イカそうめん
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烏賊そうめん(いか-そうめん)は、生のイカを麺状に細く切り、醤油やつゆを付けて食す日本に特有の料理である。
特徴
言葉の並びゆえに日本の食文化に馴染みの浅い人は誤解しがちであるが、「烏賊そうめん」はイカと素麺を組み合わせた料理ではない。
イカの身を二枚あるいは三枚に分け、饂飩(うどん)ほどの細さに切る。 醤油またはつゆは、醤油を生姜と和えた生姜醤油、山葵と和えた山葵醤油、あるいは、めんつゆのいずれかを好みによって使い分ける。 この食べ方が素麺(そうめん)と共通していることから、そこまでの細さではないが「饂飩」ではなく「素麺」に譬えられたものと考えられる。 太さにおいてむしろ似ているのは饂飩であるが、このような食べ方は通常的ではない。
食材のイカは、たいていはスルメイカが用いられ、それに次いでアオリイカが用いられることが多いようである。しかし、それでないといけないということはなく、ヤリイカを使う料理人もいるし、ほかもあるかも知れない。
鮮度の良いものは身が透き通っていて、歯ごたえと甘みを楽しめる。 新鮮さで言うなら産地で直接に味わうものは最高に違いなく、その旨さを「格別」と評価する人の声は大きい。 また、細かく刻んだマグロの身を和えるとイカの成分が変化して旨みが増すとされる。
注意点
なお、生で食するイカは寄生虫・アニサキスを含む可能性があるので、調理にあたっては新鮮さに細心の注意を払う必要がある。
関連項目
- イカ#食材 :イカの主な料理法一覧。