ヨドバシHD千葉ビル
ヨドバシHD千葉ビル | |
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そごう時代の建物外観(2011年12月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒260-8557 千葉県千葉市中央区新町1001 |
座標 | 北緯35度36分40.4秒 東経140度6分50.3秒 / 北緯35.611222度 東経140.113972度座標: 北緯35度36分40.4秒 東経140度6分50.3秒 / 北緯35.611222度 東経140.113972度 |
開業日 | 1993年3月(株式会社新千葉そごう) |
正式名称 | センシティパークプラザ |
施設所有者 | 株式会社ヨドバシホールディングス[1] |
施設管理者 | 株式会社千葉センシティ[2] |
商業施設面積 | 16,000 m² |
店舗数 | 55 |
営業時間 | 10:00 - 22:00 |
駐車台数 | 1,800台 |
前身 | SOGOコリドーモール→オーロラモールジュンヌ |
ヨドバシHD千葉ビルは、千葉県千葉市中央区にあるショッピングセンター[3]。ヨドバシHD千葉ビルと隣接するそごう千葉店とは、4階と地下1階で繋がっている。2023年10月に土地や建物をヨドバシホールディングスが取得するまではオーロラモールジュンヌまたはジュンヌ館とも呼ばれていた[1]。本記事ではオーロラモールジュンヌについても併せて説明する。
概要
[編集]千葉新町地区第二種市街地再開発事業における建物名称は「センシティパークプラザ」であり[4]、そごう千葉店、センシティタワーとあわせてセンシティを構成する[5]。
かつては、そごう千葉店の別館・SOGOコリドー館と称し、地下1階 - 2階は「コリドーモール専門店街」、3階 - 4階はそごう千葉店の子供服・おもちゃ売場(3階)、スポーツ・文具売場(4階)だった。そごうが民事再生法を申請したのち、西武百貨店と経営統合してミレニアムリテイリングの傘下となったことから、全面改装することになる。それまで施設として不明確であった戦略・コンセプトを、若者をターゲットとするライフスタイル専門店と明確化して、西武百貨店が展開していた「オーロラモール」をそごうとして初めて展開することになった。2005年10月23日に「オーロラモールジュンヌ」として新装開店した。当時、隆盛だった109系ブランドを多く集め、若い女性をターゲットに集客する[6]。
2017年9月15日には、営業面積1万6000平方メートルのうち約7割を占めていたファッション領域を約4割に圧縮し、コト・体験などのサービス、ビューティ・食・生活雑貨などの分野を拡充する全面改装を実施した[7]。改装後には1階「旬のファッションと食のマルシェ」、2階「キレイを創るビューティフロア」、3階「コト消費型体験フロア」に生まれ変わり、六角形のフロアの形を生かし、放射状に什器を配置、各フロアを一つのセレクトショップのように買い回れるようにした。コト消費では加圧スタジオ、商業施設初の卓球スペース、コワーキングスペース、クッキングスタジオなどを誘致、サービスでは「ショッピング・ウィズ・ドリンク」と銘打ち、店内で購入した飲み物を片手に買い物が楽しめるようにし、休憩スポットを随所に置いている[8]。また、小さな子連れの女性のために一時預かり専門託児所「ママズスマイル」も開設する[9]。改装と同時に、ロゴも一新され、「オーロラモール」の呼称は基本的に使われなくなっている。
1階正面玄関脇には、bayfmのサテライトスタジオ「JUNNE BOOTH」があり、2016年9月まで毎週日曜夕方に『そごう千葉店オーロラモールジュンヌ presents JUNNU CAFE』の公開生放送が行われていたほか、毎週土曜日にはジュンヌブースDJによるオーロラモールジュンヌ館内向け放送も行なわれている。また、上階の5階-17階は、立体駐車場の「オーロラシティパーキング」になっている。駐車場は高層と低層階に分かれていてエレベーターも3基ずつある。11階以上は高層階となっている。
2023年4月、約10年ぶりにジュンヌ館を含む全館を改装すると共にその一環としてジュンヌ館を同年夏に一時閉館することを発表した。2024年頃にリニューアル開業する予定[10][11]。なお、そごう千葉店を巡っては、同時期に運営会社であるそごう・西武をアメリカの投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループに売却すると同時に家電量販店大手のヨドバシカメラがジュンヌ館を取得した上で出店することが報じられているが、そごう千葉店は「店舗改装はこれらの動きとは無関係である」とのコメントを発表している[11][12][13]。
