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インターネットの殿堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インターネットの殿堂
Internet Hall of Fame
受賞対象世界的なインターネットの発展と進歩に大きく貢献してきた先見の明のある人、リーダー、指導者。
開催日年1回
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
主催インターネットソサエティ
初回2012年
公式サイトwww.internethalloffame.org
Inaugural inductees, 2012

インターネットの殿堂(インターネットのでんどう、Internet Hall of Fame)は、インターネットの発展と進歩に多大な貢献をした個人を表彰するためにインターネットソサエティ(ISOC)が授与する生涯業績賞英語版である[1]

概要

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インターネットの殿堂は、ISOCの設立20周年にあたる2012年に創設された[2]。その目的は、「世界的なインターネットの発展と進歩に大きく貢献してきた先見の明のある人、リーダー、指導者を公に認識すること」であると述べられた[1]

推薦は、申請プロセスを通じて誰でも行うことができる。インターネット殿堂入り諮問委員会は、最終候補者の選定を担当する[1]。諮問委員会はインターネット業界の専門家で構成されている[3]

歴史

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2012年4月23日にスイス・ジュネーヴで開催されたインターネットソサエティのグローバルINETカンファレンスで、第1回の殿堂入りをした33人が発表された[4][5][6]

2013年の殿堂入りは32人だった。2013年6月26日に発表され、2013年8月3日にドイツ・ベルリンで受賞式典が開催された[7][8]。式典は元々イスタンブールで開催される予定だったが、トルコで進行中の反政府運動のために変更された[9]

2014年の殿堂入りは24人だった。発表は香港でのイベントで発表された[10]

2015年と2016年の殿堂入りはなかった。ISOCは、プログラムの方向性について指導力を発揮するための諮問委員会を設置するように働きかけた。この諮問委員会は、今後の受任者の選定に責任を負う[11]

2017年9月18日、インターネットソサエティは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で第4回の殿堂入りを発表した。そこは、その約50年前にインターネットの前身であるARPANETを通じて最初のメッセージが送信された場所だった[12]

2019年9月27日、コスタリカサンホセで第5回の殿堂入りが発表され、11人が新たに殿堂入りした[13][14]ラリー・アーヴィング英語版がアフリカ系アメリカ人として初めて殿堂入りした[15]

2021年2月、2021年の殿堂入りのための推薦を同年4月23日まで受け付けると発表し[16]、その後5月7日まで延長された。同年12月14日にオンラインで殿堂入りの発表と授賞式が行われた[17]

受賞者

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受賞者は当初、以下の3つのカテゴリーに分けられていた。

  • パイオニア(Pioneers) :初期インターネットの設計と開発に重要な役割を果たした個人
  • グローバル・コネクター(Global Connectors) :インターネットの世界的な成長と利用に多大な貢献をしてきた個人
  • イノベーター(Innovators) :優れた技術的、商業的、政策的進歩を遂げ、インターネットの普及を促進した個人

2017年にパイオニア部門の発表がなくなり、2019年の殿堂入り発表時からは、すべての受賞者が部門によらないインダクティ(Inductees)として発表されるようになった。

以下の一覧において、アスタリスク(*)は没後に殿堂入りした人を示す。

パイオニア

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グローバル・コネクター

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イノベーター

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2019年以降の受賞者

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脚注

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  1. ^ a b c About page, Internet Hall of Fame website. Last accessed April 24, 2012
  2. ^ Internet Hall of Fame, ISOC website. Last accessed April 24, 2012
  3. ^ Advisory board, Internet Hall of Fame website. Last accessed April 24, 2012
  4. ^ 2012 Inductees, Internet Hall of Fame website. Last accessed April 24, 2012
  5. ^ Internet gets Hall of Fame, Al Gore honored”. CBS News (April 24, 2012). April 24, 2012閲覧。
  6. ^ a b c d Ryan Singel (April 23, 2012). “The Internet Gets a Hall of Fame (Including Al Gore!)”. Wired. April 28, 2012閲覧。
  7. ^ Internet Hall of Fame Announces 2013 Inductees”. Internet Society (June 26, 2013). August 18, 2013閲覧。
  8. ^ Internet Hall of Fame Honors 2013 Inductees at Ceremony in Berlin, Germany”. Internet Society (August 5, 2013). August 18, 2013閲覧。
  9. ^ a b c d Chenda Ngak (June 26, 2013). “Aaron Swartz among inductees to Internet Hall of Fame”. CBS News. June 26, 2013閲覧。
  10. ^ a b c d ISOC (2014年4月8日). “Internet Hall of Fame Announces 2014 Inductees!”. 2014年4月8日閲覧。
  11. ^ Brown, Bob (2017年2月2日). “Internet Hall of Fame making a comeback in 2017” (英語). Network World. 2019年2月27日閲覧。
  12. ^ a b c Recognizing Internet Visionaries, Innovators, and Leaders From Around the World | Internet Hall of Fame”. internethalloffame.org. 2017年10月10日閲覧。
  13. ^ Costa Rica, First Latin American Country to Host the Internet Hall of Fame”. The Costa Rica News (5 October 2019). 28 February 2021閲覧。
  14. ^ a b 2019 INTERNET HALL of FAME INDUCTEES”. 2019年12月3日閲覧。
  15. ^ Asmelash, Leah (27 September 2019). “Larry Irving is the first African American inducted into the Internet Hall of Fame”. CNN. https://www.cnn.com/2019/09/27/us/internet-hall-of-fame-first-african-american-trnd 28 February 2021閲覧。 
  16. ^ Internet Hall of Fame Nominations Open Until April 23!”. Internet Hall of Fame. 28 February 2021閲覧。
  17. ^ Work of 2021 Internet Hall of Fame Inductees, to be Announced 14 December, More Relevant Than Ever” (2021年11月22日). 2022年11月16日閲覧。
  18. ^ Tan Tin Wee. “Tan Tin Wee CV”. National University of Singapore. July 8, 2014閲覧。
  19. ^ Internet Hall of Fame honors Raymond Tomlinson, whose @ symbol defines Web life”. Washington Post (April 24, 2012). April 28, 2012閲覧。
  20. ^ 2021 INTERNET HALL of FAME INDUCTEES”. Internet Hall of Fame. 2022年4月14日閲覧。

外部リンク

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