片桐新自
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片桐 新自(かたぎり しんじ、1955年 - )は、日本の社会学者。専門は社会運動論、環境社会学、若者論。関西大学社会学部教授。
人物・経歴
[編集]東京都生まれ。1978年東京大学文学部社会学科卒業。1980年同大学大学院社会学研究科修士課程修了、1983年同第一種博士課程単位取得退学。 1983年桃山学院大学社会学部助教授。1992年関西大学社会学部社会学科社会学専攻助教授、1993年から関西大学社会学部社会学科社会学専攻教授。日本社会学会理事兼社会学評論編集委員長(2006-2009年)。関西大学社会学部長、大学院社会学研究科長、関西大学理事(2010年10月~2012年10月)。
環境問題に係る社会運動の理論的分析から、歴史的環境(主に広島県福山市の鞆の浦の景観をめぐる埋立架橋の推進、反対問題)のフィールドワークを通じての研究で評価を受けている。長年のライフワークである若者論についても発信している。
1997年、『社会運動の中範囲理論』で福武直賞(社会学部門)受賞。
著書
[編集]単著
[編集]- 『社会運動の中範囲理論――資源動員論からの展開』(東京大学出版会、1995年)
- 『不安定社会の中の若者たち――大学生調査に見るこの20年』(世界思想社、2009年)
- 『不透明社会の中の若者たち――大学生調査25年から見る過去・現在・未来』(関西大学出版部、2014年)
- 『時代を生きる若者たち――大学生調査30年から見る日本社会』(関西大学出版部、2019年)
- 『昭和・平成・令和の大学生――大学生調査35年から見る日本社会』(関西大学出版部、2024年)
編著
[編集]- 『シリーズ環境社会学(3)歴史的環境の社会学』(新曜社、2000年)
共編著
[編集]訳書
[編集]- 塩原勉編『資源動員と組織戦略――運動論の新パラダイム』(新曜社、1989年)
脚注
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