牧野草子
2022年全日本選手権より | ||||||||||||||||||||||||
個人情報 | ||||||||||||||||||||||||
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フルネーム | 牧野 草子 | |||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||||||||
生誕 | 1999年3月22日(25歳) 埼玉県朝霞市 | |||||||||||||||||||||||
身長 | 156 cm (5 ft 1 in) | |||||||||||||||||||||||
スポーツ | ||||||||||||||||||||||||
競技 | 男子 ボクシング | |||||||||||||||||||||||
階級 | ライトフライ級、フライ級 | |||||||||||||||||||||||
所属 | 自衛隊体育学校 | |||||||||||||||||||||||
特徴 | 右ボクサーファイター | |||||||||||||||||||||||
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牧野 草子(まきの そうし、1999年3月22日 - )は、日本の男子アマチュアボクシング選手。埼玉県朝霞市出身。中央大学卒業[1]。自衛隊体育学校ボクシング班所属の幹部自衛官(2024年12月現在の階級は3等陸尉[2])。2021年、2022年、全日本選手権フライ級2連覇王者。
来歴
[編集]埼玉県朝霞市出身。小学4年から中学3年までキックボクシングに打ち込み、当時の練習仲間であった那須川天心と共に藤原敏男杯全国大会を2連覇するなど数多くのアマチュアキックボクシングの大会で活躍した[3]。
2014年4月、朝霞西高校に入学。高校一年時に高校ボクシングのインターハイを見学した際、選手達の技術レベルの高さに驚き、自分自身でもやってみたいと思いボクシングの修練を始めた。同高校にはボクシング部がなかったが、顧問教員を探し校長の許可を得るなどして埼玉県ボクシング連盟へ団体加盟し、自身の選手登録も済ませた[4]。
2015年、高校二年時より本格的に高校ボクシング公式戦に参戦。インターハイ出場、全国高校選抜3位などの結果を残した[5]。
2017年4月、ボクシング推薦にて中央大学に進学。1部リーグ戦でのレギュラーとして活躍し、個人でも国民体育大会3位などの結果を残した[6]。
2021年4月、体育特殊技能者として自衛官となり、自衛隊体育学校ボクシング班に所属。同年11月、初出場となった全日本選手権で優勝を果たし、アマチュアボクシングで自身初となる日本一の座を掴んだ[7]。
2022年1月、ウズベキスタンのタシュケントで開催されたASBC主催のU22アジア選手権に日本代表として出場。トーナメント1回戦でキルギスの選手に判定勝ち、2回戦でタジキスタンの選手に判定勝ち、準決勝でモンゴルの選手に判定勝ちするも、決勝で2021年のユース世界選手権王者である地元ウズベキスタンのシャフゾッド・ムザファロフに判定負けを喫し、結果は銀メダルだった[8]。同年9月、社会人選手権に出場し優勝[9]。11月には全日本選手権に再び出場し、決勝で吉良大弥を破り全日本2連覇を果たした[10]。
2023年11月、パリオリンピック予選代表選考を兼ねた全日本選手権の決勝で、日本ボクシング史上初の世界選手権王者である坪井智也に判定で敗れ、全日本3連覇とパリオリンピック出場を逃した[11]。
2024年5月、カザフスタンのアスタナで開催されたエロルダカップ(旧カザフスタン大統領杯の後継大会)にフライ級日本代表として出場。トーナメント準決勝で2021年の世界選手権王者である地元カザフスタンのサケン・ビボシノフに敗退し、結果は銅メダルだった[12]。同年11月、イギリスのシェフィールドで開催されたワールドボクシングカップ2024ファイナルに51kg級(フライ級)日本代表として出場。トーナメント1回戦でブラジル代表に勝利、2回戦でシンガポール代表に勝利するも、準決勝で地元イギリスの全英選手権2大会王者[13]であるエリス・トロウブリッジに2-3のスプリット判定で敗れ、結果は3位の銅メダルだった[14][15]。
人物・エピソード
[編集]- キックボクシング時代から高校ボクシング時代までは特定のジムなどには所属せず、父親とマンツーマンで練習していた[18]。
主な戦績
[編集]- 国内
- 第69回全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大会 - ライトフライ級出場
- 第27回全国高等学校ボクシング選抜大会 - ライトフライ級3位[5]
- 第74回国民体育大会ボクシング競技 - 成年フライ級3位[6]
- 第74回全日本社会人ボクシング選手権大会 - フライ級優勝[9]
- 第91回全日本ボクシング選手権大会 - フライ級優勝[7]
- 第92回全日本ボクシング選手権大会 - フライ級優勝(2連覇)[10]
- 第93回全日本ボクシング選手権大会 - フライ級準優勝[11]
- 海外
- U22アジア選手権2022 - バンタム級準優勝[8]
- エロルダカップ2024 - フライ級3位[12]