そごう・西武売却完了後の2023年10月2日、ヨドバシホールディングスはジュンヌ館の土地と建物を購入した[1]。その後、同月11日に行われた千葉市長の神谷俊一などに対しての説明にて時期は未定ながらもジュンヌ館に出店させる方向で計画していることを明らかにした[14]。
2024年11月15日、ヨドバシホールディングスはビル名を「ヨドバシHD千葉ビル」に改称すると同時に核店舗として「ヨドバシカメラ マルチメディア千葉」を移転オープンした[3][15][16]。そごう・西武から取得した土地や建物にヨドバシカメラ系列の店舗を出店するのはこの事例が初めてとなった[17]。オーロラシティパーキングも同年4月から運営会社をタイムズ24に移管した上で駐車場名称もビル名改称当日に「タイムズヨドバシ千葉」に変更している[18]。
歴史
[編集]旧そごう ジュンヌ館のロゴ・名称の由来
[編集]- ロゴは、ジュンヌ館の六角形のフロア形状が由来である。
- ジュンヌとは、フランス語のjeune gens(ジュンヌ・ジャン、「若者たちより」の意味)から作った造語である。
主なテナント
[編集]出典:[3]
周辺施設
[編集]周辺の商業施設は、ペリエ千葉、C-one(シーワン)、Mio(ミーオ)などがある。
交通
[編集]- 鉄道
- 自動車
- 最寄りのインターチェンジ
脚注
[編集]- ^ a b c 長沼辰哉 (2023年10月12日). “ヨドバシHD、そごう千葉店別館「ジュンヌ館」を購入 出店計画も”. 毎日新聞. 2023年10月13日閲覧。
- ^ 会社概要 株式会社千葉センシティ
- ^ a b c “「ヨドバシHD千葉ビル」2024年11月15日(金)JR千葉駅前に開業”. 株式会社ヨドバシホールディングス (2024年11月1日). 2024年11月15日閲覧。
- ^ “千葉新町第二地区第一種市街地再開発事業・千葉新町地区第一種市街地再開発事業|実績詳細 株式会社タカハ都市科学研究所”. www.udit.co.jp. 2019年8月26日閲覧。
- ^ 千葉市. “市街地再開発事業 施設建築物の概要”. 千葉市. 2019年8月26日閲覧。
- ^ “そごう千葉店の専門店館「ジュンヌ」全面改装 ファッションを大幅に削減”. WWD JAPAN.com (2017年8月2日). 2019年8月27日閲覧。
- ^ “【Project3】そごう千葉店 ジュンヌ館リニューアル|株式会社 そごう・西武”. www.sogo-seibu.co.jp. 2019年8月27日閲覧。
- ^ “新しいお買い物のスタイル “ショッピング with ドリンク” | NEWS|JUNNU | ジュンヌ | そごう千葉店”. 新しいお買い物のスタイル “ショッピング with ドリンク” | JUNNU | ジュンヌ | そごう千葉店. 2019年8月27日閲覧。
- ^ “【ママスマ】一時預かり専門託児所ママズスマイル”. 一時預かり専門託児所「ママズスマイル」. 2019年8月27日閲覧。
- ^ “そごう千葉店、約10年ぶり改装 別館は夏に一時閉館”. 日本経済新聞 (2023年4月20日). 2023年4月22日閲覧。
- ^ a b “そごう千葉店が全館リニューアル 24年中にオープン予定 本館営業は継続、別館ジュンヌは今夏いったん休止”. 千葉日報 (2023年4月21日). 2023年4月22日閲覧。
- ^ “「そごう・西武」売却先、米投資ファンド「フォートレス」へ…ヨドバシHDとタッグ”. 読売新聞 (2022年11月11日). 2023年4月22日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年2月15日). “ヨドバシ 東京池袋など3店舗に出店へ「そごう・西武」買収協議”. NHKニュース. 2023年4月22日閲覧。
- ^ “ヨドバシがジュンヌ館に出店へ そごう千葉店の別館、千葉市長が明らかに 「土地と建物購入し店舗展開を検討」”. 千葉日報 (2023年10月12日). 2023年10月12日閲覧。
- ^ “「ヨドバシカメラ マルチメディア千葉」 2024年11月15日(金)売場を大幅に拡張して移転オープン”. 株式会社ヨドバシカメラ (2024年11月1日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “「ヨドバシHD千葉ビル」11月15日開業、そごうジュンヌ館跡地に 千葉県初出店のアウトドアショップも”. ITmedia ビジネスオンライン (2024年11月5日). 2024年11月5日閲覧。
- ^ 若井琢水 (2024年11月12日). “ヨドバシ千葉、15日に移転開業 そごう別館跡改装、売り場面積3倍”. 朝日新聞. 2024年11月15日閲覧。
- ^ “〔お知らせ〕駐車場サービスの変更について”. そごう千葉店. 株式会社そごう・西武 (2024年11月15日). 2024年11月15日閲覧。