ボタンヅル
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(牡丹蔓から転送)
ボタンヅル | |||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2008年8月
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Clematis apiifolia DC. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ボタンヅル(牡丹蔓) |
ボタンヅル(牡丹蔓、女萎[1]、学名: Clematis apiifolia)は、キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木。有毒植物。
特徴
[編集]つるの長さは、2-4mになり、茎の基部が木質化する。葉は1回3出複葉で、長い葉柄をもち茎に対生し、小葉は長さ3-6cmの卵形で先端はとがり、縁は不ぞろいな鋸歯状になる。
花期は8-9月で、茎の先端や葉腋から3出集散状の花序を出し、径1.5-2.0cmの白色の花を多数つける。十字型になる4枚の花弁に見えるのは萼片で、花弁はない。萼片は長楕円形で外側に短毛が生える。雄蕊、雌蕊は多数ある。果実は卵形の痩果で、花後、花柱が羽毛状に長く伸びる。
和名は、葉の様子がボタン(牡丹)に似、つる性であることからついた。
分布と生育環境
[編集]日本では、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい草原や林縁などで、低木林や他の草などにからんで生育する。世界では、朝鮮、中国の暖帯から温帯にかけて分布する。
下位分類
[編集]- コボタンヅル Clematis apiifolia DC. var. biternata Makino -葉が2回3出複葉で、本州の関東地方、中部地方に分布する。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 林弥栄編『山溪カラー名鑑 日本の野草』(1983年) 山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)