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炎天寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
炎天寺
所在地 東京都足立区六月3-13-20
位置 北緯35度47分13.9秒 東経139度47分28.2秒 / 北緯35.787194度 東経139.791167度 / 35.787194; 139.791167 (炎天寺)座標: 北緯35度47分13.9秒 東経139度47分28.2秒 / 北緯35.787194度 東経139.791167度 / 35.787194; 139.791167 (炎天寺)
山号 幡勝山[1]
院号 成就院[1]
宗旨 新義真言宗[1]
宗派 真言宗豊山派
本尊 阿弥陀如来[1]
創建年 天喜年間(1053年1058年
開基 源頼義源義家
別称 俳句寺、蛙のお寺
公式サイト 炎天寺公式ホームページ
法人番号 5011805000088 ウィキデータを編集
炎天寺の位置(東京都区部内)
炎天寺
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炎天寺(えんてんじ)は、東京都足立区にある真言宗豊山派寺院。新四国四箇領八十八箇所霊場第88番札所[2]

概要

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天喜年間(1053年 - 1058年)に開山した。

前九年の役出征のために当地を通りかかった源頼義義家父子の軍勢が賊に遭遇して苦戦した際、八幡神に戦勝を祈願して勝利を得ることができた[3]。そこで、旧暦6月の出来事だったことから村名を「六月村」、源氏の旗()がったことから山号を「幡勝山」、祈願が成就したことから院号を「成就院」、炎天続きだったことから寺名を「炎天寺」とした[4]

また、八幡神を祀るために当寺の隣りに六月八幡神社を創建し、その別当寺となっていた[3]。そういう経緯もあって寺と神社を分ける塀は途中で切れており、事実上境内が一体化している。

小林一茶との縁

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当寺は「俳句寺」「蛙のお寺」として知られる。江戸時代俳人小林一茶は、江戸に住んでいた時に当寺をたびたび訪れており、一茶の俳句として有名な

やせ蛙まけるな一茶これにあり

もここで詠まれている。そういう縁により、毎年11月に「一茶まつり」を挙行し、一茶の法要や俳句の優秀作品の表彰を行っている[3]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 六月村.
  2. ^ 新四国四箇領八十八箇所霊場札所一覧”. 三郷市. 2021年12月23日閲覧。
  3. ^ a b c 足立史談会 編『足立区史跡散歩 (東京史跡ガイド21)』学生社、1992年、101-103p
  4. ^ 炎天寺の縁起 炎天寺

参考文献

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  • 足立史談会 編『足立区史跡散歩 (東京史跡ガイド21)』学生社、1992年
  • 「六月村 八幡社 別当炎天寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ137足立郡ノ3、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/50 

関連項目

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外部リンク

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