澁木克栄
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澁木 克栄(しぶき かつえい、1953年4月10日 - )は、日本の医学者・神経科学者・臨床脳生理学者。新潟大学脳研究所名誉教授。医学博士(東京大学)。
人物
[編集]新潟県燕市(旧西蒲原郡吉田町)出身。新潟県立三条高等学校、東京大学医学部卒業。1993年2月、新潟大学脳研究所教授に就任。内因性蛍光による脳機能のイメージングに関する研究に取り組んだ。新潟日報賞(学術部門)受賞。2019年4月より柏崎総合医療センター勤務。2021年4月より精神科専攻医(新潟大学精神科専門研修プログラム)。
略歴
[編集]- 新潟県立三条高等学校卒業。
- 東京大学医学部医学科卒業。
- 自治医科大学助手。
- 自治医科大学講師。
- 新潟大学脳研究所教授。
- 柏崎総合医療センター検査部長。
- 1983年東京大学 医学博士 論文は 「Supraoptic neurosecretory cell : synaptic inputs from the nucleus accumbens in the rat(視索上核神経内分泌細胞 : ラット側坐核由来のシナプス入力)」[1]。
主要な論文
[編集]- 「Endogenous nitric oxide release required for long-term synaptic depression in the cerebellum(小脳長期抑圧に必要な内因性一酸化窒素放出)」(Shibuki and Okada, 1991年, DOI: 10.1038/349326a0)
- 「Dynamic imaging of somatosensory cortical activity in the rat visualized by flavoprotein autofluorescence(フラビン蛋白自家蛍光によるラット体性感覚野の活動イメージング)」(Shibuki et al., 2003年, DOI: 10.1113/jphysiol.2003.040709)
- 「Rapid recovery from cortical blindness caused by an old cerebral infarction(陳旧性脳梗塞に由来する皮質盲の急速回復例)」(Shibuki et al., 2020年, DOI: 10.3389/fneur.2020.00069)
- 「Visual field test with gaze check tasks: application in a homonymous hemianopic patient unaware of the visual defects(視線チェック課題付きの視野機能検査の開発:視野欠損を自覚しない同名半盲症例への適用)」(Shibuki et al., 2021年, DOI: 10.3389/fneur.2021.682761)
脚注
[編集]- ^ 博士論文書誌データベース