塩田忠左衛門
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塩田 忠左衛門(しおた ちゅうざえもん[1]、前名・賢二郎[2][3]、1882年(明治15年)8月5日[4] - 1963年(昭和38年)6月24日[1])は、日本の政治家、実業家、香川県多額納税者[2][5][6]、地主[7]。香川県三豊郡仁尾町長[2][5]。仁尾塩田(現・仁尾興産)社長[2][3][8]。
衆議院議員を務めた塩田忠左衛門の三男。
経歴
[編集]香川県三野郡仁尾村(現・三豊市)出身。塩田忠左衛門の三男[2][5]。1903年4月、慶應義塾大学部理財科卒業[3][9]。慶應では福沢諭吉に師事してその薫陶を受けた[10]。貿易商森村組(現・日本陶器)に入社した[10]。
1908年10月、森村組を退社して帰省[10]。1925年、家督を相続し前名・賢二郎を改め襲名した[2]。農業[2][4][5]、金銭貸付業[7]を営んだ。1927年1月、仁尾塩田株式会社の取締社長に就任した[10]。
多度津銀行、讃岐信託、四国水力電気、四水証券各監査役[2]、讃岐起業、日本藁工品配給各取締役[4][11]、香川県塩業組合連合会会長、塩業組合中央会副会長[1]などをつとめた。
人物
[編集]家族・親族
[編集]- 塩田家
- 父・忠左衛門[12](1843年 - 1925年、香川平民、政治家、実業家、大地主、商業、香川県多額納税者[13]、資産家[14])
- 兄・勉之助[13](1880年 - ?、1897年に慶應義塾高等科卒業[3]。1901年に慶應義塾大学部理財科卒業[3])
- 妻・静枝(1891年 - ?、香川平民、原岡永江の長女)[13]
- 男・清(1911年 - ?)[2]
- 男・雄一(1913年 - ?)[2]
- 三男・忠一(1919年 - ?、山九運輸機工取締役)[15]
- 長女(1916年 - ?、福岡県人、隈本繁吉の養子・季八郎の妻)[13]
- 親戚
脚注
[編集]- ^ a b c 塩田 忠左衛門とはコトバンク。2018年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『人事興信録 第13版 上』シ13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e 『慶応義塾塾員名簿 昭和4年版』852頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年1月19日閲覧。
- ^ a b c d 『産経日本紳士年鑑 第4版』し93頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月24日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第14版 上』シ13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年9月20日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第32版』附録 全国多額納税者 香川県66頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年8月9日閲覧。
- ^ a b 『大日本長者名鑑』四国16頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月30日閲覧。
- ^ 『日本全国諸会社役員録 第38回』下編508頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年7月3日閲覧。
- ^ 『慶応義塾総覧 大正3年』175頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年2月1日閲覧。
- ^ a b c d 沿革、塩田創業者 塩田忠左衛門について(仁尾興産株式会社公式サイト)。
- ^ 『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』香川4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年6月30日閲覧。
- ^ 『衆議院議員列伝』547 - 548頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年2月1日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第4版』し22頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年2月1日閲覧。
- ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』10頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年9月3日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第25版 上』し18頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年12月4日閲覧。
参考文献
[編集]- 山崎謙編『衆議院議員列伝』衆議院議員列伝発行所、1901年。
- 慶応義塾編『慶応義塾総覧 大正3年』慶応義塾、1914年。
- 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
- 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
- 『大日本長者名鑑』貞文舍、1927年。
- 交詢社編『日本紳士録 第32版』交詢社、1928年。
- 慶応義塾編『慶応義塾塾員名簿 昭和4年版』慶応義塾、1924-1942年。
- 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第38回』商業興信所、1930年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
- 『産経日本紳士年鑑 第4版』産経新聞年鑑局、1963年。
- 人事興信所編『人事興信録 第25版 上』人事興信所、1969年。