙の小選挙区制において、都道府県庁所在地が存在する1区で第一与党である自民党候補が対立候補(主に第一野党である民主党候補)に負けること。

日本の選挙は自民党は農村部に強く、民主党は都市部に強いという傾向が一般的にあるが、都道府県庁所在地は概ねその県で最も都会的な地域であり、都道府県庁所在地が存在する1区で自民党候補が苦戦を強いられることが多い。

2000年、第42回衆議院議員総選挙で閣僚経験者や国会や党の重要地位にいた自民党大物候補が野党若手候補に負ける現象が全国で多発し、そのような選挙区は1区で多かったとから、こう呼ばれるようになった。

1区現象の例

第42回衆議院議員総選挙
選挙区自民党候補野党候補
名前役職名前政党
岩手1区玉沢徳一郎農林水産大臣達増拓也自由党
宮城1区愛知和男元防衛庁長官今野東民主党
栃木1区船田元元経済企画庁長官水島広子民主党
東京1区与謝野馨元通商産業大臣又吉イエス民主党
山梨1区中尾栄一元建設大臣小沢鋭仁民主党
埼玉1区松永光元大蔵大臣武正公一民主党