受賞歴
[編集]- 第92回全日本ボクシング選手権大会 - 大会技能賞[21]
脚注・出典
[編集]- ^ “部会活動 ボクシング部”. 中央大学 (2022年12月18日). 2024年12月30日閲覧。
- ^ “2023 全日本ボクシング選手権大会” (PDF). 防衛省・自衛隊 (2023年11月27日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ “牧野草子が準決勝へ 那須川天心の元盟友、キックボクシングから転向でパリ五輪狙う”. デイリースポーツ. (2021年11月25日) 2024年12月31日閲覧。
- ^ “「草子」だけど男子ボクサーです 那須川天心の“練習仲間”牧野が全日本初戦突破”. スポニチ. (2021年11月25日) 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b “第27回全国高等学校選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップ”. buru-kenta (2016年3月26日). 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b “【国民体育大会】前例なき演出から生まれた17人の新王者”. 日本ボクシング連盟 (2019年10月8日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b スポニチアネックス取材班 (2021年11月28日). “那須川天心とともに中学2連覇の元キックボクサー牧野が全日本初出場初V 高速“ハヤブサ”ボディー”. スポニチ 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b “Uzbekistan won 12 out of the 13 male finals in the ASBC Asian U22 Boxing Championships”. ASBC. 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b “【王者名鑑】2022年度全日本社会人選手権”. 日本ボクシング連盟 (2022年10月2日). 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b “全日本フライ級は牧野草子がV2 世界王者・坪井智也とボックスオフで同門対決へ”. スポニチ. (2022年11月27日) 2024年12月30日閲覧。
- ^ a b “【ボクシング】世界選手権王者坪井智也が優勝 パリ五輪最終予選出場へ 「三度目の正直」目指す”. 日刊スポーツ. (2023年11月26日) 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b “ELORDA CUP ASTANA 2024” (PDF). 日本ボクシング連盟 (2024年5月20日). 2025年1月4日閲覧。
- ^ “South London Boxer Ellis Trowbridge Makes History”. THE ATHLETE MEDIA GROUP (2023年7月20日). 2025年1月5日閲覧。
- ^ a b “Seven members of the GB Boxing squad set to box for gold following victories on memorable day three at the World Boxing Cup finals”. GB BOXING (2024年11月29日). 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b “ワールド杯ファイナル2024”. 日本ボクシング連盟 (2024年12月1日). 2025年1月4日閲覧。
- ^ “那須川天心オフィシャルブログ「志高き道のり」Powered by Ameba "タイ修行"”. 那須川天心 (2012年7月26日). 2025年1月6日閲覧。
- ^ “【コラム】【あの頃君を追いかけた④】富士登山に初挑戦する那須川天心に同行。脱落者続出の中、起こった(怒った)ハプニング(執筆者:安村 発)”. THE1.TV (0024年7月26日). 2025年1月6日閲覧。
- ^ ““キックの天才”牧野草子がボクシングでも日本一、父と磨いた忍者ボディーで栄冠「両親に感謝」”. スポーツ報知. (2021年11月28日) 2025年1月6日閲覧。
- ^ “井上尚弥が「怪物」と評した“天才アマ”は、なぜプロに行かなかった? ロンドン五輪出場・須佐勝明が明かす、23歳で一度引退した理由”. Number Web (2024年2月1日). 2025年1月6日閲覧。
- ^ “那須川天心の”ボクシング”の実力は?井上尚弥の「第二の師匠」が高評価「かなり上に行くんじゃないかな」”. CoCoKARA next (2023年2月21日). 2025年1月6日閲覧。
- ^ a b “【表彰式】2022年度 優秀選手・コーチ賞【受賞者一覧】”. 日本ボクシング連盟 (2023年6月21日). 2025年1月4日閲覧。