片山九郎右衛門 (10世)
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十世 片山 九郎右衛門(かたやま くろうえもん、1964年〈昭和39年〉12月23日 - )は、シテ方観世流能楽師[1]。本名(前名)は片山 清司(かたやま きよし)[1]。社団法人京都観世会会長、財団法人片山家能楽・京舞保存財団常務理事。同志社大学文学部中退[2]。
来歴
[編集]1964年、片山博太郎(片山幽雪(九世片山九郎右衛門))の長男として京都府に生まれる[1]。父および八世観世銕之亟に師事し、1970年(昭和45年)『岩船』で初シテ[1]。父と共に片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演するほか、海外公演にも積極的に参加している。1997年京都府文化賞奨励賞、2003年京都市芸術新人賞、2003年文化庁芸術祭新人賞、2007年日本伝統文化振興財団賞、2015年、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。国民文化祭・京都2011(京都国文祭)総合開・閉会式舞台プロデューサーを務めた。
2011年(平成23年)1月に十世片山九郎右衛門を襲名した[1](3月19日襲名記念公演)。
祖母に京舞井上流四世井上八千代。姉に五世井上八千代。叔父にシテ方観世流能楽師片山慶次郎、杉浦元三郎。